薬草を通して知るチベット ウスユキソウ (チベット名:タワ) ステレラの仲間 (チベット名:レチャクパ) ツリガネニンジンの仲間 (チベット名:ルドゥ・ドジェ) センニンソウの仲間 (チベット名:イーモン) ヒマラヤの青いケシ (チベット名:ツェルゴン) キク科プリカリア属? (チベット名:ミンチェン・セルポ) ▼ 日本人で唯一のチベット医(アムチ)小川康さんが日本から同行 ▼ 花のベストシーズンに、薬草でもあるヒマラヤの高山植物を観察 ▼ 現在も息づくチベットの伝統医学の本当の姿に触れる ▼ ツアーポイント 青蔵鉄道にも乗車し、ポタラ宮などラサの見所も観光 青海チベット高原・薬草の旅 9日間 7/21(土) 東京・大阪 a 乗継 a 西寧 午前:東京(羽田または成田) ・大阪を出発。中国国内 で乗り継いで、青海省の西寧(約 2,250m)へ。 016 3 7/22(日) 西寧 午前:チベット医科大学 (青海大学蔵医学院) にてチベッ ト医学の基礎について学びます。その後、質疑応答。 午後:チベット医学の歴史を解説し、四部医典タンカ、 チベット医学で用いられる医薬品の原料見本や製造過 程などが展示されているチベット医薬博物館へ。ギネ スブックにも登録された長さ 618m の世界最大(最長) 456 3 のタンカ(仏画)も見学します。 7/23(月) 西寧 h 群加 h 西寧 専用車にて西寧郊外へ。薬草採集場の群加(チョンジャ) 山脈(標高 3,000~4,000m)を散策します。チベット 医学で用いられる薬草を観察し、効用や利用法など解 説を聞きます。植物観察としても楽しめます。夕食は民 家でチベットの伝統料理をいただきます。456 3 7/24(火) 西寧 d 青 蔵 鉄 道 乗 車 午前:小グループに分かれ、チベット医科大学の薬浴 センター、マッサージ、診療所などを見学し、現場の 医師から説明を受けます。 夜:西寧駅から青蔵鉄道に乗車。ラサへ向け出発 456 d します。 (2等寝台=硬臥利用) アムチが語る素顔のチベット アムチとはチベット伝統医学の医師のこと。しかし、 その役割は単に人々の健康を担う 「医師」 であるだけでなく、険しいヒマラヤの山中に分け入り薬草を採取して製薬する「薬剤師」で もあり、祈りを捧げて御加持を込める「僧侶」 、歴史や文学、歌などに精通した「学者」で もあります。日本人で唯一のアムチである小川さんの解説で、チベット医学だけでなくその 背景となるチベットの文化、自然、宗教を総合的に理解することができるでしょう。 「神秘的じゃない」チベット医学に触れる 今回のツアーは、西寧にある青海大学蔵医学院の協力の下、 チベット医学の基礎を学ぶだけでなく、薬草採取、薬浴や 7/25(水) 青 蔵 鉄 道 乗 車 d ラサ 終日:青蔵高原をラサを目指します。雄大な崑崙 山脈、野生動物の宝庫「ココシリ自然保護区」 、道 中の最高地点タングラ峠(5,072m)などを車窓か ら眺めつつチベットの都ラサ (標高約 3,650 m) へ。 夜:到着。 456 3 7/26(木) ラサ 終日:ラサ市内観光。天空の宮殿ポタラ宮(現在、ポタ ラ宮観光には入場に制限があり、観光日が変わる場合 があります) 、ダライ・ラマの夏の離宮ノルブリンカ、チ ベット仏教の総本山ジョカン寺とバルコル(八郭街)を 456 3 訪れます。 7/27(金) ラサ h ガンデン寺 h ラサ ラサ郊外にあるチベット仏教ゲルク派の総本山ガンデ ン寺へ。高山植物の咲き乱れる巡礼路を、チベットの 医薬品の原料になる薬草など観察をしながらゆっくりと 歩きます。 (昼食はお弁当になります) マッサージなど臨床の現場も見学し、現場の医師との意見 交流も行います。日本ではチベット医学の神秘的な面にば かり注目が集まりがちですが、人間と自然に真摯に向き合う、 仏教の精神に基づいたチベット医学の本当の姿に触れるこ とができるでしょう。 ※ガンデン寺の巡礼路でのフラワートレッキングは P 4 参照 午後:ラサ郊外の民家に立ち寄って、ラサ市内へ戻り 456 3 ます。 チベット医学の治療法 アムチと行く チベット高原薬草の旅 ポタラ宮の壁から生えている名もない草、ガンデン寺巡礼道の脇にたたずむ青いケシ、 壁画に描かれている赤い蓮、アムド高原の民家の庭先に咲くベンケイソウ、ラサの街角 で並べられている色々な生薬、病院で処方される薬の懐かしい香り、香炉で焚かれるヒ マラヤツツジの白い煙。美味しいチベット料理に添えられた薬味。今回のツアーの主役は、 そんな素敵なチベットの脇役たちです。アムド高原から青蔵鉄道に乗ってラサへ。草花 や人々と触れ合いながらチベットをのんびり満喫しましょう。 小川 康(おがわ・やすし) 「小諸チベット医学・薬草研修センター」主宰。東北大学薬学部卒、 薬剤師。元長野県自然観察インストラクター。1999 年1月よりインド・ ダラムサラに滞在。2001 年5月、メンツィカン(チベット医学暦法学 大学)にチベット圏以外の外国人としては初めて合格し、 2007 年卒業。 チベット医(アムチ)となる。チベットの歌や踊りにも造詣が深い。 著書: 『僕は日本でたったひとりのチベット医になった』 (径書房) 風カルチャークラブ アムチ・小川 康 同行 国内講座にて「My 薬草茶」講座(4・6 月開講)を担当。 詳しくはお問い合わせください。 3 7/28(土) ラサ a 北京 ご出発までフリータイム。 午後:空路、国内線で成都経由で北京へ。 451 深夜:北京到着後ホテルへ。 3 7/29(日) 北京 a 東京・大阪 午前:空路、帰国の途へ。 午後:東京(羽田または成田) 、大阪(関西)到着。 410 ご旅行代金 7月21日(土)発 東京・大阪発 378,000 円 ■最少催行人員:8名 ■一人部屋追加代金:38,000 円 ■添乗員:同行なし。現地係員がご案内。 (但し 12 名以上の場合は同行) ■ 燃油付加運賃:国際線 9,000 円/中国国内線 150 元×2回 (約 3,990 円) (2012 年5月1日時点)
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