世界でも珍しいハローキティーのスイーツカフェ 特別ハローキティが好き!という訳ではないし、どちらかというとスヌーピーが好き! で、小さい頃からスヌーピーのぬいぐるみに洋服なんぞを着せて自分の部屋に座らせてい たし、20 歳も過ぎたある歳の誕生日に何がほしい?と聞かれて迷わず“スヌーピーのぬい ぐるみ。一番大きなヤツ!!”を所望したほどで、キャラクターグッズの中ではずっと浮 気をせずにスヌーピーを愛し続けている。でも、キティちゃんも可愛いヤツだ、と思って いる・・・・。 何でウダウダ言い訳めいた前置きを並べてるんだか?本人もよくわからないのだが、な んか・・・、なんかオバサンが“うわぁ~ハローキティ・・・!”などと口走ると、“可愛 い子ぶるなよ~。キモワリィ~”ってどつかれそうで・・・っていうのが本音だろうか?! アッハッハぁ^^ でも、女性は元来、可愛いものが好きなんだと私は思う。しかも、いくつになっても、 そういう純真な部分は失わなくてもいいんだ、なんて勝手なことを考えている^^;。 今年の1月に台北に世界でも珍しいハローキティをテーマにしたスイーツカフェがお目 見えした。開店当初からずっと気にはなっていたのだが、なかなか行く機会がなかった。 そんな折り、女 3 人でお茶することになり、オッ! チャンス到来!とばかりに、でもちょっとオドオド と、私は“ねぇ~ハローキティの店に行く???”。 一笑に付されて即却下かと思いきや、 “私も行ってみ たかったのぉ~”と二十代の語学留学生。 “行こ!行 こ!!”とやたら乗り気な30代の台湾のご主人を 持つ人妻。人気の店で並ぶらしい、という前情報に 一瞬くじけそうになったが、とりあえずは行ってみ ることに。 台北市内の賑やかな一画、そごうデパートの近く。遠くからでもキティちゃんの顔看板 が見える。表のショーウィンドーにはキティちゃんのぬいぐるみが飾られており、店内は ピンクを基調とした噂どおりの可愛い子ぶりっ子の店で、それが妙にうれしかった。イン テリアから食器まで全てキティ、キティ、キティ。まつ毛の付いた目とハートの入ったリ ボンのキティちゃんの顔はサンリオがこの店のためにオリジナルデザインしたものだとか。 バナナ入りティラミス、イチゴとリンゴが詰まったミルフィーユ、ピラミッド型ホワイ トチョコレートの白い恋人・・・など、フランス料理のように綺麗に、もちろんキティち ゃん付きでお皿に盛り付けられたスイーツの数々はおいしさもさることながら見てるだけ で楽しい。中でもキティちゃんの顔をそのまんまケーキにしたこの店自慢のスイーツはチ ョコレート、イチゴ、ヤクルトの 3 種類の味。食べるのがもったいないくらい可愛い姿に 仕上がっている。 やはり女性客が圧倒的に多いものの、小さな子供連れの家族や恋人らしきカップルも。 キティファンなら絶対!、そうでなくても老若男女を問わず立ち寄ってみて満足いただけ ると思うが、いかが? ファンタジーランドに迷い込んだような夢の空間で甘いスイーツ、 お腹も心も癒される『Hello Kitty Sweets』。あの日、私たち 3 人、写真撮りまくりで、お もいっきりはしゃいじゃったぁ~! あぁ~楽しかったぁ~~~!!(^0^) 掲載時間 : 2008 年 6 月 作者プロフィール 林 華美(ハヤシ カミ) O型・山羊座 父は台湾人、母は日本人。日本生まれの日本育ち。 恵泉女学園(現・恵泉大学)英文課を卒業後、雑誌編集や新聞記者を勤める。 現在、フリーエッセイスト。 10年前から台湾・台北在住。
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