月刊 お母さん業界新聞横須賀版 2月号 VOL..14 (2013年2月1日発行) 発行:お母さん大学横須賀支部 横須賀版編集長=田中清美 デザイン=鈴木真紀 編集・印刷=横須賀YMCA 部数=1500部 [email protected] 息子が幼稚園の頃、クラスに発達の遅れがあるお友達がいました。そのお母さん は「迷惑をお掛けすることがあると思いますが・・・」と言われましたが、子どもたちは、 みんながそのお友達を助け、見守り、お互いにいい刺激と影響を受けることができ ました。また、あるお母さんは「子どもが自閉症で手助けすることが多いのですが、 出来ることが一つずつ増えていくことが感動で、その感動を味わうたび得をしたよう に思います。でも、外に出ると、静かにできなかったり手がかかるので迷惑に思わ れたりして・・・もう尐し温かい目で見ていただければありがたいのだけれど」と話し てくださいました。 お母さんにとって、子どもに障がいがあってもなくても、子どもはかけがえのない 宝物という想いはみんな同じです。悩みや心配はそれぞれあるけれど、尐しでも理 解でき、お母さん同士気持ちが通じ合える、そんな社会になればいいなと思ってい ます。 今回から6回シリーズで、横須賀YMCAの協力のもと、障がいについて掲載します。 生活の中で尐し気に留めていただけるような内容にしていきますので、皆さんも ちょっと考えてみませんか。 (田中清美) 発達障がいってなあに? ~発達障がい児支援プログラム「YMCAトライアングルクラス」から~ 「・・・みほリーダーにまたお目にかかりたいです。どうぞお元気で。」成人の日にお 祝いのメールを送ったところ、卒業生から返事が届きました。彼女がクラスに入会 してきたのは小学校3年生の時のこと。国語はよく出来るのに算数は苦手。友だち に「イヤ」と言えず、我慢をしてしまうことも多く、苦しい学校生活を送っていました。 トライアングルクラスでは、苦手な算数も出来るところからスタートし「できる!」 「わかる!」気持ちを大切にしながら指導を進めていきました。ソーシャルスキルト レーニングの時間には、指導者の助けを受けながら、自分の気持ちを適切に伝え る練習をしていきました。それから10年。高校卒業の頃には、自分の特徴を理解 し、友だちを大切にしながらもしっかりと自分の気持ちを伝えることのできる女性に 成長し、クラスを卒業していきました。トライアングルクラスは彼女のような子ども たちを応援するためのクラスです。 YMCAトライアングルクラス 主任指導者(特別支援教育士 田沼) めざせ!! 世代がつながるまち 横須賀 「私の子育て・孫育て」 竹内英雄さん(粟田在住 83歳) 長女は、北海道千歳市で産まれた。元気な産声を聞くと、「この子 のために・・・」との想いと共に、外は零下10度なのに体が内から熱く なった。夜泣きが始まったと思ったら、何をしても泣き止まない赤子を 抱いた妻が、一緒になって泣いているのに驚いた。幸い、妻の実家 が近かったので、妻の母に助けられた。次女は、札幌で産まれたが、 隣家の奥さんが長女の面倒を見てくれたので助かった。 長女の第一子は横浜で産まれたので、妻は孫第一とばかり張り 切った。第二子は米国で産まれたが、婿の上司や同僚の奥さんたち に世話になった。第三子は、私が定年になっていたので、妻と共に渡 米して世話をした。 出産だけでも多くの人の助けが必要なのに、新聞によれば、相談 相手がいない・子どもを預かってもらえるところがない・・・ との声が寄せられている。 これこそ地域の出番。私も老骨を鞭打って、 お役に立ちたいと考えています。 「一年生になった~ら~」 もっと子どもの力を信じよう!「お手伝いのススメ」 自転車の後部座席で娘が歌う。卒園まであと尐し。 早春の暖かい日曜日。 娘は3ヶ月頃から自転車に乗っていた。 私の背中におぶわれて。後部座席は長男の指定席。 娘がお座りできるようになると、「待ってました!」とばかりハンドルの間 に前座席を取り付けた。一番先頭の娘は誇らしげだった。 がに股でガシガシ漕ぐ。 ママチャリ号はちょっと遠くても行けるところはどこでも行った。 前と後ろに子ども達の声を響かせて。 長男が卒園し、前部座席を外した。娘の指定席は後部座席に変わった。 三人乗りが二人になった。 そうして・・・ 一体どれくらいの時を過ごしただろうか。 雨の日も風の日も暑い日も、園行事の時も。 行き帰りの自転車で話をしたり、歌を歌ったり、 時には叱ったり。 娘も、もうすぐ後部座席からいなくなる。 幼稚園と一緒にママチャリ号を卒業する。 それは本当に寂しいのだけれど・・・ はるか 心からおめでとう。 (中川 悠) 私も含めて、今のお母さんは子どもができることもやっちゃってませんか? 要するに「過保護」的な・・・ 普段やっていることより、ちょっと難しい事でも、「自分でやらなきゃと思う」と、で きちゃうんですよね、子どもって。勉強とかではなくて、生活のことです。 とかく。親としては勉強ができるに越したことはないけれど、私としては、子どもに はもっと生きる力をつけてほしいと思い、我が家では「お手伝い」を重視しています。 朝のゴミだし、風呂掃除、洗濯を干したり取り入れてたたんで引き出しにしまったり、 ご飯の用意(調理やお皿を出すなど)その他、気がついたときには子どもにやって もらいます。 私が子どもの頃は、どこの子もお手伝いは当たり前にしていました。私も、小学 校高学年では、夕御飯のしたくをすることもあったり、洗濯は二層式の洗濯機で洗 うところからやってました。 今、子どものお友達で家のお手伝いをしている子はほとんどいないようです。 先日、小5の娘の個人面談で「よくお手伝いをしてくれるので助かっています。」と 先生に言うと、びっくりされました。そして、授業中、お手伝いの話をされ娘は恥ず かしかったそうです。 私は、お手伝いをすることは、ただ、お母さんを助けるだけではなくて、家族の一 員である証だと思います。「家族のために、何か出来ることをやる」それは、子ども でも出来ること。そして、家族の役に立っていること。お手伝いには、たくさんの学 びがあります。 大人の自分がやればサッサと出来てしまうことも、やっぱり子どもがやると段取 りが悪く、遅かったり失敗したり・・・でも最初からサッサと出来たら、ある意味怖い です!親として、見守って手を出さないことも必要で、なかなか見てはいられませ んが、そこは心を鬼にして見守っていきたいと思います。過保護になりすぎないよ う、子どもの力を信じ、子どもにはお手伝いをさせましょう! (田中清美) 「ままこみゅ」開催予定日(奇数月第3木曜日) 「ままこみゅ」開催のお知らせ 今年度は、もう尐し充実した新聞を作っていくために、お母さん達の 座談会「ままこみゅ」を、定期的に開催したいと考えています。 普段思っていること、こんなことやってみたいとか、困っていること や悩んでいること・・・などなど。 みんなで楽しく話せば、いろんな発見やアイデアが見つかるはず♡ そして、一緒に横須賀ママライフを満喫しましょう!! ・3月14日(木)10時~ ・5月16日(木)10時~ ・7月18日(木)10時~ ・9月19日(木)10時~ ・11月21日(木)10時~ ・1月16日(木)10時~ ・3月20日(木)10時~ 場所は横須賀市青尐年会館を予 定しています。都合により変更する 場合は、この新聞でお知らせします。 横須賀市青尐年会館 横須賀市深田台37 Tel:823-7630 横須賀中央駅下車徒歩5分 一緒に「お母さん業界新聞横須賀版」をつくりませんか! 横須賀をお母さんの百万母力で盛り上げましょう! お気軽に声をかけてください。 ( Tel:090-6162-3754/E-mail:[email protected] 田中清美) 知って得する!衣類のお手入れ方法 &折り紙でひな人形作り 衣類のお手入れで、困ったことはありませんか? カンタン、知って得する、衣類のお手入れ方法を学びます。 後半は、折り紙でひな人形を作ります。 日時:2月19日(火)10時30分~12時(10時15分受付開始) 場所:横須賀市青尐年会館3階会議室 キッズコーディネーション体験会 キッズコーディネーションとは、様々な動きを通して、運動 経験を積むトレーニングの事です。人の運動神経は、4~5 歳までに80%、6歳までに90%確立されます。その時期に 鬼ごっこやボール運動、なわとびなどバリエーション豊かに 楽しく身体を動かし、状況を目や耳など五感で察知し、瞬時 に判断し、身体を動かせる能力をさらにみがいていくクラス です。 【日程】①2/7・14・21(木) ②2/28・3/7・14(木) 【対象】年尐~年長 【費用】3,150円(税込)/3回 「すかりぶ」news!! すかりぶ、使ってる?? すかりぶサービス協賛店増加中です! “すかりぶ”は、会員登録すると、市内の協賛店でイベントや割引など嬉しいサー ビスが使える横須賀独自の仕組み♪これを使わない手はないですよね!こだわ りの珈琲屋さんや、天然酵母の手作りパン屋さん、地場野菜が美味しい話題のカ フェなど、ファミリーに嬉しい市内のお店が、続々とすかりぶサービス協賛店に仲 間入り!すかりぶHPを見れば、家族で行きたくなるお店が、きっとみつかりますよ! また、子どもとイベントに参加してみたいというママは、イベント募集情報が毎週 届くメルマガか、イベント情報を中心にお知らせするフェイスブックページがおスス メです。 ♪2月~3月の主なイベントはこちら♪ ○2/26 珈琲職人が教える珈琲を美味しく淹れる方法 自家焙煎豆を販売するこだわりの珈琲職人が、お家で美味しい コーヒーを楽しむためのとっておきの方法を教えます! おススメコーヒーの試飲や、手作りケーキを味わいながら、 こだわりの時間を過ごしませんか? ○3/27横須賀モアーズシティ・エスパティオ「お魚さばき方教室」 昨年より毎月開催し、大好評の教室! 鮮魚売り場のプロが、旬の魚の上手なさばき方をレクチャー。 さらに、さばいた魚はお土産としてお持ち帰り。参加費は無料で、 とってもオトクです。 ○3/30「ファミリーで楽しむ親子アトリエ」 お申し込み・お問い合わせTel 046-834-5811(横須賀YMCA) 公益財団法人横浜YMCAでは、神奈川県子ども・子育て支援推進 条例に基づき、かながわ子育て応援団の認証を受けています。 1月8日に開催し好評だった、子育てママ支援サークル“ハッピー・ママ プロジェクト”によるアート企画。広いお部屋で粘土・絵具・ぬりえ・工作 なんでもやり放題!のびのびと家族でアートを楽しみます。 詳しくは、 すかりぶHPを ご覧ください♪ PCやスマートフォン、携帯電話から 「すかりぶホームページ」にアクセス! 右のQRコードをご利用ください。 「すかりぶ」ホームページに「お母さん業界新聞横須賀版」が掲載されています!! 「すかりぶ」で “ママ友ベビ友を作ろう 子育てコミュニティ” をクリック! 編集後記 最近、よく「これってどういう意味?」と子どもが聞い てきます。大人には意味がわかっていても、子どもが わかるようにに説明するのはとても難しいですね! そんな時は「辞書を引きなさい」と言ってごまかしてしまうのですが・・・ 今日は「内出血ってなぁに?」と聞かれました。 ちょっと冗談で「内緒のおケツ(お尻)があるんじゃない?ナイショッケツって。」 と私が言うと、夫ものってきて「青くなったところにおケツができるんだ」と・・・ 一同、大爆笑!!そのあと息子は国語辞典で調べていました。 たまにはこんな答え方も悪くないかも! (田中清美)
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