名 倫理学とは何かB

講義コード
科
目
名
履修前提条件
備
考
授業の目的
到 達 目 標
授業外学修
授 業 計 画
成績評価の方法
教
科
書
指 定 図 書
参
考
書
1B512030
授業形態
倫理学とは何かB
講義
事前登録の有無
担 当 教 員 開 講 期 木村 史人
第1期
本講義では、これまでの倫理学思想を理解することを第一の目的とする。さらに、学んだことを用いて、実際の具体的な問
題について考えることができるようになることを、第二の目的とする。
①これまでの倫理学思想を理解し、自分の言葉で説明することができる。
②①で学んだことを実際の問題に応用することができる。
指定図書にあげた書籍を熟読し、各回の授業内容の予習、復習をすること。レポート作成と合わせて、授業外に計60時間の
学修を行うこと。
ン授業では、批判的な思考力を育成するために、教師による講義と、学習者同士の共同学習(ピア・ラーニング)を併用する
(詳しくは、初回の講義で説明する)。
ン
【第 1 回】授業の予定、進め方。良い授業、悪い授業とは何か?
【第 2 回】正しさとは何か? 正しい行為と悪い(間違った)行為を区別するものは何だろうか?
【第 3 回】功利主義① 功利主義を考える
【第 4 回】功利主義② 利益とは何で、どのように計算すればいいのだろうか?
【第 5 回】功利主義③ 全体の利益のために、個人を犠牲にすることは許されるのか?
【第 6 回】義務論① やはり全体のために個人を犠牲にしてはいけないのではないか?
【第 7 回】義務論② そもそも我々は自由であるのか?
【第 8 回】義務論③ ついてもいい嘘はあるのか?
【第 9 回】正義論① ロールズの「無知のベール」を考える
【第10回】正義論② 公平なルールを取り決めることはどのようにして可能か?
【第11回】正義論③ 公平性という正義はそもそも正しいのか?
【第12回】コミュニタリアニズム① ロールズの「負荷なき私」は虚構ではないか?
【第13回】コミュニタリアニズム② 文化や歴史を背負った私
【第14回】コミュニタリアニズム③ コミュニタリアニズムは相対主義に陥るのではないか?
【第15回】授業の振り返り。正しさとは何か?(再考)
学期末試験(50%)、授業内での提出物(40%)、授業への参加姿勢(10%)で、授業内容の理解度およびそれを応用する思
考力の評価する。
『倫理学案内 : 理論と課題』小松光彦,樽井正義,谷寿美編(慶應義塾大学出版会)2006、『これからの「正義」の話をしよ
う : いまを生き延びるための哲学』マイケル・サンデル著 ; 鬼澤忍訳(早川書房)2011
授業では、毎回プリントを配布する予定であるため、特定の教科書を使用することはない。また、授業では、ただ教師の講
教員からの
義を聞くというだけではなく、そこで理解したことを生かし、学習者同士の協同学習(ピア・ラーニング)を行う。そのた
お 知 ら せ
め、積極的に授業に参加してほしい。
そ
の
他