頂門の一針 - Melma!

2015/04/12発行
頂門の一針
□■■□──────────────────────────□■■□ わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」3627号
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2015(平成27)年4月12日(日)
教科書は日教組の機関紙ではない:阿比留瑠比
桜に静謐を感じる春のひととき:櫻井よしこ
引き揚げざるをえない「セウォル号」:黒田勝弘
私の「身辺雑記」(209):平井修一
一 ものは言い様(よう):渡部亮次郎
話 の 福 袋
読 者 の 声
身 辺 雑 記
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第3627号
発行周期 不定期(原則日曜日発行)
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教科書は日教組の機関紙ではない
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阿比留 瑠比
朝日新聞の7日付社説「教科書はだれのものか」を一読、「よく言うよ」
とあきれた。社説の書き出しはこうである。
「教科書は、国の広報誌であってはならない」
朝日は、来春から使用される中学校教科書の新検定基準で、近現代史に関
して通説的見解がない事項の記述にはその旨を明記することや、政府見解
を尊重する記述が求められるようになったことがお気に召さないらしい。
これまで教科書は、現場の教員が主に務める「調査員」が実質的に採択の
方向性を決めてきた。そのため、教科書記述は声の大きな日教組教員らが
好む左がかった内容となりがちだった。
だが、朝日はそうした教科書採択の実態、問題点には目をつむり、決して
「教科書は、日教組の機関紙であってはならない」とは書かなかったでは
ないか。
また、朝日は竹島(島根県隠岐の島町)や尖閣諸島(沖縄県石垣市)など
の記述で、政府見解が反映されたのも納得できなかったようだ。社説で
は、「相手国の主張や根拠まで扱った本はほとんどない」「これでは、な
ぜ争っているか生徒にはわからない」などと批判している。
とはいえ、相手国の主張を取り入れるとはどういうことか。広島県教組と
韓国の全国教職員労組大邱支部が共同執筆した日韓共通歴史教材(平成
25年3月刊行)は、例えば慰安婦問題についてこう書いている。
「日本軍は朝鮮の女性たちを日本軍『慰安婦』として戦場に連れていき、
性奴隷としての生活を強要しました」「その対象となったのはほとんどが
十代の若い女性たちで、中には11歳の少女もいました」
朝日は、こんな事実無根の話でも、相手国の主張ならば教科書に載せるべ
きだというのだろうか。教科書は日本の将来を担う子供たちのものであ
り、日教組や韓国のものではない。
朝日は相変わらずだなと思っていたら、同日の民主党の細野豪志政調会長
の記者会見にさらにあきれ返った。細野氏は自ら今回の教科書検定につい
て切り出し、こう述べたのだ。
「教科書が政府広報のようになるのであれば、非常に大きな違和感を覚える」
どこかの新聞の社説で読んだようなセリフである。細野氏は「教科書記述
の内容がかなり狭まったという印象を受ける」とも指摘したが、記者側か
らの「具体的にどの部分か」という当たり前の質問には答えられず、こう
繰り返した。
「報道などを通じて接している情報に限定されるので、個別のことについ
て申し上げる状況ではない」
「それは教科書をしっかり全部読んだ上で言うべき話だろうから、報道で
私が把握している情報の中で申し上げることじゃない」
だとすると細野氏は、一体何を根拠に「政府広報」だの「記述の内容が狭
まった」というのだろう。細野氏はその一方で、教科書に領土に関する記
述が増えた点については、次のように逆に評価してみせた。
「日本がしっかり正当性を主張することは非常に重要だ。国民的な理解は
必須だ。これまでの教育で、きちんと教えてこなかったことは問題だと
思っている」
それならば、新検定基準を何のためにことさら批判したのか。まさか当日
朝に読んだ新聞の論調に引きずられ、安倍政権批判の材料になると安易に
飛びついたなどということはないだろうが。(政治部編集委員)
産経ニュース【阿比留瑠比の極言御免】2015.4.9
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桜に静謐を感じる春のひととき
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櫻井よしこ
その光景にしばし私は見とれてしまった。不思議な光景だった。庭の桜の
木から、ハラハラ、ハラハラと花びらが舞い落ちてくる。風もない凪の中
で、ただ花びらだけが散り続ける。四方に広がる枝々から、静かに散り続
ける。まるで優しい雨のように、舞い落ち続ける。
その様子はあたかも桜の木に意思があって、今がその時と、時刻を決め
て、一斉に花びらを散らし始めたかのようだった。
私は秘書たちと打ち合わせをしていたのだが、桜の様子に気付いて、皆一
斉に桜の静かな舞いに、しばし息をのんだ。全ての世の中の喧騒を消し去
るかのような、静謐で不思議で美しい風景だった。
自分の能力を超える仕事を抱え、幾つものことを同時進行で考え、何とか
こなしていこうとしている忙しさの中で、音もなく、ただ散り続ける桜の
花の姿は、私の心を深い芯のところで落ち着かせてくれた。
ハラハラと舞い落ちる桜の姿はしっかりと生き、生き続けることによって
存在の意味を生み出す営みなのだと、私は思い知らされた。そんな私の思
いを知ってか知らずか、1本の桜の木にこれほどの花びらがあったのかと
思うほど、桜は長い時間、花びらを散らし続けた。
私の脳裏にもう1つの場面が浮かんでくる。椎の大木の落ち葉である。近
所の神社さまの境内には何本もの椎の大木があり、広く枝を張っている。
常緑樹の椎の木は、夏には涼しい日陰をつくり、境内の気温を街中のそれ
より2∼3度は下げてくれている。秋にはたくさんの実を付けて、その実が
熟れるころ、地面いっぱいに落ちてくる。
私は椎の実を両掌いっぱいに拾ってきては、旧式の金網で作ったいり器で
いって、おやつにする。そんなとき、子供のころに歌った懐かしい歌、
「ぼくらは椎の実、まぁるい椎の実、お池に落ちて泳ごうよ、お手てに落
ちて逃げようよ……」などという歌を自然に歌っている自分に気が付く。
初夏のころだっただろうか、その椎の木が突然、ハラハラ、ハラハラと葉
を落とし始めたのだ。桜の花びらと比べれば、椎の葉はよほど重くて堅
い。従って、椎の葉は散るとき、カサカサ、パラパラというかすかな音を
立てる。
最初に私の注意を引いたのは、このかすかな音だった。つられて周囲を眺
めてみたら、あちらの枝からもこちらの枝からも、葉が一斉に散り続けて
いたのだ。
私はなぜか感動した。常緑樹が常緑であり続けるために、古い葉を落とし
新しい若緑の葉と交代しようとしているのだ。去年の葉は、1年間、太陽
の光を吸収し、養分を木に与え、実を実らせ、今その役割を終えて次の世
代の葉に居場所を譲ろうとしている。1つの役割が果たされたことを葉も
幹も知っていて、一斉に、葉は枝から離れ、枝は葉を散らしているのだ。
自然の営みの賢さが、カサカサ、パラパラという素朴な音楽となって伝
わってきた瞬間だった。
東京の真ん中に住んでいても、このかいわいにはたくさんの自然が残って
いる。先日のことだった。わが家の庭に白い大きな鳥が舞い降りた。机に
向かっていた私は白い影を視覚の隅に捉えて庭に目を転じた。するとそこ
には長い首を真っすぐ天に向けて立つ白い鳥がいたのだ。くちばしまで背
丈は1メートルもあるだろうか。真っすぐ天に向けたくちばしの色は黄色
く、先端がしゃもじのように幅広になっていた。
鳥類図鑑で調べると、ヘラサギの特徴とピッタリ合う。だが、ヘラサギは
かつて、冬の間、日本に飛来したが、近年はまれだと解説されている。あ
の鳥がヘラサギだと仮定して、珍しい来訪者は私がとっさに、池で泳ぎ始
めたメダカのことを心配したのを察知したのか、すぐに飛んでいってし
まった。
『週刊ダイヤモンド』 2015年4月11日号
新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1079
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引き揚げざるをえない「セウォル号」
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黒田 勝弘
国際的な大型海難事故となった「セウォル号沈没事故」から16日で1年
になる。懸案だった犠牲者への補償問題もかなりの金額が発表されたが、
遺族・支援団体は真相究明などを叫んでまだデモをしている。
不思議なのは真相究明のための特別法ができ、あらためて特別調査委員会
が調査をするというのだ。すでに責任を問われた船主や船長、行政の担当
者などは早々と起訴され、有罪の1審判決まで出ている。裁判は真相究明
をして判決を出したのではなかったのか。
順序が逆な感じでおかしい。野党や反政府勢力が政権揺さぶりに事故を利
用しているのだが、みんなで裁判は信用できないといっているみたいで、
司法もバカにされたものだ。
一方、事故から1年を前に船体の引き揚げが話題になっている。政府は引
き揚げの方針で100億円近い費用がかかるというが、朴槿恵(パク・ク
ネ)政権批判という 政治的後遺症 を解消するには、事態幕引きのシンボ
ルとして無理してでも引き揚げにOKせざるをえない。
ところで引き揚げには世界トップのサルベージ技術を持つ近くの日本企業
は外し高い費用がかかる遠くの欧米企業に協力を頼むとか。理由は国民感
情を考慮した結果という。後で後悔しないよう、ちゃんと引き揚げても
らってください。(在ソウル)
産経ニュース【外信コラム】2015.4.11
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私の「身辺雑記」(209)
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平井 修一
■4月9日(木)。朝は室温12.5度、快晴、フル散歩。昨日からずいぶん冷
え込んでおり、耳をおおう帽子と手袋で出掛けた。今日は日射しが強いの
で暖かくなりそうだが、早朝はエアコンだけでは足りずに石油ストーブも
つけた。
桜は9分落ち。新緑と混ぜご飯状態だが、それなりに春の味わいはある。
大型犬のラブラトールレトリバーを連れている青年とはほぼ毎朝すれ違う
が、この犬はしつけができていずに犬や人に襲いかかる(じゃれているつ
もりだろうが)。この乱暴振りは習近平みたいだ(被害妄想、自己肥大、
誇大妄想で世界の皇帝を目指しているつもりだろうが)。「何歳?」と聞
いたら「4歳」。「元気だねー」
1歳くらいかと思っていたが、4歳(人間なら30歳前後)で暴れん坊ではか
なり問題児だ。この青年も表情に険がある。世の中に敵意を抱いているよ
うな感じ。浪人か引き籠もりかも知れない。すねもの? いじけ? 心的
外傷後ストレス障害(PTSD)か、何かトラウマがあるのか。20歳前のよう
だが、前途多難だろう。若いころの小生に似ているよな・・・
トラウマと言えば、真夜中に目覚めてもころばないように豆電球を点けた
まま眠ることがあるが、千葉刑務所の独居房を思い出して実に厭な気持ち
になる。
刑務所の一番厭なところはプライバシーがないことで、常に監視されてい
る。夜も豆電球が点いている。当たり前と言えば当たり前だが、ふと覗き
窓を見たら看守と目があったりしてうんざりさせられる。排便もオ○ニー
も見られている。
週に1回、狭い三角形の運動場に出されるが、看守の目の届かない隅っこ
にいると必ず看守が来て、「おい、3202番、そんなところに隠れるな」と
警告される。黙秘していたから小生は「3202番」と呼ばれていた。
運動場で唯一の楽しみはガラス片や釘を拾ったり、板塀から釘を抜くこと
だった。それを髪の毛の中とかパンツの中に隠して独居房に持ち込む。そ
して壁に「空港粉砕!」などと刻むのだ。
道浦母都子の歌にもあったっけ。
爪立てて「同士よ黙秘を」と 刻みきし わが房の壁 今宵誰が見む
皆似たようなことをしていたのだろうが、爪では絶対無理、釘かガラス片
が必要だ。この歌は母都子のただの創作だ。
炎上げ 舞い落ちる赤旗に わが青春の 落日を見る
そんなシーンは見たこともない。放水されて水浸しの赤旗が燃えるはずも
ない。習近平、愛妾クネ並の妄想だ。ろくでもない全共闘世代。
「イワン・デニーソヴィチの一日」には、主人公(通称シューホフ、ソル
ジェニーツィンの分身だろう)が建築現場でノコギリの破片を拾い、収容
所に持ち帰るシーンがある。見つかれば重営倉1か月だ。
シューホフはこれでナイフを作り、ハムなどの差し入れを受けたものの切
る術のない仲間に貸して、御礼に食品などを貰うのだが、仲間たちはこの
ノコギリを借りる時、「同志、重営倉を貸してくれ」と言うのだった。
千葉刑務所では毎朝7時に点呼がある。「10舎、点検よーい!」と看守が
第一声を放つ。3、4人の看守が組になって房内を目視点検する。ガチャガ
チャとドアを開け「番号!」、すかさず囚人は「6!」とか威勢よく答
え、看守は「よしっ!」と点検簿に○をつける。バタン、ガチャガチャと
ドアが閉まる。この一連の動きが10回とか20回ほど繰り返される(囚人の
数による)。
10舎には北向きと南向きに独居房が連なっているが、1か月に一度、囚人
は1時間ほど南向きの房に移される。房内の厳重点検のためだ。小生の釘
はしっかり隠してあるからお咎めなし。
それにしても冬場の北向きの房はほとんど冷蔵庫状態で、小生の手足は霜
焼けではれていたが、南向きの房はぽかぽかの春だった。天国と地獄の差
がある。
10舎はほとんどが確信犯の国賊、政治犯、危険人物だから、懲らしめるた
めなのだろう、皆、北向きの房だった。
逮捕されてから3週間は接見禁止で、本もノートもない。読むものは明治
時代に作られた「房内心得」とカレンダーだけ。実に苦痛だった。ボーゼ
ンと1日が終わるのを待つだけ。
小隊長は「俺は瞑想しているから平気だ」と言っていたが、場数を踏むと
いうか、経験を積むとあまり苦にならないのかもしれない。
収監されてよかったのは唯一、読書の習慣が身についたことくらいだ。日
記をつけていたので、ものを書くことを覚え始めたのもこの時期かもしれ
ない。いずれにしても人生を遠回りしてしまった。
保釈後、海外取材の機会の多い会社に就職したため、旅券がどうしても必
要になったのだが、旅券発給を拒否され、仕方なく虚偽申告で何とか手に
入れるという違法に手を染めざるを得ないこともあった。
囚人にはなるものではない。当たり前と言えば当たり前なのだが、さして
苦にしない人もいるから「出戻り」も多い。
法務省によると――
<刑事施設の年末時点の収容人員は、平成18年に昭和31年以降で最多とな
る8万1255人を記録したが、平成19年に減少に転じて以降毎年減少し、25
年末現在は6万2971人(前年比6.0%減)であった。
再犯者率は平成9年から一貫して上昇し続け、25年は46.7%(前年比1.4pt
上昇)であった>
出所しても10年以内に出戻る率(再入率)は、満期釈放の人(程度が悪
い)で60.8%、仮釈放(模範囚)で39.2%もある。懲りない人が多いのだ。
男性受刑者のうち60歳以上は17.0%もいる(65歳以上なら9.3%)。娑婆
に出ても仕事が見つからなければ「3食・医療付き」の刑務所は孤老に
とって魅力的なのかもしれない。刑務所は老人ホーム化しているらしい。
スポニチ2014/6/29から。
<警察署前の掲示板を壊したとして大阪府警浪速署は29日、器物損壊の疑
いで、住所不定、無職の男(70)を逮捕した。
浪速署によると、「刑務所に入りたかった。逮捕してくれてありがとうご
ざいます」と容疑を認めている。
男は逮捕の数時間前、泥酔状態で同署を訪れ「飯を食いたいから逮捕して
くれ」と話していた。署員が帰るよう促すと、玄関付近の路上に座り込ん
でいたという。所持金は約300円だった>
この手の老人は増えていくかもしれない。安楽死を積極的に検討すべきだ。
■4月10日(金)。朝は室温15度、快晴、フル散歩。
夕刊フジ/ZAKZAK4/8が違う視点でインフラ銀行を評している。
<AIIBの設立協定交渉には、英国やドイツなど50超の国・地域が参加の見
通し。「中国の外交的勝利」との短絡的な見方もあるが、実際には「日米
の参加なしでは(資金調達のために発行する債券の格付けが)トリプルA
を取得するのは難しく、資金調達コストが高くなる」(嘉悦大教授の高橋
洋一氏)という欠陥を抱える>
習近平はインチキ銀行に日米がかまないと、それでなくとも低い信用が落
ち、壮大なペテンができなくなる恐れがあるというわけだ。どうするのか
見ものだな。
紅軍が暴れまくるから大東亜は皇軍を待っている。駆逐すべきは「昔白
人、今支那人」。国基研企画委員・太田文雄氏の論考「日本の南シナ海関
与に期待」から(4/6)。
<3月末にフィリピンのマニラで行われた「南シナ海国際会議」でプレゼ
ンテーションを行うように招待された。会議の最後に主催者たちにより、
中国の南シナ海での埋め立ての中止・遅延を要求する「南シナ海共同宣
言」が採択され、ベトナムとフィリピンが中国の南シナ海進出に対して脅
威感を共有し、結束しようとしている姿を目の当たりにした。
一方で、ほぼ同時に行われたボアオ・フォーラムでは、中国の習近平国家
主席が「海洋を平和、友好、協力の海に」と演説、楊潔チ国務委員が中
国・東南アジア諸国連合(ASEAN)海洋協力年の開始を宣言して、海洋問
題での相互信頼を提唱している。
私がプレゼンで「中国は言っていることと行っていることが全く違う。中
国の行動を国際社会に積極的に公表して、中国が最も嫌う面子の喪失を生
じさせるべきだ」と提案したところ、参会者は拍手をもって賛同してくれ
た。 *東南アに自衛隊待望論
私に対する最初の質問はベトナムの若い学者からで「日本の南シナ海問題
での貢献は現憲法の制約で限られるのか」という、日本の憲法改正を期待
している内容であった。
参加したベトナム人の多くは米国が二度とベトナムに関与したくないこと
を知っている。ASEANは中国に支援を得ている国が多く、結束に欠けて期
待できない。従って中国へのカウンターバランスを取ってくれる国は日本
しかいないことをベトナムは実感しており、その期待をひしひしと感じた。
フィリピンの前安全保障補佐官であった上院議員の発表でも、自衛隊に対
する期待が表明された。
また、3月に都内で行われた日米安保に関するセミナーでも、米側の複数
のパネリストから「日本が積極的に東南アジアに関与してもらいたい」と
の発言があった。
1992年、ハワイにあるイーストウエストセンター主催のアジア安全保障に
関するセミナーに招かれたことがある。当時は日本が初めてカンボジアへ
国連平和維持活動(PKO)部隊の派遣を決定した直後であったが、ベトナ
ムの代表が「用が済んだら直ちに自衛隊はカンボジアから出て行ってほし
い」と発言したことを鮮明に覚えている。
この四半世紀でアジアの安全保障環境は一変している。
*安保法制整備で期待に応えよ
外交の両輪である経済力と軍事力のうち、戦後日本は軍事力に関して異常
なほどの縛りをかけてきた。南シナ海には、中東からのエネルギー資源を
運ぶ海上交通路を保護するという我が国の重要な国益が存在する。
中国はそこに進出して基地を造ろうとしており、日本はそれを懸念する多
くの国の期待に応えるように現在進行中の安全保障法制整備を行うべきで
あろう>(以上)
八紘一宇、世界は一家、人類は皆キョウダイ、中共以外は。
維新の党から「○○をよろしく」と電話があったが、
「維新って江田憲司さんのところ?」
「(^^)!は、はい、そうです!」
「江田憲司、大嫌い!」
ガチャンと電話を切ったが、相手は(ーー゛)でショックを受けただろう。
維新の党は左巻の江田とテレビ屋の橋下が看板のようだが、橋下は大阪都
構想を3分で説明できない。「一通話は3分。この世で3分で説明できない
ものはない」と夏彦翁は言っていた。それができないのだから大阪都構想
は誰も理解できない代物だろう。
「府と市の二重行政は無駄だ」というが、そもそも県議会や市区町村議会
は必要なのか。政府の出先機関、あるいは第三者の監視つき目安箱や受付
があれば十分ではないのか。自治体利権という岩盤を破壊すべきではない
のか。
明治維新は地方分権を中央集権に改めることで富国強兵を実現した。地方
自治体は「粛々と」政府の出先機関にすべきではないのか。
国会議員を含めて寄生虫のような議員が多すぎる。「ハエも虎も叩く」粛
清が必要ではないか。
■4月11日(土)。朝は室温15度、小雨、10時に微雨になったのでフル散歩。
ネコババ議員、サカリのついた嘘つき議員など、親の顔が見たい。どんな
躾をしたのか、それとも躾けなかったのか。
エホバの証人が置いていった冊子「目ざめよ!」4月号の特集「子どもの
しつけ どうなってしまったのか」には愕然とした。この号は101言語、
5179万部も発行されている。つまり世界中で躾がおかしくなって子供が
小皇帝 化、 野猿 化しているのだ。以下引用する。
<ここ数十年の間に,欧米諸国の家庭生活には著しい変化が生じていま
す。以前は親が主導権を持ち,子どもがそれに従っていましたが,今では
その関係が逆転しているような家庭もあります。以下のような場面を考え
てみてください。いずれもよくある状況に基づいたものです。
《店に来ていた4歳の男の子がおもちゃに手を伸ばします。母親は,「もう
たくさん持ってるでしょ?」と軽くたしなめます。しかし,中途半端な言
い方をすべきではなかったと思った時には,その子が,「でも,これ欲し
い!」とだだをこね始めます。いつものかんしゃくを起こされては困ると
思った母親はそのおもちゃを買うことにします》
《父親が他の人と話しているところへ,5歳の女の子が割って入り,大きな
声で,「つまんなーい。おうちに帰りたいよー」と言います。父親は会話
を中断し,かがんで娘に話しかけ,「あと少しだけだよ。いい子だから,
ね?」とご機嫌を取ります》
《12歳のジェームズは,先生にどなったことで,またしても注意を受けま
した。ジェームズの父親は腹を立てています。息子にではなく,先生に対
してです。「あの先生は,お前のあら探しばかりしているじゃないか。教
育委員会に訴えてやる」とジェームズに言います》
これらの場面は,架空のものですが,起こり得ないことではありません。
親が子どもの行儀の悪さを大目に見たり子どもの要求に屈したりする家庭
や,悪い行ないをしてもその報いを受けないよう子どもを 助ける 家庭で
は,こうした問題が実際に生じているのです。
「幼い子どもに主導権を渡してしまう親がますます増えている。……少し前
であれば,子どもはボスがだれかを知っていた。それが自分たちでないこ
とも知っていたのである」と,「ナルシシズムの蔓延」(英語)という本
は述べています。
もちろん,多くの親は,子どもに正しい価値観を教えようと懸命に努力
し,良い手本を示すだけでなく,必要な時には,毅然としつつも愛情を込
めて矯正を与えています。しかし,そうすることの価値を認めている親
も,前述の本が述べているとおり,「文化の潮流に逆らって泳いでいる」
のです。
どうしてこのような状態になったのでしょうか。しつけは,一体どうなっ
てしまったのでしょうか。
*親の権威の弱体化
親の権威の弱体化が始まったのは1960年代と言われています。そのころ,
専門家と呼ばれる人たちは,親は子どもに対してもっと寛容にすべきだ,
と言っていました。
「親の権威を振りかざすのではなく,友達になりなさい」,「懲らしめる
より,褒めなさい」,「子どもの悪いところを正すより,子どもがしてい
る良いことに注目しなさい」などと勧めたのです。
専門家たちは,褒めることと懲らしめることのバランスを取りませんでし
た。それどころか,懲らしめを受けた子どもは繊細な感情にダメージを受
け,後の人生で親を恨むようになる,というようなことを示唆しました。
そのうちに,専門家たちは子どもの自尊心を育てることを勧めるようにも
なりました。上手な子育ての秘訣が突然に発見されたかのようでした。子
どもが自分に満足できるようにしなさいというのです。
もちろん,子どもに自信を持たせるのは大切なことです。しかし,この自
尊心を高める運動は極端に走りました。専門家たちは親に,「だめとか悪
いといった消極的な言葉を使ってはいけない」,「子どもに,あなたは特
別な存在で,なりたいものになれる,と繰り返し言いなさい」などと言う
ようになったのです。
まるで,いい気分になることのほうが,いい人間になることよりも大事で
ある,と言わんばかりでした。
*王座に座っている息子をほめそやす親
結局のところ,ある人たちに言わせれば,自尊心を高める運動は,子ども
たちに権利を主張させ,世界は自分のためにあると思わせたに過ぎません
でした。
この運動は,大勢の若い人を「現実の生活では回避できない批判やしばし
ば犯す失敗に備えさせることができなかった」と,「ジェネレーション・
ミー」(英語)という本は述べています。 この本には,ある父親のコメ
ントが載っています。
「仕事の世界では自尊心を高める運動などありません。……会社にまずい報
告を提出した時,『君の選んだ用紙の色はなかなかいいね』などと言って
くれる上司はいません。何をしても褒めてもらえる,と子どもたちに教え
るのは,子どもたちにとって極めて有害です」
*変化する見解
ここ数十年にわたり,子育ての方法はしばしば人間の見解の変化を反映し
てきました。「しつけは変化し続けている。社会の変化を反映しているの
である」と教育者のロナルド・G・モリッシュは書いています。
ですから,聖書が述べているように,親は容易に,「波によるように振り
回されたり,あらゆる教えの風にあちこちと運ばれたりする」のです。
現代の風潮である寛容なしつけがマイナスの効果を生んできたことは明ら
かです。親の権威が弱体化しただけでなく,子どもも正しい選択をしたり
本当の意味での自信を持って人生を生きたりするのに必要な指針を得られ
ていないからです>(以上)
いい話はまだ続き「必要な指針」なども書かれている。詳細は下記まで。
www.jw.org
リベラル≒容共左派≒アカ≒現実無視の脳内お花畑が小皇帝≒野猿を世界中で
量産しているのだ。
埼玉の本庄第一高校サッカー部22人が韓国ソウルで集団万引きしたと報じ
られていた。この高校は男女共学だが元々が女子高で、女子サッカーで有
名らしい。
校長先生は「本校の学園理念は 響生 です。お互いに影響を受け、影響を
与え、響きあいながら前進するという考えです」と書いているが、 響生
して集団万引きとは。
良いことをしたら誉め、悪いこと、ルール違反をしたら叱って正す。我慢
を教える。この生徒たちは親から基本的な躾がされていないのではない
か。「遊び心でやっちゃった」のかもしれないが、軽率すぎる。全員停学
処分、使嗾した生徒が悪質なら退学処分、留年処分が相当だろう。
それにしても、よりによって反日至上主義の韓国へ10回目だかの親善試
合・・・韓国は災いをもたらすから縁を切るべきだな。修学旅行は反日ア
イランド沖縄で平和教育≒反日洗脳って・・・習近平の沖縄・南西諸島侵
略を防ぐにはいかにすべきかの安保教育をすべきだろうに。変な学校。
(2015/4/11)
━━━━━━━━━━
ものは言い様(よう)
━━━━━━━━━━
渡部 亮次郎
「奴は仕事はよく出来るが大酒呑みだ」と「奴は大酒呑みだが仕事はよく
できる」、あんたが人事課長だったら、どっちを採用するかね、と問われ
たら、どうしますか。
○仕事はよく出来る
○大酒呑みである
要素はこの2つ。どちらを最初に言うかだけである。当然、後者、つま
り、大酒呑みだけど仕事はよくする、といわれた方を採用するに決まって
いる。そう、ものは言いようなのだ。
秘書官として仕えた外務大臣園田直(そのだ すなお)さん(故人)が出
張先のホテルで諭してくれた話である。彼は特攻隊「天雷特別攻撃隊」の
隊長(パイロット)として死ぬはずが、突然、敗戦になって「死に損なっ
た」という人。
それまで陸軍落下傘部隊第1期生、パイロットなどとして、1935年から野
戦に11年いた猛者である。しかし士官学校を出ているわけじゃないから、
戦争の最先端では相当、苦労したようだ。
それだけに、人間研究が進み、世間を渡る智恵が集積された。冒頭の話
も、戦場での体験に基づくものだった。問題にする要素は2つしかない
が、どれを先にいうか、後にするかで運命は暗転するというのだ。
別のところでも書いたのだが、戦場では士官学校を出た若者が隊長として
着任する。いきなり戦闘に巻き込まれ、若者は興奮する。飛んでくる敵弾
に身を曝そうとする。士官学校ではそう教えられて来たからだ。
しかし、弾の撃ち方ぐらいは習っただろうが、撃たれ方は習ってない、当
然だ。それが着任早々、撃たれかかって舞い上がる。古参兵たちにしてみ
ると、隊長戦死とは不名誉なことだから「隊長殿、其処では危のう御座い
ます」と叫ぶ。隊長、名誉に拘わると思うものだから、逆に更に危険な地
点に出ようとする。困った。
そこで園田さんが出て行って言った。「隊長殿、其処では敵情がよく見え
ません、どうぞこちらへ」と叫んで岩陰に案内したら、隊長殿、ふっと息
を吐いた。
記者時代から12年の付き合いを経て秘書官になった。記者時代は政治家と
いえども対等な付き合いをした。私は生意気な記者ではなかったが、実力
者の河野一郎さんが、毎日曜の昼ごろ、リンカーンでアパートに来て、下
から「亮次郎、競馬行こう」と叫んだものだ。
園田さんはその河野派の一員だから、私のほうが威張っていたかも知れな
い。だが秘書官となれば従者だから、立場は逆転。ところが外国へ出張す
ると、夜は大臣は孤独になって私が勝つ。
外務省の役人は皆、夜の巷に出かけるから、残りは私と2人だけ。私は酒
呑みだが、大臣は下戸。そこで夜は立場が逆転し、大臣が私の水割りを作
り、昔話を聞かせる、という場面になるわけだ。
ドアの外には警視庁から附いてきてくれた警護官が立っているが、大臣は
気を利かせて、彼をも招き入れて、警察用語で言うところの「教養」の時
間となる、という風だった。
園田さんは実は痛がりで小心な少年時代だったそうだ。そこで剣道に励み
7段という高段者だった。加えて代議士になってから合気道もやり8段だっ
た。これに居合道8段、空手(名誉)も加えると二十数段という武道家だった。
しかも武道の呼吸を政治に生かしていた。自民党では国会対策委員長を2
度も務めて名を高めた。その功績の理由は合気道にあった。野党がいきり
立っている時は説得しても無駄。相手が落ち着いた頃を見計らって説得し
て初めて効き目がある、これは合気道だ、というのだ。
上がる手を無理に抑えようとすれば相手は抵抗するが、手は何時までも挙
げたままで居られるわけがない。やがて下がってくる。その時にこちらの
手を添えて下げてやれば相手はつんのめって転ぶよ。タイミングを間違え
たら転ぶ相手が転ばずに、こちらも怪我をする。
こんな話を色々と山ほど聞いた。どれだけ実になっているか全く自信はな
いが。
「若者並み頑張るのだから立派だわね、おじいちゃんなのに」と後輩の女
性に言われて立腹した。生まれて初めておじいちゃんと言われたからだ。
「よく頑張るわね、現役がかなわないわね」と言って欲しかった。それを
思って冒頭の話を思い出したのだ。ものは言いよう。間違うと命がかかる。
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話 の 福 袋
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◎<大阪地下鉄刺激臭>車内でトラブル、催涙スプレーの男逮捕
11日午後10時20分ごろ、大阪市営地下鉄御堂筋線の梅田−淀屋橋間を走
行中の電車内でスプレーがまかれた。市消防局によると、まかれたのは催
涙スプレーで、男女計6人がのどの痛みなどを訴えた。いずれも軽傷とい
う。大阪府警東署は、乗客で塾講師の和気忠彦容疑者(28)=大阪市中央
区南久宝寺町1=を、傷害容疑で現行犯逮捕した。
容疑は、走行中の車内でトラブルになった30代の男性にスプレーをかけ、
けがをさせたとされる。容疑を認めているという。
東署によると、淀屋橋駅(大阪市中央区)に電車が停車後、乗客と駅員が
ホームで和気容疑者を取り押さえた。
市交通局は、全車両から乗客をいったん降ろし、電車を車庫に入れた。後
続の電車は通常通り運行した。
大阪市生野区の大学3年の男性(21)によると、ホーム上で男らがもみ合
い、周囲の人がせき込み始めた。大学生は「自分も息苦しくなったので、
怖くなって上階に逃げた」と青ざめた表情で話した。
淀屋橋駅周辺には消防車やパトカーが並んで騒然とし、一部の駅出入り口
には規制線が張られ、警察官が電車の利用者に限って入場を認めた。
毎日新聞 4月12日(日)1時12分配信
◎◆◇写真映像情報網◇◆週刊AWACS 2015年4月12日◆◇
■中国写真/札束を積んで利益配分大会?
写真はテーブルの上に積み上げられた10万元束≒196万円の山/BackChinaよ
り、1400万元≒2億7512万円が用意された。50万元≒982万円や150万元≒294
7
万円を貰った社員がいる。鄭州の不動産会社のようだが、未だに不動産で
もこんなに儲かるのだろうか?まぁ、どんなカラクリがあるのか分からな
いが、あの国では現金を前にするのが、社員への一番のアピールになる。
ある意味では、大変分かりやすい。
http://www.backchina.com/news/2015/04/11/356577.html
では、今週号をお楽しみください。
その1/今週のニュース
http://ameblo.jp/unarigoe/entry-12013193877.html
その2/今週のイロイロ
http://ameblo.jp/unarigoe/entry-12013194870.html
その3/誕生日の音楽映像(ルイ・シュポア)
http://ameblo.jp/unarigoe/entry-12013054981.html
2015/4/12唸声
◎2003年に消息絶った火星探査機、火星表面で発見 英宇宙庁
【1月17日 AFP】英宇宙庁(UK Space Agency)は16日、同国で作られ10年
以上前に消息を絶った無人火星探査機「ビーグル2(Beagle 2)」が火星
の表面で見つかったと発表した。米航空宇宙局(NASA)の火星探査機マー
ズ・リコネサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter、MRO)が
撮影した画像に、部分的に展開したパラシュートが付いたままのビーグル
2が写っていた。
進化論を提唱したチャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)も乗った英
海軍の測量船ビーグル号(HMS Beagle)にちなんで名付けられたビーグル
2は、巨大な懐中時計のような形をしていて、中からソーラーパネルとロ
ボットアーム、化学探査機器が出てくる仕組みになっており、火星着陸後
に生命の痕跡を探索する予定だった。
ビーグル2は2003年、欧州初の惑星探査ミッションとしてロシアのバイコ
ヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から打ち上げられた欧州宇宙機
関(European Space Agency)の火星探査機マーズ・エクスプレス(Mars
Express)に相乗りする形で火星に向けて出発した。
しかし同年12月26日、マーズ・エクスプレスから切り離された後行方がわ
からなくなり、科学者たちは火星の大気圏内で燃え尽きたのではないかと
予測していた。
英宇宙庁のデービッド・パーカー(David Parker)長官はロンドン
(London)で記者団に対し、「宇宙探査の歴史には成功と失敗があった」
と語り、「火星の表面で発見されたということは、ビーグル2がこれまで
考えられていたよりも成功を収めていたということで、これは欧州が火星
探査を続けていく上で重要な一歩だ」と述べた。
英宇宙庁の声明によると、ビーグル2の誘導パラシュートは探査機に付い
たままだったが、メーンパラシュートは着陸予定地の火星表面のイシディ
ス平原(Isidis Planitia)にあった。英宇宙庁は「残念ながらパシュー
トが部分的な展開で終わったため、ビーグル2を再起動させてデータを回
収することはできないだろう」としている。
http://www.afpbb.com/articles/-/3036759
[AFP]2015年01月17日 10:51 発信地:ロンドン/英国
〔情報収録 − 坂元 誠〕
◎謎呼ぶ ウクライナからの手紙 青森県内の首長や小中学校長に「卓
球用品送って」
青森県内の多くの小中学校の校長や市町村長あてに、ウクライナの住民を
名乗る人物から「卓球用品を送ってほしい」という手紙が届いていること
が10日、県教委などへの取材で分かった。関係者は「ウクライナと特別な
交流はないのに、なぜ」と不思議がっている。
県教委によると、8日に西北と中南の教育事務所から、管内の複数の小中
学校にこうした手紙が届いたと報告があり、10日午前までに青森市、弘前
市、つがる市、五所川原市、十和田市、むつ市、おいらせ町、大間町、風
間浦村の6市2町1村の小中学校に届いたことを確認したという。
学校に届いた手紙の差出人はウクライナ東部のルガンスク州に住む小学生
のきょうだいを名乗る2人。英文で「内戦でスポーツ用品が購入できない
ので、卓球選手の父親のためにラケットのラバーを送ってほしい」という
内容が書かれていた。文書はパソコンで作成されたとみられ、名前と住
所、メールアドレスが記されていた。
県教委が文科省に問い合わせたところ、手紙はこれまでに他県の学校では
確認されていないという。
一方、弘前市や五所川原市など複数の市町村長宛てにもウクライナから手
紙が届いた。弘前市によると、差し出し人は男性で「私たちの子どもたち
も困っています」として卓球用品の寄付を求める趣旨の記述があったという。
県教委は「現金の要求などはなく、現時点で不審なものとは言い切れな
い」とし、9日付で全市町村教委に、慎重な対応を呼び掛けた。県警やウ
クライナ大使館などと連携し、差出人や住所が実在するかどうか調べると
いう。Web東奥 4月11日(土)8時6分配信
◎「将棋電王戦」最終局はソフト側21手で電撃投了、3勝2敗でプロ棋士
が勝ち越し
5人のプロ将棋棋士がコンピュータ将棋ソフトと団体戦で戦う「将棋電王
戦FINAL」の第5局・阿久津主税八段 対 AWAKEの対局が11日、東京・将棋
会館にて行われた。
第5局は10時49分、「第2回将棋電王トーナメント」第1位の将棋ソフト・
AWAKEが、21手で投了し、両陣営勝ち越しをかけた第5局は阿久津八段が勝
利。「将棋電王戦FINAL」はプロ棋士が3勝2敗で勝ち越す結果となった。
将棋は、先手の阿久津八段は、序盤で角交換四間飛車と呼ばれる形に進め
たが、そこからあえて自陣に隙をつくって角を打たせる特殊な作戦を選
択。その直後にコンピュータ将棋ソフトAWAKEが21手で投了するというハ
プニングが発生し、対局開始から1時間も経たずに終局となった。消費時
間は阿久津八段が13分、 AWAKEが30分。
AWAKEは「将棋電王戦FINAL」出場に先立って、アマチュアと対戦する企画
に出場していたが、その際本局と同じ展開から敗れており、第5局でも同
じ形を阿久津八段が採用するかどうか注目が集まっていた。AWAKEの開発
者・巨瀬亮一氏は、アマチュア対戦企画の敗戦と同じ形に進んだら投了す
ると決めており、開発者の意思として投了を選択したという。
終局後の会見で阿久津八段は「(AWAKEの弱点は)ソフトを貸し出しても
らって3日目か4日目ぐらいに気づきました。(特殊な作戦について)普段や
らない形なので葛藤もありましたが、一番勝ちやすい形を選ぼうと思いま
した。(団体戦勝利については)素直にうれしいという感じではないです
が、とりあえずはよかったなと」と振り返り、巨瀬氏は「△2八角と打って
しまったら▲2六香と上がられたところで投了しようと決めていた。
アマチュアが指した形なのでプロが指してくるかどうかはわからないと
思っていた。こうした穴があるのは、しかたがないところもある。最初か
ら勝ちにはそれほどこだわっていなかった」「アマチュアが先に指した手
なので、プロは指してこない可能性もあると思った」と語っている。
マイナビニュース 4月11日(土)11時56分配信
◎東証一時2万円台 経済界「楽観・慎重」交錯 アベノミクス評価/
バブル注意を
10日の東京株式市場で株価が15年ぶりに一時2万円を回復したことに、
経済界からはアベノミクスなどの政策効果と企業の「稼ぐ力」の向上を指
摘する声が聞かれた。先行きについては一段の株価上昇を期待する見方が
ある一方で、バブルの再来や実体経済との乖離(かいり)を懸念する声も
少なくない。
「2万円は1つの節目。賃上げ効果と合わせ、個人消費の浮揚につながる」
経済同友会の長谷川閑史代表幹事は景気回復への期待感をにじませる一方
で、「バブルのような状況にならないよう、注意しなければならない」と
急激な株価上昇に警戒感を示した。
企業にはそうした期待感と警戒感が交錯している。日立製作所の東原敏昭
社長は「アベノミクスが実を結び、日本経済が着実に回復していることを
実感している」と現政権の経済政策を評価。
アサヒグループホールディングスの泉谷直木社長は、「各企業はグローバ
ルな経済成長と評価基軸を積極的に取り入れることで国際競争力が向上し
ている」と企業努力が株価上昇を支えたとの見方を示した。
一方、ユニーグループ・ホールディングスの佐古則男社長は「株価は海外
のリスクなどもはらみながら動く。向こう1年が『バラ色』とはいかな
い」と慎重な姿勢を見せる。東レの日覚昭広社長も「株価は景気の回復基
調を反映するものだが、刻一刻と変化する株価に一喜一憂する必要はな
い」と市場の 浮かれムード とは一線を画した。
産経新聞 4月11日(土)7時55分配信
◎<米州会議>米キューバ首脳が握手…断絶後初の会談へ
【パナマ市・朴鐘珠、ワシントン和田浩明】オバマ米大統領とキューバ
のラウル・カストロ国家評議会議長は10日夜、中米パナマの首都パナマ市
で第7回米州首脳会議の開幕式典に出席した。両国のトップが会議に同席
するのは初めて。
昨年12月に打ち出した国交正常化の一環で、米ホワイトハウスは両氏が会
場で握手を交わしたと明らかにした。また、ローズ米大統領副補佐官は同
日、両首脳が11日に非公式会談すると明らかにした。1961年の断交後、半
世紀を超える断絶を経た米国とキューバが、徐々に接近している。
オバマ大統領とカストロ議長は2013年に南アフリカのマンデラ元大統領
の追悼式に出席した際に握手。これまで電話協議したことはあるが、直接
会談は初めてとなる。ローズ副補佐官によると2人は8日、電話で国交正
常化や協力分野、対立分野について話し合った。11日の会談でも、こうし
た問題が議題になるとみられる。
首脳会談に先立ち、ケリー米国務長官とロドリゲス・キューバ外相が9日
に行った会談についてローズ氏は、国交正常化に伴う両国大使館の再開が
主要な議題になったと説明した。
キューバ側によると、この会談は2時間以上続いた。キューバが求める米
国によるテロ支援国家指定の解除については「大統領が最終決断するとの
手続きはキューバ側も理解している」と述べ、大きな議論にはならなかっ
た模様だ。オバマ氏の指示による指定の見直しは国務省がすでに完了し、
ホワイトハウス側が精査中だ。
オバマ大統領は10日、パナマ市で中米諸国首脳と会談。中南米諸国の企業
リーダーとも会談し、職業訓練やインフラ投資の重要性を強調した。
キューバやベネズエラなど反米左翼諸国の代表を含む市民団体の関係者と
の会合では、人道・民主化の支援を米国として継続する意向を表明した。
米州首脳会議は米国やカナダ、中南米35カ国が参加。開幕式典では冒頭、
バチカン(ローマ法王庁)のフランシスコ法王の祝辞を同庁のパロリン国
務長官(首相)が代読した。バチカンは米国とキューバを仲介した功労
者。毎日新聞 4月11日(土)11時1分配信
◎タイ・サムイ島の商業施設で自動車爆弾 6人負傷
タイ南部の海洋リゾート地サムイ島中心部にある商業施設で10日午後10
時半(日本時間11日午前0時半)ごろ、駐車場のピックアップトラックが
爆発し、6人が負傷、近くの車数台が破損した。地元メディアが伝えた。
サムイ島があるスラタニ県知事は爆弾による犯行との見方を示した。
報道や地元警察の調べによると、爆発が起きたのはショッピングセンター
「セントラル・フェスティバル」に併設されたビル内の駐車場。知事はメ
ディアに対して「爆発を起こした車は偽造のナンバープレートをつけてい
た」と語った。
タイ観光当局によると、サムイ島は欧米や日本の観光客に人気があるリ
ゾート地で、内外から年間100万人規模の観光客が訪れる。タイでは13
日からのタイ正月「ソンクラーン」を前に帰省・観光シーズンが始まった
ところだった。(バンコク=大野良祐)
朝日新聞デジタル 4月11日(土)10時17分配信
◎<厚労省>介護福祉士や保育士の資格を統合
◇一本化検討入り 福祉人材の確保に向けて
厚生労働省は少子高齢化と人口減で人手不足が懸念されている福祉人材の
確保に向け、介護福祉士や保育士などの資格を一本化する検討に入った。
戦後ベビーブームの「団塊の世代」が全員75歳以上になる2025年以降を見
据えた動きで、介護施設と保育施設などを一つにまとめて運営できるよう
にすることも考えている。近く省内に検討チームを発足させ、利点や課題
を整理する。
厚労省の推計によると、25年に必要とされる介護職員の数は約248万人
で、このままでは約33万人不足し、保育士も17年度末には約7万人足りな
くなる。
人口減が進む40年には、地方の過疎化が一層深刻化する見通しで、厚労省
は介護施設や児童福祉施設などがバラバラに点在している現状では、人手
不足で存続できない施設が続出する可能性があるとみている。
ただ、保育士の場合、今後の少子化で大幅に人員を増やせば将来過剰とな
る。このため、厚労省は介護施設、保育施設、障害者施設を1カ所にまと
められるよう規制を緩和したうえで、介護福祉士や保育士など専門職種で
分かれている資格を統合し、1人の職員が子育てから介護サービスまで提
供できるようにする仕組みを検討することにした。
参考にするのが、フィンランドが導入している医療と社会福祉サービスの
共通基礎資格(ラヒホイタヤ)だ。ホームヘルパーや准看護婦、保育士、
リハビリ助手など計10の中学校卒業レベルの資格を一本化した資格で、福
祉や介護に従事する職員を確保する必要性から生まれた。1人で複数の分
野を掛け持ちできる職員を福祉の現場に配置し、柔軟に対応できるように
しているという。
この資格を持っていると、子育てから介護まで幅広い分野で働くことがで
き、求人も多いため、生涯仕事を続けることができるという。厚労省は同
様の仕組みを日本で導入すれば、雇用対策にもつながるとみている。
問題になるのは、乳幼児の世話と認知症患者も含めた高齢者のケアでは、
求められる技術や知識が大きく異なる点だ。すべて1人でこなすには高い
能力が求められ、資格の一本化には、人材をどう育成し確保するかという
課題が横たわる。介護、福祉の現場からは、資格統合に対する反発もあ
り、同省は時間をかけて検討することにしている。
毎日新聞 4月11日(土)7時0分配信
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読 者 の 声
━━━━━━━ 1)亮次郎さん
昭和34年頃だったか友人