株式会社 タップファクトリー

株式会社 タップファクトリー
■地域の将来を担う若手集団
〈法人の概要〉
所在地:〒068-1215 岩見沢市幌達布 4631 番地
代表者:代表取締役 金田 佳記
構成員数:5名(構成農家5戸)
役員数:5名
従業員:―
資本金:50 万円
事業内容:水稲・畑作・野菜
水稲 5.45ha、秋小麦 7.18ha、春小麦1.98ha、
かぼちゃ 1.1ha、加工スイートコーン 1.13ha
景観ひまわり 0.69 (H25 年)
経営面積:17.53ha 農作業受託面積:115ha
売上高:3,500 万円(H25 年)
電話:0126-26-3100
〈法人のあゆみ〉
平成 17 年
将来的に法人となることも視野に入れ、前身となる営農集団がスタート。
機械は構成員が持ち寄り、稲刈り約 68ha から開始した。
平成 18~19 年
作業内容を麦、大豆に拡大。平成 19 年より共同で機械を持つようになった。
平成 23 年 7 月に法人設立。経営面積 7.87ha。
平成 24 年 農地 9.66ha 購入、経営面積 17.53ha。
〈設立の経緯・設立後の状況〉

構成員個々の機械が古くなってきており、補助事業があるうちに作業の共同化を進めるため、構成員の 2
名が中心となって声掛けをして、会社の前身となる営農集団が平成 17 年よりスタートした。

営農集団設立当初は機械を持ち寄って作業をしたが、故障が多かった。そのため、2 年目は多くがデモ機を
利用し、3 年目から共同で機械を持つようになった。

営農集団を組織した当初から法人化をにらんでいたが、構成員それぞれの面積が同じになったタイミング
で法人化した。地域の農業委員さんも、構成員の面積が同じになるように取り計らってくれた。

法人化に至るまでは、どのような法人のパターンがあるか普及センターから情報提供を受けた。視察などを
行い、自分たちでも積極的に勉強した。
〈法人経営で生じた課題と対応策〉

〈法人経営のメリット・デメリット〉
会社の収入は償還で終わっているので、役員
報酬は無報酬。その代り、個人での機械投資
はない。

作業の節目と考えられるところでは、朝必ず集
まっている。

作業効率が非常に良い。

事業に乗りやすい。事業を利用して機械を更新
した。

機械は個人経営の時より、大型で性能が良い
ものを変えた。

近隣の離農跡地を受け入れてきた。地域から
の信頼も得られている。
〈法人が継続するためのポイント〉

構成員相互で、良くコミュニケーションが取れており、お互いがよく理解できている。

構成員の個人経営と会社の仕事とのバランスが取れている。

会社は個人の延長としての共通認識を持っている。
〈これから法人化を目指す農業者へのメッセージ〉

法人といってもいろいろあるので、地域性を見て組んだらよい。土地を持たないなら営農集団でも
よい。

複数戸の仲間で、将来的な方向性の一致を図ってから共同化したほうがよい。
〈特徴的な活動や取り組み〉
〈経営目標と将来の展望 〉

構成員の平均年齢は 38 歳(H26)と非常に若い。


土地の受け入れ、作業依頼など、頼まれること
は出来る限り受けたい。
効率的に作業を行うため、春作業はトラクターの
装着部分を固定化する。


会社での水稲栽培は、全面積が乾田直播栽培。
は種作業の受託も行っている。
将来的には個別経営を残さない法人となる方向
性で、構成員が一致している。どのタイミング
で、どのような形で変化させていくかが課題。

構成員のうち二人は北海道農業士で、地域の農
業者のリーダーとして活躍している。

規模が大きくなったら従業員を雇う必要性も出て
くる。作業としてもうすでに限界に近くなってきて
いるため、土地が増えた時が個別経営を無くす
きっかけとなる可能性がある。

施設も現状で受け入れ面積が限界に近い。新た
な計画が必要で、これも土地が増えることがきっ
かけとなる可能性がある。
〈視察等の受入〉
受入は可能。詳細については要相談。
連絡先: 0126-26-3100 (担当:金田 佳記)