ワコウ・ワークス・オブ・アート 開廊20周年記念展覧会のお知らせ ワコウ・ワークス・オブ・アート(東京・六本木)は、2012 年9月に開廊 20 周年を迎えます。 1992 年、西新宿にスペースを設け開廊して以来、ヨーロッパの現代アートを中心に、若手から巨匠までのアーティストを 積極的に日本に紹介するとともに、日本の若手アーティストを紹介するプロジェクト〈from/to〉もおこなってきました。 ドイツ在住の竹岡雄二(日本)の個展から始まった当画廊は、現在では、国内外合わせて 16 名のアーティストを取り扱っ ています。 また、展覧会だけでなく、カタログやアーティストブックの発行をはじめ、2010 年より評論やインタビューを集めたテキ ストシリーズの刊行も開始するなど、出版活動にも力を入れています。 2011 年には展示スペースを拡大し、よりアクセスしやすい六本木に移転しました。 本年秋から来年にかけて、開廊 20 周年を記念し、当画廊の原点でもある巨匠ゲルハルト・リヒター ( ドイツ ) をはじめ、 ヘンク・フィシュ ( オランダ )、ジョーン・ジョナス ( アメリカ )、リュック・タイマンス ( ベルギー )、ヴォルフガング・ティ ルマンス ( ドイツ ) の展覧会を開催します。※2頁目をご参照ください さらに、展覧会に関連する書籍の出版も引き続き精力的におこなうとともに、アーティスト・トーク、美術館との連携イベ ントを実施するなど、さまざまな活動を展開する予定です。 世界的に活躍するアーティストの最新作を、この機会にぜひご高覧いただければ幸いです。 【沿革】 1992年 ワコウ・ワークス・オブ・アート、西新宿にて開廊 2002年 同ビル内にセカンドスペースを設ける 2006年 株式会社ワコウ・ワークス・オブ・アート設立 2011年 六本木に移転 所在地:〒106-0032 東京都港区六本木 6-6-9 ピラミデビル 3F 開廊時間:11:00 ∼19:00 休廊日:日・月・祝 ホームページ:http://www.wako-art.jp 【一般および本リリースに関するお問い合わせ】 TEL : 03-6447-1820 FAX:03-6447-1822 E-mail:[email protected] ※広報用画像をご用意しております。 本リリースの添付画像をご希望の方は、お問い合わせください。( 担当:大坂 ) 《2012 年 9 月展覧会開催予定》 2012 年 9 月 8 日∼10 月 13 日 "Two birds, a stone and a horse(2 羽の鳥と石と馬 ) Ay e Erkmen, Kristina Berning, Henk Visch アイシェ・エルクメン、クリスティーナ・ベルニング、ヘンク・フィシュ 詩人のような独特の思索からフォルムを導き出し、擬人化した立体や、抽象的な造形で知 られるオランダ人アーティスト ヘンク・フィシュが企画も担当する 3 人展。ブックレット 刊行予定。 《2012 年 12 月∼2013 年 1 月展覧会開催予定》 Gerhard Richter ゲルハルト・リヒター 当画廊の開廊 20 周年を記念して、巨匠ゲルハルト・リヒターの最新作を中心に展観。 1 点の抽象絵画から展開したストライプの平面作品やガラスの作品ほか、今展のために用 意された日本初公開の作品を展示します。カタログ刊行予定。 《2013 年 2 月展覧会開催予定》 Joan Jonas ジョーン・ジョナス 現在開催中のドクメンタ 13 で展示され、話題を呼んでいるビデオ・インスタレーション に関連する作品ほか、ドローイング等を展示する予定です。 《2013 年 3 月展覧会開催予定》 Luc Tuymans リュック・タイマンス リュック・タイマンスによる、6 年ぶりとなる待望の新作展。油彩の最新作をご覧いただ きます。カタログ刊行予定。 《2013 年 9 月展覧会開催予定》 Wolfgang Tillmans ヴォルフガング・ティルマンス 2013 年のデュッセルドルフ K21 の大個展、そして NY での個展の後におこなわれる新作 インスタレーション。新たな展開にご期待下さい。 展覧会開催予定の各作家プロフィール Henk Visch ヘンク・フィシュ 1950 年オランダ、アイントホーヘン生まれ。同地在住。最初の夢は指揮者になることだったが、9 歳でこれをあきらめ、その後役者、作 曲家、建築家等、様々な職業を志す。1980 年、彫刻家になることを決意。最初の作品は 560cm の橋で、現在クレラー=ミューラー美術 館 ( オッテルロ、オランダ ) のコレクションに加えられている。ヴェニス・ビエンナーレ (1988)、ドクメンタ 9 (1992) をはじめ、数々の展 覧会に出品。近年は西沢立衛建築による森山邸での展示 (2006) や、伊東豊雄設計によるシンガポール VivoCity(2006) や北京 (2009) での パブリックアートプロジェクトに参加するなどアジアでも活躍の場を広げており、オランダを代表するアーティストとして世界的な評価が 定着している。2012 年、オランダのアメルスフォールト美術館で開催された回顧展は大好評を博した。 Gerhard Richter ゲルハルト・リヒター 1932 年ドレスデン ( 旧東ドイツ ) 生まれ。ケルン在住。世界で最も重要な画家の一人。東ドイツで美術教育を受けたが、西ドイツ旅行中 に出会った抽象表現主義に強い影響を受け、ベルリンの壁ができる半年前にデュッセルドルフへ移住。1962 年、新聞の写真を元にした油 彩《机》に作品番号 1 をつけ発表。以後作品に番号をつけている。1964 年にはミュンヘンとデュッセルドルフでの初の個展、1972 年ヴェ ネチア・ビエンナーレを皮切りに国際展に多数出品。1997 年、第 47 回ヴェニス・ビエンナーレ金獅子賞、同年、高松宮殿下記念世界文 化賞を受賞。日本では 2005 年に金沢 21 世紀美術館と川村記念美術館で大規模な回顧展を開催。2011 年から今年にかけてロンドン、ベ ルリンで開かれた大回顧展は現在、パリに巡回中 ( 於:ポンピドゥー・センター、9 月 24 日まで )。 Joan Jonas ジョーン・ジョナス 1936 年 NY 生まれ、同地在住。1960-70 年代にリチャード・セラやロバート・スミッソンらと共に、実験的な活動を行い、女性パフォー マー / ビデオ・アーティストの先駆者として知られている。これまで、NY・クイーンズミュージアム (2003) での個展や、ロンドン・テー トモダン (2004) でのパフォーマンスほか、シドニー・ビエンナーレ (2008)、横浜トリエンナーレ (2008) に参加するなど国内外で精力的 に活動。近年では、NY・MoMA(2009-2010)、バルセロナの MACBA(2008) で個展を開催。またドクメンタにも何度も参加 (1972, 1977, 1982, 1987, 2002, 2012) しており、ヨーロッパにおいても高い評価を得ている。2005 年からは、米・マサチューセッツ工科大学にて教 も執っている。現在、ドクメンタ 13 にて新作を展示中。 Luc Tuymans リュック・タイマンス 1958 年ベルギー生まれ/アントワープ在住。ゲルハルト・リヒター以降の最重要画家の一人と称されている。92 年のドクメンタ 9 で大 きな注目を集め、その後、ヨーロッパ、アメリカを中心に数多くの展覧会で紹介される。日本ではいち早く東京オペラシティアートギャラ リー ( 初台 ) にて個展を開催。2004 年にはテート・モダン(英)及び、K21 Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen(独)にて大規模な回 顧展を開催。2009 年から 2010 年にかけて、サンフランシスコ近代美術館やシカゴ現代美術館等において、アメリカ初となる回顧展が開 催された。またキュレーションも数多くおこなっており、中でも北京とブリュッセルで企画、開催したベルギーと中国の作家による展覧会 「The State of Things」は高い評価を受けた。 Wolfgang Tillmans ヴォルフガング・ティルマンス 1968 年ドイツ、レムシャイト生まれ、ロンドン在住。大学でデザインを学んだ後、ロンドン、NY、ベルリンに移り住み、独学で写真を学 ぶ。ファッション・フォトグラファーとして活動後、1993 年ドイツのギャラリーでの個展を皮切りに、現代美術作家としての活動を開始。 2000 年イギリスのターナー賞受賞。これまでロンドン・テートブリテン(2003)やシカゴ現代美術館(2006)にて大規模な個展を開催。 2008 年にベルリンで開催された大回顧展にて、写真の枠をこえたコンセプチュアル・アーティストとしての評価をも揺るぎないものとした。 ( 開催順 )
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