Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere FÉDÉRATION INTERNATIONALE DE SKI INTERNATIONAL SKI FEDERATION INTERNATIONALER SKI-VERBAND CH-3653 Oberhofen (Switzerland), Tel. +41 (33) 244 61 61, Fax +41 (33) 244 61 71; FIS-Website: www.fis-ski.com 2007/2008 シーズン決定事項及び指導事項 2007 年 11 月開催の FIS 理事会によって承認 2007 年北半球版 - 各国スキー連盟 - FISカレンダーに記載のアルペン大会の開催者 - 技術代表 本書は、チームキャプテン、トレーナー宛に各国スキー連盟に送付される。 本書の複製は各国スキー連盟の義務とする。 1. ICR 2004 改訂事項と新しい条項の番号:201.4 - 201.7条項 201.4 FIS 競技種別(FIS Disciplines) 競技種別とは、スポーツの1つの分野であり、また、1つまたは複数の種目を含む。例えば、 クロスカントリースキーは、FIS 競技種別であり、クロスカントリースプリントは、種目であ る。 201.4.1 FIS 競技種別の承認 201.4.1.1 新しい競技は1つまたは複数の種目からなり、少なくとも 25 ヶ国と3大陸で広く行われている場 合において、FIS プログラムの一部として含まれる可能性がある。 201.4.2 FIS 競技からの除外 201.4.2.1 競技が少なくとも2つの大陸の 12 の各国スキー連盟で行われない場合、FIS 総会で FIS プログラム からその競技を除外する決定をすることができる。 201.5 FIS 種目(イベント Events) 種目は、スポーツの競技会、またはその競技種別の内の1つである。それは、競技結果において 順位(ランキング)がつけられ、メダル及び/またはディプロマによって表彰される。 201.64 競技会のタイプ 国際競技会は、次からなる: 201.64.1 ノルディック種目 クロスカントリー、ローラースキー、スキージャンプ、スキーフライング、ノルディックコ ンバインド、ノルディックコンバインド団体戦、ローラースキーまたはインラインによるノ ルディックコンバインド、スキージャンプ団体戦、プラスティックジャンプ台でのスキージ ャンプ、ポピュラークロスカントリー 201.64.2 アルペン種目 滑降(ダウンヒル:DH)、回転(スラローム:SL)、大回転(ジャイアントスラローム:GS)、 スーパー大回転(スーパーG:SG)、パラレル競技、複合、KO、団体戦 1 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 201.64.3 フリースタイル競技 種目 モーグル、デュアルモーグル、エアリアル、スキークロス、ハーフパイプ、アクロ チーム種目 201.64.4 スノーボード競技種別 スラローム、パラレルスラローム、大回転、パラレル大回転、スーパーG、ハーフパイプ、ス ノーボードクロス、ビッグエア、スペシャル競技、スロープスタイル 201.64.5 テレマーク競技 201.64.6 フィルングライテン 201.64.7 スピードスキー競技 201.64.8 グラススキー競技 201.64.9 他のスポーツとの複合種目 201.64.10 チルドレン、マスターズ、障害者競技 201.7 世界選手権大会プログラム 201.7.1 世界選手権のプログラムに含まれるには、種目は、数において及び地理的に認められた国際 種目 種目 種目 種目等 的立場があり、また、世界選手権大会プログラムに含まれる決定が考慮される前に、少なく とも2年間ワールドカップに含まれていなければならない。 201.7.2 世界選手権大会の前の3年以内に、種目は、(世界選手権プログラムに含まれることを)認 められる。 201.7.3 単一の種目は、個人とチームランキングの両方を同時にもたらすことはできない。 201.7.4 FIS 世界選手権大会及び FIS ジュニア世界選手権大会のすべての競技(アルペン、ノルディッ ク、スノーボード、フリースタイル、グラススキー、ローラースキー、テレマークスキー、 スピードスキー)で、チーム種目及び個人種目にそれぞれ最低8ヶ国の参加があった場合の みに、メダルは授与される。このことは、世界選手権大会メダルセレモニーを含む。 変更事項:203条項 FISレースに参加するためのFIS ライセンス (FIS ライセンス) 203 FIS レースに参加するためのライセンスは、各国スキー連盟により FIS に各競技(複数可)において 選手登録をし、参加基準を満たす選手に、発行される。 203.1 FIS ライセンスイヤーは、7 月 1 日から始まり、翌年 6 月 30 日に終了する。 203.2 FIS 大会への参加資格を得るには、選手は所属国スキー連盟が発行した FIS ライセンスを所持しなけ ればならない。このライセンスは、当該ライセンスイヤー期間中のみ、北半球及び南半球で有効で ある。ライセンスは特定の 1 ヶ国または特定の複数大会での参加に限って有効である。 FIS ライセンスは、FIS 理事会の承認した所定の選手宣誓書に、自筆で署名した選手に対してのみ発 行される。未成年の申請者から提出されるすべての書類には、保護者(法的後見人)の署名も必要 である。 (203.3 条項と重複) 203.2.1 各国スキー連盟は、FIS レースに参加をするための FIS ライセンスを持つ登録選手全員が、国際ス キー連盟のルール(規則)及び、特にドーピング事例における上訴裁判所としてのスポーツ仲裁裁 判所(CAS)の独占的権限を予見する条項を夫々に承諾していることを保証しなければならない。 203.3 各国スキー連盟は、選手が、FIS 理事会によって承認された書式の選手宣誓書に署名し、それを連 盟に返送した場合にのみ、FIS レースに参加のための FIS ライセンスを発行することができる。 未成年の申請者から提出されるすべての書類には、保護者(法的後見人)の署名が必要である。 2 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 203.4 FIS ライセンス有効期間中、選手は自分の所属1ヶ国のスキー連盟が発行する FIS レースに参加す るための一つのライセンスをひとつだけ 持っている場合のみ、国際 FIS 競技会に参加することがで きる。 203.5 選手は所持する FIS レースに参加するためのライセンスを発行したスキー連盟の属する国の国民 であって、それを有効なパスポートをもって証明しなければならない。 203.5.3 選手が国籍や所属国スキー連盟を変更する際、選手がすでにある国のスキー連盟から国際大会に出 場したことがある場合、その選手は前の所属国スキー連盟からの脱退後 12 か月間は国際 FIS 競技会 に参加することはできない。また、この期間中、新しい所属国スキー連盟から FIS レースに参加を するためのライセンスを発行してもらうこともできない。 これらのルールは、選手が複数の国籍を持ち、現在の所属国スキー連盟から他国の連盟への移籍を 希望する場合にも適用される。正当と認められるケースには、変更を申請する国のスキー連盟によ る国籍変更理由説明書を精査した後、関係者と協議の上で、FIS 理事会が例外を認めることができ る。 203.5.5 FIS レースに参加をするためのライセンスが停止となった選手は、与えられた制裁を完了したこと を証明した後、FIS レースに参加をするための新しいライセンスの発行を受けることができる。 改訂事項:204.1条項 選手の資格 204.1 各国スキー連盟は、次に該当する選手をサポート又はその組織の中で登録をしてはならなく、並び に FIS または国内レースに参加をするためのライセンスを発行してはならない。: 204.2 FIS レースに参加をするためのライセンス発行及びレースエントリーをもって各国スキー連盟は、 トレーニング及び競技会に対する十分かつ有効な傷害保険がその選手にかかっていることを確認 し、また全責任を負う。 新しく追加:205条項 選手の義務と権利 選手は、自身が参加する競技会の結果への賭博は禁止されている。 改訂事項:205.6条項 選手へのサポート 205.6.1 FIS レースに参加をするために、所属のスキー連盟を通して FIS に登録をする有効な FIS ライセンス を持つ選手は、次を受けることができる: 新しく追加:206.7条項 206.7 勝利者のプレゼンテーション(フラワーセレモニー)/表彰台での用品 FIS 世界選手権大会及び全ての FIS カレンダーの種目では、選手は以下の用品を表彰台に持ち込む ことが許されている。 - スキー/ スノーボード - 履物:選手はブーツを足に履くことができる。しかし、それ以外の場所(例:選手の首周り 等)に付けることは許されない。選手が足に履く場合を除き、他のシューズをプレゼンテーシ ョン中に表彰台に持ち込むことはできない。 - ポール:スキーの周囲に持ったり、取り付けてはならない。通常はもう一方の手に持つこと。 - ゴーグル:着用するか、または首の周りの何れかとする。 - ヘルメット:もし着用する場合は、頭に着用するのみ(通常の使用時と同じ形態)。他の用品 の上に乗せるなどの行為は認めない。例:スキーまたはポール。 - スキーストラップ: スキーの製造メーカー名が印刷されたものを2本まで使用できる。 内、1本はワックスメーカーのために使用できる。 3 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere - ノルディックコンバインド、クロスカントリーのスキーポールクリップ:クリップは、2つの ポールを束ねるために使用できる。そのクリップの寸法幅は2つのポール幅にて認められるが、 4cm 以内とする。その長さ(高さ)は、10cm にできる。そのクリップの長い辺(サイド) は、ポールに対して平行でなければならない。そのポールメーカーのコマーシャルマーキング は、そのクリップの表面全体を覆うことができる。 - その他全てのアクセサリーは禁止する。例:ベルト付ウエストバック、ネックバンドに付いた 電話、ボトル、リュックサック/バックパックなど。 206.87 優勝者の非公式プレゼンテーション(フラワーセレモニー)、及び大会終了直後の大会エリアでの 国歌演奏を伴うセレモニーは、抗議時間終了前であっても、開催者自らの責任において開催が認め られる。スタートビブを見えるように着用しなければならない。用品(スキー/ボード、ポール、 スキーブーツ、ヘルメット、眼鏡類)を持つことは認められる。 212.2 最初のトレーニングまたは競技の前に、開催者は公認保険会社が発行した保険承諾書(保険証 書)或いはカバーノートを取得し、それを TD に提示しなければならない。組織委員会は、最低 100 万スイスフランを補償する損害賠責保険に加入しなければならない。推奨される賠償総額は最 低 300 万スイスフラン、この金額は特別ルール FIS 理事会の決定(ワールドカップ等)に従って増 額することができる。 改訂事項:222.6条項 222.6 コントロール 競技シーズン前及び期間中、または競技会における TD への抗議の提出時に、競技用品委員会メン バーまたはオフィシャル FIS 用品コントローラーは、各種コントロールを実施することができる。 十分根拠のある規程違反疑惑がある場合、証人の立会いの下で、コントローラーまたは TD が直ち に用品を没収、封印して FIS に送り、FIS から最終的なコントロールのため公式認定機関へ提出する。 競技用品のアイテムに対する抗議の場合、敗訴した側が調査費用を負担する。 コントロールがルールに基づいて行われていなかったと説明できない限り、FIS テクニカルエキス パートがコントロールを行ったレースで、独立した検査機関での用品又は用具の検査は要求できな い。 新しく追加:222.6.1条項 222.6.1 公式の FIS 測定手段を使用する FIS 用品測定エキスパートが任命された全ての FIS の大会では、過 去の測定結果に関係なく、実施された測定結果が有効かつ最終である。 新しく追加:222.7条項 222.7 競技会での賭博 選手、トレーナー、チーム役員、技術役員による自身が関係する競技会の結果への賭博行為を禁 止する。 改訂事項:224.11.2条項 224.11.2 用品コントロール 制裁 単一の違反に対して CHF1,000(壱千スイスフラン)未満の罰金を科せる。そして、同一人物の繰 返しの違反に対して、追加の CHF2,500 の罰金(を課す。) 改訂事項:225条項 上訴委員会(Appeals Commission) 225.3.1 上訴の当事者全員が、ヒアリング期間の延長に書面で同意した場合を除き、委員長による上訴の受 領後 72 時間以内に結審しなければならない。 225.3.2 上訴及び意見は全て、書面で提出しなければならない。これには、当事者が上訴を擁護または対応 するために提供する予定の証拠も含まれる。 4 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 225.3.3 上訴の場所と形式については、上訴委員会が決定する。 上訴委員会委員は、その判決が公になるまで上訴の守秘義務を尊重すること、及び審議中、他の委 員会メンバーのみと相談することが求められる。 上訴委員会委員長は、不釣合いな方法を求めない限り、当事者から追加の証拠を要求することがで きる。 225.3.4 上訴委員会は、第 224.15 条に従い、上訴費用の配分を行う。 225.3.5 上訴委員会の判決は、ヒアリングの終了時に口頭で言い渡すこと とする ができる。判決と判決理 由は書面で FIS に提出し、FIS から当事者とその所属国連盟、上訴されたジュリー決定を下したジュ リーメンバー全員に送られる。決定書は FIS 事務局でも入手可能である。 225.4.1 上訴委員会の判決について、定款 52.2 条に従って、それらが第一審決定の場合、FIS 裁判所に控訴 することができる。 225.4.2 FIS 裁判所への控訴は、上訴委員会判決の公表日から定款 52.2 条に規定する期日に従い、後 8 日以 内に、FIS 事務局長へ書面で提出する。 新しい文言:601条項 601.3 組織委員会 開催者による任命 主催者はその他の組織委員会のメンバーを指名する。委員長、またはその代理人は委員会を 一般に公開し、委員会をリード(指揮)し、すべての議案事項に関する決議を取るが、その 決定事項は第三者、または、他の組織によって決められるものではない。競技の開催前、開 催中、そして、開催後において彼は FIS とその指名した競技役員らと親密に連携を持つ。競技 運営上、必要な事柄についてもすべての責務を果たすものとする。 以下の競技役員が、指名されなくてはいけない。 601.3.3 スタート審判 スタート審判は、トレーニング及びレースの間 オフィシャルインスペクションの始めからトレー ニング/イベントの終わりまでスタートにいなければならない。 スタート審判はスタートに関する規定及び、スタートの体制が適正に遵守されていることを確実な ものにしなければならない。 遅延スタート及び不正スタートの判断を下す。 スタート審判は常時、全ジュリーメンバーと即時連絡が取れる状態になければならない。 (705.5 条参照) スタート審判はスタートしなかった選手名を主審に報告する。不正または遅延スタート、をした選 手、その他の違反を犯した選手氏名は、また、スタート審判は用品ルール違反などのルール違反を ジュリーに報告する。 スタート審判はリザーブビブをスタート地点に確保しなければならない。 601.3.4 フィニッシュ審判 フィニッシュ審判は、トレーニング及びレースの間 、オフィシャルインスペクションの始めから トレーニング/競技会(イベント)の終了までフィニッシュにいなければならない。 フィニッシュ審判は、フィニッシュ体制及びフィニッシュのインラン、アウトランに関する規定の 順守を確実なものにしなければならない。 フィニッシュ審判は、フィニッシュエリアのフィニッシュコントローラー、計時、観客コントロー ルを監督する。 フィニッシュ審判は常時、ジュリーメンバーと即時連絡が取れる状態になければならない。 フィニッシュ審判は、フィニッシュしなかった選手の名前を主審に報告し、ジュリーにルール違反 を報告する。 5 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 601.3.8 The Chief Steward (601.3.9.1 に移動) 会場係長 会場係長には、観客がコース内に入れないように適切なコース閉鎖をするために必要な計測を行う。 詳細な計画に従って十分な人員を登用する。観客が移動できるように、フェンスの後ろに十分なス ペースを確保するよう注意を払う。 601.3.89 医事係長 The Chief of Medical and Rescue Services 医事係長には、公式トレーニング及び実際の競技中の適切な応急手当や医療に関する対応に責任が ある。 負傷した選手を運び、手当てを行える適切な設備を整えなければならない。レースドクターは、公 式トレーニングが始まる前にチームドクターと打ち合わせて計画を立てる。 医事係長は、トレーニング及びレース中にアシスタントと電話か無線で連絡が取れるようにしてい なければならない。公式トレーニングが始まる前に競技委員長と打ち合わせて計画をたてなければ ならない。 スキーの上手なドクターが1名、万一の場合に備えてスタートで待機し、ジュリーや救助サービス メンバーと連絡を取り合っていなければならない。この職務をチームドクターに委任することもで きる。 601.3.9 その他の組織委員会役員 以下の役員を指名できる。 601.3.9.1 会場係長 The Chief Steward 会場係長には、観客がコース内に入れないように必要な計測を行う。詳細な計画に従って十分な人 員を登用する。観客が移動できるように、フェンスの後ろに十分なスペースを確保するよう注意を 払う。 601.3. 9.210 器材係長 The Chief of Course Equipment and Technical Equipment コース整備と維持、レース進行、器材のコミュニケーションに必要なすべての器材や道具の提供と いう職務が他の役員に特に割り当てられていない場合、器材係長がこれに関して責任を負う。 601.3.9.311 報道係長 The Chief of Press 報道係長は、組織委員会の指示に従い、ジャーナリスト、カメラマン、テレビ及びラジオレポー ターに対する情報及び簡単な報告すべてに関して責任を負う。 601.3.12 その他の組織委員会役員(職務解説文書付き) 601.3.9.4 以下の役員が薦められる。 - 財務係長(会計係) - 飲食宿泊係長 - 式典係長 開催者は、その他の役員を組織委員会に組み込む権限を持つ。 601.4.1 ジュリーの任命…… 601.4.1.2 アルペン TD 小委員会は、ジュリーメンバーとしての資格を備えた TD をアルペン委員会に推薦し、 次にアルペン委員会がその推薦 TD 名を FIS 理事会に提出して承認を得る。資格を認められるため には、推薦されたメンバーは FIS の TD としての有効なライセンスを持っていなければならない。 さらに TD として職務を果たすためには、被指名者は FIS アルペン技術委員会のメンバーでも なければならない。 601.4.4.1 指名されたジュリーメンバーは、公式トレーニングが始まる前に、 ーティングの前に、第1回目の会議を開くために集合する。 6 最初のチームキャプテンミ Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 601.4.6.3 特に規律的見地からは: - 身体的能力や技術的能力が不足している選手を除外するという TD またはジュリーメンバーの 1人からの提案に対する決定 - 競技エリアにおける用品及び衣服(着衣)上の広告に関する規定の検査の実施。競技役員、技 術者(サービスマン)、医療関係者のレースコース入場許可枠の限定 - 制裁の発表 賦課 - 抗議に関する決定 - 大会全体を通じた特定の指令の発行 新しい文言:602条項 技術代表(TD) 602 技術代表(Technical Delegate:TD) 602.1 定義 602.1.1 TD の主な任務: 602.1.2 - FIS のルールや指示の遵守を確認する。 - 大会のスムーズな運営を取り計らう。 - TD の任務の範囲内で開催者にアドバイスする。 - FIS の公式代表となる。 責任 TD 体制はアルペン委員会の責任下にある。 アルペン TD 小委員会がこの権限を行使する。 602.1.3 必要条件 TD は、有効な TD ライセンスを持っていなければならない。(例外:第 604.3 条を参照) 602.1.4 資格取得まで 602.1.4.1 TD の資格取得までの段階は: - 志願者 - ナショナルレベルで FIS レースのオブザーバー - 面接試験 - 筆記試験 - 候補者 - 実地 TD 試験 - TD FIS は各国連盟に対し、志願者については 40 歳、TD については 65 歳の年齢制限を適用するこ とを推奨する(基準月日:7 月 1 日)。 602.1.4.2 各国スキー連盟は、TD 候補者として有能な人物を推薦することができる。アルペン TD 小委員会が これらの受諾に関する最終決定を行う。 602.1.5 研修(Training) 602.1.5.1 志願者の基本研修は、各国スキー連盟の責任とする。 602.1.5.2 志願者は、所属スキー連盟から指名がなければならない。 1年目 - 志願者は各国スキー連盟が開催する年1回の TD アップデートコースに参加しなければならない。 (南半球は 6-7 月、北半球は 10-11 月) 7 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere - 志願者の所属国内で開催される FIS レース2大会に立会い、TD コミッショナー、またはその代 理人の監督下で、経験を積む。 - これらのレースでの任務に関するオフィシャルレポートを作成し(FIS 公式言語で)、TD コミ ッショナーに提出する。その際、FIS にもコピーを送る。 - シーズン終了時に、各国スキー連盟から FIS に対し、志願者の公式受諾を申請する。その際、 TD コミッショナーにもコピーを送る。 2年目 - 志願者は、年1回のナショナル TD アップデートに参加しなければならない。 - FIS 公式言語で実施される筆記及び面接試験に合格しなければならない。 候補者として - TD エグザミナ―(所属国外の人物)の監督下で、次の任務を受ける。: - 実技考査 (スピード系種目) - 実技試験(技術系種目で TD を務める。) - これらの任務に関するオフィシャルレポートを作成し(FIS 公式言語で)、TD コミッショナー に提出する。その際、FIS にもコピーを送る。 - FIS 事務局において、候補者とエグザミナーから提出された各種報告書と資料を確認し、必要に 応じて TD 小委員会に情報提供をする。 - 候補者が必要条件の全てを満たしていない場合や、不適任と思われる場合、小委員会は TD ライ センス発行の取りやめを決定できる。このような場合、候補者に FIS・TD としてトレーニング 続行を認めるかどうか、また、どこの段階をやり直さなければならないかを小委員会が決定す ることができる。 - 候補者が適任であると判断された場合、候補者は次の TD アップデートコース後に、オフィシャ ル FIS アルペン TD となる。 602.1.5.3 いかなる大会においても、1 名の TD が受け持つことのできる TD 候補者は 1 名だけである。FIS が 例外を認めることもある。 602.1.5.4 TD 候補者のアサインメント(任務割り当て)は、所属国の TD 業務責任者の提案により、FIS が行う。 また FIS は、各候補者のパフォーマンスをチェックする。 602.1.5.5 TD 候補者には、経費の払い戻しを受ける権利はない。 602.1.5.6 TD エグザミナーは、割り当てられた TD 候補者のトレーニングに責任を負う。 602.1.6 ライセンス ライセンスはナンバーのついた身分証明書で、12 か月有効である。毎年更新しなければならず、 それは各 TD の義務である。 602.1.7 トレーニングの継続とライセンスの期限 ライセンスを受けた TD 全員、FIS が管理するトレーニングコースに毎年参加しなければならない。 正当な理由なしに2年連続して、このコースに参加しなかった場合や、TD 業務を務めなかった場 合、TD ライセンスを失う。TD ライセンスを再取得するには、TD 候補者としての資格と必要条件を、 再度満たさなければならない。 602.2 任命 指名 その他すべての競技会について、アルペン TD 小委員会が任命指名する。 602.6 制裁 TD に対しても制裁を加えることができる。 8 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 調整事項:602.5条項 602.5 必要経費 TD には、最高 CHF 600 500 スイスフラン 1)(ハイウェイタックスを含む)までの旅費の払い戻し (高速料金含む)及び、職務期間中の宿泊及び食事の無料提供を受ける権利がある。このルールは、 大会へ出向く際だけでなく、合意を得たインスペクションに対しても適用される。(電車は 1 等、 長距離の場合の飛行機はエコノミー、または 1 キロメートルにつき 0.70 スイスフラン若しくは同等 額の支払い) さらに、CHF 100 80 スイスフランの日当が、業務日だけでなく往復の移動日についても支払われる が、これには報告書の郵送費等も含まれる。ダブルチャージ/二重請求(例:最終レースと同日 に帰国する場合など)は認められない。職務への往復の移動過程に宿泊が必要となる場合は、そ の根拠を明らかにし、別途に払い戻さなければならない。 1)最高 CHF 600 500 スイスフランの払い戻しは、ワールドカップ及びコンチネンタルカップを除く 全レースに適用される。 調整事項:603.7条項 コースセッターの任務 603.7.3 滑降すべての種目のコースセッターは、それぞれのルール第 703 条に従って旗門をセットする。 603.7.4 コース上での作業が選手のコースインスペクションの妨げにならないよう、回転コースのセ ットはスタート1時間半前までに、大回転の場合は1時間前までに、コースは、時間内に完 了して準備が整っていなければならない。 調整事項:604条項 604.1 承認アクレディテーション/ チーム役員の権利及び義務 役員、メディカルスタッフ及びサービススタッフ 閉ざされたレースコースに入る権利が与えられる人数の割当: up to 3 competitors: 3 trainers 2 doctors* 2 technicians 4 or 5 competitors: 4 trainers 2 doctors* 3 technicians 6 to 10 competitors: 5 trainers 2 doctors* 4 technicians この他、公式任務にある FIS 代表者 これらの割当には各国チーム役員(チームキャプテン等)も含まれる。 これらの人物は、アームバンドまたははっきり目でわかる他のアクレディテーションで確認できる ようにしなければならない。必要であれば、ジュリーはこれらの割当数を減らすことができ、カッ プルールが特別クオータを決定することができる。 変更事項:605条項 605.4 前走者 1本目で失格となったり、制裁を受けたりした選手が2本目で前走者としてスタートすることは できない。前走者は、大会でスタートできない。 調整事項及び新しく追加:606条項 606.4 選手の装備(競技用品規格も参照する。) ヘルメット 全ての種目で、全ての競技者と前走者は、競技用品規格に沿ったクラッシュヘルメットを被 9 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere ることが義務付けられる。 606.5 用品ルール 詳細は、ICR222 条項、FIS 競技用品規格、コマーシャルマーキングを参照する。 606.6 広告 レース及びトレーニング中に着用する用品や装備への広告は、FIS ガイドライン 規格(仕様)に従 ったものでなければならない。 607.3 1) ジュニアⅠの1年目の選手:FIS ポイントに算定される GS、SL において、1シーズン当たりの最 高レーススタート回数:25 回 26 回目以降のリザルトは取り消され、FIS ポイントは計算されない。 10 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere スピード系の滑降とスーパーG には規制は設けない。 クラシフィケーション小委員会がこのルールに対する違反を FIS 理事会に連絡する。 新しい条項の番号:608 1250条項 チルドレンの国際アルペン競技 (Children’s International Alpine Competitions) 608.1 1250.1 FIS の承認(Approval by the FIS) ユース及びチルドレンの競技は FIS の承認を経て FIS 競技カレンダーに掲示される。 608.2 1250.2 競技の制限(Limits on Competitions) 608.2.1 1250.2.1 チルドレンⅠとⅡの年齢グループの国際チルドレン競技は、ヨーロッパにおいて最大 10 試合、 スカンジナビア地域では 2 試合まで、開催することができる。(アメリカ、カナダ、アジア、 そして南半球は除く) 608.2.2 1250.2.2 チルドレン 1 の選手は、自国以外で開催される国際チルドレンアルペン競技については、 2 回までしか参加できない。 チルドレン 2 の初年度の選手は 3 回、最終年の選手は 4 回まで、自国以外で開催される国際チ ルドレンアルペン競技に参加することができる。この規則が順守されているかは、ユース及 びチルドレン問題委員会の委員長が監視する。 608.3 1250.3 チルドレンⅠの競技(Competition for Children I) チルドレンⅠの競技は、GS(大回転)1 試合と 1 パラレル試合で構成する。 608.4 1250.4 国境地帯 国境地帯近辺でのユース及びチルドレン大会は、近接する地域のスキー連盟のみが参加する 限り、FIS に書面で登録する。 608.5 1250.5 クラブ競技 様々なクラブからのチームのみが参加するクラブ競技は、開催クラブが書面でその国のスキ ー連盟へ登録する。 608.6 1250.6 年齢制限 これらの競技のチルドレンの年齢制限は、第 607 条に従う。 チルドレン大会に参加する各選手は、公式書類(証明書、パスポート)で自分の生年を証明 しなければならない。生年はレースエントリーに記載しなければならない。 新しく追加:611.3.5条項 611.3.5 ネットタイム計算に用いるコンピュータソフトウェアも計時機器に使用される正確な「The Time of day」を使用しなければならない。 変更事項:614.1.3条項 614.1.3 一般の人々が立ち入らない、適切なウォームアップコースを用意しなければならない。するべき である。 新しく追加:614.1.5条項 614.1.5 ウォームアップコース 軽微なコース変更 急を要する不本質的な(しかし、軽微な旗門の移動などの)コース変更のケースでは、新たなイ ンスペクションやトレーニングプランを必要としない。但し、詳細について、チームキャプテン に連絡、選手にはレフリーからスタートで情報提供しなければならない。 11 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 削除:614.2.3条項 クラッシュヘルメット(滑降及びスーパーG) 選手または前走者がクラッシュヘルメットを着用しない場合、スタートは認められない。 調整事項:615.2条項 615.2 フィニッシュラインとそのマーキング フィニッシュラインは、「フィニッシュ」と書かれた水平バナーでつながれた2本の支柱または 垂直バナーでマークする。フィニッシュの最低幅は、滑降及びスーパーG では約 15m以上、回転 及び大回転では約 10m以上なければならない。例外として、TD ジュリーが技術的または地形的理 由により、この幅を狭くすることができる。フィニッシュの幅は、2本の支柱またはバナーの間 の距離とみなされる。計時機器の設置に使用する台も、最低これだけ離されなければならない。 計時機器の台は通常、フィニッシュポストまたはバナーの後ろ斜面側に設置することができる。 また、フィニッシュラインは塗料ではっきりとマークしなければならない。 調整事項:617.3.2条項 617.3.2 複合のリザルトは、複合競技の各種目それぞれのレースタイムポイントを加算して計算する。 (または、冬季オリンピック、世界選手権、ワールドカップ:レースポイントタイムを加算して) 新しく追加:618条項 FISレースポイント (FIS Race Points)&FIS競技への参加(古い条項1260~1280) 618 FIS ポイントルール(ICR の不可欠な部分)を参照する。 新しい条項の番号:619条項 619 618 表彰式 表彰式 レース終了前や技術代表が了承する前に、表彰式を開催することはできない。開催者には、この前 に予想される勝者を発表する権利がある。この発表は非公式であり、公式表彰式とは別の場所で行 われる。 修正事項/調整事項:621.10条項 2本目のスタート順 621.10.1 2 本に分けて行われる競技では、2 本目のスタート順は 30 15 位までを除く 1 本目のリザルトリス トで決定する。 621.10.2 15 30 位までのスタート順は次の通り: リザルトリストの 30 15 位 29 14 28 13 27 12 1 : 1 番スタート 位 :2 番スタート 位 :3 番スタート 位 :4 番スタート 位 :30 15 番スタート 31 16 位以下は 1 本目のリザルトリストに従う。 30 15 位の選手が複数の場合、スタートナンバーの最も小さい選手が最初にスタートする。 第 1 グループが 15 名に満たない場合、2 本目では同じ人数をリバースする。 12 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 621.10.3 FIS レースにおける 2 本目のスタート順 コース状況が良い場合には、ジュリーは 2 本目のスタート順として 1 位から 30 位までをリバ ースすることを決定できる。この決定は、1 本目スタートの遅くとも 1 時間前までに公式に発 表しなければならない(チルドレン競技を除く)。ジュリーは1本目のスタートの1時間前 までに、リバース人数を1本目 15 位までに減らすかどうか決定することができる。 新しく追加:621.12条項 選手がある大会にエントリーしてドローも済ませた後に、別の大会に出場するためにこの大会を離 れた場合、この大会に戻って出場することはできない。FIS オフィスは、適切な対応を行うために、 すべてのダブルエントリーについて FIS 理事会に言及する。 修正事項:624条項 レース滑走(ラン)またはトレーニングの中断 レース滑走(ラン)が中断を湯着なくされ、同日に終了できない場合、そのレース滑走(ラン) が中止されたと扱われる。 624.2を削除 626条に移動 このような場合はすべて、詳細に渡る報告書を FIS と開催国連盟に提出しなければならない。報告 書には中止された競技が FIS ポイントの対象になるかどうかについて、確実な根拠のある忠告を記 載しなければならない。 新しい条項の番号:624.2条項 624.23 短期間の中断 各ジュリーメンバーには、旗門審判員の要請に基づいて、レース滑走(ラン)の短期間の中断を命 じる権利がある。 調整事項:625・626条項 625.1 競技の中止Termination of a Competition ジュリーによる中止 - 選手が妨害的な外的影響を受ける場合 - 同一でない状況が発生したり、レースの適切な運営がもはや保証できない場合 625.2 報告書 (Report) 624.2 条を参照 626 報告書(古い 626 "上訴を削除) すべての大会中断及び中止に関して(624 条項, 625 条項)、詳細のレポートが TD によって FIS と運 営している各国スキー連盟に提出される。そのレポートには、中止になった大会が FIS ポイントに 考慮されるか否かの十分な根拠に基づいたアドバイスが含まれていなければならない。 削除:626条項 上訴 ジュリーの決定に対する上訴(第 647 条)及び競技のキャンセル、中断、中止に関する TD の決定 に対する抗議(第 641 条)を行うことができる。どちらの場合も、当該決定の発表から 24 時間以 内に FIS へ詳細を提出しなければならない。 13 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 決定事項:627.6条項 627.6 競技用品仕様にかなったクラッシュヘルメットを着用しない(707, 807, 907, 1007 条項)、またはスキ ーブレーキのついたスキーを着用しない。(606.3 条項) 新しく追加:640条項 抗議 640.1 ジュリーは、物的証拠を伴わない抗議は受付けない。 640.2 ジュリーは先の意見を再評価するには、その意見に関係する新たな証拠がある場合のみ許される。 640.3 ジュリー決定は 641 条による抗議、または、671.1.1 条に関係する上訴がある場合以外は、最終判 断である。 修正事項/調整事項:641条項 抗議の種類 641.3 競技中、他の 1 人の選手または役員に対して 641.6 技術代表のその他ジュリーの決定指導(Instruction)に対して 削除:642条項 342.2 提出場所 第 624 条による抗議は FIS へ提出。 修正事項/調整事項:643条項 提出期限 643.3 競技中の他の 1 人の選手、選手の用具、役員の不正行為に対して 643.6 その他すべてのジュリーまたは技術代表の決定指導(Instruction)に対して: - 直ちに、また、第 643.4 条による抗議提出期限前 新しく追加:647.1.1条項 上訴は、次に対して行うことができる: - 224.10 条に関するジュリーの決定による貨幣罰金 - レース中止(第 625 条)についてのジュリーの決定 - ジュリー決定により中断された競技会の FIS ポイントの取得承認 - 公式リザルトリスト。明らかかつ立証された計算ミスに対してのみ可能。 決定事項:647.1.3.2条項 647.1.3.2 公式リザルトリストに対する上訴は、FIS 事務局によって FIS 理事会にレース当日を含めて 30 日以 内に提出される。(FIS 定款の 52.1 条に合わせる) 修正事項/調整事項:650条項 650.6.1 公認手続き 申請者 必要書類4部ずつの準備ができ次第、申請クラブは所属国連盟を通じてアルペンコース小委員会委 員長へ公認申請を送付するか、所属国連盟の同意を得た上で、現地視察中のインスペクターに渡す。 14 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere この場合、インスペクターがコピーを所定の配布先に配布する。 同時に申請者は、各国スキー連盟は、毎公認につき 150 スイスフラン相当額を次の口座に振込む FIS 事務局に払う。 UBS AG, CH-3001 Bern account number: 90-478.280.0 この金額で管理費用を負担する。インスペクターの旅費及び滞在費は、申請者(クラブ)が直接イ ンスペクターに支払わなければならない。インスペクターの自宅から現地までの往復旅費は次のよ うに計算する。 650.6.4 - 移動1日あたり 100 80 スイスフラン - 鉄道運賃: ファーストクラス - 自家用車: 1キロメートル当たり 0.70 スイスフラン - 航空運賃: エコノミー FIS コース公認証の発行 視察報告書が肯定的なもので、それ以上コースに手を加える必要がない場合は、アルペンコース 小委員会委員長は申請者に公認証の原本を当該国スキー連盟と FIS には、そのコピーを送付する。 公認証にはコース名、コースの種類、テクニカルデータが記載されている。公認証の登録番号は、 公認コースの総数、公認証発行年月が示されている。 公認証は、料金が支払われた場合のみ発行される。 新しい条項の番号:655条項 人口照明下での競技 (Competitions under artificial light)(古い条項 1200条項) 655.1 1200.1 人工照明下で競技を開催することができる。 655.2 1200.2 照明は、次の条件に従わなければならない: 655.2.1 1200.2.1 照明度は、コースのいかなる場所でも、コース表面に対し平行に測定して、80 ルクス以 上でなければならない。照明は可能な限り均等な状態にするべきである。 655.2.2 1200.2.2 投光照明(フラッドライト)は、ライトがコースの地形を変えないように設置しなけれ ばならない。ライトは選手に正確なコース状況を照らし出さなければならず、遠近感 (深度や精密度)を変えることがあってはならない。 655.2.3 1200.2.3 ライトによって選手の影がレーシングラインに映ってはならない。また眩しい光により 選手の目をくらますことがあってはならない。 655.3 1200.3 TD は、ジュリーと一緒に、照明がルールに沿ったものであることを事前にチェックしな ければならない。 655.4 1200.4 TD は、照明の質に関する追加報告書を提出しなければならない。 15 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 調整事項:660条項 661 旗門審判員 旗門通過のコントロール(説明) (滑降, 大回転、Super-G 旗門) 16 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 661.1 各旗門審判員は、次の項目のある次を記載してある各滑走の旗門記録表(チェックカード)を、 必要に応じ全天候型のカバーと共に受取らなければならない。 661.1.1 旗門審判員の氏名 661.1.2 旗門審判員が担当した旗門の番号 661.1.3 滑走が1本目か2本目かの指定 661.2 選手が旗門(あるいはゲートマーカー)を第 661.4 条に従い正確に通過しなかった場合、旗門審判 員は直ちに明確に旗門記録表にの指定箇所に次のことを記入する。 661.2.1 選手のスタート番号(ビブ) 661.2.2 旗門審判員が2旗門以上を受け持つ場合は、不通過のあった旗門番号。 661.2.3 F (Fault)の文字 661.2.4 1 不通過の状態の絵は、(スケッチ図は 661.3 旗門審判員は、選手が外部の援助(転倒の場合など)(628.13)を受けなかったかを監視 観察し なければならない。この種の違反も同様に旗門記録表に記入しなければならない。 661.4 正確な通過 661.4.1 選手の両スキーの先端と両足が旗門線を横切ったとき、旗門を正確に通過したことになる。例え ば、スラロームポールをまたぐといった不通過となる行為をせずに、選手の片方のスキーが外れ てしまった場合は、もう片方のスキーの先端と両足が旗門線を通過しなければならない。このル ールは、選手が旗門まで登って戻らなくてはならない場合にも有効である。 661.4.1.1 滑降、大回転、スーパーG の旗門線は、フラッグでつながった 2 組のポールから成る旗門のインナ ーポール間の雪面最短線である。(第 661 条、Fig. 1) 661.4.1.2 回転の旗門線はターニングポールとアウトポール間の雪面最短線である。(第 661 条、Fig. 2) 661.4.1.3 選手の両スキーの先端と両足が旗門線を通過する前に、垂直に置かれたポールを選手が移動させ てしまうことがあっても、両スキーの先端と両足で正規の旗門線を通過しなければならない。 (雪上へのマーキング) 661.4.2 パラレルスラロームでは、両スキーの先端と両足がゲートマーカーの外側をターンの方向に通過 したとき、正確な通過となる。(第 661 条 Fig. 3) 662 旗門審判員の職務の重要性 662.1 各旗門審判員は競技ルールに十分に精通していなければならない。しているべきである。 667.2 旗門審判員はジュリーの指示に従う必要がある。 662.2 競技を注視しているにもかかわらず、優秀な旗門審判員ですら個々のケース、選手の不通過を見 逃してしまったり、誤った不通過の判定をしてしまう場合がある。しかし選手にとっては、客観 的事実こそ決定的に重要である。 不可欠 ) 隣接の旗門審判員、ジュリーメンバー、公式ビデオコントローラーの選手に関する報告が、当該の 旗門審判員の記録と異なる場合には、選手の失格の可能性や抗議についての判定を考慮に入れジュ リーはこれらの記録を自由に判断する。 662.2 3 旗門審判員が下す決定は、明確で偏っていないものでなければならない。行動は冷静かつ注意深 く慎重でなければならない。疑わしい場合、旗門審判員は「不通過を不当に罰するより罰しない 方がよい」の原則に従うべきである。旗門審判員は違反を犯したと確信した時のみ、違反と示さ なくてはいけない。 662.4 旗門審判員は、選手が不通過したことを確信したときにのみ、不通過を宣告しなければならない。 抗議が出た場合は、選手がどのように不通過したかを明確かつ疑問のないように説明できなけれ ばならない。 17 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 662.3 4.1 不通過だったかどうか疑問に思った場合は、旗門審判員は最大限に注意深く調査しなければなら ない。自分の記録を確認するため、隣の旗門審判員と相談することができる。コース上のシュプ ールを調べるため、ジュリーメンバーを通じてレースを少し中断するよう要求することもできる。 662.4 近くの旗門審判員、ジュリーメンバー又は公式ビデオコントローラーが選手に関して報告をし、そ の報告が問題となっている旗門審判員の記録と異なる場合、ジュリーは競技者の失格の可能性、 または抗議に関する決定を考慮して、これらの記録を自由に解釈することができる。 662.4.2 観衆の意見にその判断を影響されてはいけない。同様に、目撃者がたとえ経験者だとしても、そ の意見を採用することはできない。 662.5 回転及び大回転では、第 662.2 条に従い、旗門審判員の責任は自分が受け持つ最初の旗門に選手が 接近するときから始まり、自分が受け持つ最後の旗門を選手が通過したときに終了する。滑降及 びスーパーG では、旗門審判員は上下両方の見える範囲すべてを監視する。 663 選手への情報提供 663.1 選手が失敗または転倒した場合、選手は旗門審判員に違反が行われたがどうか質問することが許 されている。できる。そして、旗門審判員は、もし聞かれたら、選手が失格となるような過失を 犯した場合、できる限り知らせなければならない。 663.2 旗門審判員はどんな場合でも、はっきりとした確固たる声で選手の質問に答えるか、次のどちら かの言葉で指示する: 663.2.1 “Go!”「行け」:旗門審判員が正確な旗門通過と認め、選手が失格とならない場合 663.2.2 “Back!”「戻れ」:選手が失格になると思われる場合 663.3 原則として、旗門審判員は、これらの用語を開催国の言語で話す。 663.2 3.1 選手は、自分の行動に完全に責任を持ち、この点について旗門審判員に責任を取らせることはで きない。 664 失格の即時公表 664.1 特に回転競技(またはパラレルレース)では、ジュリーは、旗門審判員が失格となる過失を直ち に次の方法で合図するように、決定することができる。 664.2 失格の即時公示は、次の方法で行うことができる: 664.2.1 視界が良い場合は、特定の色の旗を上げる、 664.2.2 視界が悪いか霧の場合は、音声合図による、 664.2.3 もしくは開催者が準備したその他の手段による。(670 条項ビデオコントロール) 664.2 3 即時公表があっても、旗門審判員は、すべての違反を記録表に記入しなければならない。即時公 表があっても、旗門審判員による記録表への記入が免除となる訳ではない。 664.3 4 旗門審判員は、要請によりジュリーメンバーに情報を提供しなければならない。 665 1本目と2本目の競技終了時の旗門審判員の任務 665.1 ジュリーの指示に従い、旗門審判係長(またはその助手)はすべての旗門記録表を各滑走(ラ ン)が終了した後、直ちに収集し、フィニッシュの主審に渡す必要がある。 665.2 1 本目の終了後、旗門審判係長が 2 本目用の旗門記録表を配布する。 666 666.1 競技終了後の旗門審判員の任務 失格となる過失を記録した旗門審判員及び再レースとなるような出来事を目撃した旗門審判員は、 ジュリーの抗議処理が終了するまで待機する。 18 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 666.2 ジュリーの招集に待機している旗門審判員を解散させるのは、TD の責任である。 667 旗門審判員の追加任務 667.1 旗門記録表に必要事項を記入後、旗門審判員は、必要な職務後、を直ちに他の任務をする取りか かることを求められる場合もある。以下を含む。らなければならない。旗門審判員は、次のこと を注意して行うべきである。 667.1.1 旗門ポールの交換、を垂直に立て直す(傾いているポールは選手の助けになり、また、妨げにも なる。) 667.1.2 倒されて外れたポールを正しい位置に戻す;位置は雪上塗料でマークされている。 667.1.3 破れたり、なくなった旗の交換は可能な限り取り替える。 667.1.4 折れた旗門ポールを色(青か赤)に従って取り替える;折れたポールの破片はコース脇に片付け るべきである。 667.1.5 担当旗門周辺のコース整備作業を行う。 667.2 1.6 旗門審判員はコースをクリアーな状態に保つのを助け、 667.1.7 選手や第三者によってコース上についた跡を取り除く。 667.2 旗門審判員はジャッジの指示に従い、競技コースに入ることを認められた人々を、仕事をするの に適切な場所へ案内しなければならない。その際選手の邪魔にならないよう注意すること。 (一部を第 662.1 条に移動) 667.3 旗門審判員はジュリーの指示が順守されているかどうかを注視する(トレーニングの場所や時間、 可能なトレーニングの種類、インスペクション、予定など)。 667.3 4 選手がレース中に妨害を受けた場合、その選手は直ちに停止し、レースコースを離れ、最寄りの 旗門審判員にその旨、報告しなければならない。旗門審判員は旗門記録表にこの事実状況を記入 し、1本目または2本目の終了時に、ジュリーに提出できるようにしなければならない。旗門審 判員は、その選手に対し、主審またはその他のジュリーメンバーのところに直ちに出向くよう要 求しなければならない。 668 旗門審判員の位置とサポート 668.1 旗門審判員は、他の人から離れた位置を選ばなければならない。自分が担当する旗門、地形、コ ースがよく見える位置を取らなければならない。そこは、機敏に行動ができる程度に近い位置で あって、選手の妨げとならない程度に離れていなければならない。 旗門審判員は安全な場所に位置しなければいけない。 668.2 開催者は、周囲から容易に確認され易くするように旗門員の容姿を整えなければならない。識別 の方法または服装は、ゲートフラッグと混同してしまう色は使用しないこと。 668.3 旗門審判員は、滑走(ラン)のスタート前に余裕を持って、配置に着くようにするべきである。 開催者は、必要に応じて、悪天候から身を守れる装備を旗門審判員に提供し、滑走(ラン)の間、 副食供与するのが望ましい。 668.4 旗門審判員には、任務を円滑に遂行するに必要な道具を提供するべきである。 669 旗門審判員の数 669.1 開催者には、十分な人数の有能な任務を遂行できる旗門審判員を揃える責任がある。必要であれ ば、旗門審判係長の同席の下、最終指示を与えるために旗門審判員を集合させることもできる。 要求があれば、TD はこれに出席することができる。 669.2 開催者は、トレーニング及び特にレースに動員できる旗門審判員の人数をジュリーに報告しなけ ればならない。 669.3 冬季オリンピック、FIS 世界選手権及び FIS ワールドカップでは、ジュリーが旗門審判数を決める。 19 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 670 旗門審判員の援助 670.1 The gate judge should be in his position well before the start of the race. His work could last several hours and may be made miserable by atmospheric conditions. It is advisable for the organisers to provide the gate judge with protective clothing against the cold, wind and snow. 670.2 In extreme cases, the organisers should supply a number of replacement gate judges who could replace gate judges during a race (or for the second run) if there appears to be any need for replacement. 670.3 The organiser must provide the gate judges with some form of nourishment at their positions. 670.4 At particularly difficult places where poles are often knocked down or broken, it is advisable that an assistant be assigned to help the gate judge. 670.5 The equipment necessary for the proper fulfilment of the gate judge's functions must be anticipated and put at his disposal. In particular: 670.5.1 A special plastic cover for the check card to protect it against snow and water. 670.5.2 A pencil, if possible attached to the cover by a string. An extra pencil. A few sheets of blank paper to note any incidents. 670.5.3 The necessary tools to work on keeping the course in proper condition: (670 条項すべて削除) shovel, rake, drill, wedges, etc. 670.5.4 Enough replacement poles of the right colours. They should be placed at the side of the course. 新しい条項の番号:670 5条項 ビデオコントロール 開催者が公式ビデオコントロール用の専門設備を持っている場合は、ジュリーが公式ビデオコン トローラーを任命することができる。ビデオコントローラーの任務は、コース上で選手の通過を 観察することである。 調整事項:680.1条項 680.1 リジッドポール 直径が最少 20mm から最大 32mm で、ジョイントのない丸い均一なポールが、リジッドポールとし て認められる。セットされたときに雪面から 1.80m 以上出る長さで、破片にならない素材(プラス チック、可塑性を与えた竹、またはこれらに近い特性をもつ材質)で作られたものでなければな らない。 滑降では、最大直径 50mm のポールを使用することが認められる(リジッドポール及びフレックス ポール(最大 35mm))。 680.2.2 フレックスポールの FIS 規格 フレックスポールの構造と機能に関するさらなる詳細は、有効な FIS のフレックスポール規格で規 制されている。 変更事項:701.1条項 701.1.1 男子滑降 種目 標高差(Vertical Drop) 男子コース(Men’s Downhill Course) 冬季オリンピック、FIS 世界選手権、FIS ワールドカップ及び FIS コンチネンタルカップ: - 800m(例外的に 750m、コンチネンタルカップでは 550 650m)-1100m その他すべての FIS レース: - 500m-1100m(ジュニア 700m) 20 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 削除:704.1.1から704.1.4条項 ダブルエントリー 704.1.1 第 215.2 条及び第 621.12 条の例外事項として選手は別のレースにエントリーしたり、ドローされ ることが認められる。ただし、選手が最初の種目の第 1 トレーニングランに出場し別の種目にお いてドローされている場合は除外し最初のレースに戻ることは許されない。 704.1.2 前項ルールにおける違反行為があった場合、TD は FIS に報告しなくてはならない。 704.1.3 第 621.12 条の例外事項が定める権利として、各国連盟あたり上限 3 名までとする。 種目の変更にかかる費用の全ては、各国連盟の責任において精算される。 修正事項:704.2条項 滑走種目におけるトレーニング期間 インスペクションと公式トレーニングには、基本的に 2~ 修正事項:801.1.2条項 801.1.2 女子スラローム 女子コース(Ladie's 3 日間を予定するべきである。 種目の標高差(Vertical Drop) Courses) オリンピック冬季競技大会、FIS 世界選手権大会及びワールドカップ: - 140 - 220 200 m その他すべての FIS レース: - 120 - 200 m 新しく追加/変更事項:801.2.3条項 801.2.3 旗門/方向転換 旗門の幅は、4m 以上 6m 以下でなければならない。 コンビネーション(ヘアピンもしくはバーティカル)中の 2 つの旗門の距離は、0.75m 以上でな ければならない。ある旗門の旗門ラインと別の旗門のポールの間だけではなく、異なる旗門のポ ールとポールの間でも、この距離をとらなければならない。 連続するオープンまたはクローズド旗門のターニングポール間の距離は、6m 0.75m 以上 13 15m 以下でなければならない。(すべてのカテゴリーに対して有効) 例外:チルドレン1、2は、12m 以下。 ディレードターンのターニングポール間の距離は 12mm以上 18m 以下でなければならない。 801.2.4 旗門数/方向転換数: 801.2.4.1 オリンピック冬季競技大会、FIS 世界選手権大会、ワールドカップ、FIS、コンチネンタルカップ、 エントリーリーグ、チルドレン1、2 標高差の 30%-35%+/- 3 方向転換数 ※競技日に実際に設定されたスタートとフィニッシュの標高差を測定して算出する。 Men's WC: Ladies' WC: minimum 55 direction changes3) maximum 75 direction changes + 3) minimum 45 direction changes3) maximum 65 direction changes 21 + 3) Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 801.2.4.2 FIS and Continental Cup competitions、Children I, Children II Men: minimum 55 gates3) maximum 75 gates + 3) as excepminimum 45 gates 3) tion maximum 65 gates + 3) minimum 32 gates maximum 40 gates minimum 38 gates maximum 50 gates minimum 32 gates maximum 50 gates Ladies: Children I: Children II: Entry League: 新しく追加/変更事項:803.2、803.3条項 803.2 回転には、オープンゲート(水平旗門)とクローズゲート(垂直旗門)がなければならない。ま た 3、4 旗門からなるヴァーティカル・コンビネーションが最低 1 つ、最高で 3 つ、及びヘアピ ン・コンビネーションが最低 3 つなければならない。回転は、最低1つ、最高で3つのディレー ドターンを含んでいるべきである。 最も重要な旗門と旗門コンビネーションの種類は、オープンゲート、クローズド・ヴァーテ ィカルゲート、ヴァーティカル・コンビネーション、ヘアピン・コンビネーション、ディレ ードターンである。 修正事項:903.1.4条項 903.1.4 チルドレンのコースをセットするコースセッターは、選手の身体能力に特に配慮するべきである。 しなければならない。 新しく追加:707, 807, 907, 1007 条 クラッシュヘルメット 全競技者及び前走者は、競技用品仕様に適合したクラッシュヘルメットを着用しなければならな い。FIS スノースポーツにおいて使用されるヘルメットは、その競技分類の特性に対し、明確に設 計、製造され、そして「CE」マークを貼付し、CEEH. DIN1077、or US 2040、ASTM F2040、SNELL S98、 または RS98 などの他の各工業生産品基準に適合した製品でなければならない。 修正事項:1001.1.1条項 1001.1.1 男子スーパーGコースの標高差 男子コース(Men's Courses) - 400 500 m - 650 m アルペンコース小委員会が例外的に最低 450mまで引き下げることができる。 修正事項:1001.3条項 1001.3.4 旗門/方向転換 スーパーG は次の通りセットしなければならない: 標高差の 10%=最高旗門数 それぞれが方向転換を有する。 男子において、もし、標高差が 400mから 500mの場合、最少 32 方向転換数にてセットされなけ ればならない。そして、標高差が 500mから 650mの場合は、最少 35 方向転換数でセットしなけ ればならない。女子の最少低旗門数は、男子 35 旗門、30 旗門としなければならない。(Art. 1001.1.1 による例外:標高差 450m 最低 32 旗門)最少低旗門数(男子 35、女子 30)にカウント されるのは、方向転換を必要とする旗門だけである。 22 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 男女併催競技(同一スタートとフィニッシュ)の場合は、男子のルールが女子にも有効になる。 (標高差が 500mより低い場合、最少 32 方向転換数、標高差が 500mより高い場合は最少 35 方向 転換数) チルドレンⅠ及びⅡ:標高差の最低 8 10%、最大 10 12%の方向転換数 スラロームコースセッティング 803条 23 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 新しく追加/調整事項:1100条項 複合(古い1210条項と差換え) 1100 共通ルール 1100.1 201.6.2 と 201.6.9 条項に基づき、アルペン複合競技会は、FIS に承認された当該種目の技術的規定と 特別規定に従って、開催される。 1100.2 複合競技会は、すべてのレベルで開催される。特別なルールが適用される場合(例、世界選手権 大会、冬季オリンピック、カップ)、これらのルールは、ICR の不可欠な部分としてみなされる。 1100.3 下の複合種目が可能である。 - スーパーコンバインド クラシカルコンバインド 特別な形の複合種目 1100.4 複合競技会は、個人または団体種目として開催される。 1100.5 一本目に選手に与えられるスタート番号は、すべての滑走で同じである。 1100.6 複合競技会のリザルトは、選手が複合の各種目に参加し、中間リザルトに掲載された場合、考慮 のみされる。 1100.7 複合のリザルトは、単一の種目または滑走のレースタイムの合計で計算される。特別な形の複合 種目(1103 条項)は、他の規定に従って計算される。これらの規定は、特別な形の複合種目に対 して有効でもある。(1103 条項) 1100.8 組織委員会は、2本目、次のレースへ進める競技者数をインビテーションに記載しなければなら ない。ジュリーはこの数を変更できる。 1100.9 スタート順は、621 条項に基づき、種目ごと決められる。特別な形の複合種目については、1103.2 条項を参照すること。 1100.10 すでに終わっている種目または滑走のために、中間リザルトのみ発表することができる。公式リ ザルトは、全ての種目または滑走が終わった時、発表のみされる。 1100.11 複合された異なったレースの順序は、開催者によって決定され、レース通知とそのプログラムで アナウンスされなければならない。変更はジュリーによってされる。 1101 スーパーコンバインド 1101.1 (スーパーコンバインドは、)それぞれの技術的規定に基づいて開かれるダウンヒルまたはスー パーG のリザルトとスラロームの 1 滑走のリザルトである。スーパーコンバインド種目は連続する 2 つの滑走からなる。 1101.2 スーパーコンバインドのダウンヒルとスーパーG は、それぞれのコース公認を取得したコースで開 催されなければならない。スラロームは、これらのコース上で開催することができる。 1101.3 もし可能なら、両方の滑走は 1 日で開催されるべきである。 (例外は、ジュリーによって決定のみされる。) 1102 クラシカルコンバインド 1102.1 (クラシカルコンバインドは、)ダウンヒルとスラロームのリザルトである。各種目は、単独で みなされる。 1102.2 スラロームが2番目の種目として開かれた際に、K または ZK のマークを付いた競技者は、上位 30 位以内で通過しない場合、2本目の最後にスタートする。 24 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 1103 特別な形の複合種目 1103.1 700 条項から 1000 条項に基づいて開かれる 3 または 4 種目からなる複合競技会もまた認められる。 1103.2 FIS は、ICR 700 条項から 1000 条項に基づいて、1 から 7 種目からなる複合競技会(アルペンスキー とノルディック種目または水泳、セーリング競技など)を公認することができる。このような複 合種目にとって FIS の許可は必要である。参加と一般規程は、ICR の規程に従ったものでなければ ならない。 新しい条項番号:12120条項 12120.2 団体種目 正反対の契約、協定がない場合、5 名競技者によってチームは形成され、その中で上位 3 名 のタイムを成績に入れる。カウントする。 新しく追加:1211条項 1211 国対抗チーム種目 この種目は、2 つの滑走(スーパーG とスラローム)と 4 連続の各滑走からなる。 1211.1 参加 それぞれの種目(スーパーG、スラローム)で参加資格がある少なくとも 4 選手(男子 2 名、女子 2 名)いるすべての国がエントリーの権利がある。 1211.1.2 各国の参加 各国、各滑走に付き、最高女子 2 名と男子 2 名がスタートできる。各国の全体のチームサイズは、 最大 6 名の選手に限られる。 1211.2 大会コース 女子、男子は同じコースを滑る。 1211.3 登録 合計 FIS ポイントの逆の順番で、国は登録される。女子は 1 から 4 までのビブを、男子は 5 から 8 までのビブをアルファベット順で受取る。 1211.4 ランキング 両方の滑走の各シリーズ(1 国につき 1 選手がシリーズ)からの各国選手の順位ランクの合計が国 対抗チーム種目の勝者を決定する。 順位ランク合計が同位の場合、各シリーズのベスト順位ランクの数(1L, 2M, 3L, 4M, 5L, 6M, 7L and 8M)が考慮される。まだ同位の場合、全てのシリーズのタイムの合計が計算される。 1211.5 スタートでの選手の呼び出し シリーズ1女子では、シリーズが始まる5分前。 その他のシリーズでは、先行するシリーズが終った後、次のシリーズが始まる 1 分前までジュリ ーに決められた時間内に、呼び出しがない場合、選手はスタートできない=DNS 1211.6 スタート制限 国対抗チーム種目では、1 人と同じ選手は、滑走毎、1 回のみスタートできる。 25 Draft Version :Precisions and Instructions for the Season 2007/08 - Edition Northern Hemisphere 新しい番号/調整事項:1220条項 パラレル種目 (旧条項 1100) 1200 パラレル種目 1204.1 各コースには一連の旗門、ポールまたはカーブマーカーを配置する。 各旗門は横約 30cm、縦約 70cm の GS フラッグを取り付けた 2 本のスラロームポールから成り、こ のフラッグは破れたり、外れるように取り付ける。(690 条参照) 新しい番号/調整事項:1240条項 KO System 種目 (旧条項 1230) 削除:1240条項 1240 オリンピック冬季大会と FIS 世界スキー選手権におけるスタート順と WCSL ポイント ワールドカップルールで言及されているため削除。 新しい番号/調整事項:チルドレン ルールが608条項に移動。 2. 競技用品規格 B1.2.1.2, B1.2.1.3, B2.1.2, B3.2 条項のコンチネンタルカップとジュニア世界選手権大会への 適応を 1 年間容認する。(2008/2009 シーズンからは、FIS レベルと同じように適用される。) 3. その他 グレナダ・スキー連盟 グレナダ・スキー連盟は一時停止状態にある。グレナダ・スキー連盟の選手は FIS 大会への参加が 認められていない。 26 標高差と旗門(方向転換)数チェックリスト 種目 性別 DH 滑 降 女子 (条項 70 0) Downhill ダウンヒル OWG/WSC WC COC FIS ENL チルドレン 1本競技:400~500m 2本競技:350~500m 標高差 500 - 800 旗門数 必要数(as required) 高さ 1.00 x 幅 0.75 赤色(青色) 旗形状 高さ 1.00 x 幅 0.75 赤色 男子 SL 競技 女子 回 転 (条項 800) Slalom 男子 スラローム GS 女子 必要数(as required) 旗門数 標高差 800 (750*1)-1100 標高差 140 – 220 500-1100 1本競技:400~500m 2本競技:350~500m 120 – 200 方向転換 80 – 120 3本競技:最低50m Ⅰ.120 max Ⅱ.160 max 標高差の30-35% ±3 標高差 180 - 220 140 - 220 80 – 140 3本競技:最低50m Ⅰ.120 max Ⅱ.160 max 標高差 300 - 400 250 - 400 200 - 250 Ⅰ.250 max Ⅱ.3002) max 11 15% (方向転換) 11-15% (方向転換) 方向転換 大 回 転 旗形状 (条項 900) Giant Slalom 方向転換 ジャイアント 数 男子 スラローム 標高差 SG 550-1100 13 - 15 % 高さ 0.50 X 幅 0.75m 赤色と青色旗を交互に 11-15% (方向転換) 標高差 300 - 450 250 - 450 400 - 600 evtl. 2ジャンプ 350 - 600 evtl. 2ジャンプ 13 - 15 % 200 - 250 Ⅰ.250 max 2) Ⅱ.300 max Ⅰ.225-350 Ⅱ.250-450 標高差の10%(最少方向転換数:30) 女子 スーパー大回転 (条項1000) Super-G 方向転換 ※男女同一スタート&フィニッシュの場合: 最少方向転換数:標高差 400 - 500m = 32 :標高差 500 - 650m = 35 旗形状 高さ 0.50 X 幅 0.75m 赤色と青色旗を交互に 標高差の10% 男子 方向転換 P 女子 & (条項1100) 男子 10% 8-10% 350 - 500 Ⅰ.225-350 Ⅱ.250-450 最少方向転換数:標高差 400 - 500m = 32 :標高差 500 - 650m 650 = 35 35 :標高差 標高差 パラレル Parallel 8-10% 400 - 650 evtl. 2ジャンプ 標高差 80 - 100 Ⅰ.60 Ⅱ.80 旗門数 20 - 30 Ⅰ.12-15 Ⅱ.15-22 旗形状 1) 2) 高さ 0.75m X 幅 0.50m (GS旗と同仕様) Red Track & Blue Track (赤コースと青コース) :除外措置 :2本競技の場合:250m ※チルドレンカテゴリにおけるSuper-Gのセットは選手の体力に配慮してセットする事。 File code:2004_VD_NG_Checklist_20071012.xls 2007年10月発行北半球版 2004_VD_NG_Checklist_20071012.xls Printed date :2007/10/13 File code:20071001_競技用品ルール2007-08用_20071012.xls 競技用品ルール改訂スケジュール 2007年10月1日より施行 1.アルペン競技 スキー 1.2.1.1 スキーの長さ Sex DH/Downhill/滑降 カテゴリ WC/WSC/OWC/COC FIS WC/WSC/OWC/COC Ladies/女子 FIS SG/Super-G/スーパー大回転 WC/WSC/OWC Men COC/FIS MAS WC/WSC/OWC Ladies FIS MAS Children II GS/Giantslalom/大回転 WC/WSC/OWC Men COC/FIS MAS WC/WSC/OWC Ladies COC/FIS MAS SL/Slalom/回転 Men/男子 備考 長さ 215cm 215cm 210cm 210cm 205cm 205cm 185cm 200cm 200cm 180cm 175cm 許容差:ー5cm 許容差:ー5cm 許容差:ー5cm 許容差:なし +(GSスキー使用可) 許容差:ー5cm 許容差:なし +(GSスキー使用可) 185cm 185cm 185cm 180cm 180cm 180cm 許容差:ー5cm 許容差:ー5cm Junior Ⅰには、FISとENLのみ-10cmの許容差を認める Men 全カテゴリ 165cm Ladies 全カテゴリ 155cm 対象:SL&GS 130cm 許容差:ー5cm 許容差:ー5cm Children Ⅰ&Ⅱ MAS マスターズ特別ルール スーパーGを除く全種目において、上記のスキー長の使用を推奨する。 1.2.1.2 スキーの横幅 DH/Downhill/ 滑降 SG/Super-G/ スーパー大回転 Children II GS/Giantslalom/ 大回転 SL/Slalom/ 回転 Children II Children I Sex Men Ladies Men Ladies Men Ladies Men Ladies Men Ladies Men Ladies Men Ladies 07/08 COC以上 FIS/ENL 67mm 1.2.1.3 スキーの半径(ラディウス:最小値) 07/08 08/09 COC以上 FIS/ENL 全カテゴリ 45m 65mm 33m 08/09 全カテゴリ 67mm 60mm 65mm 27m 65mm 65mm 60mm 63mm 27m 23m 21m 27m 23m 63mm 17m 14m 2.安全ビンディング 3.スキーブーツ 2.2.2 最大高 カテゴリ 整備によって生じる許容差として-1mを認める 07/08 COC以上 FIS/ENL 08/09 全カテゴリ Sex Men JuniorⅠ以上 50mm 55mm 50mm Ladies Men Children I & II Ladies 50mm Men MAS Ladies ※最大高とは、スキーの滑走面の下側からスキーブーツソールまでの間隔。 3.2 ブーツソールの厚さ 07/08 COC以上 FIS/ENL 43mm *2 45mm *2 08/09 全カテゴリ 43mm *2 43mm 45mm 45mm 但し、マスターズは左記の数値は推奨値とする。 ■ 第1条.2.1.2、2.1.3、第2条2.2、第3条2については、COCの競技会でも1年間の施行前許容措置を施す。新仕様前の用具の使用も容認する。 新決定事項Edition2参照 *1 対象種目として、フリースタイルスキークロスを含む *2 対象種目として、フリースタイルスキークロスとグラススキーを含む ※ 上記のデータは『競技用具とコマーシャルマーキングに関する仕様 2007/2008』より抜粋したものです。 OWG: 冬季オリンピック WSC: 世界選手権 WC: ワールドカップ COC: コンチネンタルカップ FIS: FISレース MAS: マスターズ Printed date:2007/10/12 FÉDÉRATION INTERNATIONALE DE SKI INTERNATIONAL SKI FEDERATION INTERNATIONALER SKIVERBAND 2007/2008 3ème LISTE DES POINTS FIS 3rd FIS POINTS LIST 3. FIS PUNKTELISTE Valid until : 15.11.2007 Valable jusqu'au : 15.11.2007 Gültig bis : 15.11.2007 26.10.2007 Category/Catégorie/Kategorie MINIMUM MAXIMUM OWG, WSC, WC 0 0 OWG K, WSC K 0 4 Race level WJC, ANC, SAC, NAC, FEC, EC, UVS 1 6 999 NC 2 8 999 FIS, NJC, JUN, UNI, CIT, CORP, CISM 3 9 999 ENL 4 50 999 MEN Ladies GENERAL Z-Value ADDER Men/Ladies Z-Value ADDER F Value Max points Dis. Level 1 Level 2 Level 3 Level 4 -1.01 1350 310 DH 0 2 3 13 0.00 13 -0.04 610 145 SL 0 2 3 13 0.00 3 13 -0.11 880 200 GS 0 2 3 13 0.00 2 3 13 0.00 1030 250 SG 0 2 3 13 -0.05 2 3 13 2.00 1000 250 SC 0 2 3 13 -2.34 Dis. Level 1 Level 2 Level 3 Level 4 DH 0 2 3 13 SL 0 2 3 GS 0 2 SG 0 SC 0 CH-3653 Oberhofen (Switzerland), Tel +41 (0)33-244 61 61, Fax +41 (0)33-244 61 71 FÉDÉRATION INTERNATIONALE DE SKI INTERNATIONAL SKI FEDERATION INTERNATIONALER SKI VERBAND FIS WORLD CUP QUOTAS 2007/08 - LADIES Valid from 27.10.2007 until 10.12.2007 (GS only for Sölden - new quota 30.10.2007) Downhill (DH) Nation 60 WCSL Quotas Basic Quota Total & Additional COC Winner ARG AUT CAN CRO FRA GBR GER ITA LIE MON NOR RUS SLO SPA SUI SWE USA 61 12 7 1 5 1 3 7 1 1 1 1 11 3 7 54 8 7 1 5 1 3 7 1 1 1 1 8 3 7 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 8 2 6 2 4 8 2 2 1 1 2 2 9 4 8 M.B. Simari-Birkner Christine Sponring Sh. Lawrence & L. Yurkiw Lucia Mazzotti Lara Gut WC Rules art. 3.2: All other countries may enter one competitor if she/he has a maximum of 120 FIS points in DH * under condition that she/he is qualified according to WC Rules art. 3.8.1 Super-G (SG) Nation AUT ARG CAN CHI CRO CZE FIN FRA GBR GER ITA JPN LIE MON NOR NZE RUS SLO SPA SUI SWE USA 60 WCSL Quotas 56 49 15 5 1 1 2 1 4 6 1 1 2 1 6 4 6 8 5 1 1 2 1 4 6 1 1 2 1 6 4 6 Basic Quota Total & Additional COC Winner 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 1 6 1 2 2 1 3 2 5 7 1 2 2 1 1 1 3 2 7 5 7 2 of A. Fenninger, M. Holaus & S. Koehle M.B. Simari-Birkner Marie-Michèle Gagnon 1 of E. Kiyoshawa & K. Yasuda Janelle Miller Leanne Smith WC Rules art. 3.2: All other countries may enter one competitor if she/he has a maximum of 120 FIS points in SG I:\ALPINE\WC\Quota\0708\perw1.xls 15.10.2007 Seite 1 * under condition that she/he is qualified according to WC Rules art. 3.8.1 I:\ALPINE\WC\Quota\0708\perw1.xls 15.10.2007 Seite 2 Super Combined (SC) Nation 60 WCSL Quotas Basic Quota Total & Additional COC Winner AUT ARG CAN CHI CRO CZE FIN FRA GBR GER ITA JPN LIE MON NOR NZE RUS SLO SPA SUI SVK SWE USA 49 9 5 1 1 6 1 4 3 1 3 5 1 4 5 48 8 5 1 1 6 1 4 3 1 3 5 1 4 5 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 1 6 1 1 2 2 7 2 5 4 1 2 1 1 1 1 4 1 6 2 5 6 D. Zeiser & Chr. Sponring Marie-Michèle Gagnon Janelle Miller Marusa Ferk Chelsea Marshall WC Rules art. 3.2: All other countries may enter one competitor if she/he has a maximum of 120 FIS points in SC * under condition that she/he is qualified according to WC Rules art. 3.8.1 Giant Slalom (GS) Nation 60 WCSL Quotas Basic Quota Total & Additional COC Winner ARG AUS AUT CAN CRO CZE FIN FRA GBR GER ITA LIE JPN NOR NZE RUS SLO SPA SRB SUI SVK SWE USA 60 10 5 2 1 2 4 1 5 6 1 1 4 1 1 4 1 5 6 58 8 5 2 1 2 4 1 5 6 1 1 4 1 1 4 1 5 6 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 6 3 2 3 5 2 6 7 2 1 2 1 1 5 2 2 5 2 6 7 M.B. Simari-Birkner Katya Crema Anna Fenninger Olivia Bertrand Camilla Alfieri Hiromi Yumoto J. Kelley & M. McJames WC Rules art. 3.2: All other countries may enter one competitor if she/he has a max. of 120 FIS points in DH/SG/GS or SL * under condition that she/he is qualified according to WC Rules art. 3.8.1 I:\ALPINE\WC\Quota\0708\perw1.xls 15.10.2007 Seite 3 Slalom (SL) Nation 60 WCSL Quotas Basic Quota Total & Additional COC Winner ARG AUS AUT BEL CAN CRO CZE FIN FRA GBR GER ITA JPN LIE NOR NZE POL SLO SPA SRB SUI SVK SWE USA 61 10 1 3 2 2 6 8 5 4 1 3 1 3 1 5 6 59 8 1 3 2 2 6 8 5 4 1 3 1 3 1 5 6 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 1 2 4 3 3 7 1 9 6 1 1 5 1 2 4 1 2 4 2 6 7 M.B. Simari-Birkner Shona Rubens Claire Dautherives Juri Takishita Sarah Jarvis Marusa Ferk Celina Hangl Kiley Staples WC Rules art. 3.2: All other countries may enter one competitor if she/he has a max. of 120 FIS points in DH/SG/GS or SL * under condition that she/he is qualified according to WC Rules art. 3.8.1 I:\ALPINE\WC\Quota\0708\perw1.xls 15.10.2007 Seite 4 FÉDÉRATION INTERNATIONALE DE SKI INTERNATIONAL SKI FEDERATION INTERNATIONALER SKI VERBAND FIS WORLD CUP QUOTAS 2007/08 - MEN Valid from 28.10.2007 until 03.12.2007 (GS only for Sölden - new GS quota 30.10.2007) Downhill (DH) Nation ARG AUS AUT CAN CHI CRO FRA GBR GER ITA LIE NOR RUS SLO SUI SWE USA 60 WCSL Quotas 59 - 52 - 12 6 7 1 2 8 1 2 2 11 2 5 8 6 7 1 2 8 1 2 2 8 2 5 Basic Quota Total Additional COC Winner 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 7 1 1 8 2 3 9 2 3 1 3 9 3 6 Cristian Simari-Birkner Georg Streitberger Sine Gareth J. Clarey & D. Poisson Erik Fisher WC Rules art. 3.2: All other countries may enter one competitor if she/he has a maximum of 120 FIS points in DH * under condition that she/he is qualified according to WC Rules art. 3.8.1 Super-G (SG) Nation 60 WCSL Quotas Basic Quota Total Additional COC Winner AUS ARG AUT CAN CHI CRO FIN FRA GBR GER ITA JPN LIE KOR NOR RUS SLO SUI SWE USA 52 12 6 1 4 1 9 1 1 2 8 3 4 47 8 6 1 4 1 8 1 1 2 8 3 4 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 7 1 1 2 5 1 2 9 1 2 1 2 1 3 9 4 5 Brenton Fetterplace Chr. Alster & P. Struger Jorge Mandru Takuya Watanabe Olivier Brand E. Fisher & A. Weibrecht WC Rules art. 3.2: All other countries may enter one competitor if she/he has a maximum of 120 FIS points in SG * under condition that she/he is qualified according to WC Rules art. 3.8.1 I:\ALPINE\WC\Quota\0708\perm1.xls 19.10.2007 1 Super Combined (SC) Nation 60 WCSL Quotas Basic Quota Total AUS ARG AUT CAN CHI CRO CZE FIN FRA GBR GER ITA JPN LIE KOR NOR NZE RUS SLO SUI SWE USA 53 9 4 2 3 6 1 8 3 3 5 4 5 52 8 4 2 3 6 1 8 3 3 5 4 5 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 5 1 3 4 1 7 2 1 9 1 1 1 4 1 1 4 6 5 6 Additional COC Winner Alexander Knoll Johan Clarey Angus Howden Carlo Janka E. Fisher & E. Weibrecht WC Rules art. 3.2: All other countries may enter one competitor if she/he has a maximum of 120 FIS points in SG * under condition that she/he is qualified according to WC Rules art. 3.8.1 Giant Slalom (GS) Nation 60 WCSL Quotas Basic Quota Total Additional COC Winner ARG AUS AUT CAN CRO CZE FIN FRA GBR GER ITA JPN LIE KOR NOR RUS SLO SPA SUI SWE USA 55 11 4 2 6 1 12 1 2 3 5 3 5 48 8 4 2 6 1 8 1 2 3 5 3 5 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 5 1 1 3 7 1 2 9 1 2 1 3 1 4 1 6 4 6 Cristian Simari-Birkner Matthew Robertson Matthias Lanzinger Scott Barrett Marcus Sandell Cyprien Richard Yasuhiro Ikuta Tim Jitloff WC Rules art. 3.2: All other countries may enter one competitor if she/he has a max. of 120 FIS points in DH/SG/GS or SL * under condition that she/he is qualified according to WC Rules art. 3.8.1 I:\ALPINE\WC\Quota\0708\perm1.xls 19.10.2007 2 Slalom (SL) Nation 60 WCSL Quotas Basic Quota Total Additional COC Winner ARG AUS AUT BUL CAN CRO CZE FIN FRA GBR GER ITA JPN LIE MDA NOR SLO SPA SUI SVK SWE USA 60 9 1 4 1 2 2 7 1 2 4 2 1 5 3 5 9 2 58 8 1 4 1 2 2 7 1 2 4 2 1 5 3 5 8 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 9 2 5 2 3 3 8 2 3 5 3 1 2 6 4 1 6 1 9 3 Cristian Simari Birkner Brenton Fetterplace Alexander Koll Julien Lizeroux Giuliano Razoli Yasuhiro Ikuta C. Marshall & T. Kelley WC Rules art. 3.2: All other countries may enter one competitor if she/he has a max. of 120 FIS points in DH/SG/GS or SL * under condition that she/he is qualified according to WC Rules art. 3.8.1 I:\ALPINE\WC\Quota\0708\perm1.xls 19.10.2007 3 1 Quotas for Continental Cup (COC) South American Cup (SAC) Australia New Zealand Cup (ANC) based on the 1th FIS points list 2007/2008 valid 01.07.-07.09.07 Ladies: Downhill/Descente/Abfahrt (DH) Nation ARG AUT CAN CRO CZE FRA GBR GER ISL ITA LIE MON ROU SPA SLO SUI SWE USA Top 100 FIS List 18 11 1 1 8 1 2 1 11 1 1 1 1 5 20 3 14 Quota Basic Quota Winner SAC/ANC Total (Art. 2.4) 8 8 1 1 8 1 2 1 8 1 1 1 1 5 8 3 8 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 + 1 SAC 3 10 10 3 3 10 3 4 3 10 3 3 3 3 7 10 5 10 Art.2.1. All other nations from outside of the respective Continental Cup have a quota of 2 on condition that these competitors have a maximum of 160 FIS points in Downhill or Super G on the valid FIS points list. Ladies: Super-G (SG) Nation AUT CAN CHI CRO CZE FRA GBR GER ITA LIE NZE ROU SLO SPA SUI SWE USA Top 100 FIS List 21 8 1 2 11 1 8 12 1 1 6 1 13 4 10 Quota Basic Quota Winner SAC/ANC Total (Art. 2.4) 8 8 1 2 8 1 8 8 1 1 6 1 8 4 8 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 + 1 SAC + 1 ANC 10 10 3 3 4 10 3 10 10 3 3 3 8 3 10 6 10 Art.2.1. All other nations from outside of the respective Continental Cup have a quota of 2 on condition that these competitors have a maximum of 160 FIS points in Downhill, Super G or Giant Slalom on the valid FIS points list. 25.07.2007/tl I:\ALPINE\COC\QUOTAS\COCQUOSH\Cocquosh08.doc 1 Quotas for Continental Cup (COC) South American Cup (SAC) Australia New Zealand Cup (ANC) based on the 1th FIS points list 2007/08 valid 01.07.-07.09.2007 Ladies: Slalom (SL) Nation ARG AUT CAN CRO CZE FIN FRA GER ITA LIE NOR NZE POL SLO SUI SVK SWE USA Top 100 FIS List Quota 11 3 3 5 5 10 13 6 2 5 8 3 3 5 5 8 8 6 2 5 3 6 6 1 8 14 3 6 6 1 8 8 Basic Quota Winner SAC/ANC Total (Art. 2.4) 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 + 1 SAC 3 10 5 5 7 7 10 10 8 4 7 3 5 8 8 3 10 10 + 1 ANC Ladies: Giant Slalom/Slalom Géant/Riesenslalom (GS) Nation ARG AUT CAN CRO CZE FIN FRA GBR GER ITA LIE NOR NZE POL SLO SPA SRB SUI SVK SWE USA Top 100 FIS List 18 8 2 1 2 9 1 10 12 2 2 Quota Basic Quota Winner SAC/ANC 8 8 2 1 2 8 1 8 8 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 + 1 SAC + 1 ANC 1 5 2 1 5 1 5 14 Total (Art. 2.4) 1 5 2 1 5 1 5 8 2 2 2 2 2 2 2 2 3 10 10 4 3 4 10 3 10 10 4 4 3 3 7 4 3 7 3 7 10 Art.2.1. All other nations from outside of the respective Continental Cup have a quota 2 on condition that these competitors have a maximum of 140 FIS points in any of the four disciplines on the valid FIS points list. 25.07.2007/tl I:\ALPINE\COC\QUOTAS\COCQUOSH\Cocquosh08.doc 1 Quotas for Continental Cup (COC) South American Cup (SAC) Australia New Zealand Cup (ANC) based on the 1th FIS points list 2007/08 valid 01.07.-07.09.2007 Men: Downhill/Descente/Abfahrt (DH) Nation AUS AUT CAN CHI CRO CZE FRA GBR GER ITA LIE NOR SLO SUI SWE USA Top 100 FIS List 1 21 8 1 2 13 1 3 12 1 3 4 14 3 13 Quota Basic Quota Winner SAC/ANC Total (Art. 2.4) 1 8 8 1 2 8 1 3 8 1 3 4 8 3 8 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 + 1 SAC + 1 SAC 3 10 10 3 3 4 10 3 5 10 3 5 6 10 5 11 Art.2.1. All other nations from outside of the respective Continental Cup have a quota of 2 on condition that these competitors have a maximum of 160 FIS points in Downhill or Super G on the valid FIS points list. Men: Super-G (SG) Nation AUS AUT CAN CHI CRO CZE FIN FRA GER ITA LIE NOR SLO SUI SWE USA Top 100 FIS List 1 19 8 Quota 1 1 1 13 3 12 1 5 4 17 3 11 1 1 1 8 3 8 1 5 4 8 3 8 Basic Quota Winner SAC/ANC Total (Art. 2.4) 1 8 8 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 + 1 ANC + 1 SAC 4 10 10 3 3 3 3 10 5 10 3 7 6 10 5 10 Art.2.1. All other nations from outside of the respective Continental Cup have a quota of 2 on condition that these competitors have a maximum of 160 FIS points in Downhill, Super G or Giant Slalom on the valid FIS points list. 25.07.2007/tl I:\ALPINE\COC\QUOTAS\COCQUOSH\Cocquosh08.doc 1 Quotas for Continental Cup (COC) South American Cup (SAC) Australia New Zealand Cup (ANC) based on the 1th FIS points list 2006/07 valid 01.07.-09.07.2007 Men: Slalom (SL) Nation ARG AUS AUT BUL CAN CRO CZE FIN FRA GBR GER ITA JPN MDA NOR SLO SUI SWE USA Top 100 FIS List 1 15 1 6 1 4 3 14 1 4 9 3 1 4 5 6 10 12 Quota Basic Quota Winner SAC/ANC Total (Art. 2.4) 1 8 1 6 1 4 3 8 1 4 8 3 1 4 5 6 8 8 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 +1 SAC + 1 ANC 3 4 10 3 8 3 6 5 10 3 6 10 5 3 6 7 8 10 10 Men: Giant Slalom/Slalom Géant/Riesenslalom (GS) Nation ARG AUS AUT CAN CZE FIN FRA GER ITA LIE NOR SLO SUI SWE USA Top 100 FIS List 1 21 8 2 7 11 1 19 1 3 3 10 4 9 Quota Basic Quota Winner SAC/ANC Total (Art. 2.4) 1 8 8 2 7 8 1 8 1 3 3 8 4 8 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 + 1 SAC + 1 ANC 3 4 10 10 4 9 10 3 10 3 5 5 10 6 10 Art.2.1. All other nations from outside of the respective Continental Cup have a quota 2 on condition that these competitors have a maximum of 140 FIS points in any of the four disciplines on the valid FIS points list. 25.07.2007/tl I:\ALPINE\COC\QUOTAS\COCQUOSH\Cocquosh08.doc
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