2011年7月 第143号 - 医療法人医徳会 真壁病院

C o n c e r t o
コ ン チ ェ ル ト
2011
■ Information
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Information■
■■ ■ ■お盆期間の診療
8月12日(金) 通常診療
07
法人広報“コンチェルト”は
医療法人医徳会真壁病院の院外向け広報誌です。
No.
143
医療法人 医徳会 真壁病院 法人広報 コンチェルト 第143号 平成23年7月発行
健康レシピ!
番外編
管理栄養士 八木雅代
非常時の備え(食事編)
非常食は最低限3日分の備えが必要と言われています。しかし、今回の東日本大震災のような
大規模災害では、流通が滞り、かなりの長い期間食材が手に入りにくい事態となりました。
そこで、「非常食」として備蓄しておく食材の他に、乾物など常温で比較的長期保存できる食材
の「買い置き」を少し増やして回転させながら使用することで、いざという時の備えにもなる食材を
いくつかご紹介します。
日頃使っている食材
非常用食材
米・パック切り餅・いも類
そうめん・そば・スパゲッティ
コーンフレーク・即席麺・ビスケット
無洗米・乾パン・アルファ米
パックご飯・フリーズドライ食品
魚や肉の味付け缶詰・レトルトカレー
ツナ缶・コンビーフ缶
おかず類
たまご・大豆類・鮭フレーク(瓶)
魚肉ソーセージ・のり佃煮・高野豆腐
即席スープや汁物・ホールトマト缶
のり・干し椎茸・乾燥わかめ・干しえび
玉葱・人参などの根菜類
飲料
その他
LL(ロングライフ)牛乳(※3ヶ月程度
保存可)・豆乳
常温保存可能なゼリー・果物缶詰
ペットボトルの水やお茶
スポーツドリンク・缶野菜ジュース
スキムミルク・ドライフルーツ
調味料
コンソメ・顆粒シチューの素・マヨネーズ・カレー粉・麺つゆ
(一品で味が決まるので便利)
主食
〈水が使用できない時:洗い物を少なくする台所用品&工夫〉
ラップ・弁当用ホイルカップ・・・・皿に敷いて食器を汚さず使用。
アルミホイル・・・・・・・・・・・「ホイル包み焼き」で調理器具を汚さず洗い物が減量。
ビニール袋・・・・・・・・・・・・ボールの代わりにビニール内で和え物や味付け。
クッキングペーパー・・・・・・・・フライパンに敷いて焼くことで汚れを少なくできる。
〈手間が少なく野菜が摂れるメニュー〉
★トマトスパゲッティ
またはリゾット
ホールトマト缶にコンソメ・ツナ缶を加えてスパゲッティまたはリゾットソースに。
★野菜のマリネ
マリネ液(酢大さじ1・塩小さじ1/4・砂糖大さじ1)を作り、野菜を漬け込む。
※オリーブオイルや昆布茶、粒マスタードを加えると風味がアップ!
■ お盆期間の診療のお知らせ
当院のお盆期間の診療は右記の通りです。よろしくお願
いします。なお、急患はいつでも対応します。まずはお
電話下さい。
13日(土)
14日(日)
15日(月)
16日(火)
17日(水)
休
診
休
診
休
診
休
診
通常診療
■ 医事課より
医事課よりお知らせ
平成23年8月1日後期高齢者医療保険被保険者証が
一斉更新されます。新しい保険者証は7月末日までに各
市町村より郵送されますので、ご来院時窓口までご提出
下さいますようお願いいたします。
また各種保険証も書き換えの際は窓口までご提出お
願いいたします。
私の3.11大震災
第3回
職員紹介はちょっとお休みして、
職員の震災時の体験談を掲載します。
~気仙沼市幸町地区在住 歌津つつじ苑 女性看護職員~
3月11日14時46分。私はあの時アパートでひとりでした。携帯から緊急地震速報が鳴り響き、テレビ
は停電で切れ、今までに経験した事のない大きな強い揺れに襲われました。揺れが治まった後、家の外を見る
と近所の人達が外に出ていました。私も外に出てみましたが、家のすぐ前の信号は止まり、車は渋滞。上の階
の家族は子供を抱いてどこかへ走って行きました。私は何が起きているのか、何をすればいいのか分からず、
パニック状態になってしまいましたが、避難所へ向かう人達を見て、ようやく「自分も避難しなければ!」と
気付きました。何を持てば良いのか分からないまま、いつも通勤に持つ鞄だけを持って近所の高台の中学校に
向かい、坂を上りました。
途中まで来たとき、誰かが「来たぞ~!津波だ~!!」と叫びました。見ると、黒い大きな波がこちらへ向
かって来ました。映画で観たようなシーンと同じ光景で、現実味がありませんでした。
「自分のアパートまでは来ない、来るはずがない」そう思って波の行方を見ていましたが、波はあっさり、ア
パートを飲み込みました。これまで何度か津波警報や避難勧告を経験しましたが、実際は避難することもなく、
津波と言ってもせいぜい海に近い所で膝下まで。今回も、一旦は避難してもすぐにアパートに戻れると思って
いました。一瞬にして住む所も車も失い、これからどうすれば
良いのか、涙が止まりませんでした。
この日の晩はとても寒く、雪が降って来ました。眼下の気仙
沼内湾は火の海で、近くの家も数軒燃えていました。そして時
折、何かが爆発している音が響き渡っていました。まさに地獄
のような信じ難い光景でした。救護班が来るまで一緒に避難所
にいた知人医師と、怪我人や体調不良の方の対応にあたりまし
た。何かしていないと自分自身、どうにかなりそうでした。
その後、避難所で3週間過ごし、ようやく、登米市にアパー
トを借りる事が出来ました。仕事にも復帰できて、まだまだ不
便な中ではありますが、歌津つつじ苑のみんなと頑張っていま
す。気仙沼に残っている友人、知人の中には、家だけではなく
仕事も失った人が大勢います。「生きていく方が地獄」誰かが
言っていましたが、「何万人もの人々が犠牲になった中で、自
分 た ち は 助 か っ た の だ か ら、そ の 人 た ち の 分 ま で 生 き な
きゃ!」そう声を掛け合って避難所を後にしました。
現在は登米市民になりましたが、気仙沼の復興のために、何
かあれば気仙沼に足を運びたいと思います。
がんばろう気仙沼!がんばろう宮城!!
震災翌日の気仙沼市 左が魚市場、
手前中央が避難場所の中学校
★かぼちゃのサラダ
茹でたかぼちゃにレーズン・胡瓜や玉葱を加えて、マヨネーズかドレッシング
で和える。
■リウマチ・膠原病外来 担当はNTT東日本東北病院長 佐々木毅先生です。8月の診療日は27日(土)です。
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