平成 22 年度 事業報告 Ⅰ.庶務事項 1.平成 23 年 3 月 31 日現在の理事等及び評議員は、次の通りです。 (敬称略) 理事長 中村 信也 理事(常務)理事長事務取扱 評議員 高 橋 一 夫 ” 三 浦 芳 嗣 ” 高 谷 幸 ” 野 崎 俊 範 ” 津 村 周 傳 ” 松 本 義 正 ” 田 畑 繁 ” 茅 野 文 利 ” 酒 井 淳 也 ” 朝 川 貞 雄 ” 石 田 正 年 ” 小 松 俊 彦 ” 今 成 敏 夫 ” 武 田 由 次 ” 岡 野 清 志 ” 一 戸 正 勝 ” 小 林 征 三 監事 稲 森 康 悦 理事 9名 監事 1名 評議員 以上 10 名 -1- 以上 9 名 順不同 2.理事会及び評議員会 平成 22 年 4 月 23 日 大石源誌 評議員 ご逝去 (1)第 69 回理事会及び第 21 回評議員会 平成 22 年 5 月 24 日(月) 於 東京都千代田区霞ヶ関 1-1-1 「法曹会館」 (理事会) 議 題 ・平成 21 年度の事業報告並びに収支決算について ・評議員の選出について (評議員会) 議 題 ・平成 21 年度の事業報告並びに収支決算について (2)第 70 回理事会及び第 22 回評議員会 平成 23 年 3 月 28 日(月) 於 神奈川県横浜市鶴見区大黒ふ頭 15 (財)マイコトキシン検査協会 会議室 (書面表決を含む:書面通知 H.23.3.18、書面回答 H.23.3.27 まで) (理事会) 議 題 ・平成 23 年度の事業計画(案)並びに収支予算(案)について ・評議員の選出について ・新公益法人制度に対する基本方針について ・新制度における最初の評議員の選任方法について ・議事録署名人選任の件 (評議員会) 議 題 ・平成 23 年度の事業計画(案)並びに収支予算(案)について ・理事の選任について ・新公益法人制度に対する基本方針について ・新制度における最初の評議員の選任方法について ・議長選任の件 ・議事録署名人選任の件 3.人事異動について ・採 用 (嘱託職員) 15 名(地方の試験品採取担当検査員再任用) (検 査 員) 1名 (非 常 勤) 事務部 ・退 2 名、検査部検査員 1名 職 (嘱託職員) 検査員 1名 (非 常 勤) 事務部 3 名、検査部検査員 1名 -2- Ⅱ.業務管理関係 1.登録検査機関の業務管理等に係る検査(厚生局の検査) 日時・場所: 平成 22 年 6 月 22 日(火) 検 関東信越厚生局 内 査 員: 当協会 食品衛生課 厚生労働技官 4名 容 ・食品衛生法第 33 条第 1 項の「登録の基準」及び第 35 条第 2 項の「技術上の基準」及び第 37 条「製品検査の業務に関する規程」に基づく適合性の確認並びに[登録検査機関における製品 検査の業務管理について」に係る業務管理の状況確認 ・輸入食品等の製品検査及び自主(指導)検査の改善状況の確認 ・「登録検査機関における食品検査の信頼性確保に係る調査等について」に基づく食品検査の信 頼性確保の適正性の確認 ①内部点検、精度管理及び研修等の状況 ②任意に抽出した検査に係る試験検査成績書から試験記録、現場検査記録、検査受託記録に 至る一連の記録等の遡り調査 検査結果等 平成 22 年 7 月 9 日付け「登録検査機関の業務管理等に係る検査について」により検討事項が 示され、平成 22 年 8 月 6 日付け文書により検討内容を報告した。 2.平成 22 年度における検査の信頼性に係る業務管理実績 (1)内部点検 ・目的・理念、組織・体制及び製品検査室の管理に関する内部点検 ・機械器具、試薬等、有毒・有害物質・危険物の管理に関する内部点検 ・試験品の取扱、製品検査の操作等の管理に関する内部点検 ・製品検査の結果の処理、製品検査結果通知書に関する内部点検 ・試験品の保管、内部点検記録、内外部精度管理に関する内部点検 ・データ作成、標本、データの等の保管に関する内部点検 ・研修、外部査察、その他に関する内部点検 (2)精度管理 ①内部精度管理 技能試験 理化学:180 回(n-5)(日常精度管理:2,567 回(n-1)) 細菌学:16 回(日常精度管理:299 回) 妥当性評価 理化学:51 項目(カビ毒:9 項目、残留農薬:37 項目、添加物:5 項目) ②外部精度管理 ・実施機関:財団法人 食品薬品安全センター 理化学調査(添加物Ⅰ着色料、重金属カドミウム、添加物Ⅱサッカリン、残留農薬クロルピ リホス・フェントエート、残留農薬 5 農薬中 3 農薬クロルピリホス・マラチオン・チオベ ンカルブ、動物用医薬品スルファジミジン)6 回 9 項目 その他小麦中の DON・NIV) 計 7 回 11 項目実施 細菌学調査(大腸菌群:加熱食肉、一般細菌数:無加熱摂取冷凍食品、黄色ブドウ球菌:加 -3- 熱食肉食品、サルモネラ属菌:液卵、E.coli:加熱食肉ハンバーグ)計 5 回 5 項目実施 合計 12 回 16 項目実施 ・実施機関:FAPAS 食品化学分析技能評価 理化学調査:パツリン(アップルジュース)、二酸化硫黄(アプリコット)、オクラトキシン (パプリカ)、アフラトキシン(落花生)、着色料(ソフトドリンク)、オクラトキシン(イ ンスタントコーヒー)、オクラトキシン(小麦粉) 計 7 回 7 項目実施 (3)研修 ① 内部研修 ア.京浜地区以外の試験品採取担当検査員の教育研修 ・試験品採取者再教育プログラムによる研修及びアフラトキシンの規制値及び採取量の変更に 係る研修 現地研修:7 回(延べ 19 名) 新潟地区:2 回延べ 4 名(平成.22 年 8 月 31 日、平成 23 年 3 月 10 日) 名古屋地区:2 回延べ 7 名(平成 22 年 5 月 22 日、平成 23 年 3 月 25 日) 阪神地区:2 回延べ 3 名(平成 22 年 8 月 30 日、平成 23 年 3 月 15 日) 九州地区:1 回 5 名(平成 22 年 9 月 15 日∼ 16 日) イ.横浜本部教育研修 ・外部研修会の所内伝達研修 5回 (平成 22 年 5 月 20 日、平成 22 年 5 月 26 日、平成 22 年 8 月 4 日、平成 22 年 9 月 1 日、平成 22 年 10 月 6 日) ・新人研修(検査員 1 名、入力担当者 2 名)3 回 (平成 22 年 4 月 1 日∼ 5 日、平成 22 年 6 月4日、平成 22 年 7 月 12 日) ・所内研究内容研修 ・海外研修報告 2 回(平成 22 年 6 月 10 日、平成 22 年 9 月 16 日) 1 回(平成 22 年 5 月 26 日) ・検査員の入社 2 ヶ月後の自己業務総括報告 ② 1 名(平成 22 年 6 月 21 日) 外部研修 業務関係研修会参加 27 回延べ 44 名 ・各種学会等:5 回 9 名 (H.22.8.27 ∼ 28:第 37 回カビ毒研究会連絡会、H.22.9.9:日本農薬学会残留農薬分析セミナー、 H.22.9.10:日本マイコトキシン学会第 68 回学術講演会、H.23.1.7:日本マイコトキシン学会第 69 回学術 講演会、H.23.3.11:日本検疫医学会第 13 回学術大会) ・一般社団法人登録検査機関協会主催:7 回 10 名 (H.22.6.25:精度管理研修、H.22.7.16:初心者研修、H.22.9.24:食品添加物研修、H.22.10.6 ∼ 8:特殊技術研修、H.22.11.10:残留農薬研修、H.22.11.30:器具・容器包装研修、 H.23.2.18:業務管理研修) -4- ・社団法人日本食品衛生協会主催:3 回 3 名 (H.22.8.2:食品安全行政の現状等、H.22.9.23:フードセフテイジャパンシンポジウム、H.23.3.1:食品衛 生特別講演会) ・横浜輸入食品等衛生協議会主催:2 回 3 名 (H.22.6.28:輸入食品の安全性確保、H.22.10.15:器具・容器包装の安全) ・民間主催:8 回 9 名 (H.22.7.15:FAPAS セミナー、H.22.7.23:サーモフィッシャー食品分析セミナー、H.22.85:ジーエルサイエンス GC セミ ナー、H.22.9.1:分析・科学機器展、H.22.10.19:サーモフィッシャー食品分析セミナー、H.22.10.22:JAB 微生物試験バリデーションと不確かさ、H.22.12.10:ジーエルサイエンス GC 基礎セミナー、H.23.2.17 ∼ 18 :GC/MS メンテナンス、) ・厚生局主催:業務管理・精度管理研修 1 回 5 名 ・横浜検疫所検査センター見学研修:1 回 5 名 (H.23.3.4) (H.22.10.7) Ⅲ.設備・機械器具の整備 平成22年度購入等した主な機械及び設備の改修 機 器 名 等 用 途 設置場所 分光光度計 理化学試験 理化学検査室 カッターミキサー 試料粉砕 試料調整室 カッテイングミルP 試料粉砕 試料調整室 温風乾燥機 器具乾燥 洗浄室 電子天秤 理化学試験 理化学検査室 理化学試験 (リース) 機器室 LC/MS/MS トリプル四重極型 少量危険物貯蔵室 粉砕室 改修 器具・機材庫へ移設 改修 試料調整室 -5- Ⅳ.検査事業報告 食品衛生法第 26 条第 3 項に定められた製品検査及び自主検査を実施した。 平成 22 年度に実施した検査状況は、以下のとおり(前年度比較)。 1.マイコトキシン検査等(H.22.4.1 ∼ H.23.3.31) 平成 21 年度 品 種 別 実施件数 陽性 実施件数 陽性 備 考 命令検査 (アフラトキシン) 生落花生 1,342 13 1,110 16 大粒 ・620 1 ・433 4 小粒 ・722 12 ・677 12 ・0 - ・0 - 落花生加工品 3,600 3 3,497 6 アーモンド 1,202 1 1,282 1 ウォールナッツ 723 0 950 0 ピスタチオナッツ 290 1 233 3 71 0 85 0 いちじく 165 1 150 1 ハトムギ・その他 235 6 174 2 とうもろこし 58 0 50 2 そば・ごま 54 0 46 0 662 3 690 1 0 - から付 その他のナッツ 香辛料 (パツリン) リンゴ果汁等 0 命令検査計 - 8,402 28 8,267 32 生落花生 7 1 75 1 落花生加工品 8 0 74 0 30 0 18 0 2,491 44 2,529 22 408 9 291 8 344 0 102 0 3,288 54 3,089 31 11,690 82 11,356 63 自主検査 (アフラトキシン) ナッツ類(その他) 香辛料 その他(ハトムギ,とうもろこし他) (その他のマイコトキシン) 酵素等 自主検査計 合 計 -6- 平成 22 年度の 計画件数 12,520 件 2. 有害物質・添加物等の検査(H.22.4.1 ∼ H.23.3.31) 左記のうち規 区分 検 査 種 別 実施項目数 平 成 21 年 度 格外項目数 備 実施項目数 項目 命 残留農薬 落花生 554 項目 項目 4 346 考 規格外数 項目 平成 22 年度 3 の計画項目数 令 残留農薬 野菜等 3 854 1 9 0 39 0 415 0 652 0 1,609 7 1,891 4 落花生等 151 4 237 36 冷凍食品等 383 2 548 3 他 2,169 2 2,987 14 等 70 0 66 0 - 0 - 1 1,159 1 60 0 58 0 0 - 0 3,718 9 5,055 54 5,327 16 6,946 58 検 サイクラミン酸 果実缶詰等 査 メラミン 乳製品原料加工品 小 自 計 食 残留農薬 品 微生物 主 そ 8,010 件 631 の 添 検 加 規 格 試 験 物 査 そ の 他 器 具・包 装 容 器・お も ち ゃ 乳 及 び 乳 製 品 上 記 に 該 当 し な い も の 小 合 計 計 0 885 -7- - Ⅴ.調査研究事業 1.マイコトキシン検査データの解析調査研究(当協会受託分) (1)主な食品のアフラトキシン検査件数及び違反率等の推移(過去5カ年) ① 生の落花生 * 陽性=アフラトキシンB1 ≧ 10ppb 年 度 実 施 件 数 陽 性 件 違 反 件 率 検出率(< 10ppb) % 件 % 平成 18 年度 2,807 17 0.61 33 1.18 平成 19 年度 1,507 11 0.73 47 3.12 平成 20 年度 1,488 13 0.87 46 3.09 平成 21 年度 1,185 17 1.43 35 2.95 平成 22 年度 1,349 14 1.04 47 3.48 ② 年 落花生加工品 度 実 施 件 数 陽 性 件 3,852 0 平成 19 年度 3,291 18 平成 20 年度 2,612 0 平成 21 年度 3,571 6 平成 22 年度 3,608 3 年 反 件 平成 18 年度 ③ 違 率 検出率(< 10ppb) % - 件 % 176 4.57 425 12.91 484 18.53 0.17 143 4.00 0.08 133 3.69 0.55 - ピスタチオナッツ 度 実 施 件 数 陽 性 件 違 反 件 率 検出率(< 10ppb) % 件 % 平成 18 年度 422 1 0.24 6 1.42 平成 19 年度 383 2 0.52 16 4.18 平成 20 年度 382 4 1.05 14 3.66 平成 21 年度 233 3 1.29 10 4.29 平成 22 年度 290 1 0.34 11 3.79 -8- ④ 年 アーモンド 度 実 施 件 数 陽 性 件 違 反 件 率 検出率(< 10ppb) % 件 % 平成 18 年度 1,624 7 0.43 64 3.94 平成 19 年度 1,457 2 0.14 68 4.67 平成 20 年度 1,374 2 0.15 36 2.62 平成 21 年度 1,282 1 0.08 32 2.50 平成 22 年度 1,202 1 0.08 29 2.41 ⑤ 年 ウォールナッツ 度 実 施 件 数 陽 性 件 違 反 件 率 検出率(< 10ppb) % 件 % 平成 18 年度 1,305 0 - 3 0.23 平成 19 年度 1,063 0 - 14 1.32 平成 20 年度 746 0 - 9 1.21 平成 21 年度 950 0 - 15 1.58 平成 22 年度 723 0 - 11 1.52 ⑥ 年 香辛料 度 実 施 件 数 陽 性 件 違 反 件 率 検出率(< 10ppb) % 件 % 平成 18 年度 2,888 7 0.24 774 26.80 平成 19 年度 3,249 6 0.18 884 27.21 平成 20 年度 3,587 17 0.47 879 24.51 平成 21 年度 3,219 23 0.71 783 24.32 平成 22 年度 3,153 47 1.49 1,076 34.13 -9- (2)マイコトキシン命令検査件数等の推移(生産地別、過去5カ年) (パツリン以外はアフラトキシンB1) * 違反=アフラトキシンB1 ≧ 10ppb No.1 品 目 産 地 中 国 大粒落花生 H.18 年度 H.19 年度 H.20 年度 H.21 年度 H.22 年度 件数 件数 件数 件数 件数 違反 1,646 7 違反 277 2 小 612 27 1 2 6 オーストラリア 1 1 55 1 15 1 台 湾 4 1 1,656 7 281 2 372 中 国 602 1 555 1 360 アメリカ 164 5 228 3 269 南アフリカ 286 2 178 3 314 オーストラリア 12 1 91 33 パラグアイ 33 43 51 イ ン ド 5 1 22 アルゼンチン 15 ブラジル 21 計 殻付落花生 4 3 2 計 落 花 生 合 計 2 433 4 620 1 310 3 222 1 6 124 1 164 3 2 172 4 243 2 19 32 1 1 18 3 16 5 33 1 45 1 1 4 1,102 中 国 10 1,153 9 1,065 8 1 8 1 2,766 17 10 677 12 722 12 12 1,110 16 1,342 13 1 1,434 11 1,438 3,502 3,107 15 2,284 3,273 1 3,387 アメリカ 262 152 248 219 5 181 フランス 8 香 港 38 落花生 ブルジル 29 6 3 加工品 スペイン 3 台 湾 3 中 国 6 3 カ ナ ダ 3 イ ン ド 11 ベトナム 3 3 タ イ 2 フィリピン 28 イタリア 小 計 1 1 25 9 タ イ 小 416 違反 5 計 小粒落花生 289 違反 アメリカ アルゼンチン 小 違反 2 1 3,845 0 3,265 15 - 10 - 2,558 0 3,497 6 3,600 3 No.2 品 目 産 地 ピスタチオナッツ H.18 年度 H.19 年度 H.20 年度 H.21 年度 H.22 年度 件数 件数 件数 件数 件数 違反 イ ラ ン 170 アメリカ 231 イタリア 21 1 違反 違反 違反 92 1 137 3 62 244 1 195 1 132 45 50 141 3 37 スペイン いちじく 小 2 アメリカ 103 イ ラ ン 95 フランス 1 ギリシャ 4 1 中 国 20 28 127 1 382 4 55 77 1 73 84 2 62 233 1 49 1 1 1 317 99 2 121 1,195 4 1,149 1 1,239 1 91 43 33 26 30 37 189 158 イタリア 29 27 4 198 1 18 150 1 128 2 1,039 10 小 計 1 70 1 1,036 1 2 1 アメリカ 5 カナダ 25 6 1,457 2 1,374 2 1,240 1 41 イタリア クルミ 165 9 1,532 1,176 1 3 1 23 30 中 国 1 8 382 スペイン 計 38 70 ドイツ 小 1 3 1 計 290 54 32 スペイン ニュージーランド 3 64 4 フランス 加工品 2 イタリア オーストラリア アーモンド 383 159 アメリカ 小 1 ト ル コ 中 国 アーモンド 3 422 計 120 26 アルゼンチン 計 1 2 中 国 小 違反 0 0 - 0 - 42 0 26 185 198 141 295 292 アメリカ 1,081 840 584 645 420 フランス 29 20 21 10 11 チ リ 4 5 スペイン 2 1,301 0 1,063 0 - 11 - 746 0 950 0 723 0 0 No.3 品 目 産 地 H.18 年度 H.19 年度 H.20 年度 H.21 年度 H.22 年度 件数 件数 件数 件数 件数 違反 違反 違反 その他の ト ル コ 49 54 66 1 ナッツ類 アメリカ 1 4 1 1 67 2 小 計 50 アメリカ とうもろこし 小 5 ペルー 3 計 中 国 ハトムギ 小 カカオ豆 小 タ イ 小 計 小 8 7 小 小 58 2 58 0 0 50 74 13 88 2 200 1 128 144 4 9 1 8 13 1 6 18 2 83 14 96 2 213 2 134 0 186 6 72 2 72 0 0 - 0 - 0 - 0 - 265 1 74 265 1 74 0 0 - 0 - 0 - 0 0 - 0 - 0 - 40 2 47 40 2 47 南アフリカ 13 44 0 23 0 23 - 0 - 11 0 - 4 10 ボリビア 41 43 ナイジェリア 1 1 計 9 計 - 11 0 11 0 46 0 54 0 0 0 - 0 - 0 - 0 - 16 16 中 国 計 0 2 0 タ イ そ の 他 2 54 シンガポール バジルシード 50 0 31 計 0 47 ベトナム 小 71 0 インド ご ま 0 99 アメリカ 計 ケツメイシ 47 85 23 計 (パツリン) 39 4 ラ オ ス ヴェネズエラ リンゴ果汁 0 67 1 中 国 小 21 58 85 違反 韓 国 計 そ ば 70 オーストラリア ブラジル 0 違反 2 0 - 0 - - 12 - 0 - 0 - 2 0 No.4 品 目 産 香辛料 地 H.18 年度 H.19 年度 H.20 年度 H.21 年度 H.22 年度 件数 件数 件数 件数 件数 違反 違反 違反 違反 違反 中 国 523 445 565 505 493 韓 国 27 21 30 35 36 アメリカ 30 22 35 23 27 マレーシア 2 イ ン ド 29 41 65 90 83 1 インドネシア 8 15 18 2 1 コロンビア 23 1 2 30 1 1 パプアニューギニア 1 フランス 3 タ イ 8 オランダ 6 スリランカ 2 1 24 8 6 1 2 2 2 イタリア 5 ウガンダ 1 小 計 638 1 574 10 722 1 690 1 662 3 合 計 11,545 43 8,802 46 7,763 24 8,267 32 8,402 28 - 13 - 2.検査方法の調査研究 (1)トータルアフラトキシン分析法の共同試験 (国立医薬品食品衛生研究所 衛生微生物部) 目的:食品中のトータルアフラトキシンをイムノアフィニテイーカラムにより精製後、蛍光検出 器を接続した高速液体クロマトグラフ(HPLC)で検出する分析法の妥当性確認試験 対象:カカオ豆、ナッツメグ、焙煎ハトムギ 各2濃度2検体、3種類のカラム使用 区分:かび毒 分析 計 36 検体 成分名:アフラトキシン B1,B2,G1 及び G2 使用機器・器具:LC-FLD 試料受領:H.22.11.2 実施時期:H22.11.2 ∼ 12.17 試験期間:11/2 ∼ 12/16 の 44 日間 分析成績表提出:12 月 16 日 (2)飼料及び愛玩動物用飼料中の有害物質の分析法開発に係る室間共同試験 (独立行政法人農林水産消費安全技術センター 対象:ペットフード 区分:かび毒 使用機器・器具:LC-FLD 飼料安全検査部 飼料鑑定第1課) 成分名:アフラトキシン B1,B2,G1 及び G2 実施時期:H23.1 ∼ 2 月 開発の経緯:基礎は平成 21 年度委託事業で(財)日本食品分析センターにより開発 試料受領:H.23.2.2(2試料) 試験期間:2/2 ∼ 2/18 の 16 日間 分析成績表提出:2 月 23 日 (3)天然系酸化防止剤の抗酸化活性測定法の確立に関する共同研究 (国立医薬品食品衛生研究所 食品添加物部) 目的:既存添加物は、事前に安全性・有用性の評価、成分規格設定がないまま使用が認められた ものである。現在、既存添加物の成分規格設定は 418 項目中 130 品目にとどまっている。 本共同研究は国立医薬品食品衛生研究所で開発した既存添加物(酸化防止剤)の品質評価試 験の分析法の共同試験(バリデーション)・室間再現性を 15 機関で実施し、その検証を目的とす る。当協会も参加した。 方法:抗酸化活性測定法のプロトコールのうち DPPH 法のバリデーションを、食品添加物 4 試料と抗酸化 化学物質標準品 1 試料を使い測定した。 試料:既存添加物(酸化防止剤)チャ抽出物、ブドウ種子抽出物、エンジュ抽出物、d-α-トコ フェロール、抗酸化化学物質標準品(トロロックス) 試料受領:H.22.8.12 試験期間:9/15 ∼ 9/27 の 12 日間 測定データ報告:9 月 30 日 (4)残留農薬検査の新規項目の性能試験の実施 平成 22 年度中に実施した検査項目及び対象食品:37 項目 (例示 枝豆:フェンプロパトリン、クミン:イプロベンホス・プロフェノホス、未成熟えんどう:アセフェート、そば:クロ ルピリホス、アスパラガス:EPN・アメトリン、コーヒー豆:γ-BHC・クロルデン・ヘプタクロル・DDT 3.輸入農産物のカビ毒汚染の原因調査研究 (1)中国産殻付きハトムギにおけるアフラトキシン産生菌の分離 (2)タイ産バジルシードにおけるアフラトキシン産生菌の分離 - 14 - etc) (3)各種香辛料(チリパウダー、パプリカ、ホワイトペッパー、デイルシード)におけるアフラト キシン産生菌の分離 4.学会発表 (1)日本マイコトキシン学会第 69 回学術講演会(平成 23 年 1 月 7 日:東京都江戸川区) 「アフラトキシントータル規制に移行した際の影響とその原因菌について」 (2)食品衛生学会誌 投稿中 「香辛料ナッツメグのB、G群アフラトキシン汚染と汚染原因菌について」 Ⅵ.相談事業 当協会に寄せられた電話相談等の概要結果は下記のとおりである。 相 談 者 相 談 内 容 アフラトキシン検査・毒性関係 輸 入 者 検査機関(県含) 人 通関業者 合 電話相談:22 回 来所面談:2 回 製 造 者 個 相談形式 輸入全般(手続き、細菌、残留農薬等) 電話相談:10 回 マイコトキシン、分析法、耐熱性細菌関係等 電話相談:13 回 カビ毒関係等 電話相談:8 回 米の変色関係等 電話相談:2 回 容器包装の品目登録制度関係等 電話相談:60 回 食品添加物・規格基準関係等 電話相談:24 回 添加物の使用基準関係等 電話相談:60 回 酸化、栄養関係等 電話相談:36 回 計 電話相談:235 回 来所面談:2 回 Ⅶ.研修・見学受け入れ等 1.研修員の受け入れ ・日 時:平成 22 年 4 月 20 日 ・目 的:「平成 21 年度マイコトキシン検査技術コース」研修 ・研修員等:独立行政法人国際協力機構(JICA) 兵庫国際センター 研修員 5 名(チリ 2 名、ケニア 2 名、フィリッピン 1 名) 2.研修 ①・日 ・目 時:平成 22 年 5 月 11 日 的:アフラトキシン検査方法の把握 ・研修者:兼松株式会社 食品安全管理室担当他 3 名 - 15 - ②・日 時:平成 22 年 6 月 17 日 ・目 的:ナツメグのアフラトキシン検査方法の理解 ・研修者:(株)ヴォークス・トレーデイング 品質・生産管理室担当他 4 名 (インドネシア現地ナツメグ工場の品質担当者を含む) ③・日 時:平成 22 年 8 月 2 日 ・目 的:カカオ豆分析に関する意見交換 ・研修者:森永製菓(株)品質保証担当 3 名 ④・日 ・目 時:平成 22 年 10 月 13 日 的:アフラトキシン検査に係る原産国結果との差違の相談 ・研修者:味の素トレーデイング、味の素(株)3 名 ⑤・日 ・目 時:平成 22 年 11 月 16 日 的:輸入落花生の通関における検査体制の実情把握 ・研修者:農林水産省担当官他 5 名 ⑥・日 ・目 時:平成 23 年 2 月 24 日 的:中国落花生工場担当者へ今後のアフラトキシン検査強化等の課題認識 ・研修者:十全(株)、中国落花生生産工場者他 3 名 3.輸入食品関係者に対する関係情報の収集・提供 輸入食品等に関する最新の厚生労働省通知等を一般社団法人食品衛生登録検査機関協会及び横浜 港輸入食品等衛生協議会から入手し、当協会が把握している輸入者、輸入食品取扱各種団体及び通 関業者へメール等により情報提供した。 食品衛生登録検査機関 内 容 横浜港輸入食品等衛生協議会 合 計 受信回数 配信回数 配信件数 受信回数 配信回数 配信件数 受信回数 配信回数 配信件数 通知文書 169 114 200 161 50 78 330 164 278 そ の 他 9 0 0 154 0 0 163 0 0 計 178 114 200 315 50 78 493 164 278 - 16 -
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