平成28年 北海道内における住宅用火災警報器の奏功事例

※ 朝(6:00から9:59時まで)
夕方(14:00から17:59まで)
深夜(22:00から1:59まで)
平成28年 北海道内における住宅用火災警報器の奏功事例 件数
1
2
3
4
5
6
7
8
月
1
1
1
1
1
1
2
2
発生時間 時間区分※
18:47
7:58
0:10
9:20
14:14
18:38
13:13
23:40
夜
夕方
深夜
朝
夕方
夜
昼
夜
建物種類
アパート・
マンション
等
戸建住宅
その他
戸建住宅
戸建住宅
戸建住宅
戸建住宅
アパート・
マンション
等
感知した
設置場所
出火場所
タイプ
(鳴動場所)
煙式
煙式
煙式
熱式
煙式
煙式
煙式
煙式
台所
就寝室
台所
台所
就寝室
居間
台所
台所
就寝室
就寝室
台所
台所
就寝室
その他(不明
を含む。)
台所
台所
出火原因
こんろ
覚知者
その他
昼(10:00から13:59まで)
夜(18:00から21:59まで)、
早朝(2:00時から5:59まで)
原因概要
発見・通報・状況等
ガスこんろの消し忘れ
家人が魚の調理時、火をつけたまま娘を迎えに行き、家を留守にした際、発
煙し、住警器が発報。管理人が110番したのち、居住者が帰宅、内部に入ると煙
が充満していたため、警察から119番通報し、大事に至らなかったもの。
ストーブ
居住者(所有者)が住警器の発報に気が付き、発報場所を確認したところス
トーブと布団が接触し、布団が変色及び発煙していたもの。所有者の娘が咳を
居住者 布団がストーブに触れ発煙
していたため、原因が風邪か煙によるものか不安になり、安心センターに通報
したもの。
その他
水道凍結防止帯の過熱によ
り水抜き栓に巻き付けていた 居住者が1階居間にて就寝中、台所に設置していた住宅用火災警報器の鳴動に
居住者 タオルが炭化し、煙が発生し
より目を覚まし、室内に煙が充満しているのを発見し、通報したもの。
たもの
こんろ
その他
ストーブ
こんろ
こんろ
居住者
居住者
ガスこんろの消し忘れ
居住者が台所のガスこんろで鍋に火をかけていたのを忘れ屋外にいたとこ
ろ、住宅用火災警報器が作動しているのに気付き台所へ向かうと、鍋が焦げ、
煙が充満していたのでガスこんろの火を消し窓を開け換気をした。煙はなく
なったが、住宅用火災警報器が鳴りやまないので通報したもの。
オイルライターの
取扱い不注意
居住者が,2階寝室でオイルライターのボトムからインサイド・ユニットを
引き抜いた状態でたばこに火をつけた。インサイド・ユニットの火が消えるの
を確認せず,クリアチェストの上に置いて部屋を出た。その後,付近の紙類に
着火して出火,住宅用火災警報器(煙式)が作動,居住者がその警報音に気付
き初期消火および119番通報したことから,延焼拡大を阻止した事例であ
る。
知人が来訪し居間の薪ストーブに着火して、その場を離れたところ、住宅用
火災警報器が鳴ったため居間に戻ると天井付近に煙が充満していた。
煙突の繋ぎ目から少量の白煙が出ていたため、薪ストーブの扉を開けると白
薪ストーブの煙突が煤で
煙が勢いよく噴出し、知人が慌てて119番通報したもの。消防隊により、部屋の
その他 詰っていたため、煙が屋外
換気と煙突に付着した煤を除去し、白煙の噴出は改善した。尚、薪ストーブか
に排出されず室内に噴出
ら火炎の噴出は無く火災には至らなかった。
住宅用火災警報器の作動がなければ発見が遅れ、火災への発展あるいは不完
全燃焼からCO中毒の可能性もあることが想定される事例である。
居住者
居住者
鍋の空焚き
一人暮らしの居住者が鍋をガステーブルの火にかけたことを忘れて放置した
ため、鍋が空焚き状態となったが、台所の住宅用火災警報器が発報したため家
人が気付き、ガステーブルの点火スイッチを切った。当該警報器が警備会社の
警報システムと連動していたため、通報は警備会社経由で行われたもの。鍋の
内容物が焦げたのみであり、火災には至らなかった事案である。
鍋の空焚き
居住者男性が、土鍋で煮物を作ろうとして、こんろを点火したのを忘れ、2
0時頃就寝したところ、住宅火災警報器(煙式)の発報で目を覚まし、土鍋の
蓋の隙間から煙が出ていたのを発見し、こんろの点火スイッチを閉止した。土
鍋の内容物が燻焼したのみで火災には至らなかった。居住者が自動火災報知設
備が発報したと思い、119番通報した。
9
2
11:00
昼
その他
煙式
就寝室
階段
たばこ
居住者
10
3
7:25
朝
アパート・
マンション
等
煙式
就寝室
就寝室
たばこ
隣人
11
12
13
14
15
3
3
3
3
4
16:45
16:35
15:35
8:38
11:19
夕方
夕方
夕方
朝
戸建住宅
戸建住宅
戸建住宅
戸建住宅
昼
アパート・
マンション等
夜
アパート・
マンション等
煙式
煙式
煙式
煙式
煙式
台所
台所
階段
台所
台所
台所
台所
その他(不
明を含
む。)
居間
その他(不
明を含む。)
電気
こんろ
電気
こんろ
不明
たばこの不始末
灰皿に山積みになったタバコ
の吸殻から煙が発生したもの
住居者が2階の部屋でタバコを吸い灰皿で火を消した後、灰皿に溜まった吸い
殻を部屋に置いてあるゴミ袋に捨て部屋のドアを開けたまま1階居間でテレビを
見ていたところ、階段室の住宅用火災警報器が鳴っているのに気付き、2階に上
がると煙が充満し部屋に置いてあったゴミ袋が燃えており1階屋上の雪を掛けて
消火したもの。
隣人が除雪のため屋外へ出たところ、付近でベルが鳴っていたため、警察へ
通報。その後、消防へ通報に至ったもの。入居者は外出中であったため、初期
消火は実施していない。
発見通報は家人女性で、鶏肉を料理するため家庭用電気調理器のノンフライ
ヤーで加熱していたところ煙が発生し、2階階段室に設置していた住宅用火災
電気調理器で加熱中に、
居住者
警報器が発報した。電源を切り、窓を開け換気しても警報器が止まらなかった
煙が発生したもの
ため、119番通報した。消防隊到着時、自宅玄関前で待機。ノンフライヤー
及び周辺の壁に熱等はなかった。
居住者
鍋でココナッツオイルの瓶を
湯せん中、お湯が蒸発したこと
により瓶が割れ、ココナッツオ
イルが鍋に漏れ過熱されたもの
ガステーブルのこんろ上の鍋に、ココナッツオイルの入った瓶を湯せんし、
その後居間で昼寝し住宅用火災警報器の鳴動音に気付き、初期消火及び消防通
報を行い、台所の床の一部を焼損した火災である。
居住者
居住者がアルミホイルの上に餅を置き、電子レンジで加熱を開始し、居間に
電子レンジの取り扱いの不注意 いたところ、電子レンジの中にあった餅が焼け焦げ、台所からの焦げ臭さと煙
を確認すると同時に、住宅用火災警報器が鳴ったため119番通報したもの。
居住者
居住者が、ガステーブルで煮物を調理中、約30分間、その場を離れたた
煮物を調理中、その場を離れた め、鍋の内容物が炭化し発煙したことで住宅用火災警報器が作動、鳴動音で気
もの
づいた居住者がガステーブルのスイッチを遮断したため、火災には至らなかっ
たもの。
通行人
調査中
2階建て下宿の建物火災。(全焼、死者2名)
通行人が1階の窓ガラスから煙や「パチパチ」という音に気づき、消防へ通報。
入居者の高校生は2階自室で就寝中であったが、住宅用火災警報器の音で煙に気づ
き、避難したもの。
居住者男性が、鍋で炒め物の調理中に発生した煙で住宅火災警報器(煙式)が発報
16
4
20:40
煙式
台所
台所
こんろ
居住者
こんろで調理中に煙が発生した した。その後、こんろの点火装置を閉止し窓を開け換気したが警報器が止まらなかっ
もの(非火災報)
たため住宅火災警報器の電源を切った。不安になった居住者が自分の携帯電話で11
0番通報し、警察経由で消防に通報があったものである。
17
18
5
5
18:55
16:59
夜
夕方
戸建住宅
アパート・
マンション等
煙式
煙式
就寝室
台所
就寝室
就寝室
たばこ
こんろ
居住者
通行人
たばこの不始末
1階にいた居住者女性が、2階就寝室設置の住宅用火災警報器の発報に気付き駆けつけた
ところ、同室内からの出火を発見したため、孫と協力して業務用消火器1本及び水バケツ2杯で
消火した。帰宅した娘により、火災発生から約7時間後に携帯電話から119番通報をしたもの。
初期消火に成功したことから避難はしていない。
鍋の空焚き
小学生が帰宅途中,共同住宅内で住宅用火災警報器が鳴動しているのを聞き,同住
宅の居住者に協力して警察への緊急通報,こんろの消火及び避難誘導を成し得た事
案。内容は,高齢者がこんろに鍋を掛け放置し,発煙で同警報器が発報したもので,当
初居住者が一般回線で警察に通報したが,電話番号のみを伝え,住所等の詳細を伝
えずに切ったため,警察から折り返し電話が入り,7人の小学生が居住者の要請に基
づいてこれに対応し警察・消防への適切な通報,消火及び避難誘導により事なきを得
たものである。
19
20
21
22
23
5
5
6
6
6
19:40
0:39
3:09
13:04
8:59
夜
アパート・
マンション等
深夜
アパート・
マンション等
早朝
戸建住宅
昼
アパート・
マンション等
朝
戸建住宅
煙式
煙式
煙式
煙式
煙式
台所
台所
台所
台所
就寝室
台所
その他
その他(不
(調査
明を含
中を含
む。)
む。)
居間
こんろ
その他
こんろ
通行人
鍋の空焚き
居住者が鍋をガステーブルの火にかけたことを忘れて放置したため、鍋が空焚き状態
となり、住宅ベランダから煙が出ているのを通行人が発見し、室内では住宅用火災警
報器が鳴動していた。騒ぎを聞きつけた付近住民が住宅内に入りガステーブルの火を
消したことにより、火災には至らなかった事案である。
居住者
電子レンジでインスタント麺を
加熱中に電子レンジから発煙し
たもの
居住者が、インスタント麺をプラスチック製容器に入れ電子レンジで加熱した後に居
間で休んでいたところ、居間の住宅用火災警報器が発報した。確認したところ電子レン
ジ内の内容物から発煙、室内が煙で充満し119番通報に至ったもの。電子レンジのター
ンテーブル上に溶融物の固着が認められたが、火災に至らなかった事例である。
こんろの消し忘れ
居住者の女性が居間でうたた寝をしていたところ、住宅用火災警報器の警報音で目が覚め、
室内が煙で充満していたことから、開口部を開放し、その後台所のガステーブル上の鍋から煙
が出ているのを発見したものである。その後、鍋ごとシンクへ移動させ、水道水で消火後、自宅
加入電話から119番通報したもの。
居住者
生活介護事業所(6項ハ)2階事務所にて、従業員がIHコンロ上の片手鍋(直径約
その他
居住者
鍋でろうそくを溶かしていた際
10cm)で施設の行事に使用するろうそくを溶かしていた(深さ約1cmの量)際に、
に、その場から離れ、煙が発生
来客があったことからその場を離れたところ(約5分)煙が出て住宅用火災警報器が
したもの
発報したもの。
その他(不
明を含
ストーブ
む。)
緊急通
居住者がストーブの上に郵便物を置いたままストーブを点火したため、郵便物の一部
ストーブの上に郵便物を置い
報シス たまま、ストーブを点火
が焦げて煙が発生。緊急通報システムの煙センサーが発報し、消防覚知したもの。本
テム
人が流し台に郵便物を移動させて、蛇口の水をかけ火災に至らなかった事例である。
居住者は一人暮らしで、就寝前にたばこを吸い、灰皿を台所のシンクに置き、20時頃
24
25
26
27
28
29
6
6
7
7
7
7
21:00
5:21
20:47
18:00
16:38
0:38
夜
早朝
戸建住宅
アパート・
マンション
等
夜
戸建住宅
夜
アパート・
マンション
等
夕方
深夜
戸建住宅
アパート・
マンション
等
煙式
煙式
煙式
煙式
煙式
煙式
就寝室
居間
台所
台所
台所
台所
就寝室
就寝室
就寝室
就寝室
就寝室
就寝室
たばこ
たばこ
こんろ
たばこによる座布団、じゅう に就寝した。21時頃に居室内の住宅用火災警報器が鳴動し、起きると煙が充満し、座
居住者 たんへの着火
布団が燃えていたため、座布団をシンクへ持っていき水をかけ初期消火し、119番通報
居住者
居住者
たばこの不始末
こんろの消し忘れ
居住者が、寝室兼台所のガスこんろで魚を焼いていることを忘れて別室にい
たところ、住宅用火災警報器が作動して、その事に気がついた。
その時、居室内は白煙に包まれていたが、こんろの火を消したことにより火
災に至らなかった。
家人が片手鍋で天ぷらを調理中にその場を離れ食事をしていたところ住宅用
火災警報器が発報したもの。
発報に気がついた住民がこんろのスイッチを切り片手鍋をシンクで水を掛け
冷却、発火には至らなかったもの。
こんろ
居住者
こんろ
居住者がガスこんろで調理していることを忘れ、その場を離れているうち
ガスこんろで調理中にその に、鍋の内容物が焦げ、炭化し発煙したことで住宅用火災警報器が作動し、鳴
居住者
場を離れたもの
動音で気づいた居住者がガスこんろのスイッチを遮断したため、火災には至ら
なかったもの。
こんろ
居住者が電気こんろの魚焼きグリルで魚を焼いていることを忘れ、眠り込ん
でしまったため、魚が過熱され発煙して住宅用火災警報器が作動したもの。警
魚焼きグリルで魚を焦がし
報音に気づいた上階の居住者が加入電話により通報。消防隊が現着とともに、
たもの
電気こんろのスイッチを遮断して、グリル部分を取り外し屋外へ搬送、グリル
内の魚が焦げただけで、建物には延焼なし。火災には至らなかったもの。
隣人
こんろの消し忘れ
した。
居住者が就寝中、たばこの不始末により、寝室の住宅用火災警報器が発報
し、水を掛け消火したことから火災には至らなかった。
7
10:10
昼
戸建住宅
煙式
台所
台所
こんろ
居住者
31
7
17:37
夕方
戸建住宅
煙式
台所
就寝室
こんろ
家主がカセットこんろを使用し調理していたところ、調理中であることを忘れ、そのまま
居住者 カセットこんろの消し忘れ 放置し、鍋から煙が上がり、住警器が発報。同居人である息子が、鍋から煙が上がって
いるのを確認し、水をかけ火災には至らなかったもの。
台所
その他(不
明を含
む。)
こんろ
一人暮らしの居住者が鍋を火にかけたことを忘れて外出し、友人が訪れたと
ころ、警報音と煙に気が付き、通報したもの。
その他 カセットこんろの消し忘れ
住警器は、2階に設置されているものが鳴り、発見者の早期対応により火災
に至らなかった。
32
33
8
8
15:28
2:47
夕方
早朝
戸建住宅
戸建住宅
煙式
不明
玄関
就寝室
調査中
居住者
鍋の空炊き
居住者が調理のためフライパンに油を敷いてガステーブルにかけていたところ、目を
離しているうちに発生した煙により住宅用火災警報器が発報し、煙に気付いた居住者
がガステーブルの火を止めたことから火災に至らなかった。
30
調査中
居住者が1階寝室にて就寝中、「ピーピーピー」という音で目を覚まし、玄関
の方が明るいことに気付き居間と玄関をつなぐドアを開けたところ、火が居間
の方に入ってきたため、付近の窓より屋外へ避難し隣人宅に119番通報を求めた
もの。