地域住宅計画 (第1回変更) み か さ し 三笠市 平成19年2月 計画の名称 都道府県名 計画期間 三笠市 北海道 作成主体名 三笠市 平成17年度~平成21年度 地域住宅計画 計画の名称 都道府県名 計画期間 三笠市 北海道 平成 17 作成主体名 年度 ~ 三笠市 21 年度 1.地域の住宅政策の経緯及び現況 当該地域は、北海道のほぼ中央部の空知支庁管内に位置し、札幌からの距離は約52Kmとなっている。 三笠市は明治15年に石炭の発掘により開村以来123年の歴史を有し、北海道鉄道の発祥の地でもあります。基幹産業であった石 炭産業により発展しましたが、エネルギー革命により、石炭から石油へと時代の変化、国策の変化に伴い本市は若年層の流出が顕著と なり、超高齢化を代表する地域に変貌しています。 まちは東西方向に長く形成され、8割は森林に囲まれた自然が豊かなところです。 炭鉱都市特有の公的住宅の比率が周辺市町村に比較すると非常に高く、平成12年度の国勢調査では36.5%とという高い割合となっ ており、持ち家については、54.6%と北海道の56.0%とほぼ同じとなっています。 三笠市では、昭和28年度から公営住宅、昭和44年度からは改良住宅の建設を進めてきました。平成17年5月末時点で公営住宅 1,399戸、改良住宅1,157戸の計2,556戸を管理しています。平成15年度からは、三笠中心部の建替事業に着手し、中心市街地の環境 改善に大きな役割を果たしています。 最近では、民間事業者による借家や、高齢者用のケア付住宅等、市民が自分の生活様式や身体の状態に合わせた住宅を選択できるよ うにもなってきています。 2.課題 ○高齢化社会に対応した住宅を基本として、昭和30年代から40年代に建設した団地が三笠地区には多くあることから、地震などの災害 においても強いまちづくりを目指すとともに、冬期間の雪対策や誰でも使いやすいバリアフリー対策を取り入れた、安全・安心な建替 団地の整備が求められている。 ○市営住宅において入居者の減少が進み878戸(空戸率34.3%)の空戸を抱えており、各地区団地内で棟単位での縮小・集約に伴い、 また三笠地区での建替事業の進捗に伴い、副次的に建替敷地外でも老朽不良空家住宅(51棟197戸)が発生し、今後更に増えることが 確実で、これらは各地区で景観、防災、防犯上、周辺住環境に悪影響を与えている。 ○消防法改正により、火災警報器の設置が義務化されたことを受け、市営住宅においても順次設置し、火災時の安全性向上を図る必要 がある。 3.計画の目標 『少子高齢化への対応を推進することにより、安心・安全なゆとりある住まい・まちづくりの実現を目指す。』 『少子高齢化等の対応を推進することにより、安心・安全なゆとりある住まい・まちづくりの実現を目指す。』 『協働のまちづくり・地域づくりにつながるような住環境向上の実現を目指す。』 4.目標を定量化する指標等 指 標 単 位 定 義 従前値 基準年度 目標値 目標年度 バリアフリー化住宅の割合 % 三笠市内の公営住宅・改良住宅における バリアフリー化された住宅の割合 4% 17 9% 21 老朽不良空家住宅の除却戸数 戸 三笠市内の公営住宅・改良住宅おける老 朽不良空家住宅の除却戸数 0 17 98 21 ※計画期間の終了後、上記の指標を用いて評価を実施する。 5.目標を達成するために必要な事業等の概要 目標①: 少子高齢化等の対応を推進することにより、安心・安全なゆとりある住まい・まちづくりの実現を目指す。 <事業の概要> ・幸町団地建替に引き続き、若松・堤町団地(昭和37~40年建設、簡平146戸)、榊町団地(昭和41~47年建設、簡平407戸)を建替て、最低居 住水準未満住宅(浴室未設置、非水洗)の解消と急増する高齢世帯に配慮したバリアフリー化を図る。 ・炭鉱の慣例から鉱員住宅では共同浴場が設けられ、住宅には浴室が未設置であったことから、浴室を整備し、生活にゆとりと潤いを与える。 ・火災時、入居者を早期警報により逃げ遅れを回避して人命を守るために消防法が改正されたことから、火災警報器を設置し、安全性を確保する。 ・高齢化が進み、高齢(夫婦・単身)世帯が増加していることから中耐3階建において灯油の集中配管設備を設置し、居住性の向上を図る。 ・基幹事業 公営住宅等整備事業 特定工事等 団地名 (仮称)新堤町 榊町 H21 H19 公営住宅ストック総合改善事業 火災警報器の設置戸数 灯油集中配管設備設置 36 柏 住宅地区改良事業等 (改良住宅等改善事業) 団地名 常盤町 火災警報器の設置戸数 314 宮本、美園(簡平) 48 岡山、美園 120 住吉(中耐) 306 H20 常盤(中耐)、緑、金谷(改) 新堤町 48 公営住宅の駐車場整備 公営住宅の地域関連施設整備 公営住宅建替に伴う既存入居者の移転補償費 設置年度 火災警報器の設置戸数 設置団地 H18 187 整備戸数 36 H19 灯油集中配管設備設置 ・提案事業 計 314 84 内容 整備年度 浴室整備 H18~20 H18 改良住宅ストック総合改善事業 建設戸数 48 53 建設年度 H18~19 H20~21 内容 建替 建替 48 榊町 39 道路 39 92 常盤(簡2) 36 初音 計 518 36 堤町 - 幸町 - 計 87 3 16 106 H20 140 岡山、さいわい、柏(公)、美園(中耐)、初音 柏(改)、金谷(公簡2)、幌内3、青山、栄、橘 H21 14 多賀、住吉(簡2)、幌内1 計 341 5.目標を達成するために必要な事業等の概要 目標②:協働のまちづくり・地域づくりにつながるような住環境向上の実現を目指す。 <事業の概要> ・平屋建から中耐への建替により、集約された棟単位の自治会組織により、日常コミュニケーションと協働生活・活動意識の活性を図る。 ・中心市街地である三笠地区への集約を図る上で中心部に位置する建替敷地外の老朽不良空戸住宅を除却して、その跡地を集約地として住宅 宅地に充て、街のコンパクト化の推進を図る。 ・入居者の減少が続き、各地区団地内において、空戸が散在している現状から、棟単位ごとの集約により、安心・安全な共同生活の場を確保し、 地域再生を図るため、老朽不良空戸住宅棟を除却し、その跡地を広場(花壇、菜園、堆雪スペース)として活用し、住環境の向上を図る。 ・提案事業 非現地建替等除却 堤町 60 幸町 20 高美町 10 幌内町 8 栄 18 計 116 6.目標を達成するために必要な事業等に要する経費等 交付金算定対象事業費 本計画における交付限度額 2,202 996 要綱第5に掲げる式による交付限度額 国費率 996 45.3% (金額の単位は百万円) 基幹事業 事業主体 事業 公営住宅等整備事業 公営住宅ストック総合改善事業 公営住宅ストック総合改善事業 三笠市 三笠市 三笠市 101戸 314戸 84戸 1,947 4 14 1,947 4 14 改良住宅ストック総合改善事業(浴室整備) 三笠市 改良住宅ストック総合改善事業(火災警報器設置) 三笠市 改良住宅ストック総合改善事業(灯油集中配管設備設三笠市 36戸 518戸 36戸 1,965 98 7 6 111 1,965 …A 98 7 6 111 …K (火災警報器設置) (灯油集中配管設備設置) 合計 住宅地区改良事業等 合計 提案事業 事業(例) 公営住宅等の駐車場整備 公営住宅等の地域関連施設整備(道路) 移転費・補償費 非現地建替等除却 火災警報器設置 交付金算定 対象事業費 交付期間内 事業費 規模 細項目 事業主体 三笠市 三笠市 三笠市 三笠市 三笠市 規模 78戸 12.5×175m 111戸 116戸 341戸 交付金算定 対象事業費 交付期間内 事業費 21 30 13 57 5 126 合計 (参考)関連事業 事業(例) 事業主体 規模 21 30 13 57 5 126 …B ※ 住宅地区改良事業等については、交付 金算定対象事業費に換算後の額を記入
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