レシピ

そば創作料理コンテスト 応募作品の紹介
鶏もつそば
作品名
材料・分量
(5名分)
●鶏のもつ・・・・・・・・・・・600g
●調味料(しお・こしょう)・・・各少々
●ラード・・・・・・・・・・・・100g
●長ねぎ又は軟白ねぎ・・・・・・2∼3本
●そば・・・・・・・・・・・・・850g
●そばたれ・・・・・・・・・・・2700cc
レシピ
①熱したフライパンにラードと鶏のもつを入れて炒める。
②軽く火が入ったところで、沸かしておいたつゆだしの中にもつをいれ、再度加熱する。
③2∼3分茹でた後、ぶつ切りにしたネギを投入し、1分位加熱する。
④別に茹でておいたそばにかけて、その上に白髪ネギをのせて完成。
食材価格
(1名分当たり)
約
そば
200
円
調理時間
約
12∼13
分
沼田産のそば粉を田舎にブレンドし使用
その他 鶏のもつ(砂ぎも、キンカンなど)
食材 鶏のもつの鮮度が大事(油分、だしに大きく影響する)
調理法 特別な技法を用いないため、誰でも手軽に短時間で仕上がる。
私自身、そば屋の経営者であります。営業していて日頃感じることは、空知地方
の方々は食べ物にそれほど執着が無く、また、新しいものにも警戒心があり、昔な
がらのものを大事にしようとするところが強く感じられる。
実際、私は札幌でそば屋を経営してましたが、何かの縁で岩見沢に移転となり、
札幌時代と同じ方法で取り組んだところ、お客様の反応が全く違うところに悩まさ
れました。なんとか地域に根付いたそばメニューと考案したのが鶏もつそばであり
ます。
今や全国で有名な美唄やきとり、わずか串1本で皮から精肉、きんかんまでと鶏
作品・食材
の全てを食する串、すごいですよね、おまけに最近ではとりめしまでがクローズ
の
アップされるようになりました。空知地方の食文化を語る上で欠かせないのは鶏肉
アピール
(きじ肉など含む)鶏肉を用いて開発することにより、地域性の特性を打ち出すこ
ポイント
とが可能であり、美唄やきとり同様、全国に空知地方と空知地方生産のそば粉をア
ピールできるメニューはそばと地元に慣れ親しんだ鶏肉料理のこの2点をコラボし
たほうが最適と思います。
全国で有名な室蘭やきとり(ぶた串)、カレーラーメン、北見のだるまホルモン
など札幌圏などからわざわざ人が食べにくるムーブメント、それに伴い飲食店が繁
作品全般
盛し、消費が伸びれば、生産者、販売者などたずさわる全てがいい方向に向いてま
すよね。そば粉の第一の消費者はそば屋であり、空知産そば粉を使用かどうかは経
営者判断に任される部分でもあり、空知産のそば粉のブランド名の必要性、身近に
入手可能なそば粉の適価、販売窓口の統一など問題点は多々あると思います。
絶対人口の少ない地域でお客様の単位がローカル的な数字では、絶対的にそば粉
消費量は少なく、そば屋の存続が危ぶまれる時代ではないでしょうか?一番のそば
粉消費者であるそば屋が出来ることは微力であり、やはり地域市町村のバックアッ
プが必要不可欠(空知産のそば粉を使用している空知管内そば屋マップなどを製作
し、全道及び全国各地に配布、情報誌じゃらん、TV、新聞関係などメディア全体
に呼びかけ、空知そばのムーブメントをしかける)。そうすることによって空知産
のそば粉を全国に知れ渡らせる良い機会ではないでしょうか?
いまいち観光の目玉がない空知地方では、高速料金の一部値下げなどにより観光
客にとってただの通過点であり、ますます、町に繁栄をもたらしません、やはり、
あの町に行かなければたべれない、などご当地名物が必要であり、しいてはお客様
を都市圏から呼び込むためには必要不可欠かと思います。
全体的に個人的な主観ではありますが、日頃感じることであります。