⽗親の急死で20歳で社⻑を継いだ館主の田村さんだが、経営悪 化のため63年に閉館を余儀なくされた。自動車販売会社に転職 したが、田村さんは閉館後も映写機に油をそそぎ続け、古いフィ ルムを集めては断片をつなぎ合わせていた。そして2008年、 通っていた眼科医への恩返しのために開いた約45年ぶりの上映 会をきっかけに、年に数回上映会を開くようになった。 劇場には、ニュース映像や映画の予告編などのフィルムがある。 アメリカ海兵隊が撮影した記録映画「真珠湾攻撃と硫⻩島」は、 41年12月8日のハワイの様子も映る貴重なものだ。田村さん は「映画は日本の歴史。これからも、この劇場を守っていく」と 語る・・・ 館主秘蔵フィルム3本を特別公開 映画マニア・レトロフリークへ捧ぐ~場末のシネマパラダイス 本宮映画劇場と旧朝日座 秘蔵フィルムを3週連続で特別ロードショー ①4/9(土)~青春の銀幕スター篇 ②4/16(土) ~懐かしのアニメ篇~ ③4/23(土) ~大人の秘密篇(R18指定)~ 奇跡のシネマパラダイス『本宮映画劇場」とは・・・ 路地奥にたたずむ色あせたピンク色の建物。福島県本宮市の「本宮映画 劇場」は今年で築101年を誇る映画館だ。東日本大震災の震度6弱に も耐えたその劇場が幕を下ろしたのは1963年。館主の田村修司さん (78)は閉館後も50年以上、メンテナンスを続け、年に数回上映会 を開く。劇場には時折、今では珍しいカーボン式映写機の「カタカタカ タ」という音が鳴り響く。 同劇場は14(大正3)年、旧本宮町の有志が集まり、芝居や歌謡 ショーなどを行う「本宮座」として建てられた。木造3階建てで、現在 は閉鎖されているが、2階、3階には桟敷席がある。入り口には当時の 映画ポスターがずらりと並び、時間が数十年前で止まったような雰囲気。 中でも珍しいのはカーボン式映写機。57年製で、プラスとマイナス の2本のカーボンに電流を流して発光、その光で映像を映し出す仕組み で、今でも可動するカーボン式映写機は全国でも珍しいという。 [毎日新聞/みちのく建物探訪 福島・本宮映画劇場 時代の光と音伝えて より抜粋] 〈南相馬・旧朝日座〉 ■スケジュール 7:50 仙台駅東口 集合 8:00発 09:30 10:30 12:15 13:00 13:30 15:00 16:45頃 仙台駅東口======南相馬・旧朝日座====二本松====本宮映画劇場==仙台駅東口 昼食 大正ロマンあふれる 館主秘蔵のフィルム キネマの館・案内 をカーボン式映写機 ガイド付き見学 で特別上映 【ツアー概要】 『場末のシネマパラダイス 本宮映画劇場と旧朝日座』 ●出発日:①2016年4月9日(土) ②4月16日(土) ③4月23日(土) (バスツアー・各日程日帰り) ●旅行代金:¥8,880円 [バス代、各施設入館料、昼食を含みます] ●定員:各日40名(最少催行人数30名) ●添乗員:同行します <ご予約・お問合せは・・・> ☎022-304-5565(10:00~19:00) 24時間受付のオンライン予約も便利です! たびのレシピ 映画 ツアー 3週連続!館主秘蔵フィルム 上映予定(各15分程度) 4/9(土) 青春の銀幕スター篇 4/16(土) 懐かしのアニメ篇 4/23(土) 大人の秘密篇(R18指定) ※4/23のみ、上演作品の都合上18歳以上の 方のみお申込可能です。
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