放置自転車問題と全国初の電動二輪車(電動スクーター)への助成提案

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発行日
2010 年 5 月 17 日
阪急長岡天神駅高架化に向かった中心市街地整備問題について(連載予定)
この問題の一端は、これまで議会で二眼レフ構想や、トライアングル構想等と言って、説明無しには分かりに
くい表現で議論がされてきました。二眼レフについては、阪急長岡天神駅と JR 長岡京駅の2点を支点とする街づ
くりの議論のことです。またトライアングルは、それに南部地域、阪急新駅を加えた3点での議論です。多くの
議論は、将来像(ビジョン)としての話ですが(市 HP に UP されている議会議事録等でご確認ください)、この
議論がされ始めて半世紀近くなります。そして今、この中心市街地整備について、当会代表が指摘している各問
題と合わせて、時間の経過と共にどういった問題が起こっており、そして市として選択をしていかなくてはいけ
ない局面にあるのか、皆さんに考えていただきたいと思います。
まず阪急長岡天神駅と JR 長岡京駅を結ぶ中心市街地問題について、ソフト面(財源問題やバス網等)を除いた
ハード面で考えると、大きくは、
「西京高槻線と石見下海印寺線とを結ぶ2本の東西道路問題(バリアフリー化も
放置自転車問題と全国初の電動二輪車(電動スクーター)への助成提案について!!
含む)」、「長岡天神駅前広場問題」、「公共施設の耐震化・建替え問題(市役所、分庁舎、保育所、産文等)」、「開
田土地区画整理事業」、「阪急京都本線連続立体交差事業」の5つあります。これに阪急新駅も結んだ問題になる
左図が過去 7 年間に及ぶ放置自転車数の推移です。
と、こちらもハード面から考えると、
「西京高槻線と石見下海印寺線の拡幅問題」
「新駅駅前開発」
「新駅周辺整備
平成 16 年度から平成 17 年度にかけての改善は、
(商業区域区分などのゾーニング問題も含む)」「奥海印寺納所線問題(サントリービール工場前道路、淀競馬場
JR 西口駅前駐輪場が出来たためです。また平成 16
への最寄駅となるため交通量が増加する事など)
」
「第二外環状道路問題(騒音の増幅問題や IC 前の出入交通量と
年度原付の引き取り件数が撤去台数よりも多いの
新駅利用交通とのバッティング問題など)
」の5つあります。
は、年度をまたがっているからです。ここで問題に
阪急と JR とを結ぶ中心市街地問題の「西京高槻線と石見下海印寺線とを結ぶ2本の東西道路問題(バリアフ
したいことが、自転車の引取件数です。各年度とも
リー化も含む)
」について、平成 16 年 10 月から始まった阪急新駅を考えなかった場合、本来は、平成 14 年に出
に 32∼45%と 50%を下回っており、現在のシステ
された「長岡京市交通バリアフリー基本構想」問題について市として集中的に取り組んでいたと考えます。平成
ムでは、半年間放置自転車置場に保管した後、業者
14 年当時、阪急新駅の話や構想も無く、当時の今井民雄市長は、阪急新駅構想の無い状態において、「今後、こ
に引取ってもらうという現状です。放置自転車を
の基本構想にもとづいて交通バリアフリー化を総合的、計画的に進め、21 世紀にふさわしいまちづくりに取り組
無くし、この引取件数を上げるためには、これまでと同様の事をしてては改善されないと考えます。3 月議会一般
んで参ります。」と言っていました。当時の資料を見ますと、阪急長岡天神駅周辺と JR 長岡京駅周辺の 2 点を軸
質問答弁で市長は、平成 20 年度に見直しをしたと発言していますが、それは撤去した放置自転車の置場を、阪急
に、長岡京市交通バリアフリー基本構想重点整備地区として約 250ha ほど指定して、今後の方向性を示していま
東口の市営駐輪場の屋上に移した事務事業の見直しだけであって、放置自転車を無くす事に繋がる取り組み(広
した。そしてこの基本構想における整備目標年次は、今年の平成 22 年とされていました。
報や禁止区域、撤去および返還費用等)については、昭和 58 年頃から全く変わっていません。その事を今回から
長岡京市交通バリアフリー基本構想の中で重要視されていたものの一つに、伏見柳谷線(アゼリア通り)の安
できるようになった総括質疑で当会代表は追及し、例えば放置自転車の現状に関する広報の徹底や、撤去及び返
全・快適な歩行環境の整備があげられており、その内容は、
「現在の歩道改修による歩きやすい道路構造への改善」
還に要した費用について、放置自転車監視の委託費や保管日数等を換算し、設定しなおすべきではないか、また
と「歩道幅員の拡幅」でした。また平成 20 年 4 月の「長岡天神駅周辺のまちづくり構想中間報告」や、平成 21
保管場所の縮小を考え、再利用されやすくするためにも、保管期間を短くするべきではないかなど提案しました。
年 3 月の長岡天神駅周辺整備構想検討委員会の「長岡天神駅周辺のまちづくり構想(案)
」では、アゼリア通りの
電動スクーターへの駐輪場対応について、これまでに沢山の会社から電動スクーターが販売されていますが、
バリアフリー化ということから、一方通行化の社会実験があげられており、スケジュール・実施期間が平成 21 年
この夏、大手 2 社の電動スクーター販売が予定されており、今後ガソリンスクーターから電動スクーターへの移
行が進んでいくかと考えられます。現在のものでメーカーや車種にもよりますが、充電時間が7∼8時間で 35km
∼50km の走行が可能です。すると、長岡京市のようなコンパクトな街の場合、家から駅までの往復が 6km 程度、
秋頃とあります。そして現在、アゼリア通りの一方通行化の社会実験に向けた準備が行われています。
この時点で、バリアフリー基本構想の整備目標の平成 22 年度内の完成は不可能であり、また逆説的に考えると、
阪急新駅をすることによって、アゼリア通りのバリアフリー化が 8 年以上遅れているとも考えられます。
週 5 日間の利用だと、1 週間に 1 回充電をするだけで十分実用できる製品にまでなっています。電動スクーター
もう一本の長岡京駅前線西伸整備事業について、現在犬川から西へ一つ目の交差点まで 4 車線拡幅工事がされ
の価格が現状のガソリンスクーターと、ほぼ同じ価格帯であるため、あと少しだけ後押しすれば、電動スクータ
ていますが、この工期が平成 24 年 3 月 31 日までであり、この工区が終わると、次からはいよいよ懸案の一つで
ーが普及していくと考えます。環境問題、エコの観点から考え、また関係商店や業界の活性化にも繋がるいいこ
あるイズミヤ前付近までの西伸整備事業になります。この長岡京駅前線西伸整備事業を進めていって、必ずぶち
とです。ただ現在国が行っているエコカー減税のような、大掛かりな取り組みは、できない財政問題もあります。
あたってくる問題が、阪急長岡天神駅前広場構想と開田地区土地区画整理事業と阪急京都本線の連続立体交差事
「電動スクーターに対する市営駐輪場料金の減免」を提案します。例えば、電動スク
そこで当会は、
業です。その大きな理由の一つに、このまま長岡京駅前線西伸整備事業を進めて行った場合、阪急京都本線に対
ーターの市営駐輪場利用料金を自転車と同じ 150 円とガソリンスクーター(原付)よりも 100 円安くすると、週
して平面 4 車線での交差は物理的にできない問題があります。平面 4 車線で都市計画道路整備を進めた場合、線
5 日の利用で年間約 2 万 6000 円得します。一般的なバッテリーの寿命 3 年を考えると、3 年経過の時点で、駐輪
路のポインターに当たり、そのポインターをズラすと、今度は駅そのものをズラさなくてはいけなくなり、駅そ
場代で 7 万 8000 円、燃料代で 7800 円の節約ができます。また通勤・通学以外の利用も含め、2 年経過の時点で
のものをズラすと、次にアゼリア通りの踏み切り横にあるポインターを動かさなくてはいけないため、アゼリア
考えても、駐輪場代で 5 万 2000 円、燃料代で 5200 円の節約ができていますので、5 万円程度のバッテリー交換
通りの踏み切りを閉じなければいけなくなります。つまり、長岡京駅前線西伸整備事業を進めていった場合、阪
は、十分もとのとれる計算ができます。電動二輪車の普及への足がかりになればと考えます。
急京都本線に対してアンダーで通すか、道路を持ち上げて線路越えをさせるのか、阪急京都本線の連続立体交差
また電動カート(電動車椅子)について福祉施策の観点から、市営駐輪場の利用に関して、無料で一時預かり
サービスをしてはどうかと提案しました。預かりスペースは、あるとの事ですが、市民からの要望の声が無いと
の答弁でした。皆様のご協力お願いします。窓口は、建設部土木課交通対策係(代表番号 951-2121)です。
事業を行い西伸させるのかの 3 択しかありません。道路を持ち上げたり、アンダーで通す場合、そのための準備
距離が必要になります。どうするのか、決めなくてはいけないようになっているという事です。
変える姿勢・変わる市政の会は、次の見解を発表いたしました。