第二回五島体験学習(2006年8月6日-10日) (1 - ioj

第二回五島体験学習(2006年8月6日-10日)
(1)企画の趣旨
NPO法人日本の将来(あした)を考える会
代表
宮健三
「NPO法人
日本の将来(あした)を考える会」では、21 世紀を担う若い世代の人材育成
が今後の日本を支える重要課題のひとつであると考え、体験学習を軸とした実践活動を実
施してまいりました。これまで、平成 17 年 1 月、平成 18 年 3 月の二回、「東大体験学習」
を開催し、東京近郊の中高生にまじって延べ二十名の中学生が長崎県五島から参加し、東
大で講義を受け、ささやかな交流の時をもちました。また、平成 18 年 8 月には「第一回五
島体験学習」を実施し、東京から 18 名の中高生が五島に向かいました。いずれも、都市部
と農漁村部の生活を体験し、同じ年代の若者同士の交流が生まれ、お互いの生活環境や考
え方を知り、地域を愛する気持ちが芽生え、「貴重な体験だった」「有意義で楽しかった」
と大変好評でした。彼らが書き送ってくれた感想文を読むといかに、この数日間の体験が
印象深いものであったか、感動的ですらあります。
そこで、本年も引き続き「第二回五島体験学習」を企画しました。
彼らが成長するにつれてこの体験が糧となり、よりよい日本の将来を築いていって
くれることを願ってやみません。
(2)日誌
参加者;中学生男子 8 名
現地参加:五島の中学生男子 3 名、女子 2 名
8月6日(日)
快晴
7:00 羽田空港第二ターミナル団体受付前集合
母親全員の見送りを受け出発
10:00 長崎空港着
ANA 661 便
バスで大波止フェリーターミナルへ
11:30 ターミナルにてお弁当の昼食。
12:10 フェリー乗船
14:55 五島 奈良尾港着 車で海洋青少年の家へ
16:00 海洋青少年の家着 五島の中学生男子2名も一緒に宿泊。
部屋割りの後、目の前の三本松海水浴場にて海水浴
17:30 入浴
18:00 夕食
夕食後はプレイルームで卓球など 21時まで
8月7日(月)晴れ
7:30 朝食
8:50 タクシー2台に分乗して船着場へ。
バーベキューセット、食料は船着場まで配達してもらう。
10:00 船着場で現地世話役の方々、五島の中学生女子2名と男子 3 名計5名参加合
流。船で無人島へ。
10;30 無人島で船から荷おろし。
荷物運びが大変だった。
海水浴。岩場なので、手、足に擦り傷をつける者が多い。
11:30から13:00 バーべキュー (いか、あじ、サザエ、肉、野菜、など)
日陰がないので、暑い。食後、またひと泳ぎ
14:00 行きの船に迎えにきてもらう。
若松瀬戸一周 クルージング。 途中で岸壁の洞に立てられた隠れキリシタ
ンのマリア像見学。
16:00 タクシー迎え。
17:00 海洋青少年の家 着。
17:30 入浴
18:00 夕食
遅くまで部屋でおしゃべりをしていて怒られる。翌朝が早いので。
8月8日(火)晴れ
4:00 起床
4:45 出発。大人3名、子供8名
大曾の荷さばき所で説明をうけた後、船二艘に分かれて定置網体験。
港へ戻って、網納屋で朝食。お刺身が新鮮でおいしかった。
10:15 青少年の家
着
各自休憩、昼寝。
13:00 食堂で「五島うどん」の昼食
14:00 青少年の家、館長網田氏の指導でシーカヤック体験。16:00まで
その後16:30まで、自由海水浴。
17:30 入浴
18:00 夕食 岡野講師着
19:30 浜の浦小学校校庭で岡野氏の解説により天体観察。この日満月のため、星は
あまりよく見えなかった。
22:00 青少年の家に戻って食堂でケーキとお茶。
8月9日(水)晴れ
7:30 朝食
8:30 プレイルームで岡野氏のスライドを見ながら天体の写真とお話。9:30まで。
9:30 町教育委員会調達のバスで出発。
中の浦教会見学
米山展望台見学
11:30 奈良尾でちゃんぽん、皿うどんの昼食。
12:30 岡野氏をフェリー乗り場まで見送り。
青砂が浦教会見学
魚の目町教育委員会を表敬訪問
14:30 蛤浜海水浴場で海水浴。ここで五島の女子 2 名、男子 2 名参加。
16:20 バスで青少年の家へ。 五島の中学生4名も一緒に宿泊
17:00 入浴
18:00 夕食
19:00 ポスター書き、花火等
3:00am まで部屋に集まって談笑。
8 月10日(木)晴れ
6:00 起床
7:00 各自部屋の掃除、昨夜遅かったので起きられず。
7:30 朝食
8:00 出発。
8:30 奈良尾ターミナル着
みやげ買い物
9:00 フェリー発
11:40 長崎大波止ターミナル着
12:18 路線バスで空港へ。
13:05 空港着 チェックイン
13:30 ちゃんぽん、皿うどんの昼食、おみやげ買い物。 時間がぎりぎり。
14:00 14 時発
ANA 666 便
15:40 羽田空港着
ロビーにて解散
(3)第二回五島体験学習を終えて
NPO法人
日本
の将来(あした)を考える会
代表
宮
健三
お盆休みを迎え、東京の街もいつになくひっそりとしております。
皆様方には、ご健勝にお過ごしのこととお慶び申しあげます。
このたびは、第二回五島体験学習を無事終えることが出来ました。さいわい、天候にも
めぐまれ、事故や怪我もなく、全員無事帰って参りまして心底ほっとしております。
五島では、炎天下での無人島バーベキュー体験、早朝からの定置網体験、教会見学、海
水浴、夜は部屋に集まって遅くまで談笑、と子供達は目いっぱいスケジュールを楽しみま
した。現地からは、男子4名、女子2名の中学生が参加してくれ、一緒に泳いだり、夜お
そくまでゲームをしたり、と打ち解けてよい交流ができました。
どの子供たちにとりましても、得がたい良い経験になったのではないかと思います。
このように、良い体験ができましたのも、ひとえに皆様方のご協力があってのことと、
ここに深く感謝の意を表す次第でございます。
筑駒の生徒に声を掛けてくださいました副校長先生、保護者の皆様、筑駒OBの塚越様、
現地では「青少年の家」の職員の皆様、ガイドを引き受けてくださいました小瀬良様、町
観光協会、皆様方のご尽力なくしてこのような催しを成功させることはできませんでした。
重ねて厚く御礼申しあげます。
平成18年8月14日