コープの豚肉 豚肉の基礎知識 なじみの深い食肉・豚肉 牛肉―5.9kg、鶏肉―11.0kg、豚肉―11.5kg 日本人1人が 1 年間に消費する食肉量です。(農林水産省資料:2009 年のデータより) 最近は鶏肉の消費が増えてきていますが、畜肉加工品のハムやソーセージも多くはこの豚肉を原料と していますから、食肉の中ではもっとも馴染みの深い食材といえます。 豚肉の栄養価 豚肉は「豚」自体の体型のせいか、高カロリーのイメージを持ってしまいます。たしかに脂肪分の 多い「バラ」は別ですが、他の部位は、牛肉や鶏肉の手羽のカロリーとほとんど変わりません。 ビタミンB1 豚肉の栄養面での特徴は、まず肉類の中ではとびぬけてビタミンB1を多く含んでいることです。 その量は牛肉の実に 10 倍。豚肉を 100g 食べれば、1 日の所要量がまかなえるほどです。ビタミン B1は、エネルギー変換の際に必要不可欠です。また神経系統を安定させる働きがあると言われてい ます。 コレステロール 豚肉の脂肪は、リノール酸やオレイン酸といったコレステロールを分解する働きを持つ「不飽和脂 肪酸」を多く含んでおり、食肉のなかでは、植物性に近い成分のため、コレステロール摂取過多が気 になる方にも、安心して利用していただけるお肉です。 豚肉と一緒にとると効果的 昆布・にが瓜 昆布やにが瓜に多く含まれる食物繊維は、コレステロール吸収を妨げる効果があり、豚肉との組み 合わせではコレステロール値をさげるといった実験結果もあるくらいです。 ネギ・にんにく・らっきょ 豚肉に含まれるビタミンB1は熱に強く、ほとんど損なわれない性質を持っています。ネギ類のぬ るぬるした部分には、このビタミンB1の吸収を助ける成分が含まれており、炒め料理などの組み合 わせには最適です。 パイナップル・パパイヤ・キウイ 最近人気のパイナップル煮。実は、パイナップル・パパイヤやキウイは、タンパク質の消化・吸収 を助ける分解酵素を持っています。 豚肉などの肉類には、20%のタンパク質が含まれており、人体にとっても重要な栄養素です。美味 しく食べて吸収率を高める料理法といえます。
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