「人間は自らつくったところのものとなる」(フランスの哲学者サルトルの言葉)

~ 御船高校進路だより ~
熊本県立御船高等学校進路指導部
5月号 平成24年5月9日発行
それぞれの学年がスタートして1か月が過ぎました。新しいクラスにも慣れ、気持ちにも少しゆとり
が出てきた頃だと思います。進路指導室には、多くの生徒たちが、自分の進路選びや、学習のあり方な
どについて相談に訪れます。その中でも最近は、3年生の就職に関する相談が多いようです。2か月後
には企業から求人票が送られてきて、人生を決める選択に迫られるわけですので、当然のことかもしれ
ません。担任の先生や進路指導部の先生方とよく相談し、悔いのない進路選びをして欲しいと思います。
◆なお、本校では4月から新しくキャリア・サポーターとして中村敏博先生をお迎えしています。先生
は既に就職進路情報の収集・分析、新規求人の開拓、生徒への進路指導など、毎日忙しく活動しておら
れます。中村先生はこれまで民間企業で人材育成等の仕事をしてこられ、豊かな経験と高い指導力をお
もちです。就職希望の生徒は、必ず先生から指導して頂くようにしてください。もちろん、1・2年生
の相談も可能です。
中村敏博先生(キャリア・サポーター、元日本たばこ産業(株)、元ハローワーク上益城)
《船高生へメッセージ》
お世話になります。中村です。
これまでの採用する側での経験を基に、どんな仕事や会社があるのか、今会
社ではどんな人材を求めているのか等の情報提供や就職相談を行いながら、こ
れから皆さん方の「夢」や「やりたい仕事の実現」に向けて、先生方とともに
支援していきます。
しかし、この厳しい環境の中で夢を実現していく為には、皆さん方の「熱意」
と日々の「努力」が肝要です。新学期も5月に入り、就職試験開始まで残り4
か月半です。
「一人ひとりが夢の実現に向かってチャレンジ!」してください。
◆スポーツ祭が終わると、1週間後には「中間考査」が迫っています。1年生にとっては、高校で初め
ての定期考査。2・3年生にとっては、3年間の評定を左右する大切な試験です。スポーツ祭や総体・
総文の練習に全力を傾けながらも、悔いが残らないよう、計画的に学習することが大切です。
定期考査前 学習のポイント
□今回の定期考査の目標を決める。
□各科目のやるべきことを洗い出す。
□調整日、予備時間をとっておき、無理のないスケジュールを立てる。
□苦手な科目にはできるだけ早めに取りかかり、時間をかけて取り組む。
□試験前の授業の予習・復習・宿題には、学校から帰ったらすぐに取りかかり、短時間で済ませる。
□毎日、計画を実行できたかどうか確認していく。
今月のことば
「人間は自らつくったところのものとなる」
(フランスの哲学者サルトルの言葉)
人間は自分の行動の積み重ね次第で、どのような人間にもなれる。また、そのような人間にしかなれない。