GSILIBプロトタイプ解析例 L2P(Y)-L2Cサイクルシフト補正 ※L2P(Y)-L2Cサイクルシフト 近代化GPSではL2P(Y)とL2Cを、準天頂衛星ではL2Cを送信している。 L2P(Y)とL2Cの間で1/4サイクルのずれが存在し、位相を揃えるための 符号が受信機メーカーによって異なる。 →異機種受信機間におけるL2P(Y)、L2Cを併用した解析で補正が必要 GSILIBプロトタイプは、1/4ずれが+1/4方向の受信機種のみ補正可能 +1/4方向の受信機種:TOPCON NET-G3 解析条件 観測時間:2013年5月10日14時~20時 観測点:電子基準点つくば1、つくば3 受信機:つくば1 - TOPCON NET-G3 つくば3 - Trimble NetR9 測位方式:キネマティック 衛星系:GPS、QZSS つくば1を既知点として、つくば3を計算 手順 1. 2. 3. 4. 5. ※l2c_data.zipをD:¥に展開と仮定 GSILIBプロトタイプのbin¥rtkpost_mkl.exeを起動 [Options…]を選択 [Load]をクリックし、D:¥l2c_data¥l2c.confを選択 [OK]を選択 [RINEX OBS: Rover]につくば3のoファイル (06271300.13o)、[RINEX OBS: Base Station]につくば1 のoファイル(21101300.13o)、[RINEX *NAV]につくば1 のnファイル(21101300.13n)、qファイル (21101300.13q)を格納 6. [Execute]を選択し、解析実行 7. D:¥l2c_dataにposファイル(06271300.pos)が作成され、 [Plot…]を選択すれば、グラフを描画する データ設定画面 Options – Setting1 [L2C]を選択するこ とでGPSもL2C使用 +J1を入力 QZSSを選択 Options – Setting2 [Table]を選択する ことでサイクルシフ ト補正。[OFF]は補 正しない Options – Setting3 Options-Setting2で[Table]を指定した場 合、L2Cサイクルシフトテーブルを選択 テーブルには、受信機内部で1/4のずれ を補正する受信機種を記載 Options – Output Options – Statistics Options – Positions L2Cサイクルシフトテーブルに記載された受 信機名にする GSILIBではテーブルに記載がない受信機を 全て-1/4補正する Options – Files Options – Misc 解析結果(サイクルシフト補正あり) Options – Setting2 で [Table] を選択 解析結果(サイクルシフト補正なし) Options – Setting2 で [OFF] を選択
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