20160906 在京/地区青少年奉仕全体会議 議事録

20160906 在京/地区青少年奉仕全体会議
日
時:
2016年9月6日(火曜日)
場
所:
新宿「AP西新宿」
議事録
15:00~17:00
参加者: ロータリアン、82名(在京各クラブ青少年奉仕担当、及び、ガバナーを含む地区役員委員)。
ローターアクター、1名(地区ローターアクト代表)
目
次:
1.開会挨拶
2.地区青少年奉仕委員会
3.地区インターアクト委員会
4.地区ローターアクト委員会
5.地区青少年交換委員会
6.地区職場体験インターンシップ委員会
7.東京葛飾東ロータリークラブより報告
8.質疑応答
9.閉会挨拶
1.開会挨拶
藤掛地区青少年奉仕委員長:
昨年度まで、地区青少年奉仕全体会議は銀座で開催しておりました。多摩分区の出席者より遠いとの
ご指摘があり、本年度は新宿での開催となりました。
地区青少年奉仕全体会議は青少年奉仕の具体的に活動についてご案内することを趣旨としております。
インターアクト、ローターアクト、青少年交換、職場体験インターンシップの各委員会と、東京葛飾東
ロータリークラブからの活動報告がございます。
大切なことは、クラブに戻ってから会員のみなさんに本日の内容についてインフォメーションをして
くださることです。よろしくお願いします。ぜひ、明日からの青少年奉仕活動につなげて欲しいです。
上山ガバナー:
インターアクト、ローターアクト、青少年交換、職場体験インターンシップの各地区委員は、それぞ
れの持ち場で活躍しています。お礼を申し上げます。本年度は地区委員会間の連携も進めています。1
1月8日~9日は気仙沼への訪問を企画しています。これは、地区青少年奉仕委員会と地区社会奉仕委
員会のコラボ事業です。ローターアクターも出席するようです。ぜひ、みなさま、出席をよろしくお願
いします。青少年奉仕部門は大切な事業を担当しています。くれぐれもよろしくお願いします。
鈴木カウンセラー:
カウンセラーと地区委員長との関係ですが、カウンセラーは地区委員長が困った時に、相談いただく
立場と理解しています。ただし、一点だけ。青少年奉仕は10代、20代を対象にしています。この世
代は事故が起こりがちです。当地区では事故はほぼ起こっていませんが、他地区ではいろいろな事故が
起きています。みなさま、青少年奉仕におけるアクシデント、インシデントについて、クラブ会長、地
区委員長、ガバナーへすぐご一報をお願いします。地区には危機管理委員会があります。また、危機管
理基金も準備しています。
2.地区青少年奉仕委員会
藤掛地区青少年奉仕委員長:
1996-97年度のジアイ国際ロータリー会長
は「もっと若い人にロータリーのプログラムに参加し
てもらおう」と新世代奉仕を提案しました。2010
年規程審議会にて「新世代奉仕」が第5奉仕部門とし
て承認され、2013年規程審議会にて「青少年奉仕」
へ名称変更となりました。当地区における青少年奉仕
は、インターアクト、ローターアクト、青少年交換、
職場体験インターンシップを包括しています。地区青
少年奉仕委員会は小委員会の事業が円滑に進むように、また連携が進むようにするのが役割です。合わ
せて、各クラブ、各会員に青少年奉仕の情報提供をしています。未提唱クラブに、インターアクト、ロ
ーターアクトを知っていただくこともしています。情報収集・共有のツールとして、青少年奉仕アンケ
ート、青少年奉仕ガイドブック、青少年奉仕情報があります。青少年奉仕アンケートは毎年11月に実
施しています。各クラブの青少年奉仕を把握するための重要なものです。青少年奉仕ガイドブックは青
少年奉仕アンケートをもとに構成しています。さらに、各クラブの青少年奉仕活動を掲載しています。
毎年4月に発刊しています。ぜひこれらのツールを使った、例会にてインフォメーションを行い、青少
年奉仕へのモチベーションにしていただきたいです。青少年奉仕情報は隔月発行です。けっこう読んで
いただいているようですが、事務局で止まっていることもありますのでご注意ください。インターアク
ト、ローターアクト、青少年交換のことが詳しく載っています。クラブへの共有をお願いします。
地区青少年奉仕委員会は6年目となります。歴代の委員長が方向付けをきちんとされてきました。本
年度はこの方向を継続します。倫理感、職業観を持ったロータリアンが成長のサポートをすることに意
義があります。さらに、10代、20代と付き合うことになりますので、ロータリアンが若くなります。
ぜひ、青少年奉仕に取り組んでいただきたいです。
各クラブからの、インターアクト、ローターアクト、青少年交換、職場体験インターンシップを含ん
だ青少年奉仕への卓話のご依頼をお待ちしております。
本年度は地区社会奉仕委員会との連携事業もあります。10/1~2、有明で開催される「グローバ
ルフェスタ」に出展します。11/8~9、気仙沼を訪問します。また、11/20、東京浅草中央ロ
ーターアクトクラブと東京ワセダローターアクトクラブの合同にて被災地支援シンポジウム開催予定で
す。このサポートを行います。
来年2月、地区大会の1日目にロータリーファミリーパーティを開催します。こちらには、米山奨学
生やロータリー財団奨学生学友も出席します。4月、地区青少年奉仕包括成果発表会を開催します。い
ずれも、スケジュールをしていただければと存じます。
青少年奉仕の現場にて、肌で感じて欲しいです。インターアクト、ローターアクト未提唱クラブでも、
青少年奉仕への意識を高めていただければと存じます。また、クラブの青少年奉仕委員長として盛り上
げていただければと存じます。
3.地区インターアクト委員会
鈴木地区インターアクト副委員長:
8月7日、第53回インターアクト年次大会を開催しました。大会テーマは「和」でした。たくさん
のロータリアンの登録をいただきました。インターアクター、在京100人、沖縄分区20人が出席し
ました。沖縄分区のインターアクターは、大会前日に来京し、スカイツリーを見学しました。大会翌日
はディズニーランドに行きました。とても喜んでくれました。大会ホストは日本大学第一中学高等学校
インターアクトクラブ、スポンサーは東京東インターアクトクラブでした。
インターアクトクラブは学校のクラブ活動です。このため、防犯上の理由から閉鎖的となり、活動がわ
かいづらいかもしれません。そこで、わかりやすいのは年次大会です。または、4月に開催される在京
/地区青少年奉仕包括成果発表会です。それぞれ、インターアクトクラブが活動報告が行われます。こ
のほか、6月にはインターアクトクラブの会長・幹事のためのリーダーズキャンプが開催されます。イ
ンターアクターとの交流は左記のように年に4回ぐらいあり、インターアクターの普段の活動を肌で感
じることができます。
インターアクターの情報を吸い上げて、広報ができたら良いと考えています。インターアクトクラブの
提唱をされているクラブのみなさま、誠にありがとうございます。未提唱のクラブのみなさま、ご理解
がいただけるようにしたいと考えています。
4.地区ローターアクト委員会
平井地区ローターアクト委員長:
ローターアクトの運営はローターアクターに任せています。そこで、発表は白倉地区ローターアクト
代表から行ってもらいます。
白倉地区ローターアクト代表:
本日の発表の目標は、ローターアクターがどのよう
な思いで活動しているか、これをみなさまの心にとど
めていただくことです。ローターアクトとは、奉仕を
通じて親睦をはかりつつ、リーダーシップの育成を行
うプログラムです。18~30歳を対象としています。
大学生、社会人で構成されており、バックグラウンド
がそれぞれ違います。私は東京東江戸川ローターアク
トクラブの会員です。荒川河川敷の清掃や、障害者施
設のお手伝い、母子家庭との交流などを行っています。その地域に根差した、独自の活動をしています。
ローターアクトクラブそれぞれ考えをもって、奉仕活動、リーダーシップ育成をしています。
当地区のローターアクターは、全国的にも異常な増え方をしました。5年前は7クラブ、57名でし
た。前年度は14クラブ、170名となりました。クラブ数は2倍、会員数は3倍です。全国的にも見
ても勢いがあり、全国的にも知られている地区です。現在、多摩分区以外は提唱ローターアクトクラブ
があります。
本年度の地区テーマは「大好き」です。テーマに沿った活動をしています。いろいろなバッググラウ
ンドもったローターアクターで構成されていますので、相互に思いやることが大切です。そこで、クラ
ブを越えた交流をして欲しいと考えています。また、本年度は4つの地区委員会を設置しました。①ク
ラブ活性化委員会(ローターアクターの気持ちを近付けることを目的とします。また、ローターアクタ
ーが企画力・運営力を持てるようにします)、②親睦委員会(次の世代につながるようにすることを目的
とします。たとえば、親睦バーベキュー大会、沖縄合宿、合同親睦会などです。10月、地区合同研修
合宿も開催します)、③広報委員会(活動が目に耳に届かなくては意味がないからです。発信が必要です。
まずはロータリークラブ例会での卓話です。ローターアクトを知ってもらい、理解してもらいます。ま
た、Facebook にて情報提供をしています。さらに、次の世代につなげるためにスクールアクトの研修も
行います。これは、発信力、まとめる力の育成を目指します)、④年次大会実行委員会(ローターアクト
クラブからの活動報告を行います。来年6月3日の開催予定です)。近々の地区ローターアクトの活動予
定は次のとおりです。10月2日、会長幹事会を開催します。活動報告とともに、課題の洗い出しをし
ます。ロータリアンからのアドバイスを希望します。
ローターアクトクラブも単年度制です。各年度工夫しており、前年度よりも本年度はもっと充実して
います。ぜひ、地区ローターアクトの行事や各ローターアクトクラブの例会にお越しください。また、
ローターアクトクラブをインターアクター、ROTEX の次のステップとしてご紹介いただければと嬉しい
です。
5.地区青少年交換委員会
並木地区青少年交換委員長:
地区委員、17名で運営しています。それぞれ役割分担しています。地区青少年交換委員会の1年は、
6月の帰国前報告会、8月の来日学生の出迎え、サマーキャンプの開催、来日学生受入れ学校との調整、
9月の帰国報告会、12月の派遣国決定、4月のジャパンツアーの開催などです。先日開催しましたサ
マーキャンプは来日学生のためのオリエンテーションです。日本語や日本文化の研修を行いました。水
野正人パストガバナーに卓話もしていただきました。バーベキューなどのアトラクションも行いました。
また、この後、裏千家の今日庵にてお茶道の稽古も月2回のペースにて行います。
青少年交換プログラムは、1929年にスター
トしました。第二次世界大戦に中断がありました
が、ずっと継続しています。現在、概ね8000
人の学生でプログラムが実施されています。国際
ロータリーの直轄事業であり、ガバナーが責任者
となります。派遣国の文化を知り、母国の文化を
伝え、交流をはかることを目的としています。来
日学生の受入れは、原則、輪番制です。例外とし
て1年延期する場合もあります。ホストファミリ
ーにはいろいろご苦労をおかけますが、ディファ
レント・カルチャーを楽しんでいただきたいです。
人を扱っていますので、危機管理が大事です。近年、セクハラなどハラスメントの基準が厳しくなっ
ています。何かあれば、地区危機管理委員会への報告が必要です。疑わしかったとしても、面倒くさが
らずにお願いします。臭いものに蓋はしないでください。
今後の予定ですが、9月25日、学士会館にて帰国報告会を開催します。
また、ROTEX は青少年交換派遣学生の OBOG です。大学生が来日学生のサポートを行ってくれてい
ます。卓話とグッズの販売にて、ROTEX の活動資金を得ています。みなさま、ROTEX もよろしくお願
いします。
6.地区職場体験インターンシップ委員会
森田地区職場体験インターンシップ委員長:
中学生職場体験受入れのモデル的事業として、東京本郷ロータリークラブの具体的なお話しをしてい
ただきます。
澤部地区職場体験インターンシップ委員(東京本郷ローターリークラブ会員):
私の子どもが中学2年生です。地元の会社で職場体験をしていきました。青少年奉仕は青少年の現場
に触れ、青少年と交流するということです。東京本郷ロータリークラブのアイデンティティは青少年育
成です。大人が、家族が、地域が、子どもにいかに接して、いかに育むかということです。具体的なプ
ログラムは文京区教育委員会とお話ししながら進めています。毎年、PTA 合同交流会を開催しています。
性の問題のお話しや金メダリストの成長のお話し等を聴き考える機会を提供しています。
文京区にあるいろいろな企業の職場にて体験をしてもらっています。この体験を発表してもらう機会
も提供しています。職場体験発表会を毎年開催しています。中学生がパワーポイントに体験をまとめて、
プレゼンテーションします。実体験として見ることができます。なお、学校によって体験発表に差があ
ります。もっと意義を伝えなくてはならないと考えています。
中学生職場体験の受入れ事業所には不安があります。受け入れて仕事できるか、見ず知らずの生徒を
受け入れるリスク等です。生徒にも不安があります。仕事は何をするのだろうか?、知らない大人がい
て怖い、仕事をしたくない等です。また、真面目に向かい合う生徒と、仕方ないからという生徒もいま
す。しかし、実際に受け入れてみると、受入れ側には、改めて仕事を再認識できた、仕事に誇りを持つ
ことができた、職場の士気を上げることができたなどのプラスがたくさんあります。受入れ側にとって
も仕事や職場を考える機会となります。生徒側には、仕事に興味を持てた、家族に感謝したい、仕事が
世の中の役に立っていることがわかった、仕事で世の中とつながっていることを知ることができた、様々
な可能性を知ることができたなどの気付きを得ています。また、職場体験で、父や祖父が仕事で何をし
ていたか、自分に仕事で何ができるかを知ることができます。職場体験では行きたかった職場に行けな
いこともあります。
その場合には、その職場に行けた中学生との交流が生まれます。また、家庭での交流にもつながりま
す。家族は実体験を聴くことができます。
中学生は仕事の体験を通じて、それが世の中とつながっていることを知ることができます。これは、
実際に職場体験をしてみないと気付けません。職場体験は受入れにも、生徒にもメリットがあります。
さらに、職場体験発表会にて、その意義や情報の発信を継続することが大切です。
7.東京葛飾東ロータリークラブより報告
東京葛飾東ロータリークラブ/武井青少年奉仕委員委員長:
当クラブの創立時の会長は、柴又帝釈天のご住職である望月氏でした。お名前を冠した「望月基金」
を設けていました。個人寄付と人頭割によります。ある程度集まったら、米山奨学金への寄付を考えて
いましたが、葛飾区内の都立高校生への奨学金とすることとしました。奨学金事業は、開始当初の19
80年は月額6000円でした。2012年まで32年間継続し、39名の奨学生が卒業しました。2
012年は月額20000円になっていました。国際ロータリーから意義ある業績賞をいただいたこと
があります。奨学金事業の終了は、2012年から都立高校の授業無料化となったからです。基金の意
義がなくなってしまいましたので、新たな奉仕活動を見付けようとクラブにてお話し合いをしました。
いままでの奨学金事業にて区内の都立高校5校とのお付き合いありましたので、ヒアリングを行いまし
た。都立農産高等学校が区内の花壇の管理を行っており(「かつしか花いっぱいまちづくり」
)、こちらへ
の援助を行うこととしました。食品科、園芸デザイン科の1年生の実習でもあります。クラブから苗を
寄贈しました。プランターにロータリーのステッカーを貼らせていただいていますので、ロータリーの
認知にもつながっています。葛飾野高校杯バスケットボール大会の開催もしました。こちらは1回のみ
の開催です。吹奏楽部による老人ホームへの慰問のサポートもしました。吹奏楽部へ楽譜台を寄贈しま
した。演奏会にもエントリーして吹奏楽部への入部者が増えたということで、楽器の寄贈もすることと
なりました。これらの事業はまだ始めて2~3年です。今後も継続していきたいと考えていますが、ク
ラブの会員が減少しています。また、活動する会員の意気も上がらなくなっています。青少年奉仕委員
会だけでなく、クラブ全体で活動できればと考えています。高校との交流を発展させて、インターアク
トやローターアクトにつなげることができればとも考えています。
8.質疑応答
Q:
青少年奉仕の危機管理について具体的事例を教えていただけますか?
A並木委員長:
来日学生が最寄駅からホストファミリーの家までの間で、痴漢犯罪に遭いました。海
外では痴漢という概念はなく、レイプと同義になります。このため、すごくおびえました。管轄の警
察へ被害届をしました。しかし、警察の通訳を介しての事情聴取が必要ということで、事件当日だけ
でなく、後日再度、警察へ出向くことになりました。また、地区青少年交換委員会では来日学生の SNS
の発信を、確認しており、インシデントと考えられるものについては、ヒアリングをしています。
A平井委員長:
青少年奉仕の危機管理は、ロータリアンが危機と思っているかどうかではなく、本人
が危機と思っているかどうかです。噂程度でも、地区委員長、ガバナー補佐らに通報をしなくてはな
りません。ガバナーが判断します。ロータリアンの個人の判断とはしないでください。ロータリアン
にとっては大した問題ではなくても、本人にとってはセクハラということもあります。もちろん、通
報しても、噂に実体がなければ何も対応しないで済みます。
A上山ガバナー:
現在、青少年交換プログラムは保険に入っています。各地区単位です。これをオー
ルジャパンにできないかガバナー会で検討しています。効率化のメリットあると考えています。また、
インターアクト、ローターアクトなどの事業にも対象を拡大できないか検討しています。
A藤掛委員長:
地区青少年奉仕委員会として、各クラブが独自の青少年奉仕活動ができますようにサ
ポートしていきます。また、青少年奉仕については危機管理をしっかりとしておく必要があります。
これは、青少年奉仕が素晴らしいものになるようにするためです。
9.閉会挨拶
松坂ガバナーノミニー:
各クラブの青少年奉仕委員長には危機管理を理解していただきたいです。また、本日の全体会議にて、
インターアクト、ローターアクトをよく理解することができました。青少年交換、たいへんなプログラ
ムですけど引続きよろしくお願いします。職場体験インターンシップ、東京本郷ロータリークラブさん
には、ぜひ他のクラブにお伝えいただきたいです。職場体験インターンシップの普及をよろしくお願い
します。最後に、各クラブの青少年奉仕委員長におかれては、例会にてぜひ報告をよろしくお願いしま
す。
以上