2006.10.1 No.51

2006.10.1
No.51
(1)
AFCニュース
〒602-8011
京都市上京区烏丸通下立売上ル桜鶴円町 376
社団法人 葵橋ファミリー・クリニック
理事長 出口治男
TEL 075-431-9150 FAX 075-431-9158
《発行》 AFC 事務局 編集スタッフ
葵橋ファミリー・クリニックは、1953 年米国人ソーシャルワーカー、ドロシー・デッソ-によって設立された営利を
目的としない民間の相談機関です。お子さまからお年寄りまで、家族のこと、自分自身のこと、こころの健康などどの
ようなことでもご相談に応じています。お気軽にご利用下さい。
巻
頭
私は、今まで、学校や、教育訓練の場の仕事に多
(社)葵橋ファミリー・クリニック 顧問
宮嶋 眞(日本聖公会聖光教会司祭)
新しく顧問に就任いたしました宮嶋
眞(みやじ
ま・まこと)です。
私は、大学時代にカウンセリングの勉強なども行
い、カウンセラーを志したことがありました。今は、
日本聖公会(英国系キリスト教)の牧師ですが、そ
れまでの学びは、今でも大変役に立っています。ご
承知のように、キリスト教会(カトリック教会)は、
ヨーロッパでは中世には、村の中心に位置し、人々
の心のよりどころでした。神父は、人々の心の葛藤
を教会の懺悔室のカーテン越しに聴いて、赦しの祈
りを唱えていました。それは、心の葛藤を吐き出す
カタルシスの効果があり、ある意味でカウンセリン
グのさきがけだったといえます。そして、人々が教
会中心の生活から次第に遠ざかる近世以降、このよ
く携わってきました。ですから、心の病があり治療
(Cure)を要する人との出会いは少ないのですが、
たまにそういう治療の必要な人と出会うことがあり
ます。その場合、丁寧に説明し、適切な機関を紹介
することにしています。また、本当にそれが適切な
判断なのかどうかを確かめるために、この葵橋ファ
ミリー・クリニックのような相談機関を紹介します。
今でこそ、精神科の門は少したたきやすくなりまし
たが、とりあえず、専門家の判断をというときに利
用させていただいておりました。
「葵橋」という名は、もとの所在地の名称だそう
ですが、人々の心の架け橋として、また、治療機関
と人々との架け「橋」としての役割を象徴する名で
もあると思います。より意味深い働きができますよ
うにお手伝いできれば幸いです。どうぞよろしくお
願いいたします。
うな懺悔の習慣はしだいに減り、フロイトなどの心
理学者が登場してくるのです。教会が果たしていた
仕事が、この世の人々によってさらに専門的に担わ
れていくようになるのです。
しかし、今でも、牧師が「魂の配慮」をするもの
として、一定の役割を果たしているのも事実です。
社団法人
ゆたかなこころは家庭生活、社会生活をいきいきと過ごすための
基盤です。AFC は、臨床心理士がさまざまなご相談に応じ、個人、
親子・夫婦・家族合同カウンセリング、プレイセラピー、心理検査
を行なっています。
開所時間
月・火・木・土曜日
私の教会にも、懺悔室があります。しかし、今は
物置で、面談は、応接室でしています。話す人の表
水・金曜日
申込方法
情がよく見えることは大切なことですが、時折、大
変微妙な相談の時には、懺悔室のように、顔が直接
見えない場所のほうがいいと思うときもあります。
葵橋ファミリー・クリニック
10:00~17:00
14:00~20:00
お電話でお申し込みください。(予約制)
TEL 075-431-9150(相談内容はすべて秘密厳守です。)
費
用
有料
(詳しくはお問い合わせください。)
2006.10.1
ご
挨
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(2)
AFCニュース
拶
(社)葵橋ファミリー・クリニック
理事長
出口
治男(弁護士)
するスーパーバイズ、コンサルティング等の実務的
私は2000年6月に当機関の理事長に就任した
な教育機能を発揮すること、各種専門分野の関係者
ので、爾来丸6年の歳月を経たことになる。この間
を理事として迎えている当機関の最大の強味を利用
私自身は、信用組合京都商銀の金融整理管財人や日
して学際的業際的な研究活動を行い実践上、研究上
弁連副会長となり、当機関の理事長としての職責を
の貢献をしていくこと、多彩な人脈を生かした社会
十分に果せない時期もあったが、関係諸機関や会員
教育活動。このような高い専門的能力・教育・学際
各位のご支援とスタッフ諸君の頑張りによって、当
的業際的研究・容易には得難い講師招聘による講演
機関の援助を求めてこられたクライエントに対し、
活動の実施等が当機関を形づくってきたといえるだ
与う限りの対応を実施できてきたと考えているとこ
ろう。こうした特徴に一層の磨きをかけた活動を続
ろである。この場を借りて各位に対し、心から感謝
けたいと念願している。皆様方の更なるご支援を心
と御礼を申し上げる。
からお願いする次第である。
民間の対人援助専門機関が一定のアイデンティテ
ィを持って存立していくことは相当に厳しいが、当
理事長
役員構成
出口 治男
機関のそれについて若干の考えを述べてみたい。当
理事
江口 法子
理事
岡田 まり
機関・民間団体からのカウンセリング相談事業受託、
理事
岡本 民夫
対人援助実施の過程で生ずる問題に対するリーガル
理事
加藤 清
理事
加藤 博史
の講演への講師派遣事業を行い、また大平光代氏、
理事
岸
河合隼雄氏講演会の開催等の事業を行ってきた。
「カ
理事
小林 哲郎
理事
内藤 雅子
業際的研究会で、カウンセリングを法律という切り
理事
野村 武夫
口から研究しているが、一定の成果物を近いうちに
理事
羽下 大信
理事
丸井 規博
積極的にかかわっている。当機関を京阪津地域の中
監事
小國 英夫
核的対人援助専門機関としたいと念願している。
監事
清水 久雄
顧問
宮嶋
機関は現在カウンセラーによるカウンセリング、各
種心理療法専門家による専門的教育講座開講、行政
アドバイス、他機関等のカウンセラーのスーパーバ
イズ、コンサルティング、大学院生の委託実習、種々
ウンセリングと法」研究会の実施も重要である。こ
れはカウンセラー、大学教員、法律家による学際的
公表できそうである。DV関係者、児童虐待に悩む
親、非行少年等に対する専門的な対人援助活動にも
種々の極めて困難な問題を抱えるケースを専門的見
地から取り扱うこと、他機関のカウンセラー等に対
(葵法律事務所 弁護士)
(PC おふぃす・えぐち主宰)
(立命館大学産業社会学部教授)
(同志社大学文学部教授)
(隈病院 顧問 精神科医師)
(龍谷大学短期大学部教授)
信之
(京都府桂病院 精神科医師)
(京都大学カウンセリングセンター助教授)
(済生会京都府病院ソーシャルワーカー)
(京都ノートルダム女子大学人間文化学部教授)
(甲南大学文学部教授)
(まるいクリニック院長 精神科医師)
(京都光華女子大学人間関係学部教授)
(京都紫明税理士法人代表 税理士)
眞
(日本聖公会聖光教会 司祭)
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AFC
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AFCニュース
特集
―
高齢者心理臨床
―
(社)葵橋ファミリー・クリニック
理事
江口
法子(臨床心理士)
められることが、残りの人生をその人らしく過ごし、
地域の福祉の推進を図るということを目指して半
かつその先にある死を納得して受け容れていくため
世紀にも亘り、活動を積み重ねてきている葵橋ファ
に大切なことと考えたのです。さまざまな体験や想
ミリー・クリニック、今後こんな活動が加わればい
いを整理し、肯定的なものにしていくためには、誰
いなと、勝手に想像をふくらませているところです。
かがその道筋を同道することが大切なことだと思っ
それは高齢者に対するサービスです。人生50年
ています。きちんと自分を受け止めてくれる人がい
といわれていたのがついこの間のように思われます。
ることで、ありのままの自分を出しつつ、整理を進
みるみる間に80才を越える時代になり、老後がう
めるということができていくと思っています。一方、
んと長くなりました。人生の4分の1以上もの時間
認知症の高齢者は何も分からなくなりつつある自分
を過ごすことになるのです。生涯発達という観点か
に何がとは言えなくても強い不安を覚えて居ると感
ら、この老年期をどのように過ごすかということは
じられます。不安の中で特定の人が、きちんと対応
とても大切なことだと考えられています。今、高齢
することを重ねていくと馴染みの感覚を醸成し、安
期にある人たちは戦争を挟んで、今の時代の人たち
心してありのままの自分で居られる様子も感じられ
には想像もできないような大きな社会の渦、時代の
ます。わたし達は年齢によらず、自分をきちんと受
波に巻き込まれながら、生き抜いてこられた人たち
け止められることを切に求めています。話を聴き、
です。好むと好まざるとに関わらず独身で終生過ご
受け止められる体験は何より、自分を安定させます。
さざるを得なかった女性。言葉には決してしたくな
安定すると無理のない、ありのままの自分で居られ
いけれど、抱えておくには重すぎると思っている戦
ます。高齢者のかなり多くの人たちは、そういう体
争での体験を持つ男性。親の決めた伴侶に決して心
験を重ねることがだんだん難しい状況におかれてい
を開くことなく、伴侶の死出の旅を見送った婦人。
ると思われます。それだけに高齢期を安定し、その
当然ですが、同じ時代を生きてきても一人一人背負
人らしい人生を全うできるような係わりがますます
ってきたものは違います。ゆっくりそれらを思う暇
必要になっていくと思います。将来、状況は違うけ
もなく走り抜けてきて、高齢期に入って、ようやく
れどシングルの高齢者が増えていくことは想定でき
背負ってきたものの整理をしたいと思われて、手助
ます。意識的にではなくても、きちんと係わられる
けを求める人が居られます。また、独り身の自分は
体験の中で安定をもたらされる。そういう場を提供
どうなるのだろうかと老後やそれに続く死について
することも高齢者社会でのクリニックの大切な働き
の不安や寂しさ、心許なさを強く感じて、身体症状
になっていくのではないかと思うのです。グループ
で訴える人もあります。ライフサイクル論で有名な
でも良し。あるいは認知症の老人とその介護者がと
E.H.エリクソンは老年期の発達課題を《自我の統合》
もに通って来る、いわゆる並行面接もできるなとあ
としました。色々あった自分の人生を他の誰のもの
れこれ想像をめぐらせるところです。
でもない、一回きりの自分の人生と肯定的に受け止
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AFCニュース
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心 理 療 法
(社)葵橋ファミリー・クリニック
橋本
朋広(臨床心理士)
1.カウンセリングにできること
様々な領域の対人援助職の方々、さらには対人援
助に関心のある一般の方々に広くAFCの活動につい
重ね、最終的に分別ある方向性を導きだし、その結
果をふまえて忠告したり助言したりする、というイ
メージがあることがわかる。
て知ってもらうべく、今号のAFCニュースより、カ
筆者の実践しているカウンセリングにおいても、
ウンセリングの営みの本質的な側面をわかりやすく
何らかの問題について検討するため、相談者である
紹介する記事を連載することになった。連載を担当
クライアントとカウンセラーである筆者が、じっく
する筆者は、現在AFCのカウンセラーであり、その
り慎重に話し合いを重ねる。ただし、この場合、ク
ほか精神科診療所などでもカウンセラーをしている。
ライアントもカウンセラーも〈知者〉とは言い難い。
したがって、筆者の論考は、そのような限られた範
というのも、相談に来た時点で存在する問題は、ク
囲の実践から生まれたものであり、それゆえ、おの
ライアントにとって手に負えないのが普通であり、
ずから考察の普遍性も限定されたものにならざるを
当然、その問題について熟慮することなど困難だか
得ない。しかし、執筆にあたっては、単にカウンセ
らである。また、カウンセラー自身も悩める凡人で
リングとは何かを考察するだけでなく、同時に人間
あるのが普通であり、何でも解決できる万能の知恵
存在の本質や対人援助の本質をも考察し、できる限
など持ち合わせてはいない。
り普遍性のあるカウンセリング論、対人援助論、人
間存在論を提示したいと考えている。
では、カウンセラーに何ができるのか? 平凡な答
えであるが、カウンセラーにできるのは、〈じっくり
カウンセリングという用語は、英語のcounselling
慎重に検討を重ねる〉ことである。ラテン語のsedeo
をそのままカタカナで表記したものである。counsell
に、「座る」「止まる」「沈下する」という意味が
ingはcounselに由来し、counselは、動詞としては「忠
あり、consiliumは、それらの行為を複数ですること
告する」「勧める」の意味で、名詞としては「忠告・
を意味するという点を思い出してほしい。つまり、
助言」「相談・協議」「弁護人・相談役」「知恵・
カウンセリングにおいて、クライアントとカウンセ
分別・熟慮」などの意味で使われる(『ジーニアス
ラーは〈座る、止まる、沈潜するという行為〉を共
英和大辞典』大修館書店)。counselの語源はラテン
に行うのである。そして実は、これら一見パッとし
語consiliumで、これには「忠告・助言」「相談・協
ない行為が、思わぬ問題解決の〈知恵〉を授けてく
議」「会議」「元老院」「顧問」「熟慮」「慎重」
れる。だからこそ、カウンセラーが〈知者〉でなく
などの意味がある(『羅和辞典』研究社)。さらに、
ても、カウンセリングは〈知恵〉をもたらすのであ
consiliumはconとsedeoから成り、sedeoは「すわる」
る。この不思議こそ、カウンセリングの〈秘訣〉と
「会議を開く・裁判する」「止まる」「深く肝に銘
言っても過言ではない。では、どうしてこのような
ずる」「沈下する」などを意味し、conは複数を示し
ことが起こるのか? それを次回に考えてみたい。
ている(前掲書)。以上、語源を辿ると、counselling
という用語には、何らかの問題について検討するた
め複数の知者が集まり、じっくり慎重に話し合いを
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エッセイ
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AFCニュース
『石の声を聞く』
~
聖なる石に出会う旅
~
写真家:須田 郡司
群馬生まれ。雑誌カメラマンを経てフリー。平成に入り聖地巡礼を開始。沖縄、チベット、ケルト、アジア、アフリカ、南米などを遍歴。
現 在 、 車 上 生 活 で 三 年 の 日 本 石 巡 礼 キ ャ ラ バ ン を 継 続 中 。 著 書 『 VOICE OF STONE 』( 新 紀 元 社 )、 本 の 問 合 せ は 須 田
([email protected])まで。キャラバン中の旅のエッセイをメールマガジンで配信(無料)しています。
ご希望の方は、こちらから http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/8248.html
『地蔵岩』
(北海道礼文町)
ご登録下さい。
の猫岩があった。その日は、桃岩の近くでテントを
6月中旬から7月末まで、私は北海道の石を巡っ
張ることにした。夜7時を過ぎると、桃岩荘から懐
ていた。ストーンサークル、アイヌの石の聖地、岩
かしいフォークソングの歌声が夜遅くまで鳴り響い
の景勝地など多くの石達と出会った。車窓に広がる
ていた。
緑の大地は、どこかアイルランドを思わせる。
翌朝、朝日を浴びた桃岩と猫岩を撮影し、西海岸
今回、北海道の石巡礼で特に印象に残った場所は礼
を北へ歩く。海岸沿いには、いくつもの小船がウニ
文島だった。海岸沿いの自然が作りだす岩の景観に
漁をしている。20 分ほど歩くと漁師の集落元地に着
圧倒された。
いた。さらにお土産屋さんを過ぎると道は行き止ま
7月初旬、私は稚内港に車を預け、リュックを背
りになり、地蔵岩の看板があった。前方に眼をやる
負って礼文島行のフェリーに乗った。フェリーには、
と陸から海岸へ突き出た岩塊が、まるでスパッとナ
多くの観光客が乗っていて特に中高年の団体客の姿
イフで切ったような切通しが見える。私は、吸い込
が目立った。ここしばらく降り続いた雨も止み、曇
まれるようにその岩に近付いた。海に突き出た巨岩
り空から時折日差しが刺し、心地よい風が甲板に吹
を見ながら、しばし呆然と立ち尽くしていた。高さ
いている。2時間もの快適な船旅で、礼文島香深港
50 メートルはあるだろうか、
何とも見事な岩の光景。
に到着する。
巨大な剣を天に向かって差し示しているようだ。し
ウニ丼の看板を横目にみながら、さっそく島の南
西部にある桃岩歩道へと向かった。リュックを背負
かし、なぜこの岩に地蔵岩と命名したのかわからな
かった。
って歩いていると、昨年歩いた四国遍路のことを思
その後、礼文町役場の観光課を尋ね地蔵岩のこと
い出す。40 分ほど歩くと桃岩展望台に到着し、眼の
を聞いてみた。すると観光課の人は、海から見ると
前に巨大な巨岩が現れた。これが桃岩かと思いなが
まるでお地蔵さんが立っている姿に見えるのでその
ら下を見ると、断崖絶壁になっている。その後、ト
名が付いたと言う。特に信仰の対象ではないが、昔
ンネルを抜け島を横断すると、風光明媚な海岸が広
から地蔵岩の愛称で呼ばれているらしい。
がっていた。海に降りて行くと、ユースホステル桃
岩荘があり、海の中に猫が後ろ向きに座っている姿
自然が作りだす風景は、時として人間の創造を遥
かに超えた造形美を見せてくれる。
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AFC 便 り
平成 18 年度事業計画
平成 18 年 5 月 20 日 AFC 通常総会が開かれ、事業及
び会計報告が行なわれた。以下は平成 17 年度事業報告
及び 18 年度事業計画の抜粋である。
平成 17 年度事業報告
≪面接事業≫
カウンセラー7 名により、前年度からの相談事業を継
続して行なった。今後もクライエントのニーズに応え
られる専門機関として定着させて行きたい。
H14 年度
H16 年度
H17 年度
総ケース数
152
171
(内 新規) (108) (106)
178
(96)
175
(91)
H15 年度
(内 継続) ( 44) ( 65)
(82)
(84)
来談者総数
192
218
(内 男性) ( 60) ( 74)
215
(63)
209
(63)
(内 女性) (132) (144)
(152)
(146)
1785
1728
面接総回数
1206
1625
面接形態 平成17年度
親子合同
8%
(6)
AFCニュース
家族合同
夫婦合同 2%
5%
夫婦並行
3%
親子並行
6%
個人
76%
個人
親子並行
夫婦並行
親子合同
夫婦合同
家族合同
相談内容(主訴別来談者数)平成 17 年度
自閉症及び多動
神経症的性癖
摂食障害
不登校
非行
アパシー
養育・発達相談
虐待
家庭内人間関係
その他の人間関係
夫婦関係の障害
性心理機能の問題
同性愛
嗜癖
4人
1人
4人
12 人
5人
2人
11 人
1人
33 人
15 人
21 人
1人
2人
1人
不安状態
16 人
強迫性障害
6人
恐怖症
2人
ヒステリー症状
2人
離人症状
1人
そう状態・うつ状態
21 人
ボーダーライン状態
3人
統合失調症
7人
精神障害者家族への援助 5 人
進路相談
1人
自己覚知
4人
教育分析
5人
スーパーヴィジョン
17 人
その他
6人
≪教育研修事業≫
1.対人援助教育講座
◆ 面接技法(6/14~7/26 全 4 回)
講師 中村珠美(京都産業大学カウンセラー)
◆ 心理アセスメント(10/11~11/22 全4回)
講師 橋本朋広(AFC カウンセラー)
2.対人援助専門講座
◆ グループ・スーパーヴィジョン(5/27~3/24 全 9 回)
講師 山本昌輝(立命館大学)
橋本朋広、山本陽子(AFC カウンセラー)
◆ バウム・テストの事例研究(10/19~3/15 全6回)
講師 青木健次(京都大学カウンセリングセンター)
◆ ロールシャッハ・テスト入門(全 10 回個人予約制)
講師 渡辺登至明(AFC カウンセラー)
◆ ロールシャッハ・テスト応用(10/4~3/7 全6回)
講師 山本昌輝(立命館大学)
◆ 個人コンサルテーション・スーパーヴィジョン
(通年 随時個人予約制)
講師 AFC カウンセラー
≪委託事業≫
・京都府婦人相談所(DV 被害者カウンセリング)
・京都市児童相談所(児童虐待保護者カウンセリング)
・京都市児童相談所(里親登録者のための研修会)
・介護老人保健施設ハーモニーこが(職員研修会)
・京都市子ども支援センター
(相談員のためのスーパーヴィジョン)
・大学院(大学院生のための個人スーパーヴィジョン)
・京都市総務局人事部
(京都市職員のセクシャルハラスメント相談)
・京都市立芸術大学
(学生のためのキャンパスハラスメント相談)
・警察職員皇宮警察支部(職員メンタルヘルス)
・農林漁業金融公庫(職員メンタルヘルス)
≪派遣事業≫
・ 各職場や組織のニーズに合わせた研修会の講師を
派遣します。家族の問題、学校での問題、職場に
おける問題、法律問題、こころの健康など幅広い
テーマの講演会、セミナー、職員研修に応じます。
AFC スタッフ
(カウンセラー)山本陽子、井上美知子、橋本朋広、酒井律子
渡邉登至明、梶川和行、廣瀬智奈美
(事務局)
関 秀子
✿ 編集後記 ✿
今号より AFC ニュースが新しくなりました。この機関誌は
AFC が法人化された後、
1981 年に第 1 号が発刊されました。
そして、様々なかたちで引き継がれ、25 年間の歳月を経て、
今回、第 51 号となりました。
今後も、対人援助の専門機関として、有意義な機関誌を多
くの方々にお届けしていきたいと思っております。皆様のご
意見や投稿をお待ちしています。 (編集) 関 秀子