各種保護継電器の役割 機種 OCR-H OCGR DGR 器具 番号 名称 保護目的 設置相数等の条件 構内設備の過負荷・ 2相 短絡事故検出 1相(零相)。構内設備の対地 51G 地絡 構内設備の地絡事 容量が大きい時はDGR 故検出 67G 地絡方向 1相(零相) 51 構内事故 系統側事故 遮断器 地絡 短絡 地絡 短絡 断線・停電 過電流 ○ ○ 受電端 CB 系統側の地絡事故 1相(零相)。零相電圧検出は ○ ○ の断続検出 注1 コンデンサ形が基本 系統側の地絡事故・ ○ UVR 27 ○ ○注2 不足 3相 停電検出 注1 発電機の制御異常 1相。発電機に保護装置あれ OVR 59 過電圧 による系統過電圧 ば省略可 系統側の短絡事故 3相。同期発電機の場合に必 DSR 67S 短絡方向 ○ 発電機 要 検出 CB ○ 系統側への逆潮流 RPR 67P 逆電力 1相 ○ 注3 検出 不足 系統事故時の周波 95L UFR ○注2 ○ 1相。逆潮流が無く、RPRで高 周波数 数低下検出 速に保護できれば省略可 電圧低下での負荷 95H 過周波数 OFR 脱落・周波数上昇 ○ 系統側の短絡事故・ 91L 不足電力 2相 ○ ○ UPR 注4 停電検出 周波数急 ー ○ 発電機 系統側の停電検出 1相 Δf 変検出 注1.継電器は検出しますが、電力系統側保護継電器と動作協調をとっているため動作に至りません 2.発電機容量と系統の負荷のバランスがとれていると、動作しないことがあります 3.電圧が極端に低下(至近端短絡の場合)すると動作しないことがあります 4.変電所の短絡方向継電器の動作により、動作します 5.線路無電圧確認装置省略での二重化の場合は、1つの事故に対して2つ以上の継電器が動作する必要があります OVGR 64 地絡 保護協調の目的 1.発電設備が事故時に、系統へ波及しないこと 2.系統が事故時に、発電設備が解列すること 3.上位系統が事故時などに、単独運転しないこと 4.再閉路時に、発電設備が解列されていること 5.他系統の事故時に、発電設備が解列しないこと 6.発電設備を解列する場合、自動再閉路時間より 短く、不要解列しない時限で行うこと 単独運転防止の目的/検出 1.目的 (1)公衆感電 ・事故点に電気を供給し続けることにより、一般公衆の感電防止 (2)機器損傷の発生 ・再閉路時の非同期投入による機器損傷の防止 (3)消防活動への影響 ・電力系統周辺での火災による消防活動において、消防士などの感電防止 (4)故障点探査、除去作業員の感電 ・事故対応のための作業員の感電防止 2.検出手段 逆潮流無い連系・・・逆電力継電器など 逆潮流有る連系・・・転送遮断装置、単独運転検出装置など
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