防災会議資料 平成25年度防災訓練計画 国立市行政管理部防災安全課 平成25年度訓練方針 平成25年度防災訓練については、既存の訓練をより効果的に行うことでその習熟度を高め、より実践的で内容の濃い訓練を実施する ことを訓練方針とする。 【個別の訓練ごとの目標】 ①平成24年度に初めて行った「通信訓練(地域系無線)」「応急危険度判定訓練」は継続して実施する。 ②国立市総合防災計画の改定に伴い、発災時の市の体制を見直す方針であることから、新たな体制での災害対策本部訓練を行う。 ③防災機器習熟訓練では、訓練対象を今まで実施していた教育避難所班・避難所参集職員だけでなく、新入職員を中心とした若手職員 にも広げ、市職員としての防災意識を向上させるとともに災害時にスムーズに活動できるよう防災機器の操作方法の習得を目指す。 ④市職員の災害派遣の経験から、り災証明訓練は、被害認定調査及びり災証明書発行についてより具体的かつ実践的な訓練を実施する。 1 〔訓練の種類・実施時期・対象者〕 種 類 実 施 日 対 象 者 本 部 設 営 訓 練 平成25年7月 防災安全課 総 合 防 災 訓 練 平成25年8月25日午前中 部長職以上、指定参集職員、避難所運営委員会、消防団他 非 常 参 集 訓 練 平成25年10月頃 全職員(近距離通勤者は除く) 応 急 給 水 訓 練 平成25年10月 環境清掃班(環境政策課、ごみ減量課、選挙管理委員会事務局、 監査委員事務局) 広報広聴班(秘書広報課、情報管理課)が毎月 通 信 訓 練 ( 固 定 系 無 線 ) 平成25年10月から 交代で月始めに訓練を行う。 参集報告訓練(メール送信) 平成25年10月から(随時) 全管理職 り 調査班 災 証 明 訓 練 東京都水道局 平成25年12月 (課税課・収納課・市民課・生活コミュニティ課) 災 害 対 策 本 部 訓 練 平成26年1月(平日の午前中) 課長職以上の職員 教育避難所班 防 災 機 器 習 熟 訓 練 (教育総務課、生涯学習課、教育指導支援課) 随時(複数回実施予定) 指定参集職員 新入職員を中心とした若手職員 通 信 訓 練 ( 地 域 系 無 線 ) 毎月定期的に実施 無線を配備した施設と担当課 応急危険度判定訓練 建築職職員 実施時期未定 ※太文字の訓練は平成25年度から実施する訓練。 2 〔訓練の概要〕 ●本部設営訓練【平成25年7月】 1.訓練の目的 災害対策本部備品等の有無及び代替備品の有無を確認するとともに、防災安全課職員が災害対策本部の設置に習熟する。 2.訓練の内容 ① 市役所1階臨時事務室に災害対策本部を設置する(平成25年度は庁舎耐震工事のため、実際に本部の設置は行わない)。また、 市役所が被災したことを想定し、市民総合体育館に本部を設置する場合の配置や必要な備品等を検討する。 ② 災害対策本部には次の備品を設営する。 ・机及び椅子 ・優先電話 ・東京都災害情報システム(無線室) ・情報掲示板 ・パソコン ・ファックス ・コピー機 ●総合防災訓練【平成25年8月25日(日)】 1.訓練の目的 ① 一般市民や自主防災組織等が各種訓練を行うことで防災行動力を高める。 ② 消防団が地域の防災リーダーとしての自覚を高める。 ③ 自主防災組織が避難所に配備してある資機材の使用方法に習熟する。 ④ 避難所運営委員会が避難所運営マニュアルに沿った避難所の開設・運営に習熟する。 2.訓練の内容 ① 一般市民を対象とした初期消火、応急救護、担架搬送訓練は消防署、消防団により行う。 ② 一般市民が避難、初期消火、応急救護、担架搬送、避難所運営訓練を行う。 ③ 避難所運営委員会が主体となり、体育館に避難所を開設する。 ④ 平成24年度の防災訓練では、自衛隊が救助機器の展示を行い、関係機関により救出・救助訓練及びトリアージ訓練を行った。 平成25年度は、訓練内容を含め、実施について検討する。 3 3.訓練会場等 ① 第一・第二・第三(一中と合同)・第四・第五・第六・第七小学校、第二・第三中学校 ② 市長・議長・消防団長は行政管理部長と各会場を回る。 4.その他 副市長、教育長、部長職は同時間帯に市役所で次の訓練を行う。 ・発災後、1日後・3日後・1週間後・1月後に実施する各部(各班)の復旧・復興対策と日常業務を検討する。 ・各避難所からの無線を受ける。 ●非常参集訓練【平成25年10月】 1.訓練の目的 国立市総合防災計画に定める非常配備態勢の確保と、徒歩または自転車による参集ルート上にある危険箇所の確認等を含む参集 の体験をする。 2.訓練の内容 あらかじめ発災想定時刻を設定し、参加者は徒歩または自転車で市役所まで参集する。なお、遠距離通勤者については、自宅か ら途中まで半分を徒歩・自転車により、残りを公共交通機関により参集する。原則として近距離通勤者(自転車等で通勤する)を 除く全職員が参加することとする。 ●応急給水訓練【平成25年10月】 1.訓練の目的 ① 国立市総合防災計画に定める環境清掃班職員がウォーターパッカーの取扱いに習熟する。 ② 給水拠点開設に向け、都水道局職員との連携に習熟する。 2.訓練の内容 ① 中浄水所に設置されているウォーターパッカーを稼動し、飲料水袋の作成を行う。 ② 谷保浄水所で給水栓による給水を行う。 4 ●通信訓練(固定系無線)【平成25年10月から】 1.訓練の目的 固定系無線の操作に広報広聴班職員が習熟する。 2.訓練の内容 毎月、担当課の職員が固定系無線を操作し、震災時の安全確保のための広報や、患者受け入れ病院等の情報を流す。なお、毎月交 代でひとつの課が担当する。 ●参集報告訓練【平成25年10月~】 1.訓練の目的 市の管理職が発災時に本人及び家族の安否、参集の可否等について報告することに習熟する。 2.訓練の内容 防災安全課から参加者の携帯電話に地震発生をメールで連絡し、各人が状況等を仮想して返信する。 ●り災証明訓練【平成25年12月】 1.訓練の目的 震災時の、り災証明発行に習熟する。 2.訓練の内容 固定資産税係職員を対象に平成20年度は発行訓練、平成21年度は調査訓練を、災害対策基本体制の調査班職員を対象に、平 成22年度~平成24年度はり災証明の調査ポイントや発行までの流れの訓練を行った。平成24年度は豪雨災害の被災地で実際 にり災証明書の発行業務を行った職員から報告があった。平成25年度の訓練では、被災地での経験をもとに、効果的なり災証明 書の発行方法や生活支援窓口の併設等行う訓練を検討する。 5 ●災害対策本部訓練【平成26年1月】 1.訓練の目的 課長職以上の市職員が災害対策本部の運営に習熟する。 2.訓練の内容 当日の朝に地震が発災した前提で、災害対策本部の運営訓練(図上訓練)を行う。 ●防災機器習熟訓練【随時】 1.訓練の目的 教育避難所班職員、避難所参集職員が避難所に配備してある防災機器の取扱いに習熟する。また、新入職員をはじめ、若手職員 を中心に災害時に防災機器が使用できるよう訓練を行う。 2.訓練内容 ① 非常食(アルファ米)の炊き出し ② 災害用トイレや発電機等の使用方法の習熟 ●通信訓練(地域系無線)【毎月定期的に実施】 1.訓練の目的 地域系無線を配備した施設職員が無線の操作に習熟する。 2.訓練の内容 毎月あらかじめ決めた日にちに、無線機を貸与した施設職員と担当課の職員が無線を操作し、震災時の状況報告等の訓練を行う。 6 ●応急危険度判定訓練【実施時期未定】 1.訓練の目的 被災時に建築物の応急危険度判定に習熟する。 2.訓練の内容 建築営繕課を中心に、建築職職員を対象にして、判定のポイントや振り子の使い方等の訓練を行う。平成24年度は日野市建築 指導課より講師を招き、応急危険度判定の体制等について研修を行った。 7
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