100まで数えます

○数詞
○基数詞
ウルドゥー語の数詞には、基数詞と序数詞があります。基数詞は、ものの数を数える場合、序数詞は順番を
数える場合に用いられます。まず、1から 100 までの基数詞を見てみましょう。一見、1から 100 まで 100 個の単
語が並んでいるように感じられるかもしれません。しかし注意深く観察すると、1の位が9の数字には、「-1」を意
味する‫( ان‬un) が付いているのがわかると思います。例えば、29 は 30-1、59 は 60-1 という具合です。なお、
ウルドゥー文字は右から左に向かって書かれますが、数字だけは、左から右に向かって書かれますので、気を
つけてください。
基数詞(1から 100)
1
١
\ m͈
ek
2
۲
3
۳
4
۴
5
۵
6
۶
7
۷
8
۸
9
۹
‫دو‬
do
ͅ
` ǟ͈‚
tīn
/
‡͉
cār
̈́
;p
/
m͉
pānc
˜
ḓ͉
che
/
¡
sāt
͊
h}
āṭh
̈́
bx
nau
26
۲۶
27
۲۷
28
۲۸
29
۲۹
30
۳۰
31
۳۱
32
۳۲
33
۳۳
34
۳۴
˜͉
Q ͈Ǘǒ̡͇
chabbīs
͏
Q ͈Ǘn/Ǒ¤ͅ
satāīs
͏͊
Q ͈Ǘn/̞}
aṭhāīs
̈́ͅ
Q ͈Ǘǒo
unattīs
ͅ
Q ͈Ǘn
tīs
ͅ
Q ͈Ǘǒň
ikattīs
ͅ
Q ͈Ǘǒo͇
battīs
͈̈́ͅoͅ
ǔ
ǒ
Q ͈Ǘǒ
tentīs
̈́ͅ
Q ͈Ǘǒob͉
“
cauntīs
51
۵۱
52
۵۲
53
۵۳
54
۵۴
55
۵۵
56
۵۶
57
۵۷
58
۵۸
59
۵۹
$ &/
ģ
ikkāwan
$ &/
m͇
bāwan
ͅ
` z͉Aq
tirpan
$ b͉
“
cauwan
͉
` ǟ͉ȁp͉
pacpan
` ǟ̴͉˜͉
chappan
$ &/
Ǒ¤ͅ
sattāwan
͊
$ &/
̞}
aṭṭhāwan
̈́
͊
hǢșr
unsaṭh
76
۷۶
77
۷۷
78
۷۸
79
۷۹
80
۸۰
81
۸۱
82
۸۲
83
۸۳
84
۸۴
Eǖ̙̮ͅ˜͉
chihattar
ͅ
EǖͅǦ¢
sathattar
͊
Eǖ̙̮ͅ}
aṭhhattar
̈́
j³/
m
unāsī
j³
assī
j³/
ģ
ikāsī
j³/
Ǒ͇
͈o
bayāsī
ͅ
j³Aq
tirāsī
j³b͉
“
caurāsī
10
۱۰
11
۱۱
12
۱۲
13
۱۳
14
۱۴
15
۱۵
16
۱۶
17
۱۷
18
۱۸
19
۱۹
20
۲۰
21
۲۱
22
۲۲
‫دس‬
das
(/
Ǒ͈Ķ
gyāra
(/
m͇
bāra
ͅ
(Eǖ͈
tera
(b͉
“
cauda
(>Ǒ̈́o͉
pandra
fŹc­
sola
(Eǖͅ¶
satra
͊
(/
̞}
aṭhāra
̈́
Q ͈Ǘn
unnīs
Q ͈Ǘn͇
bīs
Q ͈ǗŇ
ikkīs
͏
Q ͈Ǘn/
m͇
bāīs
35
۳۵
36
۳۶
37
۳۷
38
۳۸
39
۳۹
40
۴۰
41
۴۱
42
۴۲
43
۴۳
44
۴۴
45
۴۵
46
۴۶
47
۴۷
̈́ͅo͉
Q ͈Ǘǒǔǒ͈
paintīs
ͅ˜͉
Q ͈Ǘǒ̡
chattīs
͈̈́ͅ¤
ǔ
ǒ
Q ͈Ǘǒ
saintīs
ͅ
Q ͈Ǘn
aṛtīs
̈́
Q ͈ǗŬ/
Ǒoͅ
untālīs
Q ͈ǗŬ/‡͉
cālīs
ͅ
Q ͈ǗŬ/
ǑĤ
iktālīs
Q ͈ǗŬ/
Ǒ͇
͈o
bayālīs
̈́ͅͅ
Q ͈ǗŬ/
Ǒǔǒ͈o
tentālīs
Q ͈ǗŬb͉
“
cawālīs
̈́ͅ
Q ͈ǗŬ/
Ǒǔǒ͈o͉
paintālīs
Q ͈ǗŬ/Ǒ̡͈˜͉
chiyālīs
̈́ͅ
Q ͈ǗŬ/Ǒǔǒ͈¤
sentālīs
60
۶۰
61
۶۱
62
۶۲
63
۶۳
64
۶۴
65
۶۵
66
۶۶
67
۶۷
68
۶۸
69
۶۹
70
۷۰
71
۷۱
72
۷۲
͊
h}/
¡
sāṭh
͊
hǢșħ
iksaṭh
͊
hǢµ/
m͇
bāsaṭh
͊ͅ
hǢµAq
tirsaṭh
̈́
͊
hǢșrb͉
“
caunsaṭh
̈́
͊
hǢșǗǒ͈o͉
painsaṭh
͊ ˜͉
hǢµ/
Ǒ̡͈
chiyāsaṭh
͊
hǢµE¦
sarsaṭh
͊
hǢµ
aṛsaṭh
̈́
Eǖ̙ͅ| unhattar
Eǖͅ¶
sattar
Eǖ̙ͅő
ikhattar
Eǖ̙ͅ|͇
bahattar
85
۸۵
86
۸۶
87
۸۷
88
۸۸
89
۸۹
90
۹۰
91
۹۱
92
۹۲
93
۹۳
94
۹۴
95
۹۵
96
۹۶
97
۹۷
j³/
ǫp͉͉
pacāsī
j³/
Ǒ̡͈˜͉
chiyāsī
j³/
Ǒ¤ͅ
satāsī
͊
j³/
̞}
aṭhāsī
̈́
j³bx
nawāsī
̈́
. bx
navve
̈́
. bx/
ģ
ikānave
̈́
. bx/
m͇
bānave
̈́ͅ
. bxAq
tirānave
̈́
. bxb͉
“
caurānave
͉̈́
. bx/
ǫp͉
pacānave
̈́
. bx/
Ǒ̡͈˜͉
chiyānave
̈́
. bx/Ǒ¤ͅ
satānave
͏ͅ
Q ͈Ǘǒǔ͈n
23
۲۳
49
Q ͈Ǘn͇b͉
“
۴۹
caubīs
͉
Q ͈ǗǬp͉
25
۲۵
۴۸
teīs
24
۲۴
48
50
۵۰
paccīs
ͅ
Q ͈ǗŬ/m
73
۷۳
aṛtālīs
̈́
/
ǫp͉
74
۷۴
uncās
/
ǫp͉͉
75
۷۶
pacās
ͅ
Eǖ̙ͅ|
tihattar
Eǖ̙ͅ—͉
cahattar
͉
Eǖ̙ͅǻp͉
pachattar
98
۹۸
̈́͊
. bx/
̞}
aṭhanave
̈́̈́̈́
. bx/
Ǒo
99
۹۹
ninānave
100
۱۰۰
c­
sau
100 以上の大きな数字は、以下のとおりです。日本語と異なり、2桁ごとに単位名が決まっています。10000
h
はGƢ
͌ (das hazār)、100 万は、hİ, (das lāk )と表現します。
1000
hazār
‫ﮨﺰار‬
100000
lākh
hİ,
10000000
karoṛ
1000000000
arab
100000000000
kharab
&AĦ
‫ارب‬
ỊŒ
上記以外の数の表現
ウルドゥー語では、上記の数字以外にも、頻繁に用いられる表現があります。
1/2
-1/4
+1/4
1.5
2.5
+1/2
/
Ʒ
̈́
l 
b͉x
ādhā
c­
sawā
*Bq
͈
͏
k~/
Ʒ
ḍeṛh
l NJ
/
¡
paune
ḍhāī
sāṛhe (3以上の数字とともに用いられます)
上記の表現は、具体的には次のような場合に用いられます。
1.時間を表現する
͊̈́
なお、~時という場合には、/
ǫ͇p͇(bajā) を、~時間という場合には、/
Ǒǔ̟Ť (ghanṭā)を用います。ともに、ā で終わ
る男性名詞と同じ変化をします。したがって、2時、6時間などの表現には複数形が用いられることに注意してく
ださい。
2時半
7時半
͏
͇
lǾp͇ k~/
Ʒ
͇
lǾp͇ /
¡ l NJ
/
¡
ḍhāī baje
sāṛhe sāt baje
6時 15 分前(5時 45 分)
1時間半
30 分
5時間
͇ ˜̈́
lǾp͇ ḓ͉
l 
b͉xpaune che baje
͊̈́
/
ǔ̟Ť*B͈
Ǒ
q‫ڈ‬
͊̈́Ť
/
Ǒǔ̟ /
Ʒ
̟͊̈́Ť ̈́
lǤǥ ;p /
m͉
ḍeṛh ghanṭā
ādhā ghanṭā
pānc ghanṭe
2.金額を表現する
パキスタンやインドの通貨単位は、ルピー(rupee)です。1ルピーは 100 パイサという単位に分けられますが、
現在では、実際にパイサの単位が用いられることは、ほとんどありません。2008 年6月末現在の価値は、パキ
スタン・ルピーが1ルピー約2円、インド・ルピーが1ルピー約 2.5~3円です。
͏
2500 ルピー
lǤ͈€͉&GƢ
Ʒ
ḍhāī hazār rupaye
͌k~/
̈́
375000 ルピー
lǤ͈€͉&hİ, /
‡
b͉x
paune cār lākh rupaye
͉l 
小数は、次のように表します。小数点以下の数字を1つずつ読んでいくのは、日本語と同じです。
͊ ͆
˜
6.87
۶‫ء‬۸۷
/
¡ h}d{
ȅõḓ͉
(che ešāriyā āṭh sāt)
͈/
̈́
͏
͆
27.45
۲۷‫ء‬۴۵
;p /
m͉/
‡
ȅõQ ͈Ǘn/Ǒ¤ͅ
(sattāīs ešāriya cār pānc)
͉d{
͈/
分数は、次のように表します。日本語と違って、分子を先に読みます。
ͅ
͊
3/4
/
‡
(tīn baṭṭe cār)
͉lǤ€͇ ` ǟ͈‚
͊͊ ̈́
5/8
h}lǤ€͇ ;p /
m͉
(pānc baṭṭe āṭh)
○序数詞
序数詞はものを数える場合に用います。
1から6までは少し変化が不規則になりますが、7より大きい数字については、すべて規則的に基数詞の後
に ‫ واں‬wāṇ という語尾を加えます。なお、この wāṇ という語尾は、ā で終わる男性名詞と同様に、修飾する名詞
(句)の性・数・格などに応じてa z͈&weṇ、a z͈&wīṇ という変化形を持ちます。
○1から6までの不規則な変化
1 ī|͉ pahlā
2 E¦& dūsrā
ͅ
3 EȊ͈
Ǘn tīsrā
ͅ
4 /
̞}b͉
“ cauthā
lˢ̄|͉ pahle
. E¦& dūsre
ͅ
. EȊ͈
Ǘn tīsre
ͅ
ḻ} b͉
“ cauthe
kˡ̄|͉ pahlī
- E¦& dūsrī
ͅ
- EȊ͈
Ǘn tīsrī
ͅ
j̰}b͉
“ cauthī
̈́
̈́
͉m͉ pāncwāṇ a z͈bǷp/
͉m͉ pāncweṇ
5 % bǷp/
͉͊
6 /
Ǒ̡͊˜͉ chaṭā
lǤ̲˜ chaṭe
̈́
͉m͉ pāncwīṇ
a z͈bǷp/
͊˜
jǣ̲͉ chaṭī
○7以降の規則的な変化
ͅ
ͅ
7 % bx/
¡ sātwāṇ a z͈bx/
¡ sātweṇ
͊ h
͊
8 % c̪} āṭ wāṇ a z͈c̪} āṭhweṇ
ͅ
a z͈bx/
¡ sātwīṇ
͊
a z͈c̪} āṭhwīṇ
序数詞を用いた表現には、次のような例があります。
- >» a z͈cȑǗ͈Ň ikkīswīṇ sadī
̈́
>m/‡͉/
ģa z͈bƩ͌b͉
“ caudaweṇ kā cānd
21 世紀
満月
(注意) なお、101 以上の数字の場合、序数詞はī|͉c­\ m͈ ek sau pahlā などとはならないので、気をつけてく
ださい。たとえば、「101 番目」、「204 番目」という場合はそれぞれ次のとおりとなります。
101 % bʑm͈c­\ m͈ ek sau ekwāṇ
204 % &/
‡
͉c­& do sau cārwāṇ
a z͈bʑm͈c­\ m͈ ek sau ekweṇ
a z͈&/
‡
͉c­& do sau cārweṇ
a z͈bʑm͈c­\ m͈ ek sau ekwīṇ
a z͈&/
‡
͉c­‫ دو‬do sau cārwīṇ
数字を用いたそのほかの表現
~倍
例)
/
Ǒ̈́Ķ (gunā) 基数詞とともに使います。
̈́
5倍
/
Ǒ̈́Ķ;p /
m͉
(pānc gunā)
10 倍
/
Ǒ̈́Ķ (das gunā)
ただし、2倍、3倍だけは以下のとおりとなりますので、注意が必要です。
2倍
3倍
/
Ǒ̈́Ķ
ͅ
/
Ǒ̈́ʛm
(dugnā)
(tignā)
4つとも、8個全部
基数詞の語尾に‫( وں‬oṇ) をつけて表します。
4つとも、4つ全部
‫ﭼﺎروں‬
cāroṇ
̈́ͅ
例) 四方すべて、道はふさがっている。ͭa Ν͌
‡͉ (cāroṇ taraf rāste band haiṇ)
͈Ƴ>Ǒo͇lǤµ IÚ% &/
ただし、「2つとも」「両方とも」という表現は、以下のとおりとなります。
̈́
2つとも、両方とも
% bx&
donoṇ
̈́
¿͈
例)両方とも、正しいですよ。 ͭa Ν͌
(donoṇ sahīh haiṇ)
͈Ƴ<Ǖǿ % bx&
回数を表す
「回数」を意味する語彙としては、以下のようなものがあります。どの語彙を用いても意味に差はありません。
̈́
(dafa`) dɢē،(martaba) dΗ͇oͅIƈ،(bār) /
m͇
具体的な用例を挙げます。
͏
(ham do bār pākistān gae haiṇ) ͭa Ν͌
ǑȈͅħ/m͉/
m͇&_ƪ͌
͈ƳlǤť $ /
私たちは、2度パキスタンへ行きました。
ͅ
ͅͅ
̈́ ̈́
(āp ne kitnī bār un ko batāyā thā) ͯ/
̞}/
m͈/
Ǒo͇bĬ$ /
m͇jǣǥŇl  あなたは、何回彼らに言いましたか?
͏
ͅ
(vo log tīsrī bār yahāṇ āīṇ) ānā khāyā) ͭa ǟ͈‚% /
̄|
m͇- EȊ͈
͈/
Ǘn! bŶ(&
みたび
彼女らは、三度ここへやってきた