1 印刷工場における空調機給気ファン インバーター制御化による電力使用量の削減 この工場では、軟包材生産エリアは食品包材としてのクリーン度を保つために場内を陽圧に管理し、外部からの塵等の混入を防 止しています。空調での給気風量は一定であるのに対して、排気風量は生産機の稼動によって変動するため、給排気の風量バラン スが悪く、過剰な陽圧になるケースが発生していました。 そこで、空調機ファンのインバーター化および場内へ差圧計を設置し、場内差圧が一定になるように給気ファンの回転数を制御 することで、外気取入量の削減を図り、 エネルギー使用量の低減に大きく寄与しました。 改善内容 空調機ファンのインバーター化 および差圧計の設置 システム図 改善前 外気 給排気風量 アンバランス 空 調 機 械 室 設備概要 排気 給気 (一定) インバーター制御盤 差圧計 生産現場 省 エ ネ 運 転 前 改善効果 削減電力量:69,000kWh/年 改善費用:537万円 改善金額:672万円/年 回収年数:0.8年 削減CO₂排出量:220t-CO₂/年 ※ 空調機 (AHU) 排気(変動) 生産機 生産機 改善後 外気 空 調 機 械 室 インバーター 制御盤 差圧計 空調機 (AHU) 生産機 給排気風量 バランス (差圧一定) 排気 給気 (変動) 生産現場 ※電力のCO₂排出係数:0.351kg-CO₂/kWh (一般電気事業者使用端原単位(調整後) 2009年度実績) 都市ガスのCO₂排出係数:2.23kg-CO₂/Nm³ 省 エ ネ 運 転 後 排気(変動) 生産機 生産機 生産機 インバーター制御化のイメージ
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