新聞学研究科 - 日本大学大学院総合サイト

日本大学大学院
新聞学研究科
Graduate School of Journalism and Media
Nihon University
2017
日本大学大学院新聞学研究科
平成29年度 大学院新聞学研究科 入学試験日程一覧
推薦(学内)
(博士前期課程)
一 般(博士前期課程)
社会人特別
(博士前期課程)
外国人留学生
(博士前期課程)
第1期
第2期
第3期
第1期
第2期
第1期
第2期
第1期
第2期
9/24㈯
11/26㈯
2/15㈬
11/26㈯
2/15㈬
11/26㈯
2/15㈬
11/26㈯
2/15㈬
試験日
1
研究科長 池村 正道
日本大学大学院新聞学研究科は、日本大学法学部新聞学科を母体として創設された
ジャーナリズム、メディア、コミュニケーションを学ぶ研究科です。同新聞学科は、
昭和22年8月に認可された歴史のある学科で、「新聞に関する科学的研究と新聞人とし
て活躍せんとする人材の育成を主眼」としていました。メディアの発達により、現在
では広くメディアやジャーナリズム、コミュニケーションを研究する人材、これらに
関連する業界等で活躍する人材の育成を目指しています。こうした目的を引き継いだ
新聞学研究科は、ジャーナリストや研究者の育成ばかりでなく、現役ジャーナリスト
のリカレント教育にまで目的の範囲を広げています。
そのカリキュラムは、歴史、理論、制度の研究のキーコンセプトとなる3領域を中心
に、法学、政治学、社会学などの社会科学の関連領域を併せた科目から構成されてい
ます。法学部に付置されている利点を最大限生かせるように、社会科学を中心とした
さまざまな学問領域からジャーナリズムにアプローチができる体制が本研究科の魅力
の一つです。また、研究はもちろん社会全体のグローバル化の要請を受けてグローバ
ルな人材も受け入れています。欧米だけでなく、今後ますます重要になると思われる
東アジア諸国についても重視し、広く門戸を開いています。
ジャーナリスト、研究者志望の人はもちろん、広く「メディア化の世紀」を担うこ
とのできる人のチャレンジを期待しています。
Contents
一般(博士後期課程)
2/15㈬
■研究科長挨拶 ………………………………
■博士前期・後期課程 カリキュラム ……
■教員紹介 ……………………………………
■博士前期・後期課程入試結果 ……………
■教員インタビュー …………………………
■学生インタビュー …………………………
■最近の主な修士論文の研究課題・
修了生の主な進路就職先 …………………
p.
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p.
p.
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2
3
5
6
7
9
p.10
2
日本大学大学院新聞学研究科
「メディア化の世紀」を担う人に。
ジャーナリズム&メディアを科学する。
博士前期課程
カリキュラム
科目区分
単位数
授業科目
Ⅰ類
(基幹研究科目)
Ⅱ類
(展開科目)
Ⅲ類(文献研究)
Ⅳ類
(演習科目)
Ⅴ類(研究指導)
ジャーナリズム/メディア理論特殊研究
2
(日本・外国)
特殊講義
ジャーナリズム/メディア制度
2
ジャーナリズム/メディア史特殊研究
2
政治ジャーナリズム論特殊講義
4
政治コミュニケーション論特殊講義
4
世論・政治意識とメディア
(日本・外国)
特殊講義
4
メディア社会論特殊講義
4
メディア倫理特殊講義
4
メディア法制特殊講義
4
ジャーナリズム史(日本・外国)
特殊講義
4
リスクコミュニケーション論特殊講義
4
比較ジャーナリズム論特殊講義
4
国際コミュニケーション論特殊講義
4
比較コミュニケーション政策論特殊講義
4
中国メディア論特殊講義
4
ウェブ・ジャーナリズム論特殊講義
4
映像ジャーナリズム論特殊講義
4
文献研究
(英・独・仏・中・日)
2
ジャーナリズム理論演習Ⅰ
・
Ⅱ
1
メディア理論演習Ⅰ
・
Ⅱ
1
ジャーナリズム調査演習Ⅰ
・
Ⅱ
1
メディア調査演習Ⅰ
・
Ⅱ
1
専門演習
(研究指導)
4
授与される学位
博 士
前期課程
2年
学位授与
入学試験
修了要件及び履修方法
3
研究指導
講義演習科目
修士論文
予備審査
論文提出
修士論文
本審査
修士(新聞学)
Ⅰ類から 4 単位以上、
Ⅱ類から 4 単位以上、
Ⅲ類から 2 単位以上、
Ⅳ類から演習科目を 4 単位以上、
Ⅴ類から 4 単位以
(履修科目の登録の上
上、合計 30 単位以上を修得し学位論文を提出して本大学院が行う最終試験に合格すること。
)
限:26 単位(年間)
博士後期課程
カリキュラム
授業科目
科目区分
理論系科目
制度系科目
歴史系科目
単位数
ジャーナリズム理論特殊研究
(実証)
2
ジャーナリズム理論特殊研究
(規範)
2
ジャーナリズム理論特殊演習
(実証)
2
ジャーナリズム理論特殊演習
(規範)
2
ジャーナリズム理論特殊演習
(社会)
2
ジャーナリズム制度特殊研究
(比較)
2
ジャーナリズム制度特殊研究
(システム)
2
ジャーナリズム制度特殊演習
(比較)
2
ジャーナリズム制度特殊演習
(システム)
2
ジャーナリズム制度特殊演習
(政策)
2
ジャーナリズム史特殊研究
(比較)
2
ジャーナリズム史特殊研究
(思想)
2
ジャーナリズム史特殊演習
(比較)
2
ジャーナリズム史特殊演習
(思想)
2
ジャーナリズム史特殊演習
(技術)
2
合同演習
2
研究指導
2
授与される学位
博 士
後期課程
3年
学位授与
入学試験
修了要件及び履修方法
研究指導
講義演習科目
博士論文
計画書提出
論文提出
査読
公聴会
口述試験
博士(新聞学)
所定の年限(修業年限 3 年)を在学し、指導教員担当の特殊研究及び特殊演習を 2 単位以上、それ以外の特殊研究
及び特殊演習各 2 単位以上、合同演習 2 単位、研究指導 2 単位、計 12 単位以上を履修すること。博士の学位を取得
するには、これらの所定の単位を修得した後に、博士論文を提出し、審査に合格すること。
履修モデル
理論主専攻モデル
ジャーナリズム理論特殊研究
(実 証)
(規 範)
ジャーナリズム理論特殊演習
(実 証)
(規 範)
(社 会)
合同演習
研究指導
博士論文作成指導
制度主専攻モデル
ジャーナリズム制度特殊研究
(比 較)
(システム)
ジャーナリズム制度特殊演習
(比 較)
(システム)
(政 策)
合同演習
研究指導
博士論文作成指導
歴史主専攻モデル
ジャーナリズム史特殊研究
(比 較)
(思 想)
ジャーナリズム史特殊演習
(比 較)
(思 想)
(技 術)
合同演習
研究指導
博士論文作成指導
4
日本大学大学院新聞学研究科
教員紹介
いわ ぶち よし かづ
おお い しん じ
岩 渕 美 克 教授
大 井 眞 二 教授
担 当 科 目
担 当 科 目
博士前期 ジャーナリズム制度(日本)特殊研究
メディア制度(日本)特殊研究
政治コミュニケーション論特殊講義
文献研究(独)
、専門演習(研究指導)
博士後期 ジャーナリズム制度特殊研究(システム)
ジャーナリズム制度特殊演習(システム)
合同演習、研究指導
博士前期 ジャーナリズム史特殊研究、メディア史特殊研究
比較ジャーナリズム論特殊講義
ジャーナリズム理論演習Ⅰ、専門演習(研究指導)
博士後期 ジャーナリズム史特殊研究(比較)
ジャーナリズム史特殊演習(比較)
合同演習
主な学歴・職歴
主な学歴・職歴
1973年 日本大学法学部新聞学研究科卒業
1975年 日本大学大学院法学研究科政治学専攻博士前期課程修了
1998年 日本大学法学部助手、専任講師、助教授を経て教授
1995年 カリフォルニア大学バークレー校客員研究員(∼97年)
2001年 東京大学客員教授(∼02年)
2007年 日本マス・コミュニケーション学会会長(∼09年)
2008年 日本新聞教育文化財団評議員(∼10年)
1999年 東京都港区情報公開運営審議会会長(∼08年)
2008年 東京都港区情報公開個人情報保護審査会会長(∼12年)
1987年 慶應義塾大学大学院法学研究科単位取得
1989年 聖学院大学政治経済学部専任講師
1993年 日本大学法学部専任講師
1996年 日本大学法学部助教授
2002年 日本大学法学部教授
この間、日本マスコミュニケーション学会理事
などを歴任。
2014年 5 月より2016年 5 月まで日本選挙学会理
事長。
こばやし よしひろ
つかもと せい じ ろう
小林 義寛 教授
塚本 晴二朗 教授
担 当 科 目
担 当 科 目
博士前期 メディア社会論特殊講義
専門演習(研究指導)
博士前期 メディア倫理特殊講義
専門演習(研究指導)
博士後期 ジャーナリズム理論特殊研究(規範)
ジャーナリズム理論特殊演習(規範)
合同演習、研究指導
主な研究テーマ
主な学歴・職歴
日本のメディア文化、サブカルチャーを中心に研究して
います。とくに、日本のポップカルチャーと日常生活と
の関係に焦点を当て、ファンの諸活動などに関して
フィールドワークをしています。また、日本のポップカ
ルチャーやそれらに関係するファンの活動が諸外国の中
でどのように受け入れられ、どのような関係をもってい
るかについても調査をおこなっています。
1989年 日本大学法学部助手
1994年 日本大学法学部専任講師
1998年 日本大学法学部助教授
2003年 日本大学法学部教授
2004年 イリノイ大学コミュニケーション研究所客員研究員
2010年 日本大学大学院新聞学研究科教授
2012年 博士(コミュニケーション学)取得
2014年 日本出版学会副会長
べっぷ み な こ
ふく だ みつる
別府 三奈子教授
福田 充 教授
担 当 科 目
担 当 科 目
博士前期 リスクコミュニケーション論特殊講義
専門演習(研究指導)
博士後期 ジャーナリズム理論特殊研究(実証)
ジャーナリズム理論特殊演習(実証)
合同演習、研究指導
博士前期 ジャーナリズム史(外国)特殊講義
専門演習(研究指導)
博士後期 ジャーナリズム史特殊研究(思想)
ジャーナリズム史特殊演習(思想)
合同演習、研究指導
主な学歴・職歴
主な学歴・職歴・主な著書
1995年 東京大学大学院社会学研究科社会情報学専攻 修士課程修了
1999年 東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻
博士課程 単位取得退学
2002年 日本大学法学部 専任講師
2005年 日本大学法学部 助教授
2008年 コロンビア大学 戦争と平和研究所 客員研究員
2010年 日本大学法学部 教授
2010年 日本大学大学院新聞学研究科 教授
博士(政治学)
2016年 日本大学危機管理学部 教授
最終学歴 上智大学大学院文学研究科新聞学専攻(博士号 新聞学)
現 職 日本大学法学部/大学院新聞学研究科・教授
アジア戦跡情報館(サイバーアーカイブス)館主
主な教育研究職 早稲田大学ジャーナリズム研究所客員研究員(現在)
青山学院大学総合研究所客員研究員(2010∼15年)
立命館アジア太平洋大学(非常勤・2003∼06年)
主な単著 『ジャーナリズムの起源』世界思想社 2006年
『アジアでどんな戦争があったのか̶戦跡をたどる旅』
めこん 2006年 他
主な編著 『ジャーナリズムと写真』インタープリンツ 2006年 他
やま もと けん じ
山 本 賢 二 教授
担 当 科 目
博士前期 ジャーナリズム制度(外国)特殊研究
メディア制度(外国)特殊研究
中国メディア論特殊講義
文献研究(中)
、専門演習(研究指導)
博士後期 ジャーナリズム制度特殊研究(比較)
ジャーナリズム制度特殊演習(比較)
合同演習
主な学歴・職歴
1973年 日本大学文理学部中国文学科卒業
1978年 筑波大学大学院修士課程地域研究研究科修了
1974年∼80年 ラヂオプレス(RP)通信社中国語部
1980年∼2010年
日本大学国際関係学部専任講師・助教授・教授
1990年 NHKラジオ中国語講座応用編講師
1992年 NHKラジオ中国語講座テキスト「中国語圖」執筆
2004年 日本大学国際関係学部中国情報センター長
2010年 日本大学法学部教授
5
兼担講師
氏 名
授業担当科目
佐幸 信介
メディア社会論特殊講義 ジャーナリズム調査演習Ⅰ・Ⅱ
米倉 律
映像ジャーナリズム論特殊講義
非常勤講師兼任講師
氏 名
氏 名
授業担当科目
授業担当科目
世論・政治意識とメディア
(日本)
特殊講義
島崎 哲彦
伊藤 英一
世論・政治意識とメディア
(外国)
特殊講義
鈴木 雄雅
国際コミュニケーション論特殊講義
小川 浩一
ジャーナリズム理論特殊演習
(社会)
文献研究
(日)
文献研究
(英)
高橋 俊一
ジャーナリズム調査演習Ⅲ
本多 周爾
比較コミュニケーション政策論特殊講義
黒川貢三郎
ジャーナリズム史
(日本)
特殊講義
メディア理論演習Ⅰ・Ⅱ
水野 泰志
ウェブ・ジャーナリズム論特殊講義
小向 太郎
メディア法制特殊講義
湯淺 正敏
柴田 秀一
メディア調査演習Ⅲ
ジャーナリズム理論特殊研究
(実証)
メディア理論特殊研究
ジャーナリズム理論特殊研究
井田 正道
メディア調査演習Ⅰ・Ⅱ
博士前期・後期課程入試結果
試 験 種 別
第 1期
推 薦
第2期
第3期
博士
前期
一 般
社会人特別
外国人留学生
第1期
第2期
第1期
第2期
第1期
第2期
合 計
博士
後期
試 験 種 別
一 般
平成28年度
平成27年度
平成26年度
志願者数
合格者数
志願者数
合格者数
志願者数
合格者数
0
0
1
1
4
0
0
8
15
29
0
0
1
0
1
0
0
6
4
12
0
0
0
0
─
─
2
2
0
0
9
17
30
0
0
0
0
4
5
9
1
0
0
1
1
0
1
14
16
34
1
0
0
0
1
0
0
5
3
10
志願者数
合格者数
志願者数
合格者数
志願者数
合格者数
2
2
1
1
2
2
平成28年度
平成27年度
平成26年度
6
日本大学大学院新聞学研究科
真実を知りたいという姿勢をサポートし、
岩渕美克教授と現役ジャーナリストのリカレント教育として
本学で学ばれたスポーツニッポン新聞社の川田一美津さんに、
新聞学研究科の魅力について語っていただきました。
新聞学研究科はどのような研究科ですか?
岩渕教授:新聞学を学べる大学院の中でも、
法学部を
母体とする、
日本で唯一の研究科で、
ジャーナリズムとメ
ディアの研究を目的としています。
具体的にはジャーナリス
トの育成、新聞社の記者など現役ジャーナリストのリカレ
ント教育、
留学生を中心に、
世界で活躍するジャーナリス
トの育成、
また後期課程も創設されたので研究者の育
成にも取り組んでいきます。新聞社やTV局等で現役記
者として活躍する修了生も輩出しています。
岩渕 美克
教授
1987年 慶應義塾大学大学院法学研究科単位取得
1989年 聖学院大学政治経済学部専任講師
1993年 日本大学法学部専任講師
1996年 日本大学法学部助教授
2002年 日本大学法学部教授
日本マスコミュニケーション学会理事などを歴任。
この間、
2014年5月より2016年5月まで日本選挙学会理事長。
どのような授業が行われていますか?
岩渕教授:倫理や制度、
ジャーナリズムの研究動向を
通じ、
ジャーナリストとしての心構えを理解し、教養を高め
るのと同時に、
マスコミの実務経験者も教員として指導に
当たっていますから、
ジャーナリズムの現場を体感できる
講義も行っています。
また川田さんのように、現役ジャーナリストが同級生として
机を並べていますから、
教員だけでなく、
同級生からも多く
の知見を得られる環境が広がっています。
川田さんはなぜここで学ぼうと思われたのですか?
川田さん:スポーツや芸能、政治、社会の分野で長年
記者を続けた後、現場を離れ、
デスクとして管理面の業
務に携わるようになり、
ジャーナリストとしての感覚や精神
が薄れていくことに危機感を持っていました。
そこでもう一
度学び直す機会として本学に入学しました。
岩渕教授:時間に追われる新聞制作業務の中で、川
田さんは本当に勇気ある決断をされたと思います。大学
院は少人数教育ですから、教授とも距離が近く、
ざっくば
らんな環境の中で学ぶことができたと思いますよ。
「新聞の役割」など、第三者の目
川田さん:そうですね。
線から投げかけられ、
改めて考え直すことも多く、
毎日が新
鮮な気持ちでした。
岩渕教授:ここで学んだことは現場の業務にどんな変化
7
高い意識を持つジャーナリストを養成
をもたらしましたか?
当たり障りの
川田さん:大学院で学ぶ前までは、正直、
ない視点で記事をまとめがちでした。
でも
「それではいけな
い、
もう一歩踏み込まねば」
というジャーナリスト本来の正
義感をよみがえらせてくれたのが、大学院での授業でし
た。
デスクとして記者たちにも、思いを表す記事を書こうと
声をかけています。
東日本大震災
岩渕教授:川田さんが学んでいたのは、
ジャーナリズムとしても大きな
後の2011年から2012年。
時代だったよね。
朝の情報番組のコメンテーターも務め
川田さん:当時、
ていて、収録後に午後の授業に出ることもありました。番
組内でも新聞社のコメンテーターとして、
時事ネタをわか
りやすく伝える役割を任されていましたから、授業での解
説が大いに役立ちました。込み入った内容のものなら、
専
門知識を持った先生に聞いて番組に臨むこともできまし
たから、
とても心強かったです。
学生にはどういう姿勢で学んでほしいとお考えですか?
岩渕教授:ジャーナリストとして必要なのは、
全体に流さ
れることなく、
自分の信念を持って、権力をウォッチする姿
勢だと思います。客観中立的な見方も必要ですが、
それ
だけでは視野が広がりません。問題意識や批判的な見
方の中にジャーナリズムの存在意義があるのではないで
しょうか。
そのためには問題の本質を理解する力も欠かせ
ません。私たちは過去の事例、現在の状況、研究動向
等、
あらゆるものを駆使して、
高い意識を持ったジャーナリ
ストを育てていきたいと考えています。
昨今、
勢いのない若者が増えていると言われていますが、
幸いにも本学で学ぶ学生は皆、意欲的で私たちも育て
がいがあります。
ジャーナリストになりたいという夢の実現
を最大限サポートしていきますから、大きな野望を持って
入学していただきたいと思います。
岩渕教授、
川田さん、
本日はありがとうございました。
川田 一美津
氏
株式会社スポーツニッポン新聞社 編集局文化社会部 編集委員/2012年修了
8
日本大学大学院新聞学研究科
学生インタビュー
ジャーナリストをめざして「事件と報道」を研究
新聞学研究科新聞学専攻
前期課程1年
淀川 えみ子さん
日本大学法学部卒業
もともとマスコミ志望でしたが、就職活動で希望が叶わず、内定をいただいたマスコミ
以外の会社に就職するつもりでした。それでも、内定辞退をしてまで大学院に進学したの
は私が尊敬してやまないジャーナリストとの出会いがあったからです。
「事件と報道」をテー
マにした卒業論文の制作過程で、調査報道の第一人者であるその人に取材をする機会
を得、まとめた原稿を見ていただいたところ「夢を諦めるのはもったいない。ジャーナリスト
をめざしなさい」と背中を押してくださったのです。それが学部4年の12月のこと。そこから
猛勉強し、試験に合格しました。大学院でも「事件と報道」を研究していくつもりですが、
テーマをどう絞り、掘り下げていくかはこれからしっかり考えていきたいと思っています。
私が「事件と報道」にこだわるのは、犯罪被害の経験があるからです。「犯罪は
絶対に許せない」という強い思いがあり、報道について学ぶ中で「事件と報道」につ
いて考えるようになりました。事件報道は再発防止のために重要だと思いますし、報道
にしかできない役割があると私は考えています。
現在は大学院でジャーナリズム論を勉強しつつ、某テレビ局でのアルバイトを通し
て、報道現場を経験しています。大学院ではさまざまなテーマで研究に取り組む人が
いて刺激を受けますし、報道現場で活躍された先生の講義はとても参考になります。
将来の夢は独自の視点で考え行動できるジャーナリストになることです。
学術面はもちろん生活面でのサポートも充実
新聞学研究科新聞学専攻
前期課程2年
サ イ
セ キ
柴 碩さん
外国人留学生
中国の大学では映画を専攻し、その授業のカテゴリーの中でニュースとテレビ番組
制作、映画プロデュースの勉強をしてきました。ただ私自身の興味関心は、物語よりも、
ノンフィクションやドキュメンタリーにあったため、ジャーナリズムを学ぼうと、日大大学
院への進学を決意しました。
現在取り組んでいるテーマは「日中の領土問題に関する日中のテレビメディアの比
較研究」です。日本でも尖閣諸島(釣魚島)問題が度々大きく取り上げられますが、
報道内容は中国とかなり異なっています。どのような内容の報道がなされているのか、
どのような取材を行っているのかを比較することで、日中メディアの類似点と相違点、問
題点等を明らかにしていきたいと考えています。尖閣諸島
(釣魚島)は人が住んでいな
い島なので、両国メディアとも情報源は政府側に依存しているのは同じだといえます。
しかしながら異なった報道がなされているのが事実であり、そこにはイデオロギーの問題
や政府の情報操作があるのではないかと考えています。
先生は自分の考え方を理解してくれ、そこで自分がどんな問題点を持っているのかを
一緒に見つけてくださいます。また学術面だけでなく、留学生に対する生活面でのアド
バイスもくださり、落ち着いた環境で研究に取り組むことができます。現在就活中ですが、
専門知識や見識を活かし、日本のマスコミ業界で中国に関する報道に関わることができ
たらと思っています。
人材育成に熱心な先生方のもと、
研究者をめざす
新聞学研究科新聞学専攻
後期課程1年
山田 尚武さん
日本大学法学部卒業
9
新聞学研究科には、若手を育てようという意識の強い、指導熱心な先生方が多く、
また留学生も多いので、グローバルな人材が育つ環境にあると感じます。また先輩や
他研究科の学生とも繋がりがあり、とてもアットホームなところも魅力だと思います。私自身、
研究者、大学教員をめざしており、アメリカ留学も計画しているため、英語文献を読む
力、英語でレポートを書く力を磨く
ことにも力を入れています。
研究については、学時代から興味のあった「自民党一党支配終焉後の政治とメ
ディアの関係」を大きなテーマとし、その中でも昨今の安倍内閣を報じる際の新聞の
政治報道の特徴に焦点を当てて取り組んでいます。
いわゆる55年体制が続いていた時代は与野党の対立を強調した報道でしたが、
果たして現在はどうか。与野党の対立という構図はすでに崩壊しており、おそらく自民党
あるいは安倍首相中心の枠組みで新聞報道がなされているのではないか、と私は考
察しています。ようするに政局を中心にした報道ですが、ではその政局を描いているの
はいったい誰なのか。注目すべき情報源のほとんどが官僚や政党、いわゆる政策エリー
ト層との研究報告があり、そうであるならば、政策エリートが考えているフレームを捉えれ
ば、新聞が操作されていることを明らかにできるのではないか。今後はそのような方向
で研究を進めていきたいと考えています。
最近の主な修士論文の研究課題
2016∼2014年
大規模災害時の新聞報道の比較研究 ─ 阪神淡路大震災と東日本大震災をどう伝えたか
第二の近代におけるマス・メディアの役割 ─ TVのソフトニュースにおける原発報道を事例として
ポスト55年体制における政治とマス・メディア ─ 朝日・読売新聞の内容分析から
中国の「人物報道」に関する研究 ─『南方人物週刊』の分析を中心にして
中国の調査報道の特色 ─ 南方メディアグループを事例にして
中国における新聞写真の研究 ─「百姓(庶民)
」の生活を収めた新聞写真を事例として
中国における新聞の自由の法的保障に関する考察
危機における「選択性報道」に関する実証研究 ─ 中国の「群体性事件」を例として ─
2013∼2011年
Innisのバランス論の再考 ─ 古代ギリシャにおけるコミュニケーション・メディアのバランス
国際ニュースの流れと偏りに関する主要新聞の5ヵ国比較研究 ─ ムンバイ暴動を事例として
危機における中国政府のメディア規制に関する研究 ─ テロリズムとメディアをめぐる中日のメディア報道比較分析
日本におけるインターネットの信頼性研究 ─ インターネットはマス・メディアよりなぜ信頼されないのか
中国はどう語られているのか ─ 日本のニュース・報道・情報番組に見る対中報道をてがかりとして
台湾映画の中のナショナル・アイデンティティの変遷―戒厳令解除以来の動向を中心にして
日本と中国ニュースの比較分析 ─ 尖閣諸島国有化関連ニュースを中心に
中国における女性ジャーナリストの現状 ─ 日本と比較を含めての考察
ソーシャルメディアにおける政治的影響力とその行方 ─ ツイッター、フェイスブックを事例として
犯罪報道に表れる物語性 ─ 郵便不正事件を事例として ─
危機的事件とメディア ─ 四川大地震と東日本大震災を巡るネット言論中心に
上海の日本語メディアに関する実証研究 ─ バイリンガル番組「中日の橋」の内容分析
戦後日本の社会変動(民主化)におけるジャーナリズムの役割 ─ 財閥解体(日本発送電)を中心にして
スポーツ新聞の現状と課題 ─ 部数減少のスポーツ紙の将来像の考察
2010年以前
変貌する新聞メディアの課題に関する一研究
日本における客観報道論の展開課程
日本の消費税政策における政治エリート・マス・メディア・世論の関係
衆議院議員のホームページの利用方法とその傾向の分析 ─ インターネット及びソーシャルメディアの利用状況 ─
民主主義社会におけるメディアの選挙報道 ─ 韓国を事例にして
政治キャンペーンにおけるネット利用の可能性と問題に関する一考察
など
修了生の主な進路/就職先
大学院後期課程進学/(株)読売新聞東京本社/秋田魁新報社/日本海テレビジョン/福州晩報/
CHINA TIBET ONLINE/SAMSUNG電子/VOLVO JAPAN/三越伊勢丹/(株)電子テック/
埼玉県狭山市役所など
10
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地図
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(日本大学法学部教務課大学院入試係)
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