「不撓不屈(ふとうふくつ)」~あきらめない心~

(平成 24 年3月)
「不撓不屈(ふとうふくつ)」~あきらめない心~
校長
神戸
秀巳
青春とは人生の一時期のことではなく心のあり方のことだ。
若くあるためには、創造力・強い意志・情熱・勇気が必要であり、
安易(やすき)に就こうとする心を叱咤する冒険への希求がなければならない。
人間は年齢(とし)を重ねた時老いるのではない。
理想をなくした時老いるのである。 [ウィキペディア掲載の訳を使用]
アメリカ合衆国の実業家(詩人、教育者)サミュエル・ウルマン〔~1924 年〕の『青春』
の一節です。
さて、日本中が熱狂した、昨年夏の女子ワールドカップドイツ大会での「なでしこジャ
パン」の初優勝。私もテレビで何試合かを夢中になって観て、大きな感動にひたりました。
今なおいくつかのシーンが鮮明に記憶に残っています。
『夢は見るものではなく叶えるもの』を座右の銘とするキャプテンの澤穂希選手は著書
の中で、述べています。「苦しい思いをすると、同時にもっとやれる自分が見えてくる。」
「何をやるにしても壁はある。壁にぶつかるからこそ、人はがんばれるんだと思う。」「夢
を抱くのに年齢もキャリアも関係ない。シンプルな習慣を少しプラスするだけで、あなた
の夢がグッと近づく。」
そして、
「発明王」トーマス・エジソンは「我々の最も大きな弱点は、諦めることにある。
成功するための最も確かな方法は、常にもう一度だけ挑戦してみることだ。」と名言を残し
ています。
毎月のメッセージを始め、これまでに申し上げてきた私なりの考えを敢えて3つの言葉
でまとめてみると、次のようになります。
前進のエネルギーを引き出すキーワード「本気」「実践」「気づき」
生徒たちによく言います。
「人は気づいたときに変わることができる。前を向いて進んで
いる全ての人の前に、必ず“宝物”は現れる。人によってその数は違うけれども、その宝
物を手にした人は面白くてまた前に出て、新たな“宝物”を見つける。そうなると、以前
には考えられなかった“ワクワク感”や“面白すぎる人生”がどんどん沸き起こってくる。
そうなってみたいと思わないか?」
最後に、全国からのメッセージ(「全国の受験生へのエール」より抜粋)を紹介します。
【岩手県の仲間より】
「可能性への挑戦」 諦めない限り可能性は自分の手の中にある。たった1%の可能性
でもこれからのがんばり次第で可能性は大きくなる。いま本気でやらなければ、自分の人
生がどうなるのか分からない。自分の人生を切り開くのも自分である。最後まで自分の可
能性を信じて頑張ろう!
【愛知県の仲間より】
「わたしはできる」 もうだめかなと思うとそこからあなたはだめになる。
失敗しそうだなと思うとあなたは失敗する。感動している人を見てみなさい。
最後まで成功を願い続けた人だけが成功しているではないか 。すべては人の心
が決めるもの。もしあなたがそう願うならあなたはそのとおりになる。「私は
できる」そう思っている人が結局勝つのだ。