証券コード 6869 第 43 期 期 末 株 主 通 信 2009年4月1日∼2010年3月31日 特集 ようこそシスメックス 従業員がご案内するシスメックスの拠点 テクノパーク訪問! 検 査 の 未 来 を つ くる 最 先 端 の 研 究 開 発 財 務ハイライト 詳細な財務情報は、 シスメックスのIRウェブサイトをご覧ください。 www.sysmex.co.jp/ir/ 売上高 営業利益 (億円) 当期純利益 (億円) 1,400 (億円) 200 1,010 120 1,161 1,107 1,118 150.3 151.3 157.0 127.1 878.8 700 100 3.9増 80.1 74.2 107.2 60 3.8増 % 21.8%増 % (前年同期比) (前年同期比) 0 (前年同期比) 0 2009(年度) 2005 2006 2007 2008 97.6 90.0 91.3 0 2005 2006 2007 2008 海外全所在地で増収を達成し、昨年度に比べて 43.3 億円増の1,161 億円となりました。 2009(年度) 2009(年度) 2005 2006 2007 2008 増収効果(試薬)などにより、昨年度に比べて 5.7 億円増の157.0 億円となりました。 営業利益の増加と為替換算の影響が軽減したこ とにより、昨年度に比べて17.5 億円増の97.6 億円となりました。 ●貸借対照表の増減要因 (億円) (億円) 無形 固定資産 43.7 △15.9 △14.1 受取手形・ 4.6 △5.9 9.4 売掛金 その他 有形 固定資産 1,185 1,207 その他 71.5 1,185 △38.5 固定負債 21.8 2008年度 期末 負債 △51.0 2009年度 期末 資産の部 2008年度 期末 31.9 80 △66 17.9 △100 138 現金及び 現金同等物の 期末残高 営業活動 キャッシュ・フロー 0 36 28 36 2005 2006 1株当たり配当金 (%) 29.4 20.0 40 財務活動 キャッシュ・フロー 94 26.8 ※ 投資活動 キャッシュ・フロー 2009年度 期末 負債・純資産の部 (円) 税 金 等 調 整 前当期 純利益の増加および 売上債権の減少 (売上債権管理強化) 純資産 +72.8 ●1 株当たり配当金/配当性向 (億円) 212 利益 剰余金 21.8 固定資産 △10.6 ●キャッシュ・フローの増減要因 現金及び 現金同等物の 前期末残高 1.3 △12.4 現金及び 預金 流動資産 +32.4 1,207 その他 流動負債 48 50 2007 2008 56 30 15 0 2009 (年度) 配当性向 株式分割後ベースに換算した場合の配当金 2009年3月31日現在 2010年3月31日現在 ※2005年11月18日付で、普通株式1株につき 2株の割合で株式分割を実施しました。 ※本資料のうち、業績予想等に記載されている各数値は、現在入手可能な情報による判断および仮定に基づき算出しており、 判断や仮定に内在する不確定性および今後の事業運営や内外の状況変化により、実際の業績等が予想数値と異なる可能性があります。 1 ごあいさつ 円高の影響を受けつつも海外が伸長し、 売上、利益ともに過去最高を更新しました。 第 43 期のポイント ポイント 1 好調な海外は 全所在地で増収増益 ポイント 2 増収効果(試薬)などに より利益が増加 株主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶 び申し上げます。 さて、当社グループの 2009 年度の業績は、円高による為替 の影響を受けながらも海外が伸長し、売上・利益ともに過去最 高を更新しました。売上高は前年同期比 3.9%増、営業利益は 同 3.8%増、当期純利益は同 21.8%増と大幅な伸びを達成しま した。これは、海外の全所在地において増収増益を達成したこ とに加え、試薬売上の拡大などによるものです。前年同期の為 替レートを適用した場合、売上高は前年同期比 10.2%増、営 業利益は同 31.4%増となります。 海外は引き続き中国が好調で、現地通貨ベースでの売上高 は前年同期比 26.0%増、営業利益は同 126.2%増と高成長を 継続しています。このような海外の伸長により、当社グループの 海外売上高構成比は 68.3%となりました。 国内では、新型インフルエンザの流行により、簡易検査キッ トの売上が大幅に増加しましたが、為替換算により、グループ 関係会社(海外)への内部売上高が減少し、日本所在地として は減収減益となりました。 当期の主な取り組みとして、免疫血清検査分野において試 薬ラインアップを拡充しました。また、ベネルクス*における直 接販売・サービス体制への移行、スペインやベトナムでの現地 法人の設立、ドイツにおけるHITADO(ヒタド)グループの子会 社化など、海外拠点の拡充を進め、グローバルベースでの事業 展開をさらに加速させています。 配当につきましては、年初に1 株につき50 円(中間期 25 円、期 末 25 円)を予定しておりましたが、期末に6 円増配し、年間 56 円 といたしました。これにより8 期連続の増配となり、連結配当性向 代表取締役社長 は29.4%となります。今後も継続的な安定配当を目指します。 2010 年度の連結業績見通しにつきましては、売上高 1,250 億 円、営業利益 170 億円、当期純利益 108 億円を計画しています。 株主の皆様には、今後ともより一層のご支援を賜りますよう、 よろしくお願い申し上げます。 ベネルクス:オランダ、 ベルギー、 ルクセンブルクを指します。 * いえつぐ ひさし 【出身地】大阪【略 歴】大学を卒業後、銀行に 13 年間勤務。 その後、東亞医用電子株式会社(現シスメックス株式会社) 【趣 味】読書、 に入 社。1996 年、代表取締役社長に就任。 ゴルフ、スポーツ観戦【信 条】 「意あらば通ず」 2 事 業 のご報 告 セ グメント 情 報 日 本 米 州 欧 州 中 国 アジア・パシフィック ❶ 新型インフルエンザの流行などによ ❶ ヘマトロジー分野*の売上が継続し ❶ 直販化したベネルクス*が好調に推 ❶ 医療需要の拡大に伴い、大幅な増 ❶ 新興国(東南アジア・南アジア)が り、日本 市 場での売 上は増 加しま て好調に推移しました。 ❷ 北米での直販化の伸展と試薬売上 した。 ❷ 為替換算により、グループ関係会社 の増加により、営業利益が大幅に 増加しました。 への輸出(内部売上高)が減少し、 [ 所 在 地 別 セ グメント ] 移し、欧州全体の売上に貢献しま した。 収増益を達成しました。 好調に推移しました。 ❷ 代理店の活用により、ヘマトロジー ❷ インド、インドネシアでは高性能・ 分野、血液凝固分野、尿分野にお 小 型 分 析 装 置(XS シリーズ)の売 いて継続して売上が増加しました。 上が増加しました。 ❷ フランス、イギリスにおいてヘマトロ ジー分野の売上が増加しました。 減収減益となりました。 現地法人 地方拠点 研究開発 シスメックス アメリカ(シカゴ) インフルエンザ迅速診断キット ポクテム インフルエンザ A/B 内部売上高 : 海外関係会社への売上 内部売上高 外部売上高 : 日本のほかに、 韓国・台湾・ モンゴルなどの売上を含む。 外部売上高 (億円) 〈為替レート〉 (円) 2007 年度 2008 年度 1USドル 114.3 100.5 92.9 1ユーロ 161.5 143.5 131.2 (億円) 800 (億円) 300 208.4 233.6 27.7 7 売上高 400 3.8 % 50 46.7 150 0 81.2 増 51.3 46.2 53.0 50 3.0 % 増 0 17.1 % 30 増 (前年同期比) 53.8 58.4 10 8.9 6.4 5.4 売上高 5 8.5% 増 (前年同期比) 13.0 (前年同期比) 8.2 9.9 0 2007 2008 2009(年度) 50.2 27.5 15 (億円) 60 売上高 60 営業利益 (億円) 30 売上高 250 (前年同期比) 17.8 29.3 0.3 % 減 (前年同期比) 364.4 売上高 20 (億円) 118.4 120 101.1 353.8 売上高 営業利益 (億円) 100 391.7 多項目自動血球分析装置 XS-1000i 売上高 (億円) 500 234.4 中国の拠点 営業利益 (億円) 40 664.5 78.7 売上高 営業利益 (億円) 100 668.8 690.9 2009 年度 売上高 営業利益 多項目自動血球分析装置 XE-5000 XE 5000 0 2007 2008 2009(年度) 0 0 0 2007 2008 2009(年度) 0 2007 2008 2009(年度) 0 0 2007 2008 2009(年度) ※韓国・台湾・モンゴルを除きます。 現地通貨ベース 前年同期比 売上高 8.6%増 営業利益 67.9%増 前年同期比 売上高 [地域別セグメント] ●売上高構成比 中国 10.2% アジア・パシフィック 6.4% ※各地域の売上高は為替の影響を除く 中国 AP 日本 31.4% 7.9 米州 1,118 日本 9.9 21.1 48.6 1,161 海外 43.3 2008年度 2009年度 ヘマトロジー分野:血液中の赤血球や白血球などの数や種類、大きさを測定 することにより、精密な検査が必要かどうかを判断するための検体検査分野。 * 2008 年の北京オリンピックに引き続き、今 を、簡便かつ高精度に検査できる方法として、 、 年 2 月に開催されたバンクーバー冬 季オリン 当社製品は世界的な評価をいただいています。 れました。 20.3% 3 前年同期比 売上高 16.9%増 営業利益 50.0%増 バンクーバー冬季オリンピック、 舞台裏ではシスメックス製品が活躍! ピックのドーピング検査に当社製品が採用さ △70.7 米州 68.3% 26.0%増 営業利益 126.2%増 為替の影響 26.3 31.7% UP 前年同期比 売上高 (億円) 欧州 欧州 12.7%増 営業利益 13.0%増 Close ●売上高の増減要因 現地通貨ベース 現地通貨ベース 現地通貨ベース 持 久力を競う種目では、より多くの酸素を 然の体調変化にそなえ、近隣のクリニックにも ックにも も 全身の筋肉に供給する必要があり、血液中の 当社製品が導入されました。このように、 に、選手 手 赤血球に含まれるヘモグロビンが、全身に酸 たちが活躍したオリンピックの舞台裏で、 で、当社 社 素を送る重要な役割を担っています。薬物な 製品も選手の体調管理や公正な競技の実施に 実施に どの不正な手段で赤血球を増やすドーピング 貢献しました。 ベネルクス:オランダ、 ベルギー、 ルクセンブルクを指します。 * メイン会場には、血球分析装置 XT- 2000i 2000 i が設置されました。また、アスリートたちの突 たちの突 突 多項目自動血球分析装置 多項目 目自動血球分析装 装置 装 置 XT-2 2000i XT-2000i 4 特 集 ようこそ シスメックス 従業員がご案内する シスメックスの拠点 第 1 回 テクノパーク訪問! 検 査 の 未 来 を つ くる 最 先 端 の 研 究 開 発 2008 年のグランドオープン以来、 私たちが訪問! シスメックスグループにおける研究開発の中核拠点として、 わぁ! すね きいで より高度な技術の創出に取り組んでいるテクノパーク。 大 医療の未来に貢献する先進の技術が生み出される現場を、 当社の研究開発者がご紹介します。 健太 シスメックスの株を保有して 5 年。神戸に住み、地元企業・ シスメックスを応援している。 みどり 健太の妻。夫を支えるしっか り者で、健康への関心が高い。 今回のご案内役 中央研究所 研究グループ 係長 松嶋 朋子 女性が安心して働ける環境が整 備されているテクノパークでは、 私のような女性の従業員も多く 研究開発に取り組んでいます。 「テクノパークは、世界中から多様な 分野の研究者や開発者が集う場です」 境づくりは重要なテーマだったんです。 健 太 研究開発者の数は、どのくらいですか? 松 嶋 現在は、500 人以上の従業員が働いていま ■R&Dタワー フロアマップ コラボレーション スペース 健 太 うわぁ∼、広いですね! 緑がたくさんあって、 す。電子や電気、機械、光学、遺伝子、生物、化学、ソ 健 太 壁が少なくて、見通しのいいオフィスですね。 まるで公園に来たみたいです。 フトウェアなど、さまざまな専門分野の研究者・開発者 ここでは何の研究が行われているんですか? 「パーク」という名前のとおり、敷地の 松 嶋 はい。 が集まっています。 松 嶋 10 階建てのR&Dタワーは、検査の分野ごとに 半分以上が、緑地や池などの自然のエリアなんです。 階が分かれています。いま私たちのいる階では、 「がん」や みどり 研究開発施設なのに、どうしてこんなに緑が みどり いろいろな分野の専門家がいるんですね。 松 嶋 これまでシスメックスは、多様な分野の技術 「糖尿病」をテーマにしたライフサイエンス分野の製品開発 多いんですか? や知識を融合することで、独自の技術を確立してきまし が進められています。皆様に健康で長生きしていただくた 松 嶋 テクノパークは「 知 の創造と継承」をコンセ た。テクノパークでは、研究者・開発者同士のコミュニ めの、新しい検査技術がここで生み出されているんですよ。 7F プトに、新たな発想が生まれる環境を目指して設立され ケーションをよりいっそう促進することで、新たな技術を 6F ました。国や専門分野を超えて集まる人たちに、それぞ 生み出そうとしています。次にご案内する研究開発の現 みどり ガラス越しに実験をしている人が見えますね。 松 嶋 向こうは「ラボスペース」と呼ばれる実験スペース れの能力を思う存分発揮してもらうためにも、快適な環 場である「R&Dタワー」では、そのことがよくご理解いた です。ラボスペースとオフィススペースが同じフロアにあ だけると思いますよ。 り、オフィススペースはい R&D タワ ー の 手前に見えるの はシンボ ルモ ニュメントです。 4 つの球体は、 「 知 の創 造と 継 承」を 実 現 させ る 「先進性」 「革新性」 「調和」 「融合」を表しています。 勢いが感じられる 「成長してい デザインですね く姿」 も象徴してい る そうですよ ■研究開発人員構成 研究開発人員構成 電気・電子 スタッフ 知的財産 15% 6% 8% 7% 12% 5% 32% 遺伝子・バイオ オフィス スペース ラボスペース ス 10F 9F 8F 5F 4F つでも自由にレイアウト 3F を変更できるんです。 2F 機械 8% 調査・企画 7% 化学 5 「さまざまな知識や技術の融合が 新しいアイデアを創出しています」 レクチャールーム ム ライブラリー 光学・流体 ソフトウェア ガラス越しに お互いの様子が 分かるのか… 1F ホール 1 階には、学会や講演会 を開催できる大型のホー ルや、学術文献などを収 蔵したライブラリーもあ ります。 6 特集 ようこそシスメックス 今回は 技術について ご紹介します! 従業員がご案内するシスメックスの拠点 まぁ、 きれいな 庭 園ね 健 太 どんなメリットがあるんですか? 松 嶋 以前はそれぞれの部門ごとに活動していた研 3 シスメックスがわかる つの シスメックスの成長を支えているのは、長年の研究開発で培っ た独自の技術です。当社がこれまで生み出してきた技術、そして、 ポイント これから世に出そうとしている技術をご紹介します。 究者と開発者がプロジェクト単位で集結し、一貫したマ ネジメントのもとで研究開発を行えるようになりました。 健 太 研究者や開発者が、お互いに情報を共有し やすくなったということでしょうか? 「研究者や開発者の発想を刺激し、 誰もが働きやすい環境があります」 血球細胞にレーザーを 当てて情報を取得します。 1 血球というミクロの世界を 正確に詳しく分析 ポイント 松 嶋 はい。他社では機器と試薬をそれぞれ別の 健 太 おや、こんなところに日本庭園が。 会社で開発して販売している場合が多いのですが、当社 は全て自社で行っています。機器、試薬、ソフトウェア みどり 本格的な茶室もあるみたい。 松 嶋 日本庭園・茶室は、お客様をもてなす場であ の開発、さらにはそこで生まれた発明に関する特許の管 るのはもちろん、私たちにとっても大切な空間です。科 理も同じフロアで連携しながら進めることで、お客様の 学技術は優れた文化背景のなかで育まれ、進歩してき 声を製品に活かしやすいだけではなく、製品開発のス たという考えのもと、ここでは文化と科学の融合から新 ピードアップや効率化も図れるんです。 たな発想が生まれることが期待されているんです。 健 太 研究所というと、一人で黙々と取り組むイメー 健 太 そういえば、ここに来るまでに、斬新なモニュ ジがありましたが、違うんですね。 メントをいくつか見かけました。 増 細胞から得られる情報量が飛躍的に増 松 嶋 研究者や開発者が分野や組織を超えて協力 松 嶋 よく気づかれましたね。テクノパークのあちこ えました。 し、必要な議論が自然に沸き起こるような環境が整えら ちに、研究者や開発者の発想の転換を促す仕掛けが設 * れているんですよ。ちょっとこちらをご覧ください。 置されています。また、この敷地内にはキッズパークとい みどり まぁ! この吹き抜けからは、他の階の様子が う託児所があって、子どもを預けることもできるんですよ。 見えますね。 みどり 女性が安心して働ける環境があるのは、素晴 松 嶋 この吹き抜け空間は、研究開発者が集まる らしいことですね。 ミーティングスペースです。このように、気軽に集まれる 松 嶋 ええ。実は私も、子育てをしながら働いてい 1マイクロリットル*あたり数千∼数百万個も存在する 赤血球や白血球。このミクロの世界を調べる「血球 分析技術」が、シスメックスのコアテクノロジーです。 世界で初めて、半導体レーザーを を 搭載した血球分析装置の実用化 化 球 に成功したことにより、ひとつの血球 1マイクロリットル:1,000分の1ミリリットル。 るんです。 なりました。では、少し外に出てみましょうか。 みどり 松嶋さんも、子育てと仕事の両立、頑張ってく ライフ ライフサイエンス イフ フサイ サイ サ イ イエ エンス ンス ヘマトロジー ヘ ヘマ マト マ ト トロ ロジ ロ ジ ジー ー ださいね。 血球計数検査 血球 血 球計数検査 球計 球 計数 計数 数検 検査 検 査 対 * シス メックス キッズ パークは、小学校就学 前までの子どもを預け ることができます。 3 ポイント 研究段階から開発段階に進むと、 研究者と開発者が一体となって 製品化に向けた検討を行い、 迅速に製品開発を進めています。 将来が 楽しみですね CK! CHE IRウェブサイトでは さらに多くの情報を 掲載した 「シスメックス バーチャルツアー」 を公開中! (がん・糖尿病) 血液凝固検査 血 血液 液凝固 液凝 液 凝固 凝 固検 固 検査 検 査 免疫血清検査 免疫 免 疫血清 疫血 疫 血清 血 清検 清 検査 検 査 生化学検査 生 生化学 生化 化学検査 化学 検査 尿検査 尿検査 尿検 す。 松 嶋 ありがとうございます。 開放感があって 居心地も よさそうだ… 2 ポイント ポイ ノンヘマトロジー ノン ノ ンヘ ンヘ ヘマ マト マ トロ ロジ ジー ジ ー 場所が増えたことで、コミュニケーションがとても活発に 世界最高の処理能力を誇る 「XEシリーズ」 検査業務の効率化や患者さん の待ち時間軽減など、高い付 加価値を創出しています 域 象領 の拡 大 コアテクノロジーを応用し 対象領域を拡大 これまで培ってきた独自の技術をもとに、血液凝固、免疫 血清、尿など、他の検査分野にも対象領域を拡大してき ました。世界最高水準の性能を誇る当社の製品は、お客 様からの評価も高く、ヘマトロジー分野*に続き、 現在では血液凝固検査(機器) 、尿沈渣検査の 分野でも「世界シェアNo.1」を獲得しています。 ヘマトロジー分野:血液中の赤血球や白血球などの数や種類、大きさを測定することにより、精密な検査が必要かどうかを判断するための検体検査分野。 今までにない 新しい技術の創出に挑戦 研究開発中の技術 が ん ●OSNA 法 (直接遺伝子増幅法) 遺伝子やたんぱく質を解析する最新の技術により、 ●細胞周期プロファイリング技術 これまで不可能と思われていた医療が可能になりつ ●子宮頸がんスクリーニング技術 つあります。シスメックスは、主に「がん」や「糖尿病」 ●血中循環がん細胞検出技術 などを対象に、健康寿命の延長や患者さん一人 ●メチル化遺伝子検出技術 ひとりに最適な医療の実現に貢献 する新しい 検査・診断技術の創出に取り組んでいます。 など 糖 尿 病 ●微侵襲グルコース測定技術 ●病態シミュレーション技術 www.sysmex.co.jp/ir/ ぜひご覧ください! 7 「研究開発中の技術」については、当社ホームページ 内の「研究開発」で詳しくご紹介しています など www.sysmex.co.jp/r_and_d/index.html 8 Topics 2009.4 >> 2010.4 トピ ッ ク ス 海外拠点を拡充し、事業展開を加速 シスメックスはグローバルでの事業拡大を目指し、 世界各地に拠点を拡充しています。2009年度には、 新たに6拠点を設立しました。 Sysmex Nederland B.V.(オランダ) ■販売・サービス&サポート拠点 [オランダ ] [ ベルギー ] [ド イ ツ] [スペイン] [ ベトナム] Sysmex Nederland B.V.(ベネルクス地域における直接販売化の推進) Sysmex Belgium N.V.(同上) HITADO GmbH(POCT*事業への本格参入) Sysmex Espana S.L.(ライフサイエンス事業の拡大を加速) Sysmex Vietnam Company Limited(販売・サービス体制の強化) ■研究開発拠点 [ 中 国 ] 中国診断薬開発センター(市場のニーズに合致した診断薬製品の早期開発) 中国診断薬開発センター POCT:Point of Care Testingの略で、患者さんのベッドサイドや開業医、救急現場など、あらゆる場所で迅速かつ簡便に精度の高い診断ができる検査のこと。 * 「シスメックスグループ 長期環境目標」を策定 免疫血清検査分野の 試薬ラインアップを拡充 社会の全ての皆様に安心をお届けする企業であ 血液中のたんぱく質などを測定する免疫血清検 り続けるため、 「シスメックスグループ長期環境目 査は、感染症、がん、心疾患などの診断から治療経 標」を策定しました。2020 年度の目標達成に向け 過の観 察まで幅 広く利用されています。当社は、 て活動を推進していきます。 2007 年に全自動免疫測定装置 HISCL-2000i を ※一部抜粋 発売し、B 型・C 型肝炎や HIV などの感染症、バセ 地球温暖化対策 事業所における温室効果ガス排出量 50%削減 など 資源の有効利用と 廃棄物の削減 全対象事業所でリサイクル率、国内 99% 以上、海外 95%以上を達成 など 水資源の有効利用 事業所における水使用量 30%削減 ドウ病などの甲状腺疾患を対象に、検査試薬を提 供してきました。HISCL-2000i は、免 疫 血 清 検 査の中規模病院向け製品として最高水準の性能を 実現しており、今後も引き続き試薬ラインアップの 拡充を推進します。 当社 IRウェブサイト「個人投資家 の皆様へ」をリニューアル 従来の「個人投資家の皆様へ」サイト内の情報を 充実させ、新コーナー「なるほど!シスメックス」と してリニューアルしました。ぜひご覧ください。 全自動免疫測定装置 HISCL-2000i(左)と試薬(右) www.sysmex.co.jp/ir/ 表紙について… 「個人投資家の皆様へ」 をクリック! 9 米国・シカゴの拠点「シスメックス アメリカ」 メリカ」 の前には、 「Sysmex Way」 の愛称で親 称で親 トのモ しまれている通りがあり、イラストのモ ます。 チーフとなった標識が実在しています。 会社概要 ■商号 (2010 年 3月31日現在) 株式の状況 (2010 年 3月31日現在) シスメックス株式会社 ■会社の発行可能株式総数 SYSMEX CORPORATION ■発行済株式総数 ■設立年月日 1968年2月20日 ■資本金 88億2,487万円 ■格付け A (R&I:格付投資情報センター) ■従業員数 3,914名(連結)1,614名(単独) 8,000 ■主な事業内容 臨床検査機器、検査用試薬、粒子分析機 6,000 器ならびに関連ソフトウェアなどの開発・ 4,000 株価︵円︶ ■役員 (2010 年 6月25日現在) 取締役 常務執行役員 恒 けん いち 雪本 賢 一 はやし まさ よし 林 正 好 おお ひがし しげ のり 大東 重 則 なか じま ゆき お 出来高︵万株︶ 取締役 専務執行役員 ひさし 家次 ゆき もと (2010年5月31日現在) 10,000 製造・販売・輸出入 代表取締役社長 51,353,708株 ■株価・出来高の推移 いえ つぐ 149,672,000株 2,000 0 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 2006/3 2006/9 2007/3 2007/9 2008/3 2008/9 2009/3 2009/9 2010/3 中島 幸 男 た むら こう じ 田村 幸 嗣 取締役 執行役員 お べ かず や 尾辺 和 也 わた なべ みつる 渡辺 執行役員 にし の 充 たく じ 西野 卓 嗣 う はら かつ お 鵜原 克 夫 きた がわ まさ み ■株主数の推移 (人) 12,000 10,000 8,000 だ みち 8,728 2005 2006 9,702 8,420 6,000 4,000 2,000 北川 正 己 いし 10,701 8,355 0 あき 2007 2008 2009 (年度) 石田 道 明 はま ぐち ゆき お 浜口 行 雄 ごう だ 常勤監査役 たかし 合田 隆 あさ の かおる 浅野 薫 こ ばやし はる ■所有者別分布状況 個人その他 35.77% よし 金融商品取引業者 0.25% 小林 晴 美 みや うち とし 金融機関 23.76% ゆき 宮内 利 幸 監査役 ふじ おか ひろむ 藤岡 弘 いな ます いさむ 稲益 勇 外国法人等 31.38% その他の国内法人 8.84% 株 主 メモ ■事業年度 毎年 4 月1日から翌年 3 月31日まで 6月 ■基準日 定時株主総会 3 月31 日 期末配当金 3 月31日 中間配当金 9 月30日 その他必要がある場合は、あらかじめ公告いたします。 ■上場証券取引所 ■定時株主総会 ■公告方法 当会社の公告方法は、電子公告とします。 ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告 をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載して行います。 電子公告掲載ホームページアドレス www.sysmex.co.jp/ir/ お知らせ ■証券コード ■単元株式数 東京証券取引所市場第 1 部 大阪証券取引所市場第 1 部 6869 100 株 ■株主名簿管理人・特別口座の口座管理機関 〒100-8212 東京都千代田区丸の内一丁目 4 番 5 号 三菱 UFJ 信託銀行株式会社 ■同連絡先(郵便物送付先・電話照会先) 〒541-0044 大阪市中央区伏見町三丁目 6 番 3 号 三菱 UFJ 信託銀行株式会社 大阪証券代行部 電話 0120-094-777(通話料無料) 1. 株券電子化に伴い、株主様の住所変更、買取請求その他各種お手続きにつきましては、原則、口座を開設されている口座管理機関(証券会社等)で承ることになっております。 口座を開設されている証券会社等にお問合せください。株主名簿管理人(三菱 UFJ 信託銀行)ではお取り扱いできませんのでご注意ください。 2. 特別口座に記録された株式 に関する各種お手続きにつきましては、三菱 UFJ 信託銀行が口座管理機関となっておりますので、上記特別口座の口座管理機関(三菱 UFJ 信託銀行)にお問合せください。 なお、三菱 UFJ 信託銀行全国各支店にてもお取り次ぎいたします。 3. 未受領の配当金につきましては、三菱 UFJ 信託銀行本支店でお支払いいたします。 10 例えば「がん」。 より早期に発見できれば、 どれだけ多くの笑顔を 守ることができるだろう。 病気の早期発見、 それは「検査」の役割であり、 「検査」の可能性を追求する 私たちの使命のひとつです。 独自の知識と技術で、 常にヘルスケアの新しい姿を創造する 研究開発姿勢。 時代や医療をとりまく環境が変化しても、 健やかな未来を願う私たちの想いは 創業以来、まったく変わりません。 より早期発見へ より正確な診断へ より身近な検査へ より患者さんの負担が少ない検査へ 独自の技術で、 より多くの「安心」を 世界中の人々にお届けするために。 ヘルスケアの次代を切り拓く フロントランナーとして、 シスメックスは、検査・診断技術の進化に 挑み続けます。 We Believe the Possibilities. シスメックスの と り く み 「生きたがん細胞」を血液から検出する技術で、がんの早期発見へ がんの転移には、病巣から血液中に遊離 確立しました。従来の血清腫瘍マーカー検査 したがん細胞が関わっていると言われます。 やCTスキャンなどの画像診断に比べ、転移の 当社は、オンコリスバイオファーマ株式会社と 可能性をより早期に、より正確に予測できる の共同研究で、血液中の「生きたがん細胞」を 技術として、国立がん研究センターなどの研 発光させて検出する技術(CTC 検出技術)を 究機関と共同研究を行っています。 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-1 〒651-0073 Tel. 078-265-0500 Fax. 078-265-0524 緑色に光る生きたがん細胞 再生紙、大豆油インキを使用しています。
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