GDPの重要ポイント(PDFファイル)

マクロ経済学の誕生
付加価値
1930年代の世界恐慌
生産の縮小・大量失業
↓
一国の経済規模(雇用量やGDP)
はどのように決まるのか?
↓
ケインズ 『一般理論』(1936)
↓
マクロ経済学の展開
例:パンの生産
小麦 +
(原材料)
付加価値
GDP統計の原則1
例:パンの付加価値
100万円 + 50万円 → 150万円
付加価値
(原材料)
(産出物)
GDPは付加価値の合計 → 二重計算をしない
農家
農家の付 加価値
製粉所
製粉所の 付加価値
パン工場の付加価値
パン工場
0
10
20
30
40
∴上記社会のGDPは30
パンは「最終生産物」
GDP統計の原則2
生産された財・サービスのみを計上
→ ストックの所有者の移動は計上しない
土地の売買 ×
株取引 ×
中古住宅の売買 ×
不動産屋の手数料 ○
新築の住宅 ○
労働や機械 → パン
(生産要素)
(産出物)
市場で取引された財・サービスのみを計上
運送屋による引越し ○
友人による引越し ×
家事労働 ×
例外
持ち家の帰属家賃 ○
農家の自己消費 ○
公務員のサービス ○
最終生産物の需要と供給
自動車の市場
国産車 GDP
民間消費 C
民間投資 I
市場
政府支出 G
輸入車 M
輸出
自動車の需要と供給が一致していれば、
X
GDP+M = C+I+G+X
∴ GDP = C+I+G+(X−M)
X−M 純輸出
投資の補足
GDPとNI(大まかな関係)
「株式投資」は投資ではない
民間投資
固定資本減耗
設備投資(SNAでは固定資本形成)
積極的な在庫投資
在庫投資
売れ残りによる在庫投資
住宅投資
売れ残りは企業自らが需要したと想定
GDPとGNP
活 動 主 体
活
動 日本
場
所
外国
日本人・日本企業
外国人・外国企業
X
海外への要素所得
の支払い
海外からの要素
所得の受け取り
GNP
GDP
GDP
付 加 価 値
間接税
NI
補助金
雇用者報酬
+
営業余剰