中学生エペ・ロンドンキャンプ報告書 報告者 1,派遣期間 平成28年12月16日(金)~24日(土) 2,キャンプ地 ロンドン Leon Paul Fencing Center 責任者 Jon Willis 現地コーチ Director of British Epee David Keszler(Hungary) コーディネーター 3,出場大会 江川正美 山本憲一コーチ 山本憲一コーチ Leon Paul U15 Epee Open 試合会場 Leon Paul Fencing Center 参加国 英国 日本 12月22日(木)女子エペ個人 参加者 11人 男子エペ個人 参加者 28人 4,派遣選手名(全国中学生フェンシング選手権大会上位入賞者) 男 浅海 聖哉 埼玉エスクリム 女 蓮井 陽菜 高松北中学校 子 関原 麗 沼田フェンシング 子 佐藤 琴美 一関スポーツ少年団 松本 龍 プラチナフェンシング 小林 叶佳 スターフェンシングアカデミー 永原 5,引率 正大 速星中学校 団長 江川 正美 コーチ 嶋田 加藤 宙 愛音 秋田市ジュニアフェンサーズ 6,日程 日付 時間(現地) 12/16 7:45 (木) 羽田空港集合 Y 団体カウンター12 番 羽田発 BA-008(約 12 時間) 9:45 ロンドンヒースロー空港着 13:15 15:45 山本コーチの出迎え大型タクシー2 台でホテルへ 19:00 ホテルのレストランでミーティング後夕食 12/17 8:00 朝食 (金) 9:00 用具を持ってホールに集合徒歩にて会場へ 10:00~13:00 Welcome&Intro 女子 Footwork 男子 英国コーチの個人レッスン 山本コーチの個人レッスン 昼食(準備されたサンドウィッチ・果物 14:00~16:00 Topic(アタックの 3 種類のタイミング) 飲物は各自で) Rotation Fencing 19:00 ホテルのレストランで夕食後ミーティング 12/18 7:30 朝食 (土) 8:40 フロントに集合 前日のレポート提出 徒歩にて会場へ 9:00~13:00 男子山本コーチの個人レッスン Topic(エペのステップ仕方) 女子英国コーチの個人レッスン Fencing(試合状況の設定を課す) 昼食(準備されたサンドウィッチ・果物 14:00~16:0 Footwork(エペのステップ仕方) 飲物は各自で) 遠くのコインランドリーに行く 19:30 ホテルのレストランで夕食後ミーティング -1- 12/19 7:30 朝食 前日のレポート提出 (日) 8:40 フロントに集合 徒歩にて会場へ 9:00~13:00 男子英国コーチの個人レッスン 女子山本コーチの個人レッスン 男女全員 28 名の総当たり戦 昼食(準備されたサンドウィッチ・果物 14:00~ 飲物は各自で) Free time 国鉄・地下鉄を使ってビッグベン・ロンドン塔等社会見学 12/20 (月) 20:30 ホテルのレストランで夕食 7:30 朝食 前日のレポート提出 8:40 フロントに集合 徒歩にて会場へ 9:00~13:00 男子山本コーチの個人レッスン 女子英国コーチの個人レッスン Rotation Fencing 4-3 5 秒間・3 秒間・1 分間の設定、Free Fighting (時間や End line 設定) 昼食(準備されたサンドウィッチ・果物 飲物は各自で) 14:00~16:00 Topic/Group 団体レッスン Fencing 12/21 (火) Junior 代表選手加わる 19:30 ホテルのレストランで夕食後ミーティング 7:30 朝食 8:40 フロントに集合 前日のレポート提出 徒歩にて会場へ 9:00~13:00 男子英国コーチの個人レッスン 女子山本コーチの個人レッスン Topic/Group (オクターブからカルトパリ等) 昼食(準備されたサンドウィッチ・果物 14:00~16:00 Fencing 飲物は各自で) Junior 代表選手加わる 19:30 ホテルのレストランで夕食後ミーティング 12/22 7:30 朝食 (水) 8:30 9:40 フロントに集合 徒歩にて会場へ Competition 男 6 人プール 3 組 18 名参加 ~16:00 12/23 (木) 12/24 前日のレポート提出 女 6 人プール 5 人プール各 1 組 2 回実施後トーナメント 2 回実施後トーナメント 19:00 希望者のみクラブシニアとの Fighting 20:30 ホテルのレストランで夕食後ミーティング 6:30 朝食 7:00 山本コーチと大型タクシー2 台で空港へ 11:45 ロンドンヒースロー空港発 BA-007(約 11 時間) 7:30 羽田着後解散 (金) 7,競技成績 個人戦 男子 浅見 聖哉 1位 女子 蓮井 陽菜 3位 男子 松本 龍 2位 女子 嶋田 愛音 3位 男子 関原 麗 3位 女子 小林 叶佳 6位 男子 永原 正大 10位 女子 佐藤 琴美 7位 -2- 8,海外キャンプについて ・今回の海外キャンプは、イギリス在住の山本憲一プロコーチのお骨折りにより、Leon Paul Fencing Club 主催の International Winter Youth Epee Camp に参加したものです。会場の Leon Paul Fencing Center は Leon Paul 社所有の配送センターの2階を改装して、12面の試合用ビストとビスト幅2分の1の練習 用ビスト12面合わせて24面常設会場であった。男女更衣室、ミーティング室、試合コントロール室、 レスト部、クラブ事務室そして1階にはショップが常に開いていた。なおその建物の中には英国協会の 事務室があるとのことでした。 練習内容については英国のプロコーチが遊びながら出来るウォームアップやエペ特有のフットワー クを色々変えながら実施していただいた。レッスンについては前回と違い2人だけであったのでつきっ きりの指導ではなかったがかなり中身の濃いレッスンであったと思います。Fencing(ファイティング) で は対戦本数指定とか時間設定やエンドラインとか状況設定して行っていた。 ・設備やコーチについては申し分なかったが、開催時期が学校休みでなかったので他の参加者が少なく 年少者も居たりして物足りなかった。主催者から次回は夏休み中がベストだとのことでした。 9.試合について ・試合はキャンプと同様日本に合わせて欧州各国に呼びかけての開催であったが初めての試みであるた めか参加人数が少なく又英国だけの参加でものたりなかった。 これも来年夏休みに米国から来ているのでそれに合わせれば良い大会になると思います。 ・成績では男子は全日本クラスの体格やテクニックを持った選手達で順調に勝っていた。ただし練習で 勝っていた選手に苦戦するという場面が多くあり、良い経験になったと思います。 女子は体格的に小柄でおとなしい性格の選手達で実力を出し切れていなかったのが残念であった。 -3- 10.文化視察について 12月19日(月)14:00から文化視察に出発した。 あまり時間が無いなか、国鉄・地下鉄を乗り継ぎ、ビッグベン 院、ロンドン塔等を見学した。 国会議事堂、ウエストミンスター寺 時間が無い中駆け足で回ったがホテルの夕食をなしにすれば時間が 取れたのではないかと追った。 12.所感 ・ 以前より、ロンドンに良いフェンシング場があるとの情報を得ていたが、実際目のあたりにすると 感激した。 日本でも国の施設だけでなく民間の施設を独自に確保して自由に使える必要性を強く 感じた。そして指導者はプロのコーチで選手だけの実績でなく10年間系統だったカリキュラムを 経て指導されているのがよく分かった。日本でも自称コーチでなく、資格を持ったプロコーチが必 要だと思います。所在場所はロンドン郊外で飛行場とは 1 時間近くのところであった。 ・ この遠征に費用の問題はあると思うがエペを指導したいコーチをもう 1 名連れて行きたい。 ・ この派遣は、toto の補助金活用で実施した。選手の渡航費、宿泊費、食費、指導者の謝金、渡航費、 宿泊費、食費等には toto の補助金が使われた。中学生が海外選手とフェンシングの技を磨き会う中 で、互いに交流し友情も芽生えた。若年層競技者を育成し、国際感覚を身につけさせるという海外 研修の目的にかなう事業であったと思う。 ・ ホテルから練習場までは徒歩で10分と恵まれていた、試合会場も同じ。 ・ 食事は、ホテルで朝食とセミフルコースの夕食をとれありがたかった。昼食も会場にいろいろな種 類のサンドウィッチと果物を用意されて助かりました。 ・ 飲料水は極力ペットボトルを購入して飲むように勧めたが、水道水を飲んでも問題はなかった。 ・ 体調面でお腹を壊した子がいたが持参した薬を飲んで 1 時間程度の休養で回復した。 ・ 入国審査は厳しくなっており、グループごとに審査となり、キャンプ計画や試合要項の提示を求め られた。出国時も手荷物検査で 2 名止められた。 ・ 帰りの 23 日ヒースロー空港職員のストライキが発表されて心配したが回避されて良かった。 ・ 中学生で初めての海外旅行が大半なので JAL を使うことを考えたい。 ・ホテルに洗濯場が無く車に乗って遠くのコインランドリーに行った。 ・近くにスーパーがあり、便利でした。 ・今回のロンドン遠征に関して山本憲一コーチのご尽力に深く感謝します。 ・最後に余談であるがこのセンターにイタリアのカッサーラ選手が練習に来ていてクラブ選手達と ファイティングそれも小学生ともやっているのを目のあたりにしてヨーロッパの伝統と文化を感 じました。 以上 -4-
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