研究協議会及び研究発表会開催要項、研究発表集録

平成23年度
都道府県指定都市教育センター所長協議会
物理分科会(第48回)研究協議会及び研究発表会
開 催 要 項
研究発表集録
研究協議資料
期
日
【1日目】平成23年10月24日(月)
12:10
12:40
13:00
開会
行事
受付
17:00
研
究
発
表
情報交換会会場
青森グランドホテル
〒 030-0801 青 森 県 青 森 市 新 町 1 丁 目 1-23
18:30
指導
助言
移動
20:30
情報交換会
Tel: 017-723-1011
【2日目】平成23年10月25日(火)
9:30
10:10
研究協議
11:50
講
演
12:10
閉会
行事
会
場
青森県総合学校教育センター
主
催
都道府県指定都市教育センター所長協議会
青森県総合学校教育センター
白紙
.
開 催 要 項
- 1-
- 2-
平成23年度 都道府県指定都市教育センター所長協議会
物理分科会(第48回)研究協議会及び研究発表会開催要項
1
目
的
都道府県指定都市教育センター所長協議会に加盟している機関に
おける物理教育の内容や指導法について研究発表及び研究協議を
行い、理科教育の充実を図る。
2
主
催
都道府県指定都市教育センター所長協議会
青森県総合学校教育センター
3
期
日
平 成 2 3 年 1 0 月 2 4 日 ( 月 )、 2 5 日 ( 火 )
4
会
場
青森県総合学校教育センター
〒 030-0123 青 森 県 青 森 市 大 矢 沢 字 野 田 80-2
Tel: 017-764-1997
5
参 加 者
都道府県指定都市教育センター所長協議会加盟機関の物理担当者
及び関係職員
6
講
演題
講師
演
7
指導助言
8
日
「地域とエネルギー」
弘前大学北日本新エネルギー研究所担当
学 長 特 別 補 佐 南 條 宏 肇 (な ん じ ょ う
ひ ろ た だ )氏
国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部
教 育 課 程 調 査 官 清 原 洋 一 (き よ は ら よ う い ち )氏
程
【1日目】10月24日(月)
12:10
12:40
13:00
開会
受付
研
行事
究
発
表
17:00
18:30
20:30
指導
移動
情報交換会
助言
14:10 全 体 写 真 撮 影
[開会行事]
(1)開式のことば
(2)挨拶
都道府県指定都市教育センター所長協議会物理分科会会長
青森県総合学校教育センター 所長 山谷 龍一
(3)来賓祝辞
国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部
教育課程調査官 清原 洋一
青森県教育委員会
教育長
(4)閉式のことば
情報交換会会場
青森グランドホテル
〒 030-0801 青 森 県 青 森 市 新 町 1 丁 目 1-23
- 3-
Tel: 017-723-1011
橋本
都
【2日目】10月25日(火)
9:30
10:10
研究協議
11:50
講
演
12:10
閉会
行事
[閉会行事]
(1)開式のことば
(2)全体講評
国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部
教育課程調査官 清原 洋一
(2)挨拶
都道府県指定都市教育センター所長協議会物理分科会会長
青森県総合学校教育センター 所長 山谷 龍一
(3)次期開催地挨拶
川崎市総合教育センター
カリキュラムセンター担当課長
(4)閉式のことば
- 4-
佐藤
公孝
○研究発表(口頭発表の部)10月24日(月)13:00~17:00
時
間
機関
機関名
番号
発表題
発表者
1 13:10
児童生徒の自然体験の種類数と 1 北海道立教育研究所
~13:30 理科に対する好き嫌い等の相関
附属理科教育センター
について
研究研修主事
伊 藤 新一郎
2 13:30
研修講座における物理分野の指 3 岩手県立
~13:50 導について
総合教育センター
研修指導主事
村 上
弘
3 13:50
小学校第3学年「風やゴムのは 10 群馬県
~14:10 たらき」における科学的に思考
総合教育センター
し表現できる児童の育成
指導主事
飯 島
隆
14:10
~14:20
全体写真撮影(第1研修室[隣の研修室])、休憩
4 14:25
圧電素子を用いた音速の測定実 19 富山県
~14:45 験
総合教育センター
-高校理数科等における生徒実
習用教材の開発-
研究主事
木 下
正
博
5 14:45
速度測定器を活用した力学実験 27 大阪府
~15:05 について
教育センター
指導主事
辻 川
義
弘
6 15:05
小学校理科指導資料「観察・実 33 岡山県
~15:25 験の安全ガイド」の作成と初任
総合教育センター
者研修講座などにおける活用
指導主事
滝 澤
浩
三
7 15:40
探究活動を充実させる授業展開 46 鹿児島
~16:00 の工夫
県総合教育センター
-電池の起電力と内部抵抗の測
定を通して-
研究主事
石 神
正
憲
8 16:00
実験室学習
~16:20 『おしてる?
指導主事
大八木
智
之
指導主事
神
孝
幸
15:25
~15:35
休
おされてる?』
憩
57 京都市
青少年科学センター
9 16:20
課題研究における表現力の育成 2 青森県
~16:40 について
総合学校教育センター
16:40
~17:00
指導・助言
国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部
教育課程調査官 清原 洋一
○研究発表(紙上発表の部)・・・応募なし
- 5-
研究協議 10月24日(月)9:30~10:00
No.
1
研究協議題(提出機関)
提案理由と協議内容
次年度以降の物理分科会の活
平成22年度の所長協総会により、各分科会研究協議会
動内容と運営方法について
・研究発表会(以下、「大会」という)の隔年実施が決定
されたことを受け、平成22年度は「紙上研究発表及び聴
取事項収録」(電子データ)を作成し各加盟機関に送付、
平成23年度は物理分科会大会の開催というように進めて
参りましたが、この2年間の物理分科会の活動内容と運営
方法に関して様々な御意見や御要望があるのではないかと
思います。
そこで、各加盟機関から御意見や御要望をいただき、活
動内容や運営方法上の課題を明確にしておきたいと考えて
おります。
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事
項収録」(電子データ)を作成し、各加盟団体に送付
しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見
等をいただきたい。また、別の活動内容としてどのよ
うなものがあるか、御意見をいただきたい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メール
での連絡」等)について、御意見等をいただきたい。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大
会参加費の徴収はしないとの指示があり、一層の運営費
削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メ
ールにより送付するとともに、大会に参加しなかった加
盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び
[青森県総合学校教育センタ
聴取事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟
ー(平成22、23年度物
機関にダウンロードしていただきたいと考えているが、
理分科会事務局)]
御意見等をいただきたい。
- 6-
聴取事項一覧(各加盟機関の回答は別冊「聴取事項資料」参照)
No.
1
2
3
4
5
聴取事項(提出機関)
具体的内容
開発した教材や授業 <提案理由> 各教育センターで開発した教材や授業案について、
案の学校現場での活用
学校現場と連携し、実際に授業等で使用してもらって、評価を
について
得る取組を実施しているか伺いたい。
<具体的内容>
(1) 教育センターで開発した教材や授業案を、学校現場と連携
し、実際に授業等で使用してもらう取組を行っているか。
(2) 行っている場合、
①具体的にどのような取組を行っているか。
[北海道立教育研究所
②取組で得られた教材、授業案に対する評価をどのように活
附属理科教育センター]
用しているか。
高等学校の新科目
「物 <提案理由> 高等学校の新学習指導要領が平成 24 年度から理科
理基礎」及び「科学と
と数学で先行実施されるのに伴い、研修内容を見直したいため。
人間生活」における実 <具体的内容>
験について、研修等で
①分野・単元
②テーマ
③内容等
新たに指導、提案する (または既に実施している内容も含みます。)
内容について
[茨城県教育研修セン
ター]
理科を専門としない <提案理由> 国の教育振興基本計画や第3期科学技術基本計画、
教員に対して科学的素
及び第4期科学技術基本計画答申にもあるように国民の科学技
養の育成の機会につい
術リテラシー向上を図る政策が国においても積極的になされて
て
いる。そこで、教員の科学的素養涵養の機会、特に研修機会が
少ないと思われる理科を専門としない教員の科学的素養涵養に
関する研修の実態を把握し、教員の資質向上のための今後の研
修計画の参考とするため。
<具体的内容> 理科を専門としない教員に対して科学的素養
の育成の機会の事例があるかどうか、あればその内容も伺いた
い。例えば、小学校の理科担当に対する理科研修を開くことに
[静岡県総合教育セン
より、大学等で理科教員養成課程等を卒業していない教員も研
ター]
修を受けることができるなど。
「放射線と原子力の ①実施の有無(計画も含む)
利用」に関する研修講 ②対象校種
座や取り組みについて ③内容、外部講師について
[福井県教育研究所]
[大阪府教育センター]
新学習指導要領で扱 ①児童・生徒の指導方法
う原子力や放射線の内 ②資料、指導案等の有無とその内容(計画も含む)
容を深めた自治体独自 ②教職員の共通理解や危機対応等に関する研修会の有無とその内
の取組みについて
容(計画も含む)
[福井県教育研究所]
- 7-
講
演
10月25日(火)10:10~11:50
演
題
:「地域とエネルギー」
講
師
:弘前大学北日本新エネルギー研究所担当
学長特別補佐 南條 宏肇(なんじょう ひろただ)
- 8-
先生
参加者名簿
通し 機関
番号 番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
所属名
職名
氏名
ふりがな
研究 情報
発表 交換会
北海道立教育研究所
附属理科教育センター
研究研修主事
伊藤 新一郎 いとう しんいちろう ○
○
03 岩手県立総合教育センター
研修指導主事
村上 弘
むらかみ ひろむ
○
04 宮城県教育研修センター
主任主査
(指導主事)
川上 剛弘
かわかみ たけひろ
○
05 秋田県総合教育センター
指導主事
小玉 克男
こだま かつお
○
06 山形県教育センター
指導主事
安部 博之
あべ ひろゆき
○
08 茨城県教育研修センター
指導主事
磯邉 裕一
いそべ ひろかず
○
9 栃木県総合教育センター
指導主事
岩瀬 英二郎 いわせ えいじろう
10 群馬県総合教育センター
指導主事
飯島 隆
いいじま たかし
12 千葉県総合教育センター
主任指導主事
柴﨑 秀一
しばさき しゅういち
○
18 静岡県総合教育センター
指導主事
新林 章輝
しんばやし あきてる
○
19 富山県総合教育センター
研究主事
木下 正博
きのした まさひろ
20 石川県教育センター
指導主事
室田 昌一
むろた まさかず
○
研究員
河内 知己
かわち ともき
○
27 大阪府教育センター
指導主事
辻川 義弘
つじかわ よしひろ
30 和歌山県教育センター学びの丘
指導主事
神田 光史
かんだ みつじ
33 岡山県総合教育センター
指導主事
滝澤 浩三
たきざわ こうぞう
44 大分県教育センター
指導主事
谷口 篤志
たにぐち あつし
○
39 高知県教育センター
チーフ
長岡 辰治
ながおか しんじ
○
46 鹿児島県総合教育センター
研究主事
石神 正憲
いしがみ まさのり
47 沖縄県立総合教育センター
研究主事
渡久平 元一 とくひら げんいち
○
53 川崎市総合教育センター
カリキュラムセンター
担当課長
佐藤 公孝
さとう きみたか
○
53
指導主事
網屋 直昭
あみや なおあき
○
57 京都市青少年科学センター
指導主事
大八木 智之 おおやぎ ともゆき
独立行政法人科学技術振興機構
理科教育支援センター
主任アナリスト
大関 健道
おおぜき けんみち
○
青森県教育庁学校教育課
指導主事
高坂 智
こうさか さとし
○
所長
山谷 龍一
やまや りゅういち
○
副所長
小野﨑 龍一 おのざき りゅういち
○
高校教育課長
白戸 爾
○
指導主事
小田桐 世長 おだぎり としなが
指導主事
神 孝幸
じん たかゆき
指導主事
千葉 努
ちば つとむ
01
26
京都府総合教育センター
北部研修所
2 青森県総合学校教育センター
- 9-
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
しろと ちかし
○
○
○
○
○
○
○
通し 機関
番号 番号
32
所属名
2 青森県総合学校教育センター
33
34
35
36
37
38
39
職名
氏名
ふりがな
研究 情報
発表 交換会
指導主事
山田 昭
やまだ あきら
○
指導主事
柴田 一宏
しばた いちひろ
○
指導主事
前田 篤志
まえだ あつし
○
指導主事
芳 賀 智 志 はが さとし
○
指導主事
藤田 盛浩
ふじた せいこう
○
指導主事
木村 紀子
きむら のりこ
○
指導主事
須藤 貴則
すとう たかのり
主査
貝守 あつ子 かいもり あつこ
【送迎バス運行計画】
[10月24日]
☆青森空港 → 県総合学校教育センター
(JAL1203便 11:25着に合わせて送迎)
到着ロビー集合。全員そろい次第出発。
☆新青森駅 → 県総合学校教育センター
(はやぶさ1号 11:22分着に合わせて送迎)
新幹線改札出口集合。全員そろい次第出発。
☆県総合学校教育センター → 青森グランドホテル
17:20 センター発
17:50 グランドホテル着
18:30 情報交換会開始
[10月25日]
☆青森グランドホテル → 県総合学校教育センター
8:30 グランドホテル発
9:00 センター着
9:30 2日目日程開始
☆県総合学校教育センター → 新青森駅 → 青森空港
12:30 センター発
13:00 新青森着(はやて28号 13:42発)
13:30 青森空港着(JEX1206便 14:10発)
- 10 -
○
研究発表集録
- 11 -
○研究発表(口頭発表の部)10月24日(月)13:00~17:00
時
間
機関
機関名
番号
発表題
発表者
1 13:10
児童生徒の自然体験の種類数と 1 北海道立教育研究所
~13:30 理科に対する好き嫌い等の相関
附属理科教育センター
について
研究研修主事
伊 藤 新一郎
2 13:30
研修講座における物理分野の指 3 岩手県立
~13:50 導について
総合教育センター
研修指導主事
村 上
弘
3 13:50
小学校第3学年「風やゴムのは 10 群馬県
~14:10 たらき」における科学的に思考
総合教育センター
し表現できる児童の育成
指導主事
飯 島
隆
14:10
~14:20
全体写真撮影(第1研修室[隣の研修室])、休憩
4 14:25
圧電素子を用いた音速の測定実 19 富山県
~14:45 験
総合教育センター
-高校理数科等における生徒実
習用教材の開発-
研究主事
木 下
正
博
5 14:45
速度測定器を活用した力学実験 27 大阪府
~15:05 について
教育センター
指導主事
辻 川
義
弘
6 15:05
小学校理科指導資料「観察・実 33 岡山県
~15:25 験の安全ガイド」の作成と初任
総合教育センター
者研修講座などにおける活用
指導主事
滝 澤
浩
三
7 15:40
探究活動を充実させる授業展開 46 鹿児島
~16:00 の工夫
県総合教育センター
-電池の起電力と内部抵抗の測
定を通して-
研究主事
石 神
正
憲
8 16:00
実験室学習
~16:20 『おしてる?
指導主事
大八木
智
之
指導主事
神
孝
幸
15:25
~15:35
休
おされてる?』
憩
57 京都市
青少年科学センター
9 16:20
課題研究における表現力の育成 2 青森県
~16:40 について
総合学校教育センター
16:40
~17:00
指導・助言
国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部
教育課程調査官 清原 洋一
○研究発表(紙上発表の部)・・・応募なし
- 12 -
北海道
1
1
児童生徒の自然体験の種類数と理科の好き嫌い等の相関
北海道立教育研究所附属理科教育センター
研究研修主事
伊 藤 新一郎
「第4回 本道の理科教育に関する実態調査1)」の結果に基づいて,児童生徒が今までに体験した
ことのある自然体験の種類数と,「理科の好き嫌い」「1日の理科の勉強時間」「理科の勉強に自信
があるか」などの項目について,どのような相関がみられるか分析し,考察を行った。
はじめに
表1 調査対象校及び児童生徒の数
「第4回 本道の理科教育に関する実態
調査」は,北海道における理科教育の充実
小学校
中学校
高校
を図り,本道の理科教育に資するため,平
学校
87
74
43
成21年12月下旬から平成22年2月上旬にか
児童生徒
小4
小6
中2
高2
けて,北海道教育大学札幌校・釧路校と北
男子
2,152
2,062
1,867
1,262
海道立教育研究所附属理科教育センターが
女子
2,018
2,089
1,824
1,459
共同で実施したものである。
性別無回答
2
5
10
4
この調査は,道内の公立学校を札幌市と
計
4,172
4,156
3,701
2,725
14管内の計15の部分母集団(層)に分け,
注)回答した児童生徒数の割合は,国立校と私立校を
それぞれの層の調査対象となる児童生徒が
含めると,それぞれの学年の全児童生徒数に対し,小学
6%を超えるように抽出校を選んだ層化抽
校4年生で9.0%,小学校6年生で8.6%,中学校2年生
出法により行った。調査校数は,小学校87
で7.6%,高校2年生で5.6%であった。
校,中学校74校,高等学校(以下高校)43
校である。
児童生徒に対する調査は,小学校は4年生と6年生のそれぞれ2学級ずつ,中学校は2年生の2
学級,高校は2年生の2学級を対象として行った。
質問紙が回収された学校及び児童生徒の数は,表1のとおりであり,回収率は,小学校4年生で
94.2%,小学校6年生で92.1%,中学校2年生で83.6%,高校2年生で84.6%であった。
1
相関調査
質問5 次の中で,あなたが今までに家や学校
実態調査の調査項目に,今までに体験し
たことのある自然体験について問う質問が
で体験したことがあるものを全て選んでくだ
ある。この質問に対する回答から,今まで
さい。
に体験したことがある自然体験の種類数に
1 昆虫採集 2 魚つり 3 雪で遊ぶ
より調査対象の児童生徒を5つのグループ
4 木のぼり 5 林や森の中で遊ぶ
に分け,それぞれのグループの児童生徒が
6 海や川原で遊ぶ 7 草花を使って遊ぶ
「理科の好き嫌い」「1日の理科の勉強時
8 日の出や日の入りを見る 9 星の観察
間」「理科の勉強に自信があるか」などの
10 キャンプ 11 山に登る
調査項目についてどのように回答している
12 野鳥を見たり,声を聞く
か調べた。
(1) 自然体験を問う質問とグループ分け
図1 児童生徒の自然体験を聞く質問
図1は,今までに体験したことのある自
然体験を問う実態調査の調査項目(質問)
である。児童生徒は選択肢にある12個の自然体験の中から体験したことのあるものを全て選び番号
- 13 -
北海道
1
2
で回答する。
各学年とも,体験したことがある自然体
験の種類数が11または12個のものをAグル
ープ,9または10個のものをBグループ,
7または8個のものをCグループ,5また
は6個のものをDグループ,0~4個のも
のをEグループとしてグループ分けを行っ
た。それぞれのグループの人数・割合は表
2のとおりである。
(2) 理科の好き嫌い
「理科の好き嫌い」について,小学校4
年生(図2),小学校6年生においては「大
好き」と回答した割合にはっきりとした特
徴がみられ,種類数の多いAグループ側で
は理科が「大好き」な児童の割合が高く,
種類数の少ないEグループ側では低かっ
た。中学校2年生,高校2年生においては,
「大好き」と「好き」を合わせた割合には
っきりとした傾向がみられ,小学生と同様
にAグループ側でその割合が高く,Eグル
ープ側で低かった。また,小学校6年生~
高校2年生ついては,「大好き」と回答し
た割合がAグループで突出して高かった。
なお,紙面の関係で本稿では小学校4年生
のデータのみを示しているが,他学年につ
いては北海道立教育研究所附属理科教育セ
ンターのHP2)に掲載されているので参考
にされたい。
(3) 理科の勉強時間
「1日の理科の勉強時間」について,小
学校4年生(図3),小学校6年生におい
ては「しない」と回答した割合にはっきり
とした特徴がみられ,Aグループ側では「し
ない」と回答した児童の割合が低く,Eグ
ループ側では高かった。中学校2年生にお
いては,はっきりとした傾向はみられなか
ったが,グループ毎の平均勉強時間を計算
すると,Aグループの勉強時間が一番長く
なっていることがわかった。高校2年生に
おいては,「しない」と回答した生徒の割
合がいずれのグループでも圧倒的に高かっ
たが,全般的にAグループ側で勉強時間が
長く,Eグループ側で短い傾向がみられた。
表2 各グループの人数・割合
グループ
A
B
C
D
E
小4
小6
中2
高2
637人
595人
606人
644人
15.3%
14.3%
16.4%
23.6%
891人
951人
780人
699人
21.4%
22.9%
21.1%
25.7%
952人
1033人
891人
612人
22.8%
24.9%
24.1%
22.5%
903人
858人
718人
382人
21.6%
20.6%
19.4%
14.0%
789人
719人
706人
388人
18.9%
17.3%
19.1%
14.2%
A
大好き
B
好き
C
嫌い
D
大嫌い
E
0%
図2
20%
40%
60%
80%
100%
理科の好き嫌い(小4)
しない
A
1時間
未満
1~3
時間
3~5
時間
5時間
以上
B
C
D
E
0%
図3
20%
40%
60%
80%
100%
1日の理科の勉強時間(小4)
- 14 -
北海道
1
3
(4) 理科の勉強は楽しいと思うか
「理科の勉強は楽しいと思うか」という
A
質問に対して,小学校4年生(図4),小
強くそう
思う
学校6年生においては「強くそう思う」と
そう思う
B
回答した割合にはっきりとした特徴がみら
れ,Aグループ側では「強くそう思う」と
そう思わ
C
ない
回答した児童の割合が高く,Eグループ側
全くそう
D
では低かった。中学校2年生,高校2年生
思わない
においては,「強くそう思う」と「そう思
E
う」を合わせた割合にはっきりとした傾向
がみられ,小学生と同様にAグループ側で
0%
20%
40%
60%
80%
100%
その割合が高く,Eグループ側で低かった。
図4 理科の勉強は楽しいと思う(小4)
また,小学校6年生~高校2年生について
は,「強くそう思う」と回答した割合がA
グループで突出して高くなっており,「理科の好き嫌い」と同様な傾向がみられた。
(5) 理科の勉強は苦手だと思うか
「理科の勉強は苦手だと思うか」という
A
質問に対して,小学校4年生(図5),小
強くそう
思う
学校6年生においては「強くそう思う」と
そう思う
B
「そう思う」を合わせた割合にはっきりと
した傾向がみられ,Aグループ側では「強
そう思わ
C
ない
くそう思う」または「そう思う」と回答し
全くそう
D
た児童の割合が低く,Eグループ側では高
思わない
かった。中学校2年生においては,はっき
E
りとした傾向はみられなかったが,Aグル
ープにおいて,
「強くそう思う」または「そ
0%
20%
40%
60%
80%
100%
う思う」と回答した生徒の割合が他のグル
図5 理科の勉強は苦手だと思う(小4)
ープに比べはっきりと低かった。高校2年
生においては,全般的にAグループ側で「強
くそう思う」または「そう思う」と回答した生徒の割合が低かった。
(6) 理科の勉強に自信があると思うか
「理科の勉強に自信があると思うか」と
A
いう質問に対して,小学校4年生(図6),
強くそう
思う
小学校6年生においては「強くそう思う」
B
そう思う
と「そう思う」を合わせた割合にはっきり
とした傾向がみられ,Aグループ側では「強
そう思わ
C
ない
くそう思う」または「そう思う」と回答し
全くそう
D
た児童の割合が高く,Eグループ側では低
思わない
かった。中学校2年生においては,Aグル
E
ープで,「強くそう思う」または「そう思
う」と回答した生徒の割合が他のグループ
0%
20%
40%
60%
80%
100%
に比べて突出して高かったが,B~Eグル
図6 理科の勉強に自信があると思う(小4)
ープにかけてその変化はゆるやかだった。
高校2年生においては,全般的にAグルー
プ側が自信があり,Eグループ側で自信がない傾向がみられたが,他の学年ほどはっきりとした傾
- 15 -
北海道
1
4
向はみられなかった。これは,児童生徒が「試験で点数がとれる」ことを「理科の勉強に自信があ
る」ことの根拠のひとつにしているものと考えた場合,高校では,学校により試験の出題内容に差
があり,個々の学校で行われる試験の成績には高校全体の中での理科の実力が必ずしも反映されて
いないためであると考えられる。
(7) 将来,理科を使うことが含まれる仕事
がしたいと思うか
A
「将来,理科を使うことが含まれる仕事
強くそう
思う
がしたいと思うか」という質問に対しては,
そう思う
B
小学校4年生(図7)をはじめ,いずれの
学年においても,「強くそう思う」と「そ
そう思わ
C
ない
う思う」を合わせた割合にはっきりとした
全くそう
D
傾向がみられ,Aグループ側では「強くそ
思わない
う思う」または「そう思う」と回答した児
E
童生徒の割合が高く,Eグループ側では低
かった。
0%
20%
40%
60%
80%
100%
(8) 理科をしっかり勉強する理由
図7 理科を使う仕事をしたい(小4)
次の①~④の項目が「理科をしっかり勉
強する理由」として当てはまると思うか質
問した。図8はそれぞれについて,小学校4年生で当てはまると回答した割合を示したものである。
①理科を勉強すると日常生活に役立つ
小学校4年生(図8),小学校6年生においては,Aグループ側では「当てはまる」と回答した
児童の割合が高く,Eグループ側では低かった。中学校2年生,高校2年生においては,全般的に
体験したことがある自然体験の種類数が少なくなると「当てはまる」と回答した割合が減少する傾
向がみられたが,Eグループでは逆に増加していた。
②他の教科を勉強するために理科が必要だから
小学校4年生(図8)において,「当てはまる」と回答した児童の割合がAグループとEグルー
プで高かったが,その他の学年ではグループ間の差はほとんどみられなかった。また,小学校6年
生~高校2年生については,全体として学年が上がるほど「理科をしっかり勉強する理由」として
「他の教科を勉強するために理科が必要だから」と考えている児童生徒の割合が低かった。
③自分が行きたい高校や大学に入るために理科でよい成績をとる必要があるから
どの学年も概ねAグループ側では「当てはまる」と回答した児童生徒の割合が高く,Eグループ
側では低かったが,中学校2年生においては,A~Dグループの回答にほとんど差がみられないの
に対し,Eグループは低く,落ち込みが目立っていた。また,高校2年生においてもこれと同じ傾
向がみられ,B~Dグループの回答にはほとんど差がみられないのに対し,Eグループは低く,落
ち込みが目立っていた。
④将来,自分が望む仕事につくために理科でよい成績をとる必要があるから
小学校4年生(図8),小学校6年生においては,Aグループ側では「当てはまる」と回答した
児童の割合が高く,Eグループ側では低かった。
中学校2年生,高校2年生では,ばらつきはあるが,全般的傾向としてはAグループ側では「当
てはまる」と回答した生徒の割合が高く,Eグループ側では低かった。
2
分析のまとめ
これらの相関調査から,体験したことがある自然体験の種類数が多い児童生徒(Aグループ側)
は,自然体験の種類数が少ない児童生徒(Eグループ側)に比べて,「理科の好き嫌い」「理科の
勉強時間」「理科の勉強は楽しい」「理科の勉強に対して自信がある」「将来,理科を使う仕事をし
- 16 -
北海道
たい」の全ての項目で肯定的に回答した割
合が高く,逆に「理科の勉強に対する苦手
意識」は低いことがわかった。
また,「理科をしっかり勉強する理由」
についても,「②他の教科を勉強するため
に理科が必要だから」以外の「①理科を勉
強すると日常生活に役立つ」「③自分が行
きたい高校や大学に入るために理科でよい
成績をとる必要があるから」「④将来,自
分が望む仕事につくために理科でよい成績
をとる必要があるから」について,全般的
にAグループ側で「当てはまる」と答えた
割合が高く,自然体験の種類数の多い児童
生徒の方が日常生活における理科の有用性
や自らの進路実現のための理科の必要性を
認識している割合が高いことがわかった。
3
今後の方策
今回の分析から明らかなように,自然体
験の種類数の多い児童生徒は理科の学習に
対して前向きであり,積極性がうかがわれ
る。このことから,この調査で挙げた自然
体験に限らず,いろいろな体験(実験室で
の観察,実験などを含む)をすることが子
どもたちの興味関心を喚起し,学習に対す
るモチベーションを高めていると考えられ
る。
ところで,この調査で挙げた自然体験の
項目について,各グループ毎に体験した割
合を比べると,項目によっては,グループ
間で大きな差がみられることがわかった。
例えば,体験した割合が最も低かった「日
の出や日の入りを見る」については,小学
校4年生において,Aグループで91.4%で
あるのに対して,Eグループではわずか5.3
%であった(小学校4年生の平均は36.9
%)。高校2年生においても「日の出や日
の入りを見る」体験をしたことのある生徒
はAグループで92.9%であるのに対して,
Eグループではわずか5.7%であり(高校
2年生の平均は46.9%),学年が上がって
もほとんど変わっていなかった。このこと
は,Eグループ側の児童生徒は「体験が少
ないこと」によって理科に対する興味関心
が喚起されることがなく,そのために新た
- 17 -
1
5
日常生活に役立つ
A
B
C
D
E
0%
20%
40%
60%
80%
100%
80%
100%
他の教科を勉強するため
A
B
C
D
E
0%
20%
40%
60%
自分が行きたい高校や大学に入るため
A
B
C
D
E
0%
20%
40%
60%
80%
100%
将来、自分が望む仕事につくため
A
B
C
D
E
0%
図8
20%
40%
60%
80%
理科を勉強する理由(小4)
100%
北海道
1
6
な体験を求めようとしない負の連鎖に陥っている可能性を示唆している。
(1) 学校や地域における体験活動の拡充
このような問題を解決するためには,まず学校教育において観察,実験などの実施回数を増やし,
多くの体験を児童生徒に与えていくことが重要であるが,学校行事を利用して自然体験の機会を児
童生徒に与えていくことも有効であると思われる。
例えば,遠足において,野鳥の観察を取り入れたり,宿泊研修など宿泊を伴う行事においては,
夜に天体観察会を開いたり,朝早く起きて日の出を見る活動を行うなどである。PTA活動におい
ても,小学校を使った科学の祭典やおやじの会などによる科学イベントや自然体験活動が一部の学
校で行われているが,これらの活動をさらに広げていくことも問題解決の一助になるものと思われ
る。また,このように児童生徒の体験の機会を増やすに当たっては,PTAに支援を要請したり,
小学校においては理科支援員などの支援制度を積極的に活用するなどして,教員の負担が過度にな
らないようにすることも大切である。
地域においては,例えば,地域の自然観察会や学校の理科室などの施設を使った実験教室などを
今後充実させていくことが考えられる。現在,スポーツの好きな子どもたちに対しては,ほとんど
全ての地域に何らかのスポーツ少年団などがあり,次代を担う人材の育成に貢献しているが,理科
が好きな児童生徒に対しての手当は少ない。地域には専門家でなくても理科に興味をもっている人
材がおり,学校には理科室などの施設がある。これらを有効に活用し,子どもたちに多くの体験の
機会を与えていくことが次代を担う人材を育成する上で大切であると考える。また,そのために,
行政は地域に根ざしたネットワーク形成3)の支援を行い,活動の輪を広げていくことが求められる。
(2) 専門的指導者の養成
「星の観察」と「野鳥を見たり,声を聞く」については,小学校4年生~中学校2年生にかけて
「体験したことがある」と回答した割合が低くなっていく傾向がみられた。この傾向は以前の調査
でも同様にみられており,このような結果になるのは,児童生徒がどのような場合に「体験した」
ととらえるかが成長とともに変わっていくことが原因であると考えられる。例えば,ここに挙げた
2つの項目については,低学年時には「星を見た」
「野鳥の声を聞いた」というだけで「体験した」
ととらえているが,高学年時ではそのような個人的な漠然とした体験を通り越して「星座の名前が
わかるようになった」「野鳥の声と野鳥の名前が一致するようになった」など知性的な意味合いを
もった体験と知識の獲得をしてはじめて,「体験した」ととらえるように変化していくからである
と考えられる。
このように高学年時での自然体験を内容的に高め,児童生徒が体験したと実感できるものにする
には,専門的な指導者の援助が必要である。そのためには,教師の専門性を高めるとともに,地域
における専門的な指導者の養成や,現在の指導者が次代の指導者を継続的に育成していくシステム
の構築と効果的な運営が求められる。
学校においても,社会教育施設や各種NPOなどが主催する様々な自然体験を体験する活動や,
専門的な指導が受けられる機会についての情報を積極的に児童生徒に与え,参加しようという意欲
を高めていくこともこれらの問題を解決する上での糸口になるものと考えられる。
参考文献
1) 北海道立教育研究所附属理科教育センター 第4回本道の理科教育に関する実態調査
http://exp.ricen.hokkaido-c.ed.jp/tobira/htdocs/
2) 北海道立教育研究所附属理科教育センター 第4回本道の理科教育に関する実態調査のクロス
集計 http://exp.ricen.hokkaido-c.ed.jp/tobira/htdocs/
3) 科学技術振興機構 理科教育支援センター 理科教育支援検討タスクフォース才能教育分科会
報告書 科学技術イノベーションを支える卓越した才能を見出し,開花させるために pp.15-16
2010
- 18 -
岩手
3
1
研修講座における物理分野の指導について
-Wiiリモコンによる簡易電子黒板と
波面シミュレータを用いた物理の授業-
岩手県立総合教育センター
研修指導主事 村上
弘
1
はじめに
任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」のリモコンは、無線接続にBluetoothを利用し、高精度
な各種のセンサーを取り入れながらも安価な装置として市販されている。Web上では国内外
を問わず、この装置を利用したいろいろな取り組みがでなされている。web上で公開されて
いるソフトウェアと簡単に自作できる指示棒との組み合わせで実現できる簡易電子黒板と、
高校物理での活用例として自作ソフト「波面シミュレータ」を紹介する。
2.Wiiリモコン
Wiiリモコンの外観は右のように、いくつかの
ボタンと4つのLEDが確認できる。内部の装置と
しては、多様な動きをゲーム機本体に伝えるため
に、加速度センサー・ジャイロセンサー・赤外線
Wii リモコン
センサーなどを内蔵している。
このうち加速度センサーについては、データをパソコ
ンで解析し重力加速度を測定する試みがweb上で紹介されている。また、加速度センサーで
Wiiリモコンの傾きを検知して、マウスとしての使用例も紹介されている。ただし試してみ
るとかなりくせがあり、使いこなすためには練習が必要である。
一方、赤外線センサーは同時に4個の赤外線発光体を識別でき、物理実験での利用価値を
感じる。簡易電子黒板としての利用も、この機能に依っている。
3.Bluetooth(ブルートゥース)
Wiiリモコンは、ゲーム機本体との情報交換に、無線接続技術のひとつであ
るBluetoothを利用している。Bluetoothを内蔵したパソコンを使うか、端末を
取り付けることで、パソコンともに簡単にデータ通信が行える。Bluetoothの
端末は千円程度で購入でき、対応するマウスやキーボードなど、複数の周辺機
器を同時に利用できる。複数のWiiリモコンを接続することもできるが、ソフ
トがWiiリモコンの複数接続に対応していないと、正常に作動しなくなる。
Bluetooth 端末
4.Wiiリモコンを使う手順
(1) 1回だけ行う作業
①製品に付属の CD を使って BlueTooth 端末のドライバーをインストールする。
② タスクトレイのブルートゥースアイコン→
を右クリックして「新しい接続の
追加」を選択する。
「新しい接続の追加ウイザード」が起動するので、これに従い「エクスプレスモー
ド」で Wii リモコン検出させ、登録(ペアリング)する。
検出時には Wii リモコンの 「1」と「2」ボタンを同時に押す。
- 19 -
岩手
3
2
(2) Wiiリモコンを使うたびに行う作業(パソコンとWiiリモコンを接続する。)
① タスクトレイのブルートゥースアイコン
マネージャーを起動する。
をクリックして、BlueTooth
② 登録(ペアリング)済みの Nintendo RVL-CNT-01
を右クリックして「接続」を選択する。
→
③ 次のようなメッセージが表示される。↓
④ Wii リモコンの「1」と「2」ボタンを同時に押し、パソコン画面の「OK」をク
リック。
←4個の LED が点滅を繰
り返す。
パソコンと Wii リモコンが BlueTooth を介して接続されると、アイコ
ンが右のように変化する。
終了時にはアイコンを右クリックし、「切断」を選ぶ。
5.使用するソフト:WiimoteWhiteboard
http://www.cs.cmu.edu/~johnny/projects/wii/
カーネギーメロン大学のJohnny Lee氏が開発、公開しているソフトで、
WiiリモコンをBluetoothで接続した状態で動作する。(接続していないと警
告が表示され起動しない。)
起動すると右のようなウインドウが表示され、Wiiリモコンの乾電池の状
態も表示される。
「Calibrate Location」をクリックすると、スクリーン全面が白い画面にな
り、図のようなマークが画面左上に表示される。赤外線指示棒で
このマークをクリックしていくことで、次は画面右上、左下、右
下と、スクリーン全体の位置情報がパソコンに送られ、画面サイ
ズや傾きなどの情報が設定される。
- 20 -
岩手
3
3
6.簡易電子黒板
大型テレビやプロジェクターの画面と、Wiiリモコン、自作する赤外線指示棒を組み合わ
せて、簡易電子黒板とする際のイメージは次の通り。指示棒のスイッチを押すと、赤外線発
光ダイオードが点灯し、マウスの左クリックと同じ動作となる。
三脚に固定した Wii リモコン
先端部分のセンサが
赤外線指示棒の動きを監視。
LED 付き
指示棒
7.赤外線指示棒の製作
ポイント1:電源の電圧(乾電池の本数)によって、LEDの保護抵抗値が変わる。
ポイント2:赤外線LEDは、適正電圧が1.25V、電流は20mAのものを使用した。
(1)回路図
電池 3V
抵抗
1.25V
1.25V
0.02A
(2)乾電池2本の場合の抵抗値
使うのは「オームの法則」
乾電池の電圧
(
スイッチ
抵抗での電圧降下(I×R)
)= 0.02×R
- 21 -
LEDの電圧
+
1.25
岩手
3
4
(2)製作の概要
指示棒の先端部分は、簡単なプリント
基板に赤外線 LED と抵抗を取り付けた。
これを指示棒手元の、スイッチ・乾電
池につなぐ。
マイナスへ
プリント
基板
足の短い方が
マイナス側
電気抵抗
プラスへ
指示棒自体は、試作機では百円ショップの指示棒に組み込み、量産型ではアルミアン
グル(0.8mm×9mm×9mm×長さ 1820mm 200 円程度)を用いた。
手に持ってみて、
スイッチの位置を
決める。
スイッチの種類によって
取り付け方法を変更する。
「LED 光拡散キャップ」を取り付けることで直進性が
弱められ、LED が横を向いていても反応しやすくなる。
おもな使用部品
単価
赤外線LED 5mm 940nm 22mW/sr OSIR5113A (100 個入)
700 円
LED光拡散キャップ(5mm) [白](50 個入)
200 円
カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗)1/4W 24Ω(100本入)
200 円
タクトスイッチ(大)10個セット
300 円
電池ボックス 単4x2本用(プラスチック・リード線タイプ)
発泡スチロール球
50mm(50 個入):ナリカ
※電子部品の主な購入先は…秋月電子通商
- 22 -
50 円
2,730 円
http://akizukidenshi.com/
岩手
3
5
7.自作ソフト「波面シミュレータ」
(1) 概要
このソフトは、高校物理「波動」の授業での使用を想定して作成した。マウスの左クリックの
みで操作し、授業では「電子黒板」との組み合わせが、最も効果的である。
クリック位置の
座標を表示。
(2) 画面構成
何番目の波面かを
表示。
破線部分を拡大
波が伝わる速
さを示す。下
のスライダー
で変化させ
る。
波源を自動で動か
す際の波源の速さ。
スライダーで変化
させる。
波面の動きを止め、
そして再開させる。
左が起動画面で、左上の操作部分を拡大したものが右である。
このソフトは、波源から広がる波面を表示する際、同時に表示できる波面の数を最大 24 とし
てある。この数を多くしすぎると、パソコンによっては処理が追いつかないと考え、任意に決め
た値です。画面上のnは何番目の波面を描画しているかを表し、24 の次は1に戻ることとした。
この切り替わりの際、画面がいったんクリアされ、動きが不自然になってしまう。この部分は改
善が必要である。
(3) 操作1「波源から広がる波面」
画面上の任意の点をク
リックすると、そこを波
源とする波面が広がる。
同じ場所で何度かクリッ
クを繰り返せば図のよう
に、複数の同心円状の波
面を観察できる。
「RESET」
で、白紙の画面に戻る。
(4) 操作2「手動ドップラー効果」
画面上でマウスカーソルを移動させながらクリックす
ると、ドップラー効果の確認ができる。
波面の動きは「音速」部分の数値で決まるので、操作し
やすい速さになるようスライダーを動かして調整する。
「停止(再開)」ボタンで、波の動きを一時停止させた
り、動きを再開させたりすることができる。
- 23 -
岩手
3
6
(5) 操作3「手動ドップラー効果:横軸上の運動」
「横軸上移動」をクリックすることで、波源の運動を
横軸上に制限することができる。クリックした位置のy
座標(縦の位置)を無視し、x座標(横の位置)のみ反
映させる。
(6) 操作4「自動ドップラー効果」
「波源移動」をクリックすると、
「波源の速さ」に示さ
れた値に従って、波源が右向きに運動する。
「音速」とあ
わせ、2つの速さを調整することで、静止・逆向き、そ
して超音速の状態が観察できる。
(このモードが、一般的なドップラー効果のシミュレ
ーションソフトと同じ状態といえる。)
(7) 操作5「素元波の広がり」
円形の波面を表示して「停止」をクリックし、次に波面の円周上の何カ所かをクリックして新
たに複数の波源を配置する。その後「再開」をクリックすると、波面上の各点から広がる素元波
を再現できる。また、「横軸上移動」をクリックして「停止」し、横軸上に複数の波源を配置し
て「再開」すれば、平面波の素元波を観察できる。
(8) 開発環境
Microsoft 社 の Visual C# Express Edision を使用した。マイクロソフトの web サイトから
ダウンロードし、無料で利用できる。
- 24 -
岩手
3
7
8 終わりに
自分が授業をする中で、
「こんなことが出来たらいいのに…」と思っていたものを、
「Wiiリ
モコンを使った簡易電子黒板」との出会いをきっかけに、今回初めて C# で作ってみた。
はじめは、本当に些細なところでつまずいて遅々として進まず、現在の形になるまでおおむね
3日ほど要した。まだまだ改良の余地はあり、お使いいただいた皆様からのご意見もぜひ頂戴し、
改良を重ねたいと考えている。
Wii リモコンを使ってみるための情報入手先
http://www.kosaka-lab.com/tips/
http://johnnylee.net/projects/wii/
http://sysken.seesaa.net/article/73993761.html
参考文献:
「WiiRemote プログラミング」
・著者:白井 暁彦
小坂 崇之
くるくる研究室
木村 秀敬
→
共著
・定価:2940 円(本体 2800 円+税)
・B5 変
400 頁
・ISBN
978-4-274-06750-1
・発売日:2009/07
Wii リモコン 3,420 円(web 参考価格)
Bluetooth アダプタ 1,200 円程度
開発環境:Visual Studio 無料ダウンロード
電子部品 赤外線 LED と抵抗・スイッチ
- 25 -
群馬県
10
1
小学校第3学年「風やゴムのはたらき」における
科学的に思考し表現できる児童の育成
群馬県総合教育センター
指導主事 飯島 隆
1
はじめに
新学習指導要領における理科の改善の基本方針において、科学的な思考力・表現力を図る点
から、科学的な言葉や概念を使用して考えたり説明したりする学習活動の充実が示されている。
また、群馬県学校教育の指針では、科学的な思考力・表現力をはぐくむために観察・実験の結
果について、予想などを基に考察する活動の充実、科学的な言葉やモデルを活用して説明する
活動の充実などが挙げられている。これらは問題解決の過程の中で、基礎的・基本的な知識・
技能の確実な習得を図り、習得したことを表現するなどして活用することにより科学的な概念
の定着を図り、自然事象を科学的な見方や考え方でとらえることができるようにするものであ
る。
そこで、小学校第3学年理科指導において「くらべる」対象を明らかにして自分の考えをま
とめたり表したりする活動を学習過程に位置付けた。この「くらべる」活動は新学習指導要領
第3学年の目標に位置付けられている「比較する」能力をはぐくむ活動である。また「比較する」
能力は問題解決の中で、小学校の理科学習を通して、はぐくみたい能力の基盤となるものであ
る。例えば、目の前の自然事象同士を比較したり、目の前の自然事象と既有の概念(科学的な
概念や素朴概念)を比較したりすることで問題を見いだす。また、結果同士を比較して考察を
する。さらには、比較するためには揃える条件を考えるなど、第4学年以降に指導の重点とし
て示されている「関係付ける」能力、「条件を統一する」能力、「推論する」能力を身に付け
るためにも不可欠な能力である。
したがって、第3学年で「くらべる」活動を重点として学習過程に位置付け、自分の考えを
まとめたり表したりする活動を行うことを通して、科学的に思考し表現できる児童をはぐくむ
ことができると考えた。
2
研究のねらい
小学校第3学年理科において、「くらべる」対象を明らかにして自分の考えをもち表現する
活動を学習過程に位置付けることにより、科学的に思考し表現できる児童を育成できることを
実践を通して明らかにする。
3 研究の見通し
(1) 「感じる」過程において、目の前にある自然事象同士や、もっている概念と目の前の自然
事象を「くらべる」活動を行うことを通して、問題解決への見通しをもつことができるで
あろう。
(2) 「考える」過程において、「くらべる」対象を明らかにして自分の考えをまとめたり表し
たりする活動を通して、自分の考えを明確に表した予想を立てたり、考察をする中で自然
事象の変化の要因や規則性を見いだしたりすることができるであろう。
(3) 「実感する」過程において、「くらべる」対象を明らかにして自分の考えをまとめたり表
したりする活動を通して、自然事象の変化の要因や規則性の定着を図り科学的に思考し表
現できる力をはぐくむことができるであろう。
3 研究の内容
(1) 科学的に思考し表現できる児童について
科学的に思考し表現できる児童とは、未知の自然事象に出会ったときに、それまでに学んだ
ことや経験してきた事実を踏まえ、筋道立った自分の考えをもち言葉や文章で伝えていくこと
- 26 -
群馬県
10
2
ワークシートの工夫
事 象と の 出 会
わせ方の工夫
感じる
「 く ら べ る 」活 動
事 象 との 出 会
考える
- 27 -
わせ方の工夫
実感する
ができる児童である。たとえば、予想する場面では、学んできた自然事象の変化の要因や規則
性、生活の中で体験した事実を根拠として自分の考えをもち表現できる児童である。また、考
察する場面では、自分の予想と観察・実験結果を照らし合わせ、観察・実験結果に基づいた自
分の考えをもち筋道立てて表現できる児童である。
そのため、科学的に思考し表現する力をはぐくむには、まず、問題に対して見通しをもって
観察・実験を行い、得られた科学的なデータに基づいて考察すること、そして、考察して見い
だした自然事象の変化の要因や規則性など科学的な概念や言葉を使って表現できる場を十分に
確保していく必要がある。
(2) 「くらべる」活動を重点とした学習過程の工夫について
①「比較する」能力とは
「比較する・関係付ける・条件を統一する
表1 問題解決の能力にかかわる指導の重点(
)
・推論する」など問題解決の能力は一連の問
身に付けたい問題解決 身に付けるための
学年別指導の重点
題解決の過程(児童が自然事象に親しむ中で
の能力
活動
3年
4年
5年
6年
比較する
自然事象と自然事象
興味・関心をもち、そこから問題を見いだし、
を比較する
予想や仮説を基に観察・実験を行い、結果を
結果同士を比較する
関係付ける 目の前の自然事象と
整理し、相互に話し合う中で結論として科学
学んだことを結び付
ける
的な見方や考え方をもつという過程)の中で
条件を統一 変える条件は一つの
はぐくまれるものである。表1のように、新
する
みにする
推論する
学んだことを使って
学習指導要領でも各学年の目標において、指
予想する
導の重点としてはぐくみたい問題解決の能力
が示されている。理科の学び始めである第3学年では、「比較する」能力が指導の重点となっ
ている。これは、「比較する」能力が他の問題解決の能力の基盤となっているものであること
を意味している。そのため、第3学年で「比較する」能力をはぐくむことは、第4学年以降の
問題解決の能力を身に付ける上でも重要であると言える。
②「くらべる」活動を重点とした学習過程の工夫とは
「くらべる」活動を、何と何を比較するか、その対象を明らかにしながら各過程の思考の場
に位置付けていく。そして、「くらべる」という言葉をキーワードとすることにより思考し表
現する手がかりとする。具体的には「感じる」過程で友達の考えと比較したり自然事象同士を
比較したりする活動を行う。そこから「くらべる」観点での気付きを通して、見通しをもてる
ようにする。「考える」過程では、「くらべる」観点でとらえることができる比較対照の観察
・実験を取り入れることにより、自分の考えをもち表現できるようにする。「実感する」過程
では、相反する自然事象を「くらべる」観点で学んだことと生活やものづくりとの関連につい
て考え表現できるようにする。
また、「くらべる」対象を明らかにすることは、
予想したり考察したりする場面などで的確な考えを
かく・ 伝える
もつことに繋がる。例えば、予想する場面では、目
生活やものづくり
の前にある自然事象同士や、目の前にある自然事象
への活用
と既習の自然事象の変化の要因や規則性を結び付け
考
察
た自分の考えをもつことができる。考察する場面で
観察・ 実験
は、予想と結果を比較したり結果同士を比較したり
観察 ・実験 計画
予
想
するなど、予想や結果を踏まえた自分の考えをもつ
ことができる。このことにより自然事象の変化の要
問題解 決への
見通し
因や規則性を見いだすことができるようになる。さ
らに見いだしたことと生活やものづくりとの関連に
児 童 の 実態
・ 実 験 結果 か ら考 察 でき な い
・ 予 想 や考 察 につ い て自 分 の 考え を もて な い
ついて、自分の考えをもつことができるようになる。
そして、自分の考えを表現できるようにワークシ
図1 研究構想図
ートの予想や考察を比較して書くことができるよう
に工夫したり、キーワードを補ったりする。これらの工夫を通して、予想したり考察したりし
て明らかになったことを確かめ、見通しをもってその後の追究活動に取り組むことができるよ
うになる。
群馬県
10
3
このような単元を通して「くらべる」活動を行う中で、「くらべる」能力をはぐくみながら
自然事象の変化の要因や規則性など科学的な概念の形成と定着が図られ、科学的に思考し表現
できる力をはぐくむことができると考える。
4 研究の結果と考察
(1) 〔感じる過程〕「くらべる」活動から問題解決への見通しをもつことの有効性について
① 結果
単元導入時に自然事象同士を「くらべる」観点をもてるように、ウインドカーやゴムカーを
友達や教師と一緒に走らせたり、「あの線まで行かせよう」と投げ掛けたりしながら試行した。
この活動の中で、「僕の方が○○ちゃんより遠くへ行ったよ」「息よりうちわで扇いだ方が速
いよ」などの児童のつぶやきや、「扇風機で動かすとどうなるのかな」「ゴムののばし方によっ
て車の動く速さが違う」「ゴムののばし方を変えると速さが違うみたい」などのワークシートの
記述が見られた。これらの気付きや疑問を交流することによって、図2「学級児童の見通し」の
ように見通しをもつことができた。
② 考察
試行活動での、児童の気付きや疑問は「自分と友達
ゴムカーを遠くまで走らせるには
の車」、「息とうちわ」、「息(うちわ)と扇風機」とい
うように比較する対象を考えていることが分かる。
ゴムを強く引く
このことから、試行活動は、「くらべる」観点をもつ
ゴムの数を増や
ことのできる活動であると言える。 また、図2「学
す
強いゴムを使う
級児童の見通し」のように、ウインドカー、ゴムカー
共に風の強さやゴムの強さに着目した見通しをもつ
長いゴムを使う
ことができた。これらは、問題解決に繋がる適切な
その他
見通しである。このことから、友達と一緒にウイン
未記入
ドカーやゴムカーを走らせる活動の中で「くらべる」
観点をもてるようにしたことは、問題解決に繋がる
見通しをもつことに有効であったことが分かる。
図2 学級児童の見通し
表2 抽出児童の見通し
抽出児童A
抽出児童B
ウインドカーの見
通し
ゴムカーの見通し
見通しについての
見取り
風やゴムの強さに着目できてい
風やゴムの強さを変化させるこ
ない。そこでAに「どんな風か」、 とに着目できており、試行活動の
「台やゴムカー自体は変えないで 中で気付きや疑問を基に問題解決
遠くまで行かせるには?」と問い への適切な見通しをもつことがで
掛 け る と 「 強 い 風 」 、「 ゴ ム を 多 きている。
く す る 」と 答 え る こと が でき た 。
このことから、問題解決への見通
しをもつことができた。
(2) 〔考える過程〕「くらべる」観点で自分の考えをまとめたり表したりする活動の有効性
について
① 第一次「風の力を調べよう」について
- 28 -
群馬県
10
4
ア 結果
「感じる」過程で児童が気付いた「くらべ
る」という観点でとらえた見通しを発表し
共有する場を設けることにより、
「くらべる」
図3 風の力の予想
対象を明らかにした。また、ワークシート
は「くらべる」対象を明らかにして自分の
考え(予想)を記述できるようにした(図
3)。その結果、92%の児童は風の強さに着
図4 風の力の実験計画
目した予想を立てることができた。また、
実験計画ではウインドカーの図に児童自身
の考えを基に風の強さの違いをかき表せる
ようにした(図4)。考察では、児童自身が
立てた予想と照らし合わせることにより「く
らべる」ことを明らかにしながら実験結果
図5 風の力の考察
を踏まえた考察を行うことができるように
した(図5)。また、児童が理科の学び始め
の第3学年であることに配慮し、風の力と
物の動きとの関係を複数の事象からとらえ
させる必要があると考えた。そこで、図6
のような風の力でプロペラを回す風力計(風
の力の違いによって発光ダイオードの点灯
する数が変わる物)や図7のような風の力
図6 風力計
図7 ウインドクレーン
でプロペラの軸が回転し物を持ち上げるウ
インドクレーンを動かしながら、風とそれらの動きについて意見交流をした。そして、実験結
果(風が強いほどウインドカーは遠くまで走る)とこれらの活動(風が強いほどプロペラが速
く回ったりおもりを持ち上げる力が強くなったりする)を併せて考えたことにより96%の児童
が風の力と物の動きとの関係(風が強いほど物を動かす力が強い)をとらえることができた。
イ 考察
「くらべる」観点をもたせ、ワークシートに記入できるようにしたことにより、表3「抽出
児童の追究」のように、ほとんどの児童が「くらべる」対象をとらえて自分の考えを明確に表
した予想を立てたり、考察において、風の力と物の動きとの関係を見いだすことができた。こ
のことから、「くらべる」活動の有効性を確かめることができたと考える。
表3 抽出児童の追究(風の力と物の動きとの関係)
抽出児童A
抽出児童B
予 想
実験計画
結
果
考
察
追究についての見
取り
予想では「くらべる」ことをキ
ーワードとしたことにより「くら
べる」対象を明らかにした自分の
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予想では「くらべる」ことをキ
ーワーとしたことにより「くらべ
る」対象を明らかにした自分の考
群馬県
考えを書いている。実験計画では
風の強さの違いを線の濃さの違い
で表そうとしており、
「くらべる」
ことを意識していることが分か
る。実験結果では単位の不足が見
られたため、第二次では結果の表
し方を指導した。考察では予想と
結果との照らし合わせから考察を
書くことができている。
10
5
えを書いている。また、考察では
予想にはなかった風という言葉を
使い、より分かりやすい表現とな
っている。考察する段階で予想と
照らし合わせた際に表現を工夫し
たことが分かる。実験計画では風
の強さの違いを線の濃さと本数の
違いで表現しようとしており、
「く
らべる」ことを意識していること
が分かる。
②第二次「ゴムの力を調べよう」について
ア 結果
予想 を 立 てる 場面 で は 、第 一 次の 経 験を 生 か すこ と
ができるため、キーワード「くらべる」という言葉 を
除いたワークシートを使用した。第二次では児童の も
った見通しによって実験方法が異なるため、予想も 異
なったものとなる。実際の授業では、「ゴムを引く長さ
図8 手ごたえを確かめる様子
を変える」「ゴムの本数を変える」を児童が実験方法と
して挙げた。それらに対する予想では92%の児童が「く
らべる」対象をとらえて、ゴムの強さに着目した予想
を立てることができた。考察する場面では、実験結果
が 「 ゴ ム を 長 く 引 く 方 が 遠 く ま で走 る 」、「 ゴ ム の数 が
多い方が遠くまで走る」となる。そこで、輪ゴム1本の
図9 戻り車
引く長さを変えたときの手ごたえや輪ゴムの数を変え
て同じ距離を引くときの手ごたえを、体感を通して「くらべる」ことにより、ゴムの元に戻ろ
うとする力に着目できるようにした(図8)。この活動により、考察において、96%の児童が
「くらべる」ことを明らかにすると共に実験結果を踏まえて、ゴムの元に戻ろうとする力と物
の動きとの関係(ゴムの元に戻ろうとする力が強いほど物を動かす力が強い)を見いだすこと
ができた。また、この実験ではゴムの伸びによる元に戻ろうとする力をとらえることができる
が、ゴムのねじれによる元に戻ろうとする力をとらえることができない。そこで、図9のよう
なゴムのねじれによって戻ってくる戻り車のおもちゃを提示することにより、ゴムはねじれて
も元に戻ろうとする力があることをとらえられるようにした。
イ 考察
ワークシートでは、第一次と比較して支援となるキーワード「くらべる」という言葉を除い
たが、表4「抽出児童の追究」のように、多くの子どもたちが「くらべる」対象をとらえて自分
の考えを明確に表した予想を立てたり、ゴムの力と物の動きとの関係を関連付ける考察をする
ことができたと言える。このことから「くらべる」活動の有効性を確かめることができたと考
える。
表4 抽出児童の追究(ゴムの力と物の動きとの関係)
抽出児童A
抽出児童B
予 想
実験計画
結
果
- 30 -
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考
10
6
察
追究についての見
取り
第一次の経験を生かして「くら
第一次の経験を生かして「くら
べる」対象をとらえて自分の考え べる」対象をとらえて自分の考え
を明確に表した予想をしている。 を明確に表した予想をしている。
実験結果では単位も書くことがで 考察では、Aと同様、実験結果を
きている。考察では、ゴムの元に 踏まえて、ゴムの元に戻ろうとす
戻ろうとする力と物の動きとの関 る力と物の動きとの関係を見いだ
係を見いだすことができている。 すことができている。
③「児童が考察すること」の変容について
ア 結果
「くらべる」活動を重点とした学習過程により、第一次、第二次共に96%の児童が「くらべ
る」対象をとらえて自分の考えを明確に表した予想を立てると共に、考察では風やゴムの力と
物の動きとの関係を見いだすことができた。また、実験計画や結果において、「くらべる」観
点をもって差異点を見付けようとしていた。
イ 考察
考察に関して学習前に実態調査を行った結果は図10の通りであった。
「観察・実験の結果から分かることを書くことができるか」の問いに対して、「いつも書け
る・だいたい書ける」と回答した児童が83%であった。それに対し、児童の実態を踏まえて「く
らべる」観点で自分の考えをまとめたり表したりする
活動を行ったことにより、ほとんどの児童は実験結果
を踏まえて、自然事象の変化の要因や規則性である風
やゴムの力と物の動きとの関係を関連付けて考察でき
た と 考 え ら れ る 。 ま た 、「 く ら べ る 」 を キ ー ワ ー ド と
することにより考察を書き表すなど、自分の考えをも
ち表現できたことが分かる。
よって対象を明らかにして「くらべる」活動を行っ
たことは、児童が思考し表現するための支援となり、
図10 考察に関する実態調査
考察する中で自然事象の変化の要因や規則性を見いだ
すために有効であったと考える。
(3) 実感する過程〕生活やものづくりについて「くらべる」観点で自分の考えをまとめたり
表したりすることの有効性について
①結果
本単元では、「実感する」過程において学習した風やゴムの力と物の動きとの関係を活かし
たものづくりを行った。児童は「感じる」、「考える」過程で使用したウインドカーやゴムカ
ーを工夫したり、教師が例示したゴム風船カーやプロペラカーを参考にしたりして、自分の思
いに沿って試行しながら設計図をかき製作した。そして、風やゴムの力がどのように活かされ
自分の製作物が動くのかを考え、ワークシートに記述し友達と伝え合った。その際、ゴム風船
カーとプロペラカーについては伸びたゴムやねじれたゴムが風を起こすというゴムと風の力が
複合して動くため、風やゴムの力とそれらの動きとの関係を十分にとらえられないであろうと
考えた。そこで、ゴム風船カーとゴム風船の代わりに伸縮性のないポリエチレン袋をつけた動
かない車、プロペラカーとプロペラを短く切って風を起こさないよう工夫した動かない車、そ
れぞれの動きを「くらべる」ことにより、風やゴムの力と物の動きとの関係が製作物にどのよ
うに活かされているかを書き表した。その結果、81%の児童が風やゴムの力と自分の製作物の
動く仕組みを関係付けて考え、書き表すことができた。
② 考察
単元の終末であるため、ワークシートにヒントとなる言葉を補わなかったが、表5「抽出児
童の様子」のように、多くの児童が学習した風やゴムの力と物の動きとの関係を想起しながら
結果から分かること を書く こと ができるか
人 16
14
12
10
8
6
4
2
0
いつ
も書
- 31 -
ける
だい
たい
書け
ほと
る
んど 書
書け
けな
い
ない
群馬県
10
7
自分の製作物の動く仕組みについて自分の考えをもち表現しようとしていることが分かる。こ
のことから、単元を通して「くらべる」という観点をもたせ、それに沿った活動を行ったこと
を通して、比較することから自然事象をとらえ、学習して得た知識を踏まえた確かな自分の考
えをもち表現できる力がはぐくまれてきたと考える。
表5 抽出児童の様子
抽出児童A
抽出児童B
製作物
ものづくりについ
ての説明
抽出児童について
学習した風やゴムの力と物の動
きとの関係を踏まえてゴム風船カ
ーの動きについて、自分の考えを
もち表現している。
学習した風やゴムの力と物の動
きとの関係を踏まえてゴム風船カ
ーの動きについて、筋道立てた自
分の考えをもち表現している。
(4) 単元を通した考察
単元の学習後に実態調査を行った。「細い輪ゴムと
表6 学習後実態調査の児童の考え
太い輪ゴムで、どちらがゴムカーを遠くまで走ら
同じ長さに引っ張って走らせる。そして、
その記録を測る。
せることができるかを調べるためにはどのように
一つの車には太い輪ゴム。もう一つの車
実験したらよいか」の問いに対して表6のような回
には細い輪ゴムを付けて実験する。
答があった。いずれも比較して調べることを前提
実験カーでゴムを付けて同じくらい引い
て走らせ巻き尺で測る。
とした自分の考えをもっていることが分かる。こ
細い輪ゴムと太い輪ゴムでくらべる。
のことから、自然事象を「くらべる」という観点
太いゴムと細いゴムを順番に付けて実験
をする。
でとらえようとしており、比較して調べる力がは
ぐくまれてきていると考えられる。
また、この調査において、学習した「風やゴム
は物を動かす力があり、風が強いほどまたはゴムの元に戻ろうとする力が強いほど、物を動か
す力が強い」という風やゴムの力と物の動きとの関係について調査したところ、風の力と物の
動きとの関係については83%、ゴムの力と物の動きとの関係については88%の児童が、見いだ
した風やゴムの力と物の動きとの関係をとらえていることが分かった。これは、学習過程を通
して「くらべる」という一貫した観点をもって自分の考えをまとめたり表したりしてきたこと
により、児童が風やゴムの力と物の動きとの関係をとらえることができたと考えられる。また
「実感する」過程でものづくりを行い、製作物について「くらべる」ことを観点として自分の
考えをもち表現してきたことにより、風やゴムの力と物の動きとの関係が分かったと考えられ
る。
さらに、「風で枝がゆれるのはなぜでしょう」の問いに対して80%の児童が「風は枝をゆら
す力がある」と回答している。また、そのうちの74%の児童は「風は枝をゆらす力があり、風
が強いほど枝をゆらす力は強い」と答えている。本単元で学習した風の力と物の動きとの関係
と身の回りの自然事象を関連させて思考し表現しようとしていることが分かる。
以上のことから、「くらべる」活動を重点とした学習過程を工夫したことにより、第3学年
指導の重点である「比較する」能力がはぐくまれると共に、風やゴムの力と物の動きとの関係の
定着が図られ、風やゴムにかかわる身の回りの自然事象を、それらと関連させて思考し表現す
る力がはぐくまれてきていることが分かる。
5 研究のまとめ
(1) 成果
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10
8
○「感じる」過程の試行活動の中で目の前の自然事象同士を「くらべる」活動を行ったことに
より、追究する問題を見いだし、解決への見通しをもつことができた。
○「考える」過程では「くらべる」対象を明らかにしたことにより、自分の考えを明確に表し
た予想を立てることができた。また、考察では、予想を振り返ると共に、結果を根拠とした
自分の考えをもち、自然事象の変化の要因や規則性を見いだす考察をすることができた。
○「考える」過程では「くらべる」対象を明らかにして記述できるようにワークシートを工夫
したことにより、もった自分の考えを書き表すことができた。また、児童に共通の「くらべ
る」観点をもたせたことにより、友達の考えを的確にとらえて、自分の考えと友達の考えの
共通点や差異点ついて、伝え合いをすることができた。
○「実感する」過程では相反する自然事象について「くらべる」活動を行ったことにより、学
んだ自然事象の変化の要因や規則性と関連させた自分の考えをもち表現することができた。
また、その中で自然事象の変化の要因や規則性など科学的な概念の定着が促された。
○単元を通して「くらべる」活動を行ったことにより、「くらべる」観点で自然事象をとらえ
ることができるようになった。
(2) 課題
○授業実践を繰り返す中で、自然事象を「くらべる」観点からとらえさせていき、比較して考
える力の高まりを検証していく必要がある。
○考察では、自然事象の変化の要因や規則性など科学的な概念を自ら見いだすことはできてい
ない。そのため、話し合う場面で友達の予想や考察などを聞くときの視点をもてるよう研究
をしていく必要がある。
○「比較する」能力と、「関係付ける」能力、「条件を統一する」能力、「推論する」能力との
関連を図っていく必要がある。
<参考文献>
・角屋 重樹・石井
8)
雅彦
著
『小学校学習指導要領の解説と展開
- 33 -
理科編』教育出版(200
富山県
19
1
圧電素子を用いた音速の測定実験
-高校理数科等における生徒実習用教材の開発-
富山県総合教育センター
研究主事
Ⅰ
木 下
正 博
はじめに
富山県総合教育センターでは、県内の県立高等学校の理数科、普通科自然科学コース、
看 護 科 を 対 象 に 、 理 科 に 関 す る 生 徒 実 習 を 実 施 し て い る 。 平 成 23年 度 は 理 数 科 が 4 校 、 普
通科自然科学コースが2校、看護科が1校参加した。概要は以下のとおりである。
目
的
学 校 で は 実 施 し に く い 観 察 ・実 験 を 経 験 す る こ と に よ り 、 高 等 学 校 で の
学習内容の理解を深める。
実習内容
物 理 実 験 、化 学 実 験 、生 物 実 験 、地 学 実 験 か ら 2 講 座 を 選 択 し 学 習 す る 。
ただし、看護科は2日間に分けて全講座を学習する。
期
日
6月~7月の1日(看護科は2日間)
会
場
富山県総合教育センター(各実験室)
指 導 者
Ⅱ
富山県総合教育センター科学情報部等所員
物理講座の取り組み
物 理 講 座 に お い て は 、 平 成 25年 度 か ら 実 施 さ れ る 新 学 習 指 導 要 領 ( 理 科 、 数 学 に お い て
は H24か ら 先 行 実 施 ) を 踏 ま え 、 平 成 21年 度 よ り そ の 内 容 を 大 き く 改 訂 し た 。 新 学 習 指 導
要領の要点には、探究的な学習活動の充実、日常生活や社会との関連性重視、等が盛り込
まれている。また、物理量の測定と取り扱いとして、測定誤差や精度、有効数字などにつ
いて考慮することが述べられている。そこで、物理講座では授業における演示・生徒実験
を踏まえ、実習内容を構築した。実習(実験)の内容と留意点を以下に示す。
実習①:音速の測定
留意点:空気及び様々な気体中における音速を求め、分子量との関係を考察する。
実習②:振り子を使った重力加速度の測定
留意点:実験の精度(有効数字4桁を確保)を高める工夫について考える。
実習③:CDとDVDのトラックピッチの測定
留意点:日常生活と物理現象を関連付け、目に見えないものを精密に測定する。
実 習 ② 、 ③ に つ い て は 、 平 成 21年 度 所 長 協 物 理 分 科 会 (第 47回 )に て 発 表 し た 。 そ こ で 、
今回は実習①の内容について紹介する。
- 34 -
富山県
Ⅲ
19
2
圧電素子を用いた音速の測定
塩 ビ パ イ プ の 一 端 に 圧 電 素 子 (圧 電 ス ピ ー カ ー を マ イ ク 代 わ り に 使 用 )を 取 り 付 け 、 塩 ビ
パイプの中を伝わる音の速さを測定する。さらに、塩ビパイプの中に様々な気体を封入す
る こ と で 、空 気 以 外 の 音 速 を 測 定 し 、分 子 量 と 音 速 の 関 係 や 振 動 の 様 子 に つ い て 考 察 す る 。
1 目的
パソコンと塩ビパイプ製の音速測定装置を用いて様々な気体中の音速を測定する。
2 準備
・定規(1m)
・音速測定装置(塩ビパイプ製)
・気体(空気、二酸化炭素、ヘリウム、ブタンガス)
・温度計
・ 物 差 し (100cm)
・パソコン
※
・振駆郎 (フリーのソフトウェア)
※
振駆郎:パソコンで作動する簡易型のオシロスコープ。画面上で波形が観測でき、
振 動 数 や 時 間 が 計 測 で き る 。「 理 科 ね っ と わ ー く 」 よ り ダ ウ ン ロ ー ド 可 能 。
http://www.rikanet.jst.go.jp/
3 音速測定装置の製作
音速測定装置を図1に示す。
(図1)音速測定装置
[材料]
・ 内 径 25mmの 塩 ビ パ イ プ ( 外 径 φ 32mm、 1 m 程 度 ) 1 本
・ 圧 電 素 子 ( 圧 電 ス ピ ー カ ー 、 φ 27mm) 1 個
※ 単 体 で 100円 程 度 、 プ ラ ス チ ッ ク カ バ ー 付 き で 200円 程 度
・ ビ ニ ル チ ュ ー ブ ( φ 6.5mm、 長 さ 10cm程 度 ) 2 本
※実験用気体ボンベに付属しているストローが挿入できる太さ
・ 厚 さ 1 mm程 度 の 塩 ビ シ ー ト (φ 30mmの 円 形 に 切 り 取 る × 2 枚 )
・両面テープ
・ダブルクリップ2個
・接着剤
・ビニルテープ
① 塩ビパイプを1m程度に切断し、切断面をなめらかにする。
※実験で塩ビパイプの長さを測定するため、1mより少し短く切断するとよい。
② 端 か ら 2 cm程 度 の 位 置 に ガ ス を 封 入 す る た め の 直 径 6 mmの 穴 を 空 け る 。
③ 塩ビパイプの内壁についた切りくずを除去する。
- 35 -
富山県
19
3
④ 両 端 に 厚 さ 1 mm 程 度 の 塩 ビ シ ー ト を 接 着 剤 で 貼 り 付
け る ( 図 2 )。
⑤ 両 端 の 直 径 6 mmの 穴 に 、 直 径 6.5mmの ビ ニ ル チ ュ ー ブ
塩ビシート
(長 さ 10cm程 度 )を 差 し 込 み 、接 着 剤 で 固 定 す る (図 2 )。
ビニルチューブ
(図2)
⑥ パ イ プ の 片 方 に 圧 電 素 子 を 両 面 テ ー プ で 接 着 す る (図 3 )。
圧電素子
(圧電スピーカー)
圧電素子を両面テープで接着
(図3)圧電素子の接着
4 実験方法
① 音 速 測 定 装 置 に 気 体 を 充 填 す る ( 空 気 の 場 合 は そ の ま ま )。
片 方 に ビ ニ ル 袋 を 取 り 付 け る と 充 填 量 が よ く 分 か る ( 図 4 )。
( パ イ プ 内 の 体 積 は 490cm 3 程 度 )
② 充填が完了したらビニルチューブを
折 り 曲 げ 、ダ ブ ル ク リ ッ プ で と め る 。
(図5)
(図4)気体の充填とビニル袋の取り付け
(図5)
③ 音 速 測 定 装 置 の 長 さ L [m]( 塩 ビ パ イ プ 部 分 の 長 さ ) を 測 定 す る ( 図 6 )。
L[m]
(図6)パイプ長の測定
④ 圧 電 素 子 の 端 子 と パ ソ コ ン の マ イ ク 端 子 ( + - の 極 性 は な い ) を 接 続 す る ( 図 7 )。
(図7)圧電素子とマイク端子の接続
- 36 -
富山県
19
4
⑤ 「 振 駆 郎 」 を 起 動 さ せ 、 音 の 信 号 が 入 力 で き る か 確 認 す る ( 図 8 )。
※「振駆郎」の操作については以下を参照
(図8)振駆郎の画面と実験の様子
・録音をクリックし、音の信号を入力する。
・例として図のような波形が得られた場合、必要な範囲の時間はマウスでドラッグする
ことにより、画面に範囲内の時間が表示される。
⑥ 「振駆郎」を録音状態に設定し、音速測定装置の片方(塩ビシート)を指先で叩く。
塩 ビ シ ー ト は 何 度 か 叩 き 、 多 く の 波 形 を 記 録 す る ( 図 9 )。
叩く
圧電素子
(図9)実験の様子
⑦ 音はパイプ内で反射を繰り返し、その様子が圧電素子によって記録される。
以 下 に 各 気 体 の 様 子 を 示 す ( 図 10)。
ヘリウム
空
気
音がパイプ内を往復する時間
二酸化炭素
ブタンガス
( 図 10) 各 気 体 に お け る 実 験 結 果
- 37 -
富山県
19
5
⑧ 波 形 の ピ ー ク の 間 の 時 間 ( 音 が 一 往 復 す る 時 間 t [秒 ]) を 測 定 し 、 パ イ プ の 長 さ L [m]
か ら 音 速 V [m/秒 ]を 計 算 す る 。
⑨ 「振駆郎」の再生機能を用いて、各気体での音を聞いてみる。
※ 音 の 高 さ (振 動 数 ) f m [Hz]は 、 パ イ プ 内 で の 音 速 V [m/秒 ]、 パ イ プ の 長 さ L [m]と す る
と 、 両 端 が 閉 管 の 場 合 、 f m = m V / 2 L ( m =1、2、3、・・・) と な る 。 こ の こ と か ら 、
パイプ内の気体の種類によって音の高さが異なって聞こえる。
5 実験結果の例
実 験 結 果 の 例 を 表 1 に 、 グ ラ フ を 図 11に 示 す 。
( 表 1 )各 気 体 に お け る 実 験 結 果( 塩 ビ パ イ プ の 長 さ : 0.989m 、気 温 : 20.0℃ )
気
体
分子量M
音 速 V [m/秒 ]
※1
誤 差 [% ]
振 動 数 f1
( f 2 )[Hz]
おおよそ
の音程 ※2
実験値
理論値
4.003
850.8
1001
15 ※ 3
430(860)
ソ♯
28.966 ※4
346.8
343.5
1.0
175(350)
ファ
二 酸 化 炭 素 (CO 2 )
44.01
281.5
275.3
2.2
142(284)
ド♯
ブタンガス(C 4 H 10) ※ 5
58.12
212.2
215.4
1.5
107(214)
ラ
ヘ リ ウ ム (He)
空
※1
※2
※3
※4
※5
気
気 体 中 の 音 速 V [m/秒 ]の 理 論 値 は 理 科 年 表 (理 論 式 )を 参 照 し 算 出 し た 。
聞 い た と き の 音 程 は 、音 楽 教 員 に 協 力 を い た だ い た( 音 程 と f 2 は お お よ そ 一 致 す る )。
Heは 分 子 量 が 小 さ い た め 、 少 量 の 空 気 が 混 在 し 音 速 が 遅 く な っ た と 考 え ら れ る 。
空 気 は 平 均 分 子 量 (N 2 約 78%、 O 2 約 21%、 そ の 他 CO 2 約 0.03%、 Ar約 0.9%の 混 合 物 )
ブタンガスの音速については理科年表に値がないため後述の理論式より算出した。
◆は実験値
*は理論値
V
[m/秒]
M
( 図 11) 分 子 量 と 音 速 の 関 係
- 38 -
富山県
19
6
実験結果より、分子量と音速、音の高さの関係について以下のことが分かる。
・分子量
・音
速
・音の高さ
(大 )
ブタン
>
二酸化炭素
>
空気
>
ヘリウム
(小 )
(遅 い )
ブタン
<
二酸化炭素
<
空気
<
ヘリウム
(速 い )
(低 )
ブタン
<
二酸化炭素
<
空気
<
ヘリウム
(高 )
6 音速の理論値について
(1) 気 体 中 の 音 速 V [m/秒 ]の 理 論 式 ( 理 科 年 表 よ り )
tは気温[℃]
・ ヘ リ ウ ム (He)
V = 970
+ 1.55× t ( 室 温 20℃ の 場 合 : 1001 m/s)
・空気
V = 331.5+ 0.6 × t ( 室 温 20℃ の 場 合 : 343.5m/s)
・ 二 酸 化 炭 素 (CO 2 )
V = 258.0+ 0.87× t ( 室 温 20℃ の 場 合 : 275.4m/s)
・ ブ タ ン ガ ス (C 4H 10)
V = 207.9+ 0.38× t ( 室 温 20℃ の 場 合 : 215.5m/s)
※ブタンガスの音速については理科年表に値がないため後述の理論より算出した。
(2) 音 速 の 理 論 に 関 す る 概 要 ( 理 論 式 と 理 科 年 表 の 値 に は 若 干 の 差 異 が 生 じ る )
気体を理想気体とみなし、音波が伝わる際の気体の体積変化を断熱変化とすると、
温 度 t [℃ ]に お け る 音 速 V [m/秒 ]は 、 式 (a)と な る 。
γ :比熱比
V=
γR
M
(273.15+ t )
・・・ (a)
M :分子量
分子量M
ヘ リ ウ ム (He)
R :気体定数
比熱比γ
4.003
1.666
空気
28.966
1.403
二 酸 化 炭 素 (CO 2 )
44.01
1.294
ブ タ ン ガ ス (C 4H 10 )
58.12
1.106
※比熱比γ
気 体 の 定 圧 比 熱 と 定 積 比 熱 の 比 。 定 圧 比 熱 を Cp 、 定 積 比 熱 を Cv と す る と 、
比 熱 比 γ は 、 γ = Cp/Cv と 表 さ れ る 。
理 想 気 体 の 場 合 、 単 原 子 分 子 は γ = 5/3、 二 原 子 分 子 は γ = 7/5と な る 。
以上のことから、音速Vは気温が一定の場合、分子量Mの平方根に反比例することが
分かる。ただし、各気体によって比熱比が異なるため、グラフは正確に反比例のグラフ
とはならない。
(参考文献)
・ 村 田 憲 治 、 空 気 中 の 音 速 測 定 、 岐 阜 物 理 サ ー ク ル ニ ュ ー ス No.249、 2008.12.20
http://physics.atnifty.com/pdf/20081117.pdf
・ 岡 野 道 也 、 笛 を 用 い た 気 体 中 の 音 速 と 温 度 変 化 の 研 究 、 平 成 13年 度 (第 33回 )東 レ 理 科 教 育 賞 佳 作
- 39 -
富山県
19
7
Ⅳ 学習指導における教育上の効果
受講した生徒は2年生が主であったため、生徒実習を実施した6月~7月はまだ、授業
で音の学習が行われていない状況であった。中学では身近な自然現象として、音の性質に
ついて、おおよその値は学習している。
そこで、実習ではまず、音の速さに興味を持ってもらうため、音速の測定実験の歴史か
ら 学 習 を 進 め た 。 以 下 に 実 習 テ キ ス ト (抜 粋 )を 示 す 。
(実習テキストより抜粋)
(1) 音 速 の 測 定 実 験 の 歴 史
初 め て 音 速 の 測 定 実 験 を 科 学 的 に 行 っ の は 、 メ ル セ ン ヌ ( フ ラ ン ス 、 1588~ 1648) や 、
ガ ッ サ ン デ ィ ( フ ラ ン ス 、 1592~ 1655) で あ る 。 ガ ッ サ ン デ ィ は 1634年 に ピ ス ト ル や 大 砲
の発射閃光と発射音との時間差から音速を導きだした。その後、ケンブリッジ大学・トリ
ニ テ ィ ー ・ カ レ ッ ジ の 教 授 で あ っ た ニ ュ ー ト ン ( イ ギ リ ス 、 1642~ 1727) は 、 大 学 の 回 廊
で 音 速 測 定 の 実 験 を 行 い 、 1686年 に は 音 速 を 解 析 的 に 求 め る 試 み を し て い る 。
初 め て 正 確 な 音 速 測 定 を 行 っ た の は 1768年 頃 の パ リ ・ ア カ デ ミ ー ( フ ラ ン ス 学 士 院 ) の
チ ー ム で あ る ( 2 つ の 山 頂 間 2900m を 伝 わ る の 大 砲 の 発 射 閃 光 と 発 射 音 を 利 用 )。 ま た 、
ラ プ ラ ス (フ ラ ン ス 、 1749~ 1827) は 、 1816年 に 解 析 的 に 音 速 を 正 確 に 求 め て い る 。
煙
煙と音を観測
(2) ニ ュ ー ト ン が 行 っ た 音 速 の 測 定
17世 紀 に ニ ュ ー ト ン は 大 学 の 回 廊 で
音速測定の実験を行っている。まだ、
正確に時間を測定できる機器等がない
時代にどのようにして音速を測定した
ケンブリッジ大学・トリニティー・カレッジの回廊
(撮影:戸田一郎)
のであろうか。
・ニュートンの実験方法
彼は廊下で拍子木を叩き、反射音から音速を
壁
手を叩 く
音
測定した。ちょうど廊下がトンネルのような構
造のために反射音が良く聞こえたのである。
し か し 、 僅 か 208英 フ ィ ー ト (約 63.40m )の 往 復
反射音 を聞いて リズム打ち をする
観測者
では音の時間差はほとんどない。この時間差を
ニュートンは正確に測定したのである。
以下に富山県立滑川高等学校でこの実験を再
現 し た の で 紹 介 す る 。( 以 下 省 略 )
- 40 -
滑川高校で
撮影した、
実験ビデオ
の一コマ
富山県
19
8
生徒は、過去の科学者の苦労を知り、また、ニュートンの発想(実験手法のアイデア)
にとても感心していた様子であった。
次に、フリーソフト「振駆郎」についての操作方法を学ぶため、演示実験として2本の
マイクを1mの間隔に置き、その間を伝わる空気中での音速を測定した(以下は実習テキ
ス ト の 抜 粋 )。 測 定 結 果 か ら 、 生 徒 は ほ ぼ 理 論 値 に 等 し く 音 速 が 求 め ら れ る こ と に 驚 い て
いた様子であった。そこで、生徒に「振駆郎」を使って他の気体中の音速を求める場合の
実 験 方 法 に つ い て 考 え さ せ た 。生 徒 か ら は 様 々 な ア イ デ ア が 出 さ れ 、関 心 の 高 さ が 伺 え た 。
1m
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
手を叩いてみよう
(実習テキストより抜粋)
音声信号合成器
フリーソフト「振駆郎」
塩ビパイプと圧電素子を用いた本実験では、生徒は各気体中における音速を容易に測定
していた。なお、実験では時間の測定をできるだけ正確に行わせるため、一度の実験にお
いて、塩ビシートを何度か叩かせ多くの波形を記録させた。時間の測定は計3回、異なる
波 の 位 置 で 行 わ せ た 。 デ ー タ 処 理 は 効 率 化 の た め 表 計 算 ソ フ ト を 使 用 し た ( 図 12)。
実 験 の グ ラ フ か ら は 、生 徒 は 分 子 量 と 音 速 の 関 係 に つ い て 興 味 深 く 考 察 し て い た 。ま た 、
一 部 の 生 徒 か ら は 、「 未 知 の 気 体 が
あっても音速が分かれば、グラフか
ら 分 子 量 が 推 定 で き る 。」 等 の 意 見
が出るなど意欲的な姿勢が伺えた。
次に、再生機能を用いた各気体の音
・・・
からは、なぜ音程が違って聞こえる
かについて考察させた。生徒はヘリ
途中省略
ウムを吸うと声が変わる事象と関連
付け音の性質を理解したようである。
以上、本実験は探求的な学習活動
として有意義な実験であることが分
かった。今後は、片方を開口端で実
験し、固定端と自由端の反射の違い
や 、開 口 端 補 正 の 取 り 扱 い に つ い て 、
また、管内の温度を変化させること
で温度係数を考察させるなどの発展
学習が考えられる。
(図12)表計算ソフトによるデータ処理の例
(表計算ソフト:Microsoft Office Excel )
- 41 -
大阪府
27
1
速度測定器を活用した力学実験について
大阪府教育センター
指導主事 辻川 義弘
1.はじめに
大阪府教育センターでは、小・中学校「理
カーテンレール
科」指導者養成長期研修において、机上の
高さH
カーテンレールから鋼球を落下させて水
速度測定器
実験台
平投射し、落下地点までの距離xと実験台
の高さhの関係から、射出速度を推定し、
実験台
実験台の高さh
エネルギーについて考察する研修を行っ
ている(図1)。このような斜面を落下し
距離x
た物体による仕事・エネルギーに関する実
図1 実験装置の概略
験は、新課程では中学校において運動と共
に扱うこととされており、その際、摩擦の存在についても指導することとされている。また、高等学
校においては、より定量的に力学的エネルギーを取り扱うことから、このような実験においてもエネ
ルギー保存則が成立していることを示したいところである。しかし、現実には、回転によるエネルギ
ーを含めて考えなければ、理論値と大きく値が違ってしまう。また、たとえ回転によるエネルギーを
考慮しても、転がり摩擦という定量化しにくい課題が残ってしまう。
高等学校における力学実験では、理論値との差異を安直に「摩擦のため」や「測定誤差」としてい
る考察をよく見かける。新指導要領においては、
「測定誤差や実験の精度、有効数字などを考慮した
データの扱い」を求められているが、実験の精度や測定値の誤差について評価を行うためには「摩擦」
の評価も避けて通れないと考える。本研究では、最近普及しつつある簡易速度測定器を用いて、転が
り摩擦の評価をどの程度まで行えるのかを検証した。
2.簡易速度測定器
今回使用した速度測定器は、赤外線フォトセンサで2つのゲートの間を通過する時間を測定し、自
動的に速度を算出するものである。測定範囲は 0.01~99.99[m/s]とされているが、この方式の場合は
速度が大きくなるほど誤差が大きくなるため、99.99±0.01[m/s]の精度を得るためには、ゲート間が
約7cm であることから 0.00001~0.000001 秒の精度で時刻を計測することが要求される。また、こ
のときゲート間の通過時間は約 0.0007 秒であるから、計測器の軸が5°振れるとゲートの距離が約
0.27mm 変わることになり、約 0.38[m/s]の速度の差となって計測されることになるので、器具の設
置にも細心の注意を要する。今回の計測では 2.0[m/s]程度の速度のため、通過時間は約 0.035 秒であ
り、5°の振れ(0.27mm の距離の差)で約 0.0077[m/s]の差となって表れる。
- 42 -
大阪府
27
2
3.鋼球の回転エネルギー
一般に回転しながら運動する剛体は、並進運動の運動エネルギー(K=
1
2
2
mv )と回転運動の
1
運動エネルギー(KI= I𝜔 2)をもっている。球体の場合の慣性モーメントは
2
I=
𝑉
𝑟 2 𝜌(𝑟)𝑑V
2
=
5
2
mr
と求められ、
v
の関係から
r
平面上を滑らないで転がると仮定した場合にはω=
KI =
1
2
×
2
5
2
v
r
mr ×
2
1
=
5
2
mv
と示されるので、このとき運動エネルギーは常に一定の比率(K:KI=5:2)で分配されること
になり、速度は球の大小によらない。しかし、図2のように、レールの上を転がした場合は若干事情
が異なってくる。
球はレールとの接点Pで回転するため、
v
の関係がある。
a
ωとvの間にはω=
v
r
a
ω
P
2
また、図2より、a= r −
P
2
b
と書けるので、
2
b
図2 回転半径と速度
1
KI=
2
×
2
5
2
mr ×
v
2
となる。
𝑎
鋼球の最初の高さから最初の位置エネルギー(U=mgH)を求め、終端の速度からKとKIを算
出すると、エネルギーの変化量からその間に摩擦力が物体にした仕事を知ることができる。摩擦力を
一定と仮定すれば、レールの長さLをもとに摩擦力Fの大きさを求めることができる。
-FL = K + KI - U より
1
よって
2
1
-FL=
2
mgH- mv - mr ×
5
2
F=
L
v
𝑎
1
2
2
mv
+
1
5
2
mr ×
v
𝑎
2
-mgH
2
となる。
また、転がり摩擦の原因は床のゆがみによると考えられており、平面上を転がる場合の転がり摩擦
mg
の関係があることが知られている。この
r
力Fと物体の半径r、物体の質量mとの間にはF=f・
定数fを転がり摩擦係数とよんでいる。ただし、一般的な静止摩擦係数や動摩擦係数が無次元である
のに対して、fは長さの次元をもっており、全く別の量である。
- 43 -
大阪府
27
3
4.鋼球とアルミレールの転がり摩擦力の測定
端を水平面に固定したアルミニウム製の敷居レール(長さ 1.73[m],幅 10.83[mm]、以下、アルミ
レールという)の上で、鋼球(直径 25.12mm)を落下させ、終端での速度を測定器で計測した。レー
ルの長さは変えないで、レールの端を持ち上げて湾曲させ、
始点の高さを変えながら測定した(図3)
。
a レールと速度測定器
b 発進部
図3 実験装置
図4は 191[㎜]の高さから落下させたときの測定値の度数分布である。摩擦を尐なくするため、潤
滑剤(CRC556)を塗布した場合と塗布しなかった場合について試行した。潤滑剤を塗布した場合は測
定値が安定しなかったが、潤滑剤を塗らなかった場合は測定値がかなり安定していることが確認でき
た。図5は高さを 330[㎜] にして同様の試行を 120 回行った結果である。やはり、潤滑剤を塗布し
た場合は測定値が安定しなかった。塗布しなかった場合は若干安定したが、試行全体で緩やかな変化
も観察された。このことから、潤滑剤を塗布して一定状態を保つことが難しいこと、多数の試行を行
う必要があることが分かった。
また、高さが低い場合は潤滑剤を塗布した場合と塗布しなかった場合の速度の差が尐ないことから、
高い場合は転がらず滑っているのではないかと考え、高さを細かく変化させながら測定することにし
20
100
16
80
12
60
度数
度数
た。
8
40
20
4
0
0
1.32
1.33
1.34
1.35
1.36
1.37
1.38
1.32
1.33
1.35
1.36
1.37
1.38
速度[m/s]
速度[m/s]
a 潤滑剤塗布
1.34
平均速度 1.36[m/s]
b 潤滑剤無し
図4 測定値の分布(高さ 191 ㎜)
- 44 -
平均速度 1.36[m/s]
27
4
100
100
80
80
60
60
度数
度数
大阪府
40
40
20
20
0
0
1.81 1.82 1.83 1.84 1.85 1.86 1.87 1.88 1.89
1.81 1.82 1.83 1.84 1.85 1.86 1.87 1.88 1.89
速度[m/s]
a 潤滑剤塗布
速度[m/s]
平均速度 1.87[m/s]
b 潤滑剤無し
平均速度 1.84[m/s]
図5 測定値の分布(高さ 330 ㎜)
図5-bで潤滑剤を塗布していないにも関わら
0.014
0.012
に潤滑剤が残っていたためとも考えられる。そこ
0.010
でレールと鋼球を有機溶媒(アセトン、エタノー
0.008
ル)などを用いて清拭し、できるだけ潤滑剤や油
分の汚れが無い状態にして、各々の高さで 100 回
摩擦力[N]
ず、測定値が分散したのは、レールや鋼球の表面
0.006
0.004
0.002
試行した。
0.000
0
図6は、球の最初の位置と速度測定点との高低
100
を縦軸にとってグラフに示したものである。約
が増加していることが分かる。このあたりの斜度
0.010
で、鋼球が転がるより滑り落ちる要素が大きくな
0.005
500
600
0.000
摩擦力[N]
図7に、潤滑剤(シリコングリース)を毎回塗
400
図6 摩擦力の高さによる変化
(潤滑剤無し)
500 ㎜以上の高低差の落下の場合、急激に摩擦力
になったものと考えられる。
300
高低差[mm]
差を横軸に、測定値から算出した摩擦力の大きさ
るため、転がり摩擦ではなく滑り摩擦が働くよう
200
-0.005
-0.010
-0.015
-0.020
布しながら同じように実験した場合の結果を示し
-0.025
た。高低差が小さいときには、潤滑剤を塗布する
-0.030
0
とむしろ摩擦力が大きくなっている。最大摩擦が
100
200
300
400
高低差[mm]
小さくなったため、緩やかな斜度であっても転が
らず滑りだしているものと思われる。また 250[mm]
図7 摩擦力の高さによる変化
(潤滑剤塗布)
程度より高いときには急激に摩擦が小さくなり、
300[mm]程度以上では負の値になってしまってい
- 45 -
500
600
大阪府
27
5
る。これは、球が滑って速度に見合う回転運動をせず、実際の回転運動エネルギーKIが、測定値を
用いて先の理論により算出される値よりも小さくと
どまったことで、あたかも摩擦力が球を加速して総エネルギーが増加したように観測されたと考えら
れる。
図8は、同じデータを用い回転によるエネルギーが
0.06
無い(全く回転していない)と仮定して、グリースを
である。グラフは右上がりで、高低差の増加(≒終端
速度の増加)と共に滑り摩擦が増加しているかのよう
0.05
摩擦力[N]
塗布したときの摩擦力(滑り摩擦)を求めてみたもの
0.04
0.03
0.02
0.01
に見えるのは、球の回転運動エネルギーの増加分を摩
0
擦による減尐として捉えているからである。高低差
0
100
500[mm]~600[㎜]の間では、摩擦力が一定になってい
200
300
400
500
600
高低差[mm]
図8 無回転とした場合の摩擦力
るが、これは、高低差が増加(=位置エネルギーUが
増加)しただけ並進運動エネルギーが増加し、回転エ
ネルギーは増加していないことを示している。つまり回転は速くならずに並進速度のみ速くなってい
る。したがって、高低差が 500[㎜]程度以上あると、尐なくとも落下する間の一部の区間は完全に滑
っているのと同じ状態が出現していると考えられる。
5.鋼球とプラスチックレールの転がり摩擦力の測定
0.032
教室での実験ではアルミレールよりもプラスチック
0.024
製のレールを用いることが多い。そこでアルミレール
0.020
ー(以下、PVCレールという)を用いて同様に実験
摩擦力[N]
の代わりに、ポリ塩化ビニル(PVC)製の配線カバ
0.028
0.016
0.012
0.008
0.004
を行った。
0.000
0
図9はその結果である。アルミレールの場合と同様
0.020
滑り始めた後の摩擦ははるかに大きくなっていること
0.010
高低差が大きくなると摩擦力が負になっていることか
ら、滑っていることが明らかである。
摩擦力[N]
また、転がり摩擦の大きさはほとんど変わらないが、
した。データ数は尐ないが、アルミレールと同様に、
300
400
500
0.000
-0.010
-0.020
-0.030
0
100 200 300 400 500 600 700
高低差[mm]
図10 摩擦力の高さによる変化
(PVCレール 潤滑剤塗布)
- 46 -
600
図9 摩擦力の高さによる変化
(PVCレール 潤滑剤無し)
高低差 300[㎜]程度から滑り始めていることが分かる。
PVCレールに潤滑剤を塗布した場合を図 10 に示
200
高低差[mm]
に、高低差が小さいときにはほとんど滑っておらず、
が分かる。滑り始めも尐し早いようである。
100
大阪府
27
6
6.まとめ
アルミレール、PVCレールいずれの場合も、高低差 300[mm]までの範囲では、ほとんど滑らない
状態で転がって落ちていると思われる。その範囲内の本実験で求めた摩擦力の大きさをもとに、転が
り摩擦係数の値を算出した(表1)。
表1 鋼球(φ25[㎜])の転がり摩擦係数
アルミレール
2.8×10-5[m]
PVCレール
2.6×10-5[m]
転がり摩擦の原因が接触点のゆがみによるのであれば、レールのようなものの上を転がる場合と、
平面上を転がる場合ではおのずと摩擦係数は変わってしまうと考えられ、比較できるデータは見つか
らなかった。しかし、表1に示したアルミレールと鋼球の間の転がり摩擦係数は、平面上を転がした
他の実験結果1)と尐なくともオーダーにおいて一致しているので、PVCレールでの値についても
一定信頼してよいと考えられる。
摩擦は非常に不安定要因が大きく扱いにくいだけでなく、力学では捨象されて理論構築されること
が多いため、実験においては妨げになることが尐なくない。今回のような簡易な方法でも、転がり摩
擦の大きさの評価にまでアプローチできることが分かった。転がり摩擦は高等学校の指導内容には含
まれないが、その存在を定量的に確認することは、実験結果を考察する上でも、探究活動を進める上
でも意義深い。また数式だけで自然現象を完全に表現できることを示すことは、生徒の物理への学習
意欲を高めると期待できる。今後、研修などで紹介し、実験教材として活用法を検討していきたい。
7.参考文献
1) 岩波書店編集部編 科学の事典第3版 p.1250
- 47 -
岡山県
33
1
小学校理科指導資料「観察,実験の安全ガイド」の
作成と初任者研修講座などにおける活用
1
岡山県総合教育センター
指導主事
滝澤 浩三
はじめに
岡山県総合教育センターでは,教科教育部の理
科担当者で毎年「理科指導資料」を作成し,理科
教育の充実に向けての支援を行っている(表1)。
昨年度は新学習指導要領の実施に合わせ,今ま
で中・高等学校教諭(理科)の初任者研修講座で
利用していた「薬品管理の手引き」の内容を精選,
加筆するに当たり,校種別に小学校版と中・高等
学校版の2種類の新学習指導要領対応理科指導資
料 「 観 察 , 実 験 の 安 全 ガ イ ド 」( 以 下 「 ブ ッ ク レ
ット」という。)(図1)を作成した。これは,校
種別で安全に配慮した観察,実験に対する異なる
ニーズに対応するためである。
当総合教育センターでは平成23年2月,小学校
版のブックレットについて県内すべての小学校,
特別支援学校,市町村教育委員会へ配付した。ま
た3月に岡山県総合教育センター教育研究発表大
会において,ブックレットの内容の一部を紹介し
た。さらに,今年度からは小学校初任者研修講座
(理科)において,初任者全員に配付し,これを
活用しながら基礎的・基本的な観察,実験を行い,
安全に配慮した指導方法の研修を行った。
今回は,小学校版のブックレット作成における
留意点と,それを活用した研修講座の様子につい
て物理領域を中心に紹介する。
平成
理科指導資料
13年
・身近な自然についての観察・実験
に基づく学習指導(第2分野)
(中)
・情報技術を活用した生徒の主体性
を高める理科の学習指導(高)
14年
・科学的に探究する能力と態度を育
てる理科の学習指導(高)
15年
・薬品管理の手引き(中・高)
16年
・学校理科における補充的な学習や
発展的な学習(小)
・理科総合演示実験資料集(高)
17年
・校外における理科指導ガイド
(中・高)
18年
・観察,実験を支援する環境の整備
とその活用(小)
・日常生活に関連した理科の学習指
導(高)
19年
・理科の観察,実験における安全の
手引(中・高・特)
20年
・理科の授業の基本的な進め方(小)
・岡山県総合教育センターの理科機
器の使い方(中・高)
21年
・新学習指導要領における中学校理
科の指導方法の改善(中)
・観察,実験のためのプレゼンテー
ション資料集(高)
22年
・高等学校理科指導資料
新学習指
導要領の概要(高)
23年
・新学習指導要領対応「観察,実験
の安全ガイド」
(小学校版/中・高等学校版 )
図1
表1
観察,実験の安全ガイド
- 48 -
過去の理科指導資料
岡山県
2
33
2
理科指導資料「観察,実験の安全ガイド」作成の目的
新学習指導要領の実施に合わせ,理科の観察・実験に
おける安全指導等について遵守すべきこと,配慮すべき
ことを整理したブックレットを作成し,県内の小・中・
高・中等教育・特別支援学校に配付する。ブックレット
作成に当たっては,平成15年作成の理科指導資料「薬品
管理の手引」を基に,更に内容を精選,明解にし,学校
での授業実践や安全管理に役立つように配慮する。また,
このブックレットを,当総合教育センターの理科研修講
座及び初任者研修講座等で受講者に配付し,活用するこ
とで,教師の安全に配慮した理科の観察,実験の指導力
の 向上と薬品管理技能の向上を図る。
図2は本ブックレット作成の構想図である。
図2 研究構想図
3 小学校版ブックレット作成の主な留意点
(1)全ての教員が活用しやすいように基本的な内容を充実
「器具の扱い方」「主な化学物質とその扱い方」「野外観察」など危険を予見し,未然に
防ぐための工夫や配慮について,できるだけ平易な言葉と図でポイントを記載した。
また「やけど」「感電」「危険な動物・植物」「ガラス器具の扱い方」等は具体例を説明
した(図3)。
図3
電気について
- 49 -
岡山県
33
3
(2)学年ごとに見開きで構成
小学校版は,領域別ではなく学年ごとに見開きの構成にし,特に気を付けたい観察,実
験における安全のポイントを簡潔にまとめた。また,科学の基本的な見方や概念の柱であ
る「エネルギー」「粒子」「生命」「地球」に対応した学習単元を見出しに掲載し,当該学
年での学習内容をわかりやすくまとめた(図4)。
図4
ブックレット(学年ごとの見開き)
(3)物理領域におけるブックレット作成の留意点
①「電源装置」「充電式電池」等の器具については,使用方法を詳しく記述する(図5)。
図5
器具の扱い方(電源装置・充電式電池)
- 50 -
岡山県
33
4
②実験を行う上での注意すべき点を「ポイント」として記載する。
③「電池とコンデンサーの違い」等,疑問を抱きやすい点は詳しく解説する(図6)。
図6
器具の扱い方(電池とコンデンサー)
(4)薬品管理,廃棄物の処理
図7のように薬品管理庫の図を大きく配置し,吹き出しのスタイルで注意事項を記した。
また,廃液処理についても簡潔に記載した。
図7
薬品管理と廃液処理
- 51 -
岡山県
33
5
4
教育研究発表大会
平成23年3月4日に開催した岡山県総合教育センター教育研究発表大会の分科会において,
新学習指導要領対応理科指導資料「観察,実験の安全ガイド」を発表し,このブックレットに
記載した観察,実験の一部を紹介し,ワークショップ形式の展示で参加者が直接体験できるよ
うにした(図8)。
【当日の分科会の内容】
①手回し発電機とコンデンサーの実験
②酸とアルカリの実験
③メダカの飼育と観察
④岩石標本の製作
図8
教育研究発表大会の様子
5
初任者研修講座(理科)におけるブックレットの活用
小学校理科の学習指導要領の趣旨を理解し,指導内容についての基礎知識と観察,実験の基礎
的技術を身に付けることを目的に小学校初任者研修講座を実施している。
小学校新採用教諭112名を物理,化学,生物,地学の各分科会に分け,このブックレットに
記載した,基礎的・基本的な観察,実験を安全に行うための留意点等について講義し,実際に何
種類かの実験について研修を行った(図9)。
具体的な指導内容に関した研修を少人数で行うことで,充実した講座を実施できた。
【物理領域で行った主な内容】
・エネルギーの種類
・電気分野学習のための基礎知識
・ショート回路とその危険性
・乾電池の起電力と内部抵抗
・手回し発電機の起電力
・電源装置による電磁石の実験
・電磁石に流れる電流の測定
・コンデンサーと蓄電池の違い
・手回し発電機によるコンデンサーの充電
・コンデンサーに蓄えたエネルギーの利用
図9
- 52 -
初任者研修講座の様子
岡山県
33
6
6
おわりに
今年度から小学校で実施されている新学習指導要領では科学の系統性が重視され,物理領域
では「エネルギー」を基本的な見方や概念の柱としている。これに伴い「エネルギーの見方」
「エネルギーの変換と保存」「エネルギー資源の有効利用」といった内容が,電気の利用を中
心に扱われており,小学校において電磁気に関する学習内容は特に充実された。しかしながら,
研修講座を受講した初任者の小学校教諭のほとんどは高等学校において物理を学んだことがな
いのが現状である。「電磁石」「電気による発熱」「コンデンサーの充放電」は,高等学校物理
で初めて本格的に原理や法則を学ぶ内容である。これらの内容を指導するに当たり,教員が不
安を感じるであろうことは,容易に想像できる。
安全に留意しながら探究的な学習を進めていくには,教科書に記載されている内容以上に,
指導者として学んでおくべき事柄は多い。今後,教員が自信をもって子どもたちに理科を指導
し,理科を学ぶ楽しさや有用性を伝えていくために,積極的なサポートを行うことが当総合教
育センターの責務と感じている。このブックレットを利用し,安全に配慮した観察,実験の充
実に向けた支援を積極的に行っていきたい。
- 53 -
探究活動を充実させる授業展開の工夫
-電池の起電力と内部抵抗の測定を通して-
鹿児島県
1
鹿児島県総合教育センター
研究主事
1
46
石
神
正
憲
はじめに
新高等学校学習指導要領の理科においては,「物理基礎」,「物理」ともに大項目に探究活動が位
置付けられ,探究的な学習活動をより一層充実することが示されている。しかし,高等学校物理の
実験では,例えば,電池の起電力と内部抵抗の測定の実験のように,学習した理論を使って測定す
ること自体が目的になる場合が多く,科学的に探究する能力と態度を十分育てているとは言い難い。
そこで本稿では,科学的に探究する能力と態度を育てるために,電池の起電力と内部抵抗の測定
の実験に,生徒が主体的に取り組むような授業展開の工夫について述べる。
2
目的意識の高揚
新学習指導要領の理科の目標では,目的意識をもって観察,実験などを行うことが示されている。
そのためには,疑問をもたせる事象提示を工夫し,何について調べるのか明確な目的意識をもたせ
ることが重要である。以下その工夫について述べる。
使用経験がある2個の乾電池を用意し,どちらが新しいか調べる方法を考えさせる場合,中学校
で学習したことを生かして,豆電球を接続したときの明るさを比較したり,電圧計によって測定し
た端子電圧を比較したりするなどの方法が挙げられる。そこでまず,それぞれの電池に同じ豆電球
を接続してみる。
電池Aに接続したときは写真1
のように豆電球が明るく点灯し,電
池Bに接続したときは写真2のよ
うに豆電球がほとんど点灯してい
ないように見える。したがって,電
写真1
電池Aと豆電球
写真2
電池Bと豆電球
池Aの方が新しい電池であること
が簡単に分かる。
次に,電圧計による端子電圧の測定を写真3,4の
ように行う。このとき,生徒に結果を予想させること
が重要である。電池Aは 1.5V前後だが,電池Bはそ
の明るさの違いから,1.5Vよりもかなり小さくなる
と予想するのではないかと考えられる。
表1
電圧計で測定した電池の端子電圧
端子電圧 [V]
電池A
電池B
1.51
1.42
- 54 -
写真3
電池Aの
端子電圧
写真4
電池Bの
端子電圧
鹿児島県
46
2
ところが,実際に測定してみると,表1のように確かに電池Bは 1.5Vより小さいが,予想した
ほどの大きな差はない。予想と反する事象に出会わせることによって「電池の端子電圧は,ほとん
ど差がないのに,接続した豆電球の明るさが大きく違うのはなぜだろう。」といった疑問を抱かせ,
目的意識をもって主体的に問題を解決しようとする意欲を高めることができる。
3
問題点の明確化と課題の設定
問題解決の意欲をもたせたら,解決すべき問題点を明確にしなければならない。教師は,予想と
反する事象の原因究明を促し,生徒に自分の考えを整理させ,生徒同士議論する場を設けることが
重要である。「電球の明るさは電力(=電流×電圧)に関係するから,電流の強さが大きく違うので
はないか。」「オームの法則から考えれば,同じ抵抗を接続した場合,電圧があまり変わらなけれ
ば,電流もあまり変わらないはずだ。」など,自分の考えを説明したり,他者の考えを聞いたりし
ながら考えを練り上げていくことで,思考力,判断力,表現力を育むことができる。
そこで,写真5,6のように電流計を接続して電流の強さを測定してみる。このとき,電圧計を
接続したまま行うのがポイントである。
写真5
電池Aの端子電圧と
豆電球に流れる電流
写真6
電池Bの端子電圧と
豆電球に流れる電流
すると,写真6のように古い電池の方は,豆電球の接続による端子電圧の減少が大きく,その変
化に気付きやすい。
結果は表2のようになることから,電池AとBで
は電流,電圧ともに,大きな差があり,電力の差か 表2
豆電球に流れる電流と電池の端子電圧
ら電球の明るさに大きな違いが見られたことが理
解できる。では,豆電球を接続したら古い電池の端
電流
子電圧が大きく減少したのはなぜか。解決すべき問
端子電圧 [V]
[A]
電池A
電池B
0.249
0.034
1.39
0.22
題点が明らかになる。
そこで,問題点を基に「新旧電池の違いは何か」という課題を設定する。
- 55 -
鹿児島県
4
46
3
課題解決のための見通し
回路図で表現することにより,考えるべきポイントが明確
A
化する。
「回路図を図1のように考えたのでは,豆電球に電流が流
れても電池の端子電圧は変化しないはずだ。」
「豆電球に電流が
V
流れたとき,電圧計の示す値が小さくなるような回路を考えな
ければならない。」
図1
写真5,写真6の回路図
そこで,電池に抵抗はないのだろうかという視点で回路図
を考えさせ,その妥当性について話し合わせる。
「図2のように考えれば,豆電球に電流が流れて電池に流れ
A
る電流が大きくなると,電池の抵抗での電圧降下が大きくなり,
端子電圧が小さくなることが説明できる。」
「古い電池の方が端
子電圧の変化量が大きいということは,新しい電池よりも抵抗
V
が大きいのだろうか。」などの考えを出し合うことで,
「電池は
古くなると,化学変化によって作り出される電位差(起電力)
図2
修正した回路図
が小さくなるだけでなく,電池がもつ抵抗(内部抵抗)も大き
くなるのではないか。」という仮説の設定が予想される。
課題を解決するためには,どのような実験を計画し,そ
A
の結果をどのように分析すればよいのかを,身に付けてき
た知識や技能,科学的な見方や考え方を駆使して考えさせ
なければならない。ここではまず,電池に流れる電流が変
化すれば,電池の端子電圧が変化することを確かめるため
の実験を計画させる。図3のように豆電球の代わりに可変
抵抗器を接続して回路に流れる電流の強さを変化させ,そ
V
図3
可変抵抗器を接続した回路図
のときの端子電圧の変化を観察すればよい。これで,電池の内部抵抗の存在について確認できる。
ところが,起電力,内部抵抗の測定方法を考えさせるのは難しい。生徒は,「起電力を測定する
ためには,電流を流さねばならない。電流を流すと,内部抵抗により電圧降下がおこる。よって,
起電力の測定は不可能だ。」と考える傾向にある。しかし,この考えを生徒にもたせることこそが
ポイントで,教師は,「起電力を知るには,電流が0のときの端子電圧を求めればよい。」という
考え方に導きやすくなる。
図3の回路について,電池の起電力を E,内部抵抗を r,電池の端子電圧を V,流れる電流の強
さを I として,オームの法則を使って, V と I の関係式を作らせると,
V = -r I + E ……
式1
となる。その際,このような一次関数になることを確実に理解させることが重要である。
- 56 -
鹿児島県
46
4
このことから,図3の回路をつくって V と I の値を測定する実験を行うことにより,E と r の
値を求められそうだという見通しをもたせることができる。また,式1から考えても I=0のとき
V=E となり,電流が流れていないときの端子電圧が起電力となることが分かる。
5
実験と結果処理
実験中においても,何のためにその操作を行っているの
か,その操作方法は正しいのか,工夫できることはないか
を常に考えさせなければならない。可変抵抗器として写真
7のようなすべり抵抗器を使用する際,接続の仕方はあえ
写真7
て事前に説明しない。すると,これまで使用したことのあ
すべり抵抗器
る抵抗器を思い出しながら,左右の端子に接続し,
ブラシを動かしても変化が見られない結果を見て,
初めてその仕組みについて考え始める。危険を伴わ
ない場合,事前に説明せずに失敗から考えさせるこ
とも思考力,判断力,表現力を育むよい機会となる。
スイッチの位置等を考え,より正確な測定ができる
ように工夫しながら,写真8のように実験を行う。
写真8
すべり抵抗器を接続した実験
実験後は,その結果を,図や表,グラフなどを使
って,どのように表せば分析,解釈がしやすいのかを
考えさせることが重要である。データを記録するとき
は,表3のように表に表わすのが簡単であるが,電流
と電圧の関係性を理解するには,グラフ1のようにグ
ラフで表した方が分かりやすいことに気付かせる。
また,グラフの形と関係式を関連付ける能力は,
科学的な見方や考え方を育てる上で,身に付けさせる
べき能力である。ここでは式1から,グラフの切片が
電池の起電力を,傾きが内部抵抗を表すことに気付か
グラフ1
電流と電圧の関係
せることが重要なポイントである。
表3
抵抗に流れる電流と電池の端子電圧
電池A
電池B
電流
[A]
0.085
0.101
0.122
0.156
0.189
0.227
0.259
端子電圧 [V]
1.41
1.39
1.36
1.32
1.29
1.25
1.21
電流
0.034
0.036
0.038
0.039
0.042
0.045
0.049
0.60
0.52
0.50
0.46
0.40
0.33
0.25
[A]
端子電圧 [V]
- 57 -
鹿児島県
6
46
5
考察
結果を分析し,解釈する活動は,予想と比較しながら行うことが大切である。ここでは結果をグ
ラフ化することにより,電池Aより電池Bの方が,起電力はわずかに小さく,内部抵抗ははるかに
大きいことが簡単に明らかになり,仮説が正しかったことを検証できる。その原因として,電池が
化学変化によって起電力を作り出す際に,不導体の物質を生成しているのではないかという考えに
つなげることができる。
日常生活との関連では,電池交換の際は同時にすべての電池を換えることなどを挙げて,科学の
知識の必要性を知る工夫も行いたい。
7
おわりに
以上のように,探究活動を充実させることによって,疑問をもつ,計画を立てる,実験を行う,
記録する,分析する,解釈するといった問題解決の流れを身に付けさせることができるとともに,
問題が解決できた達成感,成就感を味わわせることができる。さらに,観察,実験に主体的に取り
組む過程において,科学的な思考力・判断力・表現力を育成することができる。
また,新学習指導要領の「物理」,
「物理基礎」の探究活動においては,報告書を作成させたり発
表を行う機会を設けたりして,論理的な思考力や表現力の育成を図ることが示されている。自分の
行った実験の目的,内容,結果及び考察などを,伝える相手が直ちに分かるように工夫しながらま
とめたり,表現したりすることは,実験で活用,導出した科
学的な概念や原理・法則の理解を深め,知識・技能の確実な
定着を図るのに極めて有効である。
しかし,限られた時間の中で,生徒に報告書の作成や発表
を行わせるためには,報告書の作成方法や発表の仕方などに
ついて,事前指導を十分に行わなければならない。また,初
めのうちは,報告書や発表の具体例を示したり,作成途中で
質問や追実験ができるような授業形態をつくったりするなど
の工夫が必要である。そして,実験の内容に合わせて,どの
ような報告書を作成させ,どのような形態で発表させるのが
効果的なのかを,教師自身が研究をしておく必要がある。写
真9は,当教育センターの短期研修講座(理科〈中学校・高
等学校・特別支援学校教員対象〉)における演習「報告書の作
成と発表」で行われたポスターセッションの様子である。
写真9
ポスターセッション
の様子
-参考文献-
○ 文部科学省『高等学校学習指導要領解説 理科編 理数編』平成 21 年 12 月
- 58 -
京都市
58
1
実験室学習「おしてる?おされてる?」
京都市青少年科学センター
指導主事
大八木 智之
1.はじめに
京都市青少年科学センターでは,京都市立小学校6年生,中学校1年生および総合支援学校,高等学校
定時制の児童生徒を対象に,年1回半日の「センター学習」をおこなっている。他に小4,小5,中2,
京都市立幼稚園や京都市営保育所なども希望制で受け入れて授業をおこなっている。
センター学習には実験室学習,展示学習,プラネタリウム学習,工作学習があり,それぞれ当センター
独自の開発教材を用いた学習を展開している。今回は物理領域の中学校1年生を対象とした平成 23 年度の
実験室学習「おしてる?おされてる?」について,概要を報告する。
2.学習のねらい
身の回りで運動する物体には様々な物がある。複雑な運動をしている物体も,多くはニュートン力学と
よばれる『運動の法則』に従っている。中学校では慣性の法則や作用・反作用の法則などを第3学年で学
習するが,身の回りの物体の運動と法則とを関連づけて理解することは難しい。
本学習では,物体にはたらく力と運動との関係を様々な実験を通して認識し,ニュートン力学の基礎的
な法則を体得させたい。また,身の回りにある「飛ぶ」物体であるヘリコプターや飛行機,宇宙を進む「は
やぶさ」も作用・反作用を利用していることを,実験を通して確かめさせたい。
本学習では以下の4つをねらいとした。
① 物体の運動の実験に興味を持って取り組み,日常生活での物体の運動と,そこにはたらく力を認識する
ことができる。
② 物体の運動は力の大きさや質量と関係するという基本的な力学の法則と,物体の運動を関連付けて考え
ることができる。
③ 「飛ぶ」運動では空気の流れで生じる力が利用されていることに気づくことができる。
④ 学習で学んだことをもとに環境について考えることができる。
3.主な教材・教具
(1)ジャンピングトイ付台車
100円ショップで購入したドラえもん
の宇宙救命ボートというジャンピングトイ
を台車に取り付けた(図2)
。ばねが伸びよ
うとするのを吸盤が抑制し、限界に達したと
き飛び跳ねる(図1)
。この力を利用して作
用反作用の実験や運動力保存則の実験等に
図1 ジャンピングトイ
活用する。
- 59 -
図2 ジャンピングトイ付台車
京都市
58
2
(2)水力船
深さ 2.5cm でカットしたポリスチレン製の CF
カップにフィルムケースを固定し、フィルムケー
スの中からカップの外へストローでつないだ船
(図3)
。フィルムケースに水を入れると水がス
トローを通過して、外に流れ出し、その反作用を
動力として進む(図4)
。
図3 水力船
図4 水に浮かべた水力船
(3)ホバーサッカー
単4電池2本でファンを回し、少し浮くこ
とによって摩擦を極端に減らすことができる
(図5)
。摩擦が少ないため、等速直線運動や
慣性の法則の実験に最適である。今回は鳥か
ごの中の小鳥の代役も担っている。
図5 ホバーサッカー
図6 デジタルスケールでホバー
サッカーの質量を測る
(4)竹とんぼと自動プロペラ
100円ショップで購入したドラえもんのタケコ
プター(図7)
。ゴムを動力としている。ドラえもん
を外すとプロペラよりも軸が回転してしまうので飛
ばなくなる。同じく100円ショップで購入したミ
ルク攪拌機にタケコプターのプロペラを取り付け電
池を逆さに入れることで扇風機のようにしたもの
図7 竹とんぼ
図8 自動プロペラ
(図8)
。
(5)送風機
ドライヤーにペットボトルの先を切断して取
り付けた浮き玉送風機(図9)
。浮き玉送風機に
適した形状としてチェリオ社の炭酸飲料のペッ
トボトルを使用。ベロベロ(図 10)を送風機に
取り付けることにより、空気の流れを目視する
ことができる。ベロベロはペットボトルのキャ
図9 送風機
ップに 7 個穴をあけ、真ん中にミシン糸の束を
取り付けたストローを固定したもの。
- 60 -
図 10 ベロベロ
京都市
58
3
(6)半円柱と三角柱および帆車
厚紙で作った半円柱と三角柱(図 11)
。底
にマグネットシートが貼ってある。ベロベ
ロ付送風機で空気の流れを調べることがで
きる。また、台車に乗せると横からの風で
走る帆車(図 12)になる。
図 11 半円柱と三角柱
図 12 帆車
(7)ブロアー用ベロベロ
ストローの束に1mのスズランテープを巻きこん
で固定し、スズランテープを割いて、更にブロアー口
に固定したもの(図 13)
。空気の流れを簡単に見るこ
とができるので、図 14 のように浮き玉の落ちない理
由などが分かりやすい。
図 13 ブロアー用ベロベロ
図 14 浮き玉
4.学習の展開
本学習は,次の6観点にそって展開している。
①
学びを生活に活かす ②科学的な思考 ③企業・大学との連携
④自然科学の面白さ ⑤環境について考える ⑥コミュニケーション・表現
学習過程
学習活動
学習への支援・留意点
教具・準備物等
導入 学習テーマ提示
○「はやぶさ」はどうやって宇宙を進んだの
か
展開1
慣性の法則を調べる
実験1 ○止まっている台車はどうすれば動くか?
→ 力を加えない限り動かない
・台車を動かすにはどのような方法でも力が加 台車
わっていることに気づかせる②
・速さや向きが変わるときも力が必要であるこ
実験2 ○ホバーサッカーで遊ぼう
とをおさえる①
→ 力を加えないと止まらない
→ 力がはたらかないと同じ速さで動き
続ける
☆慣性の法則
運動の様子を変化させるには力が必要
- 61 -
ホバーサッカー
京都市
展開2
58
4
作用・反作用を調べる
実験3 ○ジャンピングトイを使って「作用・反作用」
ジャンピングト
イ,ジャンピング
を調べる①
トイ付台車
壁と台車,台車と台車
☆作用・反作用の法則
水力船,水槽
実験4 ○水を出す反作用で船を進める
実験5 ○質量と運動との関係を調べよう
・数値化はせずに定性的に気づかせる
おもり(160g×
3)
2台の台車に質量差があるときの進み方
→ 質量の大きい物を後方に押し出した
方が速く進む④
☆運動量保存則
はやぶさの資料
鑑賞 ○「はやぶさ」のイオンエンジンを知る
→ 少ない燃料⑤,小さな力で進む
映像(JAXA 提供)
③
展開3
地球上で「飛ぶ」運動を考えよう
→ 重力以上の上向きの力が必要
実験6 ○鳥かごの中の鳥の重さは?
→ ホバーサッカーを使って調べよう
・話し合い等で予想をさせる⑥
デジタルスケー
*発達段階を考え重さと質量を使う
ル,円形タッパ
→ 重力を支えるだけの力を空気に与え
ー,ホバーサッカ
ー(各班1)
ているので全体の重さは変わらない②④
資料映像
鑑賞 ○飛行への挑戦の歴史①
展開4
空気の流れを利用する物を調べよう
実験7 ○ヘリコプターの飛び方
竹とんぼ,自動プ
・下向きの風をデジタルスケールで計ってみる ロペラ,デジタル
→ 下向きの空気の流れをつくり、上向き
スケール
の力を得る
観察 ○羽根の形に着目しよう
→ ななめと回転方向
→ 空気の流れと力を考えよう②
ラジコンUFO
演示 ○おもちゃのUFOの工夫
→ 本体の逆回転をも利用している
○飛行機はなぜ浮くのだろう
・エンジンの噴出方向と揚力方向の違い
・風が物体を回り込むことに気づかせる④
・気圧差が最大の要因である
浮き球,送風機
実験8 ○浮き球を浮かしてみよう
→ ななめでも落ちないのはなぜか
- 62 -
京都市
58
5
実験9 ○空気の流れと物体の形の関係を調べよう
ベロベロ付送風
→ 三角柱と半円柱に風を当てて空気の
機,半円柱,三角
流れを調べる
柱
実験 10 ○三角柱や半円柱を乗せた台車を風と違う
・空気の流れと進む方向との関連を考えさせる 台車,半円柱,三
方向に進ませよう
②
○空気の流れを変えることで力が得られる
・気圧差による力や仰角による力も押さえる
角柱,送風機
☆コアンダ効果によって生まれる空気の流
れ
○地面近くを飛ぶエアロトレイン
→ 地面効果を利用して省エネルギーを
目指す⑤
5.結果と考察
(1)展開1について
実験1で動力のない『台車を動かしてみよう』と投げかけると、当たり前の
ように手や指で押したりはじいたりしだす。直接力を加えて動かすというのは
すぐに出てくる思考である。そして『手を触れずに動かしてみよう』と付け加
えると驚きの声を上げながらもちらほらとあおいだり、息を吹きかけたりしだ
す(図 15)
。この方法ではあまり動かないが、クラス全体に広がりだす。更に『他
に無いかな?』と問いかけると半分くらいのクラスで、紙に載せて持ち上げ斜
面を作り動かしたり、重い机ではあるが直接机を持ち上げ斜面を作ったりする
生徒(図 16)が一部ではあるが出てくる。これで、こちらが想定した直接、空
図 15 息で進ませる
気の力、重力に行き着くことになる。この方法に行き着かずに、ペンなどで押
すという直接力を加えるという方法に舞い戻るときもある。これらの活動を通
して、慣性の法則を導入する。
実験2のホバーサッカーはスイッチを入れないとすぐに止まってしまうが、
スイッチを入れると浮いて摩擦がゼロに近づくため等速直線運動を体感でき
る。慣性の法則を意識しながらの実験になるが、遊び感覚でより実感できるよ
うだ。また、このとき紙の上をホバーサッカーが通過することから、ホバーサ
ッカーが確かに浮いていることも確認できるため、展開3の鳥の代わりに使用
図 16 机を持ち上げ坂を
作る
することに後で結びつく。
- 63 -
京都市
58
6
(2)展開2について
ジャンピングトイ付台車を動かす実験ではいろいろな壁を利用して台車を
動かす(図 17)
。台車と台車の実験(図 18)では、
『どちらの台車が動くのか』
の問いに対して、図 17 の操作をしているにもかかわらず、日常体験からジャ
ンピングトイがついていないほうが押されるので動くと半数以上が予想を立
てる。両方が同じように動く結果の驚きの中で、作用・反作用の法則を導入す
る。さらに実験4では水道水の水槽に浮かべた水力船に食塩水を入れることで
図 17 ジャンピングトイ付
台車を動かす
シュリーレン現象に気づき、水を押し出すことで押し返されて進むということ
で作用反作用の法則の定着を図る。また、実験5ではおもりを載せていくと台
車の動きが変わることに気づく。重いものを押し出すと大きく動き、軽いもの
を押し出すと小さく動くということに気づかせることで、宇宙探査機はやぶさ
が 1 円玉 4 枚を浮かすだけの推進力で燃料を節約することで、7 年間宇宙を旅
図 18 作用反作用の法則の
できた理由を理解させる。
実験
(3)展開3について
『300gの鳥かごの中、100gの鳥がいる。全体の重さは?』の問いに
対してほぼ全員が 400gと答える。
『鳥かごの中で鳥が飛んで浮かんでい
るとき、全体の重さは?』の問いに対しては大部分が 300gと予想する。
実験2でホバーサッカーが浮いているのを楽しみながら確認しているの
で、鳥の代わりにホバーサッカーを使うことは案外か受け入れられる。
ホバーサッカーを浮かす前と浮かした後では重さが変わらないことに驚
きながらも、空気の流れなどから納得する。
図 19 鳥かごの中の鳥の重さは?
*発達段階を考え重さと質量を使っています。
(4)展開4について
下に空気を送ることで飛ぶことを確認した後、
京都市
飛行機の飛ぶ秘密について考える。
まず、送風機(図 19)を使って、浮き球を試す。
うまく浮かせられるようになると、斜めにチャレ
ンジする(図 22)
。浮き球が浮くことで歓声が上
がるのに更に斜めにしても落ちないことに気づ
くと更に驚く。なぜ、そんなことが可能なのかを
考えさせた後、図 14 を演示するとこのときの包
み込むような空気の流れを理解する。
図 22 斜めの浮き球
- 64 -
図 23 空気の流れを調べる
京都市
58
7
その後、形状と空気の流れを調べる実験にとりかか
る。同じように風を当てても、三角柱と半円柱(図 11)
では空気の流れ方がまったく逆になる(図 23)
(図 24)
ことに気づく。それを受けて、帆車(図 12)に横から
風を当てたときにどちらに動くか予想する。三角柱は
ほぼ全員が正解を予想するが、半円柱はいまだ 3 割ほ
どが不正解を予想する。これは、実験で積み上げてき
図 22 空気の流れの演示
図 23 帆車の実験
たものより、日常的な経験が勝ってしまうからだろう。
最後の飛行機の翼になるとほぼ全員が納得すること
ができる。
6.終わりに
なぜ、宇宙探査機はやぶさが燃料補給なしで 7 年かけて宇宙を飛び続け、小惑星いとかわを経由して地
球に帰ってくることができたのか。その一端が身近な物理現象で説明できるというのが今回の実験室学習
の大きな目標であった。はやぶさの飛行を作用反作用の法則や運動量保存則で中学生に説明することに迷
いが生じたときも京都大学山川宏教授にご助言いただき、センター学習として完成させることができた。
また、はやぶさの映像等は宇宙航空研究開発機構JAXAより教育目的で借り受けた。
飛行機の飛行もさまざまな要因がある中、多くの方から中学生の理解の一助にという観点からたくさん
のアドバイスをいただいた。これらの結晶が実験室学習『おしてる?おされてる?』で、さまざまなご助
言に感謝いたします。
- 65 -
青森県
2
1
課題研究における表現力の育成について
青森県総合学校教育センター
指導主事
神
孝幸
1
はじめに
県立八戸北高等学校では、平成17年度にスーパーサイエンスハイスクール(以下SS
H)に採択されて以来、当センターにおいて毎年2日1泊の日程で研修を行っている。対
象となる1学年の1クラス(40名)を20名ずつの2隊に分け、日程を1日ずらして各
隊に対して同じ内容を行うという形態である。
昨年度までは、各隊の20名を更に5名ずつの4班に分け、各班が物理・化学・生物・
地学の4分野に関する実験・観察を行うことで、理科全般に対する興味・関心を高めるこ
とを主眼とした研修を続けてきたが、今年度からは、新学習指導要領の先行実施に向けて
「課題研究等を行う上での思考力・判断力・表現力を育成する」ため学校側と協議し、隊
や班の編成及び2日1泊という日程は変更せず、研修の在り方を見直すこととした。
2
研修の概要
今年度は、1隊の4つの班を予め希望によって物理2班と化学2班に分けてそれぞれに
課題研究のテーマを与え、2日1泊の日程のなかで班員が協力して試行錯誤しながら結論
を導き出し、更にはポスターを作成して発表するというスタイルで行った(詳細は下表参
照)。必要に応じて実験方法や考察、ポスターのまとめ方、プレゼンテーション方法など
に対して助言を与えるが、助言は極力控え、生徒の主体的な取組みを尊重することとした。
なお、生物分野、地学分野の研修として、電子顕微鏡の操作・観察、天体観察を行った。
センター研修の日程(1隊当たり)
1日目
13:10~11:11
開講式
13:30~13:45
講義「研究の進め方」
13:50~17:20
課題研究
電子顕微鏡の操作・観察(1時間程度)
17:20~18:50
夕食・休憩
18:50~19:40
講義「実験結果のまとめ方」
19:40~20:30
天体観測・プラネタリウム観察
2日目
18:30~10:20
ポスター作成
10:20~11:30
ポスター発表(1班15分程度)
- 66 -
青森県
2
2
゙
3
課題研究の内容概要
①物理班の課題研究『振り子の周期について』
「振子の周期=1往復に要する時間は、振幅が大きくても小さくても同一である」と
いう振り子の等時性は、16世紀にガリレオ・ガリレイによって発見された。
今回は、まず、等時性が成立する振幅(単振動とみなせる範囲)を調べた上で、おもり
の質量や振り子の長さと周期との関係式を導き出すことを目標とした。
②化学班の課題研究『時計反応について』
時計反応は、無色透明の2種類の液体を混合してもすぐには変化しないが、時間が
経過すると突然深青色に変化する反応で、反応速度の演示実験等に用いられる。
今回は、0.05[mol/L]亜硫酸ナトリウム水溶液(1[%]デンプン含)と0.02[mol/L]
ヨウ素酸カリウム水溶液を与え、まず、濃度と反応時間、温度と反応時間の関係を調
べた上で、5本の試験管に入れた混合液を一定のリズムで次々と変色させることを目
標とした。
4
物理班の課題研究『振り子の周期について』
1年次の生徒であり、センター研修当時は「理科総合A」の化学分野を履修中で、物理
分野については学習していない状態であった。基礎知識は中学校の学習内容であり、力学
的エネルギー保存の法則を説明するために振り子の運動は学習しているが、運動エネルギ
ーと位置エネルギーを計算によって算出するような定量化については学習していない。
生徒が課題研究に入る前に、次のことのみ、一緒に実験しながら確認をした。
☆周期を計測する際には、10回の平均値を測定することを指示。そうすること
で測定誤差が小さくなることのみ伝え、なぜ測定誤差が小さくなるかは考察
させた。
☆まず、振り子の等時性の確認実験をさせた。最初、生徒達は等時性が成立し
ないのではないかと、心配していた。
「実験操作の点検」、
「他の要因の検討」
をした結果、およそ振幅が20°以下では、等時性は成立すると言えるが、30°
以上になると誤差が目立つようになるということに、各班とも気づいた。以
降、等時性が成立する範囲で測定するように心がけていた。
☆おもりの質量と周期の関係を調べる実験を行なわせた。振り子のおもりに
はフック付の分銅を利用し、つり下げる数を変えることで質量を変化させた。
分銅を増やしていくと振り子の長さが長くなるため、振り子の長さが一定に
保たれていなかったことに気づいた班には、おもりの重心までの距離を一定
にするようヒントを与えた。生徒達は、このことを踏まえて再実験し、全て
の班で、質量と周期は無関係であることを導き出した。
☆振り子の長さと周期の関係については、グラフを作成させ、どんな関係式に
あるかを考察させた。周期は振り子の長さの平方根に比例するが、数学でも
この関数はまだ学習していないため、ヒントを与えながら考察させた。
- 67 -
青森県
2
3
振り子の振幅と周期の等時性については、測定誤差を少なくする方法を考えながら、班の中
でアイディアを出し合い、測定をしていた。測定方法が確定した後でも、もっと確実な測定方
法が分かると初めからデータを取り直し、等時性を確認した班がほとんどであった。また、お
もりの質量と等時性の関係についても同様であった。実験をする前に「次はこうやったらいい
のでは?」など意見を出し合いながら条件検討しているのが印象的であった。また「振り子の
糸の素材によって、誤差を小さくすることができるのでは?」など様々な意見が出ていた。
振幅の決定と検討
5
長さと周期の測定
化学班の課題研究『時計反応について』
1年次の生徒であり、センター研修当時「理科総合A」において物質量の計算及びモル
濃度の計算については履修している段階であったが、化学反応の起こる仕組み等について
はまったく学習していない段階であった。そのため、課題研究題について生徒が考察でき
るかどうか不安はあったが、学習していないからこそできる自由な発想で生徒は実験をし
ながら様々な考察及び検証をしていく姿が印象的であった。
生徒が課題研究に入る前に、次のことのみ、一緒に実験しながら確認をした。
☆亜硫酸ナトリウム水溶液とヨウ素酸カリウム水溶液を加えた直後には色の変
化は起こらず、数秒後に色の変化が起きること。
☆ヨウ素酸カリウム水溶液の濃度を一定にして、亜硫酸ナトリウム水溶液の濃
度を2倍希釈、3倍希釈・・・と変えながら、色の変化が起こるまでの時間
を測定する(濃度と時間の関係については触れず、生徒たちに考えさせる)
。
☆薬品を粉末で与え、濃度を調製して実験を行うこと。
☆5本の試験管を変化させる時間差は、各班で決めて行うこと。
濃度と時間の関係は反比例することを、作成したグラフからどの班も類推することがで
きた。その結果を利用して、おおよそ2つの手段によって課題研究を進めていることがう
かがわれた。
(1)中学校で履修した反比例の関係を思い出しながら正確な関係式を導き出し、反応
時間と濃度を計算によって見出そうとする方法
(2)反比例のグラフからおおよその濃度を求め、手さぐりで反応時間を見出そうとす
る方法
じっくりと課題研究に取り組ませるための時間として4時間を確保したが、他の班より
いい結果を出そうと熱心に時間いっぱい実験に取り組んでいる姿が、大変印象的であった。
(次ページ参照)
- 68 -
青森県
2
4
゙
実験の条件検討
6
リズムよく反応するかの検証
課題研究の結果
①物理班の研究について
すべての班が「おもりの質量を変えても周期が変化しない」ことに気づくことが
できた。振り子の長さと周期との関係については、「長さと周期は比例する」と考
察した班が若干見受けられたものの、事前に平方根のグラフについての予備知識を
与えたこともあり、ほとんどの班は「周期が長さの平方根に比例する」ことに気づ
くことができた。また、周期と長さの関係を調べる際、途中で「おもりを増やすこ
とによって振り子の長さが変わる」ことに気づいて実験をやり直すというような望
ましい試行錯誤の場面も見られた。
②化学班の研究について
すべての班が「色が変化するまでの時間と濃度が反比例する」ことに気づき、多
少のバラツキはあるものの、ほぼ設定した間隔で5本の試験管の色を変化させるこ
とに成功した。バラツキが生じたのは、濃度と時間の関係を反比例のグラフで表し、
そこから反応時間を推定したためである。「色が変化するまでの時間の逆数と濃度
が比例する」ことに気づき、比例のグラフに置き換えることができていれば、より
正確に時間を設定することができたものと考えられる。
また化学的知識が少ないながら、「なぜ時間差で反応が起きるのか?」という問
いかけと、「この反応の利用価値はあるか?」という問いかけに自分なりの意見で
発表していた。
物理班の発表
実験のデモンストレーション
- 69 -
青森県
化学班の発表
○物理班のポスター例
2
実験のデモンストレーション
○化学班のポスター例
- 70 -
5
青森県
2
6
゙
7
生徒の感想
① 物理班の感想
・何度も失敗したが、その度に工夫をして実験し直したことで結論にたどりつけた
ので、失敗の大切さを知ることができた。失敗を減らすためには、前もってじっく
り考えて想定できる失敗を避けるようにしなくてはならないと思った。
・不思議だと感じることが多く、こんなにワクワクする実験は久々だった。何も知ら
ないところから始めることの楽しさや正確に結果を出すことの難しさなど大きな
ものを学べたように思う。
②化学班の感想
・全く知らない実験だったので戸惑いもあったが、班員と協力して良い結果を出すこ
とができた。中学校までは決められた道を進むような実験が多かったので、今回の
経験は一つ一つのことがすべて勉強になった。
・実験を繰り返して規則性を見つけたつもりでも結局間違っていて、成功よりも失敗
の方がはるかに多かった。予想した結果にはなかなか到達できなかったが、だから
こそ上手くいったときの喜びは大きなものだった。
8 おわりに
当初は、限られた時間の中で想定した結論に到達し、ポスターにまとめて発表すること
ができるのか不安な部分もあったが、すべての班が相応の成果を上げるに至った。未知の
テーマに主体的に取組み、それぞれが結果を導き出せたこと、協力して結果をまとめ発表
したことは、1年生になって間もない生徒たちにとって非常に貴重な経験になったものと
思われる。今後は、対象を他の学校等にも拡げることで、青森県の高校生の思考力・判断
力・表現力向上の一助としていきたい。その際は、今回対象とした八戸北高校がスーパー
サイエンスハイスクール指定校であることを十分に踏まえた上で、展開していくことが重
要であると考える。
また、現在、新教育課程の科目にある「理科課題研究」のマニュアルの作成を進めてい
る。各学校における課題研究の進め方、思考力・判断力・表現力の育成につながるような
マニュアルの作成を目指したい。
- 71 -
青森県
8
補助資料
①物理班の課題研究『振り子の周期について』の配付資料(一部)
②化学班の課題研究『時計反応について』の配付資料(一部)
- 72 -
2
7
研究協議資料
- 73 -
研究協議 10月24日(月)9:30~10:00
No.
1
研究協議題(提出機関)
提案理由と協議内容
次年度以降の物理分科会の活
平成22年度の所長協総会により、各分科会研究協議会
動内容と運営方法について
・研究発表会(以下、「大会」という)の隔年実施が決定
されたことを受け、平成22年度は「紙上研究発表及び聴
取事項収録」(電子データ)を作成し各加盟機関に送付、
平成23年度は物理分科会大会の開催というように進めて
参りましたが、この2年間の物理分科会の活動内容と運営
方法に関して様々な御意見や御要望があるのではないかと
思います。
そこで、各加盟機関から御意見や御要望をいただき、活
動内容や運営方法上の課題を明確にしておきたいと考えて
おります。
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事
項収録」(電子データ)を作成し、各加盟団体に送付
しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見
等をいただきたい。また、別の活動内容としてどのよ
うなものがあるか、御意見をいただきたい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メール
での連絡」等)について、御意見等をいただきたい。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大
会参加費の徴収はしないとの指示があり、一層の運営費
削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メ
ールにより送付するとともに、大会に参加しなかった加
盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び
[青森県総合学校教育センタ
聴取事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟
ー(平成22、23年度物
機関にダウンロードしていただきたいと考えているが、
理分科会事務局)]
御意見等をいただきたい。
- 74 -
協議事項回答の集計
協議事項1(1)
都道府県
指定都市
北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
山梨県
長野県
静岡県
富山県
石川県
福井県
岐阜県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
札幌市
仙台市
さいたま
千葉市
横浜市
川崎市
相模原市
静岡市
名古屋市
京都市
大阪市
堺市
神戸市
岡山市
広島市
北九州市
福岡市
新潟市
機
関
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
58
59
60
61
62
63
64
65
66
事務局案 条件付
に賛成
賛成
機 関 名
北海道立教育研究所
青森県総合学校教育センター
岩手県立総合教育センター
宮城県教育研修センター
秋田県総合教育センター
山形県教育センター
福島県教育センター
茨城県教育研修センター
栃木県総合教育センター
群馬県総合教育センター
埼玉県立総合教育センター
千葉県総合教育センター
東京都教職員研修センター
神奈川県立総合教育センター
新潟県立教育センター
山梨県総合教育センター
長野県総合教育センター
静岡県総合教育センター
富山県総合教育センター
石川県教育センター
福井県教育研究所
岐阜県総合教育センター
愛知県総合教育センター
三重県総合教育センター
滋賀県総合教育センター
京都府総合教育センター
大阪府教育センター
兵庫県立教育研修所
奈良県立教育研究所
和歌山県教育センター学びの丘
鳥取県教育センター
島根県教育センター
岡山県総合教育センター
広島県立教育センター
やまぐち総合教育支援センター
徳島県立総合教育センター
香川県教育センター
愛媛県総合教育センター
高知県教育センター
福岡県教育センター
佐賀県教育センター
長崎県教育センター
熊本県立教育センター
大分県教育センター
宮崎県教育研修センター
鹿児島県総合教育センター
沖縄県立総合教育センター
札幌市教育センター
仙台市教育センター
さいたま市立教育研究所
千葉市教育センター
横浜市教育センター
川崎市総合教育センター
相模原市立総合学習センター
静岡市教育センター
名古屋市教育センター
京都市青少年科学センター
大阪市教育センター
堺市教育センター
神戸市総合教育センター
岡山市教育研究研修センター
広島市教育センター
北九州市立教育センター
福岡市教育センター
福岡市教育センター
計
協議事項1(2)
協議事項2
事務局案 条件付
その他
に賛成
賛成
事務局案 条件付
その他
に賛成
賛成
○
○
○
○
○
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○
○
○
○
○
○
○
○
58
- 75 -
1
9
その他
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
57
5
7
○
○
56
5
9
様式2
番
機
通し
北海道立教育研究所
研究協議題に対する回答 関
1
附属理科教育センター
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
・活動内容はこれでよいと考える。
・別の活動内容については特に意見はありません。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
「メールでの連絡」を含め、平成22年度の運営方法でよいと考える。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
提案のとおりでよいと考える。
- 76 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
青森県総合学校教育センター
2
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
非開催年の活動としては、これでよい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
経費節減のため、これでよい。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
紙媒体の有用性は認識しているので、各加盟機関においてダウンロード、印刷保存し
ていただくのがよいと思われる。従来のように各加盟機関に100部以上印刷し、送付
いただいた後、事務局が製本してそれをまた各加盟機関に送付するという手順では、事
務局における送料の他に、加盟機関の経費、手間がかかりすぎると思われる。
- 77 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
岩手県立総合教育センター
3
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
大会非開催年の活動としては、妥当と考える。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
特に問題は感じていない。メールでの連絡も、物理担当者のメールアドレスを把握
して、個別に送信する形式であれば十分だと思う。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
ダウンロードした資料をプリントアウトして受付しているので、郵送の必要性は全く
感じない。そのような方法に賛成である。
- 78 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
宮城県教育研修センター
4
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
現在の活動内容でよろしいかと思います。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
特にございません。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
紙媒体をなるべく使用せずに運営費を削減する方向でよろしいかと思います。
- 79 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
秋田県総合教育センター
5
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
昨年度の活動内容に準じた活動が適当であると考える。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
現状のままでよい。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
文書送付は電子メールで差し支えない。
冊子の郵送は経費負担が大きいのでとりやめてもよいが、データを記録したCDの郵送
を検討していただきたい。
- 80 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
山形県教育センター
6
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
活動内容については、これでよい。ただし、事務局の負担はどうだったのか、伺い
たい。無理のない運営であることを要望したい。
別の活動内容については、特に案はなし。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
「メールでの連絡」は経費削減の観点からよいと思う。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
ダウンロードできる旨を周知していただければ、賛成である。
- 81 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
福島県教育センター
7
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
時間効率、経費効率の点から、現状が望ましいと考える。ただし、活動が
徐々に縮小されていくことのないよう配慮していく必要がある。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
特に問題はなく、現状でよいと考える。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
ダウンロード方式でよいと思うが、加盟機関の希望があれば着払い送付も
検討してほしい。
- 82 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
茨城県教育研修センター
8
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより,今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年,23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において,「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し,
各加盟団体に送付しましたが,活動内容としてこれでよいのか,御意見等をいただき
たい。また,別の活動内容としてどのようなものがあるか,御意見をいただきたい。
研究発表は,大会開催年のみでよい。
聴取事項収録は,昨年同様毎年行ってほしい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について,御意
見等をいただきたい。
メールでの連絡で十分である。
物理協議会のメーリングリスト作成を希望する。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して,所長協事務局より,大会参加費の徴収はしないとの指
示があり,一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では,加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに,
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず,所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが,御意見等をいただきたい。
研究発表及び聴取事項収録は,冊子があると便利である。
大会要項については,ダウンロードで十分である。
- 83 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
栃木県総合教育センター
9
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
大会非開催年の活動内容としては、現在の形がよいと思う。
別の活動内容としては、これまでの紙上研究発表の内容も合わせて、電子データ化
した上で、データベース化していくことなどが考えられる。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
通知のペーパーレス化は推進すべきであり、現在の形がよいと思う。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
できれば、大会に参加できなかった機関へも「研究発表」の資料等が郵送されること
が望ましいが、運営費削減を求められる中ではやむを得ないと考える。
- 84 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
群馬県総合教育センター
10
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
このまま継続していただけるとありがたい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
経費削減を鑑みてメール配信が適当である。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
案のとおりでよい。
- 85 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
埼玉県立総合教育センター
11
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
運営費用削減の折り、電子データの送付及び所長協ホームページでの公開でよい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
電子メール及び所長協ホームページでの案内等でよい。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
上記の対応でよい。
- 86 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
千葉県総合教育センター
12
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、各加盟団体に送付する取
り組みは,大会開催目的のかなりの部分をクリアできると思われる。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
掲示板形式の情報共有ツールがあるとよい。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
それで十分であり,わざわざ印刷製本する必要はない。
- 87 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
東京都教職員研修センター
13
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
メールや所長協会員ページを活用しながら情報交換等を行うという活動内容でよい
と思います。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
メールや所長協会員ページを活用して連絡等を行うという運営方法でよいと思いま
す。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
所長協会員ページを活用し印刷費を節減するという方向でよいと思います。なお、研
究協議会の参加機関に配布する印刷物も、研究協議会の場で参照する必要かつ最小限の
ものとすることを検討してもよいのではないでしょうか。
- 88 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
神奈川県立総合教育センター
14
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
回答
「紙上研究発表及び聴取事項収録」によって、物理教育に関する情報を取得する
ことができるので、毎年収録を作成することは物理教育の充実に資すると思われる
が、大会非開催年については、規模を縮小することも考えられる。
別な活動内容としては、各教育センターで行われている研修を相互に見学する教
育センター所長協議会公開研修会を実施することが考えられる。他機関における研
修を見学することで、情報交流を行うことができると思われる。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
回答
特になし
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
回答
事務局の事務手続き軽減のためにも、電子メールでの送付、HPからのダウンロー
ドによる文書の配付の導入を取り入れることは賛成である。
- 89 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
新潟県立教育センター
15
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
この形でよろしいです。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
「メールでの連絡」の形でよろしいです。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
運営費削減のため、やむを得ない措置であると考えます。
- 90 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
山梨県総合教育センター
16
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
特にありません。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
賛成です。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
賛成です。
- 91 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
長野県総合教育センター
17
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
始めて2年であり、当分この活動内容でよい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
特になし。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
提案通りでよい。
- 92 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
静岡県総合教育センター
18
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
大会を開催して集まることをしないで行うことができる活動として、適当であると
考えます。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
通信費を費やすことなく連絡する手段としてメールでの連絡が適当であると考えま
す。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
電子メールによる通信は現在一般的であり、適当であると考えます。
- 93 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
富山県総合教育センター
19
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
紙上研究発表及び聴取事項収録を作成することで、非開催年における各教育センタ
ーの取り組みがよく分かる。また、成果物を印刷ではなく電子データで送付すること
については、経費の面で有利であり、受信側での印刷についても問題は無い。今後も
同様の取り組みを継続していけばよいと考える。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
メールでの連絡については、各教育センター代表宛ばかりでなく、各年度当初に物
理分科会担当の教育センター職員を調査し、その職員にも送付するとよいと考える。
これによって連絡ミスが防げる。また、有益な情報等があれば随時、積極的にメール
発信すればよいと考える。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
今後、電子データを有効に活用していくことは良いことだと考える。特に、研究発表、
紙上研究発表及び聴取事項を電子データでダウンロートできるやり方については、大会
参加者には会場にて印刷物として配付されるが、本教育センターでは配付された冊子類
が所内図書の扱いとなり、手元に留めておけない。このことから、電子データとしてダ
ウンロードできる手段は大変ありがたいと考える。
- 94 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
石川県教育センター
20
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
紙上研究発表及び聴取事項収録は、大変有用であるので活動としては適切である。
紙上研究発表及び聴取事項収録内容も含め意見交換できる場(掲示板等)があると
よい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
適切である。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
やむを得ないと思うが、製本されている資料の方がよい。また、トータルで考える
とダウンロード→印刷の方が、お金がかかるように感じる。ただし、再配布にはデジ
タルデータがある方が便利である。
- 95 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
福井県教育事務所
21
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
特になし
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
特になし
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
上記のような取り扱いでよろしいかと思われる。
- 96 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
岐阜県総合教育センター
22
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
予算削減も含め、大会開催時のみに研究発表を行い、聴取事項収録については、メ
ーリングリストを積極的利用することで代替できないか。質問がある際に、気軽に質
疑応答ができるメーリングリストは利用価値が高いと思われる。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
メールでの連絡で特に不都合は感じていない。経費も少なくすみかつ迅速なこの
の方法に賛成する。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
運営費削減が求められている以上、ダウンロードの方法が良いと考える。確かに紙媒
体の印刷物のほうが、その後の資料としての保存等を考えるとメリットもあるが、予算
が厳しい以上しかたないと思われる。
- 97 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
愛知県総合教育センター
23
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
活動としてこれでよい。今後も継続していただきたい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
運営方法としてこれでよい。今後も継続していただきたい。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
運営上、致し方ない措置である。この方法でよい。
- 98 -
様式2
番
機
通し
三重県教育委員会事務局研修分野
研究協議題に対する回答 関
24
(三重県総合教育センター)
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
現在のように、Webページ(閲覧、ダウンロード)、電子メール(メーリングリストを
含む)等の電子媒体による情報交流(事務局と各加盟機関、加盟機関どうし)、研究発表
等を中心とすることが適当であると考える。今後、大会開催年の分も含め、研究発表等を
電子ベースでデータベース化していけば、検索しやすい、保管に場所をとらない等の電子
媒体の長所を活かすこともできる。ただ、紙媒体にも多くの長所があるので、簡単なダイ
ジェスト(題名、数行程度の要約)を紙媒体で作成し配付してはどうか。
- 99 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
滋賀県総合教育センター
25
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
現行の活動でよい。送付していただいた電子データは参考資料として活用している。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
メールによる連絡を主体とした運営でよい。
なお、可能ならば物理教育に関する最新の動向等の情報もいただけるとたいへんあり
がたい。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
ペーパーレスを推進する点からもその方法がよい。
大会非開催年における「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)も同様の方法
でしていただくことも考えられる。
- 100 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
京都府総合教育センター
26
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
特記事項なし
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
メールでの連絡が望ましい。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
電子メールによる送付が望ましい。
- 101 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
大阪府教育センター
27
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
大会非開催年の活動としては適切ではないかと考える。また、電子データの形で配付
されたことで、経費節減の効果も大きく、引用等による活用もしやすいと思われる。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
書面での連絡よりも、むしろ、メールでの連絡の方が便利に感じられた。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
複製を含めて、活用しやすく、タブレット式末端での利用も可能であり、便利である。
- 102 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
兵庫県立教育研修所
28
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
情報教育分科会及び技術・家庭分科会においてすでに取り組んでおり、問題はないと
考える。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
大会非開催年は限られた予算の中で、電子メール等を活用し、加盟各機関と連絡を取
り合いながら、大会開催年に向けた情報交換や誌上発表等を行うことがよいと考える。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
情報教育分科会及び技術・家庭分科会においてすでに取り組んでおり、問題はないと
考える。
- 103 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
奈良県立教育研究所
29
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
所長協議会規約の第3条に、
「教育センターの相互の連絡提携を密にし、」とある。
また、第4条の(1)には、
「教育センターに関する資料の収集並びに情報の交換」と
ある。来年度から予算が削減され、どのように分科会を運営していくか考えるところ
であるが、所長協議会の趣旨からいうと、
「連絡を密に、そして情報交換」を行うため
には、2年ごとに研究協議会及び研究発表会を行うだけでは、十分とは言えない。よ
って、研究協議会及び研究発表会を行わない年度にも情報交換を行う必要があると考
える。
紙上研究発表は、行う必要があると考えるが、聴取事項に関しては、それに代わる
ものがあれば良いと考える。例えば、メーリングリストを活用し、いろいろな情報を
気軽に交換できるよう、活用できれば良いと考える。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
メールでの連絡で十分であるが、メールが届かなかったりしたときに混乱を生じる可
能性があることは否定できない。メールの開封確認機能を利用すべきであると考える。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関へ「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取事
項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきたい
と考えているが、御意見等をいただきたい。
大会に参加できなかった加盟機関には、所長協会員ページからのダウンロードを行っ
ていただく旨をメールにてお知らせし、開封確認を行う必要があると考える。また、メ
ールで送信できる容量は限られているので、送信方法を工夫すべきであると考える。
- 104 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
和歌山県教育センター学びの丘
30
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
よいと思います。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
メールによる連絡でよいと思います。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
よいと思います。
- 105 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
鳥取県教育センター
31
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
一昨年の組織改編とともに、部会・研究大会を隔年とすることなどが、決定した。
その際、大会非開催年は、何もしないと衰退するなどの助言をいただいて、紙上研究
発表などを行う方向で動き始めたところなので、数年この形式で行った上で問題点を
出し合い活動内容を改善(見直し)するのがよいと思われる。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
現状通り、大会非開催年における事務局の運営方法はメールでの連絡でよいと思わ
れる。同時に、所長協のホームページアップをしていただければよい。
(今年他の分科会で、メールが届かなかったケースがあった。そこで、メールの開封
確認要求などの工夫を行うことで、送付の確認のダブルチェックができないかと考
える。)
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
運営費削減を考慮すると、「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取事項」
は郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードをお願いするのはやむ
を得ない考える。
- 106 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
島根県教育センター
32
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
・電子データでの送付ということで簡素化されよかった。今後、メーリングリストを活
用し、日々の情報交換・意見交換を行えるようにすることで、隔年開催のデメリット
を埋めていきたい。そのとき、ちょっとした質問でも発信できるような運営をするこ
とで参加しやすくなると思われる。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
・メールでの連絡で十分機能していた。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
・HP からのダウンロードを基本とし、いつでも必要な情報を取り出せるようにしていた
だくことを希望する。
- 107 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
岡山県総合教育センター
33
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
研究内容についての協議を行ったり,開発された実験を実際に体験してみたいですが,
現状では今の方法(紙上研究発表と聴取事項収録)でやむを得ないかと考えます。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
特にありません。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
特にありません。
- 108 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
広島県立教育センター
34
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
・活動内容としては,これでよい。
・別の活動内容としては,特にない。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
・メールでの連絡でよい。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
・郵送はせず,ダウンロードでよい。
- 109 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
やまぐち総合教育支援センター
35
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
現状の活動で十分である。もし、別の活動として一例をあげるのであれば、「紙上
研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)送付後に、Webページに掲示板を開設し、
収録内容等に対する意見や質問等を書き込めるようにするなどの活動が考えられる。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
事務処理等が中心であれば、メールによる連絡でよい。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
経費面から考えるとやむを得ない。
- 110 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
徳島県立総合教育センター
36
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
現状でよいと思います。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
メールでの連絡でよいと思います。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
それでよいと思います。
- 111 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
香川県教育センター
37
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
香川県教育センターでは、理科担当指導主事が2名(高校 1 名、小学校 1 名)であ
り、所長協の物化生地 4 分科会は全て高校担当 1 名で対応している現状である。紙上
であれ大会であれ、聴取事項などに毎年回答することには変わりなく、研修の多い8
月に時間と労力ともに費やすことになり、少し負担に感じている。化生、物地の 2 分
科会ごとに協議会を開催し、聴取事項も開催分科会がとりまとめをしていけば効率的
である。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
トピックなど情報交換は大切であるので、協議会を開催しない年は、化学分科会の
ようにメーリングリストを活用して情報交換していくとういう形態がよいのではない
かと思う。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
経費削減のための対応としてよいと思う。
- 112 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
愛媛県総合教育センター
38
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
大会非開催年の活動として、電子データでの送付が適切である。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
メールでの連絡が適切である。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
文書送付は、電子メールにより送付することは、適切であると考える。なお、「大会
要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取事項」についてが、郵送することが望まし
いが、経費節約のためには、ホームページからのダウンロードもやむを得ないと思う。
- 113 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
高知県教育センター
39
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
○
物理分科会としては現状でよい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
○
特に意見はない。ただ、初等理科、物化生地の各部会で、連絡方法、活動内容等を
統一してほしい。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
○ 各県の加盟機関は、分担金として負担しているので、大会に参加しても、しなくて
も、一律で同じ対応をする必要があるのではないかと考えます。
- 114 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
福岡県教育センター
40
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
特に問題はありません。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
特に問題はありません。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
特に問題はありません。
- 115 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
佐賀県教育センター
41
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
・
今回の方法でよいと思います。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
・ メールのみの連絡でよいと思いますが、確実に連絡が行き届くように「開封通知
依頼」をするなどの手立てが必要だと思います。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
・ 大会に参加しなかった加盟機関はもちろん、大会に参加する加盟機関においても
電子メールによる連絡に一本化し、郵送は完全に取り止めてもよいのではと思いま
す。
- 116 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
長崎県教育センター
42
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
活動内容:現状でよい
別の活動内容:特になし
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
運営方法:現状でよい
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
提案の方法に賛成である。
・ 所長協会員ページはもっと活用すべきであるから。
・ 経費がかからないから。
・ 紙などの無駄が少なく、環境にやさしいから。
- 117 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
熊本県立教育センター
43
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
今の活動内容でよい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
今回と同じ運営方法でよい。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
事務局の案でよい。
- 118 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
大分県教育センター
44
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
○現状の活動として妥当である。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
○大会非開催年は、事務局の準備・研究成果物作成の年として、活動なしとする。
隔年開催としているのに、開催年以外にも業務があるのは軽減にならない。
また、物理分科会だけで決定できる事項ではなく、所長協議会の事業として、
他の分科会との足並みもそろえる必要がある。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
○所長協議会のホームページ更新情報、メールの送受信で十分対応できる。
大分県教育センターとしては、郵送も必要ない。
- 119 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
宮崎県教育研修センター
45
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
冊子にして配付等を行えば、形として残る利便性もあるが、予算等の問題もあるの
で、同様の活動内容でよいのではないかと考える。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
特になし。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
厳しい運営が求められる中で、やむを得ないと考える。
- 120 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
鹿児島県総合教育センター
46
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
運営費の節約を考慮し,大会非開催年の活動は,「紙上研究発表及び聴取事項収録」
(電子データ)の作成及び各加盟団体への送付でよい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
事務局からの連絡は,メールでの連絡で問題ない。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
(1) 加盟機関への文書送付は,電子メールによる送付で問題ない。
(2) 大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び
聴取事項」の周知については,所長協会員ページからのダウンロードでよい。その際,
ダウンロードできることを電子メールにて連絡していただきたい。
- 121 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
沖縄県立総合教育センター
47
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
主事の担当する年数が2~3年であることを考えると、非開催年においても情報交換が必
要であり、電子データによる各種情報の交換・提供は有益である。現在の活動内容を続け
ていただきたい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
事務局の負担軽減、経費・資源の節約のため、電子メールでの連絡、ホームページでの情
報提供を行うことで運営を進めたほうが良いと考える。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
経費と資源節約のため、メールでの連絡や資料等のネットでの提供に賛成である。
- 122 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
札幌市教育センター
48
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
・事務局に一任する。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
・事務局に一任する。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
・事務局に一任する。
- 123 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
仙台市教育センター
49
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
予算の関係で隔年開催にせざるを得ない以上,妥当な活動内容だと考える。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
予算のない中での運営なので,適切な方法選択だと考える。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
賛成である。
- 124 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
さいたま市立教育研究所
50
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
○経費削減の趣旨として紙媒体による配付でなく、電子データによる配信はたいへん
好ましいものと考えます。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
○(1)同様、好ましく思います。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
○電子メールについては、郵送より早く届くこと、経費の削減の観点から大いに推
進していくべき事項と考えます。
- 125 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
千葉市教育センター
51
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
電子データの送付でよい。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
メールでの配信で十分である。同じ内容での郵送は二重になるため不要。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
上述の方針でよい。
- 126 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
横浜市教育センター
52
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
特になし
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
特になし
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
特になし
- 127 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
川崎市総合教育センター
53
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
化学分科会のメーリングリストでベンゼンについての質問が送信され、その回答が
行き来しました。疑問点が回答をやり取りしながらその時に解決していく様を見たよ
うに思います。
事務局が集約する方法では、聞きたいときに回答が得られません。そこで今回の化
学分科会のように、会員同士がメーリングリストによる一斉送信で、時に応じた質問
と回答を行うことをしたらよいと思います。
事務局の事務的な負担も減り、会員にとっても即答の利点があり良いと思います。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
特にありません。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
良いと思います。
- 128 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
相模原市立総合学習センター
54
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
<回答>
・現在の紙上発表及び情報交換のやり方で良いと考えます。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
<回答>
・担当になった運営事務局に負担の少ない方法に変更することが大切だと思います。本市
はまだ担当になっておらず、どのような点でご苦労があるのか分かりませんが、大会非開
催年においては、運営担当になったセンターの本来の業務に支障が出ない程度がよいと感
じています。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
<回答>
・事務局の意見に同意します。
- 129 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
静岡市教育センター
55
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
(回答)
別の活動内容として、特に要望等はありません。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
(回答)
現在の運営方法で、問題はないと考えます。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
(回答)
当センターも大会には参加できませんが、今回のような方法で資料等が確認で
きれば十分だと考えます。よろしくお願いいたします。
- 130 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
名古屋市教育センター
56
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
●
活動内容として,これでよいと思います。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
●
運営方法として,特に問題はなくこれでよいと思います。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
●
運営費削減への対応として,これでよいと思います。
- 131 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
京都市青少年科学センター
58
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
電子データでの送付でいいと思います。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
金銭的にも、メールでの連絡で充分です。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
仕方がないと思います。
- 132 -
様式2
機関名
番号
研究協議題に対する回答
大阪市教育センター
通し
番号
59
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
◎特に問題点はないと思われる
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
◎特に問題点はないと思われる
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
◎特に問題点はないと思われる
- 133 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
堺市教育委員会教育センター
60
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
堺市としては、予算削減のため物理分科会への参加が不可能なため、電子データを
送付していただくことは大変ありがたいことです。
開催年であっても、電子データを作成し、その閲覧を可能にしていただくことが有
効だと考えます。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
メール連絡が有効だと考えます。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
一番良い方法だと思います。
また、各加盟機関で作成している教員研修のテキストや調査データなどを所長協会員
ページに随時アップし、閲覧できるようなしくみがあれば良いと考えます。
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様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
神戸市総合教育センター
61
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
(回答:神戸市)
・非開催年においては、活動の範囲も限られ「紙上研究発表及び聴取事項収録(電子デ
ータ)を作成」で十分と考える。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
(回答:神戸市)
・メールでの連絡、所長協 WEB ページの会員ページを活用すれば経費がかからなく
て良いのではないか。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
(回答:神戸市)
・経費削減を年々迫られる中、大会参加費の徴収をしないことは、必然のことと考
える。
・そのため、運営費削減を断行していかざるを得ないことも当然のことであり、削
減できる経費項目は可能な限り削減すべきと考える。不参加機関への要項・資料等
の送付については、その必要性についても議論した上で、必要なら昨今の ICT の
活用状況から考えても、所長協会員ページからのダウンロードという対応で十分と
考える。
・ネット上での情報のやり取りについては、必ずしも安全(漏洩がない)とはいえ
ないが、昨今の情報セキュリティー技術の向上や意識の向上などにより、必要十分
な安全性は確保できていると考える。今後、ネット上での情報交換や意見交換など
利用範囲を広げ、交流を深めていくことが出来ればと考える。
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様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
岡山市教育研究研修センター
62
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
特になし。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
特になし。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
今回の方法でよい。
- 136 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
広島市教育センター
63
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
特になし。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
メールでの連絡について賛同する。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
電子メールによる送付,所長協会員ページからのダウンロードについて賛同する。
- 137 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
北九州市立教育センター
64
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
各教育センター等の現在の指導主事の業務内容や予算の状況等を考慮すると、紙上
研究発表及び聴取事項収録の作成、そして、各加盟団体への送付という活動内容でよ
いと考える。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
(1)と同様に事務局についてもこれまでの運営方法でよいと考える。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
電子メールによる文書送付や各加盟機関による自主的なダウンロードによって経費を
削減していく方法でよいと思う。そうでなければ、電子情報をインターネット上に掲載
する意味も薄らぐと考える。
- 138 -
様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
福岡市教育センター
65
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
○
活動内容として異存ありません。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
○
運営方法に異存ありません。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
○
異存ありません。
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様式2
番
機
通し
研究協議題に対する回答 関
新潟市立総合教育センター
66
号
番号
名
今後の物理分科会の活動内容と運営方法について協議していただくことにより、今後の
1 物理分科会のあり方を検討したいと思います。
[青森県総合学校教育センター(平成22年、23年度物理分科会事務局)]
[協議事項1]
(1)大会非開催年において、「紙上研究発表及び聴取事項収録」(電子データ)を作成し、
各加盟団体に送付しましたが、活動内容としてこれでよいのか、御意見等をいただき
たい。また、別の活動内容としてどのようなものがあるか、御意見をいただきたい。
○原案のとおりで結構です。
(2)大会非開催年における事務局の運営方法(「メールでの連絡」等)について、御意
見等をいただきたい。
○原案のとおりで結構です。
[協議事項2]
平成23年度の大会に関して、所長協事務局より、大会参加費の徴収はしないとの指
示があり、一層の運営費削減が求められている。
そのため今大会では、加盟機関への文書送付は電子メールにより送付するとともに、
大会に参加しなかった加盟機関への「大会要項」「研究発表」「紙上研究発表及び聴取
事項」の郵送はせず、所長協会員ページから各加盟機関にダウンロードしていただきた
いと考えているが、御意見等をいただきたい。
○事務効率の向上等の観点からもメールやダウンロードが望ましいと考えます。
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