倉敷帆布製品の生産体制について - 倉敷帆布|株式会社バイストン

2014 年 4 月 1 日
お取引様各位
倉敷帆布製品の生産体制について
平素より倉敷帆布製品をお取扱い頂き誠にありがとうございます。この度、株式会社バイストンは従来
の生産体制に加え新たに中国生産を行うこととなりましたので、ここにお知らせいたします。
私たちは倉敷で明治 21 年よりシャトル織機による帆布を生産することに代々こだわってまいりました。
シャトル織機が生み出す絶妙な空気感を大切に、美しく上質な帆布製品よる豊かな生活の創造をそれぞ
れのブランドの目的とし、
「倉敷帆布」をはじめ、
「JOBU」
「6SHIKI」
「C’emu CANVAS」
「IROKH」のブラ
ンドを立ち上げてまいりました。そして、縫製に関しましては、それぞれのブランドで得意とする国内
の産地で行ってまいりました。また、自社内におきましては 2005 年から中国より研修生を受け入れ、
彼らと倉敷帆布の思想や理念を共有し、縫製技術の習得を手助けして参りました。
しかし技術を習得した彼らは、国が定めた研修期間が終了すると中国へ帰国しなければならず、なかな
か継続して質の高い縫製の仕事に就けない状況にありました。私達としても優秀なスタッフと継続して
仕事をしたいという考えがあり、2013 年に中国・大連に縫製工場を設立し、帰国した彼らに倉敷帆布の
パートナーとして縫製を委託することを決断いたしました。
倉敷においてシャトル織機で織られた帆布は、経験と知識を受け継いだスタッフにより大連でひとつひ
とつ丁寧に縫製されます。そして最終的に倉敷で検品、パッケージされます。大変な時間や手間がかか
る工程ですが、良質な倉敷帆布を品質とコストを守りながら、製品として提供し続けるために現段階で
は一番良い方法だと考えております。もちろんブランドによってはデザイナーの意向をふまえ従来どお
りの国内縫製を行なってゆくものもございます。
バイストンは、今後もシャトル織機による良質な国産帆布にこだわり、信頼できるスタッフによる丁寧
な縫製で、美しく上質な帆布製品を創造して参ります。
今後とも倉敷帆布の製品と末永くお付き合いいただけますよう、お願い申し上げます。
2014 年 4 月 1 日
株
式
会
社
バ
代 表 取 締 役
イ
ス
ト
ン
武 鑓 篤 志
(追伸)
帆布生地はすべて倉敷で製織した国産帆布ですが、製品の縫製場所につきましてはブランドにより、
また製品のアイテムによっても異なります。今後それらは品質表示により明記してまいります。お
問い合わせにつきましては、下記にて対応させていただきますのでどうぞよろしくお願い致します。
お問い合わせ先
株式会社バイストン 担当 安立啓子
TEL 086-485-2112
FAX 086-485-2119
Mail [email protected]