仙台市インフルエンザ・感染性胃腸炎等流行情報(第10 号) 1

仙台市インフルエンザ・感染性胃腸炎等流行情報(第 10 号)
発行 平成 27 年 2 月 9 日
1 インフルエンザ
1-1 仙台市内インフルエンザ発生状況
2015 年 第 5 週(1/26~2/1)
2015 年第5 週における仙台市全体の定点当たり報告数は22.86 と前週より減少しましたが,
警報継続中です。
地域別では,
宮城野・泉区で警報継続中,青葉・若林・太白区で注意報継続中です。累積報告数年齢群別割合では,5~9 歳が一番多く,
次いで 10 代前半,0~4 歳の順で多い状態です。
第 5 週インフルエンザ定点報告
仙台市合計 960(定点当たり 22.86)
青葉区 194(定点当たり 17.64)宮城野区 237(定点当たり 29.63)若林区 176(定点当たり 25.14)
太白区 153(定点当たり 19.13)泉区 200(定点当たり 25.00)
(※第 4 週インフルエンザ定点当たり報告数:仙台市合計 28.74 青葉区 25.73 宮城野区 31.13 若林区 27.86 太白区 25.63 泉区 34.38)
※定点当たり報告数:インフルエンザ・感染性胃腸炎などの定点把握対象感染症については,あらかじめ指定された
仙台市内の医療機関(定点医療機関)から患者数の報告を受け,流行状況を把握しています。
報告数実数を定点医療機関の数で割った,1 医療機関当たりの報告数が定点当たり報告数です。
第 5 週市内インフルエンザによる入院患者発生状況(基幹病院定点)
:4 例(男性 2 例,女性 2 例)
内訳:太白区 4 例(男児 1 歳,男性 79 歳,女児 2 歳,女児 7 歳)
インフルエンザ定点当たり報告数 過去5年の推移(仙台市)
45.00
40.00
35.00
定
点
当
た
り
報
告
数
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
30.00
25.00
20.00
15.00
10.00
5.00
0
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
21
23
25
27
29
31
33
35
37
39
41
43
45
47
49
週
53
51
仙台市インフルエンザ定点当たり報告数推移(2014-2015年)
55.00
50.00
総数
青葉
40.00
宮城野
若林
35.00
太白
泉
45.00
定
点
当
た
り
報
告
数
30.00
25.00
20.00
15.00
10.00
5.00
0.00
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
1
2
3
4
5
週
インフル エンザ年齢 群別割合 の推移 ( 仙台 市, 2 0 1 5 年)
100%
90%
11.8
8.7
80%
11.1
8.3
70%
9.4
9.0
60%
5.7
50%
13.0
5.1
4.5
6.6
3.5
2.6
5.5
2.6
5.6
22.4
21.0
11.9
29.5
16.9
22.7
23.9
30~39歳
15~19歳
34.1
40.1
10~14歳
20%
10%
40~49歳
20~29歳
8.5
20.8
50歳以上
1.9
5.1
40%
30%
5.7
9.5
3.5
10.9
5.9
6.7
9.7
14.3
5~9歳
24.5
21.1
16.5
0~4歳
0%
第1週
第2週
第3週
第4週
第5週
イン フルエン ザ累積 報告数年 齢群別割合 (仙台市 )
20~29歳
5.3%
15~19歳
3.8%
60歳以上
4.5%
50~59歳
3.4%
40~49歳
6.0%
0~4歳
18.2%
30~39歳
7.4%
5~9歳
31.1%
10~14歳
20.3%
(2014 年第 36 週~2015 年第 5 週)N=7,412
仙台市立小学校における平均欠席率の推移
4.00%
(2 0 1 4年1 0 月1 7日~2 0 1 5年2 月3 日)
3.50%
2015/1/27
2015/1/23
2015/1/20
2015/1/13
2015/1/30
2015/2/3
2014/12/19
2014/12/16
3.00%
2.50%
2.00%
1.50%
1.00%
0.50%
2014/12/12
2014/11/25
2014/12/9
2015/1/9
2014/11/21
2015/1/16
2014/11/18
2014/10/28
2014/12/5
2014/10/21 2014/11/11
2014/12/2
2014/11/14 2014/11/28
2014/10/17 2014/11/4
2014/10/31 2014/11/7
2014/10/24
0.00%
※ 怪我・不登校など明らかに感染症でない例を除いた欠席者の割合
*インフルエンザ様疾患による仙台市内学級閉鎖等状況(5 週)
保育所
幼稚園
小学校
中学校
高等学校
その他
合計
休 校
0
2
0
0
0
0
2
学年閉鎖
0
0
10
0
0
0
10
学級閉鎖
0
8
39
10
0
1
58
※同一校で同一週に休校・学年閉鎖・
学級閉鎖が重複した場合,休校・学年
閉鎖・学級閉鎖の優先順で掲載
* 仙台市インフルエンザウイルス検出状況(平成 26 年第 36 週~平成 27 年第 4 週検体採取)
AH1pdm09 0 件,A 香港(H3)亜型 36 件,B 型 1 件(AH1pdm09 0%,A 香港(H3)亜型 97.3%,B 型 2.7%)
(仙台市内病原体定点医療機関提出検体を仙台市衛生研究所にて検査したもの)
仙台市内の医療機関の協力を得て実施している感染症発生動向調査事業*において,インフルエンザウルス検出状況を
型別に見ると、A 香港(H3)型が一番多く分離されていますが,AH1pdm09 型は今シーズン分離されていません。
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
インフルエンザウイルス検出状況(仙台市衛生研究所,2014-2015年)
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
検出検体数
A香港(H3)型
AH1pdm09型
B型
3 6 3 7 38 39 40 4 1 4 2 4 3 4 4 4 5 4 6 4 7 48 49 50 51 5 2 1
検体採取週
2
3
4
インフルエンザウイルス検出状況年齢群別割合
(仙台市衛生研究所,2014年第45週~2015年第4週採取)
B型
100.0
A香港(H3)型
8.3
16.7
13.9
13.9
8.3
11.1
19.4
5.6
2.8
AH1pdm09型
0%
20%
40%
60%
80%
100%
0.0
0.0
0~4歳 5~9歳 10~14歳 0.0 15~19歳
20~29歳
0.0 0.0 40~49歳
0.0
0.0 0.0 30~39歳
0.00.0 0.0 0.0 0.050~59歳
0.0 0.0 0.0 60歳以上
0.0
*感染症発生動向調査事業
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき,インフルエンザなどの感染症について,流行情報及び
ウイルスの型などの情報を医療機関の協力のもと収集,分析し,広く情報提供しています。
インフルエンザの感染予防対策
○流水と石鹸で手洗いをしましょう。
○「咳エチケット」を守りましょう。
・咳やくしゃみの症状がある方は,マスクを着用しましょう。
・マスクが無い時は,ティッシュやハンカチで口と鼻を覆いましょう。
・咳やくしゃみ等で手が汚れた時は,手を洗いましょう。
○栄養と休養を十分にとり,免疫力を高めておきましょう。
○発熱や咳,鼻汁といった症状がある場合は,早目に医師の診察を受けましょう。
1-2 日本国内におけるインフルエンザ流行状況(参考:国立感染症研究所ウェブサイト等)
2015 年第 5 週の全国定点当たり報告数は 29.11(患者報告数 144,063)と前週(39.42)より減少しましたが,警報継続中
です。
都道府県別では,宮城県は 29.96(全国 21 位)です。
県内では,仙南保健所管内(35.50)
,大崎保健所管内(33.63)
,栗原保健所管内(22.33)
,登米保健所管内(28.00)
,石
巻保健所管内(70.00)
,気仙沼保健所管内(42.50)
,仙台市(22.86)で警報継続中,塩釜保健所管内(22.40)で注意報継
続中です。
2014/2015 シーズンの国内インフルエンザウイルス検出状況(2,752 検体検出)を型別に見ると,A(H1)pdm09 が 20
件(0.73%)
,A 香港(H3)型 2,659 件(96.62%)
,B 型 73 件(2.65%)と,A 香港(H3)型の割合が最も多く検出されてい
ます。
(2015 年 2 月 9 日現在)
全国インフルエンザ定点当たり報告数推移・過去との比較
45
40
2011年
35
2012年
定
点 30
当
25
た
り
20
報
告
15
数
2013年
2014年
2015年
10
5
0
1
3
5
7
9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51 53週
インフルエンザ定点当たり報告数推移(2014-2015年)
40.00
35.00
仙台市
30.00
定
点 25.00
当
た
20.00
り
報
告 15.00
数
10.00
宮城県
全国
5.00
0.00
36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52
1
2
3
4
5
週
都道府県別インフルエンザ定点報告状況(2015 年第 5 週)
報告数
総数
大分県
鹿児島県
山口県
宮崎県
新潟県
沖縄県
愛知県
石川県
福井県
佐賀県
熊本県
福岡県
長崎県
高知県
長野県
岡山県
広島県
青森県
三重県
富山県
宮城県
秋田県
千葉県
144063
3393
4940
3569
2973
4740
2774
8775
2081
1346
1635
3205
7609
2635
1791
3109
2998
3923
2236
2446
1621
2786
1542
6082
定点当た
り報告数
29.11
58.50
53.12
51.72
50.39
49.38
47.83
45.00
43.35
42.06
41.92
40.06
38.43
37.64
37.31
35.74
35.69
34.41
34.40
33.97
33.77
29.96
28.56
28.42
報告数
滋賀県
鳥取県
山梨県
福島県
岐阜県
島根県
愛媛県
山形県
静岡県
兵庫県
群馬県
和歌山県
栃木県
神奈川県
岩手県
徳島県
茨城県
埼玉県
大阪府
東京都
京都府
北海道
香川県
奈良県
1502
820
1123
2112
2404
1047
1640
1268
3639
5200
2483
1195
1766
7813
1438
830
2568
4962
6174
7835
2250
4054
855
876
定点当た
り報告数
28.34
28.28
28.08
27.79
27.63
27.55
26.89
26.42
26.18
26.13
25.34
23.90
23.24
23.12
22.12
21.84
21.40
20.25
20.05
18.88
18.29
17.86
17.81
16.22
(定点当たり報告数多い順に配列)
1-3 世界のインフルエンザ流行状況 (WHO ウェブサイト 2015 年 1 月 26 日更新分より)
世界におけるインフルエンザの活動性は,北半球で高く,これまでのところ,インフルエンザ A(H3N2)ウイルスが今シー
ズン優勢です。最近のインフルエンザ A(H3N2)ウイルスの抗原性の特徴は,北半球用 2014 年/2015 年シーズン インフルエ
ンザワクチンに使用された A(H3N2)ウイルスのとは異なることが示されています。これまでの検査結果を基に,インフルエ
ンザ A(H3N2)ウイルスは,ノイラミニダーゼ阻害剤に対して今のところ感受性を示すものと予測されます。
・北米におけるインフルエンザシーズンは,ほとんどの国で未だにインフルエンザの活動性が高い水準で継続しています。イ
ンフルエンザ A(H3N2)ウイルスが優勢でした。アメリカ合衆国では,インフルエンザの活動性がピークを迎えていると思わ
れます。
・ヨーロッパにおけるインフルエンザの活動性は未だに高まっており,北西部で活動性が一番高い状態です。インフルエンザ
A(H3N2)ウイルスが今シーズン優勢でした。
・アフリカの北部及び西部地域におけるインフルエンザの活動性はピークを迎えたようで,インフルエンザ B 型ウイルスが優
勢でした。一方で,エジプトからは主にインフルエンザ A(H3N2)が検出されていると報告されました。
・東アジアにおけるインフルエンザの活動性は減少し始めました。インフルエンザ A(H3N2)ウイルスが優勢でした。
・中央アジアにおけるインフルエンザの活動性は,低い状態のままでした。
・西アジアでは,バーレンとイランから主にインフルエンザ A(H1N1)pdm09 型が流行していると報告されました。
・アメリカ大陸の熱帯地域諸国におけるインフルエンザの活動性は,カリブ海沿岸,中央アメリカ及び南アメリカの熱帯諸国
では,ほとんどの国で低い状態でした。
・アジアの熱帯地域では,インフルエンザの活動性は僅かに高まりましたが,低い状態で,インフルエンザ B 型が優勢でした。
・南半球では,インフルエンザの活動性はオフシーズンレベルのままでした。
・Flu Net の報告(2015 年 1 月 23 日時点)によると,2014 年第 53 週から 2015 年第 1 週(2014 年 12 月 28 日から 2015 年 1
月 10 日まで)の間,88 カ国等における国立のインフルエンザセンター(NICs)とその他の国立のインフルエンザ研究機関か
ら,インフルエンザの動向調査データが報告されました。WHO 世界インフルエンザサーベイランス及び対応システム(GISRS)
の検査施設では 133,812 例以上の検体を検査しました。32,903 例がインフルエンザウイルス陽性で,その内訳はインフルエン
ザ A が 30,926 例(94%)
,インフルエンザ B が 1,977 例(6%)でした。亜型が解析されたインフルエンザ A ウイルスの内,453
例(3.4%)がインフルエンザ A(H1N1)pdm09,12,678 例(96.6%)がインフルエンザ A(H3N2)でした。解析された B 型の
内,495 例(98%)が山形系統,10 例(2%)がビクトリア系統でした。
2 感染性胃腸炎(小児科)流行状況
2015 年 5 週(1/26~2/1)
2015 年第 5 週における仙台市全体の定点当たり報告数は 13.96 と,前週より減少しました。地域別では,宮城野・若林区で
警報継続中です。今年に入り,小学校等施設の集団感染や飲食店での食中毒事例からノロウイルスが検出されており,今後も
流行が続く可能性があります。
全国の感染性胃腸炎定点当たり報告数は 7.55 と,前週(第 4 週:8.12)より減少しました。
都道府県別では,宮城県の定点当たり報告数は 13.14(全国 1 位)でした。
県内では,仙南保健所管内(20.00)で警報開始基準値 20 に達しました。
第 5 週感染性胃腸炎定点報告
仙台市合計 363(定点当たり 13.96)
青葉区 114(定点当たり 16.29)宮城野区 104(定点当たり 20.80)
若林区 73(定点当たり 18.25)太白区 30(定点当たり 6.00)泉区 42(定点当たり 8.40)
(※第 4 週感染性胃腸炎定点当たり報告数:仙台市合計 14.27 青葉区 12.71 宮城野区 20.00 若林区 23.25 太白区 8.00 泉区 9.80)
感染性胃腸炎定点当たり報告数 過去5 年の推移( 仙台市)
24.00
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
20.00
定
点
当
た
り
報
告
数
16.00
12.00
8.00
4.00
0
1
3
5
7
9
11
13
15
17
19
21
23
25
27
29
31
33
35
37
39
41
43
45
47
49
51
53 週
感染性胃腸炎(小児科) 定点当た り報告数各区別推移
( 2 0 1 4 - 2 0 1 5 年)
25.0
総数
宮城野
太白
20.0
定
点
15.0
当
た
り
報
10.0
告
数
青葉
若林
泉
5.0
0.0
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
1
2
3
4
5
週
感染性胃腸炎(小児科)年齢群別割合の推移(仙台市,2015年)
50歳以上
100%
12.3
32.8
80%
9.8
60%
1.1
9.5
1.2
9.7
12.7
24.3
30.6
10.8
10.7
0.8
2.4
11.3
13.2
30~39
歳
31.4
27.2
19.7
20~29
歳
15~19
歳
40%
52.6
20%
40~49
歳
46.0
37.7
46.4
45.7
10~14
0.0
歳
5~9歳
0~4歳
0%
第1週
第2週
第3週
第4週
第5週
感染性胃腸炎(小児科)累積報告数年齢群別割合
(仙台市)
30~39歳
15~19歳
1.8%
10~14歳
9.9%
0.0%
40~49歳
0.0%
50~59歳
0.0%
60歳以上
0.0%
20~29歳
6.7%
0~4歳
50.5%
5~9歳
31.2%
(2014 年第 36 週~2015 年第 5 週) N=3,393
平成 27 年感染性胃腸炎集団発生状況(仙台市)
発生時期
区
施設種別
発症者数
病因物質
1月4日
1 月 14 日
1 月 14 日
1 月 15 日
1 月 16 日
1 月 18 日
1 月 18 日
1 月 18 日
1 月 20 日
1 月 24 日
1 月 27 日
2月2日
太白
若林
若林
太白
太白
青葉
泉
青葉
青葉
青葉
青葉
青葉
特別養護老人ホーム
小学校
小学校
保育所
保育所
小学校
有料老人ホーム
飲食店
飲食店
飲食店
保育所
小学校
29
36
49
16
20
30
30
10
10
11
17
18
ノロウイルス
ノロウイルス
ノロウイルス
ノロウイルス
ノロウイルス
ノロウイルス
ノロウイルス
ノロウイルス
ノロウイルス
ノロウイルス
ノロウイルス
ノロウイルス
備考
食中毒
食中毒
食中毒
平成 27 年 1 月 29 日
感染性胃腸炎警報が発令されました(注意喚起)
仙台市が実施する感染症発生動向調査において,平成 27 年第 4 週(1 月 19 日~1 月 25 日)に宮城野区、若林区での
定点医療機関あたり患者数*が感染性胃腸炎警報発令基準
(1 定点医療機関あたりの患者数が20 人)
を超えたことから,
感染性胃腸炎警報が発令されました。
1 月に入り保育所,小学校,高齢者施設での集団感染事例が増加しています。
感染性胃腸炎は,例年 12 月から 1 月にかけてピークを迎えます。今後も流行の継続が予想されますので,感染予防対
策にお願いします。
* 感染性胃腸炎(小児科)定点医療機関あたり患者数(人/定点)
市内の小児科定点医療機関(26 ヵ所)で当該週に感染性胃腸炎と診断された患者数を,報告医療機関数で割ったもの
予防のための注意事項
1 予防について
○手洗いを励行する。特に食事の前,トイレの後,おむつの交換の後等に石鹸と流水でよく手を洗いましょう。
○食品は十分に加熱調理(85℃~90℃で 90 秒以上)しましょう。
2 嘔吐・下痢等の症状が出た時の対応について
○糞便,吐物を処理する時は,使い捨てのマスクと手袋を着用し,汚物中のウイルスが飛び散らないよう注意
しましょう。
○手すり,ドアノブ,床等を塩素系漂白剤(次亜塩素ナトリウム)等で清拭しましょう。
○下痢等の症状が見られる時の入浴は,できるだけ浴槽に入らず,掛け湯かシャワーで済ませましょう。
○バスタオルや手拭タオルは共有せず,個別のものを使用しましょう。
全国感染性胃腸炎定点当たり報告数推移・過去との比較
20.00
18.00
2011年
16.00
2012年
14.00
定
点
12.00
当
た
10.00
り
報
告 8.00
数
6.00
2013年
2014年
2015年
4.00
2.00
0.00
1
3
5
7
9
11
13 15
17 19
21 23
25
27 29
31 33
35 37
39 41
43 45
47 49
51 53 週
感染性胃腸炎定点当た り報告数推移( 2 0 1 4 - 2 0 1 5 年)
15.00
仙台市
宮城県
全国
12.00
定
点
当 9.00
た
り
報 6.00
告
数
3.00
0.00
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
1
2
3
4
5 週
都道府県別感染性胃腸炎定点報告状況(2015 年第 5 週)
報告数
総数
宮城県
福井県
鳥取県
富山県
大分県
岩手県
福島県
愛媛県
山形県
熊本県
東京都
宮崎県
埼玉県
三重県
石川県
千葉県
岡山県
神奈川県
茨城県
長野県
広島県
長崎県
福岡県
23870
762
289
242
314
386
416
461
368
298
479
2244
302
1304
373
240
1088
436
1709
603
431
560
342
916
定点当た
り報告数
7.55
13.14
13.14
12.74
10.83
10.72
10.40
10.24
9.95
9.93
9.58
8.53
8.39
8.36
8.29
8.28
8.12
8.07
8.06
8.04
7.98
7.89
7.77
7.63
報告数
鹿児島県
愛知県
秋田県
静岡県
兵庫県
山梨県
高知県
群馬県
岐阜県
山口県
島根県
大阪府
新潟県
徳島県
滋賀県
佐賀県
香川県
京都府
奈良県
栃木県
青森県
和歌山県
北海道
沖縄県
408
1339
258
653
930
171
212
419
366
324
154
1268
382
144
194
139
163
415
187
246
215
131
481
108
定点当
たり報告
数
7.42
7.40
7.37
7.34
7.21
7.13
7.07
6.98
6.91
6.75
6.70
6.34
6.26
6.26
6.06
6.04
5.62
5.61
5.50
5.13
5.12
4.23
3.36
3.18
(定点当たり報告数多い順に配列)
参考ウェブサイト
仙台市衛生研究所:感染症情報(小学校児童欠席率の地理的分布状況(東京大学空間情報科学研究センターとの共同研究に
より作成)等掲載)
http://www.city.sendai.jp/shoku/1194958_2482.html
仙台市:感染症情報・予防接種
http://www.city.sendai.jp/fukushi/kenko/kansensho/index.html
仙台市:食品・生活衛生 食中毒情報 食中毒事件一覧 http://www.city.sendai.jp/kurashi/eisei/chudoku/0094.html
厚生労働省:インフルエンザ(総合ページ)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/index.html
国立感染症研究所感染症疫学センター
:全国でのインフルエンザウイルス分離・検出報告状況 http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html
WHO http://www.who.int/en