MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点

三菱 シ ー ケ ン サ
テク ニ カ ル ニ ュ ー ス
表
題
適用機種
No.FA-D-0171 1/44
2014年 9月発行
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点
MELSEC iQ-Rシリーズ
三菱シーケンサMELSEC-Qシリーズに格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。
本テクニカルニュースでは、MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点について説明します。
なお、本テクニカルニュースに示す参照マニュアルおよび参照先は、2014年9月のものです。
目
次
本テクニカルニュースで使用する総称 ···························································· 2
1. MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点
1.1 構成可能機器 ·············································································· 3
1.2 CPUユニット(QnUDVCPUとRCPU) ····························································· 4
1.3 電源、ベース、I/Oユニット ································································ 20
1.3.1 電源ユニット ········································································· 20
1.3.2 ベースユニット ······································································· 20
1.3.3 I/Oユニット ·········································································· 20
1.4.インテリジェント機能ユニット
1.4.1 アナログ-ディジタル変換ユニット ····················································· 21
1.4.2 ディジタル-アナログ変換ユニット ····················································· 22
1.4.3 シンプルモーションユニット ··························································· 23
1.4.4 位置決めユニット ····································································· 24
1.4.5 高速カウンタユニット ································································· 25
1.5.情報・ネットワークユニット
1.5.1 情報・ネットワークユニット共通事項 ··················································· 26
1.5.2 Ethernetインタフェースユニット ······················································· 27
1.5.3 CC-Link IEフィールドネットワークマスタ・ローカルユニット ····························· 32
1.5.4 CC-Linkシステムマスタ・ローカルユニット ·············································· 34
1.5.5 シリアルコミュニケーションユニット ··················································· 35
2. MELSEC iQ-R シリーズと Q シリーズの仕様差異一覧
2.1 CPUユニット ·············································································· 36
2.2 電源、ベース、I/Oユニット ································································ 37
2.3.インテリジェント機能ユニット
2.3.1 アナログ-ディジタル変換ユニット ····················································· 38
2.3.2 ディジタル-アナログ変換ユニット ····················································· 38
2.3.3 位置決めユニット ····································································· 39
2.3.4 高速カウンタユニット ································································· 39
2.4.情報・ネットワークユニット
2.4.1 Ethernetインタフェースユニット ······················································· 41
2.4.2 CC-Link IEフィールドネットワークマスタ・ローカルユニット ····························· 42
2.4.3 CC-Linkシステムマスタ・ローカルユニット ·············································· 43
2.4.4 シリアルコミュニケーションユニット ··················································· 43
三菱電機株式会社 名古屋製作所
〒461-8670 名古屋市東区矢田南 5-1-14
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 2/44
本テクニカルニュースで使用する総称
総称
内容
RCPU
R04CPU、R08CPU、R16CPU、R32CPU、R120CPU
QnUDVCPU
Q03UDVCPU、Q04UDVCPU、Q06UDVCPU、Q13UDVCPU、Q26UDVCPU の総称
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 3/44
1.
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの相違点について、以降で示します。
1.1.
構成可能機器
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズで構成可能な機器(使用可能ユニット)の相違点を示します。
MELSEC iQ-Rシリーズで使用可能なユニットの詳細は、MELSEC iQ-R ユニット構成マニュアル[SH-081222]を参
照ください。なお、MELSEC iQ-RシリーズとMELSEC Qシリーズで消費電流値が異なるため、機種選定時は電源
容量に注意してください。下記サイトにて機種選定時の電源容量をご確認いただけます。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/ssl/products/cnt/plcr/ex/select/rselsystem/rselsystem.html
No.
項目
1
シーケンサCPU
2
3
モーションCPU
SDメモリカード
MELSEC-Qシリーズ
Q03UDVCPU/Q04UDVCPU/Q06UDVCPU/Q13UDVCPU/
Q26UDVCPU
Q172DSCPU/Q173DSCPU
L1MEM-2GBSD/L1MEM-4GBSD
4
拡張SRAMカセット
Q4MCA-1MBS/Q4MCA-2MBS/Q4MCA-4MBS/Q4MCA-8MBS
5
6
7
8
基本ベース
増設ベース
増設ケーブル
電源
9
入力
10
割込み
11
出力
12
13
14
15
16
17
18
入出力混合
アナログ入力
アナログ出力
シンプルモーション
位置決め
高速カウンタ
Ethernet
CC-Link IEコントローラ
ネットワーク
CC-Link IEフィールド
ネットワーク
CC-Link
シリアル
コミュニケーション
Q35DB/Q38DB/Q312DB
Q65B/Q68B/Q612B
QC06B/QC12B/QC30B/QC50B
Q61P/Q63P
QX10/QX40/QX40-TS/QX40-S1/QX41/ QX41-S1/
QX42/QX42-S1/QX80/QX80-TS/QX81/QX82/QX82-S1
QI60
QY10/QY10-TS/QY40P/QY40P-TS/QY41P/QY42P/
QY80/QY80-TS/QY81P/QY82P
QH42P
Q64AD/Q68ADV/Q68ADI
64DAN/Q68DAVN/Q68DAIN
QD77MS2/QD77MS4/QD77MS16
QD75P2(N)/QD75P4(N)/QD75D2(N)/QD75D4(N)
QD62/QD62E/QD62D
QJ71E71-100
RX40C7
RY10R2/RY40NT5P/RY41NT2P/RY42NT2P/
RY40PT5P/RY41PT1P/RY42PT1P
RH42C4NT2P
R60AD4/R60ADV8/R60ADI8
R60DA4/R60DAV8/R60DAI8
RD77MS2/RD77MS4/RD77MS8/RD77MS16
RD75P2/RD75P4/RD75D2/RD75D4
RD62P2/RD62P2E/RD62D2
RJ71EN71
QJ71GP21-SX
RJ71GP21-SX
QJ71GF11-T2
RJ71GF11-T2
QJ61BT11N
RJ61BT11
QJ71C24N/QJ71C24N-R2/QJ71C24N-R4
RJ71C24/RJ71C24-R2/RJ71C24-R4
GOT2000/GOT1000
GOT2000/GOT1000※1
19
20
21
22
23
GOT
MELSEC iQ-Rシリーズ
R04CPU/R08CPU/R16CPU/R32CPU/R120CPU
R16MTCPU/R32MTCPU
L1MEM-2GBSD/L1MEM-4GBSD
NZ2MC-1 MBS/NZ2MC-2 MBS/NZ2MC-4 MBS/
NZ2MC-8MBS
R35B/R38B/R312B
R65B/R68B/R612B
RC06B/RC12B/RC30B/RC50B
R61P/R63P
RX10/RX40C7/RX41C4/RX42C4
MELSEC iQ-Rシリーズ
24
使用できません
使用できます
ユニット
MELSEC-Qシリーズ
25
使用できます
使用できます※2
ユニット
MELSEC-Aシリーズ
26
使用できます
使用できません
ユニット
エンジニアリング
27
GX Works2/GX Developer
GX Works3
ソフトウエア
※1:MELSEC iQ-Rシリーズに接続可能なGOTと接続形態については、GOT2000 NEWS Vol.1[L08296-A]を参照ください。
※2:使用可能なMELSEC-Qシリーズユニットは、MELSEC iQ-R ユニット構成マニュアル[SH-081222]を参照ください。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 4/44
1.2.
CPUユニット(QnUDVCPUとRCPU)
QnUDVCPUとRCPUの相違点を示します。
RCPUの命令の詳細は、MELSEC iQ-R プログラミングマニュアル(命令/汎用FUN/汎用FB編)[SH-081226]を、
機能やデバイス等の詳細は、MELSEC iQ-R CPUユニットユーザーズマニュアル(応用編)[SH-081224]を参照く
ださい。
なお、GX Works2のQnUDVCPUのプロジェクトを、GX Works3の"GX Works2形式プロジェクトを開く"で編集する
ことができます。GX Works3の"GX Works2形式プロジェクトを開く"の詳細は、GX Works3オペレーティングマニュ
アル[SH-081214]を参照ください。
1.2.1.
命令
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
分類
基本命令
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
応用命令
BIN16ビットデータ⇒32ビット浮動小数点型実数変換
BIN32ビットデータ⇒32ビット浮動小数点型実数変換
BIN16ビットデータ⇒64ビット浮動小数点型実数変換
BIN32ビットデータ⇒64ビット浮動小数点型実数変換
32ビット浮動小数点型実数⇒BIN16ビットデータ変換
32ビット浮動小数点型実数⇒BIN32ビットデータ変換
64ビット浮動小数点型実数⇒BIN16ビットデータ変換
64ビット浮動小数点型実数⇒BIN32ビットデータ変換
BIN16ビットデータ⇒BIN32ビットデータ変換
BIN32ビットデータ⇒BIN16ビットデータ変換
32ビット浮動小数点型実数
⇒64ビット浮動小数点型実数変換
64ビット浮動小数点型実数
⇒32ビット浮動小数点型実数変換
16進アスキーコード⇒BIN16ビットデータ変換
BIN16ビットデータ⇒16進アスキーコード変換
32ビット浮動小数点型実数平方根演算
64ビット浮動小数点型実数平方根演算
BCD4桁平方根演算
BCD8桁平方根演算
傾斜信号命令
BIN16ビットデータのサーチ
BIN32ビットデータのサーチ
BIN16ビットデータのソート
BIN32ビットデータのソート
時間データの変換(時分秒⇒秒)
時間データの変換(秒⇒時分秒)
BIN32ビットデータのデータリード
(バッファメモリアクセス)
デバイスコメントの読出し
コメントファイルセット
ファイルレジスタ高速ブロック転送
リフレッシュ
自号機CPU共有メモリ書込み
ユニット情報読出し
割込禁止
割込許可
QnUDVCPU
FLT
DFLT
FLTD
DFLTD
INT
DINT
INTD
DINTD
DBL
WORD
ECON
RCPU
INT2FLT
DINT2FLT
INT2DBL
DINT2DBL
FLT2INT
FLT2DINT
DBL2INT
DBL2DINT
INT2DINT
DINT2INT
FLT2DBL
参照
(a)
EDCON
DBL2FLT
HEX
ASC
SQR
SQRD
BSQR
BDSQR
RAMP
SER
DSER
SORT
DSORT
SECOND
HOUR
DFRO
ASC2INT
INT2ASC
ESQRT
EDSQRT
BSQRT
BDSQRT
RAMPQ
SERDATA
DSERDATA
SORTD
DSORTD
TIME2SEC
SEC2TIME
DFROM
COMRD
QCDSET
RBMOV
COM(実行条件なし)
CCOM(実行条件付き)
TO/S.TO
UNIRD
DI(実行条件なし)
EI(実行条件なし)
使用できません
(b)
BMOV
COM(実行条件付き)
-
(c)
TO
UNIINFRD
DI(実行条件付き)
EI(実行条件付き)
(d)
(e)
(f)
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 5/44
(a) FLT、FLTD、HEX、ASC他
QnUDVCPUとRCPUでは、命令名称が異なります。
RCPUでは、変換前⇒変換後の動作が命令名から想像できるようにするなど、命令名称をわかりやすくする改善
を図っています。
(b) QCDSET、COMRD
RCPUでは、QCDSET、COMRDは、使用できません。
デバイスコメントをMELSEC iQ-Rシリーズ対応のGOTに格納し、表示するよう変更してください。
(c) CCOM、COM
RCPUでは、CCOMを使用できません。COMを使用してください。
RCPUのCOMは、実行条件を付加した命令としていますので、QnUDVCPUのCCOMと同じ動作となります。
GX Works2でのプログラム
GX Works3でのプログラム
(d) S.TO
RCPUでは、S.TOを使用できません。TOを使用してください。
TOは、命令実行時に書き込みを完了するため、書き込み完了にて1スキャンONするデバイス(D)はありません。
(D)をプログラム中で使用している場合は、プログラムを見直す必要があります。
なお、下記プログラム例では、書き込み完了にて1スキャンONするデバイス(D)は"M0"になります。
GX Works2でのプログラム
書込み完了後の処理内容
GX Works3でのプログラム
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 6/44
(e) UNIRD
RCPUでは、UNIRDを使用できません。UNIINFRDを使用してください。
なお、UNIINFRDは、読み出すユニット情報が2ワード構成となっているため、UNIRDで読み出したユニット情報
(1ワード構成)を使用しているプログラムは、プログラムを見直す必要があります。
GX Works2でのプログラム
GX Works3でのプログラム
(f) DI、EI
RCPUでは、DI、EI命令は実行条件を付加した命令としています。
従って、RCPUでは、命令を実行しない場合には、ジャンプ命令等を使用する必要がありません。RCPUにて、
QnUDVCPUと同じ動作(常時実行)とする場合は、実行条件を"LD SM400(常時ON)"としてください。
GX Works2でのプログラム
GX Works3でのプログラム
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 7/44
1.2.2. パラメータ
No.
1
項目
CPUユニット
QnUDVCPU
PCパラメータ(PARAM.QPA)
2
インテリジェント
機能ユニット
インテリジェント機能ユニットパラメータ
(IPARAM.QPA)
RCPU
システムパラメータ(SYSTEM.PRM)
、
CPUパラメータ(CPU.PRM)
、
ユニットパラメータ(UNIT.PRM)
、
メモリカードパラメータ(MEMCARD.PRM)
ユニットパラメータ(UNIT.PRM)
参照
(a)
各ユニット
の項目
(a) CPUユニット
RCPUでは、I/O割付設定などのマルチCPU構成時に全CPUユニットで同一と設定するパラメータは、"システムパラ
メータ"で、プログラム設定などのCPUユニット固有で設定可能なパラメータは"CPUパラメータ"で設定します。
また、CPUユニットの内蔵Ethernet機能を使用する場合は、"ユニットパラメータ"(UNIT.PRM)にて設定し、ブート設
定を行う場合は、"メモリカードパラメータ"(MEMCARD.PRM)にて設定します。
GX Works2でのPCパラメータ設定画面とPC書込画面
GX Works3でのシステムパラメータ、CPUパラメータ設定画面とシーケンサへの書込み画面
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 8/44
・内蔵Ethernet機能のTCP(MELSOFT接続)/ UDP (MELSOFT接続)設定
RCPUでは、接続するコネクションNo.を設定してください。未使用とするコネクションを設ける場合は、未使用
とするコネクションNo. に「MELSOFT接続機器」を設定してください。
なお、GOTなどをUDPで接続する際、オープン設定は不要です(自動UDPポートを使用します)。
GX Works2でのPCパラメータの内蔵Ethernet設定画面
GX Works3でのユニットパラメータ設定画面
・内蔵 Ethernet 機能のソケット通信(TCP/IP 接続)の TCP 接続方式の設定
RCPUでは、Ethernet機器設定で“Active 接続機器/Unpassive接続機器 /Fullpassive接続機器”を選択し、「交信
手段」で“ソケット通信”を設定します。
GX Works2でのPCパラメータの内蔵Ethernet設定画面
GX Works3でのユニットパラメータ設定画面
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 9/44
・内蔵 Ethernet 機能のソケット通信(UDP/IP 接続)の一斉同報通信の設定
RCPUでは、UDP接続機器を選択後、「交信手段」で“ブロードキャスト送信”または、“ブロードキャスト受信”
を設定してください。
GX Works2でのPCパラメータの内蔵Ethernet設定画面
GX Works3でのユニットパラメータ設定画面
・内蔵Ethernet機能の時刻設定(SNTPクライアント)のタイムゾーン設定
RCPUでは、CPUユニットの時計データにタイムゾーンの設定が可能なため、CPUパラメータの時計関連設定
にて、タイムゾーンを設定します。
GX Works3でのユニットパラメータ設定画面
GX Works2でのPCパラメータの内蔵Ethernet設定画面
GX Works3でのCPUパラメータ設定画面
・内蔵Ethernet機能の通信プロトコルによる交信設定(通信プロトコル動作状態格納用デバイス)
RCPUでは、CPUバッファメモリ(U3En\G*)にて、プロトコル実行状態、プロトコル実行回数などを確認します。
PCパラメータのオープン設定で、通信プロトコルの動作状態を格納する先頭デバイスを設定し、プログラム中
で使用している場合は、プログラムを見直す必要があります。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 10/44
1.2.3.
No.
1
2
3
4
デバイス・ファイル
QnUDVCPU と RCPU のデバイス・ファイル仕様の相違点を示します。
項目
特殊リレー・レジスタ
拡張データレジスタ(D)
、
拡張リンクレジスタ(W)
ローカルデバイス
ファイル名
QnUDVCPU
SM0~2047/SD0~2047
拡張データレジスタ(D)
、
拡張リンクレジスタ(W)
M0、D0など (区別なし)
ASCII
RCPU
SM0~4095/SD0~4095
使用できません
参照
(a)
(b)
#M0、#D0など("#" (シャープ)記号を付加)
Unicode
(c)
(d)
(a) 特殊リレー・レジスタ
RCPUでは、SM/SD番号および機能の一部が異なります。SM/SDをプログラムで使用している場合は、プログ
ラムを見直す必要があります。
なお、GX Works2のQnUDVCPUのプロジェクトを、GX Works3の"GX Works2形式プロジェクトを開く"で編集し
た場合、RCPUで格納するデータを変更していないものは、SM/SDまたはCPUバッファメモリ(U3En\G*)に自
動変換されます。CPUバッファメモリ(U3En\G*)としている機能については、"n"は1号機固定で変換され
ます。2~4号機で使用される場合は、"n"を使用される号機番号に変更してください。
項目
診断エラー
診断エラー発生時刻
エラー共通情報、エラー個別情報
エラー情報区分、エラー共通情報・個別情報
エラー解除
バッテリ低下
IPパケット中継機能用
スイッチ状態、LED状態
CPU動作状態
LED消灯指令、LED表示色、LED表示優先順位
PAUSE許可コイル
時計データ
表示器データ
デバイス範囲チェック禁止フラグ
ベースモード
Qベース装着有無
n号機停止エラーフラグ
全局リフレッシュ指令
デバイス割付
ラッチクリア機能
Ethernet情報
マルチCPUシステム情報
初期・最小・最大スキャンタイム、END処理時
間、コンスタントスキャン待ち時間、スキャ
ンプログラム実行時間
メモリカード使用状況
ドライブ2容量(1Kバイト単位)
、
ドライブ2容量(1Mバイト単位)
カード脱着許可フラグ
ドライブ2空き容量(1Mバイト単位)
ドライブ3/4種別
ドライブ3容量(1Kバイト単位)
ドライブ4容量(1Kバイト単位)
ドライブ3/4使用状況
ディレクトリ一括削除
ファイルレジスタ情報
ファイルレジスタブロックNo.
コメントファイル情報
プログラムメモリ・標準ROM書込み
標準ROMへの書込み命令実行回数指定
QnUDVCPU
SD0
SD1~3
SM5、SM16
SD4、SD5~15、SD16~26
SD50、SM84、SD81~85
SD51~52
SD180~183
SD200、SD201
SD203
SM202、SD202、SD204、
SD207~209
SM206
SD210~213
SD220~227
SM237
SD240
SD242
SM244~247
SM254
SD282~311
SM339、SD339
SD340~368
SD393~399
SD522~523、SD524~525、
SD526~527、SD540~541、
SD542~543、SD548~549
SD604
SD603、
SD606~607
SM609
SD616~617
SM620~624、SD620
SD622
SD623
SD624
SM638、SD638、SD639
SM640、SD640~647
SD648
SM650、SD650~656
SM680~682、SD681~683、
SM685~687、SD686~688
SD695
RCPU
SD0
SD1~7(最新自己診断エラー発生時刻)※1
使用できません
SD80~143(詳細情報1~2)※1
使用できません
使用できません
U3En\G310~313
SD200、SD201
SD203
使用できません
使用できません
SD210~216※1
使用できません
使用できません
使用できません
SD242(Qシリーズユニット装着可否判別)
SM230~233
使用できません
SD260~309
使用できません
使用できません
SD228~233
SD518~519、SD522~523、
SD524~525、SD526~527、
SD528~529、SD530~531
SD604(SDメモリカード使用状況)
SD606~607(SDメモリカード容量(1Kバイト単位)
)
使用できません
SD610~611(SDメモリカード空き容量(1Kバイト単位)
)
使用できません
SD618~619
SD622~623
SD614(ドライブ3使用状況)
、SD620(ドライブ4使用状況)
使用できません
使用できません
SD312
使用できません
SM628~630、SD629~631、
SM632~634、SD633~635
SD771
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 11/44
項目
ブート運転情報
パラメータ有効ドライブ情報
EIフラグ
ブロック比較
IMASK命令マスクパターン
ファイルアクセス中
BIN,DBIN命令エラー不可フラグ
スケーリング命令探索方法設定
PIDバンプレス処理・リミット制限設定
アキュームレータ
COM命令実行時リフレッシュ処理選択
オートロギング状態
RAM ERROR 発生時のデバイス情報
リモートパスワード累積回数
A→Q変換対応
使用IPアドレス
MACアドレス
時刻設定機能(SNTP)用
リモートパスワード累積回数クリア
コネクション強制無効化設定
オープン信号、オープン要求信号、
受信状態信号
内蔵Ethernetポート接続状態
Ethernet基本タイムアウト時間
IPアドレス変更機能用
QnUDVCPU
SM660、SD660~666
SD670
SM715
SM716~718
SD715~717、SD781~793
SM721
SM722
SM750
SM774、SD774、SD775
SD718~719
SD778
SM841
SD927~928
SD979~999
SM1000~1255、 SD1000~1255
SD1260~1265
SD1266~1268
SM1270、 SD1270~1275※1
SM1273
SD1276~1277
SD1282、SD1284、SD1286
RCPU
使用できません
使用できません
使用できません
SM704
SD1400~1415
SM753
SM754
SM755
SM792、SD792、SD793
使用できません
SD775
使用できません
使用できません
U3En\G320~340
使用できません
U3En\G50~65(自ノードIPアドレス)
U3En\G74~76(自ノードMACアドレス)
U3En\G290~299※1
使用できません
U3En\G280~281
SD1504、SD1505、
SD1506
SD1288
使用できません
SD1289
使用できません
SM1292~1297、
SM1520~1523、
SD1292~1299
SD1520~1527
通信プロトコル機能用
SM1354~1355※2、
U3En\G692、
SD1359~1381
U3En\G710~729
内蔵Ethernetポート用カウンタ
SD1395
U3En\G226(受信FIFOオーバーフロー回数)
ヒューズ断ユニット
SD1300~1331
使用できません
入出力ユニット照合
SD1400~1431
使用できません
データロギング
SM1940~2037、SD1940~2036 SM1210~1307、SD1210~1306
※1:RCPU では格納するデータが異なります。従って、"GX Works2 形式プロジェクトを開く"では自動変換されません。
※2:QnUDVCPU の SM1355(通信プロトコル設定チェック要求)は、RCPU では使用できません。
(b) 拡張データレジスタ(D)
、拡張リンクレジスタ(W)
RCPUでは、拡張データレジスタ(D)、拡張リンクレジスタ(W)は使用できません。
CPUパラメータで、デバイスエリアの容量を増加し、データレジスタ(D)、リンクレジスタ(W)の点数を増やしてくだ
さい。(ファイル格納エリアの容量を削減し、デバイスエリアの容量を増加させてください。)
GX Works2でのPCパラメータ設定画面
GX Works3でのCPUパラメータ設定画面
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 12/44
(c) ローカルデバイス
RCPUでは、ローカルデバイスは、"#" (シャープ)付きで表現します。
ただし、インデックスレジスタ(Z)およびプログラム毎のファイルレジスタ(R/ZR)は、"#" (シャープ)付きで表現しま
せん。RCPUは、ローカルデバイスファイルの指定は不要ですが、ローカルデバイスを使用するエリアの設定が必
要です。
GX Works2でのPCパラメータ設定画面
GX Works2でのプログラム(MAIN/MAIN1)
GX Works3でのCPUパラメータ設定画面
GX Works3でのプログラム(MAIN/MAIN1)
(d) ファイル名
RCPUでは、ファイル名はUnicodeで扱うため、FTP等の外部機器からファイルを読み出す場合は、Unicodeで指定
してください。
なお、プログラム上で、文字列(ダブルクォーテーション(“))で指定しているファイル名の変更は不要ですが、デバ
イスに格納した文字列データを扱う場合、プログラムを見直す必要があります。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 13/44
1.2.4.
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
機能
項目
SFCプログラム
構造化ラダー/FBD
サンプリングトレース
機能
標準ROMへのラッチ
データバックアップ機能
メモリカードによる
CPU ユニット交換機能
モニタ
実行時間計測
MELSEC-A
シリーズ互換機能
11
高速割込み機能
12
13
14
サービス処理
データロギング機能
マルチCPU機能
15
16
17
18
19
ファイルパスワード、
リモートパスワード
自己診断機能
QnUDVCPU
SFCプログラム
構造化ラダー/FBD
サンプリングトレース機能
RCPU
使用できません
使用できません
使用できません
参照
-
-
(a)
標準ROMへのラッチデータバックアップ機能
使用できません
(b)
メモリカードによるCPU ユニット交換機能
使用できません
(c)
モニタ条件の設定
実行条件付デバイステスト
外部入出力の強制ON/OFF
スキャンタイム測定
A互換1C/1Eフレームによるアクセス
(A→Q変換SM/SD(SM1000~SM1255/SD1000~
SD1255)
)
高速割込み(I49)
(高速I/Oリフレッシュ、高速バッファ転送設
定)
使用できません
使用できません
使用できません
使用できません
使用できません
(d)
(e)
(f)
(g)
(h)
I49割込み
(イベント実行タイププログラム(I49の割込
み発生をトリガに指定)
、プログラムごとのリ
フレッシュ設定)
デバイス・ラベルアクセスサービス処理設定
使用できません
使用できません
(i)
サービス処理設定
データロギングファイル転送機能
CPU共有メモリ"U3En\G0~"の自号機動作情報
エリアへのアクセス
マルチCPU間共有デバイスのマルチCPU間高速
通信エリア"U3En\G10000~"
マルチCPU間高速通信エリアを使用したリフ
レッシュ(END処理実行時のリフレッシュ)
ファイルパスワード32
(有効文字数:4~32文字)
リモートパスワード(有効文字数:4文字)
エラーの解除
(任意に指定した続行エラーのエラー解除)
CPUバッファメモリアクセスデバイスの定周
期通信エリア"U3En\HG0~"。
定周期通信エリアを使用したリフレッシュ
(マルチCPU間同期割込みプログラム(I45)
実行時のリフレッシュ)
ファイルパスワード
(有効文字数:6~32文字)
リモートパスワード(有効文字数:6~32文字)
エラーの解除
(現在発生している続行エラーの一括解除)
(j)
(k)
(l)
(m)
(n)
(o)
(p)
(a) サンプリングトレース機能
RCPUでは、サンプリングトレース機能は使用できません。
データロギング機能のトリガロギングを使用してください。ただし、データの格納先に、CPU内蔵メモリが使用できな
いため SDメモリカードを用意していただく必要があります。
(b) 標準ROMへのラッチデータバックアップ機能
RCPUでは、標準ROMへのラッチデータバックアップ機能は使用できません。
GOTのバックアップ/リストア機能をご使用いただくか、GX Works3でデータを読み出し、保存または再度書き込
んでください。
(c) メモリカードによるCPU ユニット交換機能
RCPUでは、メモリカードによるCPUユニット交換機能は使用できません。
GOTのバックアップ/リストア機能をご使用いただくか、GX Works3でデータを読み出し、保存または再度書き込
んでください。
(d) モニタ条件の設定
RCPUでは、モニタ条件の設定は使用できません。
データロギング機能のトリガロギングを使用してください。
トリガロギングはデータ収集タイミングをデバイスデータの条件やステップNo.で指定します。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 14/44
(e) 実行条件付デバイステスト
RCPUでは、実行条件付きデバイステストは使用できません。
値を変更したい箇所に、下記に示す代替となるプログラムをRUN中書込みで追加、削除してください。
実行条件付きデバイステストにおいて、実行タイミングを命令実行前に指定していた場合、RCPUでは、該当ステッ
プの前に代替となるプログラムを追加してください。命令実行後に指定していた場合は、該当ステップの後に代替
となるプログラムを追加してください。
GX Works2でのプログラムと実行条件付きデバイステスト実行画面
GX Works3でのプログラム
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 15/44
(f) 外部入出力の強制ON/OFF
RCPUでは、外部入出力の強制ON/OFFは使用できません。
下記に示す代替プログラムをご使用ください。
・Xデバイスを強制ON/OFFさせたい場合は、スキャンプログラムの先頭にSET/RST命令を、Yデバイスを強制
ON/OFFさせたい場合は、スキャンプログラムの最終にSET/RST命令を追加してください。
<Xデバイスを強制ON/OFFさせたい場合>
<Yデバイスを強制ON/OFFさせたい場合>
GX Works2での外部入出力強制ON/OFF画面
GX Works3でのプログラム
<制約事項>
下記の場合は適用することができません。
・ダイレクト入力デバイス(DX)、ダイレクト出力デバイス(DY)により、強制ON/OFF対象の入出力を参照または変
更している。
・割込みプログラム内で、強制ON/OFF対象の入出力を参照または変更している。
(g) スキャンタイム測定
RCPUでは、スキャンタイム測定は使用できません。
プログラム単位でスキャンタイムを確認する場合は、プログラム一覧モニタを使用してください。
また、任意区間の処理時間は、MELSEC iQ-R プログラミングマニュアル(命令/汎用FUN/汎用FB編)に記載して
いる命令処理時間から算出してください。
(h) A互換1C/1Eフレームによるアクセス(A→Q変換SM/SD(SM1000~SM1255/SD1000~SD1255)
)
RCPUでは、A互換1C/1Eフレームによるアクセス(A→Q変換SM/SD(SM1000~SM1255/SD1000~SD1255))は
使用できません。QnA互換3E/3Cフレームを使用し、RCPUのSM/SDにアクセス先を変更してください。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 16/44
(i) 高速割込み機能の高速I/Oリフレッシュ、高速バッファ転送設定
RCPUでは、"CPUパラメータ"のプログラム設定でI49の割込み発生をトリガとしたイベント実行タイププログラムを
設定し、プログラムごとのリフレッシュを設定します。
また、I/Oリフレッシュ、およびバッファメモリの転送は、対象とするユニットの"ユニットパラメータ"で、リフレッシュす
るデータ、およびリフレッシュグループを設定します。
GX Works2でのPCパラメータ設定画面とプログラム
GX Works3でのCPUパラメータ、ユニットパラメータ設定画面とプログラム
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 17/44
(j) サービス処理
RCPUでは、プログラムファイルの読出し等のファイルアクセス処理は、ファイルアクセスによるスキャンタイムの遅
延が発生しないよう、END処理ではなく、スキャンと非同期で処理を行います。
従って、デバイス・ラベルアクセスサービス処理設定で、サービス処理の回数を増加させても、ファイルアクセスの
応答性能が向上しません(COM 命令による指定も、同様にファイルアクセスの応答性能が向上しません)。
なお、デバイスの読出し等のデバイスアクセス処理などは、END 処理にて処理を行うため、デバイス・ラベルアクセ
スサービス処理設定や COM 命令によるサービス処理の回数増加で、デバイスアクセスの応答性能を向上させるこ
とができます。
(k) データロギングファイル転送機能
RCPUでは、データロギングファイル転送機能は使用できません。
RCPUでは、内蔵EthernetのFTPサーバ機能を使用してパソコン等のサーバからCPUユニット内のロギング結果
ファイルを取得(転送)します。
CPUユニットロギング設定ツール ファイル転送 画面
コマンドプロンプトでのFTPファイル転送(FTPサーバ)画面
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 18/44
(l) CPU共有メモリの自号機動作情報エリアへのアクセス
RCPUでは、CPU共有メモリ"U3En\G0~"の自号機動作情報エリアはありません。
プログラム上で、自号機動作情報エリアを使用している場合、プログラムを見直す必要があります。
なお、他号機の動作情報を確認する場合は、他号機の特殊レジスタ(SD)をリフレッシュし、アクセスしてください。
(m) マルチCPU間高速通信エリアへのアクセス
RCPUでは、マルチCPU間のデータ交信可能なエリアのサイズ拡張に伴い、マルチCPU間高速通信エリア
"U3En\G10000~"は、別のデバイス記号"U3En\HG0~"(定周期通信エリアへのアクセス)としています。
プログラム上で、マルチCPU間高速通信エリアを使用している場合、プログラムを見直す必要があります。
なお、GX Works2のQnUDVCPUのプロジェクトを、GX Works3の"GX Works2形式プロジェクトを開く"で編集した
場合、U3En¥G10000~は、U3En\HG0~に自動変換されます。ただし、FROM/TO命令を使用して定周期通信
エリアへアクセスしている場合、データ転送命令+CPUバッファメモリアクセスデバイスによるアクセス(例:MOV
U3En\HG* D0)を使用してください。
GX Works2でのマルチCPU間高速通信エリアへのアクセスプログラム
GX Works3での定周期通信エリアへのアクセスプログラム
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 19/44
(n) マルチCPU間高速通信エリアを使用したリフレッシュ
RCPUでは、マルチCPU間のリフレッシュは、END処理実行時とマルチCPU間同期割込みプログラム(I45)実行時
の2つのタイミングで行います。リフレッシュ処理のタイミングが異なるため、プログラム上で、マルチCPU間高速通
信エリア(END処理実行時)のリフレッシュを使用している場合、プログラムを見直す必要があります。
なお、QnUDVCPUと同じEND処理のタイミングでリフレッシュさせたい場合、CPUバッファメモリ(END処理時)のリ
フレッシュを設定してください。
GX Works2でのPCパラメータ設定(マルチCPU設定)画面とリフレッシュ実行タイミング
GX Works3でのシステムパラメータ設定(マルチCPU設定)画面とリフレッシュ実行のタイミング
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 20/44
(o) ファイルパスワード、リモートパスワード
RCPUでは、パスワードの有効文字数が異なります。6~32文字のパスワードを設定してください。
なお、FTP等の外部機器からシーケンサへアクセスする場合、外部機器側のパスワード文字数を変更してくださ
い。
(p) 自己診断機能
RCPU では、現在発生している続行エラーを一括で解除します。
従って、現在発生している続行エラーを個別に解除する必要はありません。
なお、RCPU では、エラーコード体系を一新しています。従って、エラーコードを動作条件やインタロック条件に設
定している場合、プログラムを見直す必要があります。
1.3.
1.3.1.
No.
1
1.3.2.
No.
1
2
電源、ベース、I/Oユニット
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの電源・ベース・I/Oユニットの相違点を示します。
電源ユニット
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズの電源ユニットの相違点を示します。
項目
端子台ネジサイズ
MELSEC-Qシリーズ
M3.5
MELSEC iQ-Rシリーズ
M4.0
ベースユニット
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズのベースユニットの相違点を示します。
項目
増設ベース段数設定
増設ケーブル固定
MELSEC-Qシリーズ
コネクタピンで設定
固定ネジ
MELSEC iQ-Rシリーズ
自動認識
ロックボタン
1.3.3.
I/Oユニット
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-RシリーズのI/Oユニットの相違点を示します。
(1) コネクタ形状
No.
1
項目
コネクタ
MELSEC-Qシリーズ (QX81、QY81P)
37ピンDサブコネクタ
MELSEC iQ-Rシリーズ (RX41C4、RY41PT1P)
40ピンコネクタ
(2) 割込み機能(割込みユニット)
MELSEC-iQ-Rシリーズで割込み機能を使用する場合は、入力ユニットを使用してください。割込み機能は、入力
ユニットのユニットパラメータで設定します。
(3) パラメータ
No.
1
2
3
項目
入力応答時間設定
割込み設定
エラー時出力モード設定
MELSEC-Qシリーズ
PCパラメータ-I/O割付設定
MELSEC iQ-Rシリーズ
ユニットパラメータ
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 21/44
1.4.
1.4.1.
インテリジェント機能ユニット
アナログ-ディジタル変換ユニット
MELSEC-Qシリーズ(Q64AD/Q68ADV/Q68ADI) と MELSEC iQ-Rシリーズ(R60AD4/R60ADV8/R60ADI8)の
相違点を示します。
MELSEC iQ-Rシリーズの詳細は、MELSEC iQ-R アナログーディジタル変換ユニットユーザーズマニュアル(応
用編)[SH-081231]を参照ください。
(1) 専用命令
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズで、専用命令に相違はありません。
(2) パラメータ
No.
1
2
3
4
MELSEC-Qシリーズ
エラー時出力モード
スイッチ設定
パラメータ(各設定)
自動リフレッシュ
PCパラメータ-I/O割付設定
インテリジェント機能ユニット
パラメータ
MELSEC iQ-Rシリーズ
ユニットパラメータ
(3) 入出力信号、バッファメモリ
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズでは、入出力信号、バッファメモリの配置が違います。
入出力信号、バッファメモリをプログラムで使用している場合は、プログラムを見直す必要があります。
なお、Q互換モードを使用する場合、以下信号および以下機能の相違点以外は、プログラムをそのまま使用す
ることができます。
No.
1
2
信号名称
X1
X8
MELSEC-Qシリーズ
温度ドリフト補正状態フラグ
高分解能モード状態フラグ
MELSEC iQ-Rシリーズ
使用できません
警報出力信号
(4) 機能
No.
1
2
項目
分解能モード切替機能
温度ドリフト機能
MELSEC-Qシリーズ
分解能モード切替機能
温度ドリフト機能
MELSEC iQ-Rシリーズ
使用できません
使用できません
参照
(a)
(b)
(a)分解能モード切替機能
MELSEC iQ-Rシリーズは、分解能を向上させているため分解能モード切替機能を搭載していません。
スケーリング機能を使用することでMELSEC-Qシリーズ相当に換算した値を得ることができます。ただし、換算
した値は「ディジタル演算値」に格納されるため、参照するバッファメモリアドレスを変更する必要があります。
(b) 温度ドリフト機能
MELSEC iQ-Rシリーズは、精度を向上させているため温度ドリフト機能を搭載していません。
(温度ドリフト機能使用時のMELSEC-Qシリーズと同等の精度です。)
温度ドリフト機能を使用している場合はプログラムを見直す必要があります。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 22/44
1.4.2.
ディジタルーアナログ変換ユニット
MELSEC-Qシリーズ(Q64DAN/Q68DAIN/Q68DAVN) と MELSEC iQ-Rシリーズ
(R60DA4/R60DAI8/R60DAV8)の相違点を示します。
MELSEC iQ-Rシリーズの詳細は、MELSEC iQ-R ディジタル-アナログ変換ユニットユーザーズマニュアル(応
用編)[SH-081236]を参照ください。
(1) 専用命令
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズで、専用命令に相違はありません。
(2) パラメータ
No.
1
2
3
4
MELSEC-Qシリーズ
エラー時出力モード
スイッチ設定
パラメータ(各設定)
自動リフレッシュ
PCパラメータ-I/O割付設定
インテリジェント機能ユニット
パラメータ
MELSEC iQ-Rシリーズ
ユニットパラメータ
(3) 入出力信号、バッファメモリ
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズでは、入出力信号、バッファメモリの配置が違います。
入出力信号、バッファメモリをプログラムで使用している場合は、プログラムを見直す必要があります。
なお、Q互換モードを使用する場合、以下信号および以下機能の相違点以外は、プログラムをそのまま使用す
ることができます。
No.
1
2
3
信号名称
X8
XD
YD
MELSEC-Qシリーズ
高分解能モード状態フラグ
同期出力モード状態フラグ
同期出力要求
MELSEC iQ-Rシリーズ
使用できません
断線検出信号
使用できません
(4) 機能
No.
1
項目
分解能モード切替機能
MELSEC-Qシリーズ
分解能モード切替機能
MELSEC iQ-Rシリーズ
使用できません
参照
(a)
(a)分解能モード切替機能
MELSEC iQ-Rシリーズは、分解能を向上させているため分解能モード切替機能を搭載していません。
スケーリング機能を使用することにより、MELSEC Qシリーズ相当に換算した値を得ることができます。ただし、
換算した値は「ディジタル演算値」に格納されるため、参照するバッファメモリアドレスを変更する必要がありま
す。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 23/44
1.4.3.
シンプルモーションユニット
MELSEC-Qシリーズ(QD77MS2/QD77MS4/QD77MS16) と MELSEC iQ-Rシリーズ
(RD77MS2/RD77MS4/RD77MS8/RD77MS16)のシンプルモーションユニットの相違点を示します。
MELSEC iQ-Rシリーズの詳細はMELSEC iQ-R シンプルモーションユニットユーザーズマニュアル(応用編)
[IB-0300246]を参照ください。
(1) 配線
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズで配線に相違点はありません。
(2) プログラム
(a)入出力信号
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズでは、入出力信号の配置が違います。
入出力信号をプログラムで使用している場合は、プログラムを見直す必要があります。
なお、RD77MS16は、プログラムをそのまま使用することができます。
(b)バッファメモリ
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズでは、バッファメモリの配置が違います。
バッファメモリをプログラムで使用している場合は、プログラムを見直す必要があります。
(c)エラーコード,アラームコード
MELSEC iQ-Rシリーズではエラーコード体系を一新しています。従って、エラーコードを動作条件やイ
ンタロック条件に設定している場合、プログラムを見直す必要があります。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 24/44
1.4.4.
位置決めユニット
MELSEC-Qシリーズ(QD75P2N/QD75P4N/QD75D2N/QD75D4N)とMELSEC iQ-Rシリーズ
(RD75P2/RD75P4/RD75D2/RD75D4)の相違点を示します。
MELSEC iQ-Rシリーズの詳細は、MELSEC iQ-Rシリーズ 位置決めユニットユーザーズマニュアル(応用編)
[SH-081244] 、MELSEC iQ-Rシリーズ 位置決めユニットユーザーズマニュアル(スタートアップ編)[SH-081242]
を参照ください。
(1) 配線
QD75D2N/QD75D4N と RD75D2/RD75D4 では、PULSE COM 端子の配置が異なります。
QD75D2N/QD75D4N で使用されている40 ピンコネクタを、RD75D2/RD75D4 へ流用される場合、40 ピンコ
ネクタ(2B20、2B19 ピン)へ新規に配線が必要となります。
(2) 専用命令
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズで、相違ある命令はありません。
(3) パラメータ
No.
1
2
3
4
5
MELSEC-Qシリーズ
エラー時出力モード
パラメータ(各設定)
自動リフレッシュ
位置決めデータ
ブロック始動データ
PCパラメータ-I/O割付設定
インテリジェント機能ユニット
パラメータ
インテリジェント機能ユニット
MELSEC iQ-Rシリーズ
ユニットパラメータ
ユニット拡張パラメータ
・パラメータの書込み
MELSEC iQ-Rシリーズでは、位置決めユニット本体への書き込みの他に、CPUユニットにパラメータを書き
込むことができます。これにより、パラメータをCPUユニットで一元管理できるため、保守時のユニット交換が
容易となります。
なお、CPUユニットに格納されたユニットパラメータおよびユニット拡張パラメータは、電源OFF→ON、CPU
ユニットのRESET操作およびSTOP→RUN操作で、位置決めユニットに反映されます。
プログラムにてユニット拡張パラメータの設定を行う場合は、ユニットアクセスフラグのON後に実行してくださ
い。CPU ユニットのSTOP→RUN操作で、CPUユニットに格納されているパラメータが上書きされるため、パ
ラメータ設定プログラムを再度実行してください。
加工するワークごとに位置決めデータを変更するシステムや、GOTなどから設定変更を行うシステムなど、プ
ログラムから位置決めデータを設定する場合や、ティーチング機能を用いて位置決めデータを変更する場
合は,ユニットパラメータの基本設定内の拡張パラメータ格納設定を「位置決めユニット」に設定し、「ユニット
バックアップ機能」を使用して位置決めユニット内にパラメータを保存してください。
(4) 入出力信号、バッファメモリ
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズでは、入出力信号、バッファメモリの配置が違います。
入出力信号、バッファメモリをプログラムで使用している場合は、プログラムを見直す必要があります。
No.
1
信号名称
X1
MELSEC-Qシリーズ
同期用フラグ
MELSEC iQ-Rシリーズ
ユニットアクセスフラグ
(5) 機能
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズで、差異ある機能はありません。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 25/44
1.4.5.
高速カウンタユニット
MELSEC-Qシリーズ(QD62/QD62D/QD62E)とMELSEC iQ-Rシリーズ(RD62P2/ RD62D2/ RD62P2E)の相違点
を示します。
MELSEC iQ-Rシリーズの詳細は、MELSEC iQ-Rシリーズ 高速カウンタユニットユーザーズマニュアル(応用編)
[SH-081240]、MELSEC iQ-R高速カウンタユニットユーザーズマニュアル(スタートアップ編)[SH-081238]を参照
ください。
(1) 配線
QD62E と RD62P2Eのみ,一致出力の配線が異なります。
QD62Eで使用されている40ピンコネクタを、RD62P2Eへ流用する場合、A01,A02への配線は不要です(A01、
A02はN.C.)。
(2) 専用命令
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズで、相違ある専用命令はありません。
(3) パラメータ
No.
1
2
3
4
MELSEC-Qシリーズ
エラー時出力モード
スイッチ設定
パラメータ(各設定)
自動リフレッシュ
PCパラメータ-I/O割付設定
インテリジェント機能ユニット
パラメータ
MELSEC iQ-Rシリーズ
ユニットパラメータ
(4) 入出力信号、バッファメモリ
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズでは、入出力信号、バッファメモリの配置が違います。
入出力信号、バッファメモリをプログラムで使用している場合は、プログラムを見直す必要があります。
No.
1
信号名称
XF
MELSEC-Qシリーズ
ヒューズ断検出フラグ
MELSEC iQ-Rシリーズ
使用できません
(5) 機能
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズで、差異ある機能はありません。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 26/44
1.5.
1.5.1.
情報・ネットワークユニット
情報・ネットワークユニット共通事項
(1) パラメータ設定
MELSEC iQ-Rシリーズの情報・ネットワークユニットでは、パラメータ設定はユニット毎に設定します。
GX Works2でのネットワークパラメータ設定画面
GX Works3でのユニットパラメータ設定画面
(2) 割込み設定
MELSEC iQ-Rシリーズの情報・ネットワークユニットは、ユニットパラメータで割込みポインタの番号を設定しま
す。
GX Works2でのユニットパラメータ設定画面
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 27/44
GX Works3でのユニットパラメータ設定画面
(3) 専用命令(Ethernet/CC-Link IEフィールド/CC-Link IEコントローラ共通)
MELSEC iQ-Rシリーズでは、専用命令のネットワークNo.に、他局アクセス時有効ユニット指定:254を指定できま
せん。自局ネットワークNo.を指定してください。
1.5.2.
Ethernetインタフェースユニット
MELSEC-Qシリーズ(QJ71E71-100)とMELSEC iQ-Rシリーズ(RJ71EN71)の相違点を示します。
MELSEC iQ-Rシリーズの詳細は、MELSEC iQ-R Ethernet ユーザーズマニュアル(応用編)[SH-081253]
を参照ください。
(1) 専用命令
No.
1
2
3
4
分類
Ethernet用
命令
(a)
コネクションの確立
エラー情報クリア
受信している電子メールを読み出す
電子メールを送信する
MELSEC-Qシリーズ
ZP.OPEN
ZP.ERRCLR
ZP.MRECV
ZP.MSEND
MELSEC iQ-Rシリーズ
ZP.OPEN
ZP.ERRCLEAR
使用できません。
参照
(a)
-
-
ZP.OPEN
MELSEC iQ-Rシリーズでは、コントロールデータを使用してオープン処理を実施する際、相手機器を
MACアドレスで指定している場合は、IPアドレス指定に変更してください。
(2) パラメータ
No
項目
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
SLMP(MCプロトコル)による 交信の設定
ランダムアクセスバッファ交信の設定
一斉同報の設定
未使用コネクションの設定
TCP/IP接続機器の設定
生存確認の設定
RUN中書込み設定
送信フレーム設定
ルータ中継(ゲートウェイ)パラメータ設定
割込み設定
設定箇所
MELSEC-Qシリーズ
ネットワークパラメー
タ
オープン設定
動作設定
ルータ中継パラメータ
割込み設定
(a) SLMP(MCプロトコル)による交信の設定
MELSEC iQ-Rシリーズでは「SLMP接続機器」を選択してください。
GX Works2でのユニットパラメータ設定画面
GX Works3でのユニットパラメータ設定画面
MELSEC iQ-Rシリーズ
ユニットパラメータ
参照
(a)
(b)
(c)
(d)
(e)
(f)
(g)
(h)
(i)
(j)
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 28/44
(b) ランダムアクセスバッファ交信の設定
MELSEC iQ-Rシリーズは接続機器を選択後、「交信手段」で“ランダムアクセスバッファ”を選択してくださ
い。
GX Works2でのユニットパラメータ設定画面
GX Works3でのユニットパラメータ設定画面
(c) 一斉同報の設定
MELSEC iQ-RシリーズはUDP接続機器を選択後、「交信手段」で“ブロードキャスト送信” または、“ブロー
ドキャスト受信”を選択してください。
GX Works2でのユニットパラメータ設定画面
GX Works3でのユニットパラメータ設定画面
(d) 未使用コネクションの設定
MELSEC iQ-Rシリーズは未使用とするコネクションNo.に「MELSOFT接続機器」を設定してください。
GX Works2でのユニットパラメータ設定画面
GX Works3でのユニットパラメータ設定画面
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 29/44
(e) TCP/IP接続機器の設定
MELSEC iQ-Rシリーズでは「オープン方式」を決定することで「プロトコル」も決定します。
GX Works2でのユニットパラメータ設定画面
GX Works3でのユニットパラメータ設定画面
(f) 生存確認の設定
MELSEC iQ-Rシリーズでは「相手機器構成設定」でコネクション毎に設定してください。また、TCP/IPの生
存確認はKeepAliveのみ使用可能です。
GX Works2でのユニットパラメータ設定画面
GX Works3でのユニットパラメータ設定画面
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 30/44
(g) RUN中書き込み設定
MELSEC iQ-Rシリーズでは、SLMP交信は「基本設定」-「自ノード設定」-「RUN中の書込み許可/禁止設定」
から、FTPサーバ機能は「応用設定」-「FTPサーバ設定」-「RUN中書込み許可」からそれぞれ設定してくださ
い。
GX Works2でのユニットパラメータ設定画面
GX Works3でのユニットパラメータ設定画面
(h) 送信フレーム設定
MELSEC iQ-Rシリーズでは、「Ethernet(V2.0)」のみ使用可能です。なお、「IEEE802.3」フレームは受信の
み可能です。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 31/44
(i) ゲートウェイパラメータ設定 (ルータ中継パラメータ)
MELSEC iQ-Rシリーズでは、「基本設定」-「自ノード設定」で“サブネットマスク” “デフォルトゲートウェイ”、
「応用設定」-「ゲートウェイ設定パラメータ」で“ゲートウェイ情報”を設定します。
MELSEC iQ-Rシリーズは設定項目の名称がMELSEC Qシリーズから変更になっています。
・“サブネットマスクパターン”→“サブネットマスク”
・“デフォルトルータIPアドレス”→“デフォルトゲートウェイ”
・“ルータ情報”→“ゲートウェイ情報”
・“ルータIPアドレス”→“ゲートウェイIPアドレス”
GX Works2でのユニットパラメータ設定画面
GX Works3でのユニットパラメータ設定画面
(j) 割込み設定
MELSEC iQ-Rシリーズは設定項目の名称がMELSEC-Qシリーズから変更になっています。
・“RECVS命令”→“SEND命令データ受信”
・“固定バッファ”→“コネクション受信”
(3) 入出力信号、バッファメモリ
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズでは、入出力信号、バッファメモリの配置が違います。
入出力信号、バッファメモリをプログラムで使用している場合は、プログラムを見直す必要があります。
(4) 機能
No.
1
2
3
項目
電子メール機能
Web機能
SLMP(MCプロトコル)
MELSEC-Qシリーズ
電子メール機能
Web機能
A互換1Eフレーム
MELSEC iQ-Rシリーズ
使用できません。
使用できません。
使用できません。
参照
-
-
-
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 32/44
1.5.3.
CC-Link IEフィールドネットワークマスタ・ローカルユニット
MELSEC-Qシリーズ(QJ71GF11-T2) と MELSEC iQ-Rシリーズ(RJ71GF11-T2(RJ71EN71※1))の相違点を示
します。
MELSEC iQ-Rシリーズの詳細は、MELSEC iQ-R CC-Link IEフィールドネットワークユーザーズマニュ
アル(応用編)[SH-081255]を参照ください。
※1:RJ71EN71は、パラメータ設定によりCC-Link IEフィールドネットワークとEthernetを切り替えて使用できます。本書で
は 、 区 別 す る 必 要 が な い 場 合 、 パ ラ メ ー タ 設 定 に よ り CC-Link フ ィ ー ル ド ネ ッ ト ワ ー ク と し た RJ71EN71 を
RJ71GF11-T2と称します。
(1) システム構成
RJ71GF11-T2以外をマスタ局に使用する場合、使用するマスタ局のシリアルNo.に制約があります。
マスタ局には下記ユニットを使用してください。
形名
シリアルNo.の上5桁※2
QJ71GF11-T2
LJ71GF11-T2
Q81BD-J71GF11-T2
QS0J71GF11-T2
“16012”以降
“16012”以降
“16012”以降
“16022”以降
※2:マスタ局のシリアルNo.が上記以前の場合、マスタ局の“ネットワーク構成設定”の“RX/RY設定”を以下表のようにし
てください。
処置方法
割付点数を変更する、
予約局を追加するな
ど、全局で一番大きい
最終番号が32の倍数-1
となるようにしてくだ
さい。
処置例
・変更前
・変更後
全局で一番大きい最終
番号を7FH以下にして
ください。
・変更前
・変更後
(2) 専用命令
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズで、相違のある専用命令はありません。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 33/44
(3) パラメータ
No.
1
2
MELSEC-Qシリーズ
ネットワーク
ネットワーク構成設定
パラメータ
モード
MELSEC iQ-Rシリーズ
ユニット
基本設定
パラメータ
応用設定
ネットワーク構成設定
ユニット動作モード設
定
参照
(a)
(b)
(a) ネットワーク構成設定
MELSEC-Qシリーズでは構成設定を、表形式とCC IE Field構成ウィンドウで設定可能でしたが、
MELSEC iQ-Rシリーズでは、CC IE Field構成ウィンドウのみ設定可能です。
(b)ユニット動作モード設定
MELSEC iQ-Rシリーズでは、H/Wテストと自己折返しテストは、単体通信テストに統合しています。
また、回線テストは、使用できません。GX Works3のCC-Link IEフィールドネットワーク診断画面で
確認してください。
No.
1
2
3
項目
H/Wテスト
自己折返しテスト
回線テスト
MELSEC-Qシリーズ
H/Wテスト
自己折返しテスト
回線テスト
MELSEC iQ-Rシリーズ
単体通信テスト
使用できません。
(4) リンク特殊リレー(SB)、リンク特殊レジスタ(SW)
MELSEC iQ-Rシリーズでは、リンク特殊リレー(SB)
、リンク特殊レジスタ(SW)の番号の一部が異な
ります。SB/SWをプログラムで使用している場合は、プログラムを見直す必要があります。
項目
イベント履歴クリア受付状態/完了状態
イベント履歴発生状態
イベント履歴累積回数
ハードウェアテスト完了状態
自己折り返しテスト完了状態、正常/異常完了状態
回線テスト完了状態、正常/異常完了状態
回線テスト指示受付け状態
回線テスト結果
回線テスト詳細結果
MELSEC-Qシリーズ
SB0061~62
SB007A
SW007A
SB0090~91
SB0092~93
SB0094~95
SB009A
SW0194
SW01A0~SW 01A7
MELSEC iQ-Rシリーズ
使用できません。
使用できません。
使用できません。
使用できません。
使用できません。
使用できません。
使用できません。
使用できません。
使用できません。
(5) 機能
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズで、相違ある機能はありません。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 34/44
1.5.4.
CC-Linkシステムマスタ・ローカルユニット
MELSEC-Qシリーズ(QJ61BT11N) と MELSEC iQ-Rシリーズ(RJ61BT11)の相違点を示します。
MELSEC iQ-Rシリーズの詳細は、MELSEC iQ-R CC-Linkシステムマスタ・ローカルユニットユーザーズマニュア
ル(応用編)[SH-081268]を参照ください。
(1) 専用命令
No.
1
分類
マスタ局のネットワークパラメータ設定
MELSEC-Qシリーズ
RLPASET
MELSEC iQ-Rシリーズ
RLPASET
参照
(a)
(a) RLPASET
MELSEC-Qシリーズではコントロールデータのデバイス(S1+1) “設定フラグ”のb14,b15で”モード”を設定し
ていましたが、MELSEC iQ-Rシリーズではユニットパラメータで設定するため、0固定にしてください。
QJ61BT11N での設定データ
RJ61BT11N での設定データ
(2) パラメータ
No.
1
2
項目
局番設定/伝送速度
モード設定
3
リフレッシュ
4
CC-Link 構成設定
MELSEC-Qシリーズ
ロータリースイッチで設定
ネットワークパラメータまたは
スイッチ設定で設定
デバイス番号の先頭を設定
局情報設定(表形式)または CC-Link
構成設定で設定
MELSEC iQ-Rシリーズ
ユニットパラメータで設定
ユニットパラメータで設定
参照
-
-
ユニット側のデバイスの先頭番号と最終
番号、デバイス番号の先頭を設定
CC-Link 構成設定で設定
-
-
(3) リンク特殊リレー(SB)、リンク特殊レジスタ(SW)
MELSEC iQ-Rシリーズでは、リンク特殊リレー(SB)
、リンク特殊レジスタ(SW)の番号および機能の
一部が異なります。SB/SWをプログラムで使用している場合は、プログラムを見直す必要があります。
項目
スイッチ設定状態
自局スイッチ変化検出
自動CC-Link起動実行結果
スイッチ設定状態
リモートデバイス局イニシャライズ手順登録実行個別情報
MELSEC-Qシリーズ
SB006A
SB0078
SW0052
SW006A
SW0110~SW011F
MELSEC iQ-Rシリーズ
使用できません。
使用できません。
使用できません。
使用できません。
Un\G23680~23743
(4) バッファメモリ
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズでは、バッファメモリの配置が違います。
バッファメモリをプログラムで使用している場合は、プログラムを見直す必要があります。
(5) 機能
No.
1
2
項目
モード設定
自動CC-Link起動機能
MELSEC-Qシリーズ
リモートネット追加モード
自動CC-Link起動
MELSEC iQ-Rシリーズ
使用できません。
使用できません。
参照
-
-
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 35/44
1.5.5.
シリアルコミュニケーションユニット
MELSEC-Qシリーズ(QJ71C24N/QJ71C24N-R2/QJ71C24N-R4) と MELSEC iQ-Rシリーズ
(RJ71C24/RJ71C24-R2/RJ71C24-R4)の相違点を示します。
MELSEC iQ-Rシリーズの詳細は、MELSEC iQ-R シリアルコミュニケーションユニットユーザーズマニュアル(応用
編)[SH-081249]を参照ください。
(1) 専用命令
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズで相違のある専用命令はありません。
(2) パラメータ
No.
1
2
3
4
5
6
7
MELSEC-Qシリーズ
スイッチ設定
各種制御指定
シーケンサCPU監視機能
ユーザ登録指定
自動リフレッシュ
モデム機能
ユーザ登録内容
PC パラメータ-I/O 割付設定
インテリジェント機能ユニット
パラメータ
MELSEC iQ-Rシリーズ
ユニットパラメータ
ユニット拡張パラメータ※1
※1:モデム接続用データのページャ受信機指定、報知状況確認用のリフレッシュ設定は、使用できません。
・パラメータの書込み
MELSEC iQ-Rシリーズでは、シリアルコミュニケーションユニット本体への書き込みの他に、CPUユニットにパ
ラメータを書き込むことができます。これにより、パラメータをCPUユニットで一元管理できるため、保守時のユ
ニット交換が容易となります。
なお、CPUユニットに格納されたユニットパラメータおよびユニット拡張パラメータは、電源OFF→ON、CPUユ
ニットのRESET操作およびSTOP→RUN操作で、シリアルコミュニケーションユニットに反映されます。
(3) 入出力信号
MELSEC iQ-Rシリーズでは、入出力信号の配置が違います。
入出力信号をプログラムで使用している場合は、プログラムを見直す必要があります。
No.
1
2
3
4
5
6
7
信号名称
X15
X16
X19
YE
YF
Y14
Y19
MELSEC-Qシリーズ
報知正常完了
報知異常完了
フラッシュROM システム設定完了
CH1エラー初期化要求
CH2エラー初期化要求
報知発行要求
フラッシュROM システム要求
MELSEC iQ-Rシリーズ
使用できません
使用できません
使用できません
エラー初期化要求
使用できません
使用できません
使用できません
(4) バッファメモリ
MELSEC iQ-Rシリーズではバッファメモリの配置が違います。
バッファメモリをプログラムで使用している場合は、プログラムを見直す必要があります。
(5) 機能
MELSEC-QシリーズとMELSEC iQ-Rシリーズで、相違ある機能はありません。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 36/44
2. MELSEC iQ-RシリーズとQシリーズの仕様差異一覧
2.1.
CPUユニット(QnUDVCPUとRCPU)
N o.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
機能名
システム ユニット装着枚数
構成
ユニット装着枚数
(Qシリーズ)
使用可能ユニット
Ethernetユニット
CC-Link IEコントローラネットワークユニット
CC-Link IE フィールドネットワークユニット
CC-Linkユニット
MELSECNET/Hユニット
割込みユニット(エンジニアリングツールによる設定なし時)
MELSEC iQ-Rシリーズユニット
MELSEC-Qシリーズユニット
MELSEC-AnS/Aシリーズユニット
バス接続によるGOT
増設ベース段数
増設ケーブル長
プログラ プログラミング言語 ラダーダイアグラム(LD)
ミング
シーケンシャルファンクションチャート(SFC)
ストラクチャードテキスト(ST)
ファンクション・ブロック・ダイアグラム(FBD)/構造化ラダー
ファンクションブロック(FB)
プログラム実行タイ 初期実行タイプ
プ
スキャン実行タイプ
定周期実行タイプ
待機タイプ
イベント実行タイプ
入出力点数[X/Y]
[点]
ユーザデバイス
ファイルレジスタ
システムデバイス
コンスタントスキャン
[ms]
定周期割込み
I28~31
[ms]
I49
[ms]
メモリ容 プログラム容量
[ステップ]
量
プログラムメモリ
[バイト]
標準RAM/デバイス/ラベルメモリ
[バイト]
標準ROM/データメモリ
[バイト]
処理時 命令処理時間
LD命令
[ns]
間
OUT命令
[ns]
MOV命令
[ns]
PC MIX値
[命令/μs]
命令
シーケンス命令
基本命令
BIN16ビットデータ⇒32ビット浮動小数点型実数変換
BIN32ビットデータ⇒32ビット浮動小数点型実数変換
BIN16ビットデータ⇒64ビット浮動小数点型実数変換
BIN32ビットデータ⇒64ビット浮動小数点型実数変換
32ビット浮動小数点型実数⇒BIN16ビットデータ変換
32ビット浮動小数点型実数⇒BIN32ビットデータ変換
64ビット浮動小数点型実数⇒BIN16ビットデータ変換
64ビット浮動小数点型実数⇒BIN32ビットデータ変換
BIN16ビットデータ⇒BIN32ビットデータ変換
BIN32ビットデータ⇒BIN16ビットデータ変換
32ビット浮動小数点型実数⇒64ビット浮動小数点型実数変換
64ビット浮動小数点型実数⇒32ビット浮動小数点型実数変換
応用命令
16進アスキーコード⇒BIN16ビットデータ変換
BIN16ビットデータ⇒16進アスキーコード変換
32ビット浮動小数点型実数平方根演算
64ビット浮動小数点型実数平方根演算
BCD4桁平方根演算
BCD8桁平方根演算
傾斜信号命令
BIN16ビットデータのサーチ
BIN32ビットデータのサーチ
BIN16ビットデータのソート
BIN32ビットデータのソート
時間データの変換(時分秒⇒秒)
時間データの変換(秒⇒時分秒)
BIN32ビットデータのデータリード(バッファメモリアクセス)
割込禁止
割込許可
リフレッシュ
リフレッシュ(実行条件付き)
デバイスコメントの読出し
コメントファイルセット
ファイルレジスタ高速ブロック転送
自号機CPU共有メモリ書込み
ユニット情報読出し
QnU DV CPU
R nCPU
使用
可否
備考
使用
可否
備考
○
○
○
○
○
○
○
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
最大64枚
最大4枚
最大4枚
最大8枚/最大32枚(マルチCPU構成時)
最大8枚/最大32枚(マルチCPU構成時)
最大4枚
最大1枚/最大4枚(マルチCPU構成時)
○
○
○
○
○
×
○
○
○
×
×
○
○
○
×
○
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
×
×
○
○
最大64枚
制約なし
最大8枚/最大32枚(マルチCPU構成時)
最大8枚/最大32枚(マルチCPU構成時)
最大8枚/最大32枚(マルチCPU構成時)
一部ユニット使用制約あり
最大7段(コネクタピンで設定)
最大13.2m
4096
0.5~2000(0.1ms単位)
0.5~1000(0.5ms単位)
0.1~1.0(0.1ms単位)
30K/40K/60K/130K/260K
120K/160K/240K/520K/1040K
192K/256K/768K/1024K/1280K
1025.5K/1025.5K/1025.5K/2051K/4102K
1.9
3.9
3.9
220
FLT
DFLT
FLTD
DFLTD
INT
DINT
INTD
DINTD
DBL
WORD
ECON
EDCON
HEX
ASC
SQR
SQRD
BSQR
BDSQR
RAMP
SER
DSER
SORT
DSORT
SECOND
HOUR
DFRO
DI(実行条件なし(常時実行))
EI(実行条件なし(常時実行))
COM(実行条件なし(常時実行))
CCOM
COMRD
QCDSET
RBMOV
TO/S.TO
UNIRD
最大1枚/最大4枚(マルチCPU構成時)
一部ユニット使用制約あり
(Ethernetによる接続を行ってください)
最大7段(自動認識)
最大20m
新機能
4096
デバイス配置変更あり
拡張データレジスタ/拡張リンクレジスタなし
SM/SD一部配置変更あり
0.2~2000(0.1ms単位)
0.5~1000(0.5ms単位)
0.05~1000(0.05ms単位)
40K/80K/160K/320K/1200K
160K/320K/640K/1280K/4800K
400K/1188K/1720K/2316K/3380K
2M/5M/10M/20M/40M
0.98
1.96
1.96
419
INT2FLT
DINT2FLT
INT2DBL
DINT2DBL
FLT2INT
FLT2DINT
DBL2INT
DBL2DINT
INT2DINT
DINT2INT
FLT2DBL
DBL2FLT
ASC2INT
INT2ASC
ESQRT
EDSQRT
BSQRT
BDSQRT
RAMPQ
SERDATA
DSERDATA
SORTD
DSORTD
TIME2SEC
SEC2TIME
DFROM
DI(実行条件付き)
EI(実行条件付き)
COM(実行条件付き)
COM
BMOVを使用
TO
UNIINFRD
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 37/44
N o.
機能名
QnU D V CPU
使用
可否
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
機能
95
96
97
98
99
100
時計機能
LED表示機能
スキャン監視機能(WDT設定)
割込み機能
高速割込み(I49)
データベース機能
デバイス
ローカルデバイス
デバイス初期値
ラベル
ローカルラベル
ラベル初期値(グローバルラベル/ローカルラベル)
外部機器からのラベルアクセス
ラッチ機能
標準ROMへのラッチデータバックアップ機能
ブート運転
サービス処理設定
A互換1C/1Eフレームによるアクセス
(A→Q変換SM/SD(SM1000~SM1255/SD1000~SD1255)
グループ外入出力取り込み
マルチCPU機能
CPU停止エラー時の動作モード
マルチCPU間同期立上げ
マルチCPU間時計同期
リフレッシュによる交信
マルチCPU間共有メモリ/CPUバッファメモリアクセスへの
アクセス方法
マルチCPU間高速通信 マルチCPU間同期割込み(I45) [ms]
/定周期通信
リフレッシュによる交信
エリアへのアクセス方法
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
マルチCPU間専用命令
サンプリングトレース
データロギング機能 トリガロギング,連続ロギング
保存ファイル形式
ファイル転送機能
スキャンタイム測定
診断機能
自己診断機能
エラー解除
履歴機能
エラー履歴
モニタ機能
モニタ
モニタ条件の設定
外部入出力の強制ON/OFF
実行条件付きデバイステスト
RUN中書込み
回路モードでのRUN中書込み
ファイルのRUN中書込み
T/C設定値変更
メモリカードによるCPUユニット交換機能
ファイルパスワード(ファイルパスワード32)
セキュリティ
リモートパスワード
内蔵Ethernet機能 MELSOFT製品およびGOTとの接続
MCプロトコル/SLMPによる交信
ソケット通信による交信
通信プロトコルによる交信
時刻設定機能(SNTPクライアント)
ファイル転送機能(FTPサーバ)
IPアドレス変更機能
2.2.
○
○
○
○
○
×
○
○
○
○
○
×
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
○
○
○
×
○
○
○
○
○ END処理で交信
FROM/TO命令/マルチCPU間共有デバイス
○
(U3En\G0~)
○
0.88(固定)
○ END処理で交信
FROM/TO命令/マルチCPU間共有デバイス
○
(U3En\G10000~)
○
○
○
○ CSV形式
○
○
○
○ エラー種別によるエラー解除あり
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○ 4~32文字(可変)
○ 4文字(固定)
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
機能名
備考
○
○
○
○
○
×
○
○
×
×
○
○
○
○
×
×
×
○
○
×
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
タイムゾーン設定機能あり
多重割込み機能あり
高速I/Oリフレッシュ,高速バッファ転送なし
新機能
“#”(シャープ)記号を付加して使用
新機能
新機能
GOTのバックアップ/リストア機能を使用
END処理で交信
FROM/TO命令/CPUバッファメモリアクセスデ
バイス(U3En\G0~)
0.10~10.00(可変)
I45実行時に交信
CPUバッファメモリアクセスデバイス
(U3En\HG0~)
トリガロギングを使用
Unicode形式,バイナリ形式
エラーコードの変更あり
一括解除のみ
操作情報などのイベント履歴機能あり
GX Works3のウォッチ機能を使用
GOTのバックアップ/リストア機能を使用
6~32文字(可変)
6~32文字(可変)
MELSEC-Qシリー ズ
使用
可否
9
10
高速I/Oリフレッシュ,高速バッファ転送あり
R nCPU
使用
可否
電源、ベース、I/Oユニット
N o.
1
2
3
4
5
6
7
8
備考
電源
ベース
I/O
定格出力電流
端子台ネジサイズ
増設ケーブル固定
増設ベース段数設定
DINレール取付け用アダプタ
入力ユニット
入力応答時間設定
OFF電圧/OFF電流
応答時間 ON→OFF
(MAX)
割込み機能
入出力混合ユニット OFF電圧/OFF電流
32点、64点タイプ
設定値:0.1
設定値:0.2
○
○
○
○
○
-
備考
6.0A
M3.5
固定ネジ
コネクタピンで設定
Qシリーズ用DINレールアダプタ
設定可(全点一括)
11V以下/1.7mA以下
QX40-S1:0.20ms
QX40-S1:0.30ms
QI60(全点一括)
11V以下/1.7mA以下
ME LSE C i Q-R シリー ズ
使用
可否
×
○
○
○
○
-
備考
6.5A
M4.0
ロックボタン
自動認識
Rシリーズ用DINレールアダプタ
設定可(1点毎)
6V以下/1mA以下
0.35ms
0.40ms
入力ユニット(1点毎)
6V以下/1mA以下
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 38/44
2.3.
2.3.1.
インテリジェント機能ユニット
アナログ-ディジタル変換ユニット
N o.
機能名
Q64A D ,Q68A DV ,Q68A D I
使用
可否
1
性能仕様
ディジタル出力(分解能)
-
精度(ディジタル出力値の最大値に対する精度)
-
アナログ入力レンジ
温度ドリフト補正
×
○
入出力信号
-
A/D変換方式
スケーリング機能
シフト機能
ディジタルクリップ機能
差分変換機能
警報出力機能(プロセスアラーム)
警報出力機能(レートアラーム)
入力信号異常検出機能
ロギング機能
ユニット間同期機能
エラー履歴機能
イベント履歴機能
割込み機能
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
2
3
4
5
機能
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2.3.2.
ディジタル-アナログ変換ユニット
N o.
機能名
○
使用
可否
1
性能仕様
ディジタル入力(分解能)
2
機能名
入出力信号
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
-
バッファメモリ
スケーリング機能
シフト機能
警報出力機能
レート制御機能
外部供給電源断検出機能
同期出力
波形出力機能
ユニット間同期機能
エラー履歴機能
イベント履歴機能
割込み機能
-
○
×
×
×
×
×
○
×
×
×
×
×
備考
16ビット符号付バイナリ
通常分解能モード:-4096~4095
高分解能モード:-12288~12287,-16384~16383
周囲温度0~55℃
温度ドリフト補正あり時:±0.3%
温度ドリフト補正なし時:±0.4%
拡張レンジ未対応
X1:温度ドリフト補正状態フラグ
X8:高分解能モード状態フラグ
XC:使用禁止
移動平均,一次遅れフィルタ未対応
平均時間:2~1500ms
R 60A D 4,R 60A D V 8,R 60A DI8
備考
使用
可否
-
16ビット符号付バイナリ
-32768~32767
-
周囲温度0~55℃
±0.3%
○
×
-
○
1~5V(拡張)レンジ,4~20mA(拡張)レンジを選択可能
なし(温度ドリフト補正なしでも精度向上しているため)
X1:使用禁止
X8:警報出力信号
XC:入力信号異常検出信号
移動平均,一次遅れフィルタを選択可能
平均時間:2~5000ms
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
Q64DA ,Q68D A V ,Q68D A I
備考
16ビット符号付バイナリ
通常分解能モード:-4096~4095
高分解能モード:-12288~12287,-16384~16383
X7:使用禁止
X8:高分解能モード状態フラグ
XD:同期出力モード状態フラグ
XE:使用禁止
YD:同期出力要求
YE:使用禁止
使用
可否
-
-
○
○
○
○
○
○
×
○
○
○
○
○
R 60DA 4,R 60DA V 8,R 60DA I8
備考
16ビット符号付バイナリ
-32768~32767
X7:外部供給電源READYフラグ
X8:使用禁止
XD:断線検出信号
XE:警報出力信号
YD:断線検出クリア要求
YE:警報出力クリア要求
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 39/44
2.3.3.
位置決めユニット
N o.
項目
QD 75P2N /QD 75P4N /QD 75D 2N /QD 75D 4N
使用
可否
1
2
R D 75P2/R D 75P4/R D 75D 2/R D 75D 4
使用
可否
備考
性能仕様
最大出力パルス数(差動ドライバタイプのみ)
手動パルサ1パルス入力倍率
トルク制限値
-
1~500
-
1~5000
機能
オーバライド機能
原点復帰未完了時の動作
○
○
0%設定は無効
原点復帰未完了時も位置決め動作可能
○
○
6
機械原点復帰方式(データセット式)
×
データセット式に未対応
○
0%設定を有効
原点復帰未完了時に,位置決め始動可能/
不可能を選択可能
データセット式に対応
7
Mコード出力機能
○
WITH/AFTERの切換えはシーケンサレディの
OFF→ON時のみ変更可能
○
8
×
位置決めデータ毎に切り替え不可
○
×
位置決めデータ毎に切り替え不可
○
10
補間速度指定方法
(位置決めデータ毎の切り替え)
Degree時ABS方向指定
(位置決めデータ毎の切り替え)
電子ギア
○
○
11
フラッシュROM書込み情報
○
パラメータの電子ギアに関する領域16bitの
み
フラッシュROM書込み回数のみ
○
12
差動ドライバコモン端子
(差動ドライバタイプのみ)
×
別コネクタ
○
外部機器接続用コネクタに統合
13
速度・位置/位置・速度切換え制御
○
・外部信号「速度・位置/位置・速度切換
え信号」による制御切換え
○
14
15
16
始動時間
degree軸指令速度
エラーリセット
○
1.5ms
0~20000000.000
軸エラーリセット
○
17
ユニットアクセスフラグ(X01)
○
・CPUユニットの電源ON/CPUユニットのリ
セット後、CPUユニットからQD75N へのアク
セス可能状態でON
※名称は「同期用フラグ」です。
○
・外部信号「速度・位置/位置・速度切換
え信号」
・“Cd.46速度⇔位置切換え指令”による切
換え
0.3ms
0~30000000.000
全軸エラーリセット
軸エラーリセット
・CPUユニットがSTOP中はOFF
・CPUユニットのRUN後、CPUユニットから
RD75へのアクセス可能状態でON
18
CPUユニットへのパラメータ格納
×
電源ON時に、フラッシュROMに保存されたパ
ラメータが有効
○
3
4
5
9
2.3.4.
N o.
4,000,000 pulse/s
1~1,000倍
5,000,000 pulse/s
1~10,000倍
性能仕様
2
1逓倍時
2逓倍時
3逓倍時
最高計数速度
カウンタ
3
使用
可否
-
パラメータの電子ギアに関する領域16bitと
32bitを選択可能
フラッシュROM書込み回数に,フラッシュ
ROM書込み日時を追加
ユニットパラメータ:電源ON時、CPUのSTOP
→RUN時にCPUユニットに格納されたユニッ
トパラメータが有効
拡張パラメータ:電源ON時、CPUのSTOP→
RUN時に「拡張パラメータ格納設定」で指定
した格納先の拡張パラメータが有効
R D62D2
計数範囲
-
型 式
-
比較範囲
-
比較結果
機能
プリセット
外部入力
フィルタの設定
ファンクション
フィルタの設定
10kpps,100kpps,200kpps
×
○
一致出力
設
不可
×
不可
2点
-
32ビット符号付きバイナリ
設定値<カウント値
設定値=カウント値
定値>カウント値
トランジスタ(ソースタイプ)出
力
2点/チャンネル
○
○
○
6
測定項目
×
パルス測定
7
PWM出力
測定分解能
測定入力点数
出力周波数範囲
デューティ比
動作中の設定変更
出力点数
ユニット間同期機能
DC入力時
10kpps,100kpps,200kpps
-
200kpps
32ビット符号つきバイナリ
(-2147483648~2147483647)
UP/DOWNプリセットカウンタ+リングカウンタ機
能
5
外部出力
使用
可否
-
DC入力時
-
一致出力
8
位置決めデータ毎にWITH/AFTERが切換え可
能
QD62,QD62E
計数速度切換設定
4
-
高速カウンタユニット
項目
形名
1
-
備考
○
一致出力(高速)
×
○
×
○
200kpps
32ビット符号つきバイナリ(-2147483648~
2147483647)
UP/DOWNプリセットカウンタ+リングカウンタ機
能
32ビット符号付きバイナリ
設定値<カウント値
設定値=カウント値
定値>カウント値
設
1点(プリセット)/チャンネル
可
1点/チャンネル
可
2点(高速)
トランジスタ(ソースタイプ)出
力 2点(高速)/チャンネル
パルス幅
(H幅、L幅、立ち上がり→立ち上がり、
立下り→立下り)
100ns
2点/チャンネル(Func)
DC~最大200kHz
任意(0.1μs単位で設定可能)
○
2点/チャンネル
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 40/44
N o.
項目
QD62D
形名
1
使用
可否
2
カウンタ
3
1逓倍時
-
2逓倍時
-
3逓倍時
-
外部出力
-
-
計数範囲
-
32ビット符号つきバイナリ
(-2147483648~2147483647)
-
型 式
-
UP/DOWNプリセットカウンタ+リングカウンタ機
能
-
比較範囲
-
32ビット符号付きバイナリ
-
32ビット符号付きバイナリ
-
設定値<カウント値
設定値=カウント値
設定値>カウント値
-
設定値<カウント値
設定値=カウント値
設定値>カウント値
○
1点(プリセット)/チャンネル
可
○
1点/チャンネル
可
フィルタの設定
×
ファンクション
フィルタの設定
×
一致出力
○
不可
不可
2点
○
測定項目
パルス測定
PWM出力
8
×
測定分解能
測定入力点数
出力周波数範囲
7
8Mpps
(2相4逓倍時)
32ビット符号つきバイナリ
(-2147483648~2147483647)
500kpps
プリセット
外部入力
10kpps,100kpps,
200Kpps,500kpps
-
比較結果
機能
-
差動入力時
10kpps,100kpps,
200Kpps,500kpps,
1Mpps,2Mpps
10kpps,100kpps,
200Kpps,500kpps,
1Mpps 2Mpps 4Mpps
10kpps,100kpps,
200Kpps,500kpps,
1Mpps,2Mpps,4Mpps,8Mpps
最高計数速度
一致出力
5
6
R D 62D 2
使用
可否
性能仕様
計数速度切換設定
4
差動入力時
デューティ比
動作中の設定変更
出力点数
ユニット間同期機能
○
UP/DOWNプリセットカウンタ+リングカウンタ機
能
2点(高速)
パルス幅
(H幅、L幅、立ち上がり→立ち上がり、
立下り→立下り)
100ns
2点/チャンネル(Func)
DC~最大200kHz
一致出力(高速)
×
○
×
○
任意(0.1μs単位で設定可能)
○
2点/チャンネル
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 41/44
2.4.
2.4.1.
情報・ネットワークユニット
Ethernetインタフェースユニット
N o.
機能名
QJ 71E 71-100
使用
可否
1
2
備考
R J 71EN 71( E thernet)
使用
可否
備考
1000BASE-T
○
×
3
100BASE-TX
○
4
5
10BASE-T
インターフェース
○
○
RJ45コネクタ(MDI 固定)
○
RJ45コネクタ(AUTO MDI/MDI-X)
6
伝送方法
○
ベースバンド
○
7
最大フレームサイズ
○
1518バイト
○
ベースバンド
• 1518バイト
• 9022バイト(ジャンボフレーム使用時)
8
ジャンボフレーム
×
9
最大セグメント長
100m(ハブとノード間の長さ)*2
○
○
*5
100m(ハブとノード間の長さ)*2
10
11
カスケード接続段数
○
×
○
性能仕様
伝送使用
データ伝送速度
通信モード
12
10BASE-T
IPバージョン
送受信データ格納 同時オープン可能数
用メモリ
固定バッファ
ソケット通信
13
14
15
16
17
ランダムアクセス用バッファ
18
19
電子メール
20
1000BASE-T
100BASE-TX
命令
リンク専用命令
○
○
○
100Mbps/10Mbps
全二重/半二重
半二重
他局のワードデバイスのデータを読み出す
21
22
他局デバイスを読み出す(完了デバイス付き)
他局デバイスに書き込む
全二重
○
○
全二重/半二重
全二重/半二重
*3
○
○
最大2段*4
最大4段*4
IPv4に対応
16コネクション
(プログラムで使用できるコネクション)
○
○
○
IPv4に対応
128コネクション
(プログラムで使用できるコネクション)
5Kワード×16
• 5Kワード×48(P1のみ使用時) *5
• 5Kワード×112(P1/P2使用時) *5
6Kワード×1
×
×
○
○
SREAD
6Kワード×1
○
6Kワード×1
960Kワード×1
○
○
SREAD
○
○
最大2段*4
最大4段*4
×
添付ファイル
本文
1Gbps/100Mbps/10Mbps
○
○
○
○
○
READ
WRITE
SWRITE
○
○
○
READ
WRITE
SWRITE
23
他局デバイスに書き込む(完了デバイス付き)
24
25
他局デバイスを読み出す(ACPU用)
他局デバイスに書き込む(ACPU用)
ZNRD
○
○
○
26
他局へデータを送信する
○
ZNWR
SEND
○
ZNWR
SEND
27
28
他局からの受信データを読み出す。(メインプログラム用)
他局からの受信データを読み出す。(割込みプログラム用)
○
○
RECVS
○
○
RECVS
29
時計読出し/書込みリモートRUN/STOP
○
コネクションの確立
コネクションの切断
○
○
Ethernet用命令
30
31
○
○
RECV
REQ
OPEN
CLOSE
○
○
○
○
32
データ送信 [ソケット通信]
×
33
34
データ送信 [固定バッファ交信]
受信データ読出し [ソケット通信]
○
×
BUFSND
○
○
BUFRCV
○
BUFRCVS
○
○
35
受信データ読出し [固定バッファ交信]
○
36
37
受信データ読出し(割込みプログラム用) [ソケット通信]
受信データ読出し(割込みプログラム用) [固定バッファ交信]
×
○
38
再イニシャル処理
○
○
○
39
通信プロトコル支援機能の登録プロトコル実行
40
41
エラー情報クリア
エラー情報読出し
○
42
受信している電子メールを読み出す
○
電子メールを送信する
○
○
○
43
44
45
機能
MELSOFT製品およびGOTとの接続
SLMPによる交信
46
通信プロトコルによる交信
47
48
ソケット通信による交信
固定バッファによる交信
49
ランダムアクセス用バッファによる交信
50
51
リンク専用命令による交信
ファイル転送機能(FTPサーバ)
52
時刻設定機能(SNTPクライアント)
53
54
IPフィルタ機能
リモートパスワード
55
○
UINI
ECPRTCL
ERRCLR
ERRRD
MRECV
MSEND
○
ZNRD
RECV
REQ
OPEN/CONOPEN
CLOSE/CONCLOSE
SOCSND
BUFSND
SOCRCV
BUFRCV
SOCRCVS
BUFRCVS
UINI *6
ECPRTCL
○
○
ERRCLEAR
○
ERRRD
×
×
○
○
○
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
○
×
○
○
○
*5
ユニット再イニシャル処理
○
*6
56
57
Ethernet診断
電子メール機能
○
○
○
○
58
Web機能
○
*5
*5
×
×
*1:1Gbps で使用する場合は、
”応用設定”の”通信速度設定”を”オートネゴシエーション”に設定してください。(”1Gbps”は選択できません)
*2:最大セグメント長(ハブとハブ間の長さ)は、使用するハブのメーカに確認してください。
*3:使用するスイッチングハブのメーカに確認してください。
*4:リピータハブ使用時の接続可能段数です。スイッチングハブ使用時の接続可能段数は、使用するスイッチングハブのメーカに確認してください。
*5:Q 互換 Ethernet の場合には使用できません。
*6:Q 互換 Ethernet の場合に使用できます。
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 42/44
2.4.2.
CC-Link IEフィールドネットワークマスタ・ローカルユニット
N o.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
機能名
性能仕様
1ネットワークあたりの最大リンク点数
マスタ局
1局あたりの
最大リンク点数
サブマスタ機能使用時
マスタ動作局
サブマスタ
動作局
ローカル局
RX
RY
RWr
RWw
RX
RY
RWr
RWw
RX
RY
RWr
RWw
RX
RY
RWr
RWw
RX
RY
RWr
RWw
トランジェント伝送容量
通信速度
伝送路形式
備考
使用
可否
備考
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
16K点(16384点,2Kバイト)
16K点(16384点,2Kバイト)
8K点(8192点,16Kバイト)
8K点(8192点,16Kバイト)
16K点(16384点,2Kバイト)
16K点(16384点,2Kバイト)
8K点(8192点,16Kバイト)
8K点(8192点,16Kバイト)
16K点
16K点(自局の送信範囲は2K点)
8K点
8K点(自局の送信範囲は1024点) *1
2K点(局番0またはサブマスタ局番への割付け分)
2K点(局番0またはサブマスタ局番への割付け分)
1024点(局番0またはサブマスタ局番への割付け分) *2
1024点(局番0またはサブマスタ局番への割付け分) *2
2K点(2048点,256バイト)
2K点(2048点,256バイト)
1K点(1024点,2Kバイト) *2
1K点(1024点,2Kバイト) *2
最大1920バイト
1Gbps
ライン型,
スター型(ライン型とスター型の混在も可能),
リング型
1000BASE-Tの規格を満たす
Ethernetケーブル:カテゴリ5e以上,
(二重シールド付・STP)ストレートケーブル
100m(ANSI/TIA/EIA-568-B(Category 5e)に準拠)
ライン型: 12000m(121台接続時)
スター型: システム構成による
リング型: 12100m(121台接続時)
最大20段
121台(マスタ局1台,スレーブ局120台)
239
トークンパッシング方式
READ
SREAD
WRITE
SWRITE
SEND
RECV
RECVS
REQ
REMFR
REMTO
RIRD
RIWT
CCPASET
UINI
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
16K点(16384点,2Kバイト)
16K点(16384点,2Kバイト)
8K点(8192点,16Kバイト)
8K点(8192点,16Kバイト)
16K点(16384点,2Kバイト)
16K点(16384点,2Kバイト)
8K点(8192点,16Kバイト)
8K点(8192点,16Kバイト)
16K点
16K点(自局の送信範囲は2K点)
8K点
8K点(自局の送信範囲は1024点) *1
2K点(局番0またはサブマスタ局番への割付け分)
2K点(局番0またはサブマスタ局番への割付け分)
1024点(局番0またはサブマスタ局番への割付け分) *2
1024点(局番0またはサブマスタ局番への割付け分) *2
2K点(2048点,256バイト)
2K点(2048点,256バイト)
1K点(1024点,2Kバイト) *2
1K点(1024点,2Kバイト) *2
最大1920バイト
1Gbps
ライン型,
スター型(ライン型とスター型の混在も可能),
リング型
1000BASE-Tの規格を満たす
Ethernetケーブル:カテゴリ5e以上,
(二重シールド付・STP)ストレートケーブル
100m(ANSI/TIA/EIA-568-B(Category 5e)に準拠)
ライン型: 12000m(121台接続時)
スター型: システム構成による
リング型: 12100m(121台接続時)
最大20段
121台(マスタ局1台,スレーブ局120台)
239
トークンパッシング方式
READ
SREAD
WRITE
SWRITE
SEND
RECV
RECVS
REQ
REMFR
REMTO
RIRD
RIWT
CCPASET
UINI
○
24
通信ケーブル
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
最大局間距離
総延長距離
○
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
命令
カスケード接続段数
最大接続局数
最大ネットワーク数
通信方式
リンク専用命令
CC-Link専用命令
その他
機能
サイクリック伝 他局との交信
送
デバイスとリンクデバイスのア
クセス
トランジェント
伝送
RAS
診断
RX,RYによる交信
RWr,RWwによる交信
リンクリフレッシュ
リンクデバイスへの
ダイレクトアクセス
サイクリックデータのデータ保証
リンク間転送
サイクリック伝送のモード選択
シーケンススキャン同期指定
サイクリック伝送の定時性保証
データリンク異常局の入力状態設定
CPU STOP時の出力状態設定
CPU停止エラー時の出力状態設定
サイクリック伝送の停止と再開
同一ネットワーク内の交信
異なるネットワークとの交信
専用命令
スレーブ局の切離し
自動復列
ユニットエラー履歴収集機能
ループバック機能
サブマスタ機能
CC-Link IE フィールドネットワーク診断
ユニット単体の診断
H/Wテスト
自己折返しテスト
回線テスト
単体通信テスト
自ネットワークの診断
他ネットワークの診断
その他
R J 71GJ 11-T2/R J 71EN 71
QJ 71GF 11-T2
使用
可否
ケーブルテスト
交信テスト
IP通信テスト
CC-Link IE フィールドネットワーク同期通信機能
予約局指定
予約局一時解除
エラー無効局,一時エラー無効局設定
CPUユニットへの割込み要求
IPパケット中継機能
プログラムでの局番設定
※1:通信モードが"高速"の場合は、8K点(自局の送信範囲は256点)
※2:通信モードが”高速”の場合は、256点
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
○
○
○
×
×
×
×
○
○
○
○
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
イベント履歴機能を使用して下さい
単体通信テストを使用して下さい
単体通信テストを使用して下さい
単体通信テストを使用して下さい
H/Wテスト、自己折返しテスト、回線テストを一つのモー
ドとし、単体通信テストへ名称変更しています。
新機能
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 43/44
2.4.3.
CC-Linkシステムマスタ・ローカルユニット
N o.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
機能名
パラメータ設定
2.4.4.
使用
可否
備考
局番設定,伝送速度・モード設定
RLPASET命令によるモード設定
リンクリフレッシュ設定
○
○
○
ユニット前面のロータリスイッチで設定
RLPASET命令のコントロールデータで設定
リフレッシュ先デバイスの先頭番号を入力する方
法
○
×
○
ユニットパラメータで設定して下さい。
ユニットパラメータで設定して下さい。
リフレッシュ先デバイスの先頭番号と最終番号、
もしくは先頭番号と点数を入力して設定
モード設定
○
○
○
○
×
×
×
○
1台のマスタ局にリモートデバイス局を42台接続
可能
機能名
パラメータ設定
2
5
6
リモートネットVer,2モードを使用して下さい
新機能
新機能
新機能
1台のマスタ局にリモートデバイス局を64台接続
可能
QJ 71C24
使用
可否
3
4
○
×
○
○
○
○
○
○
シリアルコミュニケーションユニット
N o.
1
R J 61B T11
備考
リモートI/Oネットモード
リモートネット追加モード
リモートネットVer.1モード
リモートネットVer.2モード
リモートデバイスネットVer.1モード
リモートデバイスネットVer.2モード
ローカル局の伝送速度自動追従機能
リモートデバイス局接続可能台数
機能
QJ 61B T11N
使用
可否
機能
局番設定,伝送速度・モード設定
モデム機能,ユーザ登録フレーム内容,
ユーザ登録フレーム指定
シリアル通信の通信高速化
RS-422/485インターフェースの
エコーバック許可/禁止指定
NULL文字自動除去指定
ノイズ信号の誤受信防止機能
○
○
○
○
×
×
R J 71C24
備考
使用
可否
備考
インテリジェント機能ユニットスイッチ設定”による
設定方法
シーケンサCPUに保存
○
ユニットパラメータで設定
○
シリアルコミュニケーションユニットに保存
115.2Kbpsに対応
Ch2のみ使用可能
○
○
230.4kbpsに対応
両チャネル使用可能
○
○
新機能
新機能
三菱シーケンサ テクニカルニュース No.FA-D-0171 44/44