雨水浸透施設の計算例

雨水浸透施設の計算例
設計条件
事業区域
抑制方法
2
800 m
宅地区画
3
4 区画
流域対策量
600 m /ha・hr
(※鶴見川及び境川の流域対策量)
浸透トレンチで対応する。
道路部分においては、雨水抑制は行わず宅地区画内において抑制を行うものとする。
また、浸透施設からのオーバーフローは道路側溝等に繋ぐものとする。
浸透施設の計算
1.必要調整量の計算
600 m3/ha・hr × 0.08 ha = 48.0 m3/hr
3
浸透施設による必要貯留量は 48.0 m /hr
2. 雨水浸透施設の設計浸透能
雨水浸透トレンチ標準構造図(1段)【図2】の設計浸透能は0.7m3/(m・hr)とすることが
できる。雨水浸透トレンチ標準構造図(2段)【図3】の設計浸透能は1.05m3/(m・hr)と
することができる。
3.必要貯留量に対しての必要浸透トレンチ施設延長を計算する。(端数は切り上げ)
48.0 m3/hr ÷ 0.7 m3/(m・hr)= 68.6 m (1段の場合)
48.0 m3/hr ÷ 1.05 m3/(m・hr)= 45.8 m (2段の場合)
1区画当たりに施設する浸透トレンチは【全ての宅地が同面積の場合】
68.6 m3/hr ÷ 4 区画= 17.15 m (1段の場合)
45.8 m3/hr ÷ 4 区画= 11.45 m (2段の場合)
凡例
グレーチング蓋
浸透ます
浸透トレンチ
事業区域:800m2
オーバーフロー接続
宅地ます
宅地ます
オーバーフロー接続
宅地1
宅地ます
オーバーフロー接続
宅地2
宅地ます
オーバーフロー接続
宅地3
図1:浸透トレンチ配置例
宅地4
【図2】雨水浸透トレンチ標準構造図(1段)
【平 面 図】
浸透管延長
770
750
200
透水シート
透水シート
グレーチング蓋
平面図記載延長
650
【断 面 図】
450
40 60
100
60 40
400
道路側溝に接続
塩ビφ 100
30以上
透水シート
200
790
100
透水シート
単粒度砕石4号
◆雨水桝と排水管の接合部について
雨水桝
排水管
注意点
硬質塩化
コンクリート
十分にモルタルを詰め仕上げること
ビニル
硬質塩化 硬質塩化 ゴム輪又はエポキシ樹脂系接合剤等にて
ビニル
ビニル 隙間なく接合すること
※排水管の脱落、過度の吐出、管口の仕上げには注意して施工願います。
発生土等
透水シート
単粒度砕石4号
塩ビ有孔管(透水性有する管)
※水平に設置すること
透水シート
敷砂
敷砂
100
60
450
50
敷砂
単粒度砕石4号
50
単粒度砕石4号
300
150以上
400
700
透水シート
1140
50以上
60
100
770
※上図構造については、設計浸透能を0.70m3/(m・hr)とすることができる。
※浸透管は原則として現況地盤高以下に埋設すること。
※掘削状況により処理量不足の場合は必要量を確保すること。
※浸透施設の間隔は砕石外側で1.5m以上確保すること。
No Scale
【図3】雨水浸透トレンチ標準構造図(2段)
平 面 図
緑地内は樹脂蓋(T2)とする
浸透管延長
緑地内は樹脂蓋(T2)とする
750
750
200
透水シート
透水シート
グレーチング蓋
平面図記載延長
318
断 面 図
CA-AI-R 300Kうすい
40
300
塩ビφ 100
400
道路側溝に接続
20-30
30以上
透水シート
◆雨水桝と排水管の接合部について
雨水桝
排水管
注意点
硬質塩化
コンクリート
十分にモルタルを詰め仕上げること
ビニル
硬質塩化 硬質塩化 ゴム輪又はエポキシ樹脂系接合剤等にて
ビニル
ビニル 隙間なく接合すること
※排水管の脱落、過度の吐出、管口の仕上げには注意して施工願います。
透水シート
150以上
200
敷砂
塩ビ雨水浸透桝
単粒度砕石4号
300
単粒度砕石4号
50
単粒度砕石4号
発生土等
透水シート
単粒度砕石4号
塩ビ有孔管(透水性有する管)
※水平に設置すること
単粒度砕石4号
塩ビ有孔管(透水性有する管)
※水平に設置すること
透水シート
400
1050
透水シート
1350
150
200
100
50以上
750
※上図構造については、設計浸透能を1.05m3/(m・hr)とすることができる。
※浸透管は原則として現況地盤高以下に埋設すること。
※掘削状況により処理量不足の場合は必要量を確保すること。
※浸透施設の間隔は砕石外側で1.5m以上確保すること。
No Scale