JAB活動報告会 JABの新規事業 2015年1月30日 公益財団法人 日本適合性認定協会 事業企画部 事業企画部の創設 2013年4月1日に事業企画TFが設置され、JABの 新規事業展開に係る創案及び事業企画グループの 設置準備を進めることとなった。 事業企画TFでJAB新規事業展開で重点分野を洗い 出し、報告を行った。 2014年4月1日に事業企画部が設置された。 ミッション: a) 事業戦略・事業計画の立案及び見直し b) 調査研究戦略策定と推進 c) 国際関係活動戦略策定と推進 d) 広報戦略策定と推進 e)その他 2 生産、流通における適合性評価システム(事業企画TF調査結果) 食品・医薬品 国 内 規 制 等 海 外 規 制 等 自 主 規 制 任 意 分 野 食品衛生法登 録検査機関(第 有機JAS 三者試験機関) 医療・臨床検査 MLAP(ダイオキシン 分析:計量法) マル総 医療機器認証プログラム (ISO 13485) US FDA (HACCP) 欧州規制(EU HACCP) Global GAP, Canada GAP 国際治験臨床検査機関 OIE参照試験所 流通・小売業者独自の 第二者評価システム アスベスト規制(建築基準法) Energy Star GHG RoHS指令等 食品等の放射能・放射線試験 GFSI (HACCP, GAPなどを 採り入れた段階的認証シス テム:生産者等) 環境・エネルギー バイオチップ認証 健診ツーリズム JGAP, Global GAP (農業生産者) ISO 50001 エネルギーマネ ジメントシステム ISO 14001環境マネジメント システム Carbon Foot Print (CFP) プログラム GHG HACCP: Hazard Analysis and Critical Control Point GAP: Good Agricultural Practice GFSI: Global Food Safety Initiative OIE: World Organization for Animal Health 3 事業企画部の体制 事業企画部 食品・医薬品チーム 中川、森、生駒、堀江 医療・臨床チーム 下田、中川 環境・エネルギーチーム 牧野、堀江、松本 イベントサステナビリティチーム 江川、堀江 国際・マーケティングチーム 植松、中川 4 事業企画活動 事業企画TFの調査結果(2013年度)を基にターゲット分野で新規プログラム開発展開中。 [主なターゲット分野] 食品・医薬品分野、医療・臨床検査分野、環境・エネルギー分野 【現在開発・検討中のプログラム例】 認定規格/認証規 格 プログラムの概要 道路交通安全MS ISO/IEC 17021 / ISO 39001 N-RTS追加要求事 項 ISO 39001認証と自ら自動車を運行す る業種(緑ナンバー+白ナンバー)を対象 とした特有の要件を加えた日本独自の道 路交通安全認証システム(N-RTS)の二 本立て。 (独)自動車事故対 策機構(NASVA) 国土交通省 N-RTS追加要求事項が完成。 2014年12月1日認定申請受付 開始。 アセットマネジメン トシステム (開発中) ISO/IEC 17021 / ISO 55001 すべてのアセットが対象。自治体、インフ ラ関連事業者、大規模施設を持つ企業等 による利用見込み。国土交通省のパイ ロットプロジェクトにより下水道分野で立 上げ。 <下水道分野で> 国土交通省下水道 部 第二期国交省パイロットプロジェ クト(認定つき認証)がスタート。 2015年4月に本認定開始予定。 HACCP (調査中) 検討中(I認定規 格:SO/IEC 17021 + ISO22003 or ISO/IEC 17065) 食品加工事業者を対象とした食品安全認 証システム。現状乱立する自治体 HACCP、産業界HACCPに代わる Codex HACCPに基づく統一認証スキー ムと、GFSI承認を視野に入れた国際レベ ルのHACCP認証スキームの二本立て。 スキームオーナーは 2014年度中に設立 予定。 農林水産省、厚生労 働省、地方自治体等 2014年3月に厚労省がHACCP 導入型基準を公表。農林水産省 のリードの下、新HACCP認証・ 認定スキーム構築開始。 JGAP、グローバ ルGAP (調査 中) ISO/IEC 17065 / GAP基準 食品安全の一翼を担う、農場等に対する 農業生産工程管理手法による認証システ ム。 JGAP協会 (農林水産省) JGAP協会とG-GAP間でMoU 締結。JGAPはGFSI承認を目指 して準備中。 バイオチップ認証 (検討中) 製品認証、標準物 質生産者認定、試 験所認定等 我が国のバイオチップ(マイクロアレイ)産 業の海外進出を支援する当該分野への 第3者適合性評価システム。 特定非営利法人 バ イオチップコンソーシ アム JCCLS バイオチップ型の認定・認証ス キームを提案。 分野・プログラム スキームオーナー・ 関連省庁・産業界等 進捗等 5 ISO 39001 MSとN-RTS MS ISO 39001の対象となる業種(業種・規模を問わず道路交通に関連する幅広い組織) N-RTS MSの対象となる業種 社会的にも安全が求められる業種 自動車を自ら運行しないが、道路交通安全に 関与する業種 道路運送を生業にする業種(緑ナンバー) 対象事業の例) 駐車場運営会社 自動車修理工場 車通勤の企業 工場内車使用企業 対象事業の例) バス会社、トラック 輸送業、タクシー 会社 道路運送は生業でないものの業務で自ら 自動車を運行する業種(白ナンバー) •いわゆる緑ナンバーと呼ばれる業種には、道路運送法など ISO 39001に規定されていない規制要求事項が課せられます。 •N-RTS MSは、緑ナンバーと白ナンバーの両方の業種を対象 とし、ISO 39001及びN-RTS追加要求事項によってより安全な マネジメントシステムを提供します。 対象事業の例) 保険会社、電気、 ガス会社 •N-RTS追加要求事項は、各種法規制や、道路交通安全に有 効と思われる要素を要求事項と推奨事項に分けて規定しており、 白ナンバー業種も、緑ナンバー相当のマネジメントを目指して段 階的な認証を受けられるようになっています。 •JABはISO 39001の認証とN-RTS MS認証の両方の認証機 関認定を行います。 6 N-RTSMSの枠組み NASVA NASVA スキームの全体管理 スキームの全体管理 了承 追加要求事項の制定・改定 追加要求事項の制定・改定 等 等 審査立会等 申請・料金 認定 申請・料金 各業 業界 界団 団体 体 各 追加要求事項の開示 業界意見 認定機関 認定機関 JAB JAB 追加要求事項の開示 情報の報告 登録料 登録料 追加要求事項の開示 国内 内審 審議 議委 委員 員会 会 国 ( 運営 営委 委員 員会 会) ) ( 運 意見照会 認定 要員認証機関 要員認証機関 研修コース承認 申請・料金 評価・登録 研修受講 研修機関 研修機関 各組織の意見 の吸い上げ 修了書 認証機関 認証機関 申請・料金 審査員 審査員 資格基準:ISO19011 資格基準:ISO19011 及び②審査員の力量 及び②審査員の力量 雇用 力量ある 業務提供 ISO 認証 認証組織 認証組織 申請・料金 7 7 アセットMS認証取得状況(国際動向) 認証取得団体 スコティッシュ・ウォーター(Scottish Water) (スコットランドの上下水道独占事業体) バブコック(Babcock) (英国のエンジニアリング・サポート企業.年間受注額約 120億ポンド(2兆円)) リンフラ(Resilience Infrastructure) (インド最大の建設、電力サービス企業) アセットと事業内容 水道幹線29,000マイル、下水道管渠31,000マイル、浄水場 280か所、下水処理場1,800か所を所有、管理、運用 英国の2か所の空軍基地の施設管理 (バブコックは全世界で約6.8兆円の資産を管理、運用) 配電システム(電力変圧施設、接続開閉施設、配電変圧施設、コ ンデンサ、ケーブル、自動操作施設)の管理、運用 認証機関 BSI (英国規格協会) BSI (英国規格協会) Bureau Veritas Certification (ビューローベリタス) アングリアン・ウォーター(Anglian Water) (イングランド・ウェールズで最大の水会社) RTA(the Roads and Transport Authority ) (UAEの道路・トンネル・ブリッジネットワーク・輸送(メト ロ・バス・海上)を開発・運営する企業) PG&E (Pacific Gas and Electric Company) イングランドの東とハートリプールの600万人を超える顧客に水お よび水を再利用するサービスを供給 ドバイにおいて、道路・トンネル・ブリッジネットワーク・メトロシス テム・バス・海上輸送の開発、運用 Lloyds Register (ロイドレジスター) SGS (Société Générale de Surveillance) サンフランシスコに拠点を置く20,000人以上の従業員の企業。 北部及び中部カリフォルニアに、自然の最もきれいなエネルギー を1500万人に供給。 Lloyds Register (ロイドレジスター) NATS (National Air Traffic Services) (英国に拠点をおく航空交通管制関連企業。英国空域で 220万機の便と2億2000万人の乗客を取扱う。) 航空管制塔、レーダ、通信制御機器その他の空港施設等を用い た航空交通管制サービス(軍民両面)の提供 Lloyds Register (ロイドレジスター) ADCO(Abu Dhabi Company for Onshore Oil Operations) (アブダビの臨海石油サービス企業) 石油輸送パイプライン・ネットワークと臨海石油輸出ターミナルの 運営 SGS (米国最大の複合天然ガス及び電気供給企業) ELENIA (フィンランドにて100以上の自治体の412,000人の顧客 に配電する。) 電気ネットワークを開発して、構築して、維持して、管理する。 (顧客の電力消費を測って、エネルギー・データを電気小売業者 に提出) (Société Générale de Surveillance) Lloyds Register 8 (ロイドレジスター) 8 なぜアセットマネジメントを導入したのか? 仙台市下水道事業が抱える多くの問題 老朽化 予算縮減 業務上の問題 50年を経過した下水管 建設改良費 WGでのヒアリング結果 現在3% H7 :360億円 10年後:17% H17:163億円 20年後:40% H22:102億円 対策を 立てたいが 多くの問題が表面化 対策を立てるには業務上の問題を包括的に解決する必要がある アセットマネジメントの導入へ 9 アセットマネジメントの内容は… 仙台市下水道事業アセットマネジメントの取組み概要 ビジョンと目標管理体系 ビジョンと目標管理体系 下水道事業のビジョン(目標) 下水道事業のビジョン(目標) と指標について設定 と指標について設定 業務プロセスの整備 業務プロセスの整備 AMで変更した業務手順や基 AMで変更した業務手順や基 準等を文書・システム化 準等を文書・システム化 新たな技術の導入 新たな技術の導入 機器を停止せずに故障の前兆 機器を停止せずに故障の前兆 を検出する保全手法を採用 を検出する保全手法を採用 市民 経営 環境 苦情受付 苦情受付 リスク評価と投資判断 リスク評価と投資判断 発生確率と影響を評価し、施 発生確率と影響を評価し、施 策の優先度を判定し予算化 策の優先度を判定し予算化 影響大 リスクHi リスクMid リスクLo 台帳入力 台帳入力 現場での 振動測定 決裁 決裁 保全費用予測と計画策定 保全費用予測と計画策定 シミュレーションを用いて長期 シミュレーションを用いて長期 的なコストを予測 的なコストを予測 内部監査の実施 内部監査の実施 共同研究によりISO55001に基 共同研究によりISO55001に基 づく内部監査の仕組みを構築 づく内部監査の仕組みを構築 Total 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 確率大 20,000 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 リスクNo 日本の下水道事業として初めて、包括的なアセットマネジメントシステムを構築10 農水省 ~食品安全マネジメント認証スキームの構築 国内取引に利用(一部 地域) 認証スキーム (海外) 国内取引に利用(全国) ― ― Bスキーム 認証スキーム (国内) 自治体HACCP 等 総合衛生管理製造過程 承認制度 業界HACCP 等 国際取引に利用 ISO 22000, FSSC 22000, GFSI承認ス キーム、EU-HACCP、 米国HACCP 等 Cスキーム 現行なし →今後開発 11 農水省 ~食品安全マネジメント認証スキームの構築 段階的な認証スキーム導入 B A HACCP導入 前段階 一般的衛生管 理項目 等 HACCPを含む 基準 A+ HACCP •MHLW HACCP導入 型基準との整合 •業界HACCPとの連携 C HACCP、食品 マネジメントシ ステム等国際 的に求められ る基準 ? B+ 食品安全マネ ジメントシステ ム等 12 ISO/TS 22003, ISO/IEC 17021、ISO/IEC 17065 の関係 ISO/TS 22003 ISO/IEC 17065 ISO/IEC 17021 & ISO/IEC 17065 ISO/IEC 17021 ISO/TS 22003 13 食品安全関連の認証スキーム HACCP導入型 (MHLW) 対象 MAFF/B MAFF/C ISO 22000 FSSC 22000 加工 加工 フードチェーン 加工、包装、飼料 認証基準 7原則12手順 7原則12手順 7原則12手順 MS要求事項 ISO 22000 (≒HACCP+IS O9001+α) ISO 22000 ISO 220002シ リーズ FSSC要求事項 認定基準 ? ? ? ISO/TS 22003 ISO/TS 22003 FSSC要求事項 備考 GFSI承認ス キーム GFSI承認スキー ム 14
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