(一財)日本建築総合試験所 建築技術性能証明 評価シート 【技術の名称】 GRRシート工法(GEO restraint rubble sheet) -砕石とジオテキスタイルを用いた 地盤補強工法- 性能証明番号:GBRC 性能証明 第 14-14 号 性能証明発効日:2014 年 8 月 22 日 性能証明の有効期限:2017 年 8 月末日 【取得者】 日建ウッドシステムズ株式会社 【技術の概要】 Wswd=min(Wswi1,Wswi2) 本技術は、所定の厚さを有する砕石地業中にジオテキ ここで、Wswi1:各測点における基礎下端から基礎下端- スタイル(以下、 “シート”と称す)を二重に敷設するこ 1m の区間における SWS 試験の Wsw の平均値(kN)、 とで、べた基礎の支持力を増加させる地盤補強工法であ Wswi2:各測点における基礎下端-1m から-2m の区間 る。 における SWS 試験の Wsw の平均値(kN)、i:測定点数(i ≧5) 【技術開発の趣旨】 住宅などの小規模建築物用の地盤補強工法として用い られているセメント系固化材を用いた深層混合処理工法 や、鋼管等を用いた杭状地盤補強工法は、建設時に専用 の施工機を必要とし、建築物の解体撤去時には杭状体の 撤去を求められる場合がある。本工法は、このような課 題を解消することを目的として開発した地盤補強工法で あり、特殊な施工設備や技能を必要とせず、砕石地業の 一環として施工することができる。また、地表面付近の みの補強であることから、建築物の解体撤去時の撤去作 業が非常に容易である。 図 本技術の一般的な施工断面 【性能証明の内容】 本技術についての性能証明の内容は、鉛直支持力につ いてのみを対象としており、以下の通りである。 申込者が提案する「GRR シート工法 設計施工マニュ アル」に従って施工された補強地盤の長期荷重時の鉛直 荷重に対する支持能力は、同マニュアルに定めるスウェ ーデン式サウンディング試験結果に基づく支持力度算定 式で適切に評価できる。 ○長期許容支持力度の算定式 写真 シートの敷設状況 表 砕石層厚の層厚 ここで、qGSa:本工法で補強された地盤の長期許容鉛直 Wswd(kN)) 支持力度(kN/m2)、qa:無対策地盤の長期許容鉛直支持力 砕石層 0.5≦Wswd<0.75 0.75≦Wswd<1 Wswd=1 ≧50 度(kN/m2) 、qa=30・Wswd +0.64Nsw1) 、(0.5kN≦Wswd 上部砕石層厚(mm) ≧100 ≧100 ≦1kN、Nsw=0) 下部砕石層厚(mm) ≧100 ≧50 ≧50 全層厚(mm) ≧200 ≧150 ≧100 Fs:安全率(Fs=3) なお、Wswd は、本工法で補強された地盤の長期許容鉛 1) 直支持力度算定用の SWS 試験結果で、 次式で表される。 日本建築学会:小規模建築物基礎設計指針, pp.215-222, 2008. 【本技術の問合せ先】 日建ウッドシステムズ株式会社 〒171-0014 東京都豊島区池袋 2-50-1 担当者:出水孝雄 E-mail:[email protected] TEL:03-5957-7970 FAX:03-5957-7974
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