SEFC 2015 Structural Engineering Frontier Conference 2015 構造工学フロンティア国際会議 Flyer No. 4 (2015/02/04) −耐震工学は既に成熟した科学なのか?− 日時: 2015 年 3 月 18 日、19 日 会場: 東京工業大学すずかけ台キャンパス 大学会館 多目的ホール(横浜市緑区長津田町 4259) 主催: 東京工業大学 建築物理研究センター 後援 : 新都市ハウジング協会、長寿命建築システム普及推進協議会、日本建築構造技術者協会、日本鋼構造協会 日本コンクリート工学会、日本地震工学会、日本鉄鋼連盟、日本免震構造協会 予定:日本建築学会、内閣府日本学術会議 各グループ講演課題と講演者 1. 大規模木質構造の展開・・・・・Lindt、坂田、岡 6. RC 構造の安全性と機能継続性・・・・Moehle、壁谷澤、勝俣 2. 新旧超高層建築の性能・・・・Mahin、笠井、常木 7. RC 耐震壁の性能向上と適用・・・・・・Wallace、河野、小室 3. 大規模構造の応答制御・・・・・Lu、Chang、狩野 8. 鋼板耐震壁・制振壁の性能向上と適用・・・・・・Tsai、玉井 4. 建築構造物の崩壊・・・・・・・・・Hajjar、中島 9. 地震時における H 形・角形鋼柱の安定性・・・・Uang、山田 5. 非構造物の耐震性・・・・Maragakis、元結、金子 10. 革新的構造の展開・・・・・・・・・・・・・Deierlein、竹内 11. 大震災の被害とこれから・・・・・・・・・・MacRae、和田 Kuo-Chun Chang Greg G. Deierlein National Taiwan Univ. Stanford Univ. Xilin LU Tongji Univ. Gregory A. MacRae Univ. of Canterbury Jack P. Moehle Keh-Chyuan Tsai Univ. of California National Taiwan Univ. Jerome F. Hajjar Northeastern Univ. John van de Lindt Colorado State Univ. 岡 日出夫 竹中工務店 笠井 和彦 東京工業大学 勝俣 英雄 大林組 金子 美香 清水建設 Stephen A. Mahin Univ.of California Manos Maragakis Univ. of Nevada 壁谷澤 寿海 東京大学 狩野 直樹 鹿島建設 河野 進 東京工業大学 小室 努 大成建設 Chia-Ming Uang Univ. of California John W. Wallace Univ. of California 坂田 弘安 東京工業大学 竹内 徹 東京工業大学 玉井 宏章 長崎大学 常木 康弘 日建設計 中島 正愛 京都大学 元結 正次郎 東京工業大学 山田 哲 東京工業大学 URL: http://www.serc.titech.ac.jp/SEFC2015/ E-mail: [email protected] 和田 章 東京工業大学 概 要 SEFC2015 委員会構成 2015 年 3 月 18、19 日に,東京工業大学建築物理研究センター (SERC) 運営委員会(東工大) 委員長 : 笠井 和彦(建築物理研究センター) 幹 事 : 竹内 徹(建築学専攻) 学術委員会(東工大) 委員長 : 河野 進(建築物理研究センター) 委 員 : 元結 正次郎(人間環境システム専攻) 坂田 弘安(建築学専攻) 金子 健作(人間環境システム専攻) 山崎 義弘(建築学専攻) 渡邊 秀和(建築物理研究センター) 実行委員会(東工大) 委員長 : 山田 哲 (建築物理研究センター) 委 員 : 佐藤 大樹(建築物理研究センター) 松田 和浩(建築物理研究センター) 松井 良太(建築学専攻) 石田 孝徳(建築物理研究センター) 小野口 弘美(建築学専攻) 高野 みさえ(建築物理研究センター) 国際協力委員会 委員長 : 和田 章(東京工業大学) 委 員 : Kuo-Chun Chang (National Taiwan Univ.) Gregory G. Deierlein (Stanford Univ.) Jerome F. Hajjar (Northeastern Univ.) John van de Lindt (Colorado State Univ.) Xilin Lu(Tongji Univ.) Gregory A. MacRae (Univ. of Canterbury) Stephen A. Mahin (Univ. of California, Berkeley) Manos Maragakis (Univ. of Nevada, Reno) Jack P. Moehle (Univ. of California, Berkeley) Keh-Chyuan Tsai (National Taiwan Univ.) Chia-Ming Uang (Univ. of California, San Diego) John W. Wallace (Univ. of California, Los Angeles) の主催により, 「構造工学フロンティア国際会議」 (SEFC2015)を開 催します。都市地震工学センター(CUEE)のCOE, GCOE (2004∼2013年) の活動を継ぐものですが、建築物の上部構造に特化して議論します。 日米ともに地震工学の研究に新しい潮流があります。米国では、 ノー スリッジ地震から 20 年が過ぎましたが建物が壊れるような大きな 地震災害が発生しなかった一方で、ニューオーリンズのハリケーン 災害、ニューヨークの高潮災害などが起きており、「地震被害軽減」 から「複合災害軽減」へと研究の方向が転換されてきています。彼 らは、耐震構造学は成熟期に達したと考え、ハードよりソフトの強 化を重視し始めています。日本でも、東日本大震災では津波災害が あまりに悲惨であった一方、揺れによる建物の被害は注目されてい ません。昔から津波災害の大きな場合は揺れによる被害は少ないと いうことがあり、楽観は許されないのですが、建物の強靱化などの ハード面より、地震後の対応や社会経済評価などに、政府の戦略的 経済政策の一環として多額の研究費が投資されようとしています。 このような変化は、震災による社会への影響をこれまでより幅広い領 域で考えようという進歩的な動向と捉えることができます。一方で、 現在の極大地震に対する設計思想において、人命を護ることを最低限 の目標としたために、建物における塑性変形、すなわち損傷が許容さ れ、その代替として建設時のコストダウン達成と、経済性の確保を実 現するという考えが広まりました。しかし、いざ地震を経験して街中 の建物が修繕や取り壊しを余儀なくされたら、それがたとえ数百年に 一度のできごとであっても、構造工学者としての理想と言えません。 建物の高性能化によって建物の損傷を防ぐことができれば、上述した ような様々な関連課題の発生防止に直接繋がります。特に、損傷予測 については依然として発展途上の段階にあり、材料・部材・構造体と しての物理現象に関するさらなる研究が必要と言えます。 SEFC2015 の開催により、地震災害軽減に対する構造工学の重要性を 再認識するとともに、複合災害軽減を目指すとき構造工学の分野が寄 会場・アクセス 東京工業大学すずかけ台キャンパス 大学会館 多目的ホール 最寄り駅 東京急行田園都市線 すずかけ台駅下車 徒歩 5 分 与できることを再考するよい機会にしたいと思います。本会議では、 海外から著名な研究者 12 名を招待し、さらに日本人研究者・技術者 約 16 名に講演して戴き、英語−日本語の同時通訳も提供します。会 東工大前 議では建築防災関係の重要課題を中心に,1995 年兵庫県南部地震や 2011 年東北地方太平洋沖地震に関連した課題にも言及します。 参加登録方法 申込み方法:下記サイトによりお申し込みください。 http://www.serc.titech.ac.jp/SEFC2015/Registration.html 参 加 費:事前登録 10,000円(学生 3,000円) 大学会館 当日登録 12,000円(学生 4,000円) 事前登録の場合、下記口座に3月10日までにお振り込みください。 城南信用金庫 すずかけ台支店 普通預金 362501 名義名 セフクニセンジユウゴ ブース出展:出展ご希望の場合、上記サイトで詳細をご確認ください。 お問合せ先:東京工業大学 建築物理研究センター SEFC2015 運営事務局 E-mail: [email protected]
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