HP-UX 11i v3 オペレーティング環境アップデートリリース (OEUR) 2014 年 3 月版 ご案内 HP Integrity (Intel® Itanium®ベース) システム向けの、HP-UX 11i v3 2014年3月版オペレーティング環境アップデート リリース (以下「HP-UX 11i v3」、または「2014年3月版HP-UX OEUR」) の提供を開始しましたのでご案内いたします。 拡張機能としては、可用性、効率性、最適化の向上、管理機能の統合および簡素化、および永続的な投資保護など があります。 2014年3月版HP-UX OEURは、有効なサポート契約をお持ちで書面にてお申し込みいただいたお客様にのみご提供 いたします。お客様がこのリリースへのアップデートを検討される際には、本レターで案内する情報をご活用ください。 このHP-UX 11i v3のアップデートは、下記に示す両方の名称で呼ばれます。 名称 HP-UX 11i version 3 (2014 年 3 月版) update HP-UX 11.31 使用法 標準の名称、および DVD のラベル名 VUF 名 重要な変更と注意事項: 電子的なソフトウェア通知および配布 2012年6月現在、HP-UX 11i v3の電子的なソフトウェアによる配布は、米国、ヨーロッパ、中国および日本を含む、中 東およびアジアを対象としています。ダウンロードの内容は、各OEのISOイメージです。各ISOイメージをお客様のサイ トでDVDにコピーすれば、物理的なDVDと同じ方式でインストールできます。E-Deliveryでのライセンスとメディアは、 物理的なライセンスおよびメディアと同じ方式で、価格表から見積もりおよび注文できます。 2011年7月以降、すべてのソフトウェアアップデートと通知は電子的に行われています。電子的なソフトウェアダウン ロードに移行したことにより、ソフトウェアメディアキットを発送できない場合があります。 注記: オペレーティング環境/オペレーティングシステム部品 - HP-UX、OpenVMSについては、物理的および電子的 な形での配布を継続します。 Firefox ブラウザーは現時点において、サポート対象であり、OE メディアからも削除されません。 FirefoxブラウザーおよびThunderbird電子メールクライアントは、2012年3月版をご利用のお客様へのご案内でお伝 えしていたのとは異なり、現時点においてHP-UX OEから「削除されません」。ただし、今後のOEアップデートリリース からはサポート対象外となる、あるいは削除される可能性があります。 HP Systems Insight Manager (SIM) のバージョン 7.3 へのアップグレード HP Systems Insight Manager バージョン7.3 IPv6環境を管理できるよう、IPv6をサポート GUIおよびオンラインヘルプが簡体字中国語にも対応 新機能: HP-UX 11i v3 2014 年 3 月版アップデートリリースにおける機能強化の中で、最も影響のあるものは以下の機能です。 可用性の向上: 単一システムの可用性: Integrity i4 ブレードサーバーでソフトリブートを実行してシステム保守およびアップ デートにかかるダウンタイムをゼロにし、ホットスワッピング共有ライブラリを使用することにより、計画的な ダウンタイムを短縮 動的ワークロードの移動と構成: VM ワークロードを Integrity i2 サーバーから i4 サーバーへ動的に移動す ることにより、アップグレードにともなうダウンタイムをゼロにします。また、物理 I/O アダプターのオンライン 交換や仮想 I/O を vPar や VM の動的な追加により、仮想サーバーI/O の再構成にともなうダウンタイムをゼ ロにします。 効率性の向上: 仮想化の拡張性と管理性: I/O コストの削減と安全なアイソレーションの向上を実現するために、HP Integrity i4 サーバーブレード上にある FlexFabric ポート向けの NPIV テクノロジーを使用します。さらに、HPUX vPars および Integrity VM6.3 では、2 倍の仮想コア (最大 32 個)、2 倍のメモリ (最大 256GB) を実現する ことにより、最大で 2 倍の VM ワークロードキャパシティをサポートします。また、VM ゲストに対しては、より 優れたストレージおよびネットワークの拡張性を実現し、マルチキューをサポートします。Virtual Server Manager の GUI により、vPar および VM の変換と vPar の移行の管理が容易になります。 インフラストラクチャ管理の改良: HP Matrix OE 7.2 および 7.3 により、Matrix OE NPIV ストレージオーケスト レーションと SAN 全体で VM の動的な移動を行う、サーバーの管理が容易になります。プライベートクラウド では、vPars v6 内のより大きな仮想化ワークロードをプロビジョニングすることにより拡張性が向上し、Direct I/O ネットワークをプロビジョニングすることによりセキュリティとパフォーマンスが高まりました。 キャパシティプランニングの自動化を推進: HP Matrix OE Capacity Advisor 7.3 を使用して、無限ループプロ セスを実行しているサーバーを特定することにより、データセンターのパフォーマンスが最大 10%向上しま す。また、新しい CPU の傾向や CPU 増加率に関するレポート機能が向上することにより、キャパシティプラ ンニングが簡素化されます。さらに、HP-UX vPars および Integrity VM v6 内で実行されている仮想化ワーク ロードのメモリと I/O を監視します。 システム管理の簡素化: ストレージ管理の簡素化: Veritas File System/Volume Management 5.1SP1 ソフトウェアを使用することによ り、ファイルバックアップにかかるバックアップ時間を削減し、コールドインストールやアーカイブ/復元時には root-や data-ディスクグループをより柔軟に構成できます。また、ビジネスアプリケーションの効率性と (書き 込み重視のアプリケーションの) トランザクションパフォーマンスの効率性を、新しいパーティションディレクト リメカニズムを使用することにより向上します。 柔軟性と安全性を高めると同時に配備を簡素化: Ignite-UX および HP-UX ダイナミックルートディスク (DRD) をアップデートすると、サーバークライアントのゴールデンイメージを容易に作成でき、署名デポの署名認証 機能をサポートすることにより開発ライフサイクルの安全性が高まります。また、Veritas File System/Volume Management 5.1SP1 ソフトウェアが提供する機能を構成および使用したルートディスクをサポートすることに より、配備における安全性が高まります。 Integrity ファームウェアのアップデートを簡素化: HP System Update Manager (SUM) v6 では、GUI がアップ デートされており、新しいコマンドラインスクリプトを使用できます。 永続的なサポートにより投資を保護: 永続的な仮想化ソリューションに関して、Integrity VM v6.3 を 5 年間サポートします。 お客様がより多くの言語から選択できるよう、香港文字セット 2008 をサポートしました。 2014 年 3 月版 HP-UX OEUR の詳細情報については、http://www.hp.com/go/hpsc から入手できる『HP-UX 11i v3 March 2014 リリースノート』に記載されています。同ページで「HP-UX Operating System」と入力/選択し、「HPUX 11i v3」を選択します。次に、左側にある「マニュアル」を選択した後、「お使いになる前に」を選択します。リ リースノートの第 3 章「新機能」をご覧ください。 他のOE製品と配布ノート: 仮想化 HP-UX vPars または Integrity VM v6 の一部として、vPars v6 または Integrity VM v6 向け Virtualization Services Platform (VSP) の工場インストールをご希望の場合は、HP-UX 11i v3 VSE-OE または DC-OE メディア製品に、オプショ ン番号 004 および 0D1 を追加して注文してください。 HP Online Migrationソフトウェア (T8717AC) は単体での購入、あるいは HP-UX 11i v3 VSE-OEまたはDC-OE、 あるいはMatrix OEの一部として購入できます。 スタンドアロン、電子的に配布されたIntegrity Virtual Machine v4.3の場合、お客様が必要とする仮想I/O、従 来のDSFファイルまたはOpenVMSゲストのサポートが必要となります。ソフトウェアダウンロードには、HPVM v4.3およびHP-UX 11i v3 Base Operating Environment (必須の2011年9月版リリースに基づく) が含まれてい ます。注記: この製品向けの工場インストールは、現在提供されていません。 Superdome 2サーバー向けの代替オプションとして、引き続き、HP-UX Virtual Partitions (vPars) v5がOEに含 まれます。また、スタンドアロン製品 (T1335DC)、あるいはHP-UX 11i v3 VSE-OEまたはDC-OE上で稼働する本 製品を工場統合することも可能です。 POSIX AIO向けファイルシステムの拡張 POSIX AIOは、システムコールaio_reap(2) を通じ、複数の非同期I/O (AIO) 要求の完了を待つ メカニズムを提供します。 AioEnhは、未処理のAIO要求がaio_reap(2) がリープするよう求められた数よりも少ない場合、 aio_reap(2) は指定された数のAIO要求が完了するのを待つ、というPOSIX AIOの機能を 実行します。これにより、すべての要求をリープするために、aio_reap(2) を複数コールする必要が なくなります。 PCIInfo-00 新しいPCI ID情報ドライバー (PCIInfo-00) がOEに追加されました。 インストールするにお読みください - インストール/アップデートガイドについて: スペイン語、フランス語、韓国語、イ タリア語、繁体字中国語版でのインストール/アップデートガイドの提供は終了となります。HP-UX 11i v3 March 2014 Update Release 以降、『HP-UX 11i v3 インストール/アップデートの前に (2014 年 3 月)』および『HP-UX 11i v3 インス トール/アップデートガイド (2014 年 3 月版)』は、英語、日本語、簡体字中国語、およびドイツ語で提供されます。 HP-UXアップデート HP-UX 11i v1、v2、v3のリリースロードマップ HPは今後も、お客様の今日および将来におけるビジネスニーズに沿った新機能の提供に全力で取り組んでまいりま す。お客様が計画を立てる際の参考として、現時点でのHP-UXアップデートリリースのスケジュールを次に示します (下表の情報は、予告なく変更される場合があります。また四半期ごとに必要に応じて更新されます)。 HP-UX 11i バージョン HP-UX 11i v3 Update 13 HP-UX 11i v3 Update 12 出荷時期 備考 2014 年 3 月~4 月 (リリース予定) 2013 年 3 月 HP-UX 11i v3 のフルアップデートリリースです*。OE としては HP-UX 11i v3 の新しい OE のみを提供予定です。 HP-UX 11i v3 のフルアップデートリリースです*。OE としては HP-UX 11i v3 の新しい OE のみを提供します。 HP-UX 11i v3 のフルアップデートリリースです*。OE としては HP-UX 11i v3 の新しい OE のみを提供します。 HP-UX 11i v3 のフルアップデートリリースです*。OE としては HP-UX 11i v3 の新しい OE のみを提供します。 HP-UX 11i v3 のフルアップデートリリースです*。OE としては HP-UX 11i v3 の新しい OE のみを提供します。 HP-UXをご使用のお客様に対し、HP-UX 11i v2が2010年12月31日に販 売終了したことをお知らせする注意喚起を行います。HPではHP-UX 11i v2をご使用のお客様に、HP-UX 11i v3へアップグレードするよう推奨し ています。詳細については、http://www.hp.com/go/hpuxtransition (英 語) を参照してください。HPでは、HP-UX 11i v2用のHWEnable11iおよび Quality Pack (QPK) パッチバンドルの最終アップデートを2010年12月に リリースし、リリース時点でサポート契約が有効なすべてのお客様に Support Packメディアを提供しました。 以降、HP から出荷されるインスタントイグニッションオプション付きの HP-UX システムは、2008 年 6 月版 OE リリースと 2010 年 12 月版 HP-UX 11i v3 Update 11 2012 年 9 月 HP-UX 11i v3 Update 10 2012 年 3 月 HP-UX 11i v3 Update 9 2011 年 9 月 HP-UX 11i v2 2010 年 12 月 HP-UX 11i v1 2009 年 12 月 QPK バンドルを搭載しています。同じ Support Pack メディアには、HPUX 11i v2 用のオプションのコアエンハンスメントも収録されています。 HP-UX 11i v2 HWE および QPK バンドルは、ITRC の Web サイト http://www.hp.com/go/hpsc からも入手可能です。HP サポートアカウ ントでサイトにサインインした後、「パッチ管理」をクリックし、「標準パッ チバンドルの検出」、「HPUX」を順にクリックすると、表題が「標準 HPUX パッチバンドルのインデックス」となっているページが開きます。 HP-UX 11i v1 の Quality Pack (QPK) パッチバンドルのアップデートで す。HP-UX 11i v1 QPK は Support Plus メディアに収録され、リリース時 点でサポート契約が有効なすべてのお客様に提供されます。HP-UX 11i v1 QPK は、http://www.hp.com/go/hpsc にある HP エンタープライ ズビジネスコミュニティの Web サイト (従来の HP IT リソースセンターに 類似するサイト) の HP-UX セクションからでも利用できます。HP サポー トアカウントでサイトにサインインした後、「パッチ管理」をクリックし、「標 準パッチバンドルの検出」、「HPUX」を順にクリックすると、表題が「標準 HP-UX パッチバンドルのインデックス」となっているページが開きます。 * フルアップデートリリース: 特定のOSバージョンのオペレーティング環境 (OE)、Quality Pack (QPK) パッチバンドル、 Hardware Enablement (HWE) パッチバンドル、Software Pack (SPK) メディアをすべてアップデートするリリースです。 HP-UX 11i v1、v2、v3 のサポートライフサイクル 次の表に、現行のHP-UX 11iの各リリースの販売とサポートのタイムラインを示します。 HP-UX バージョン HP-UX 11i v3 *** 販売開始 販売タイムライン サポートタイムライン* 2007 年 2 月 少なくとも下記までは販売予定: 少なくとも下記まではサポート予定: 2014 年 12 月 31 日**** (HP 9000 サーバー上にあ るもの) 2017 年 12 月 31 日 (HP Integrity サーバー上にあ るもの) 2020 年 12 月 31 日 (HP 9000 サーバー上にあるも の) 2022 年 12 月 31 日 (HP Integrity サーバー上にあ るもの) 11i v2 2003 年 9 月 2010 年 12 月 31 日 11i v1 2000 年 12 月 2009 年 12 月 31 日 11i v1 Workstation ** 2000 年 12 月 2007 年 12 月 31 日 少なくとも下記まではサポート予定: 2015 年 12 月 31 日**** 少なくとも下記まではサポート予定: 2015 年 12 月 31 日**** 2013 年 12 月 31 日 11.0 1997 年 11 月 2005 年 2 月 1 日 2006 年 12 月 31 日 * HP ファクトリサポートは利用できなくなりますが、制限付きサポートは一定期間にわたってご利用いただけます。 ** HP PA-RISC Workstation の販売は、2007 年 12 月 31 日に終了しました。HP-UX 11i v1 Workstation のファクトリサ ポートは、2013 年 12 月 31 日で終了しました。 *** HP-UX 11i v3 の導入当初からの OE 製品 (FOE、TCOE、ECE) の販売は 2009 年 1 月 1 日に終了しました。 **** 持続的エンジニアリングを含む以前のバージョンのサポート (PVS w SE: Previous Version Support with Sustaining Engineering) は、HP-UX 11i v1 および HP-UX 11i v2 向けに、2014 年 1 月 1 日から 2015 年 12 月 31 日 までの期間提供されます。 記載されている販売終了およびサポート終了の日付は予定日であり、予告なしに変更される場合があります。 2014年3月版OEURにおけるVxFS/VxVM 5.0.1のVxFS/VxVM 5.1 SP1への置き換え 2014年3月版OEUR以降、VxFS 5.1 SP1およびVxVM 5.1 SP1はOEURメディアおよびARメディアに含まれるようになり、 VxFS 5.0.1およびVxVM 5.0.1コンポーネントは置き換えられます。VxFS 5.1 SP1は常時インストールされる製品となり ます。 ただし必要に応じて、VxFS/VxVM 5.1 SP1 および VxFS/VxVM 5.0.1 を単独でダウンロードして利用し続けることも可能 です。 HP-UX XNTP (ネットワークタイムプロトコル) およびPHP NTP 3.5 は、HP-UX 11i v3 の 2014 年 3 月版アップデートと合わせてインストールするデフォルトバージョンと設定さ れていますが、製品の Web ページにも記載されているように、NTP 4.2 が継続的にサポートされるバージョンです。 NTP3.5 のサポート終了時期に関する情報入手や NTP 4.2 のダウンロードについては以下の Web サイトで確認の上、 NTP 4.X にアップグレードをお願いします。 https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=HPUX-NTP (英語) HP-UX PHP 5.2.x は、HP-UX 11i v3 (2014 年 3 月版) 上にある Apache ベースの Web サーバー v.3.x にもバンドルさ れます。ただし、製品の Web ページにも記載されているように、PHP 5.4 も将来的にはサポートされる予定ですので、 PHP 5.4.X にアップグレードしてください。以下の Web サイトより入手可能です。 https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=HPUXWSP541102 (英語) オープンソース製品のサポート終了のお知らせ すべてのオープンソース製品のサポート終了のお知らせについては、関連する製品 Web ページを参照してください。 HP Operations Agent TC097CA (HP Operations Agent の旧バージョン) は OE メディア内に含まれていません。現在、OE メディア上では、 TC097DA に置き換わっています。TC097DA は HP Operations Agent のバージョン 11.13 です。HP Operations Agent は、システムの稼働状態とパフォーマンスを監視します。ライセンスを追加することにより、HP Operations Agent を HP Operations Manager (HPOM) が管理する環境で使用できるようになります。これは、2013 年 3 月版の DC-OE、HAOE、VSE-OE における推奨製品 (デフォルトインストール) として追加されました (HP Passport にログイン後、 "Operations Agent"と検索してください)。 JAVA1.5 の OE メディアによる配布終了 JAVA1.5 (Java 1.5 JDK、Java 1.5 JDK add、Java 1.5 JREおよびJava 1.5 JRE add) は今後、OEメディアによる配布は行わ れません。 今後のプラン構築に役立つ他のオンラインコミュニケーション ソフトウェアアップデートの情報はWebサイトhttp://www.hp.com/info/softwareupdate (英語) を通して提供されます。 "Overview"タブの"HP-UX"にある"Current update releases"を参照してください。 他のリソース HP エンタープライズビジネスコミュニティの HP-UX セクション (従来の HP IT リソースセンターに類似するサイト) HP-UX release history (英語) ソフトウェアをダウンロードするためのソフトウェアデポ Web サイト (英語) サポートセンター: 「HP-UX 11i v3」と入力/選択し、左側にある「マニュアル」を選択 以上
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