Z840 / Z640 / Z440

最新のHP Workstationを実機で解説
NEW
HP Z Workstations
HP ワークステーションは6年連続国内シェアNo.1※
※出典: IDC's Worldwide Quarterly Workstation Tracker, 2013 Q4
新シリーズ登場 !
ワークステーション国内シェア6年連続No.1※1のHP Workstationに、Z840 / Z640 / Z440が新たに登
場し、Z230シリーズから始まるHP デスクトップワークステーションの新ラインアップが完成し
た。これにより省スペース型のエントリーワークステーションから、メモリを2TB※2搭載可能な
ハイエンドワークステーションまであらゆる現場に、最適なマシンを提供することが可能になっ
た。
最先端テクノロジーが結集されていることはもちろん、ハイパフォーマンスを長期間発揮し続け
られる高い「信頼性」、万が一のトラブルでも安心してご利用いただけるよう、標準3年保証の
「土日祝日対応訪問修理」、WS専任のエンジニアによる「東京サポート」、高品質な状態でス
ピーディーなお届けが可能な「東京生産」といったお客様に安心してお使いいただけるサービス
もこれまで通りご利用いただけます。
まず、2014年10月に発表したZ840 / Z640 / Z440を紹介してみたい。
※1 出典: IDC's Worldwide Quarterly Workstation Tracker, 2013 Q4
※2 Windows® 7 Professional 正規版(64bit版)では192GBまで、Windows® 8.1 Professional 正規版(64bit版)では512GBまでしか認識しません。大容量メモリモジュールは2015年リリース予定
新シリーズ
主な仕様一覧
HP Z840 Workstation
HP Z640 Workstation
HP Z440 Workstation
プロセッサー数
2 or 1
2
1
最大コア数
36コア
36コア
8コア
16スロット
8スロット
8スロット
2TB※
256GB※
128GB
NVIDIA Quadro K6000×2基
NVIDIA Quadro K6000×1基
NVIDIA Quadro K6000×1基
または
または
メモリスロット数
最大メモリ
グラフィックカード
最大搭載可能数
GPUコンピューティング
最大搭載可能数
電源容量
または
NVIDIA Quadro K5200×3基
NVIDIA Quadro K5200×2基
NVIDIA Quadro K5200×1基
NVIDIA TESLA K40×2基
NVIDIA TESLA K40×1基
NVIDIA TESLA K40×1基
1125W
925W
700W
※ Windows® 7 Professional 正規版(64bit版)では192GBまで、Windows® 8.1 Professional 正規版(64bit版)では512GBまでしか認識しません。
大容量メモリモジュールは2015年リリース予定
3つのZシリーズワークステーションに共通することは、新しく登場した“Haswell-EP”となるイ
ンテル® Xeon® プロセッサー ファミリーを搭載していること。さらにインテル® Xeon® プロセッ
サー E5 v3ファミリーでは、最大18コアのCPUを選択可能。メモリーも新しい規格であるDDR-4
2133MHzに対応している。
プロセッサーが新しいことに加え、従来同様、好評なモジュラーデザインを採用(Z840,Z640)し、
ツールレスでのパーツの取り替えはもちろんのこと、筐体内のエアフローデザインはさらに進
化。空気の流れがより効率的になっており、CPUやグラフィックスカード等の発する熱を確実に
外に排出する構造になっている。 左からZ840、Z640、Z440。いずれも上部には持運びに便利なハンドルを設置。また縦に入った
スリットデザインを採用し効率的な空気の流入を可能にしている。
左からZ840、Z640、Z440。 Z840が一番奥行があるのが分かる。
また、Z840、Z640では従来機種と同様に筐体内部のケーブル配線を背後に配置し、各種機器の増
設・交換が簡単に行える仕組みにしている。見た目のすっきり感がアップしているだけでなく、
メンテナンスにかかる時間の削減や、エアフローの改善に役立っている。
そして、内蔵できるストレージにもさらなる改善が行われている。最近は起動ディスクにSSDを
利用し、データ格納用に大容量のHDDを2ndディスクとするハイブリッド利用も多い。さらにHP
ではPCIe接続M.2対応SSD “HP Z Turbo ドライブ”もカスタマイズオプションにて選択可能にな
り、SATA接続のSSDと比較してさらに高速なSSDも搭載可能になった。Z840、Z640では、その
SSDを含めた2.5インチサイズのストレージを3.5インチドライブに変換して装着できることが特
徴。Z840では、4つの内蔵ドライブベイへのドライブの内蔵数は最大で3.5インチ、2.5インチ共に
4基。さらに外付け5インチベイには、オプション品として、2.5インチドライブを4本搭載可能な
ベイもあり、これを使用することで、2.5インチドライブを最大で12本まで搭載することが可能。
SSDでRAIDを組んだり、OSやソフトウェアをSSD、保存を大容量な3.5インチという組み合わせに
も柔軟に対応できるようになっている。
このように多彩な種類のストレージを多く搭載できることで、保存容量の大きさを最重要視する
用途や、何よりも高速なディスクアクセスが必要な用途にも柔軟に対応できる。将来、使用する
ソフトウェアが変更になり、相性の良いストレージが変更になった場合でもすぐに交換が可能
だ。
新しいインテル® Xeon® プロセッサー E5 v3 ファミリーを搭載したワークステーションは続々と登
場しているが、高い拡張性や安定動作のための冷却性能等、 Z Workstationを選択する理由は多数
ある。次に新しいZ Workstationの3つのシリーズを順番に見ていこう。 ウルトラハイエンドワークステーション
HP Z840 Workstation
CPUは最大2基搭載可能。電源は1125Wタイプを備えており、グラフィックカードを最大4枚まで
搭載できるハイエンドのさらに上を行くウルトラハイエンドだ。デュアルプロセッサーによるマ
ルチコア処理やグラフィックカードでの処理を行うGPGPUを多用するようなアプリケーションソ
フトをフル活用するようなシーンに向いている。
長時間利用でも安定動作するよう、冷却の風はフロントからリアに向けて十分に流れる。クーリ
ングファンを多数備えたエアーバッフルによって作り出される風流は、2基のCPUのヒートシン
ク、さらにメモリを冷却しながら通り抜け、リアに排出される。エアーバッフルは風流の最適化
だけでなく、クーリングファンのノイズ音を遮音する効果も期待できる。HPの冷却設計により、
効率的に熱を排出するだけでなく、従来機同様ファンの騒音も控えめでクリエイターの作業を邪
魔しない。
フロントはほぼ全面にスリット形状の通風部を設けており、CPU以外にもストレージやグラ
フィックボード、電源へと外の空気を取り入れる構造となっている。またハニカム状の通風口が
リア側にあり、リア全面から熱を排出する。
ビルトインハンドル
電源ユニット
メモリ
CPU
PCIスロット
5インチベイ
メモリ
3.5インチ内蔵 HDDスロット
ウルトラハイエンドワークステーション
HP Z840 Workstation
左:埃の流入に配慮した形で設計された前面スリット
右:大型ファンが背面に2つ配置され、内部の熱を効率良く排出している
上下のカバーを取り外した状態。上部はCPU+メモリ。下部にはPCIスロットが配
置されているのが分かる
サイドパネルを開けた状態。CPU+メモリ、PCIスロット、HDDといったモ
ジュラー化された内部構造。また交換時に分かりやすいように、手をかけ
る部分は緑色に塗られている
多数の冷却ファンを装備した上部カバー。これによりCPUやメモリの発する
熱を効率的に排熱することが可能に。
グラフィックは2スロットを専有するハイエンドグラフィックボードNVIDIA Quadro K6000を2枚ま
で装着可能。またNVIDIA Quadro K5200なら3枚まで搭載する構成も組むことができる。
ストレージは4つのトレイを搭載可能。内蔵ストレージベイは1台に3.5インチサイズと2.5インチ
サイズのHDDかSSDを搭載可能。
内蔵ストレージベイにはコネクターを装備しておらず、ケース側にあるコネクターにストレージ
のコネクターが直接接続されるブラインドコネクト方式をとっているためケーブルが不要。接続
部分も減りデータの流れも最小限になるため、交換が容易なだけでなく信頼性の面からも有利。
ウルトラハイエンド機だけにストレージはSATAだけでなくSASでの接続もサポートしている。
HDDも工具無しで簡単にHDD交換が可能
内蔵3.5インチベイは4つ装備
HDDを専用トレイにセットして挿しこむだけ。
SAS,SATAの両方に対応するユニバーサルスロット。
ウルトラハイエンドワークステーション
HP Z840 Workstation
2.5インチのSSDを4基搭載可能な
4 in1 HDD キャリアキット
Z840なら、フロント5in.ベイに4 in1 HDDキャリア
2.5インチSSDを、フロント5in.ベイへ最大8基搭載
キットを2つ搭載可能
可能となる
さらに、ストレージはここだけではない。フロントパネルにはスリムタイプの光学ドライブだけ
でなく5インチベイにHDDやSSDの搭載も可能。最大搭載数は、5インチベイに上記の4 in 1 HDD
キャリアキットを2台搭載することで、5インチベイ2つに2.5インチドライブが8基、内蔵ドライ
ブベイに4基の計12基となる。高速なデータ転送が可能なPCIe接続の次世代ストレージにも対
応、PCIeスロットを介して搭載するM.2 SSDは256GBの容量を持ち、OSを入れてシステムブートも
可能、Z840では最大で4枚のM.2 SSDを搭載できる。同様にPCIeスロットに差し込むカードタイプ
のPCIe SSDであるFusion-io FXに対応。合わせるとシステム全体で最大16基のストレージに対応す
る。
搭載するメモリーは最新のDDR4でスロット数は最大16。現時点では1枚32GBのDDR4 LRDIMMメ
モリーを利用して512GBのメモリー搭載が可能、2015年には最大2TBまでサポートされる予定
で、大量のメモリーを必要とする業務に最適。しかも最新のDDR4は省電力で高速動作が可能
だ。 内部のパーツの入れ替えといったメンテナンスは、ボディ側面のパネルを開いて行う。こ
のパネルを外せないよう鍵も付いており、意図しないパーツ交換がされてしまうなどセキュリ
ティ面でも安心だ。
デュアルCPU時のCPUクーラーと
CPUの上下に配置されたメモリスロット
DDR-4 2133MHzのECCメモリー採用。
Z840は、2015年には最大2TBまで搭載が可能とな
本体下部にあるPCIスロットには、NVIDIA TESLAを最
大2基搭載することが可能。
る。
高速データ転送が可能なThunderbolt-2も搭載可
PCI接続M.2対応SSD、HP Z Turbo ドライブ。
256GBと512GBを用意。
1125Wの電源も、簡単に取り外しが可能。
ウルトラハイエンドワークステーション
HP Z840 Workstation
HP Z840 Workstation
筐体サイズ
背面
側面
正面
高さ: 444 mm
奥行: 525mm
幅 : 203 mm
ミッドレンジワークステーション
HP Z640 Workstation
HP Z620 workstationの後継となるミッドレンジクラスのZ640。プロセッサーを2基搭載したシス
テムとなる。ボディーはZ840より幅、奥行きがコンパクトなものとなっているが、全面のスリッ
ト形状を採用したフロントパネル、大型のダイレクトクーリング・エアーバッフルもZ840を踏襲
している。
ビルトインハンドル
電源ユニット
5インチベイドライブ
メモリ
CPU
ライザーカード
3.5インチ内蔵 HDDスロット
PCIスロット
左:埃の流入に配慮した形で設計された前面スリッ
ト
右:大型ファンが背面に2つ配置され、内部の熱を効
率良く排出している
サイドパネルを外した状態。
上位機種同様、モジューラデザインを採
用している
セカンドCPUとメモリスロット装備のライザーもツー
ルレスで取り出し可能。
ミッドレンジワークステーション
HP Z640 Workstation
ライザーにはセカンドCPUと4つの
メモリスロットが装備されている。
内蔵3.5インチHDDトレイを2基装備
Z840同様ツールレスで簡単に交換が可能だ。
本体下部にあるPCIスロットには、PCI Express 3.0
x16を含む計6スロットを用意
異なる点は、搭載するストレージやグラフィックボードの搭載数や電源が925Wとなるところな
ど。また、内蔵ドライブではZ840と同様に、差し込むだけで接続されるダイレクトコネクトのユ
ニバーサルドライブが標準となっている。
本体上部に設けられたハンドルで持運びも簡単に行え
る。
高速データ転送が可能なThunderbolt-2
も搭載可能。
PCI接続M.2対応SSD、HP Z Turbo ドライブ。
256GBと512GBを用意。
HP Z640 Workstation
筐体サイズ
背面
側面
正面
奥行: 465mm
幅 : 172 mm
高さ: 445 mm
エントリーワークステーション
HP Z440 Workstation
エントリーとなるZ440 Workstation。ボディーサイズはZ640 Workstationとほぼ同一で、内蔵ドラ
イブベイも2つ搭載しているが、内部ではプロセッサー数が1つに限られるなどの違いがある。
エントリークラスながら上位機種にも劣らないグラフィックス性能を持ち、優れたコストパ
フォーマンスを実現しているのが最大の特徴。主力として搭載するプロセッサーは、インテル®
Xeon® プロセッサー E5 v3 ファミリーである E5-1600 v3シリーズで、4コアから最大8コアまで
のラインアップながら、 3.0GHz(E5 -1603v3除く)を超える高クロックモデルをご用意。CAD等で
のレスポンス向上にも効果がある。グラフィックスはハイエンドのQuadro K5200やK6000が搭載
可能となっている。プロセッサーはシングルで十分だがグラフィックス性能を必要とする用途に
は最適な1台だ。
Z440は、Z640/840のようなモジュラーデザインを採用しておらず、筐体内部のケーブル配線を
背後に配置することができないが、各主要部品とを接続するケーブルの長さを定め、熟練の技術
者により配線の見映えだけでなく、冷却効率を下げないようなレイアウトでケーブリングを行い
メンテナンス性を高めている。
ビルトインハンドル
電源ユニット
CPU
5インチベイ
メモリ
3.5インチ内蔵 HDDスロット
PCIスロット
エントリーワークステーション
HP Z440 Workstation
左:埃の流入に配慮した形で設計された前面ス
リット
右:大型ファンが背面に配置され、内部の熱を効
率良く
メモリクーラーを外した状態の画像。
CPUを挟んで前後にメモリスロット各4つ配置され
ている。
容易にメモリ交換が簡単。
フロント同様、背面にも持運びに便利なハンドルを
装備
モジュラーデザイン非採用だが、冷却効率
を下げないようなレイアウトとなってい
る。
DDR-4 (2133MHz)の ECC (Error checking and
correcting)
メモリクーラーを取り外すと、ファンが2つ装備さ
れているのが分かる。
ツールレスでの交換が可能な内蔵3.5インチHDD。
メモリーを搭載。
高速データ転送が可能なThunderbolt-2も搭載
PCI接続M.2対応SSD、HP Z Turbo ドライブ。
256GBと512GBを用意。
エントリーワークステーション
HP Z440 Workstation
HP Z440 Workstation
筐体サイズ
側面
正面
奥行: 445mm
幅 : 169 mm
440
背面
高さ: 432 mm
いいね
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6年連続国内シェアNo.1
※
※ 出典 : IDC’
s Worldwide Quarterly Workstation Tracker
2013 Q4