OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation

Agilent OpenLAB CDS
Secure ChemStation
Workstation
メンテナンスガイド
注意
© Agilent Technologies, Inc. 2016
このマニュアルの内容は米国著作権法
および国際著作権法によって保護され
ており、Agilent Technologies, Inc. の書
面による事前の許可なく、このマニュ
アルの一部または全部をいかなる形態
(電子データやデータの抽出または他
国語への翻訳など)あるいはいかなる
方法によっても複製することが禁止さ
れています。
マニュアル番号
M8313-96022
エディション
2016 年 3 月
Printed in USA
Agilent Technologies, Inc.
保証
このマニュアルの内容は「現状のま
ま」提供されることを前提としてお
り、将来の改訂版で予告なく変更さ
れることがあります。また、Agilent
は適用される法律によって最大限許
される範囲において、このマニュア
ルおよびそれに含まれる情報に関
し、商品の適格性や特定用途に対す
る適合性への暗黙の保障を含み、ま
た、それに限定されないすべての保
証を明示的か暗黙的かを問わず、一
切いたしません。Agilent は、このマ
ニュアルまたはこのマニュアルに記
載されている情報の提供、使用また
は実行に関連して生じた過誤、付随
的損害あるいは間接的損害に対する
責任を一切負いません。Agilent とお
客様の間に書面による別の契約があ
り、このマニュアルの内容に対する
保証条項がここに記載されている条
件と矛盾する場合は、別に合意され
た契約の保証条項が適用されます。
技術ライセンス
本書で扱っているハードウェアおよび
ソフトウェアは、ライセンスに基づき
提供されており、それらのライセンス
条項に従う場合のみ使用または複製す
ることができます。
安全にご使用いただくために
注意
注意は、取り扱い上、危険が
あることを 示します。正しく
実行しなかったり、指示を遵
守しないと、製品の破損や重
要なデータの損失にいたるお
それのある 操作手順や行為に
対する注意を促すマークです。
指示された条件を十分に理解
し、条件が満たされるまで、
注意を無視して先に進んでは
なりません。
警告
警告は、取り扱い上、危険が
あることを示します。正しく
実行しなかったり、指示を遵
守しないと、人身への傷害ま
たは死亡にいたるおそれのあ
る操作手順や行為に対する注
意を促すマークです。指示さ
れた条件を十分に理解し、条
件が満たされるまで、警告を
無視して先に進んではなりま
せん。
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
目次
1
はじめに
対象読者
6
障害復旧プラン
7
バックアップ / リストア手順の概要
2
ソフトウェアのバックアップ手順
Windows サービスの停止
10
現在のシステムのイメージの作成
Windows サービスの開始
3
8
11
16
データバックアップ手順
自動システムバックアップの設定
18
4
システムのリストア手順
5
データ復旧手順
6
CDS Secure ChemStation Workstation のアクティベーション
7
メンテナンス手順
リソース使用率のモニタ
32
Data Store の保存場所の変更
データベース統計の更新
その他のベストプラクティス
33
35
36
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation
メンテナンスガイド
1
はじめに
対象読者
6
障害復旧プラン
7
バックアップ / リストア手順の概要
8
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation は、
OpenLAB CDS ChemStation エディションの機能と Data Store
の機能を 1 台のコンピュータで提供します。
Data Store は、サポートされている分析システムによって生成
されるデータファイルを中央で管理するために使用します。こ
のドキュメントでは、長期間に安定して高いパフォーマンスを
確保できるような、システムのメンテナンス手順について説明
します。
このドキュメントでは、ハードウェアの不具合など、障害が発
生したときにシステムをバックアップし、リストアするための
ガイドラインについても説明します。
Agilent Technologies
5
1 はじめに
対象読者
このドキュメントは、OpenLAB CDS Secure ChemStation
Workstation システムのシステム管理者を対象としています。
使用するデータベース管理システムに関する管理者としての基
本的な知識が必要です。また、Windows のバックアップとリス
トアに関する知識も必要です。
6
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
1 はじめに
障害復旧プラン
CDS Secure ChemStation Workstation が、ハードウェアやソフ
トウェアの不具合により操作不能になるという予期せぬ事態に
備えて、復旧プランを準備します。プランには、オペレーティ
ングシステム、ソフトウェア、データを完全にリストアするた
めの情報と手順を含める必要があります。障害復旧プランが機
能することを、あらかじめ確認しておいてください。
“ 障害復旧プラン ” には次の情報を含める必要があります。
1 ハードウェア情報:CPU、メモリ、ハードディスクのコン
フィグレーション情報
2 コンピュータ ID:名前、IP、ドメイン、URI など
• コンピュータの管理者情報:サーバーにログインするため
のユーザー名とパスワード
• データベースに対するユーザー名とパスワード(必要であ
れば)
3 ソフトウェア情報:OS バージョン、パッチレベル
4 インストールパラメータ:
• インストールフォルダー
• インストールログファイル
• OpenLAB Data Store データベースタイプ
• OpenLAB Data Store コンテンツディレクトリ
• OpenLAB Data Store インデックスフォルダー
• OpenLAB Shared Services の言語
• OpenLAB Shared Services データベース名
• インストールライセンス
• 登録済みアプリケーション
5 サードパーティソフトウェア情報:アプリケーションとリビ
ジョン、インストールパス
6 バックアップ手順(17 ページの「データバックアップ手順」
)
7 バックアップメディアのロケーションと組織の詳細
8 リストア手順(23 ページの「システムのリストア手順」)
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
7
1 はじめに
バックアップ / リストア手順の概要
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation のバックアッ
プ手順には、すべてのソフトウェアとデータが含まれます。こ
のガイドでは、ポータブル USB ハードドライブと Windows シ
ステム修復ディスク上に現在のシステムのイメージを作成する
方法について説明します。必要に応じて、システムを元の状態
にリストアするために、USB ドライブと修復ディスクを一緒に
使用します。
すべてのワークステーションを必ず定期的にバックアップして
ください。定期的な完全バックアップと、完全バックアップの
間に実行する差分バックアップは、管理者が作成する必要があ
ります。これらのバックアップは、ハードウェアまたはソフト
ウェアの不具合が発生したときにシステムをリストアする唯一
の方法です。
バックアップがシステムのリストアに十分であることを確認す
るには、必ず障害復旧プランとリストア手順もテストする必要
があります。
完全バックアップは、アップロードしたファイルやデータベー
スも含めて、CDS Secure ChemStation Workstation 内のすべて
のデータを取り込みます。差分バックアップは、前回の完全
バックアップ以降に発生した変更だけをバックアップします。
差分バックアッププロセスは、変更された要素だけをバック
アップするので、完全バックアップよりも短時間で行えます。
この手順では、ワークステーションに対する管理者権限を持つ
ユーザーが必要です。
8
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation
メンテナンスガイド
2
ソフトウェアのバックアップ手順
Windows サービスの停止
10
現在のシステムのイメージの作成
Windows サービスの開始
16
11
Agilent Technologies
9
2 ソフトウェアのバックアップ手順
Windows サービスの停止
1 Windows 7 または Windows 8.1 でサービスを開くには、
Windows の[スタート]ボタンをクリックし、検索フィール
ドに services.msc と入力して、services.msc を選択します。
2 次のサービスを示された順序でサービス名を右クリックし
[停止]を選択します。
以下の順序でサービスを停止する必要があります。
a alfrescoTomcat
b Agilent OpenLAB Shared Services
c postgresql-x64-9.2 - PostgreSQL Server 9.2
10
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
2 ソフトウェアのバックアップ手順
現在のシステムのイメージの作成
Secure ChemStation Workstation の機器コンフィグレーション
に変更があった場合、新しいシステムイメージを作成します。
1 ポータブル USB ドライブをコンピュータの 3.0 USB ポート
(青色)に接続します。
注意:初めてドライブを PC に接続する場合、自動再生ウィ
ンドウが表示されます。自動再生ウィンドウを閉じます。
2 適切な Windows プログラムを使用して、システムイメージ
を作成します。詳細については、Windows ヘルプを参照して
ください。
• Windows 7 では、Windows の [スタート]ボタンをク
リックし、検索フィールドに backup と入力して、[バック
アップと復元]をクリックします。(図 1)。
図1
Windows 7 バックアップと復元
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
11
2 ソフトウェアのバックアップ手順
• Windows 8.1 では、
a Windows コントロールパネルの[ファイル履歴]をク
リックします(図 2)。
図2
Windows 8.1 ファイル履歴
b [システム イメージ バックアップ]をクリックします
(図 3)。
図3
Windows 8.1 システム イメージ バックアップ
3 [システム イメージの作成]をクリックします。
4 [次へ]をクリックします。
12
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
2 ソフトウェアのバックアップ手順
5 バックアップに含めるドライブを選択します。
OpenLAB 製品を C:\ ドライブ以外の場所にインストールした
場合、[どのドライブをバックアップに含めますか ?]と聞か
れたときにそのドライブを選択する必要があります(図 4)
。
6 [次へ]をクリックします(図 4)。
図4
バックアップに含めるドライブ
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
13
2 ソフトウェアのバックアップ手順
7[バックアップの開始]をクリックします。
図5
バックアップ開始
8 Windows 7 を使用している場合、Windows の指示に従ってシ
ステム修復ディスクを作成します(図 6)。
図6
14
システム修復ディスクの作成
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
2 ソフトウェアのバックアップ手順
Windows 8.1 を使用している場合、Windows の指示に従って、
Windows コントロールパネルから[回復]プログラムを使っ
て(
[ファイル履歴]> [回復]
)回復ドライブを作成します。
9 すべてのウインドウを閉じます。
10 新しく作成した Windows 回復ディスクを取り出します。
11 USB ドライブの接続を解除します。
12 バックアップソリューションのチェックリストを記入します。
13 USB ドライブ、Windows 回復ディスク、記入済みのバック
アップソリューションのチェックリスト、バックアップガイ
ド、バックアップソリューション回復チェックリストを安全
な場所に保管します。
システム イメージの整合性を確保するために、他の目的で
USB ドライブを使用しないでください。
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
15
2 ソフトウェアのバックアップ手順
Windows サービスの開始
1 Windows 7 または Windows 8.1 でサービスを開くには、
Windows の[スタート]ボタンをクリックし、検索フィール
ドに services.msc と入力して、services.msc を選択します。
2 次のサービスを示された順序でサービス名を右クリックし
[開始]を選択します。
以下の順序でサービスを開始する必要があります。
a alfrescoTomcat
b Agilent OpenLAB Shared Services
c postgresql-x64-9.2 - PostgreSQL Server 9.2
16
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation
メンテナンスガイド
3
データバックアップ手順
OpenLAB Secure ChemStation Workstation ソフトウェアには、
データをバックアップするためのバッチスクリプトがあります。
バックアップスクリプトは、差分データバックアップと完全
データバックアップを実行します。バックアップスクリプトが
特定のバックアップ先ディレクトリに初めて使用されるときは、
完全バックアップが実行されます。以降バックアップ先が同じ
場合、このバックアップスクリプトを使って実行されるバック
アップはすべて、差分バックアップになります。
スクリプトは、以下のフォルダーで使用可能です。
< インストール場所 >\OpenLAB data Store\Backup Scripts\
名前:
Secure_ChemStation_backup.bat および
Secure_OpenLABCDS_Data_Backup_TaskScheduler.bat。
Agilent Technologies
17
3 データバックアップ手順
自動システムバックアップの設定
Windows タスクスケジューラを使用して、OpenLAB Secure
ChemStation Workstation の自動データバックアップを設定し
ます。この手順はローカル PC の管理者のみ実行できます。
この手順の実行に必要な情報は、「サーバーコンフィグレーショ
ン」ページに記載されています。
• Windows 7 では、Windows の[スタート]> [すべてのプロ
グラム]> [Agilent Technologies]> [OpenLAB Data Store]>
[サーバーコンフィグレーション]の順にクリックします。
• Windows 8 では、Windows の [スタート]をクリックし、
[アプリ]ビューから [サーバーコンフィグレーション]をク
リックします。
1 管理者の権限でローカル PC にログオンします。
2 バックアップをコピーするディレクトリをディスク上に作成
します。このディレクトリへの完全なパスを記録します。
これは <BACKUPDESTINATIONDIR> となります。
3 サーバーコンフィグレーションにある情報を使用して、
OpenLAB Data Store コンテンツディレクトリへの完全なパ
スを記録します。
これは <DSCONTENTDIR> となります。
4 サーバーコンフィグレーションにある情報を使用して、
OpenLAB Data Store インデックスディレクトリへの完全な
パスを記録します。
これは <DSINDEXDIR> となります。
5 PostgreSQL データベースファイルディレクトリへの完全なパ
スを記録します。デフォルトでは、このディレクトリは
C:\ProgramData\Agilent\PostgreSqlData-9.2 にあります。
これは <POSTGRESQLDATADIR> となります。
6 インストールルートディレクトリへの完全なパスを記録しま
す。例:C:\Program Files (x86)\Agilent Technologies
これは <AGILENTHOMEDIR> となります。
7 バックアップスクリプトフォルダー(デフォルトでは、この
フォルダーは C:\Program Files (x86)\Agilent Technologies\OpenLAB
Data Store\Backup Scripts にあります)をスクリプトと一緒に
ディスク上の(C:\BackupScripts など)にコピーします。
18
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
3 データバックアップ手順
8 Windows コントロールパネルを開いて[管理ツール]をク
リックし、[タスクスケジューラ]をダブルクリックして
Windows タスクスケジューラを開きます。
9 [操作]パネルの [基本タスクの作成]をクリックします。
[基本タスクの作成ウィザード]が開きます。
10[名前]と [説明]を入力し、[次へ]をクリックします。
図7
基本タスクの作成ウィザード
11 バックアップを実行する時間周期を選択し、[次へ]をクリッ
クします。
12 選択した時間間隔によっては、追加オプションが使用可能な
場合があります。オプションの内容を入力し、[次へ]をク
リックします。
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
19
3 データバックアップ手順
13[プログラムの開始]を選択し、[次へ]をクリックします。
図8
基本タスクの作成ウィザード - 操作
14 バックアップスクリプト フォルダーから
Secure_OpenLABCDS_Data_Backup_TaskScheduler.bat ファイル
を選択します。
15 スクリプトにスクリプト名のみ含まれ、完全なパスが含まれ
ていないようにします。例:
Secure_OpenLABCDS_Data_Backup_TaskScheduler.bat。
16 スクリプトのパスを [開始]フィールドに入力します。たと
えば、スクリプトが C:\Backup\Backup Scripts にある場合、
C:\Backup\Backup Scripts と入力します。このパスは引用符で
囲まず、またパスの最後に \ 文字を含めないでください。
20
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
3 データバックアップ手順
17[引数の追加]ボックスに以下の値(引用符付き)を入力し
ます。
“<BACKUPDESTINATIONDIR>”
“<DSCONTENTDIR>”
“<DSINDEXDIR>”
“<POSTGRESQLDATADIR>”
“<AGILENTHOME>”
例:
“E:\BackupLocation” “C:\DsData\DsContent” “C:\DsData\DSIndex”
“C:\ProgramData\Agilent\PostgreSqlData-9.2” “C:\Program Files
(x86)\Agilent Technologies”
図9
基本タスクの作成ウィザード - プログラムの開始
18[次へ]をクリックします。
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
21
3 データバックアップ手順
19[完了をクリックしたらこのタスクのプロパティダイアログを
開く]を選択します。
図 10
基本タスクの作成ウィザード - 完了
20[完了]をクリックします。新たに作成したタスクの[プロパ
ティ]ウィンドウが表示されます。
21[全般]タブで、
[最上位の特権で実行する]を選択します。
22 [OK] をクリックします。
バックアップの開始がスケジュールされる前に、メッセージが
表示されます。メッセージを閉じてバックアップを続行するに
は、[OK]をクリックします。バックアップの進行状況を示すコ
マンドプロンプトが表示され、<BACKUPDESTINATIONDIR>
にログファイルが作成されます。
スケジュールした時間外に[タスクスケジューラ]ウィンドウ
から手動でタスクを実行することもできます。[タスクスケ
ジューラ ライブラリ]からタスクを選択し、[実行]をクリック
します。
22
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation
メンテナンスガイド
4
システムのリストア手順
この手順を使用して、既存のバックアップシステム イメージか
らシステムをリストアします。詳細については、Windows イン
ストールドキュメントを参照してください。
1 回復 USB ドライブを USB 3.0 ポート(青色)に接続し、
Windows 回復 DVD を DVD ドライブに挿入します。
2 PC を起動または再起動し、再起動プロセス中に PC モニタに
[CD または DVD から起動するには、いずれかのキーを押して
ください ...]というメッセージが表示されるまで待ちます。
メッセージが表示されたら、スペースバーまたは他のキーを
押します。
PC が DVD から起動します。
3 国を選択し、[次へ]をクリックします。
4 [コンピュータの修復]を選択します。
Agilent Technologies
23
4 システムのリストア手順
5 システム回復オプションを指定します。
• Windows 7 を使用している場合、Windows の指示に従っ
てシステム回復オプションを選択します。
図 11
システム回復オプション
• Windows 8.1 を使用している場合、[トラブルシューティ
ング]> [詳細オプション]> [イメージでシステムを回
復]> [目的のオペレーティング システムを選んでくださ
い。]をクリックします。
6 デフォルトでは、[システム イメージ バックアップの選択]
スクリーンで[利用可能なシステム イメージのうち最新のも
のを使用する]が選択されています。
• 自動入力された情報が正しければ、[次へ]をクリックし
ます。
• 該当するイメージが見つからない場合は、
a [システム イメージを選択する]を選択し、[次へ]
をクリックします。
24
b
適切なイメージを選択し、
[次へ]をクリックします。
c
日時を選択し、[次へ]をクリックします。
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
4 システムのリストア手順
7 [ディスクをフォーマットしてパーティションに再分割する]
を選択し、[次へ]をクリックします。
図 12
コンピュータの再イメージ
8 [完了]をクリックします。
9 [はい]をクリックします。
10 再イメージプロセスが完了したら、リストアを終了するため
にシステムを再起動します。
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
25
4 システムのリストア手順
26
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation
メンテナンスガイド
5
データ復旧手順
この手順を使用して、保存したバックアップファイルからシス
テムにデータをリストアします。
1 10 ページの「Windows サービスの停止」を参照し、次の順序
でサービスを停止してください。
a alfrescoTomcat
b Agilent OpenLAB Shared Services
c PostgreSQL
2 バックアップが保存されているバックアップ先フォルダーに
移動します。
• DSContentDir
• DSIndexDir
• PostgreSQLDataDir
3 バックアップ DSContentDir フォルダーからコンテンツをコ
ピーし、現在インストールされている OpenLAB Secure
ChemStation Workstation の Data Store コンテンツフォル
ダーに貼り付けます。フォルダーのコンテンツのみを移動し
ます。新規インストールでバックアップからフォルダー全体
をコピーし、貼り付けて名前を変更すると、新規インストー
ルのその後のパフォーマンスでエラーが発生する可能性があ
ります。
たとえば、現在インストールされている OpenLAB Secure
ChemStation Workstation の Data Store コンテンツディレク
トリが C:\DS Content であれば、バックアップ DSContentDir
フォルダーのコンテンツを C:\DS Content フォルダーに貼り付
けます。
4 バックアップ DSIndexDir フォルダーからコンテンツをコ
ピーし、現在インストールされている OpenLAB Secure
ChemStation Workstation の Data Store インデックスフォル
ダーに貼り付けます。
Agilent Technologies
27
5 データ復旧手順
5 バックアップ PostgreSQLDataDir フォルダーからコンテンツ
をコピーし、現在インストールされている OpenLAB Secure
ChemStation Workstation の Data Store PostgreSQL データ
フォルダーに貼り付けます。
6 <Agilent Home>\OpenLAB Data Store\Configuration に移動
し、DatastoreConfigurationFinalizer を実行します。
これにより、すべてのセキュリティ設定が再適用され、シス
テムが再起動されます。
7 OpenLAB Secure ChemStation Workstation のデータが正常
に復旧されたことを確認します。
28
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation
メンテナンスガイド
6
CDS Secure ChemStation Workstation
のアクティベーション
OpenLAB Data Store データベースは、インストール中に内部認
証(デフォルトユーザー Admin、パスワード openlab)を使って
自動的にアクティブ化され、構成されます。初めてログインす
る場合、先に進む前にシステムがユーザーにパスワードの変更
を求めます。
必要な場合は、ここで認証モードを変更できます。詳細につい
ては、コントロールパネルのオンラインヘルプを参照してくだ
さい。
Agilent Technologies
29
6 CDS Secure ChemStation Workstation のアクティベーション
30
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
Agilent OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation
メンテナンスガイド
7
メンテナンス手順
リソース使用率のモニタ
32
Data Store の保存場所の変更
33
データベース統計の更新
35
その他のベストプラクティス
36
Agilent Technologies
31
7 メンテナンス手順
リソース使用率のモニタ
データファイル、インデックス、データベースはハードディス
クに保存されます。
システム管理者は、データが保存されているすべてのディスク
のディスク領域の使用率を定期的にモニタする必要があります。
ディスクの使用率が 80% に近づいたら、ディスク領域の拡張を
検討してください。
CPU、メモリ、ネットワーク使用率をモニタして、サーバーにパ
フォーマンスのボトルネックがないか確認する必要があります。
リソース使用量のモニタの推奨ベストプラクティス
1 ディスクの使用率を毎週1回以上モニタします。
2 オプションとして、ディスクの使用率がスレッショルドを超
えると電子メール通知を送信する、自動ディスク領域モニタ
ツールを実行する。このようなツールの例として、Monit、
Munin、Cacti、Nagios があります。
3 メモリ、CPU などのリソース使用量と、ネットワークスルー
プットをモニタする。これには Windows パフォーマンスモ
ニタが利用できます。
32
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
7 メンテナンス手順
Data Store の保存場所の変更
Data Store にアップロードされたすべてのファイルは、ハード
ディスクに保存されます。Data Store を長期間使用しているう
ちに、ディスク使用率が高くなります。使用率が高くなった場
合は、システムの動作に支障がないようディスク領域を拡張す
る必要があります。
Data Store のファイルとインデックスのディスク保存場所を変
更する場合、最初にコンテンツフォルダーの場所とインデック
スフォルダーの場所を特定する必要があります。これらのパス
は、インストールプロセス中に決定されます。図 13 に示す
Agilent OpenLAB Data Store ユーティリティを使用すると、
現在使用されているパスを特定できます。
図 13
Agilent OpenLAB Data Store ユーティリティ
次の手順を使用して、コンテンツフォルダーを別の場所に移動
します。
1 alfrescoTomcat サービスを停止します。
2 コンテンツフォルダー全体を新しい場所に移動します。
3 C:\Program Files (x86)\Agilent Technologies\OpenLAB Data
Store\tomcat\shared\classes\alfresco-global.properties の
dir.root 値を更新します。
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
33
7 メンテナンス手順
4 ファイル C:\Program Files (x86)\Agilent Technologies\
OpenLAB Data Store\tomcat\conf\server.xml でポート 443
と 8444 のコネクタ要素の keystorefile 属性と truststorefile
属性を更新します。
5 alfrescoTomcat サービスを開始します。
次の手順を使用して、インデックスフォルダーを別の場所に移
動します。
1 alfrescoTomcat サービスを停止します。
2 Data Store インデックスフォルダー solr を新しい場所に移動
します。
3 そのフォルダー内の次の 2 つのファイルで data.dir.root 値を
更新します。
a solr\archive-SpacesStore\conf\solrcore.properties
b solr\workspace-SpacesStore\conf\solrcore.properties
4 ファイル C:\Program Files (x86)\Agilent Technologies\
OpenLAB Data Store\tomcat\conf\Catalina\localhost\solr.xml
で古いディレクトリパスを新しいパスに置き換えます。
5 alfrescoTomcat サービスを開始します。
34
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
7 メンテナンス手順
データベース統計の更新
データベースの最適なパフォーマンスを維持するには、
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation データベース
統計を定期的に更新してください。データベースエンジンがク
エリーを実施する最善の方法を決定する際に、この統計が使用
されます。
2 つのデータベース OpenLABDS と OLSharedServices の統計を
更新する必要があります。インストール時にカスタムデータ
ベース名を選択した場合、インストールメモから正しい名前を
使用してください。
次の手順を定期的に実行する必要があります。頻度は、システ
ムの使用状況により異なります。ガイドラインとして、少なく
とも完全バックアップを実施するたびにこの手順を実行してく
ださい。
メンテナンスウィザードを使用した統計の更新
1 PostgreSQL pgAdmin を起動して、データベース管理者とし
て接続し、統計を更新するデータベースを選択します。デー
タベース管理者のデフォルトのユーザー名は postgres、デ
フォルトのパスワードは(文字が入力されていない)空の文
字列です。
2 データベースを右クリックし、[メンテナンス ...]コンテキス
トメニュー オプションを選択します。以下のウィンドウが表
示されます。
図 14
データベース OpenLabDS のメンテナンス
OpenLAB CDS Secure ChemStation Workstation メンテナンスガイド
35
7 メンテナンス手順
3 [ANALYZE]を選択し、[OK]をクリックしてデータベースを
解析します。
PostgreSQL データベースの追加メンテナンス
PostgreSQL では、データベースシステムの円滑な運用を維持す
るために、追加のメンテナンスコマンドをサポートしています。
このようなコマンドとして VACUUM と REINDEX があります。こ
れらのコマンドの詳細については、PostgreSQL のドキュメント
を参照してください。
http://www.postgresql.org/docs/9.0/static/maintenance.html
その他のベストプラクティス
1 サードパーティのアップデートとパッチを適用します。
Agilent カスタマケアポータルでは、OpenLAB ソフトウェア
スイートに使用できる、検証済みのサードパーティアップ
デートおよびパッチの情報が、定期的に公開されています。
これには、OS セキュリティパッチおよびアップデート、デー
タベースのアップデート、アプリケーションのアップデート
が含まれます。
カスタマケアポータルの URL は次のとおりです。
http://www.ccportal.chem.agilent.com/PortalHome
2 Agilent ソフトウェアアップデートを適用します。
アップデートの通知を受け取ったら必ず内容を確認し、アッ
プデートが適用可能かどうか、およびその緊急度を判断して
ください。
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