2015/1 第６７回長野県畜産共進会（肉用牛和牛肥育の部）が開催されました畜産試験場 12月２日（火）、大阪市食肉市場において第67回長野県畜産共進会（肉用牛和牛肥育の部）が開催されました。この共進会は全国農業協同組合連合会長野県本部主催で毎年開催されており、今年は「第５類」に23頭、「第６類」に14頭、「第７類」に11頭の計48頭が出品されました。「第５類」は県内で生まれた黒毛和種の去勢牛を31ヵ月未満肥育したもの、「第６類」は県外で生まれた黒毛和種の去勢牛を31ヵ月未満肥育したもの、「第７類」は黒毛和種の雌牛を肥育したものです。審査は宮崎畜産試験場長（審査委員長）以下６人があたり、出品された枝肉の中から特別優秀賞、優秀賞、優良賞合わせて計36点を選びました。その結果、特別優秀賞に選ばれたのは、「第５類」では山口年春氏（ＪＡ大北）と(有)アグリランド（ＪＡ松本ハ「第７類」は吉沢宏氏（ＪＡ長野八イランド）、「第６類」は竹渕洋平氏（ＪＡ塩尻市）、ヶ岳）でした。特に「第５類」の山口年春氏の出品牛は枝肉重量が515ｋg、ＢＭＳ注 1) No.10でロース芯面積は65cmと大きく、厚みときめ・しまりに優れたすばらしい枝肉でした。今回の共進会においても県内産去勢牛の上物率（Ａ４とＡ５の割合）注 2) が91％と極めて高く、県内繁殖雌牛の高い能力、高い育成技術や肥育技術がこの成果に表れたと思います。注１）注２）脂肪交雑（霜降りの程度）を示す。数字が大きいほど脂肪交雑が多い。枝肉の格付けの表示、アルファベットは部分肉の歩留、数字は霜降りの程度を示す。長野県畜産共進会の表彰式の模様担当者海内裕和審査報告を行う宮崎場長電話番号試験場だより 460 号へ畜産試験場ホームページへ０２６３－５２－１１８８