結婚子育て贈与、暦年贈与等と併用OK

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税務
結婚子育て贈与、暦年贈与等と併用OK
子の医療費や保育費などは 1,000 万円、結婚費用は 300 万円まで非課税
27 年度改正で「結婚・子育て資金
の一括贈与非課税措置」が創設。
子育て費用(出産費用・子の医療
費や保育費など)は 1,000 万円、
結婚費用は 300 万円まで非課税。
暦年贈与や相続時精算課税、住宅
取得等資金の非課税措置や教育資
金に係る一括贈与の非課税措置と
の併用も OK。
は、改正税法の公布にあわせ公表される内
閣府告示で明らかにされる見込み。
信託銀行等の口座開設契約は、受贈者が
50歳に達した場合に終了する。このとき、
口座に使い残しがあれば、贈与税が課税さ
れる。また、贈与者が死亡した場合には、
贈与者死亡時の口座残高が相続税課税価格
に加算される。ただ、受贈者である孫につ
いて、本来であれば適用される相続税 2 割
加算(今号 42 頁参照)の適用はない。
本年 1 月からの相続税増税を受け、相続・
大綱では、
「結婚・子育て資金の “ 一括
贈与税対策に実務家の強い関心が寄せられ
贈与 ” に係る贈与税の非課税措置」と明記
るなか、平成 27 年度税制改正では、
「結婚・
されているが、本誌取材によると、“ 一括 ”
子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課
して 1,000 万円を贈与するケースだけでな
税措置」が創設される運びとなった。
く、複数回にわたり贈与するケース(たと
内容は、親・祖父母(贈与者)が金融機
えば 500 万円、300 万円、200 万円と 3 年に
関(信託銀行等)に子・孫(20 歳~ 50 歳、
わたり分割贈与する場合など)でも、受贈
受贈者)名義の口座を開設し、結婚・子育
者 1 人につき 1,000 万円の枠内で贈与税が
て資金を一括して拠出した場合に、その拠
非課税とされることが判明している。
出した資金について、受贈者 1 人ごとに
また、今回創設される結婚・子育て資金
1,000 万円(結婚費用は 300 万円)を限度に
の贈与税非課税措置は、年間 110 万円が非
贈与税を非課税とするもの。
課税となる暦年贈与制度や 2,500 万円まで
受贈者 1 人につき 1,000 万円までが非課
が非課税となる相続時精算課税制度との併
税となる子育て費用は、不妊治療費、出産
用が認められるだけなく、住宅取得等資金
費用、産後ケア費用、子の医療費や保育費
の非課税措置(平成 27 年契約は最高 1,500
(ベビーシッター費含む)が含まれる方向。
万円まで非課税)や教育資金の一括贈与に
また、300 万円までが非課税となる結婚費
係る非課税措置(最高 1,500 万円まで非課
用は、挙式費用、新居の住居費、引越費用
税)との併用も認められることが判明して
が含まれる方向だ。具体的な費用の範囲
いる。
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No.579 2015.1.19
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