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第6期いばらき高齢者プラン21(案)の概要 (PDF形式)

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第6期いばらき高齢者プラン 21(案)の概要
平成 26 年 12 月 22 日現在
茨城県保健福祉部長寿福祉課
1 計画の基本的な考え方
(1) 計画策定の趣旨
高齢化が急速に進展する中にあって,高齢者になっても社会を支える一員として健康
で生き生きと活躍できる「明るく活力ある超高齢社会」を構築するとともに,介護が必
要となっても自分の意思で自分らしい生活を営むことを可能とする「高齢者の尊厳を支
えるケア」を確立することが,重要な課題となっています。
この計画は,茨城県の特性を踏まえながら,本格的な高齢社会に的確に対応していく
ために,本県が目指すべき基本的な政策目標を定め,その実現に向かって取り組むべき
施策の方向を明らかにするために策定するものです。
(2) 計画の性格
1 老人福祉法と介護保険法に基づく法定計画
「いばらき高齢者プラン21」とは,老人福祉法に基づく「茨城県高齢者福祉計画」
と,介護保険法に基づく「茨城県介護保険事業支援計画」の総称です。
○「茨城県高齢者福祉計画」
:老人福祉法第 20 条の 9 第 1 項
○「茨城県介護保険事業支援計画」
:介護保険法第 118 条第 1 項
2 市町村計画の円滑な推進を支援する計画
この計画は,市町村が策定する老人福祉計画や介護保険事業計画との整合を図りつ
つ,市町村による取り組みを広域性・専門性の観点から支援する性格を持っています。
3 「団塊の世代」全てが 75 歳を迎える平成 37 年(2025 年)度を見据え,重点的に取
り組むべき施策を本格化させる計画
「団塊の世代」全てが 75 歳以上となる平成 37 年度を見据え,高齢者が住み慣れた
地域で,可能な限り暮らし続けられる「地域包括ケアシステム(*2)
」の構築に向け,
地域の実情に応じて,中長期的な視点に立って推進すべき施策を本格化させるもので
す。
4 高齢社会に対応するための総合的な計画
この計画では,高齢者のみならず壮年期(40~64 歳)からの健康づくり等も対象とす
る(*3)ほか,介護保険対象外の高齢者福祉サービスや生涯学習,就労,まちづく
りなど,高齢社会に対応していくための総合的な施策を明らかにしています。
*1 団塊の世代:昭和 22 年から昭和 24 年にかけて生まれた人口集団のことを指す。出生数は約 800 万人で,平成 26 年
10 月 1 日現在,県人口の約 5.2%にあたる約 15 万 1 千人。
*2 地域包括ケアシステム:医療,介護,介護予防,住まい及び自立した日常生活の支援が包括的に確保される体制。
*3 生活習慣病予防を目的として実施される「特定健康診査」の対象者が 40~74 歳であることや,介護保険制度上,特
定疾患に該当する場合には第 2 号被保険者(40 歳以上 65 歳未満)も要介護認定が受けられること等から,
「壮年期か
らの健康づくり」を対象にするもの。
-1-
(3) 計画の期間
いばらき高齢者プラン 21 は,介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するた
め,3年ごとに策定することとしています。
従って,第6期プランの計画期間は,平成 27 年度から平成 29 年度までの3ヶ年間とな
ります。
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※第6期計画は,平成 37 年(2025 年)度を見据えた計画とすることとされてます。
(4) 他の計画との調和
いばらき高齢者プラン21は,県政運営の指針である「茨城県総合計画いきいきいばら
き生活大県プラン」の部門別計画として位置づけられるものであり,また,高齢者保健福
※高齢化が本格化する平成 27 年度以降における
地 祉等の推進に関する事項を定める他の計画と調和が保たれるよう配慮しています。
域包括ケア構築を見据えた新たな視点での取
組
茨城県総合計画「いきいき いばらき生活大県プラン」
※計画期間は,第2期までは5年間(3年ごとに見直し)でしたが,
H18 介護保険法改正により第3期以降は3年間になりまし
た。
医療介護総合確保法計画
いばら き高齢者
プラン2 1
~第6 期~
茨城県保健医療計画
茨城県地域福祉支援計画
調和
茨城県医療費適正化計画
健康いばら き2 1 プラン
茨城県住生活基本計画
高齢者居住安定確保計画
新いばら き障害者プラン
など
-2-
(5) 高齢者福祉圏の設定
高齢者福祉・介護サービスの提供を効率的かつ合理的に推進するためには,市町村域
を超えた広域的な観点からの調整が必要です。
このため,
「高齢者福祉圏」を設定し,圏域ごとに施設整備や介護サービス等の見込み
を定めることとしています。
この高齢者福祉圏は,福祉と保健・医療の連携を図りながら,高齢者の生活実態に応
じた総合的サービスが提供できるよう,茨城県保健医療計画(第6次)の二次保健医療
圏と一致するよう設定しています。
高齢者福祉圏域名
圏域内市町村
水戸福祉圏
水戸市,笠間市,小美玉市,茨城町,大洗町,城里町
日立福祉圏
日立市,高萩市,北茨城市
常陸太田・ひたちなか
福祉圏
常陸太田市,ひたちなか市,常陸大宮市,那珂市,東海村,大子町
鹿行福祉圏
鹿嶋市,潮来市,神栖市,行方市,鉾田市
土浦福祉圏
土浦市,石岡市,かすみがうら市
つくば福祉圏
つくば市,常総市,つくばみらい市
取手・竜ケ崎福祉圏
龍ケ崎市,取手市,牛久市,守谷市,稲敷市,美浦村,阿見町,河内町,
利根町
筑西・下妻福祉圏
結城市,下妻市,筑西市,桜川市,八千代町
古河・坂東福祉圏
古河市,坂東市,五霞町,境町
-3-
2 本県が目指す平成 37 年(2025 年)度における高齢社会の姿について
今回の介護保険制度の改正において,
「地域包括ケアシステム」の構築及び介護保険
制度の持続可能性の確保のため,地域支援事業の充実(在宅医療・介護連携の推進,認
知症施策の推進,生活支援サービスの充実・強化等),低所得者の保険料軽減強化,予
防給付のうち訪問介護及び通所介護の地域支援事業への移行,特別養護老人ホームへの
新規入所者を原則要介護3以上の高齢者に限定すること及び利用料負担の見直し等を
一体的に行う改革がされたところです。
これらの改正の趣旨を踏まえて,平成 37 年度を見据え,
「地域包括ケアシステム」の
段階的な構築を第一に明記します。なお,介護予防や高齢者の尊厳の保持,安心して暮
らせる地域社会づくり(*4)の重要性に大きな変更はないことから,介護予防等の記
載は第5期プランと同趣旨とします。
■ 高齢者が住み慣れた地域で,自立した日常生活をおくることができる「地域包括ケ
アシステム」が構築された社会
○医療と介護が連携し,在宅の要介護高齢者やその家族の状態に応じて,365 日・24
時間,良質で適切な介護・医療等のサービスを,切れ目なく提供できるサービス基
盤が整備された社会
○在宅での生活が困難な場合には,住み慣れた地域の施設に入所することができ,在
宅に近い居住環境の中で,尊厳が保たれたケアが提供される社会
■ 明るく活力ある健康長寿社会
○効果的な介護予防サービスが提供されるとともに,県民自らが介護予防や健康づく
りに日常的に取り組んでいる社会
○高齢者一人ひとりが社会を支える一員として,就労,ボランティア,生涯学習,趣
味・スポーツなど多様な社会活動に積極的に参加し,いきいきと暮らしている社会
■ 安心して安全に暮らせる地域社会
○ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯が一層増加し,日常生活や介護に不安を抱
く高齢者が多くなっていることから,高齢者一人ひとりに対して,身近な地域の保
健・医療・福祉関係者やボランティア,近隣住民,その他様々な関係機関が連携し
て暮らしを支援する社会
*4 東日本大震災の経験によって,家庭や地域等のコミュニティにおける人々の絆やつながりの重要性を認識したと
ころであることから,安心して暮らせる地域社会づくりを第5期から記載(国の基本指針『今後の介護保険の在
り方を考えるにあっても自助を支える「共助」を軸にした「安心して暮らせる地域社会」に資するような仕組み
を目指していくことが重要』を参考)
。
-4-
3 政策目標について
この計画においては,本県が目指す平成 37 年度における高齢社会の姿等を踏まえて,
次のような政策目標を掲げて積極的な施策展開を図ってまいります。
「地域包括ケアシステム」構築による誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続け
られる社会の実現
県民誰もが介護を必要とせず,社会を支える一員として健康で元気に活躍できる高齢期を迎える
とともに,介護が必要となっても住み慣れた地域で,継続して生活できるよう医療,介護,介護予
防,住まい,生活支援の5つのサービスを切れ目なく提供する「地域包括ケアシステム」の構築さ
れた社会の実現を図ってまいります。
4 施策の柱と重点課題について
○ 「地域包括ケアシステムの構築」を施策の第1とする。
今回の介護保険制度の改正において,
「団塊の世代」全てが 75 歳以上となる平成 37
(2025)年度を見据え,高齢者が可能な限り住み慣れた地域でその有する能力に応じ
自立した日常生活を送ることができるよう,医療,介護,予防,住まい,生活支援サ
ービスが切れ目無く提供される「地域包括ケアシステム」の段階的な構築が挙げられ
ています。
「地域包括ケアシステム」は,医療,介護,予防などサービスが包括的に提供され
るという概念であるため,第2から第5までの施策の柱についても深く関連し,プラ
ン全体に共通する概念となっております。
○ 重点課題については,地域包括ケアシステムの構築の観点から「医療と介護が連携
する地域社会づくり」を新設し,介護人材確保の必要性から「質の高い人材の確保と
介護サービスの提供」に変更します。
-5-
【施策の柱】
地域包括ケアシステ
ムの構築
【重点課題】
1 互いに助け合い,支え合う地域社会づくり
~「茨城型地域包括ケアシステム」の構築~
2 医療と介護が連携する地域社会づくり
~在宅医療・介護連携の推進~
1 健康で“はつらつ”と暮らす環境づくり
健康づくり・生きがい
づくりの推進
~介護予防と健康づくりの推進~
2 誰もが“いきいき”と社会参加できる環境づくり
~生きがい対策の推進~
認知症への対応と
高齢者の尊厳の保持
1 認知症の人と家族を地域で支える環境づくり
~認知症対策の推進~
2 いつまでも自分らしく暮らせる環境づくり
~権利擁護の推進~
1 住み慣れた地域で暮らし続けられる環境づくり
利用者本位の
介護サービスの充実
~ニーズに応じた介護サービス基盤の整備~
2 質の高い人材の確保と介護サービスの提供
~介護人材の養成・確保とサービスの質の向上~
1 安全・安心に暮らせる環境づくり
安全・安心なまちづく
りの推進
~防災対策,事故防止,防犯対策の推進~
2 人にやさしいまちづくり
~ユニバーサルデザインの推進と住みよい住環境の整備~
5 各重点課題における施策展開の視点について
<方針>
○「基本戦略」は,基本的に第5期プランを踏襲しつつ,地域包括ケアシステム
の構築に関する事項や介護保険制度の改正内容等を反映させます。
○ 各施策は,介護保険制度の改正内容等を踏まえ,現時点で想定される具体的
な施策等を列挙します(※今後,国の動向等により変動の可能性があります)
。
-6-
施策の柱Ⅰ:地域包括ケアシステムの構築
●重点課題Ⅰ-1 互いに助け合い,支え合う地域社会づくり
~茨城型地域包括ケアシステムの構築~
【基本戦略】
・支援を必要とする高齢者一人ひとりに対し,保健・医療・福祉の関係者をはじめボランティア
や近隣住民,その他の様々な関係機関・多職種が連携し,必要なサービスを総合的,継続的に
提供できるようにしていく。
・地域全体に助け合い・支え合う意識を広め,より多くの県民がボランティアや地域貢献活動に
自ら取り組むようにしていく。
・多くの高齢者自身も,相互支援や地域福祉活動に積極的に取り組むようにしていく。
<主な施策>
第1 茨城型地域包括ケアシステムの構築
1 地域包括ケアシステム構築に向けた平成 37 年度までの段階的な取り組み方針
(H37 年度までの構築に向けた段階的な取組方針及び6期プランの位置づけ,地域包括ケアシス
テムの概要)
2 地域包括支援センターの機能の充実・強化(地域ケア会議)
3 生活支援・介護予防サービスの体制整備(生活支援コーディネーター・協議体設置)
・ ・ ・
4 茨城型地域包括ケアシステム構築の方向性
(
「茨城型」の方向性:高齢者・障害者・難病患者等を包含して支援するシステム構築)
第2 地域福祉活動の促進
1 在宅福祉サービスセンターにおけるサービスの提供
2「茨城県地域介護ヘルパー受講運動」の推進
3 地域住民による支え合いによる孤立者対策の推進
(市町村社会福祉協議会やボランティア・NPO との連携強化,高齢者自身による相互支援活動の
促進(シルバーリハビリ体操指導士,老人クラブ等),福祉教育の充実)
4 世代間交流の促進
第3 生活支援対策の推進
1 多様な生活支援サービスの充実
(外出支援,訪問理美容,緊急通報装置,地域自立生活支援事業(地域支援事業)
,生活支援コ
ーディネーター・協議体の設置(再掲),生活支援事業(新しい総合事業)
)
2 移送サービスの充実
(地域の生活交通確保対策への支援,コミュニティバス,デマンド型乗り合いタクシー等の整備
促進,福祉有償運送サービス及び過疎地有償運送サービスの促進)
第4 家族介護への支援対策の推進
市町村(地域支援事業)による取り組みの支援(家族介護教室,認知症高齢者見守り,介護用品
支給,介護慰労金支給,家族介護者交流)
,介護休業の取得促進
●重点課題Ⅰ-2 医療と介護が連携する地域社会づくり
~在宅医療・介護連携の推進~
-7-
【基本戦略】
・高齢化の進展により,医療ニーズや介護ニーズを併せ持つ慢性疾患,認知症等の高齢者の増加
が見込まれることから,高齢者が住み慣れた地域において,継続して日常生活を営むことがで
きるようにしていく。
・在宅医療・介護連携を推進する体制を整備するため,医師,歯科医師,看護師,リハビリテー
ション専門職等の医療関係職種と介護福祉士,介護支援専門員等の介護関係職種等の連携及び
地域の医師会との協働を進めるとともに,市町村が主体となって,医療及び介護連携の核とな
る人材の育成を図っていく。
・連携体制構築の主体となる市町村への県の後方支援・広域的調整を実施していく。
<主な施策>
第1 在宅医療・介護連携推進事業等の実施
1 在宅医療を担う医療体制の整備・充実
2 在宅医療・介護連携推進事業(モデル事業)の実施
3 啓発活動の実施
第2 市町村(地域支援事業)の取り組みと県の支援
1 市町村による医療・介護連携に向けた取り組み
(地域の医療・介護サービス資源の把握,医療・介護連携の課題抽出と対応,研修等)
2 県の後方支援・広域的調整
(県による研修実施,市町村と県医師会等の関係団体,病院等との協議への促進等)
施策の柱Ⅱ:健康づくり・生きがいづくりの推進
● 重点課題Ⅱ-1 健康で“はつらつ”と暮らす環境づくり
~介護予防と健康づくりの推進~
【基本戦略】
・市町村において,新たな「介護予防・日常生活支援総合事業」が,効果的に実施されるように
進めていく。
・要支援認定者に対する介護予防サービスが円滑かつ適切に提供されるようにしていく。
・要介護状態や要支援状態になる高齢者の割合を少なくしていく。
・要支援状態となっても,できる限り状態が悪化するのを防止していく。
・県民誰もが,壮年期から介護予防や健康づくりに取り組めるようにしていく。
<主な施策>
第1 介護予防対策の推進
1 市町村が取り組む新しい総合事業の推進〔新しい介護予防・日常生活支援総合事業(介護予防・
生活支援サービス事業,一般介護予防事業(地域リハビリテーション活動支援事業含む)
)の支援〕
2 要支援認定者に対する介護予防サービス(給付)の提供
3 県民自らが取り組む介護予防(シルバーリハビリ体操指導士,食生活改善推進員,いばらき高齢
者優待制度の推進)
4 介護予防対策推進のための体制等の整備(介護予防拠点の整備,研修の実施,研究機関との連携等)
第2 健康づくりの推進
-8-
1 県民自らが取り組む健康づくり(
「健康いばらき 21 プラン」
,ヘルスロード等)
2 生活習慣病の予防(栄養・食生活改善,栄養ケア・ステーション,喫煙対策,運動習慣の定着等)
3 歯と口腔の健康づくり(8020・6424 運動,介護予防における口腔機能向上等)
第3 健診と健康相談(特定健診調査・特定保健指導,がん検診,健康教育・健康相談)
第4 リハビリテーションの推進
1 県が行うリハビリテーション事業
2 市町村が行う一般介護予防事業(地域リハビリテーション活動支援事業への支援)
(リハビリテーション専門職派遣)
●重点課題Ⅱ-2 誰もが“いきいき”と社会参加できる環境づくり
~生きがい対策の推進~
【基本戦略】
・高齢者を,社会を支えていく活力・担い手となる存在としてとらえ,年齢にとらわれることな
くいきいきと生活し,なお一層社会に貢献できるようにしていく。
・長年培った知識や経験,技能等を生かして地域社会に積極的に参加する元気な高齢者を増やし
活躍できる環境整備をしていく。
・団塊の世代の大量退職に伴い,就労を希望する多くの高齢者が働けるようにしていく。
<主な施策>
第1 高齢者の社会参加の促進
1 多様な地域活動の充実・強化(元気な高齢者の社会参加等)
2 茨城わくわくセンターにおける生きがいづくり事業の充実
(いばらきねんりんスポーツ大会・ねんりん文化祭,ねんりんピックへの選手派遣,ニュースポーツの普及,
元気シニアバンク等)
3 老人クラブ活動への支援
4 福祉分野以外での生きがいづくり・社会貢献活動等への支援
(農業・農村資源を活用した高齢者活動の推進,観光ボランティアガイドの育成)
第2 生涯学習・生涯スポーツの推進
第3 高齢者の就労促進(高年齢者の職業能力開発,就労相談窓口の充実,シルバー人材センターの充実強化)
施策の柱Ⅲ:認知症への対応と高齢者の尊厳の保持
●重点課題Ⅲ-1 認知症の人と家族を地域で支える環境づくり
~認知症対策の推進~
【基本戦略】
・認知症を早期に発見し適切な診断とサービスの提供ができるようできるようにしていく。
・県民誰もが認知症について理解し,地域全体で認知症高齢者等を見守れるようにしていく。
・認知症高齢者等が尊厳を保ちながら,穏やかに生活を送ることができるようにしていく。
・認知症高齢者等を抱える家族がゆとりを持って介護できるようにしていく。
・認知症高齢者等の状態に応じた的確なケアが提供されるようにしていく。
-9-
<主な施策>
第1 認知症高齢者の現状
第2 認知症に対する正しい理解の普及・啓発
1 普及・啓発への取り組み(認知症を知る月間,認知症フォーラム,介護マーク)
2 認知症サポーターの養成(市町村等と連携した取り組み,認知症普及啓発企業連携事業)
第3 早期発見・早期診断の推進
1 認知症ケアパスの確立・普及(認知症ケアパス:認知症の状態に応じた適切なサービス提供の流れ)
2 認知症初期集中支援チームの設置
第4 医療提供体制の充実
1 認知症疾患医療センターの整備・充実
2 地域における医療連携の推進(かかりつけ医,認知症サポート医による医療連携の推進)
第5 本人及び家族への相談・支援体制の充実・強化
1 認知症地域支援推進員の設置による関係機関との連携・相談体制の充実
2 家族の会等による相談活動への支援
(家族の会による相談,地域包括支援センターによる認知症相談,認知症介護アドバイザーの養成)
3 茨城県徘徊高齢者等 SOS ネットワークの構築
第6 認知症予防の推進(生活習慣病予防と認知症予防の推進)
第7 若年性認知症対策の推進(啓発活動の推進等,若年性認知症の人と家族のつどいの開催)
第8 認知症ケアの質の向上(認知症介護研修の実施,認知症介護指導者の養成等)
●重点課題Ⅲ-2 いつまでも自分らしく暮らせる環境づくり
~権利擁護の推進~
【基本戦略】
・高齢者に対する虐待について,関係機関が連携し,未然防止と早期発見を図るとともに,解決
に向けた支援を行うことなど,虐待のない社会を築いていく。
・認知症などによって判断力が衰えても,本人を支援する適切な制度の利用を促進していくこと
により,安心して生活ができるようにしていく。
<主な施策>
第1 高齢者虐待防止対策の推進
(地域の見守り体制の構築,専門家による介入支援等)
第2 日常生活の自立支援,成年後見制度(市民後見人)の活用促進
(日常生活自立支援事業への支援,成年後見制度・市民後見人の活用促進等)
- 10 -
施策の柱Ⅳ:利用者本位の介護サービスの充実
●重点課題Ⅳ-1 住み慣れた地域で暮らし続けられる環境づくり
~ニーズに応じた介護サービス基盤の整備~
【基本戦略】
・介護を必要とする状態になっても,適時・適切な介護サービスを受けることにより,住み慣れ
た地域で生活を継続していくことができるようにする。
・施設に入所した場合でも,できる限り在宅に近い環境で介護を受け,他の利用者等との人間関
係も築きながら,利用者一人ひとりの意思と生活のリズムで暮らしていけるようにする。
・市町村が行う「日常生活圏域ニーズ調査」により地域や高齢者の課題,ニーズを的確に把握し,
必要な介護サービスの基盤整備を構築する。
<主な施策>
第1 在宅サービスの充実
(訪問サービス,通所サービス,短期入所,居宅介護支援等)
第2 地域密着型サービスの充実
(小規模多機能型居宅介護,夜間対応型訪問介護,認知症グループホーム,定期巡回・随時対応サ
ービス,複合型サービス等)
第3 施設サービス等の充実
1
2
3
4
5
6
地域のニーズに対応した施設等の整備(特別養護老人ホーム,介護老人保健施設等)
療養病床の転換に対する支援
施設利用者の重度者への重点化(特養入所者の中重度者(原則要介護度3以上)への重点化)
施設内の居住環境の向上(個室ユニットケア)
養護老人ホーム及び軽費老人ホーム
サービス付き高齢者向け住宅及び有料老人ホーム
第4 介護サービス利用の円滑化
1 低所得者の介護サービス利用への支援
2 要介護認定の平準化の推進
3 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)入所の円滑化
●重点課題Ⅳ-2 質の高い人材の確保と介護サービスの提供
~介護人材の養成・確保とサービスの質の向上~
【基本戦略】
・中長期的な視野をもって介護人材を確保するため,平成 37 年度における人材需給動向を推計
し,人材確保の取り組みを進めていく。
・専門的な技能・知識を有した人材による質の高いサービスが,安定的に提供されるようにして
いく。
・高齢者一人ひとりが尊重され,安全・安心かつ良質なサービスが提供されるよう専門職同士の
連携を促進していく。
・利用者が自分に合ったサービスを適切に選択できるようにしていく。
・誰もが気軽に介護保険や保健・福祉サービスの相談ができるようにする。
- 11 -
<主な施策>
第1 介護人材需給推計
(中長期(H37 年度)の県推計)
第2 就業支援と処遇改善の取り組み
1 福祉人材の就業支援,就職相談窓口の充実(福祉人材センター,いばらき介護職員合同入職式,外
国人介護人材の活用)
2 介護職員の処遇改善
(処遇改善加算等,介護支援ロボット,リフト機器の活用による介護職員の負担軽減(腰痛予防等)
)
第3 専門的人材の養成・確保
1 介護支援専門員(ケアマネジャー)
2 訪問介護員(ホームヘルパー)
3 保健,医療,福祉の専門職(医師・歯科医師・薬剤師,看護職員,理学療法士・作業療法士・言語
聴覚士,歯科衛生士,管理栄養士・栄養士,社会福祉士,介護福祉士,精神保健福祉士,福祉用具
専門相談員)
4 たんの吸引等を実施する介護職員等
第4 安全管理への取り組みの充実・強化
1 利用者に信頼される介護サービスへの取り組みに対する支援
2 感染症予防対策の充実
第5 利用者への情報提供
(介護サービス情報の公表の推進,第三者評価の推進)
第6 事業所等の育成・指導体制の充実・強化
(指導の充実,労働法規の遵守の徹底,介護給付等の適正化の推進,社会福祉法人の社会貢献活動)
第7 相談・苦情処理体制の充実
1 相談・情報提供体制の充実
(地域における相談体制(地域包括支援センター等)
,広域的な相談体制(保健所,介護実習普及セン
ター,薬剤師会)
)
2 苦情処理と不服審査体制の充実
(茨城県国民健康保険団体連合会による苦情処理,県介護保険審査会による審理,県社会福祉協議会
における福祉サービス苦情解決,関係機関との連携強化)
施策の柱Ⅴ:安全・安心なまちづくりの推進
●重点課題Ⅴ-1 安全・安心に暮らせる環境づくり
~防災対策,事故防止,防犯対策の推進~
【基本戦略】
・災害発生時に要配慮者が速やかに避難し,安全を確保できるようにしていく。
・高齢者の交通事故等を減らし,高齢者が住みやすい地域にしていく。
・悪質商法やニセ電話詐欺などの被害を防止し,高齢者が地域で安心して暮らせるようにして
いく。
- 12 -
<主な施策>
第1 要配慮者支援体制の充実・強化
(要配慮者情報の把握と共有化,地域防災計画の改定等)
第2 交通安全対策の推進
(交通安全指導の推進,安全運転対策,交通安全意識の普及啓発,高齢者の交通死亡事故多発警
報,高齢者が安心して暮らせる道路環境づくりの推進,関係機関・団体等の連携)
第3 悪質商法等による消費者被害防止対策の推進
(消費生活センターにおける高齢者への啓発,関係機関・団体等との連携)
第4 防犯対策の推進
(ひとり暮らし高齢者の防犯対策,徘徊高齢者等の保護対策(徘徊 SOS ネットワーク(再掲))
,
ニセ電話詐欺の防止)
●重点課題Ⅴ-2 人にやさしいまちづくり
~ユニバーサルデザインの推進と住みよい住環境の整備~
【基本戦略】
・高齢者をはじめとするあらゆる人が安全かつ安心して暮らせるよう,バリアフリーやユニバー
サルデザインに配慮した生活基盤を整備していく。
・人にやさしいまちづくりのモデルとして,
「やさしさのまち『桜の郷』
」を整備していく。
・高齢者が安心して,安全・快適に生活できるよう,高齢者向けの住宅について,整備を推進し
ていく。
<主な施策>
第1 ユニバーサルデザインに配慮した生活環境の整備
(ユニバーサルデザインの普及促進と地場産業との連携,バリアフリーに配慮した生活基盤の整備,
公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進,高齢者にとって魅力ある商業環境づくりへの支援)
第2 やさしさのまち「桜の郷」整備の推進
第3 個々人の状態に適合した福祉用具・介護支援ロボットの活用・住宅改修への支援
(市町村等における相談への支援,介護支援ロボットの活用促進)
第4 多様な高齢者向け住宅の整備と情報の提供
(介護が付いている住まいの整備,サービスの質の確保,高齢者に対応した公営住宅の供給,シルバ
ーハウジングプロジェクトの適切な運営,高齢者向け住宅情報の提供,サービス付き高齢者向け住宅)
- 13 -
6 計画の推進
1 計画推進における各機関の役割
○行政
・市町村(地域の身近な相談窓口,地域包括ケアシステムの確立,介護保険制度の円滑な運営等)
・県(市町村計画の推進への支援,広域的な介護サービスの調整,人材の養成確保等)
○関係機関・団体(情報提供,苦情処理,相互の連携等)
○県民(介護予防・健康づくりの取組み,社会参加,地域づくりへの参画等)
2 計画推進体制
○いばらき高齢者プラン21推進委員会
○茨城県高齢化対策推進本部
- 14 -
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