電気電子工学システムコース 研究室紹介

平成27年度 卒業研究
電気電子工学システムコース
研究室紹介
エコエネルギー
エネルギー環境システム研究室
(1号館13階11303)
加藤 政一 教授
ハイパワー工学研究室
(4号館1階40111)
腰塚 正 教授
グリーンエネルギー研究室
(4号館5階40514)
西方 正司 教授
パワーエレクトロニクス研究室
(4号館1階40110)
枡川 重男 教授
電気電子機器研究室
(4号館8階40803)
宮下 收 教授
電気システム制御研究室
(4号館8階40816)
吉田 俊哉 教授
エコパワー研究室
(4号館1階40109A)
鈴木 克巳 特任教授
生体・情報システム
学習システム研究室
(1号館13階11309B)
安達 雅春 教授
生体情報インタフェース研究室
(1号館13階11308)
植野 彰規 教授
スマートシステム
ディジタル信号処理研究室
(1号館13階11301)
陶山 健仁 教授
宮田 統馬 助教
知能システム研究室
(1号館13階11309A)
日高 浩一 教授
複雑集積回路システム研究室
(1号館13階11311)
堀尾 喜彦 教授
エレクトロデバイス系
マイクロエレクトロニクス研究室
(4号館7階40709A)
高井 裕司 教授
電子応用研究室
(4号館7階40710C)
原 和裕 教授
ナノデバイス研究室
(4号館8階40809)
平栗 健二 教授
佐藤 慶介 助教
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
研究室名
研究室場所
エネルギー環境システム
1
号館
指導教員名
在籍者数
大学院希望者
の受入
募集人数
EJ 募集方法
13
加藤
階
室
政一
学部生 10 名
大学院生 17 名(M1:8 名、
・不可
11303
研究室
M2: 8 名、
博士課程:1 名)
・可能
EJ の学生 7 名 【募集は研究室単位】
EE の学生 2 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
・研究室単位,テーマごと
卒業研究テーマ
卒業研究テーマ
1.環境調和型エネルギー供給、利用システムに関する研究
1-1 自然エネルギー電源大量導入を実現する方策に関する研究
現在計画されている大量の風力、太陽電池導入は,既存の電力システムに大きな影響を及ぼす。
これら大量の自然エネルギー電源導入を実現できる方策を提案・検討する。
○ 電気自動車のバッテリー充電を用いた配電系統の安定供給方策
○ 再生可能エネルギーの出力予測とその出力制御による対策
○ 再生可能エネルギーが系統安定度に与える影響
1-2 自然エネルギー電源が電力品質に与える影響とその対策
太陽光が配電系統に大量に導入された場合、配電系統の電圧分布は大きく変化する。
確率的手法を用いて、配電系統の電圧分布を評価する。
1-3 自然エネルギー電源の導入可能量に関する研究
風力発電の導入可能量は現状、WORST ケースを想定して決定されている。電力品質の維持を
確率的にとらえることで、より正確な導入可能量を評価する。
1-4 自然エネルギー電源の経済性評価手法の研究
発電部門における自然エネルギー電源の経済性、環境性評価手法を検討する。その結果をもとに、
CO2 削減を実現する合理的な電源構成を決定する。
1-5 バイオマス資源の有効活用とその環境に与える影響の評価
新しいエネルギー源としての廃棄物発電の有効利用を図るとともに、環境負荷に対する影響を定量
的に評価する。
1-6 スマートコミュニティーの検討
過疎地域、無電化地域における、自然エネルギーをベースとした最適な電力供給システムを
経済性、電力品質の観点から総合的に検討する。
※テーマ決定は配属決定後に行う。上記テーマ・内容は変更になる可能性がある。
研究環境
コンピュータ環境*
良く使うソフト
PC 20台
MATLAB/SIMLINK(シミュレーション用)
、PSCCAD(電力システム解析)
EMTP(電気系瞬時値解析)
、Easy-LCA(環境負荷評価ソフト)、
MidFielder(系統解析統合ソフト)
、Office 他
周辺機器
プリンター、スキャナー 他
コンピューターによるシミュレーションが中心になります
年間行事計画
実際のものに触れてもらいたいので、見学会を実施します。
また、懇親を深めるための宴会は適宜行います。
研究室の雰囲気
研究室の雰囲気を作るのは皆さんです!
自発的に、主体的に行動することを期待しています。
多くの研究が国や企業との共同研究です。実際的なデータを用いた研究を行っていま
す。
見学の受付
研究室には、誰かがいますので、雰囲気を知りたいときは気軽に研究室に来てください。
それ以外の質問等あれば、1号館 13 階11302B に来てください。
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
ハイパワー工学研究室
研究室名
研究室場所
4号館
指導教員名
在籍者数
大学院希望者
の受入
募集人数
EJ 募集方法
1階
腰塚
学部生 2名
大学院生 0名(M1:
名、
正
40111室
教授
M2:
名、
博士課程: 名)
・可能
EJ の学生 7 名 【募集は研究室単位】
EE の学生 2 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
・研究室単位
卒業研究テーマ
アーク・系統過渡現象に関する研究
高圧コイ�
低圧コイ�
1.変圧器インダクタンスの高周波特性に関する研究
変圧器を通過する電流を遮断すると、変圧器の
100kHzでの変圧器内磁束の様相
固有振動周波数で且つ高周波の電圧が発生する。
この高周波において、変圧器インダクタンスがど
鉄
のように変化するのかを解明する。実験とシミュ
心
レーションで研究を進める。シミュレーションで
は、磁界解析ソフトウェアを使用。
2.変圧器高周波モデルの構築の研究
1と連携して、系統解析用の変圧器高周波
モデルを構築する。特に、3 相 3 脚鉄心の変
圧器を中心に研究を進める。
3.電流遮断における電流と電圧の零点に関する研究
電流遮断時点では、電流零点を決定するのが難しい。電流と電圧の零点のズレの
原因を解明し、不確かさの議論につなげる。実験とシミュレーションで研究を進め
る。
4.過渡回復電圧の接線算出の研究
複雑な形の電圧波形を包含する接線をソフトウェアで自動的に引かせるための研
究を進める。
5.真空遮断器のリアクトル開閉におけるサージ発生と抑制手法に関する研究
真空遮断器は優れた遮断性能から、サージと呼ばれる過電圧を発生させる。サー
ジ発生要因を洗い出し、その抑制の手法を検討する。企業との共同研究。
*テーマ決定は配属後。また上記テーマは変更する場合有。
研究環境
電流遮断現象を理解するために、シミュレーション、実験両方を行います。
シミュレーションでは、EMTP(Electro Magnetic Transient Program)、LTspice
他のソフトウェアを使います。特に EMTP 習得は必須です。
年間行事計画
週一でミーティングを開催する予定です。研究の進捗報告や、疑問点の解決につなげま
しょう。
実際のものに触れるための見学会を計画します。
研究室内の懇親会は適宜。
研究室の雰囲気
2014 年から新規に立ち上げました。最初は大変ですが、よい研究室を作っていきま
しょう。自分で動かなければ何事も始まりません。
皆さんの自発的な行動を期待します。
研究室内にこもってばかりでは良い研究はできません。広く世の中の動向を見ること
が必要です。大学の研究が世の中にどう役立っているのかを見るための見学を適宜実
施する予定です。
さらに企業や他大学との連携も考えています。広く人脈を広げましょう。
体育会系のノリは大歓迎です。
その他
質問等は、研究室もしくは4号館8階の40814B 教員室に来てください。
電力系統は、スマートグリッドや、ヨーロッパの直流系統など、大きく変化しており、
電流を安全に切り、系統を保護するための遮断器はより重要性を増しています。研究成果
は国内外に広く発表していきます。
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
研究室名
グリーンエネルギー研究室
研究室場所
4号館5階40514室
指導教員名
在籍者数
西方
学部生9名
大学院生5名(M1:4名、
大学院希望者
の受入
募集人数
EJ 募集方法
正司
教授
M2:1名)、研究員1名
可能
EJ の学生 7 名 【募集は研究室単位】
EE の学生 2 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
・研究室単位
卒業研究テーマ
風力発電システムに関する研究
募集人数9名
1.風力タービン模擬実験装置の開発
風力発電システムの特性を検討する場合、実際の風車を用いて実験的研究を行うことは容易でない.
そこで、研究室内で実際の風車の動作を模擬する装置を開発することが求められている.本研究では、
自然風を含めた種々な条件下で動作する風車の動作特性を模擬する新しい風力タービン模擬装置を開
発し、その有用性について検討を行う。
2.ハイブリッド風力発電システムに関する研究
風力発電システムは自然風のもつエネルギーを利用するため、利用者が要望するシステム出力を得るこ
とは困難である.そこで、風力エネルギーとそれ以外の再生可能エネルギーを組み合わせて任意の電力を
供給することが可能なハイブリッド風力発電システムの開発が望まれている.本研究では風速に依らず任
意の電力を出力できるハイブリッドシステムの開発を行う.また、新たに太陽光発電を加えた太陽光・風
力ハイブリッドシステムを提案し、千葉ニュータウンキャンパスに建設された風力発電研究施設や研究室
内の供試機を用いて種々な検討を行なう.
3.複数台風力発電システムに関する研究
風車 1 台では得られるエネルギーに限りがある
ため、実用規模のエネルギーを得るためにウィン
ドファーム(集合型風力発電施設、洋上等に設置)
を構成する必要がある。そこで、本研究では各風
車を最適な状態で運転し、それぞれの風力発電機
の出力を効率よく統合できる複数台風力発電シス
テムを対象として、模擬実験システムを用いた実
験及びシミュレーションにより検討を行う。
4.自励式交流発電機を用いた風力発電システムに
関する研究
現在、風力発電機として永久磁石型同期発電機
の普及が進んでいるが、この発電機で使用される
磁性材料は希少であることから、将来入手が困難
となる恐れがある。そのため風力発電機として材
料の入手が容易な自励式交流発電機の開発が望ま
れる.本研究では、自励式交流発電機を風力発電
機用に利用したシステムを開発し、供試機を用い
た実験及びシミュレーションにより種々な検討を
行う。
研究環境
研究室で利用できる測定器類は何れも高精度・高性能なものです.
研究室内には LAN が構築されており、コンピュータ 5 台、プリンタ 2 台が相互に接続され、
それぞれの機器にはどのコンピュータからもアクセスできるようになっています。また、千
葉ニュータウンキャンパスの風力発電施設にもコンピュータ3台、プリンタ2台があり、学
内 LAN に接続されています。
使用する機器 アイソレーションディジタイザー, PC, 制御用マイコン,DSP, ディジタルオ
シロスコープ, 電流プローブ etc.
よ く 使 う ソ フ ト MATLAB-Simulink, PSIM, Illustrator, Word, Excel, PowerPoint,
Mathematica, etc.
PC 周辺機器 レーザプリンタ, スキャナ,ディジタルカメラ, etc.
年間行事計画
4月
10 月
5 月 新歓コンパ
11 月 学園祭
6月
12 月 後期中間発表
7 月 再生可能エネルギー世界展示会参加 1 月 卒業研究発表会
前期中間発表
2 月 卒論締め切り・修士論文発表会
8 月 夏合宿
3 月 卒業式・後期打ち上げ
9月
以上の他、千葉ニュータウンキャンパスで毎年、風力発電システム見学会を実施し、また、大学
院生を中心に、随時、国内学会,国際学会等で研究発表を行なっています。
研究室の雰囲気
研究のことだけに限らず、授業のわからなかったところを教え合い、また討論するなど
して、相互に高め合える研究室です。もちろん、研究への取り組みに関しても相互に刺
激を与え合っています。研究機材はとても充実していて、研究には最適な環境です。
見学の受付
[email protected]に事前連絡して、西方教授(1館11315B)を訪ねるか、研究
室(4号館40514)に直接来室して下さい。
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
研究室名
研究室場所
パワーエレクトロニクス研究室
4号館
指導教員名
在籍者数
大学院希望者
の受入
募集人数
EJ 募集方法
1階
40110室
枡川重男
学部生
14名
大学院生 8 名(M1:
3名、
M2:
5名、
博士課程:
0 名)
・可能
EJ の学生 7 名 【募集は研究室単位】
EE の学生 2 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
・研究室単位
卒業研究テーマ
(1) 単相電流形コンバータの損失軽減の検討
スイッチング素子を用いて,電源電流を正弦波に改善する単相電流形整流回路が提案されている。
本研究では,単相電流形整流回路の回路損失を低減する回路方式や制御方法について研究する。
(2)電流形インバータを用いた太陽光・風力発電システムの研究
太陽光発電や風力発電で得たエネルギーは個々のインバータで系統に供給されている。本研究
では,それらのエネルギーをまとめて,1つの電流形インバータで系統に供給する太陽光・風
力発電システムの研究を行なう。
(3)熱電モジュールを用いた発電装置の研究
船舶や自動車などのエンジンからの熱は有効利用することなく捨てられている。そこで,この
熱を電力として回収して,CO2の削減を図る,熱発電装置の研究を行なう。
(4)高周波変圧器を用いた DC-DC コンバータシステムの研究
スイッチング周波数の高周波化に伴い,電源の小型化が進められている。本研究では,大容量
DC-DC コンバータにおける,高周波変圧器の設計理論や周辺機器の研究を行なう。
(5)PFC コンバータの小型軽量化
PFCコンバータは,力率がほぼ1で,電源電流を正弦波化する整流回路として,小容量の機
器の直流電源として必要不可欠な回路である。本研究では,PFCコンバータを高速スイッチ
ングすることで,使用される各種素子の小型化を検討する。
(6)系統連系用三相電流形インバータの研究
系統に連系する電流形インバータは,位相制御することなく,基本波力率が常に1の電力を系
統に供給できる。しかし,効率を高めるためには,スイッチング素子の損失の低減が求められ
る。本研究では,新たな電流形インバータを提案して,損失の低減や出力電流の波形改善を検
討する。
(7)高調波注入方式 24 ステップ電圧型インバータの開発
大容量のインバータでは,出力の高調波を低減するために,マルチステップインバータが利用
されている。本研究では,従来の方式より回路を大幅に簡略化できる,高調波注入方式による
マルチステップインバータの研究を行う。
(8)燃料電池再生
燃料電池は水素社会のキーテクノロギーとなっている。しかし,現状では普及が中心で装置の
再利用を考慮した研究は行われていない。そこで,本研究では燃料電池の再利用を目指して小
型の燃料電池を開発する。
研究環境
多くのテーマに大学院生がつくので,院生と共に研究を進めていくこととなる。研究
はほとんどが手作りであり,実験装置は自ら作らなければならない。まずはシミュレー
ション上で回路を制作して動作を確認し,そののち実際に回路を制作する。
装置類:デジタルオシロスコープ・FFT アナライザ・デジタルワットメータ・直流安定
化電源・LRC メータ・電子負荷・大容量コンデンサ・風力模擬タービン・ボール盤・摺
動抵抗・太陽光パネル・スライダック・鉛バッテリー・可変周波数電源・トランス 等・・・
ハードウェア:デスクトップパソコン 10台・ノートパソコン 1 台
ソフトウェア:PSIM・Dynamic Draw・Word・Excel・PowerPoint 等
周辺機器:レーザープリンタ・スキャナ・プロジェクタ・インクジェットプリンタ 等
年間行事計画
2~3月 研究引継ぎ
4~5月 オペアンプ回路製作
6月~ 研究開始
8月下旬~9月初旬 研究室合宿(2泊3日)
9月~ 研究続行
1月下旬 卒研発表
3月中旬 卒論提出
その他行事は応相談 オープンキャンパスなどでも研究室開放有
研究室の雰囲気
4号館東側廊下突きあたりの部屋。院生は親身になって分からないところを教えま
す。学部生も含めて和気あいあいとやっています。遅刻には割と厳しいので輪講には遅
刻しないこと。
実験装置を製作するためには各自が分担してやらなくてはならない。失敗の連続でも
必ずそれが力となるので継続して研究することが必要です。普段はパソコンでシミュレ
ーションをしつつ実際の装置を作って実測値を測定しています。研究を進めれば進める
ほどに楽しさが広がります。
その他
研究室見学期間に関係なく,随時受け付けしています。
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
研究室名
研究室場所
電気電子機器
4号館
指導教員名
在籍者数
大学院希望者
の受入
8階
宮下
40803室
收
学部生14名(M0:1名+)
大学院生1名(M1:0名、 M2:1名、
・可能
研究室
博士課程:0名)
2 名以内
EJ の学生 7 名 【募集は研究室単位】
EE の学生 2 名 【募集は研究室単位】
EJ 募集方法
・研究室単位
卒業研究テーマ(全て開始時点ではグループ研究です。)
1 高力率コンバータの制御(1班3名)
AC-DC電力変換器を力率の観点から調査する。センサ数の低減を目指しながら、
制御方式を検討する。特にインタリーブ方式の電力変換器を試作し、シミュレーション
と実験を行う。
募集人数
2 非線形回路の電力変換器への応用(1班2名)
AC-DC電力変換器やDC-DC電力変換器の基本的な動作特性をシミュレーシ
ョンおよび実験によって検討し、その特性を測る。特に、非線形インダクタンスなどの
非線形性を考慮し動作特性を求める。
3 インバータの波形改善に関する研究(1班2名)
各種インバータの出力波形を高調波の観点から比較検討する。その中で、従来方式(先
行研究)の一つを取り上げ詳細に検討し、改善点を模索する。基礎勉強から始め、理論
とシミュレーションによる検討を行うと共に、最終段階で実機の試作・実験を行う。
4 電子制御機器の応用に関する研究(1班2名、後に個別研究)
電子制御機器の重要な要素であるアナログ回路、ディジタル回路、ワンチップマイコ
ンを基礎的な実回路製作から集中的に学び、最終的に新規の電子制御システムを開発す
ることを目標とする。最終的な研究課題はメカトロニクスまたはパワーエレクトロニク
スの分野とし、後に決定する。(多くの時間が必要であるので、電子回路の経験者や大
学院進学希望者に好適な課題である。)
● 上記の課題分担の決定は、研究室仮配属後にできるだけ早く、相談で決める。た
だし、個人の興味、回路知識、特技、基礎事項の習熟度などを考慮するため時間がかか
ることも予想される。
● 希望課題を含む領域の文献(著書、論文)調査を行う。
● 研究は、班構成で進めるが、最終的に研究テーマに副題をつけて分離独立する道
も考えている。
● 大学院進学(当研究室への)希望者は、修士研究課題は未定であるので、卒業研
究を進めながら相談で決める。
研究環境
研究室:4号館8階(40803)。教員室:研究室の隣(40804A)
(1) 上記のテーマには、当然ながら電気電子計測技術、センサ技術、プログラミン技
術を含みます。基礎技術と諸君の特技・努力が必要です。特に、電気電子回路に
強く、「電気電子計測」「電気機器Ⅰ」「パワーエレクトロニクス」の単位取得者
を強く望んでいます。
(2) 研究室の開室は、前期平日の1限から5限。(日曜・祝日:閉室)。
後期は別途案内。
(3) 研究ミーティングは全体形式(全員参加)です。10月以降は、班別(個別)ミ
ーティングも実施予定。12月末までに卒業研究論文をまとめます。1月は、発
表会を意識した発表練習があります。
(4) 報告書は、2 週に 1 通程度とし、12月中旬までに最低16通(必修)を予定し
ています。この報告書を基に卒業研究論文を作成します。
(5) 7 月中旬に中間報告書の作成(前期の区切りとしてまとめる。)
(6) 本研究室で大学院進学を希望する学生は、研究室の決定の前に面談が必要です。
設備・分野・受け入れ人数等の関係で貴意に添えないこともあります。
(7) 研究活動(時間)を記録します(卒業研究の共通事項)。
研究には未知の事柄がつきものですから、知恵を絞ること、しぶとく粘ることが肝要
です。具体的には、知識の幅を広げ、技術的な特技を磨き、さらに討論やコミュニケー
ションの能力を高めることが必要です。本研究室では、ミーティングの出席はもちろん、
積極性、協調性があり、勉強・研究・外国語習得に一所懸命になれて、努力を惜しまず、
実験失敗などにめげない学生を求めています。
年間行事計画
仮配属~4月:個人による基礎勉強。研究の進め方などの事項。
2月(3月)懇親会(引継ぎ会)。
4月~6月:各研究テーマの基礎固め、理論、回路設計・製作、実験、プレゼン練習。
6月~7月:設計・製作、実験、プレゼン練習。
初夏の頃:「研究室対抗ボーリング大会」(2014年度は、平栗研、植野研)
7月~8月:中間報告を提出後、概ね休み(ただし、院生の学会活動があるため開室)。
9月~11月:実験およびデータ整理、研究のまとめ。論文作成。
12月:論文作成
1月~2月:発表準備・発表・製作物の整理
なお、年間を通し適宜、懇親会を実施しています。幹事は交代で、全員に経験してもら
います。合宿(研究室旅行)
・卒業旅行・ボーリング大会などのイベントは、相談により実
施したいと思います。
研究室の雰囲気
助け合いの精神と家族的な雰囲気を重視しています。ミーティング時や日常の研究室
内では活発な意見交換を期待しています。
見学の受付
学科からの案内をご参照ください。
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
電気システム制御研究室
研究室名
研究室場所
4号館
指導教員名
在籍者数
大学院希望者
の受入
募集人数
EJ 募集方法
8階
40816室
吉田俊哉
学部生
大学院生
10名
7名(修士2年 5名,修士1年 2名)
可能
EJ の学生 7 名 【募集は研究室単位】
EE の学生 2 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
研究室単位
卒業研究テーマ
電子回路・マイコンを用いた制御に関する研究
1
誘導電動機によるインパルストルク発生
インバータ回路に変更を加えることにより定格トルクをはるかに超えるインパ
ルストルクを発生するシステムを製作し評価する。
2
スイッチドリラクタンスモータの制御
レアメタルを使用せず安価で,かつ高効率な運転が可能とされるスイッチドリ
ラクタンスモータのセンサレス駆動法を新たに開発する。
3
太陽電池の超高速最大電力点追跡制御
太陽電池は環境により電気的な最適動作点が変化する。通常,最大電力点追跡
制御を用いて常に効率の良い発電ができる状態を保つ。ここではこの制御を超
高速化する。
4
電動アシスト自転車の踏力センサの開発
電動アシスト自転車ではペダルへの踏力を検出するセンサが不可欠である。こ
こでは,既存の自転車の構造をそのまま利用した検出方法を開発・検討する。
5
シャフト形リニアモータの制御
産業用に用いられるシャフト形リニアモータの位置を検出する研究室独自のセ
ンサの製作と高性能化について検討する。
6
その他,各種制御機器
電子回路,マイコン,アクチュエータ(モータ,電磁石,他)を組み合わせた
各種機器の研究開発を行う。個人でアイデアを持っている人は,テーマの創出
から相談する。
研究活動を開始する直前にテーマを割り当てます。また,上記のテーマは変更になる場合が
ありますが,目的に合わせ電子回路(特にアナログ)やマイコン周りの回路の設計・製作を
行うというところは変わりません。
(基本技術はどれも同じです。テーマに拘る人はダメ。
)
研究環境
○ハンダゴテ多数
○デジタルオシロスコープ多数
○直流電源(電子回路用からメカトロ機器に適した 1000W クラスまで)
○周波数応答解析装置(15MHz までの周波数特性を簡単に自動測定)
○DSP制御システム(統合環境の使用で,C言語で記述すれば即,制御実験が可能)
○磁気軸受モータ(ターボ分子ポンプ用超高速モータ)
○シャフトモータ(産業用リニアモータ)
○誘導電動機
○太陽電池
○他
年間行事計画
4~5月 OPアンプ回路の製作・実験
8月 合宿(2泊3日程度)
,大掃除
他,適宜中間発表会を開催
5月末 卒研本格始動
1月
卒論〆切,卒論発表
研究室の雰囲気
電子回路等の「ものづくり」が多く,はんだ付けは日常。
(見学時に雰囲気を感じてください)
当研究室には以下に該当する方が望ましいと考えます。
○
○
○
○
○
○
「志」を持っている人。
電子工作が好きな人 または 上手になりたいと思っている人。
「ものづくり」が好きな人 または 作ってみたいものがある人。
「アイデア」を尊重し「アイデア」に価値を感じる人。
熟考された「もの」を見て芸術性を感じる人。
思いついたら実行せずにはいられなくなる人。
.....
当研究室に向かない人は以下となります。
× 計画,立案が苦手な人(≒ 課題が与えられないと動かない人)
× 趣味がない人 (≒ 興味を持つ心が失われている人)
× 1年生のワークショップが苦痛だった人 (≒ ものつくりに向いていない人)
3年生までの授業は「ものつくり」のための基礎です。具体性がなく面白みが感じられないこ
ともあるかと思いますが卒研開始まで我慢してください。3年生までの知識がしっかり身につ
いていれば,卒業研究は楽しくて楽しくてしかたがないはずです。がんばってください。
その他
いつでも見学可能です。
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
研究室名
研究室場所
エコパワー
4 号館
指導教員名
在籍者数
大学院希望者
の受入
募集人数
EJ 募集方法
1階
鈴木
学部生 3 名
大学院生 1 名(M1:1 名、
・不可
研究室
40109A
室
克巳
M2: 名、
博士課程:
名)
・可能
EJ の学生 3 名 【募集は研究室単位】
EE の学生 1 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
・研究室単位
卒業研究テーマ
全世界のエネルギー源となるクリーンでエコな風力発電の実用化に向けた研究をしましょう!
1.
ガス遮断器の遮断特性に関する研究(東芝との共同研究)大学院希望者
電力系統を保護しているガス遮断器は、事故が発生したときに事故電流を瞬時に切るも
ので、発生するアークに SF6ガスを吹き付けて消します。その
アークと吹付け時のガスの圧力上昇など関係を効率良くするた
めのメカニズムを研究しています。主に解析プログラムの開発
ですが、企業へ行って実験などにも参加できます。
2.
ハイブリッド風力システムに関する研究 (グリーンエネルギ
ー研究室と共同研究)
風力発電システムにおいて風車の余剰電力あるいは不足電力を
効率よく電力系統に出し入れするシステムを構築するための研
究を行っています。これからのこれは洋上風力発電システムに
有効です。
3.
風力発電システムの事故による直流・交流系統に及ぼす影響に関
する研究
風力発電システムでは、巨大な羽を回転させているため雷などの
自然災害が起こり、直流及び交流系統における送電線の地絡、短
絡が起こる可能性が高い。そこで、直流側の送電線で事故が発生
した場合と交流側で事故が発生した場合を想定して、ウインドフ
ァームの運転への影響についてシミュレーションを行い検討す
る。
4.
直流電流遮断に関する研究
風力発電システムでは、各発電機システムのエネルギーを統合す
ることにより、エネルギーが増大し直流系統に流れる直流電流も
増加する。そのため、ウインドファーム近郊の送電線の地絡、短
絡が起こった場合、ウインドファームの運転に大きく影響する可
能性がある。そこで本研究では、直流系統の事故電流を速やかに
遮断する直流遮断器のアイデアを検討し、試作を行い、遮断実験
を行う。
研究環境
高電圧研究室では、ハイブリッド風力発電システムの研究ができる設備と直流遮断の
実験ができる設備があります。
その他の共同研究する設備は、グリーンエネルギー研究室の研究環境を参照ください。
年間行事計画
4月
5月
6月
7月
8月
9月
新人歓迎コンパ
前期中間発表会
夏合宿
10 月
11月
12月
1月
2月
3月
後期中間発表会
卒業研究発表会
卒論締切・修士論文発表会
卒業式・後期打ち上げ
研究室の雰囲気
研究テーマが異なるため、それぞれの研究を実施しています。
少数精鋭で指導教授が、個々に直接指導をしています。
その他
見学は、エコパワー研究室(4号館40109A;パワエレ研究室の奥)、グリーンエネ
ルギー研究室(4 号館40514)に直接来室するか、鈴木特任教授(1号館11313
A)を訪ねてください
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
学習システム
研究室名
研究室場所
1号館
指導教員名
13階
在籍者数
大学院希望者
の受入
募集人数
EJ 募集方法
卒業研究テーマ
研究室
11309B 室
安達雅春
学部生
大学院生
7名
5名(M1:3名、
M2:1名、
博士課程:1名)
・可能
EJ の学生 7 名 【募集は研究室単位】
EE の学生 2 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
・研究室単位
学習システムに関する研究
内容説明(小テーマ)
1 ニューロコンピューティング
時系列データの解析・予測、パターン認識などをニューラルネットワークを用いて行います。
ニューラルネットワークとは生物の脳の働きにヒントを得た情報処理方式のモデルのことで、
学習を行うことが大きな特徴です。このテーマは、(3)のテーマとの融合なども考えられます。
2 脳活動に関する光計測信号の解析
近赤外分光装置による脳活動の生体信号を計測し、実験データの解析を行います。この信号
解析の方法としては、(1)のニューロコンピューティングなどを用いて行います。このテーマで
は、脳活動の計測実験と解析の両方を行います。このテーマで用いる計測方法は、他の脳活動
計測手法と比べて、センサーの装着が容易であるため、測定対象者が受ける負担が小さいとい
う利点があります。しかし、比較的新しい計測手法であるため、実験の方法やデータの解析手
法には工夫の余地が大きいという特徴があります。この脳活動の計測と解析は、リハビリテーション
の補助装置への応用や、ブレイン・マシーン・インターフェース(脳の活動によって機械を操
作する装置)への応用を目的としています。
3 カオス発生システムの計測と学習による特性推定
比較的単純な法則に従っているにもかかわらず、時系列波形としては複雑な振る舞いをする
現象をカオス現象と呼びます。この研究では、電子回路などで生成したカオス信号を(1)のニュ
ーロコンピューティングなどの手法によって学習し、その結果を用いて測定点以外の特性を推
定する方法を検討します。この研究は、電子回路の製作・測定・シミュレーションと幅広い内容を含み
ます。
4 脳・神経系の数理モデル
脳で行われている情報処理の原理を探るために神経系の数理モデルに関する研究を行いま
す。つまり、コンピュータで脳や神経の働きをシミュレーションすることを目指す研究です。
このうち特に、(2)の脳活動計測データを元に運動する際の脳の活動計測データをモデルによって
再現する研究は、リハビリテーションの補助装置への応用などを目指すものになります。
※上記の全てのテーマの研究は東京千住キャンパスで実施します。
★実際に研究を開始するときには、応募の際の小テーマから変更することも可能です。
指導方針
<当研究室の卒業研究履修者の条件(全小テーマ共通)>
・ 自主的に研究に取り組むことができる人
当研究室では、前年までの研究の継承は原則として強制しません。また、なるべく各人が別の研究テーマに取
り組むようにしたいと考えていますので、自主性を大いに重視します。
※ 大学院進学希望者を特に歓迎します。当研究室は大学院生の受け入れが可能です。
・コンピュータ・プログラミングが嫌いではない人(言語の種類は問わない:卒研を始める時点ではプログ
ラミングがあまりできなくても、勉強する気があれば指導します)。
<当研究室の卒業研究小テーマ3選択のための適性>
「研究内容」の欄でも述べましたが、このテーマは、電子回路の製作・測定・シミュレーションと幅広い
内容を含みますので、特に研究に意欲的に取り組むことができる人や大学院進学希望者に適しています。
<当研究室の卒業研究小テーマ4選択者の条件>
ひる
コンピュータ・プログラミングが得意な人。また、数式が出てきても怯まない人。
研究環境
・近赤外分光装置(近赤外光を頭の表面から照射し,頭の中から戻ってくる近赤外光を計測するこ
とにより、脳の活動を計測する装置。他の測定法に比べて、測定対象者が受ける負担が小さいと
いう利点を有する。
)
・PC クラスタ計算機(複数の CPU を用いて 1 つの大きな計算を実行することができる計算機。
OS は CentOS/RedHat Linux)
・カラーレーザープリンタ
・パソコン(OS は Windows,Linux)
:十数台
年間行事計画
H27 年2月~3月:
プログラミングの学習を兼ねた研究テーマに関係する課題を与えます。およそ週 1 回のミーティングで、こ
の課題に関する質問を受け付け、課題の進み具合の報告をしてもらいます。
また、研究テーマに関係した論文の探し方を紹介し、各自が研究に関する論文を読み進める中で生じた技術
的な質問に応じます。これらを通じて、卒業研究を本格的に始める前の予備知識を習得してもらいます。
H27 年4月~6月:
各自の興味などを訊いた上で、具体的な研究テーマを決めます。そのテーマに沿って、過去の研究例などに
ついて調べたり、研究に必要なプログラムの作成や回路製作などを進めていってもらいます。
H27 年7月~9月:
この時期に、本格的に研究を進めていってもらいます。
(例年、夏休み中に1~3 泊の他大学の研究室との合
宿を行います)
H27 年 11 月(予定)
:
研究室内部で卒業研究の中間発表を行います。翌年 1 月末または 2 月初めに学科全体で行う最終発表の練習
を兼ねて、決められた発表時間でその時点での研究成果を発表してもらい、質問等に答えてもらいます。こ
こで、卒業論文をまとめるまでに何をするべきかを明確にしていきます。
H27 年 11 月~H28 年 1 月:
中間発表での議論に基づいて研究を進め卒業論文を書いていってもらいます。
H28 年 1 月末または 2 月初め:
学科全体で行う卒業研究発表会で成果を発表してもらいます。
(主として大学院進学予定者の追加行事:H28 年 3 月に研究成果を学会等で発表してもらいます)
研究室の雰囲気
(研究室の見学に来て、現在の卒研生や大学院生に直接話を聴いて下さい)
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
研究室名
研究室場所
生体情報インタフェース
1号館13階11308 室
指導教員名
在籍者数
大学院希望者
の受入
募集人数
EJ 募集方法
研究室
植野
学部生 7 名
大学院生 6 名(M1:1 名、
・不可
彰規
教授
M2:5 名、
博士課程:0 名)
・可能
EJ の学生 7 名 【募集は研究室単位】
EE の学生 2 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
・研究室単位
<卒業研究テーマ>
1.生体信号センシング回路の開発と応用
募集人数 EJ:7 名,EE:2 名
①非接触/非侵襲計測用センシング回路の開発
と性能向上
<計測対象>
心電図,呼吸運動,自律神経活動,脳波,離
着床,脈波伝搬時間,筋電図など
<性能向上の例>
S/N 向上,安定性向上,入力インピーダンス
の向上,複数信号の同時計測,多チャンネル
化,小型軽量化,メモリへの実時間保存,商
用電源による駆動,リモートモニタリング,
無線化など
②センシング回路の応用
図 製作した回路の例
<応用例>
遠隔スマート見守りベッド,携帯型非接触イベント心電図レコーダー,簡易スリープ
APNEA 検査システム,健康アシスト自転車,自動車運転者バイタルモニタシート,非
侵襲神経インタフェース,BCI 用多チャンネル Full-Band 脳波計,MEG 併用型高周波
脳波計,水中リハビリ用筋電計,枕型多チャンネル筋電計など
③提案システムの評価/基礎検討
<評価の例>
ベッド使用者の異常状態検知の検討,睡眠時無呼吸の検出精度の検討,不整脈の検
出可能性の検討,μニューログラフィーで同時計測した自律神経活動との比較および
血圧との相関解析,感覚神経の非接触計測の可能性の検討,ファントムを用いたラプ
ラシアン電極の感度評価,脈波伝播速度と血圧との相関解析,健康アシスト自転車に
よる運動効果の検証など
<メッセージと指導方針>
研究室では,生体信号センシング回路の新規開発を基礎に、ヒトとコンピュータ機械の間
を橋渡しするヒューマン-マシン・インタフェースを構築し,人々の健康や安心・安全に貢
献することを目指しています.単にインタフェースを構築するだけでなく,その過程の基礎
研究や開発装置の応用により,科学的に興味深い知見を得ることも重要と考えています.目
標を達成するために,電子回路技術や信号処理技術などを活用します.8つの C を大切にし
て い ま す : Contribution , Creative mind , Curiosity , Challenge , Courage ,
Concentration,Continuation,Confidence.
当研究室では,
「卒業研究・修士研究を通じて,問題や障
壁を乗り越え,前に進む力を伸ばしたい」と考える学生や,
いと
「卒業研究・修士研究の進展に必要なことは何でも厭わず
やれる」と自負する学生に,刺激的で充実した学生生活を
提供します.学内外の研究機関と協力関係のもと(例:
University of California San Diego,愛知医科大学,工
学院大学,山梨大学,鈴鹿医療科学大学,日本光電工業,
アイシン精機など),複数テーマを並行して実施しており,
毎年,研究成果を国内外で報告しています.
大学院進学者の多くが,研究成果を国際会議論文や学術
論文として発表します(努力した証が,国会図書館に半永
久的に残ります!).生体信号の非侵襲計測分野で世界の先
端を走っていますが、企業からの注目度も高く,毎年 10
件以上の見学や訪問があります.
2 月 1 日から卒業研究を開始し,毎週,グループミーテ
ィングと全体ミーティングをおこないます.ミーティング
以外はコアタイムを設けませんが,質×量(積分値)が重
要であると認識しています.
図 植野研の成果が掲載されたIEEE TBME の
60 周年記念特集号レビューペーパーの表紙
<研究環境>
装置類:基板加工機,多チャンネル高速 A/D 変換システム,各種生体用アンプ,テレメータ
ユニット,体圧分布計測装置,ビジュアルレコーダ,周波数応答分析装置,LCR メ
ータ,スペクトルアナライザ,ロジックアナライザ,ドライブシミュレータ,高速
度ビデオカメラ,トレッドミル,電動自転車,NICU ユニット,静電気試験器,連
続血圧計,アクチウォッチ,心電図ジェネレータ,誘発脳波ジェネレータなど
コンピュータ:デスクトップ/ノート PC 数台,Digital Signal Processor,マイコンほか
ソフトウェア:Word,Excel,PowerPoint,各種統合環境(C,Visual BASIC)
,MATLAB
その他:研究は新東京千住キャンパスの研究室にて基本的に行います.ただし,実験内容に
よっては(例えば高齢者を対象とした就寝時実験や微小針電極を用いた実験など)
,
キャンパス外で実施する場合もあります.
<年間行事計画>
2月 テーマ決定,係決め,引継, OB 会
3月 引継確認実験,回路試作,歓送迎会
4月 定例ミーティング開始
5月 お好み焼きパーティー
6月 オープンキャンパス
7月 小掃除,卒研中間報告
8月 研究室合宿,不定期ミーティング
9月 定例ミーティング再開
12月 忘年会
1月 卒業研究発表会
2月 卒業論文提出,後輩への引継
図 OB会@池袋(2 月~3 月)
3月 学会発表,歓送迎会,卒業式
<研究室の雰囲気>
研究室の雰囲気は,メンバーの約半数を占める学部 4 年生の雰囲気に大きく依存します.
母校を愛し,活気ある(魅力ある)研究室作りに協力してくれる学生を歓迎します.
<見学の受付>
「百聞は一見に如かず」です.興味のある学生は是非, 見学に来てください.
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
ディジタル信号処理研究室
研究室名
研究室場所
1 号館
指導教員名
在籍者数
EJ 募集方法
11301 室
陶山 健仁
学部生
大学院生
9名
名(M1:3 名、
大学院希望者
の受入
募集人数
13 階
M2:5 名、
博士課程:
名)
可能
EJ の学生 7 名 【募集は研究室単位】
EE の学生 2 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
・研究室単位
卒業研究テーマ
本研究室は,ディジタル信号処理の手法・実現方法について研究しています。ディジタル信
号処理技術は電気電子工学が関わるほとんどの分野で必要とされており,多くの産業で重要な
技術です。そのため,ディジタル信号処理技術を身につけた技術者が幅広く求められています。
本研究室では,ディジタル信号処理技術のなかでも①ディジタルフィルタ,②センサアレーに
ついて研究しています。
詳しくは研究室ホームページを見て下さい。特に学生さんの活動についていろいろと書かれ
ています。URL は http://www.dsplab.ees.dendai.ac.jp/ です(ディジタル信号処理研究
室で検索するとたいていトップで出るそうです)
。
ディジタル信号処理の研究は日々進化しているため,実際に卒業研究として取り組むテーマ
はその時点で最新のテーマにしたいと思っていますが,主に以下のテーマに焦点をあてて取り
組みたいと思っています。詳しくは研究室の見学の際に,陶山か院生に直接聞いてください。
①
ディジタルフィルタの設計と実現
・ 群知能に基づいたディジタルフィルタの設計法の開発
・ ディジタルフィルタのディジタル回路への実装に関する研究
・ 最適化によるディジタルフィルタの設計法の開発
左から DSP によるディジタルフィルタ,マイクロホンアレー,音源分離システム
②
マイクロホンアレーによる空間信号処理
・
・
・
・
マイクロホン数より多い音源位置の検出に関する研究
リアルタイム音源分離に関する研究
リアルタイム複数音源追尾手法ならびにシステムの開発
リアルタイムアレー信号処理システムの開発
研究環境
PC40台以上,DSP(信号処理専用プロセッサ)20台ほど,DSP 専用8チャネル
A/D インタフェースボード4台,16チャネル A/D 変換器5台,16チャネル D/A 変
換器,カメラアレーシステム(カメラ4台,動画像計測),マイクロホンアレー3基(マイ
クロホン50個ぐらい),スピーカ10本程度,ディジタルオシロ3台,オーディオアンプ
4台,スピーカアレー,アクティブノイズコントロール実験装置1基,2 チャネルボイス
レコーダー5台,室内残響時間計測システム,音響振動測定器1台,その他いろいろ
年間行事計画
3年後期:信号処理に関する基本的な勉強をします。なお,3年次からどんどん研究を進めたい
人は大歓迎です。同時に4年になったときに研究に集中するために卒業に必要な単位をとってくだ
さい。
4年前期:具体的なテーマを決め,研究を進めます。同時に進路(できれば大学院)を決定して
ください。
4年後期:研究をまとめ,良い結果がでれば学会で発表しましょう。
研究室の雰囲気
・ みんな仲が良いです。でも,研究やっているときはみんな真剣です。
・ 大学生に向かって言うのも変ですが,研究室内ゲーム厳禁です。
・ 節目で飲み会とかやります。昨年から夏の屋形船イベントをはじめました。毎年やりた
いです。
・ 他の研究室(C科金田研究室,首都大安田研究室など)と合同で発表会や懇親会をやる
ことがあります。
・ いずれ社会に出て行く人たちですから,昼間の時間帯に集中して作業を行なうこと
を要求しています。だらだらと夜中まで作業をするのは効率が悪い証拠です。
「テーマがあって人がいる」ではなく「人がいてテーマがある」というのが指導教員
の考えです。つまり,最初から人数分のテーマが用意されていて,台本通りのことを
やっていればOK!ではなく,いろんな課題に取り組んでいくなかで一人一人の興味
や適正を判断し,具体的な研究テーマを決めます。そのため,計画と報告は大原則で
す。
その他
・ 大学院進学希望者を大歓迎します。
・ 積極的に見学にきてください。音源分離システムの体験ができます。
・ 学会発表して自分自身に付加価値をつけるとともに,他大学の先生方や学生さん,
企業の研究者と積極的に交流し,視野を広げることを推奨しています。プレゼンテ
ーション能力を高めたい人にもお勧めです。
・ EJ の方は「ディジタル信号処理」の授業を履修していることを条件とします(授
業中にいろんなことを語っていますから)。EE の人は「回路解析」の授業を履修済
であること。
・ 電気のあるとこ信号ありですから,信号処理技術者は幅広く求められています。最
先端の技術を身につけましょう。
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
ディジタル信号処理研究室
研究室名
研究室場所
1号館
指導教員名
在籍者数
13階
宮田
学部生
9名
大学院生 8名(M1:
大学院希望者
の受入
募集人数
EJ 募集方法
卒業研究テーマ
・不可
11301室
統馬
3 名、
M2:
5 名、
博士課程:
0 名)
・可能
EJ の学生 2 名 【募集は研究室単位】
EE の学生 0 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
・研究室単位,テーマごと
ディジタル信号処理は、近年のエレクトロニクスの発達により、情報・通信、計測・制御、医
療など様々な分野で必要不可欠な技術となっています。中でも、ディジタルフィルタによるフィ
ルタリングは、ディジタル信号処理の重要な技術の1つとなっています。近年、ディジタルフィ
ルタは用途に応じて様々な仕様を要求されるようになり、例えばフィルタを実装する際の回路規
模や演算量の低減や、高速高精度の計測を行うことが可能なフィルタなどが必要とされていま
す。
(現在のテーマ)
○スパースディジタルフィルタの設計法に関する研究
近年、ディジタル信号処理の分野では“スパース性”が注目を集め、画像修復や音源分離など
様々な研究が行われています。スパースとは“まばらな”という意味があり、この性質を持つ
ようなディジタルフィルタを実現することで回路規模を低減することが可能となり、そのよう
なフィルタを設計する方法の開発を行っています。
○可変ディジタルフィルタに関する研究
物流や食品工場で用いられているベルトコンベア上を流れる物品の重量を測定する装置は、
コンベアの速度や周囲の環境によってノイズが変化し、さらにコンベア上に物品が乗っている
間にフィルタリングを終わらせないといけないという制約があります。そのような条件下で高
速高精度の計測を行うために、パラメータにより瞬時に特性の変化できる阻止域可変フィルタ
やノッチ可変フィルタの設計法について研究を行っています。
研究環境
陶山先生の募集案内を参照
年間行事計画
陶山先生の募集案内を参照
研究室の雰囲気
陶山先生の募集案内を参照
その他
今年から、卒業研究を受け持つことになりました。研究室はディジタル信号処理研究室ですの
で陶山先生のところへ配属した学生と同じ部屋で研究生活を送ることになります。研究は、壁にぶ
つかり一人ではなかなか成果が出ないときがあります。問題を解決する能力だけでなくコミュニケ
ーション能力は将来社会に出たときに必要となるので、チャンスだと思って研究活動を通じてその
ような能力も培って欲しいと思います。
電気電子工学科研究紹介
知能システム研究室
研究室名
研究室場所
指導教員名
1 号館 13 階 11309A 室
日高 浩一 教授
(1号館13階 11305A 室)
学部生 7 名;大学院生2名(修士2年 2名)
可能
進学希望者歓迎します
平成 27 年度(2015 年度)は募集しません
在籍者数
現在
大学院希望者
の受入
募集人数
募集方法
選考方法
第二部生の募
平成 27 年度(2015 年度)は募集しません
集について
【卒業研究テーマ】
現在実施中の研究内容は「モデリング設計」,「制御設計」
,「動画像計測・認識」をキーワードに
ソフトウェアおよび実験装置製作を実施しています.
1.ハイブリット車のエコ走行計画と予測制御に関する研究
ハイブリット車や電気自動車(EV)を対象に、通勤などの通常運転での最適走行制御に関
する基礎研究を行っています.本研究はベンチマーク問題として複数の大学が行い、学会
発表などで性能評価を実施する研究の一環として実施しています.ハイブリットエンジン
や電気自動車を対象として検討します.現在はモデルフリー型の制御方法である,複数初
期値を利用する可変ゲイン型同時摂動法に対して検討しています。モデルベース型として
は,走行環境を考慮したモデル予測制御を利用する駆動部制御も実施していきます。
2.車載カメラを利用した自動車など移動物体のモデリングと制御に関する研究
車載カメラによる2次元情報のみ、もしくは3次元情報を利用した移動物体のモデリン
グと制御にする研究を行います.本研究は自動車や運搬ロボットなど車輪で移動する移
動体に対し、カメラ情報(プラス他のセンサー情報)を利用して自動的にうまく制御す
る手法を検討します.この研究では
・走行環境認識手法の検討
・3次元情報を利用した障害物回避および情況判断に基づく走行制御の検討
などが研究テーマとなります。この研究では、実際に車輪型ロボットを使用して実験も
実施していきます.
3.運転補助システム関連の研究
自動車運転中の運転者の顔計測装置とその情報を利用した運転アシストシステムの開発
・走行中の顔移動のステレオカメラを利用する非接触計測装置の開発
・走行状態を再現するための環境ノイズ除去装置の開発
研究詳細は研究室ホームページも参照してください。
http://control.ees.dendai.ac.jp
研究環境
パソコン(各自1台),ノートパソコン(6台),制御用ソフト(MATLAB など)
開発用C言語(各PCにインストール済),プリンタ3台,画像処理用CCDカメラ
(4台),全方位センサ,ステレオカメラ(3台),実験用模型自動車、全方位ロボット(2
台),実験用2輪駆動ロボット2台,ネットワークHD(2台)
、 頭部計測用 PC、ドラ
イビングシミュレータ用スクリーン等,各自の机、椅子、コンピュータ完備
年間行事計画
前
期
3 月、4月、5月 基礎勉強(全テーマ共通)
プレ卒研
6月(後半) 各テーマの基礎開始
オープンキャンパス
8月 夏期合宿
9月 前期研究発表会
電気学会学生発表会にて発表予定
後 期
10 月 研究中間報告会
11月
12月
1月
2月
3月
学園祭,研究中間報告会
研究中間報告会
卒論発表会
卒研まとめ
卒論提出,研究引継ぎ
研究室の雰囲気(参考)
研究テーマは基本的に1人1テーマとなるため,自分のペースで自主的に進めていく
ことが可能です.ただ各研究が密接に関係していますので,実験などではお互いに協
力して行っています.また研究での疑問など議論したりしながら研究を進めたり、研
究以外の授業での疑問点などをお互い協力して解決していくなど,大学院生,学部生
関係なくとても仲のよい雰囲気です.
【研究について】
研究は1人ではできません.楽しい中にも提出締め切り日を守ることや時間厳守な
ど,他人との協力はとても重要です.また理解できないことをそのままにせず,一緒
に考えていく姿勢は研究遂行にとってとても重要なことです.
エコカーなどの自動車関連の研究や、装置を自作したりすることに興味ある人、大歓
迎です.
研究室ホームページ:http://www.control.ees.dendai.ac.jp/
見学の受付
2015年度の卒業研究説明会は予定していません。
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
研究室名
研究室場所
複雑集積回路システム研究室
1号館
指導教員名
在籍者数
大学院希望者
の受入
募集人数
EJ 募集方法
13階
11311
室
堀尾喜彦
学部生 7名
大学院生 9名(M1:7名、
・不可
M2:2名、
博士課程:0名)
・可能
EJ の学生 7 名 【募集は研究室単位】
EE の学生 2 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
・研究室単位
卒業研究テーマ
全体テーマ:複雑数理モデル学の工学的応用
ますます複雑化する社会におけるいろいろな問題を、複雑系の立場から研究し、複雑な問題
の新しい工学的な解決策や応用を目指します。たとえば、複雑な脳の情報処理、色々な通信
機器が相互に接続する複雑な通信システムや、人と車さらには環境が一体となった次世代I
TS、さまざまな再生可能エネルギーが混在する電力ネットワーク、インターネットなどの
複雑系を相手にします。今年度まで、内閣府の最先端研究支援プロジェクトより支援を得て
研究を推進してきましたが、これらの研究を継続する学生の数が足りません。是非、一緒に
研究しましょう! 現在扱っているテーマの具体例を以下に挙げますが、研究テーマはこれら
に限定されているわけではなく、興味や必要に応じ変わります。
1.カオスニューロダイナミクスによる最適化問題の解法
大規模な実数計算が超並列に実行できるアナログカオスニューロICを用いて、これまで
のディジタル計算機とは動作原理が全く異なる、アナログディジタル混成計算装置を開発し、
例題として、特にNP困難な最適化問題である二次割当問題を解く。そのために、専用のカ
オスニューロンICを設計し、実装する。さらに、このカオスニューロICを核とした大規
模ハードウェアシステムを構築し、実験を行う。このシステムで世界一の性能を目指します!
2.非線形集積回路の設計
大規模な非線形力学系を構成するための要素とするカオス発生回路などの非線形集積回路
を設計し、これを実装する。これらにより、従来の集積回路とは一味違う機能集積回路を創
造します!
3.新しい A/D D/A 変換回路
従来の 2 進展開とは異なる新しいA/D変換手法(β変換や黄金比変換)を、実際に集積
回路化し、その特性を評価する。これにより、回路素子の非理想特性や温度などの環境の変
化に強く、小型で低消費電力のA/D変換回路が実現できる。さらに、これを用いた応用、
例えば、センサーネットワークなどの実装研究を行います。
4.次世代通信方式の開発・実装
現在の無線通信システムを刷新する画期的な GD/SSS 方式の開発と実装実験を、東京理
科大学、九州大学などと共同で行います。
5.動的論理回路の開発・実装
状況に応じて論理演算機能をダイナミックに切り替える、カオスを伴った動的論理回路素
子の開発とその応用を研究します。
6.慨周期制御
これまでの制御理論では、固定点への制御が主に扱われてきましたが、慨周期を対象とし
た新しい制御対象法を電子回路実験により実証します。
研究環境
昨年まで、日本でトップ 30 名の研究者が選ばれた、内閣府の最先端研究支援プロジェク
トにコアメンバーとして参加し、企業でも珍しい高価な測定機器や計算機などが多数購入済
みです。また、ICの試作は積極的に進めています。
現在活用できる機材としては、ICの中身を拡大し、各部の電圧などが測定可能なプロー
ブステーションや、高速なシンクロスコープ、多チャンネルのロジックアナライザー、高周
波用ネットワーク・インピーダンス・スペクトルアナライザー、その他各種測定機器が豊富
です。また、PXI バスを用いた高速・多チャンネルの A/D、D/A 測定ボックスと LabView
ソフトウェアがあります。計算機環境としては、最新大規模ディスク装置と、CAD用のワ
ークステーション数台、PC多数などです。
年間行事計画
2 月か 3 月から輪講を開始予定。
約半年間じっくり(?)輪講を行い、基礎学力を固め
ます。
1 月から 3 月の間 SKI合宿(他大学の学生と一
緒に楽しくSKI+スノボー)
4 月以降、一ヶ月に 1 回か二ヶ月に 1 回、埼玉大、
理科大、東大など、10 大学で合同勉強会+飲み会
を開催。
さらに、隅田川および足立花火鑑賞会を開催。研究
室からよく見えます。
7 月から 9 月の間に夏合宿(他大学と合同合宿)
毎日メイルで研究報告を実施。一週間に一度程度、全体研究打ち合わせで議論を重ねます。
また、各種国内学会、国際学会に参加し、発表することを推奨しています。これは就職の際に
も大変有利です。ヨーロッパ、アメリカ、アジアはもちろん、国内各地で発表します。もちろ
ん費用は研究費で持ちます!
研究室の雰囲気
全くの自由。
通常は何をやっていても構わない。
ただし、与えられた課題や仕事はきちんとすることが条
件。
学生は午後遅くから夜中にかけて活動することが多い。
そのため、研究室に泊まることも良くある。
研究を一人でやることはかなり難しいので、皆が助
け合って研究環境を整えつつ、研究を行っている。
研究はなかなか進まないし、厳しい指導もあるが、
研究活動を通して学ぶことは多くて貴重であり、O
Bから研究室での経験が社会で大いに役立ったと良
くいわれる。
その他
大学院進学希望者歓迎です。
研究は世界レベルを狙っているので、自然に厳しくなりますが、
やりがいは大きいと思います。
他大学の学生や先生方とも仲良くなれ、自分で考える力が付くような研究活動です。
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
マイクロエレクトロニクス研究室
研究室名
研究室場所
4号館
指導教員名
在籍者数
大学院希望者
の受入
募集人数
EJ 募集方法
7階
高井
学部生
大学院生
6名
名(M1:
裕司
1名、
40709A室
教授
M2:
1名、
博士課程: 0名)
・可能
EJ の学生 7 名 【募集はテーマごと】
EE の学生 2 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
・テーマごと
卒業研究テーマ
1. ナノデバイスのコンピュータシミュレーション
募集人数
4名
内容:次世代のデバイス開発を目指して、現在の技術ではまだ実現が困難なナノ
デバイスをシミュレーションする。
2.フェムト秒レーザーによる 3 次元微細加工
(共同研究:理化学研究所)
募集人数 2名
内容:
・フェムト秒レーザーによるバイオチップの作製と応用
・フェムト秒ダブルパルス照射によるガラスマイクロ溶接
・超短パルスレーザーによる TGV, TSV の作製
3.光通信用材料(共同研究:情報通信研究機構)
募集人数 3 名
内容:
・レーザーアシスト法によるカーボンナノチューブの合成に関する研究
・半導体量子ドット光源の研究開発
・光による生体情報検出技術の研究開発
研究環境
全員で輪講や中間発表を行いますので、幅広い知識を身につけることができます。
・学外の研究機関で卒論を行う場合には、研究所の研究員や他大学の学生とも一緒
に研究を行いますので、とてもいい刺激になります。
・よい研究成果がでたら、学会発表しましょう。
年間行事計画
翌月の予定を順次決定して、研究室 HP で知らせます。
(過去の行事例)
4月 課題提出、輪講
10月
研究発表・鍋パーティー
5月 輪講
11月
研究発表・鍋パーティー
6月 輪講
12月
研究発表・クリスマス・忘年会
7月 研究発表・前期打ち上げ
1月
卒論最終発表・鍋パーティー
8月 研究発表
2月
卒論提出
9月 研究発表
3月
最終発表・新旧引継会
研究室の雰囲気
学外研究機関(理化学研究所、(独)情報通信研究機構)との共同研究が多いこ
とが特徴です。メンバー全員が研究室の行事に参加します。他の研究室とは一味
違った“真の研究”の姿がここにはあります。
その他
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
電子応用研究室
研究室名
研究室場所
4号館7階40710C室
指導教員名
原
在籍者数
和裕
学部生11名
大学院生4名(M1:0名、
大学院希望者
の受入
募集人数
EJ 募集方法
M2:4名、
博士課程:0名)
・可能
EJ の学生 7 名 【募集は研究室単位】
EE の学生 2 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
・研究室単位
卒業研究テーマ
1.《空中浮遊菌センサの研究》 3名
半導体 IC 技術を用いて、シリコン基板上に電極として Pt を堆積し、センサ材料と
して一層目に Fe2O3 と二層目に SnO2 を堆積させ薄膜センサを製作し、さまざまな病
気の原因となる空中浮遊菌や黴の胞子等を検知できるセンサを開発する。識別能力を
高める為に触媒を用いたり、微細な細孔を持つアノディスクをフィルタとして用いる
等の工夫を行う。
2.《超微粒子膜を用いたにおいセンサの研究》 2名
超微粒子膜を用いて、各種のにおいを検出するセンサを作成する。超微粒子膜の高い
比表面積に着目し、高感度化を目指したセンサの研究を行う。試料として、代表的な悪
臭であるイソ吉草酸、アンモニア等を用いる。
3.《半導体薄膜ガスセンサの研究》
2名
ガスセンサは危険なガスの検出、火災の初期段階での検出、室内空気の汚染検出、
公害の監視,自動車エンジンの制御等の幅広い用途がある。本研究ではこれらの用途に
適した各種の多層半導体薄膜ガスセンサを試作し、特性評価を行うとともに、X 線解
析、分光分析等を行って動作機構を解明し、材料開発を行う。
4.《湿度センサの研究》 2名
超微粒子膜を用いて小型・軽量の湿度センサを作成・測定する。特に高温・高
湿下における耐久性と信頼性のあるものを開発し、実用化を目指す。
合計は9名です。
研究環境
センサ用薄膜作製装置
高周波スパッタリング装置、電子ビーム蒸着装置、光学顕微鏡
その他の装置
ホトリソグラフィー工程に用いる装置各種
コンピュータ
Dell×2、エプソン×5、富士通×2、HP×1、パナソニック×1、その他多数
良く使うソフト
CAD、Word、Excel、PowerPoint、その他
周辺機器
カラーレーザープリンタ、スキャナ、その他
年間行事計画
新人歓迎会、合宿、忘年会等は年度により違います。学生が企画します。
研究室の雰囲気
自主性を重視していますので、自由な環境で伸び伸びやっています。
その他
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
ナノデバイス研究室
研究室名
研究室場所
4 号館
指導教員名
8階
40809 室
平栗
健二
学部生 11 名
大学院生 8 名(M1:3 名、
在籍者数
大学院希望者
の受入
募集人数
EJ 募集方法
・不可
M2:5 名、
博士課程:0 名)
・可能
EJ の学生 7 名 【募集は研究室単位】
EE の学生 2 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
研究室単位での募集(ただし、学生の希望によるテーマの変更可能)
卒業研究テーマ
本研究室では、自分の手で物を作る、作った物を自分で評価する、評価した物を自分の言葉で相
手に伝えるという技術者として必要な事を研究活動を通じて学びます。扱う材料は、これまでにど
こかで聞いたことがあり、見たことがあるダイヤモンド(炭素)とシリコンです。
1. DLC(ダイヤモンド状炭素)膜の特性向上に関する研究:募集人数:5 名程度
内容説明:DLC という単語は初耳かもしれませんが、実は、現在の産業界に必要不可欠な
材料と言っていいほど、様々な分野で利用されています。例えば、電子工学分野
(太陽電池、CD、HDD、超 LSI)、機械工学分野(自動車部品、時計製品)、化
学工学分野(ペットボトル、抗菌製品)、医用工学分野(人工臓器、検査用品、
治療用品)などです。本研究室は国内で初めて DLC の医用工学応用を開拓して
おり、最先端の研究に身近に触れることができます。
1-1 DLC の基礎特性評価に関する研究
DLC は、魅力的な材料ですが、未だ不明な特長があります。本テーマでは DLC の物性を
計測し、電気的、化学的、物理的応用に適した作製方法を検討します。前向きに取り組みた
い方、機能向上した製品開発に興味のある方は是非応募ください。
1-2 高分子材料への DLC コーティング方法の開発
高分子材料は、医用器具、コンタクトレンズ、人工心臓、人工血管、人工関節など身近なも
のに使われています。これらの器具に DLC をコーティングし、性能向上を図ります。将来
自分が使用する可能性のある器具を研究したい方、医療に興味のある方は応募ください。
1-3 医療デバイス応用へ向けた DLC の活用
人工心臓、人工肺、人工腎臓などを人体に組み込み使用する場合、耐久性向上が重要です。
その耐久性向上に DLC が重要な役割をします。本テーマでは DLC の生体内で生じる様々
な特性(細胞親和性など)を調べます。医療器具の性能向上に貢献したい方は応募ください。
2. 発光性シリコンナノ粒子のデバイス応用に関する研究:募集人数:4 名程度
内容説明:ナノという言葉を耳にしたことがあると思いますが、本研究室では実際にナノの
世界を体現することができます。ナノの世界は肉眼では見ることができないた
め、シリコンを使ってナノを体験させています。シリコンをナノにすると、赤や
緑や青に発色します。この発色機能を使って、医用器具や生体内腫瘍診断などの
蛍光材料として利用しています。この材料はまだ実用化されておりませんので、
近い将来皆さんが作製したナノ材料が世に使われる日が来るかもしれません。
2-1 発光性シリコンナノ材料の大量合成に関する研究
シリコンナノ材料を世の中で使用するには大量の材料必要になります。本テーマで
はより安く、より簡単にをモットーに、世の中にはまだないナノ材料の大量合成法を
考案します。探究心が強い方、まねごとが嫌いな方は是非応募ください。
研究環境
企業の研究機関でも利用されているような最新の材料合成装置を導入しています。
装置の原理や操作方法を身につけることで、スムースに研究を遂行できます。授業で
勉強した定理や法則を活用して、自分のアイデアを生かせます。企業見学や研究所訪
問を通じて、将来の自分探しにも利用できると思います。今年度は、東京千住キャン
パスが関係学会の会場として使用されます。
シリコンナノ粒子の発光
DLC コーティング
元素分析装置
年間行事計画
2 月:新卒業研究生歓迎会
8 月:夏の研究室合宿
3 月:卒業生追い出しコンパ
9 月:大学院生による国際会議報告会
4 月:花見(新年度懇親会)
10 月:研究室懇親会
5 月:ボーリング(研究室対抗)大会
11 月:国際会議報告会
6 月:BBQ 大会
12 月:忘年会
7 月:卒業研究中間報告会
1 月:新年会&研究発表会
研究室では、メリハリのある行事で研究計画の立案や相互の親睦をはかっています。
研究室の雰囲気
学部生の希望を取り入れながら、院生の先輩が丁寧に指導します。研究室単位の行事も活発に
開催され、明るくアットホームな雰囲気です。将来像に不安がある場合でも、卒業生 OB の
先輩が進路相談には親身に乗ってくれます。
その他
自分の手で新素材を作り出してみたい、社会に普及させたい、大学院へ進学して自己実現した
い学生の参加を希望します。学生が自分自身で(1)考えて計画を立てる、
(2)進んで実行する(3)
得られた結果を検討する(4)実験計画を振り返り方向性を確認する(5)成果をまとめ完成する、
ことのプロセスが身につくよう支援します。大学院へ進学し先端技術者・研究者を目指す学生、学
部卒業を目標にし就職活動と並行して卒業研究に取り組みたい学生など、学生の目標に合わせ学生
の自主性を尊重しながら、将来を見据えた指導を行います。学生との話し合いに重点を置いて、最
大限の成果が得られるように支援していきたいと考えています。面接にて、皆さんの“やる気”や
“元気”を説明ください。“その気”で一年間楽しめるように研究室運営をしていきます。気軽に
訪問して下さい。先輩や教員が親身になって皆さんの疑問や不安に対応します。
応対可能な時間帯:月曜日 4、5 時限目、水曜日2時限目など
電気電子システムコース 卒業研究募集案内・研究紹介
研究室名
研究室場所
ナノデバイス研究室
4 号館
指導教員名
在籍者数
大学院希望者
の受入
募集人数
EJ 募集方法
8階
佐藤
学部生 11 名
大学院生 8 名(M1:3 名、
・不可
40809 室
慶介
M2:5 名、
・可能
博士課程:0 名)
ただし、研究室で受け入れ対応可能
EJ の学生 2 名 【募集は研究室単位】
2 部の学生 4 月以降募集
研究室単位での募集。ただし、学生の希望によるテーマの変更可能
卒業研究テーマ
本研究では、これまでに目にしたことがない、使ったことがない装置(化学的手法や物理
的手法)を使って自分自身で「モノづくり」をしていきます。作るモノとして、肉眼では見
ることのできない極小サイズのナノ構造材料やナノ構造材料を使ったデバイスとなります。
よって、自分自身で手を動かして材料やデバイスを作り、作った材料やデバイスを評価する
ことで、これまでに無い新たな機能を発現させた材料やデバイスを開発していきます。
研究対象としている分野は環境・エネルギー分野であり、半導体材料に優れた機能を発現
させた新規ナノ構造材料の創製やナノ構造材料を用いた太陽電池の開発を行います。研究テ
ーマは以下の内容となります。本研究は、ナノデバイス研究室で行います。
1. 化学粉砕法を用いた導電性シリコンナノ粒子の創製
ナノ構造材料を様々な用途で利用するには、材料費や製造費などのコスト面をより安くし
たり、材料の生成率をより高くする必要があります。このテーマは、ナノ構造材料のひとつ
であるシリコンナノ粒子に不純物(ボロンやリン)をドーピングすることで導電性シリコン
ナノ粒子を創製します。また、導電性シリコンナノ粒子をより安く、より簡単に作製する手
法を考案していきます。
2. シリコンナノ構造材料を用いた太陽電池の開発
電力用太陽電池の生産量の大半を占めているシリコン太陽電池を更に普及させていくに
はコストの削減や理論限界に近づいているエネルギー変換効率の向上が不可欠であります。
このテーマは、シリコンナノ粒子やシリコンナノワイヤなどのシリコンナノ構造材料を光電
変換層に利用した第 3 世代型太陽電池を開発します。また、シリコンナノ構造材料を用い
た太陽電池の安価な製造法を考案し、セル性能であるエネルギー変換効率を向上するための
最適な光電変換層を構築していきます。
研究環境
本研究では、材料やデバイスを作るための製造装置と作った材料やデバイスを評価するた
めの分析装置を使用します。製造装置はナノデバイス研究室にある装置(高周波スパッタリ
ング装置、高速高温加熱装置、今年度購入予定の分散攪拌装置)を使用しますが、分析装置
に関してはナノデバイス研究室にある装置(ナノ構造材料の構造を評価する表面組成分析装
置、ナノ構造材料の蛍光状態を評価する発光分析装置)以外に総合研究所 埼玉共同利用施
設(鳩山キャンパス)や外部の研究機関(つくば市)が所有している最新かつ高性能の装置
(ナノ構造材料の構造を評価する透過型・走査型電子顕微鏡、太陽電池のセル特性を評価す
るソーラーシミュレータ・分光感度分析装置等)を使用します。
また、研究を通じて、外部の研究機関の研究者やその研究機関に所属している国内外の大
学生とも触れ合うことができ、交流を深めていける環境となっています。そのため、自分自
身の将来を考えたり、語学力の向上に役立てるうえでも大変貴重な経験ができる環境といえ
ます。
年間行事計画
2 月:新卒業研究生歓迎会
3 月:卒業生追い出しコンパ
4 月:花見(新年度懇親会)
5 月:ボーリング(研究室対抗)大会
6 月:BBQ 大会
7 月:卒業研究中間報告会
8 月:夏の研究室合宿
9 月:大学院生による国際会議報告会
10 月:研究室懇親会
11 月:国際会議報告会
12 月:忘年会
1 月:新年会&研究発表会
研究室では、メリハリのある行事で研究計画の立案や相互の親睦をはかっています。また、
自分が行う研究の知識を深めることができ、自分の考えを相手に伝え、相手との議論により
研究を進展させることができる重要な場として、本研究室では毎週、ミーティングを実施し
ています。
研究室の雰囲気
研究には未来に向け挑戦し続ける精神が必要です。実際の研究ではうまくいかないことの
連続であるため、諦めない精神力を養うこと、努力を惜しまないことが重要となります。そ
こで、研究を遂行していく過程で発生する様々な壁(問題点)に関して、学生自らが乗り越
えられたときの満足感を体現でき、技術者としての基盤づくりができるように、学生自らの
アイデアや想像力を尊重しながら、特に学生との対話を重視することで思考力を養えるよう
な指導をしていきます。また、学生自らが率先して「モノづくり」に励み、一年間充実した
研究活動ができるよう支援していきます。研究で使用する製造装置や分析装置の操作方法等
に関しては、ナノデバイス研究室の院生も丁寧に指導してくれます。
本研究室は一年を通じて様々な行事を開催しており、学部生・院生全員が明るく、活気あ
る雰囲気でやっています。
その他
本研究は、ナノデバイス研究室で行います。そのため、研究活動以外にも就職活動で疑問
や不安がある場合にはナノデバイス研究室の先輩や教員が対応します。また、本研究は外部
の研究機関で評価することもあり、国内外の研究者や学生と接する機会があります。この機
会を生かして、自分自身の語学力の向上に役立てたり、自分のやりたい事を見極める場とし
て有効活用してください。
興味のある学生は、教員や研究室の先輩が対応しますので、気軽に訪問してください。