光塩基発生剤

光塩基発生剤
光を当てると塩基が発生します。
アニオンUV硬化は、空気中の酸素による硬化阻害や基板の金属腐食を起こしません。
WPBG-266
WPBG-300
特 長
特 長
・各種増感剤との併用で長波長領域にも感光性を示します
・各種エポキシ樹脂中で高い保存安定性を示します(40℃で1ヶ月以上)
・ラジカル硬化も可能です
・光ゾル-ゲル反応に最適な触媒です
・各種モノマー・溶剤へ高い溶解性を示します
・光照射により、強塩基であるビグアニド(pKa=31.5)が発生
WPBG-266をpH試験紙に垂らす
(中性)
UV照射
ビグアニドが発生
(強塩基性)
感光波長
・ラジカル硬化も可能です
感光波長
※増感剤の併用には適しません
増感剤
254nm
365nm
405nm
436nm
なし
○
×
×
×
WPBG-018
○
○
×
×
増感剤
254nm
365nm
405nm
436nm
2-イソプロピルチオキサントン
○
○
○
×
なし
○
△
×
×
ビタミン K 1
○
○
○
○
溶解性
溶解性
NMP
GBL
PGMEA
○
○
△
用途例
アセトン 乳酸エチル
○
○
PGME
メタノール
水
NMP
GBL
PGMEA
○
○
○
○
○
△
ゾル−ゲル反応 ・ハードコート etc.
・グレージング
用途例
有効寸法
アセトン 乳酸エチル
○
△
PGME
メタノール
水
△
△
×
エポキシ硬化 ・接着剤 etc.
・封止材
UV硬化系の比較
代表的な反応
阻害要因
ラジカル
O2
カチオン
H2O
アニオン
後硬化
金属腐食
WPBG-266 光潜在化ゾル-ゲル法
酸
+
塩基
光潜在化塩基
WPBG-266 ハイブリッドUV硬化
塩基
ラジカル
ゾル-ゲル法
チオール-エン反応
反応例
1 J/cm2
(3%添加)
●
無溶剤、室温硬化、1工程でハードコーティングが可能
WPBG-300 硬化試験
光・熱デュアル硬化
ビスフェノールA型エポキシ
脂環式エポキシ
CEL2021P
jER®828
WPBG-300/IPTX=5/1 3/0.6
[min]
120
1/0.2
100
100
80
80
60
60
40
40
jER®828
100
Karenz MT® PE1 70
WPBG-300
5-1
IPTX
1-0.2
20
WPBG-300/IPTX=5/1
[min]
120
1/0.2
CEL2021P
100
Karenz MT® PE1 100
WPBG-300
5-1
IPTX
1-0.2
20
0
3/0.6
0
0
20
40
60
80
100
120
140
PEB [℃]
保存安定性
10℃ 1か月以上
0
20
40
60
80
100
120
140
PEB [℃]
保存安定性
25℃ 1週間
40℃ 3日
10℃ 1か月以上
25℃ 2週間
40℃ 3日
※jER®828:三菱化学(株)製、Karenz MT® PE1:昭和電工(株)製、CEL2021P:(株)ダイセル製
WPBG-300 密着性試験
酸と塩基のクロスカット試験による比較
CEL2021P
CEL2021P
Karenz MT®PE1
塩基性
WPBG-300
剥離なし
酸性
WPI-116
40%剥離
※Karenz MT® PE1:昭和電工(株)製、CEL2021P:(株)ダイセル製