203-0730_QX4_CID.qxd 12.3.24 20:28 ページ32 〈ピラン〉についてのご注意 ■設計・施工上のご注意 ①〈ピロベル〉のエッジには保護テープが巻いてありますので、はがさずに施工して ください。 ②〈ピロベル〉は、外観上普通の板ガラスと区別しにくいため、コーナー1ヶ所に ■使用上のご注意 マークが表示されています。 ①〈ピラン〉はその組成と製法上の理由から、微細な気泡が混入している場合が ③〈ピロベル〉は平板のみで、曲げ加工はできません。また、現場での切断や面取り ありますが、耐熱防火性能上の影響はありません。 はできませんので、実際にご使用になる寸法や形状でご発注ください。 ②〈ピラン〉は熱処理の影響により、一般のフロート板ガラスと比較して、反射映像 ④〈ピロベル〉はAGC Glass Europeで製造されたものを輸入しています。 のゆがみや透視ひずみが大きくなります。 納期はご発注から通常3ヶ月程度必要です。 ③〈ピラン〉を常時高温になる場所に使用する場合は、200℃を上限としてください。 また、高温に繰り返しさらされる暖房器具などへは使用しないでください。 ④〈ピラン〉を清掃する際には、金属製のカッターやスクレイパーは使用しないで ください。また、スクイージー(ガラス清掃用水切り器具)を使用する場合には、 ■その他 〈ピロベル〉を使用して耐火構造の認定取得をご検討される場合には、必ず事前に 弊社までご連絡ください。 金属部分がガラスに触れないように注意してください。 〈ヒシワイヤ、クロスワイヤ〉についてのご注意 ■設計・施工上のご注意 ①〈ピラン〉は、耐熱防火性能を高めるために、エッジに特殊面取りを施しています。 また、キズ防止用のエッジ保護テープが巻いてありますので、はがさずに施工 してください。 ■使用上のご注意 ②〈ピラン〉は、外観上普通の板ガラスと区別しにくいため、コーナー1ヶ所に ①〈ヒシワイヤ、クロスワイヤ〉は切断時にエッジにキズがつきやすく、このためエッジ マークが表示されています。防火設備に使用する場合は、主構成材料としての耐熱 部の強度は普通のフロート板ガラスの約半分となっていますので、フロート板ガラス 板ガラス品質規格に適合することを示す「fG 」マークを表示します。 より熱割れが生じやすくなっています。 ③〈ピラン〉にキズがつくと、所定の耐熱防火性能が保てないおそれがあります。 ②〈ヒシワイヤ、クロスワイヤ〉は切断部に網が露出するため、条件(水分の存在など) 以下に示すような運搬時や施工時のキズには、十分注意してください。 によっては、網にサビが発生します。錆がひどくなると、体積膨張によりクラックが ・運搬、ハンドリングの際のひきずりによるキズ。 生じてエッジ強度が低下し、熱割れの原因となります。 ・バックアップ材挿入の際の、 ドライバーやヘラによるキズ。 ③〈ヒシワイヤ、クロスワイヤ〉に、ストーブや湯沸し器、 コンロなどの放射熱(輻射熱) ・シーリング仕上げの際の、ヘラによるキズ。 があたると熱割れの原因となりますので、直接ガラス面にあたらないようにして ・クリーニングの際の、清掃器具によるキズ。 ください。 施工や清掃などに用いる器具は、木製や樹脂製をおすすめします。 ④厚手のカーテンや家具などを、 〈ヒシワイヤ、クロスワイヤ〉に近接して設置すると ④〈ピラン〉は平板のみで、曲げ加工はできません。また、切り欠きや孔あけは 熱がこもり、熱割れが起こりやすくなります。 できません。加えて、熱処理しているため、製造後の切断や面取りはできません。 実際にご使用になる寸法や形状でご発注ください。 ■設計・施工上のご注意 ①〈ヒシワイヤ、クロスワイヤ〉は、必ずJIS A 4706に規定される水抜き機構を 備えたサッシをご使用ください。 ■その他 〈ピラン〉を使用して防火戸の認定取得をご検討される場合には、必ず事前に弊社 までご連絡ください。 弊社は、網入・線入板ガラス製品エッジ部全周に防錆処理を施しています。 お客様が、これら製品を切断されてご使用になる場合、切断した全てのガラスエッ ジ部に防錆処理を必ず実施してください。 〈ピロベル〉についてのご注意 ②〈ヒシワイヤ、クロスワイヤ〉の施工にあたっては、所定の副資材をご使用ください。 ③グレイジングチャンネル、構造ガスケットによる施工は、排水性や水密性が 確保できませんので、 〈ヒシワイヤ、クロスワイヤ〉の施工方法として適していません。 やむを得ずこれらを使用して施工される場合には、エッジ部に必ず防錆処理を施し、 ■使用上のご注意 錆による破損をできるだけ防いでください。 ①〈ピロベル〉は特殊樹脂による積層構造と製法上の理由から、微細な気泡や異物 ④〈ヒシワイヤ、クロスワイヤ〉を、アトリウムの屋根など自然環境条件が厳しく、 が混入している場合がありますが、耐火遮熱性能には影響ありません。 メンテナンスがしにくい場所や、温泉・プールなど金属を著しく劣化させる要因 ②〈ピロベル〉は特殊樹脂による積層構造の影響により、透視ひずみが見られる場合 (雰囲気中の塩素など)が含まれている場所に使用される場合には、エッジ部に がありますが、耐火遮熱性能には影響ありません。 必ず防錆処理を施し、錆による破損をできるだけ防いでください。 ③〈ピロベル〉の特殊樹脂は、紫外線や水分の影響により、細かい気泡が発生する ⑤〈ヒシワイヤ、クロスワイヤ〉の防錆処理例は、以下の通りです。 場合がありますので、屋内のみでご使用ください。また、屋内でも〈ピロベル〉の ・防錆塗料を塗布する (例: 「ワイヤーガード」セイミケミカル製) 使用温度が40℃を超えないようにしてください。 ・防錆油を塗布する (例: 「サミックラストエースMG831」三和化成工業製) ・ブチルゴム系テープを貼り付ける ください。また、スクイージー(ガラス清掃用水切り器具)を使用する場合には、 ※④のような特に厳しい使用条件には、比較的防錆効果の高いブチルゴム系テープの 金属部分がガラスに触れないように注意してください。 貼り付けをおすすめします。 ⑤〈ピロベル〉は、通常時は透明ですが、火災時には特殊樹脂が発泡して白濁します。 ⑥〈ヒシワイヤ、クロスワイヤ〉を施工する際の各種クリアランスやかかり代は、 日本建築学会 建築工事標準仕様書 第17章 ガラス工事(JASS17)の 網入・線入板ガラスに準じてください。 FIRE RESISTANT GLASS ④〈ピロベル〉を清掃する際には、金属製のカッターやスクレイパーは使用しないで 29
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