結核マニュアル2014

結核マニュアル 2014
発症のメカニズム
病院・保健所
学内の結核発症者と接触した学生・教職員
結核患者に対する病院・保健所の流れ
大学・保健センター
学内での該当者・接触者への対応
0 2
~ヶ月
・感染! 即発病! 即感染力あり! ではない
・結核菌→接触→肺到達→定着
・・・たいていは免疫力が働き結核菌を退治
胸部 XP・CT
結核菌肺到達
QFT(クオンティフェロン)検査
2 3
~ヶ月
かつてはツベルクリン反応だったが、より感度の高いインター
QFT 検査
QFT 陰性
感染なし
フェロンガンマ-遊離試験(血液検査)が行われている
~ 5ヶ月
病院受診
4
情報収集
該当者・医療機関・支援課・
関係部局・所属団体
保健所から
連絡
QFT 陽性
免疫力勝利
肺結核の診断
初感染発病
X 線胸部陰影
非排菌
~
2
年
保健所から
指示
喀痰塗沫
結核菌は発病
せず休眠
保健所に届出
入院勧告
・患者訪問面接
・治療支援
・疫学調査
・接触者健診
喀痰塗沫
陰性
数年~数十年
結核菌は死滅
排菌(感染性)
感染力獲得
学内外関係各機関との
連絡・協力
(保健所・医療機関・所属機関)
症状・健診後・他疾患
結核菌勝利
6
ヶ
月
センター長→支援課安全衛
生室関係部局への情報提供
及び対応協議
喀痰塗沫検査
培養検査
核酸増幅法検査
免疫力低下し
結核菌復活
(病気・加齢・環境)
もしくは
長い冬眠状態
外来治療
喀痰塗沫
陽性
入院治療
高感染性
低感染性
既感染発病
審査会
接触者健診
リストの作成
一生発病しない
接触者健診
接触者健診への協力
該当者への定期的状況確認
→情報共有
・聞き取り調査
・対象者の選定
・必要時場所の提供
・対象者への通知
・事前説明会の開催
・情報を正確に把握し、情報の混乱やパニックを防ぐ
・個人情報は徹底的に守られる。しかし全容は情報開示の方向で
・感染と発病、感染性結核と非感染性結核について正しく理解する
QFT 検査・XP
定期的フォロー
北海道大学 保健センター