平成 25 年度 有料臨港道路(大阪港咲洲トンネル)事業報告書 指定管理者 名称 阪神高速道路株式会社 主たる事務所の所在地 大阪市中央区久太郎町4丁目1番3号 代表者 代表取締役社長 山澤 俱和 施設概要 施 設 名 有料臨港道路(大阪港咲洲トンネル) 所 在 地 大阪市港区海岸通2~同市住之江区南港北1 施 設 規 模 主 な 施 設 有料臨港道路総延長 : 約2.2km ・トンネル延長 : 1,621.405m ・海底トンネル部延長: 1,090.860m ・沈埋函(計10函) : 1,033.860m ・換気塔部(港区側、咲洲側各1箇所): 66.400m(33.2m×2) ・陸上トンネル部 : 530.545m ・地上道路部 : 547.400m 【港区換気塔部】 構 造:SRC造(地下はRC造) 規 模:地下5階、地上4階、塔屋4階 延床面積:6,993.98㎡ 建築面積:1,172.56㎡ 【咲洲換気塔部】 構 造:SRC造(地下はRC造) 規 模:地下5階、地上3階、塔屋5階 延床面積:2,519.00㎡ 建築面積:1,205.75㎡ 指定管理者 団 体 名 阪神高速道路株式会社 主たる事務所の所在地 大阪市中央区久太郎町4丁目1番3号 代 代表取締役社長 表 者 山澤 俱和 指 定 期 間 平成21年6月1日から平成26年3月31日迄 報告対象期間 平成25年4月1日から平成26年3月31日迄 1 指定管理業務の実施状況 (1)運営方針 阪神高速道路の管理により培ってきたノウハウを活かし、次の5点に重点をおい て施設の運営を行います。 ①安全・安心・快適な通行の確保 ②管理コスト縮減 ③お客様(市民)サービスの向上 ④大阪港の国際競争力の強化への貢献 ⑤法令遵守の徹底 (2)管理運営体制 項 目 配置場所等 人数 業 務 内 容 等 所長 管理事務所 1 業務責任者、管理運営業務全般の統括 副所長 管理事務所 2 所長の補助、管理運営業務、維持管理業務及び料金 収受業務等の監理・調整 電気主任技術者 管理事務所 1 自家用電気工作物の保安監督 事務員 管理事務所 1 総務、経理、その他一般事務 (3)維持管理業務実施状況 ①業務 交通監視 設備運転制御 交通管理 管理区域 日常 定期 日常 管理区域 日常 警備 管理区域 日常 毎日 有 清掃 管理区域 日常 定期 2回/週 及び周期 有 保守・点検 管理区域 料金所等 毎日 及び周期 毎日 有 通行料金収受 回数券販売 日常 定期 日常 項 目 場所等 実 施 日 再委託の 内 容 又は周期 有無 毎日 有 ・監視制御室にある集中監視システム により、24時間体制で実施 毎日 有 ・巡回車による定期巡回を24時間体制 で実施(10回/日) 有 ・CCTV監視、巡回警備及び機械警備 (換気所)を24時間体制で実施 ・通行料金等の輸送時に特殊警備輸 送車による警備を実施 ・換気所建物内部の一般清掃及びワッ クス塗布等の定期清掃を実施 ・トンネル路面、壁面、排水設備、照明 器具等の定期清掃を実施 ・管理区域の除草・植裁管理 ・構造物、換気所建物、機械・電気設 備等の点検整備、異常時の対応 ・通行料金の収受・保管・出納及び回 数券の販売 ②修繕 項 目 南港行き線 給気用 塩害フィルター 消防設備 侵入検知設備 料金収受設備 空調設備 場所等 実 施 日 避難通路 平成 25 年 6 月 港区換気所 南港換気 所 港区換気所 南港換気所 南港行き線 平成 25 年 8 月 経年劣化により腐食している送風機給気フィルタ ー(SUS)取替調整。 平成 25 年 8 月 南料金所 3 レーン 南港換気所 平成 25 年 5 月 期限切れ(10 年経過)の粉末 50 型消火器(17 台) を全数取替。消防申請提出。 経年劣化により破損している侵入検知センサー2 台ほか取り替え調整。 経年劣化による故障頻発に対して、踏み板関係 一式を取り替え調整。 経年劣化による破損した、B2F の排気ファン (OF-1)取り替え調整。 平成 25 年8月 平成 25 年 9 月 内 容 経年劣化による天井面よりの漏水対策(雨樋新設 及び漏水対策)。 ③備品購入 項 目 料金所監視 ITV モニター1台 場所等 実 施 日 料金所 平成 25 年 8 月 場所等 実 施 日 内 容 故障時緊急対策用予備品 ④その他特記事項 項 目 情報提供 管理区域 利用者モニタリング 料金所、 回数券販売 所、 管理事務所 他 アンケート調査 阪神高速道 路他 PR と広報 インターネッ ト 阪神高速道 路 PA 等 交通巡視の強化 管理区域 内 容 10 月1日からの土・日・祝日の無料化実施に伴う 平成 25 年 9 月以降 HL 情報板等による情報提供を当該日全日実施 ・お客さまのニーズやクレーム等を把握するため自 通年 由記載形式のご意見箱を設置 ・料金所や管理事務所等に寄せられるお問い合わ せに迅速に対応できるよう、よくあるご質問(FAQ) とマニュアルを整備 ・各所に寄せられたお客さまからのご意見を、関連 部署間で共有し、共通認識化 ・お客さまに直接対応する料金所スタッフに、阪神 高速道路の経験を活かした接遇研修を実施 ・阪神高速道路のお客さま満足度調査において 平成 25 年 お客さまの好感度と満足度を調査 9~10 月 通年 10 月以降 都度 ・阪神高速道路㈱が運営するホームページにより 業務内容を紹介 ・土日祝日無料化についてチラシ、ポスターの作成 支援と阪神高速道路 PA 等での広報 ・イベント期間中の交通障害を未然防止するため、 パトロール隊員を増強し交通巡視を強化 ・台風時の不測の事態に早期対応が可能となるよう パトロール隊員を増強し交通巡視を強化 平成 25 年8月~ ・区画線書替、電光表示・視線誘導標設置等交通 安全対策を実施 ・情報板に加え、横断幕及び立看板等による事前 広報(期間中含む)を実施 ・阪神高速道路㈱お客さまセンター及びグループ 会社を挙げての問い合わせ等対応の実践 ・料金所における問い合わせ、苦情及び交通管理 対策のため料金所に監視員を4名配置 ・阪神高速道路㈱ホームページによる広報(再掲) ・チラシ、ポスターの作成支援と阪神高速道路 PA 等での広報(再掲) トンネル内 ・平成 24 年度緊急点検で発見したA・Bランク トンネル内 平成 25 年 4~5 月 緊急点検時に 不具合補修(側壁パネル取替、雨樋ホース等新 空間 発見した不具合 設(漏水対策)、側溝蓋取替及びトンネル照明 箇所の早期補修 架台取替)を早急に実施 土日祝日無料化 支援 管理区域 2 利用状況 (1)月別通行台数 項 目 (単位:台) 4月 5月 6月 7月 8月 9月 普 通 車 318,211 323,744 288,869 316,143 311,020 301,195 大 型 車 26,274 27,669 25,834 27,971 26,548 25,145 344,485 351,413 314,703 344,114 337,568 326,340 1月 2月 3月 221,836 3,171,733 小 計 項 目 10月 11月 12月 合 計 普 通 車 254,376 214,552 213,817 199,967 208,003 大 型 車 24,314 23,323 23,641 23,488 22,689 25,030 301,926 土日祝 87,465 99,481 130,535 105,911 97,106 120,199 640,697 366,155 337,356 367,993 329,366 327,798 小 計 367,065 4,114,356 ※10 月以降は土・日・祝日(車種判別不可)分を別枠で計算 <参考>平成 24 年 10 月~平成 25 年 3 月交通量 項 目 10月 11月 12月 (単位:台) 1月 2月 3月 合 計 227,468 1,353,079 普 通 車 256,610 236,119 220,717 204,555 207,610 大 型 車 25,317 23,575 23,289 21,201 20,185 22,979 136,546 土日祝 75,296 79,280 90,653 88,259 85,732 93,283 512,503 357,223 338,974 334,659 314,015 313,527 小 計 343,730 2,002,128 (2)通行料金等利用状況報告 項 目 4月 現金 23,443,500 回数券販売 8,205,900 小 計 31,649,400 項 目 10月 現金 回数券販売 小 計 17,905,310 8,012,000 25,917,310 5月 (単位:円) 6月 7月 8月 9月 23,182,200 22,844,250 22,288,950 7,985,770 8,365,000 8,780,500 7,420,050 32,666,180 28,628,250 31,547,200 31,624,750 29,709,000 1月 2月 13,888,550 14,622,290 16,039,410 228,629,680 6,674,300 7,177,000 6,843,500 7,833,300 93,129,070 21,480,750 22,131,860 21,065,550 21,465,790 23,872,710 321,758,750 24,001,430 20,642,480 8,664,750 11月 12月 14,313,750 15,457,560 7,167,000 ※10 月以降は土・日・祝日無料 3月 合 計 3 収支決算状況 項 (税込・単位:千円) 金 額 目 収入 457,854 業務代行料 456,000 回数券販売手数料 1,854 支出 457,854 人件費 20,308 管理費 413,908 一般管理費 21,784 回数券販売再委託先手数料 1,854 収支差引 4 0 その他 (1)経費縮減への取組状況 項 目 設備全般 内 容 効 果 等 平成 26 年度に向けた設備全般の定 案の採用件数にり、最大 1,000 万円/年 期点検等の周期見直し『案』を提出 の経費縮減効果を見込む。 し、経費縮減につなげる。 交通管理 阪神高速道路の巡回と併せて大阪 港咲洲トンネルの道路巡回を実施 コストを据え置き、管理水準を高めた。 トンネル基本照明 関係機関調整の上、南港行き線中間 現地実験でお客様の苦情は 0 件、お客様 LED 照明灯具の 部 160M 区間で 11 台の LED 照明灯 アンケート調査(237 件の回答)でも満足な 導入を提案 具による現地実験を実施。提案通りの 結果を得た。全面採用により 500 万/年の 経費縮減効果が実証出来た。 経費縮減効果を見込む。 (2)安全確保の取り組み 項 目 落下物回収 内 容 備 考 落下物による事故の低減を図るため、交通管理(定期巡回) や保守点検時において、積極的な落下物の回収を実施。 トンネル内緊急 点検時発見の不 具合箇所の補修 (再掲) 安全衛生協議会 平成 24 年度緊急点検で発見したA・Bランク不具合補修(側 壁パネル取替、雨樋ホース等新設(漏水対策)、側溝蓋取替及 平成 25 年 4~5 月 びトンネル照明架台取替)を早急に実施。 交通管理、保守点検、維持管理等の作業時安全性向上のため、無事故無災害 を 5 年間継続 関係者による協議会を毎月開催し、安全教育等を実施。 安全パトロール 管理区域内の安全パトロールを実施。 交通規制訓練 交通事故・落下物等の交通阻害要因の早期排除や、トンネル 1回/月 各設備の健全運営作業のため、お客さまの安全・安心な通行 2回/年 を確保する規制作業の円滑化に向けた交通規制訓練を実施。
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