大飯発電所3・4号炉 原子炉建屋他の基礎地盤及び周辺斜面の安定性

4.基準地震動
■基準地震動一覧表
基準地震動
Ss-1
Ss-2
Ss-3
Ss-4
Ss-5
Ss-6
Ss-7
Ss-8
Ss-9
Ss-10
Ss-11
Ss-12
Ss-13
Ss-14
Ss-15
Ss-16
Ss-17
Ss-18
Ss-19
内容
設計用模擬地震波
FO-A~FO-B~熊川断層(短周期1.5倍ケース・破壊開始点1)
FO-A~FO-B~熊川断層(短周期1.5倍ケース・破壊開始点2)
FO-A~FO-B~熊川断層(短周期1.5倍ケース・破壊開始点3)
FO-A~FO-B~熊川断層(短周期1.5倍ケース・破壊開始点4)
FO-A~FO-B~熊川断層(短周期1.5倍ケース・破壊開始点5)
FO-A~FO-B~熊川断層(短周期1.5倍ケース・破壊開始点8)
FO-A~FO-B~熊川断層(傾斜角75°ケース・破壊開始点1)
FO-A~FO-B~熊川断層(すべり角30°ケース・破壊開始点3)
FO-A~FO-B~熊川断層(短周期1.25倍かつVr=0.87βケース・破壊開始点1)
FO-A~FO-B~熊川断層(短周期1.25倍かつVr=0.87βケース・破壊開始点3)
FO-A~FO-B~熊川断層(短周期1.25倍かつVr=0.87βケース・破壊開始点4)
FO-A~FO-B~熊川断層(短周期1.25倍かつVr=0.87βケース・破壊開始点5)
FO-A~FO-B~熊川断層(短周期1.25倍かつVr=0.87βケース・破壊開始点6)
FO-A~FO-B~熊川断層(短周期1.25倍かつVr=0.87βケース・破壊開始点7)
FO-A~FO-B~熊川断層(短周期1.25倍かつVr=0.87βケース・破壊開始点8)
FO-A~FO-B~熊川断層(短周期1.25倍かつVr=0.87βケース・破壊開始点9)
2000年鳥取県西部地震・賀祥ダムの記録
2004年北海道留萌支庁南部地震を考慮した地震動
36
4.基準地震動
Ss-1
Ss-2
Ss-3
断層モデルを用いた手法による地震動評価(FO-A~FO-B~熊川断層)
応答スペクトルに基づく地震動評価
短周期1.5倍ケース、破壊開始点1
短周期1.5倍ケース、破壊開始点2
NS
方向
900
加速度(cm/s2)
加速度(cm/s2)
900
450
0
-450
-690
-900
0
10
20
-496
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
0
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
0
-450
-700
10
20
900
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
EW
方向
900
776
加速度(cm/s2)
0
加速度(cm/s2)
加速度(cm/s2)
-450
450
-900
450
0
-450
-900
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
0
-450
0
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
10
900
583
450
0
-450
-900
-900
-450
0
加速度(cm/s2)
加速度(cm/s2)
468
450
0
80
900
900
826
450
-900
0
加速度(cm/s2)
0
-900
900
UD
方向
450
450
0
-383
-450
-900
0
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
0
10
37
4.基準地震動
Ss-4
Ss-5
Ss-6
断層モデルを用いた手法による地震動評価(FO-A~FO-B~熊川断層)
短周期1.5倍ケース、破壊開始点3
短周期1.5倍ケース、破壊開始点4
0
-450
-900
30
40
50
時間(sec)
60
70
-450
80
-511
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
450
0
-450
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
0
-450
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
0
-450
0
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
60
70
80
-450
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
-578
10
20
900
450
451
0
-450
450
0
-450
-450
-900
-900
-900
40
50
時間(sec)
0
0
加速度(cm/s2)
加速度(cm/s2)
518
30
450
80
900
450
20
-900
0
900
10
900
653
450
80
-450
0
-900
0
0
80
900
856
660
450
-900
0
加速度(cm/s2)
加速度(cm/s2)
20
-900
加速度(cm/s2)
0
加速度(cm/s2)
10
900
UD
方向
450
-900
0
EW
方向
900
加速度(cm/s2)
900
546
450
加速度(cm/s2)
NS
方向
加速度(cm/s2)
900
短周期1.5倍ケース、破壊開始点5
0
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
0
10
20
38
4.基準地震動
Ss-7
Ss-8
Ss-9
断層モデルを用いた手法による地震動評価(FO-A~FO-B~熊川断層)
短周期1.5倍ケース、破壊開始点8
傾斜角75°ケース、破壊開始点1
442
0
-450
-900
30
40
50
時間(sec)
60
70
-450
80
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
0
-450
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
0
-450
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
0
-450
-900
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
60
70
80
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
-595
10
900
450
0
-349
-450
-900
0
40
50
時間(sec)
0
-450
0
加速度(cm/s2)
加速度(cm/s2)
373
30
450
80
900
450
20
-900
0
900
10
900
555
450
80
-450
0
-900
0
0
80
900
745
450
489
450
-900
0
加速度(cm/s2)
加速度(cm/s2)
20
-900
加速度(cm/s2)
0
加速度(cm/s2)
10
900
UD
方向
434
-900
0
EW
方向
900
450
加速度(cm/s2)
900
450
加速度(cm/s2)
NS
方向
加速度(cm/s2)
900
すべり角30°ケース、破壊開始点3
450
0
-291
-450
-900
0
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
0
10
39
4.基準地震動
Ss-10
Ss-11
Ss-12
短周期1.25倍かつVr=0.87βケース、
破壊開始点1
短周期1.25倍かつVr=0.87βケース、
破壊開始点3
900
900
450
0
-450
-900
30
40
50
時間(sec)
60
70
0
-450
80
10
900
762
450
0
-450
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
-450
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
-361
-450
-900
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
40
50
時間(sec)
60
70
80
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
0
-450
0
10
900
469
450
0
-450
-900
0
30
546
450
80
加速度(cm/s2)
加速度(cm/s2)
0
20
-900
10
900
450
10
900
0
0
900
-450
0
727
450
80
0
80
-900
0
495
450
-900
0
加速度(cm/s2)
加速度(cm/s2)
20
-900
加速度(cm/s2)
450
加速度(cm/s2)
10
900
UD
方向
900
658
-900
0
EW
方向
短周期1.25倍かつVr=0.87βケース、
破壊開始点4
加速度(cm/s2)
511
加速度(cm/s2)
NS
方向
加速度(cm/s2)
断層モデルを用いた手法による地震動評価(FO-A~FO-B~熊川断層)
450
334
0
-450
-900
0
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
0
10
40
4.基準地震動
Ss-13
Ss-14
Ss-15
短周期1.25倍かつVr=0.87βケース、
破壊開始点5
短周期1.25倍かつVr=0.87βケース、
破壊開始点6
900
900
450
0
-450
-744
-900
0
10
30
40
50
時間(sec)
60
70
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
-694
0
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
0
-450
80
-630
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
0
-450
-900
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
60
70
80
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
-728
10
20
900
613
450
0
-450
-900
0
40
50
時間(sec)
-450
0
加速度(cm/s2)
加速度(cm/s2)
380
30
0
80
900
450
20
450
-900
0
900
10
900
450
-900
10
0
-450
80
加速度(cm/s2)
-450
685
450
-900
0
加速度(cm/s2)
加速度(cm/s2)
0
-900
加速度(cm/s2)
-723
900
450
0
UD
方向
0
-450
80
900
EW
方向
900
450
-900
20
短周期1.25倍かつVr=0.87βケース、
破壊開始点7
加速度(cm/s2)
加速度(cm/s2)
NS
方向
加速度(cm/s2)
断層モデルを用いた手法による地震動評価(FO-A~FO-B~熊川断層)
450
0
-430
-450
-900
0
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
0
10
20
41
4.基準地震動
Ss-16
Ss-17
Ss-18
短周期1.25倍かつVr=0.87βケース、
破壊開始点8
短周期1.25倍かつVr=0.87βケース、
破壊開始点9
900
900
0
-450
-900
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
-753
0
10
20
40
50
時間(sec)
60
70
0
-450
-607
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
-391
-450
-900
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
40
50
60
70
80
0
-450
-531
0
10
20
30
40
時間(sec)
50
60
70
80
40
時間(sec)
50
60
70
80
900
450
436
0
-450
-900
0
30
450
80
加速度(cm/s2)
加速度(cm/s2)
0
20
-900
900
450
10
900
0
900
-528
時間(sec)
450
80
-450
0
-900
30
0
80
加速度(cm/s2)
0
-450
450
-900
0
加速度(cm/s2)
加速度(cm/s2)
-450
900
450
-900
加速度(cm/s2)
0
80
900
UD
方向
900
594
450
-900
0
EW
方向
震源を特定せず策定する地震動
(2000年鳥取県西部地震)
加速度(cm/s2)
677
450
加速度(cm/s2)
NS
方向
加速度(cm/s2)
断層モデルを用いた手法による地震動評価(FO-A~FO-B~熊川断層)
485
450
0
-450
-900
0
10
20
30
40
50
時間(sec)
60
70
80
0
10
20
30
42
4.基準地震動
Ss-19
震源を特定せず策定する地震動
(2004年留萌支庁南部地震)
NS
方向
加速度(cm/s2)
900
450
0
-450
-620
-900
0
20
40
時間(sec)
60
80
20
40
時間(sec)
60
80
EW
方向
UD
方向
加速度(cm/s2)
900
450
0
-320
-450
-900
0
43
4.入力地震動の考え方
入力地震動作成モデル
地震応答解析モデル
エネルギー
伝達境界
エネルギー
伝達境界
基準地震動 (2E0)
E.L.0m
解放基盤表面
一次元波動論
による地震応答解析
自
由
地
盤
建屋
自
由
地
盤
地盤
E.L.-150m
粘性境界
応答波
(E1+F1)
反射波
(F1)
入射波
(E1)
入力地震動
(2E1)
※入力地震動作成モデルは、
基準地震動評価時の大飯
発電所地盤モデルを使用
・入力地震動は、解放基盤表面で定義される基準地震動を一次元波動論によって地震応答解
析モデルの入力位置で評価したものを用いる。
・Ss-1(応答スペクトルに基づく地震動)については水平地震動及び鉛直地震動の位相反転、
Ss-18及びSs-19(震源を特定せず策定する地震動)については、水平地震動の位相反転を考
慮した場合についても検討を行う。
44
4.評価内容 支持力
■基礎地盤の支持力に対する安全性
・原子炉建屋、制御建屋基礎底面における地震時接地圧により評価する。
・地震時最大接地圧が、基礎地盤の大部分を占めるCM級以上の岩盤の極限支持力
(13.7N/mm2以上)※を下回ることを確認する。
※:CM級以上の岩盤の極限支持力は、支持力試験結果において、載荷強さ13.7N/mm2までの範囲では破壊に至ら
ず、変曲点も認められないことから、13.7N/mm2以上であると評価する。
45
4.評価結果 支持力
■ 3・4号炉基礎地盤(G-G’断面)
■ 3号炉基礎地盤(D-D’断面)
対象建屋
基準地震動
3号炉原子炉建屋
Ss-1(-,+)
地震時最大接地圧
(N/mm2)
1.8
〔16.26〕
対象建屋
基準地震動
3号炉原子炉建屋
Ss-10
4号炉原子炉建屋
Ss-1(-,-)
制御建屋
Ss-11
■ 4号炉基礎地盤(E-E’断面)
対象建屋
基準地震動
4号炉原子炉建屋
Ss-1(+,-)
地震時最大接地圧
(N/mm2)
6.8
〔18.46〕
9.2
〔16.31〕
3.1
〔10.12〕
地震時最大接地圧
(N/mm2)
4.1
〔16.31〕
※基準地震動の(+,+)は位相反転なし、(-,+)は水平反転、(+,-)は鉛直反転、(-,-)は水平反転かつ鉛直反転を示す。
地震時最大接地圧は最大値を示す基準地震動、発生時刻における値を記載。
〔〕は発生時刻(秒)
・地震時最大接地圧は、CM級以上の岩盤の極限支持力(13.7N/mm2以上)を下回っていることから、
基礎地盤は十分な支持力を有している。
46
4.評価内容 すべり安全率
■すべり安全率
・想定すべり面におけるすべり安全率により評価。
・すべり安全率は、想定すべり面上の応力状態をもとに、すべり面上のせん断抵抗力の和をすべり面上
のせん断力の和で除して求める。
・すべり安全率が評価基準値1.5を上回ることを確認する。
■想定すべり面
地質構造や応力状態を考慮してすべり面法により絞り込み。
JEAG4601-2008に準拠し、「KH=0.2、KV=0.1」を作用させてすべり面法を行ない、各条件における最
小すべり安全率を示すすべり面を想定すべり面として抽出。
ex)
想定すべり面
4号炉
原子炉建屋
制御建屋
Ds
3号炉
原子炉建屋
f
f
b
tr
Ds
Ds
f-1
Qd
Sh
原子炉建屋基礎底面のすべり
F-1
2
-
F
f-1
F-1
制御建屋
3号炉
原子炉建屋
f
b
tr
2
Ds
4号炉
原子炉建屋
F
-
f
Qd
Sh
破砕帯に沿ったすべり
上記で設定したすべり面が、局所安全係数の小さい領域に設定されていること、モビライズド面の向きに沿っ
た設定となっていることを確認し、必要に応じてすべり面の追加設定を行う。
47
4.評価結果 すべり安全率
■ 3号炉基礎地盤(D-D’断面)
すべり面
番号
すべり面形状
基準地震動
最小すべり
安全率
すべり面
番号
基準地震動
すべり面形状
最小すべり
安全率
4.04
3号炉
原子炉建屋
1
b
Ss-1(+,-)
タービン
建屋
Ds
3
Ds
4.2
〔16.27〕
3号炉
原子炉建屋
4
b
Ds
4.08
〔16.27〕
tr
Qd
3
-
F
3号炉原子炉建屋底面のすべり
Ss-1(+,-)
タービン
建屋
3
-
F
Qd
-
Ss-1(+,-)
タービン
建屋
tr
F
Qd
3
b
〔16.26〕
3号炉原子炉建屋底面+F-3破砕帯沿いのすべり
3号炉
原子炉建屋
2
6.6
Ds
tr
3号炉原子炉建屋底面のすべり
Ss-1(-,-)
タービン
建屋
b
-
Qd
3号炉
原子炉建屋
3
(3.5)
F
tr
〔16.27〕
3号炉原子炉建屋底面のすべり
※基準地震動の(+,+)は位相反転なし、(-,+)は水平反転、(+,-)は鉛直反転、(-,-)は水平反転かつ鉛直反転を示す。
最小すべり安全率は最小値を示す基準地震動、発生時刻における値を記載。
・すべり安全率はいずれも評価基準値1.5を上回ることから、
すべりに対して十分な安定性を有している。
:想定すべり面
:すべり安全率の最小値
〔
〕は発生時刻(秒)
(
)は地盤物性のばらつきを考慮したすべり安全率
48
4.評価結果 すべり安全率
■ 4号炉基礎地盤(E-E’断面)
すべり面
番号
すべり面形状
基準地震動
4号炉
原子炉建屋
1
b
Ss-1(+,-)
タービン
建屋
Ds
Qd
最小すべり
安全率
6.1
〔16.28〕
すべり面
番号
b
Ss-1(+,-)
7.0
〔16.28〕
5
b
Ss-1(+,-)
タービン
建屋
8.6
〔16.28〕
Ds
Qd
F-1
F-1
4号炉原子炉建屋底面のすべり
4号炉
原子炉建屋
b
(4.7)
F-1
4号炉
原子炉建屋
4号炉原子炉建屋底面のすべり
3
〔16.31〕
4号炉原子炉建屋底面+F-1破砕帯沿いのすべり
Ds
Qd
Ss-1(+,-)
Ds
Qd
4号炉
原子炉建屋
b
最小すべり
安全率
5.4
タービン
建屋
F-1
タービン
建屋
基準地震動
4号炉
原子炉建屋
4
4号炉原子炉建屋底面のすべり
2
すべり面形状
Ss-1(+,-)
タービン
建屋
6.1
〔16.29〕
Ds
Qd
F-1
4号炉原子炉建屋底面+F-1破砕帯沿いのすべり
※基準地震動の(+,+)は位相反転なし、(-,+)は水平反転、(+,-)は鉛直反転、(-,-)は水平反転かつ鉛直反転を示す。
最小すべり安全率は最小値を示す基準地震動、発生時刻における値を記載。
・すべり安全率はいずれも評価基準値1.5を上回ることから、
すべりに対して十分な安定性を有している。
:想定すべり面
:すべり安全率の最小値
〔
〕は発生時刻(秒)
(
)は地盤物性のばらつきを考慮したすべり安全率
49
4.評価結果 すべり安全率
■ 3・4号炉基礎地盤(G-G’断面)
f
b
tr
Ss-4
〔10.66〕
4号炉
原子炉建屋
f
4
制御建屋
Ds
Qd
f
b
tr
Ss-4
3.2
〔10.66〕
5
制御建屋
Ds
Qd
f
b
tr
Ss-10
3.9
〔18.37〕
Qd
tr
〔16.27〕
6
Qd
Ds
f b tr
Ss-10
〔18.37〕
(2.3)
Qd
Sh
Sh
3号炉原子炉建屋底面+制御建屋底面のすべり
2.6
3号炉
原子炉建屋
制御建屋
Ds
F
-
Ss-1(+,-)
4号炉
原子炉建屋
f
F
-
2
b
2
f
5.1
f-1
3号炉
原子炉建屋
Ds
f-1
〔16.27〕
Sh
制御建屋
F-1
3.6
4号炉原子炉建屋底面のすべり
3号炉原子炉建屋底面+F-4破砕帯沿いのすべり
Ds
3号炉
原子炉建屋
Ds
Sh
3
Ss-1(+,-)
Qd
4号炉
原子炉建屋
f
f-1
F
-
2
f-1
Ds
4号炉
原子炉建屋
tr
F
-
2
Ds
f
b
3号炉原子炉建屋底面+F-3破砕帯沿いのすべり
3号炉
原子炉建屋
制御建屋
F-1
2
f
最小すべり
安全率
Sh
3号炉原子炉建屋底面のすべり
4号炉
原子炉建屋
3号炉
原子炉建屋
Ds
Sh
f
基準地震動
すべり面形状
f-1
F
-
2
f-1
Ds
3.5
すべり面
番号
F
-
2
制御建屋
Ds
F-1
1
3号炉
原子炉建屋
最小すべり
安全率
F-1
4号炉
原子炉建屋
f
基準地震動
F-1
すべり面形状
F-1
すべり面
番号
4号炉原子炉建屋底面+F-1破砕帯沿いのすべり
※基準地震動の(+,+)は位相反転なし、(-,+)は水平反転、(+,-)は鉛直反転、(-,-)は水平反転かつ鉛直反転を示す。
最小すべり安全率は最小値を示す基準地震動、発生時刻における値を記載。
:想定すべり面
・すべり安全率はいずれも評価基準値1.5を上回ることから、
すべりに対して十分な安定性を有している。
:すべり安全率の最小値
〔
〕は発生時刻(秒)
(
)は地盤物性のばらつきを考慮したすべり安全率
50
4.評価結果 すべり安全率
■ 3・4号炉基礎地盤(G-G’断面)
f b tr
Ss-10
〔17.83〕
10
すべり面形状
4号炉
原子炉建屋
f
制御建屋
Ds
Qd
Sh
3号炉
原子炉建屋
制御建屋
Ds
f b tr
Ss-1(+,-)
4.4
4号炉
原子炉建屋
f
11
制御建屋
Qd
4号炉
原子炉建屋
3号炉
原子炉建屋
f
b
tr
F
-
2
f-1
Ds
F-1
〔16.28〕
Ds
f b tr
Ss-11
12.2
〔10.07〕
Qd
Sh
制御建屋
Ds
3号炉
原子炉建屋
Ds
f-1
〔16.27〕
4号炉原子炉建屋底面+制御建屋底面+F-2破砕帯沿いのすべり
f
4.1
Qd
Sh
9
Ss-1(+,-)
3号炉原子炉建屋底面+4号炉原子炉建屋底面+制御建屋底面+F-1破砕帯沿いのすべり
F
-
2
f-1
Ds
F-1
8
4号炉
原子炉建屋
f b tr
最小すべり
安全率
Sh
4号炉原子炉建屋底面+制御建屋底面のすべり
f
基準地震動
3号炉
原子炉建屋
Ds
f-1
F
-
2
f-1
Ds
4.6
すべり面
番号
F
-
2
制御建屋
Ds
F-1
7
3号炉
原子炉建屋
最小すべり
安全率
F
-
2
4号炉
原子炉建屋
f
基準地震動
F-1
すべり面形状
F-1
すべり面
番号
3号炉原子炉建屋底面+4号炉原子炉建屋底面+制御建屋底面+F-3破砕帯沿いのすべり
Ss-1(-,-)
5.5
〔16.28〕
Qd
Sh
3号炉原子炉建屋底面+4号炉原子炉建屋底面+制御建屋底面のすべり
※基準地震動の(+,+)は位相反転なし、(-,+)は水平反転、(+,-)は鉛直反転、(-,-)は水平反転かつ鉛直反転を示す。
最小すべり安全率は最小値を示す基準地震動、発生時刻における値を記載。
:想定すべり面
・すべり安全率はいずれも評価基準値1.5を上回ることから、
すべりに対して十分な安定性を有している。
:すべり安全率の最小値
〔
〕は発生時刻(秒)
(
)は地盤物性のばらつきを考慮したすべり安全率
51
4.評価内容 相対変位・傾斜
■基礎底面両端の傾斜に対する安全性
・原子炉建屋、制御建屋基礎底面両端の鉛直方向の相対変位は、基礎底面両端それぞれの鉛直方向
の変位の差から算定する。
・基礎底面の傾斜は、基礎底面両端の鉛直方向の相対変位を基礎底面幅で除して求める。
・基礎底面の傾斜が、評価基準値の目安である1/2,000※を下回ることを確認する。
※ 審査ガイドには、一般建築物の構造的な障害が発生する許容値として建物の変形角を施設の傾斜
に対する評価の目安として1/2,000以下となることを確認することとされている。また、1/2,000程度
の傾斜であれば安全上重要な機器の機能が損なわれることはない。これらのことから、基礎底面
の傾斜に対する評価基準値を1/2,000とした。
52
4.評価結果 相対変位・傾斜
■ 3号炉基礎地盤(D-D’断面)
対象建屋
基準地震動
3号炉
原子炉建屋
Ss-15
最大相対変位量
|δAy-δBy|
最大傾斜
|δAy-δBy|
L
0.22cm
1/43,200
(T=13.13秒)
(L=94.94m)
(制御建屋)
■ 4号炉基礎地盤(E-E’断面)
対象建屋
基準地震動
4号炉
原子炉建屋
Ss-1(+,-)
Ss-1(-,+)
最大相対変位量
|δAy-δBy|
最大傾斜
|δAy-δBy|
L
0.39cm
1/24,300
(T=16.35秒)
(L=94.94m)
※基準地震動の(+,+)は位相反転なし、(-,+)は水平反転、(+,-)は鉛直反転、(-,-)は水平反転かつ鉛直反転を示す。
最大相対変位量、最大傾斜は最大値を示す基準地震動、発生時刻における値を記載。
・基礎底面に生じる傾斜は、評価基準値の目安である1/2,000を下回っていることから、
重要な機器・系統の安全機能に支障を与えるものではない。
53
4.評価結果 相対変位・傾斜
■ 3・4号炉基礎地盤(G-G’断面)
対象建屋
基準地震動
3号炉
原子炉建屋
Ss-1(+,+)
Ss-1(-,-)
4号炉
原子炉建屋
Ss-10
制御建屋
Ss-1(+,+)
Ss-1(-,-)
最大相対変位量
|δAy-δBy|
最大傾斜
|δAy-δBy|
L
0.56cm
1/12,800
(T=16.30秒)
(L=71.90m)
0.40cm
1/18,000
(T=18.02秒)
(L=71.90m)
0.25cm
1/22,400
(T=21.35秒)
(L=56.00m)
(制御建屋)
※基準地震動の(+,+)は位相反転なし、(-,+)は水平反転、(+,-)は鉛直反転、(-,-)は水平反転かつ鉛直反転を示す。
最大相対変位量、最大傾斜は最大値を示す基準地震動、発生時刻における値を記載。
・基礎底面に生じる傾斜は、評価基準値の目安である1/2,000を下回っていることから、
重要な機器・系統の安全機能に支障を与えるものではない。
54
4.緊急時対策所 基礎地盤の評価
■位置図
■地質断面図
1号炉
原子炉建屋
原子炉
補助建屋
2号炉
原子炉建屋
F’
C
C-C’断面
C’
タービン
建屋
原子炉
補助建屋
F
F-F’断面
55
4.評価結果 支持力及び相対変位・傾斜
■ 支持力
検討断面
基準地震動
C-C’断面
Ss-1(+,+)
F-F’断面
Ss-1(-,+)
地震時最大接地圧
(N/mm2)
2.8
〔16.28〕
5.3
〔16.28〕
※基準地震動の(+,+)は位相反転なし、(-,+)は水平反転、(+,-)は鉛直反転、(-,-)は水平反転かつ鉛直反転を示す。
〔〕は発生時刻(秒)
■ 相対変位・傾斜
検討断面
基準地震動
C-C'断面
Ss-10
F-F'断面
Ss-2
最大相対変位量
|δAy-δBy|
最大傾斜
|δAy-δBy|
L
0.15cm
1/25,700
(T=17.89秒)
(L=38.60m)
0.32cm
1/31,700
(T=20.15秒)
(L=101.35m)
原子炉補助建屋
※基準地震動の(+,+)は位相反転なし、(-,+)は水平反転、(+,-)は鉛直反転、(-,-)は水平反転かつ鉛直反転を示す。
地震時最大接地圧、最大相対変位量、最大傾斜は最大値を示す基準地震動、発生時刻における値を記載。
・地震時最大接地圧は、CM級以上の岩盤の極限支持力(13.7N/mm2以上)を下回っていることから、
基礎地盤は十分な支持力を有している。
・基礎底面に生じる傾斜は、評価基準値の目安である1/2,000を下回っていることから、重要な機器・
系統の安全機能に支障を与えるものではない。
56
4.評価結果 すべり安全率
■ すべり安全率(C-C’断面)
すべり面形状
1号炉
原子炉建屋
原子炉
Ds
補助建屋
Ds
Ss-4
1.9
〔10.67〕
すべり面
番号
すべり面形状
2号炉
原子炉建屋
原子炉
補助建屋
4
Qd
Gb
1号炉
原子炉建屋
f
Ds
Ds
Ss-4
砕
〔10.53〕
2号炉
原子炉建屋
3
Gb
1号炉
原子炉建屋
原子炉
Ds
補助建屋
f
Ds
帯
帯
D破砕
2.3
〔10.67〕
f
Ds
Ss-4
帯
砕
破
C
2.6
〔10.67〕
Gb
1号炉原子炉建屋底面+C破砕帯沿いのすべり
Ss-1(-,-)
3.4
〔16.28〕
2号炉
原子炉建屋
6
Gb
1号炉原子炉建屋底面+2号炉原子炉建屋底面+原子炉補助建屋底面沿いのすべり
原子炉
補助建屋
1号炉
原子炉建屋
f
Ds
Ds
Ds
Qd
砕帯
E破
砕帯
E破
砕
破
C
B破砕帯
Ds
Qd
Ss-4
Ds
Qd
2号炉原子炉建屋底面+原子炉補助建屋底面沿いのすべり
2号炉
原子炉建屋
1号炉
原子炉建屋
原子炉
Ds
補助建屋
5
砕帯
砕帯
D破砕
破
6.5
E破
E破
帯
帯
C
B破砕帯
Ds
Qd
Ds
Gb
B破砕帯
原子炉
補助建屋
帯
砕
破
C
帯
砕
破
C
B破砕帯
2
f
Ds
最小すべり
安全率
1号炉原子炉建屋底面+B破砕帯沿いのすべり
1号炉原子炉建屋底面+原子炉補助建屋底面沿いのすべり
2号炉
原子炉建屋
1号炉
原子炉建屋
B破砕帯
(1.57)
B破 砕帯
破
砕帯
D破砕
帯
帯
砕
C
E破
砕帯
E破
Qd
基準地震動
Ds
Ds
D破砕
帯
1
f
最小すべり
安全率
D破砕
帯
2号炉
原子炉建屋
基準地震動
D破砕
帯
すべり面
番号
Ss-4
2.0
〔10.67〕
Gb
1号炉原子炉建屋底面+D破砕帯沿いのすべり
※基準地震動の(+,+)は位相反転なし、(-,+)は水平反転、(+,-)は鉛直反転、(-,-)は水平反転かつ鉛直反転を示す。
最小すべり安全率は最小値を示す基準地震動、発生時刻における値を記載。
・すべり安全率はいずれも評価基準値1.5を上回ることから、
すべりに対して十分な安定性を有している。
:想定すべり面
:すべり安全率の最小値
〔
〕は発生時刻(秒)
(
)は地盤物性のばらつきを考慮したすべり安全率
57
4.評価結果 すべり安全率
■ すべり安全率(C-C’断面)
f
Ds
Ds
破
砕
9
Gb
2号炉原子炉建屋底面+D破砕帯沿いのすべり
2号炉
原子炉建屋
8
1号炉
原子炉建屋
原子炉
Ds
補助建屋
f
Ds
B破砕帯
Ss-1(-,-)
4.2
〔16.28〕
2号炉
原子炉建屋
10
f
Ds
帯
破
砕
C
Ss-1(+,-)
5.0
〔16.28〕
Gb
Gb
1号炉原子炉建屋底面+2号炉原子炉建屋底面+原子炉補助建屋底面+B破砕帯沿いのすべり
原子炉
補助建屋
1号炉
原子炉建屋
f
Ds
Ds
Ds
Qd
砕帯
D破砕
帯
砕
破
C
1号炉
原子炉建屋
原子炉
Ds
補助建屋
最小すべり
安全率
1号炉原子炉建屋底面+2号炉原子炉建屋底面+原子炉補助建屋底面+C破砕帯沿いのすべり
E破
砕帯
E破
帯
Ds
Qd
基準地震動
Ds
Qd
砕帯
B破砕帯
帯
C
7.7
〔10.53〕
2号炉
原子炉建屋
E破
砕帯
E破
Qd
D破砕
帯
Ds
Ss-4
すべり面形状
B破砕帯
1号炉
原子炉建屋
すべり面
番号
帯
破
砕
C
B破砕帯
7
原子炉
補助建屋
最小すべり
安全率
帯
2号炉
原子炉建屋
基準地震動
D破砕
すべり面形状
D破砕
帯
すべり面
番号
Ss-1(-,-)
3.4
〔16.28〕
Gb
1号炉原子炉建屋底面+2号炉原子炉建屋底面+原子炉補助建屋底面+D破砕帯沿いのすべり
※基準地震動の(+,+)は位相反転なし、(-,+)は水平反転、(+,-)は鉛直反転、(-,-)は水平反転かつ鉛直反転を示す。
最小すべり安全率は最小値を示す基準地震動、発生時刻における値を記載。
・すべり安全率はいずれも評価基準値1.5を上回ることから、
すべりに対して十分な安定性を有している。
:想定すべり面
:すべり安全率の最小値
〔
〕は発生時刻(秒)
(
)は地盤物性のばらつきを考慮したすべり安全率
58
4.評価結果 すべり安全率
■ すべり安全率(F-F’断面)
すべり面
番号
1
すべり面形状
タービン
建屋
基準地震動
原子炉
補助建屋
Ss-1(-,-)
最小すべり
安全率
4.3
〔16.28〕
すべり面
番号
すべり面形状
タービン
建屋
4
基準地震動
原子炉
補助建屋
最小すべり
安全率
2.3
Ss-1(+,-)
〔16.27〕
(1.9)
原子炉補助建屋底面+タービン建屋底面のすべり
2
タービン
建屋
原子炉補助建屋底面+タービン建屋底面+D破砕帯沿いのすべり
原子炉
補助建屋
Ss-1(-,-)
5.6
〔16.28〕
5
原子炉補助建屋底面のすべり
3
タービン
建屋
タービン
建屋
原子炉
補助建屋
Ss-11
5.9
〔10.35〕
原子炉補助建屋底面+C破砕帯沿いのすべり
原子炉
補助建屋
Ss-1(-,-)
4.8
〔16.28〕
原子炉補助建屋底面+タービン建屋底面+C破砕帯沿いのすべり
タービン
建屋
6
原子炉
補助建屋
Ss-1(-,-)
6.8
〔16.27〕
原子炉補助建屋底面+D破砕帯沿いのすべり
※基準地震動の(+,+)は位相反転なし、(-,+)は水平反転、(+,-)は鉛直反転、(-,-)は水平反転かつ鉛直反転を示す。
最小すべり安全率は最小値を示す基準地震動、発生時刻における値を記載。
・すべり安全率はいずれも評価基準値1.5を上回ることから、
すべりに対して十分な安定性を有している。
:想定すべり面
:すべり安全率の最小値
〔
〕は発生時刻(秒)
(
)は地盤物性のばらつきを考慮したすべり安全率
59